JP6077748B2 - 遊技場用管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、大当たりが終了した後、所定回数の抽選結果を表示するまで大当たりの当選確率が高くなる高確率状態を始動入賞口への入賞確率が高くなる高頻度状態を含んで実行する遊技機を管理する遊技場用管理装置に関する。
パチンコ遊技機では、始動入賞口に玉が入賞すると、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるか否かの抽選が行われ、大当たりが当選して大当たり状態が発生した場合には大入賞口を開放するものが提供されている。大入賞口に玉が入賞することで、遊技者に遊技価値としての玉を付与する。又、多くのパチンコ遊技機では、大当たりが終了した後に、大当たり当選となる確率が高くなる確変状態(高確率状態)を設定するようになっている。このような確変状態を設定することで大当たり状態が連続して発生し易くなり、パチンコ遊技機の興趣を高めることができる。
ここで、例えば、特許文献1に記載されているように、パチンコ遊技機によっては、大当たりが終了した後、所定回数の図柄変動が終了するまで、つまり、所定回数の抽選結果を表示するまで確変状態となるST(スペシャルタイム)状態を設定する機種がある。ST状態では、確変状態が所定回数の図柄変動にて終了することにより確変状態が長期間に亘って継続することがないことから、大当たり終了後に確変状態を設定する頻度を高くすることや、確変状態における大当たり当選確率をより高くすることが可能となる。
特開2011−30716号公報
このようなST状態(確変状態)は大当たり当選となり易い状態であるため、遊技者は大当たりが終了した後、ST状態が終了するまでは少なくとも遊技を行うのが通常である。
ところで、ST状態が終了するまでに大当たりが発生せず、大当たりにて得た玉が全てなくなってしまった場合や多くの玉がなくなってしまった場合には、玉を得にくい遊技機であると遊技者が考え遊技意欲が低下してしまう。このため、大当たりにて得た玉数とST状態にて減少した玉数との関係は重要であり、遊技者の遊技意欲が低下しないように適度な調整を行う必要がある。
しかしながら、ST状態として、確変状態において時短状態(高頻度状態)と時短状態でない状態の両方が発生する機種があり、このような機種では、確変状態中に時短状態と時短状態でない状態の2つの異なる状態が含まれることになる。このため、従来の管理方法では、集計データから遊技機の特性を把握することが難しく、ST状態中に減少した玉数を良好に管理することが難しかったり、釘調整が難しかったりする。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、大当たりが終了した後、所定回数の抽選結果を表示するまで大当たりの当選確率が高くなる高確率状態を始動入賞口への入賞確率が高くなる高頻度状態を含んで実行する遊技機において、高確率状態にて減少する遊技価値の大きさが適度であるか否かを良好に特定することができる遊技場用管理装置を提供することにある。
本発明は、玉が流下する遊技領域に向けて玉を発射する発射手段と、前記遊技域を流下する玉が入賞可能な始動入賞口と、前記始動入賞口へ玉が入賞した場合に大当たり当選か否かの抽選を実行する抽選手段と、前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された抽選結果が大当たり当選の場合に、遊技者に有利な大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、前記大当たり状態が発生している場合に玉が入賞し易くなる大入賞口と、前記大入賞口に玉が入賞した場合に、玉を発射するために使用可能な価値又は玉そのものである遊技価値を遊技者に付与する付与手段と、前記大当たり状態が終了した後に大当たり当選となる確率が高くなる高確率状態を設定する高確率状態設定手段と、前記高確率状態を設定した後、前記表示手段にて抽選結果が第1回数表示された場合に、前記高確率状態を終了する高確率状態終了手段と、前記始動入賞口に対応して設けられ、前記始動入賞口に玉が入賞し易い開状態と、前記始動入賞口に玉が入賞しにくい閉状態に切換可能な切換手段と、前記切換手段が前記開状態となる頻度が高くなる高頻度状態を前記高確率状態と重複するように設定する高頻度状態設定手段と、前記高確率状態が終了するよりも先に終了するよう前記表示手段にて抽選結果が前記第1回数よりも少ない第2回数表示された場合に前記高頻度状態を終了する高頻度状態終了手段とを備えた遊技機を管理対象とする遊技場用管理装置であって、
