JP6078721B2 - 逆流防止装置 - Google Patents
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Description
本体部は、円形状であって、排水機器の排水口に水密的に取り付けられる。また、下面に、下方に垂設されるガイド部を本体部と同軸に備える。更に該ガイド部は側面方向に突設した鍔部を構成して成る。
開口部は、前記本体部に複数開口される。
弁体は、平面視中心に開口を備えた円形のドーナツ状であって、比重が1よりも軽く構成されガイド部をその軸として上下動自在に配置されている。また、その上面には、突起が同心円軸上に突設され、更にこの突起は弁体が上昇した際に、本体部の開口部周縁に当接する。
従って、図10に示す弁体においては、前記本体部下方に垂接されるガイド部と当接する、開口を被ガイド部としている。
この逆流防止装置の作用としては、図10(a)に示すように、通常時は弁体がその自重により下降して、弁体の下面が前記鍔部に当接されて配置されており、本体部の上面部から排水があると、本体部の上面側から開口部を介して下面側へと排水される。
また、本体部の下面からの逆流水に対しては、図10(b)に示したように弁体が1より軽い比重で構成されているので、弁体が逆流水に伴って上昇し、弁体の突起が本体部の下面の開口部周縁に当接する。このとき、開口部は弁体の突起によって水密的に閉塞されているため、逆流水が本体部へ逆流することはない。
また、逆流水が収まると弁体はその自重により下降して、前記鍔部に当接される。
本体部は、円形状であって、排水機器の排水口に水密的に取り付けられる排水筒を有している。又、前記排水筒の周囲には複数の開口を有しており、当該開口に小室が取り付けられる。
小室は略U字状であって、内部に弁体を上下動可能に収納し、小室の側壁をガイド部とすると共に、内部に排水の移動が可能な孔を有している。
図12(a)に示すように、弁体は逆U字形状又は砲丸形であり、又、図12(b)に示すように外周に複数の突起を有している。当該突起は小室と弁体との接触面積を減じさせ、弁体の上下動をスムーズにさせる。
従って、当該弁体においては、小室の側壁と当接する突起を被ガイド部としている。
この逆流防止装置の作用としては、通常時は弁体が自重により下降して、弁体の下面が小室の底に当接して配置されており、本体部の上面部から排水があると、排水は本体部の開口を通り、小室に設けられた孔より下面側へと排水される。
又、本体部の下面からの逆流水に対しては、弁体が逆流水に伴って上昇し、弁体の上方が本体部の下面の開口部周縁に当接される。このとき、開口部は弁体によって水密的に閉塞されているため、逆流水が本体部へ逆流することはない。尚、当該弁体の上昇の際には、小室の内壁がガイド部の役割を果たす。
又、逆流水が収まると弁体はその自重により下降して、小室の底に当接される。
しかし、図11に記載の逆流防止装置においては、下方より急激な逆流水が発生した際に、弁体が小室内で傾いた場合、突起がガイド部に引っ掛かり動作しなくなる場合があった。
該本体部に開口された開口部と、
該開口部を閉塞する弁体と、
前記弁体の動作をガイドするガイド部と、
から構成される逆流防止装置において、
前記弁体は、前記ガイド部と当接する被ガイド部を有し、
ガイド部は、本体部の内側側面に設けられ、弁体の外側に接すると共に、
前記ガイド部の上端から下端にかけて、被ガイド部との当接の際の接触抵抗を減じる突起を設けたことを特徴とする逆流防止装置である。
尚、各実施形態において、前の実施形態で説明したものや図面より明らかである等、改めて説明する必要の無い構造については、記載を省略する。
図1乃至図4に記載の本発明の第一実施形態における逆流防止装置1は、使用により排水が排出される設備機器に接続される。
又、本発明の第一実施形態の設備機器は、図1に示すように浴槽Bと、浴槽パンPと、浴槽Bからの排水を下流側へと排出するエルボ部材20と、目皿部材25と、から成る。尚、前記目皿部材25には逆流防止装置1が取り付けられている。
排水栓16は、上端にフランジ部を備えた円筒形の部材であって、浴槽Bの排水部15に取り付けられる。排水栓16の下端側にはゴム等の可撓性を有する部材から成るジャバラ形状の水密管17が嵌合されており、当該水密管17によって、下方のエルボ部材20の上方に設けられている目皿部材25と水密的に連結する。
第一排水口26は浴槽Bが載置される際に前記水密管17と連結し、浴槽Bからの排水をエルボ部材20へと流入させる開口である。又、第一排水口26は下方に垂下する筒状部分を有している。
一方、第二排水口27は浴槽パンPからの排水をエルボ部材20へと流入させる開口であって、後述する逆流防止装置1が取り付けられている。又、第二排水口27も下方に垂下する筒状部分を有し、当該筒状部分によって、逆流防止装置1に側方から排水が当接することを防ぐ。
本体部2は周囲にパッキン10を備えており、目皿部材25の第二排水口27に水密的に取り付けられる。尚、第二排水口27に取り付けられた際、本体部2の上面は目皿部材25の上面と略面一となる。
開口部3は、図3に示すように、本体部2に設けられた円弧状の開口であって、2箇所設けられている。又、開口部3の下面側周縁には突条6が設けられている。