前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさである大当たり付与価値を特定する付与価値特定手段と、前記大当たり状態が終了してから前記大当たり当選となることなく前記高確率状態が終了するまでに減少した遊技価値の大きさである減少価値を特定し、さらに、一の前記高確率状態のうち、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した遊技価値の大きさと、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少した遊技価値の大きさとをそれぞれ算出し、前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさから減算する減少価値特定手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出する差価値算出手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少する遊技価値の大きさを変更することなく前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が当該特別価値よりも大きくなるための前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態において減少可能な遊技価値の大きさ、又は、前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態における遊技価値の大きさの減少率を特別算出する特別算出手段と、を備えたものである(請求項1)。
本発明は、玉が流下する遊技領域に向けて玉を発射する発射手段と、前記遊技域を流下する玉が入賞可能な始動入賞口と、前記始動入賞口へ玉が入賞した場合に大当たり当選か否かの抽選を実行する抽選手段と、前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された抽選結果が大当たり当選の場合に、遊技者に有利な大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、前記大当たり状態が発生している場合に玉が入賞し易くなる大入賞口と、前記大入賞口に玉が入賞した場合に、玉そのものである遊技価値を遊技者に付与する付与手段と、前記大当たり状態が終了した後に大当たり当選となる確率が高くなる高確率状態を設定する高確率状態設定手段と、前記高確率状態を設定した後、前記表示手段にて抽選結果が第1回数表示された場合に、前記高確率状態を終了する高確率状態終了手段と、前記始動入賞口に対応して設けられ、前記始動入賞口に玉が入賞し易い開状態と、前記始動入賞口に玉が入賞しにくい閉状態に切換可能な切換手段と、前記切換手段が前記開状態となる頻度が高くなる高頻度状態を前記高確率状態と重複するように設定する高頻度状態設定手段と、前記高確率状態が終了するよりも先に終了するよう前記表示手段にて抽選結果が前記第1回数よりも少ない第2回数表示された場合に前記高頻度状態を終了する高頻度状態終了手段と、前記付与手段が付与した玉を貯留する玉貯留皿とを備えた遊技機を管理対象とする遊技場用管理装置であって、
前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさである大当たり付与価値を特定する付与価値特定手段と、前記大当たり状態が終了してから前記大当たり当選となることなく前記高確率状態が終了するまでに減少した遊技価値の大きさである減少価値を特定し、さらに、一の前記高確率状態のうち、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した遊技価値の大きさと、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少した遊技価値の大きさとをそれぞれ算出し、前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさから減算すると共に、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した玉数を算出可能な減少価値特定手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出する差価値算出手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少する遊技価値の大きさを変更することなく前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が当該特別価値よりも大きくなるための前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態において減少可能な遊技価値の大きさ、又は、前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態における遊技価値の大きさの減少率を特別算出する特別算出手段と、前記玉貯留皿に貯留可能な玉の最大貯留数、及び前記玉貯留皿の底面全域を覆うのに最小限必要な玉の貯留数を示す中間貯留数を設定する貯留数設定手段と、前記大当たり状態が終了してから前記高頻度状態が終了するまでに、前記最大貯留数から前記中間貯留数を減算した値以上の玉が減少している場合に、遊技場の管理者に対して異常報知を実行する異常報知実行手段と、を備えたものである(請求項2)。
本発明は、玉が流下する遊技領域に向けて玉を発射する発射手段と、前記遊技域を流下する玉が入賞可能な始動入賞口と、前記始動入賞口へ玉が入賞した場合に大当たり当選か否かの抽選を実行する抽選手段と、前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された抽選結果が大当たり当選の場合に、遊技者に有利な大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、前記大当たり状態が発生している場合に玉が入賞し易くなる大入賞口と、前記大入賞口に玉が入賞した場合に、玉そのものである遊技価値を遊技者に付与する付与手段と、前記大当たり状態が終了した後に大当たり当選となる確率が高くなる高確率状態を設定する高確率状態設定手段と、前記高確率状態を設定した後、前記表示手段にて抽選結果が第1回数表示された場合に、前記高確率状態を終了する高確率状態終了手段と、前記始動入賞口に対応して設けられ、前記始動入賞口に玉が入賞し易い開状態と、前記始動入賞口に玉が入賞しにくい閉状態に切換可能な切換手段と、前記切換手段が前記開状態となる頻度が高くなる高頻度状態を前記高確率状態と重複するように設定する高頻度状態設定手段と、前記高確率状態が終了するよりも先に終了するよう前記表示手段にて抽選結果が前記第1回数よりも少ない第2回数表示された場合に前記高頻度状態を終了する高頻度状態終了手段と、前記付与手段が付与した玉を貯留する玉貯留皿とを備えた遊技機を管理対象とする遊技場用管理装置であって、前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさである大当たり付与価値を特定する付与価値特定手段と、前記大当たり状態が終了してから前記大当たり当選となることなく前記高確率状態が終了するまでに減少した遊技価値の大きさである減少価値を特定し、さらに、一の前記高確率状態のうち、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した遊技価値の大きさと、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少した遊技価値の大きさとをそれぞれ算出し、前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさから減算すると共に、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した玉数を算出可能な減少価値特定手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出する差価値算出手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知手段と、前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少する遊技価値の大きさを変更することなく前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が当該特別価値よりも大きくなるための前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態において減少可能な遊技価値の大きさ、又は、前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態における遊技価値の大きさの減少率を特別算出する特別算出手段と、前記玉貯留皿に貯留可能な玉の最大貯留数、及び前記玉貯留皿の底面全域を覆うのに最小限必要な玉の貯留数を示す中間貯留数を設定する貯留数設定手段と、前記大当たり状態が終了してから前記高頻度状態が終了するまでに、前記最大貯留数から前記中間貯留数を減算した値以上の玉が減少している場合に、遊技場の管理者に対して異常報知を実行する異常報知実行手段と、を備えたものである(請求項3)。
請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用管理装置において、
前記大当たり発生手段は、第1大当たり状態と当該第1大当たり状態よりも遊技者に付与する遊技価値の大きさが小さい第2大当たり状態とを発生させ得るものであり、前記差価値算出手段は、前記第2大当たり状態における前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出するようにしてもよい(請求項)。