ガイド部4は本体部2の下面中央より垂設された、内部が中空の略円筒状であり、後述する弁体11を挿通する。又、ガイド部4は図2(b)に示すように、中程から下端にかけて突起5を等間隔に4箇所有している。即ち、ガイド部4の上端付近の断面は断面視円形であるが、下端付近の断面は円形の周囲4箇所に円弧状の突起5が突出している形となっている。そして、ガイド部4下端には、弁体11の落下防止の為の鍔部8が接着されている。
鍔部8は後述する弁体11がガイド部4より落下しないよう支える部材であり、ガイド部4よりも幅広であって、上面に突出部9が設けられている。
尚、開口部3の下面側周縁に設けられた突条6は、開口部3の縁に沿って設けられており、鍔部8の上面に設けられた突出部9は、ガイド部4の周囲4箇所に設けられている。
係合爪7は本体部2の下面より下方に伸び、第二排水口27と係合する爪部分であって、等間隔に4箇所設けられている。
又、逆流防止装置1は本体部2の上面側において、把持部13を有している。把持部13は目皿部材25より逆流防止装置1を取り外す際に把持される部分であり、本体部2より斜め上方に向けて延設されている。
従って、弁体11はガイド部4によって上下動をガイドされ、確実に前記開口部3を開閉する。
そして、浴槽パンPからの排水が生じた場合、開口部3より浴槽パンPの排水がエルボ部材20へと排出される。
そして、エルボ部材20側からの逆流水の発生が終了すると、弁体11は自重によって再びガイド部4の下端まで下降する。
又、ガイド部34は下端において内向きにフランジ状の鍔部38を形成し、後述する弁体41の落下を防止する。鍔部38は上面に突出部39を備えると共に、開口部33から流入した排水を下流側へと排出する為の流出開口37を備えている。尚、流出開口37は略円弧状であり、突出部39の外側且つ前記4箇所に設けられた突起35間に設けられている。
又、本体部32の上方から排水が生じた場合、排水は開口部33より流入し、流出開口37より下流へと排出される。この時、流出開口37は前記4箇所に設けられた突起35間に設けられている為、弁体41によって閉塞されることはなく好適な排水が可能である。
一方、弁体11は第一実施形態と同様、平面視円形の平板状であって、中心にガイド部54が挿通する円形の開口である、被ガイド部12が設けられている。
又、「頂点」は必ずしも鋭利に尖っている必要はない。
又、「円形形状」とは正円である必要は無く、円弧部分を有する形状であれば良い。
尚、第三実施形態では、軸方向視四角形形状の本体部62の四隅に流出開口65が設けられている。
尚、ガイド部と被ガイド部の形状については上記実施形態に限るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
2,32,52,62 本体部
3,33 開口部
4,34,54,64,74,84 ガイド部
5,35,78,88 突起
11,41,76,86 弁体
12,42,77,87 被ガイド部
Claims (1)
- 排水口に取り付けられる本体部と、
該本体部に開口された開口部と、
該開口部を閉塞する弁体と、
前記弁体の動作をガイドするガイド部と、
から構成される逆流防止装置において、
前記弁体は、前記ガイド部と当接する被ガイド部を有し、
ガイド部は、本体部の内側側面に設けられ、弁体の外側に接すると共に、
前記ガイド部の上端から下端にかけて、被ガイド部との当接の際の接触抵抗を減じる突起を設けたことを特徴とする逆流防止装置。
Priority Applications (1)
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JP2012043498A JP6078721B2 (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012043498A JP6078721B2 (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 逆流防止装置 |
Publications (2)
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JP2013181275A JP2013181275A (ja) | 2013-09-12 |
JP6078721B2 true JP6078721B2 (ja) | 2017-02-15 |
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ID=49272142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012043498A Active JP6078721B2 (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 逆流防止装置 |
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2012
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