高確率状態は大当たり当選となる確率が高いため、遊技者は高確率状態が終了するまでは遊技を行うのが通常である。しかしながら、大当たり当選となることなく高確率状態が終了した場合に、大当たり状態にて得た遊技価値が大きく減少していた場合、又は大当たり状態にて得た遊技価値がなくなった場合、遊技価値を得にくい遊技機であると遊技者が考え、遊技意欲が極端に低下することや、再びこの遊技機にて遊技を行おうという意欲が低下することが考えられる。そして、一の高確率状態において高頻度状態と高頻度状態ではない場合との両方が発生する場合、高確率状態が終了した場合に減少した遊技価値の大きである減少価値を管理者が特定しにくいことや適度な遊技機の調整を管理者が行いにくいことが考えられる。この点、請求項1,3の発明によれば、大当たり付与価値と減少価値との差を算出することができるため、高確率状態が終了した段階にて、大当たり状態にて得た遊技価値の大きさのうちどの程度の遊技価値を遊技者が所持しているかを良好に特定できる。これにより、遊技機を調整することで、高確率状態が終了した場合に遊技者の遊技意欲が低下しにくいように遊技者が所持する遊技価値の大きさを調整することが可能となる。この結果、遊技者の遊技意欲が低下することを抑制しつつ、遊技場の利益を確保可能な調整を遊技機に行い易くすることが可能となる。
また、大当たり当選となることなく高確率状態が終了した場合の遊技者が所持する遊技価値が特別価値よりも小さい場合は特別報知が行われるので、その特別報知を確認した場合に、減少する遊技価値の大きさが不適当であるとして遊技機の調整を行えばよい。つまり、高確率状態において減少する遊技価値の大きさが不適当であることを管理者が特定し易い。
さらに、高確率状態であっても高頻度状態が設定されていない状態は、遊技価値の減少という点に着眼すれば、高確率状態及び高頻度状態のいずれの状態も設定されていない通常状態と同じである。通常状態の遊技価値の減少は遊技場の利益に大きく影響を与えるため、特別報知を確認したとしても高頻度状態が設定されていない状態、つまり通常状態の調整を行いたくないと考える管理者も存在する。これに対して請求項1,3の発明によれば、大当たり付与価値と減少価値との差が特別価値よりも大きくなるためには、高頻度状態が設定されている場合の遊技機の調整をどのように行えばよいかを特別算出手段の算出結果から特定できる。これにより、高頻度状態が設定されていない状態の調整を行わなくとも大当たり付与価値と減少価値との差が特別価値よりも小さい状態が継続してしまうことを抑制できる。
高頻度状態が終了した時点で玉貯留皿に残留している玉が上玉貯留皿を隠す程度であるか否かを把握することができる。即ち、上玉貯留皿の底面が玉で全て覆われていれば外見上玉が減少したことを実感しにくいので、高頻度状態での減少数が適量であったと判断することができる。これにより、高頻度状態における玉の減少量を適度に調整することが可能となる。つまり、請求項2,3の発明によれば、高頻度状態が設定されている状態の調整を良好に行うことが可能となる。この結果、遊技者の遊技意欲が低下することを抑制する調整をし易くする効果を高めることが可能となる。
付与する遊技価値の大きさが異なる大当たり状態があるため、付与する遊技価値の大きさが小さい大当たり当選となった場合、得た遊技価値の大きさが小さいため遊技者の遊技意欲が低下し易い。それに加え、高確率状態が終了した場合に大きく遊技価値が減少していると、遊技者の遊技意欲が極端に低下してしまう。この点、請求項の発明によれば、付与する遊技価値の大きさが小さいために遊技者の遊技意欲が低下し易い大当たり状態を基準として、高確率状態にて減少する遊技価値の大きさを特定することができるので、高確率状態において遊技者の遊技意欲が極端に低下することを抑制できる。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す図 遊技機の正面図 遊技機の遊技状態の遷移を示す図 始動入賞口に対応した振分率を示す図 管理装置による遊技データの一例を示す図 上皿の平面図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システム1の全体構成を示している。遊技場用システム1は、複数のパチンコ遊技機(以下「遊技機」)2、各遊技機2に対応して設けられている貸出装置3及び呼出ランプ4、図示しない管理室などに設けられている遊技場用管理装置(以下「管理装置」)5(付与価値特定手段、減少価値特定手段、差価値算出手段、特別報知手段、貯留数設定手段、異常報知実行手段に相当)などから構成されている。
貸出装置3は、硬貨投入口3aに硬貨が投入された状態、又は、固有のIDが記録されたプリペイドカードがカード挿入口3bに挿入されて払出釦3cが押下げられた状態で、特定された有価価値に基づいて遊技価値としてのパチンコ玉(貸玉)を払出口3dから遊技機2に払い出す(付与する)。又、貸出装置3は、パチンコ玉の払出(付与)に伴って、売上信号を呼出ランプ4に送信する。貸出装置3の情報表示部3eでは、貸出情報や対応する遊技機2に関する各種の遊技情報なども表示可能である。呼出ランプ4は、遊技機2及び貸出装置3と管理装置5との間のデータを中継すると共に、各種の情報を表示装置6に表示する。
管理装置5は、モニタ7及びキーボード8を有していると共に、LAN9を介して呼出ランプ4に接続されている。管理装置5は、図示しないマイクロコンピュータを含む制御装置を備えており、各遊技機2から出力される各種の遊技信号に基づいて、各遊技機2についての大当たり確率や売上げなどの稼動データを遊技機別に集計及び記憶して管理するものである。
図2は遊技機2の正面図である。遊技機2は、遊技者によるハンドル装置10の操作に応じて発射装置11(発射手段に相当)からパチンコ玉を遊技領域である盤面12に発射する。盤面12に発射されたパチンコ玉が複数設けられている入賞口に入賞すると、入賞した入賞口に対応する数のパチンコ玉が払い出される(遊技者へ付与される)。盤面12の中央には、液晶表示装置13が設けられており、発射されたパチンコ玉が液晶表示装置13の下方に設けられている上始動入賞口14又は下始動入賞口15に入賞すると、抽選手段により後述する抽選が行われ、液晶表示装置13(表示手段に相当)に表示されている図柄が変動することで抽選結果を表示する。
液晶表示装置13において所定時間の変動後に停止した図柄が大当たり図柄の場合には、遊技者に有利な大当たり状態が大当たり発生手段により発生し、大入賞口16が所定の終了条件が成立するまで開閉する。本実施形態では、液晶表示装置13には1〜9の数字が3列に表示され、基本的には、その3列に同じ数字が停止表示されたときに大当たり状態が発生する。
遊技機2の場合、上記した抽選の起因となるいわゆる保留玉の上限は4個であり、図柄変動中に再度始動入賞口14,15にパチンコ玉が入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。このとき、液晶表示装置13下部の特図保留表示部17に保留玉数を表示する。盤面12の図示右方には、例えばLEDなどで構成され、始動入賞口14,15への入賞に応じて実行される抽選の結果を示す特図表示部18が設けられている。
盤面12の図示左方には、ゲート19、例えばLEDで構成された普図表示部20及び普図保留表示部20aが設けられている。盤面12に発射されたパチンコ玉がゲート19を通過すると、下始動入賞口15に対応して設けられている電チュー21(切換手段に相当)を開放するか否かの普図抽選が実行され、その抽選結果が普図表示部20に表示される。この電チュー21は、開放状態では下始動入賞口15へのパチンコ玉の流入を促す一方、閉鎖状態では下始動入賞口15へのパチンコ玉の流入を阻害する。
上記した普図抽選に対する保留玉の上限は2個であり、普図抽選中に再度ゲート19をパチンコ玉が通過した場合は上限まで保留し、普図抽選の終了後に順次保留した普図抽選を実行する。このとき、普図保留表示部20aに普図保留玉数を表示する。遊技機2には、各種の演出を実行するための装飾ランプ22及びスピーカ23が設けられていると共に、払出装置24から払出された玉が貯留される上玉貯留皿(以下「上皿」)25、及びこの上皿25から溢れた玉が貯留される下玉貯留皿(以下「下皿」)26が設けられている。
尚、上皿25に貯留可能な最大貯留数は300〜400玉の範囲であり、上皿25の底面全域が埋まる程度の玉数は150〜200個の範囲であり、機種によって異なる。
上記遊技機2のスペックは次の通りである。
・普図当選確率 通常状態:1/30、時短状態:1/1
・電チュー開放時間 通常状態:0.2秒、時短状態:1.5秒×3回
・普図変動時間 通常状態:30秒、時短状態:1秒
・払出数 始動入賞口:3個、大入賞口:15個
・特図の種類:1〜9
・特図当選確率 通常状態:1/230、確変状態:1/60
・特図当選時の確変状態突入率:100%
遊技機2は、大当たり状態として4R(ラウンド)大当たり状態(第2大当たり状態に相当)と16R大当たり状態(第1大当たり状態に相当)とを発生するようになっており、始動口14,15への入賞に対して各大当たり当選の振分率が設定されている。
図4は大当たり種別に応じた振分率を示している。上始動入賞口14に入賞した場合の4R大当たり状態への振分率は95%に設定されていることから、上始動入賞口14に入賞した場合はほぼ4R大当たり状態が発生する。このことは、通常状態において大当たり状態となる初当たりはほぼ4R大当たり状態であることを意味している。
尚、始動入賞口14,15への入賞により当該入賞を消化するための保留が同時に発生した場合は、下始動入賞口15への入賞に基づく保留を優先して消化するようになっている。
遊技機2は、大当たり状態、確変状態、時短状態であることを示す信号を出力すると共に、上始動入賞口14や下始動入賞口15に玉が入賞したことを示す信号を出力する。
次に、遊技機2に設けられている遊技状態について説明する。図3は遊技機2の遊技状態の遷移を示している。遊技機2には、通常状態、大当たり状態、確変+時短状態(高頻度状態に相当)、確変状態、時短状態の5つの遊技状態が設けられている。これらの遊技状態は、予め定められた条件に従って遷移する。具体的には、通常状態において大当たりに当選すると、大当たり状態が発生する。大当たり状態が終了すると、確変状態設定手段(高確率状態設定手段に相当)及び時短状態設定手段(高頻度状態設定手段に相当)により確変+時短状態が発生し、その状態において大当たり当選することなく40回(第2回数に相当)の図柄変動が終了すると、時短状態終了手段(高頻度状態終了手段に相当)により時短状態が終了し、時短状態がつかない確変状態となる。その確変状態で大当たりに当選すると、大当たり状態が発生するのに対して、大当たりに当選することなく30回の図柄変動が終了すると、通常状態となる。つまり、確変状態において大当たり当選しない場合は70回(第1回数に相当)の図柄変動が行われたところで、確変状態終了手段(高確率状態終了手段に相当)により確変状態が終了する。尚、上記抽選手段、大当たり発生手段、確変状態設定手段、確変状態終了手段、時短状態設定手段、時短状態終了手段は、遊技機2が有する制御装置がプログラムを実行することで実現される。
一方、確変+時短状態において、大当たりに当選すると、大当たり状態が発生する。大当たり状態が終了すると確変+時短状態が発生し、その状態において大当たり当選することなく70回の図柄変動が終了すると、確変状態がつかない時短状態となる。その状態において大当たり当選することなく30回の図柄変動が終了すると、通常状態となる。
要するに、いずれの大当たり状態が終了しても70回転の確変状態に100%突入するが、通常状態において大当たり状態となる初当たり終了後は時短状態が40回転しか行われないのに対して、確変+時短状態において大当たり当選すると、その終了後に時短状態が100回転(確変状態は70回転まで)行われる。
さらに、時短状態で電チュー21のサポートを受ける下始動入賞口15では16R大当たり当選の振分が50%と高いので、一度時短状態100回に突入すれば、16R大当たり状態が発生して大量の出玉を見込むことができる。これに対して、初当たりは概ね電チュー21と関係ない上始動入賞口14に基づく大当たり当選のため、4R大当たり当選の可能性が高く、さらに、70回転までに大当たり当選となっていない場合、41回転目から電チュー21のサポートもないため、ほとんど残玉がなくなっている。
本発明は、このような初当たり後の確変状態において大当たり当選することなく確変状態が終了するように遷移(図3に太線で強調)した場合の上皿25の残玉数に対する遊技者の心理に着眼し、当該残玉数が遊技者の遊技意欲を低下させないだけの玉数となるように管理することを特徴とするものである。
このような管理を可能とするために、管理装置5は本発明に関連した遊技データを管理している。
図5は管理装置5による遊技データの一例を示している。遊技データは10玉単位で管理するのが一般的であるが、説明の容易化のために1玉単位で管理しているものとする。遊技データとしては、通常状態及び大当たり状態時の遊技データに加えて次の各項目が設定されている。
・上皿の最大貯留数=遊技機2の上皿25に貯留可能な最大貯留数(下皿26に流下する状態の貯留数)。
・底面を覆うための貯玉数(中間貯留数に相当)=上皿25の底面全域が埋まる程度の玉数。
・補正T1Y=4R大当たり状態の平均出玉。大当たり状態の(セーフ−アウト)で判定する。補正T2Yとの区別は出玉数で判定する。
・補正T2Y=15R大当たり状態の平均出玉。
・ベース=通常状態における出玉率(=Bセーフ/Bアウト)(単位は%)。
・Bスタート=通常状態において消化した回転数。
・Bセーフ(アウト)=通常状態におけるセーフ(アウト)。
・BA=時短状態におけるベース。
・T2スタート=時短状態において消化した回転数。
・T2S1=時短状態において始動入賞口14,15に入賞した玉数。
・T2セーフ(アウト)=時短状態におけるセーフ(アウト)。
・時短40減少玉数=時短状態を40回転消化するのに減少する平均玉数。
・通常状態30減少玉数=通常状態を30回転消化するのに減少する平均玉数。
・時短40通常30残玉数=補正T1Y−(通常状態30減少玉数+時短40減少玉数)。つまり、通常状態において発生した大当たり状態後に発生した確変状態が大当たり状態となることなく終了した時点での残玉数が最小となるのは、初当たりが4R大当たり状態であることから、4R大当たり状態後に時短状態を40回転、通常状態を30回転消化した場合の残玉数を求めるもので、時短40減少玉数+通常状態30減少玉数が減少価値に相当する。
・確変状態対応エラー=時短40通常30残玉数が30玉未満の場合に報知。
図6は上皿25に30玉残留している状態を示しており、30玉以上残留していれば遊技者の心理として玉が残っていると感じ、遊技意欲が低下しないと考えられることから、30玉未満で報知することにした。尚、図6では上皿25の貯留玉数は30玉以下であるが、これは、遊技機2の発射装置11に至る通路にも玉が貯留されているからである。
・推奨BA=ベース及びBスタートを変更することなく確変状態対応エラーを発生することがないBAで、時短40通常30残玉数が30玉以上となる最小値である。
・時短100上皿残玉数=時短状態にて100回回転した場合の残玉数。
・時短状態対応エラー=時短状態にて100回転した場合に、上皿25に底面を覆うための貯留数よりも多く玉があれば異常報知しない。つまり、大当たり状態が終了した時点では上皿25には最大貯留数の玉が貯留されており、その玉が時短状態にて100回転することにより減少した場合に、上皿25に底面を覆うための貯留数よりも多くの玉があれば遊技者の遊技意欲は低下しないと考えられることから、「上皿25の最大貯留数−時短100回転減少玉数<底面を覆うための貯留数」の場合に報知を行うものである。
さて、初当たり(4R大当たり状態)後に大当たり当選することなく確変状態が終了する時点における残玉数である時短40通常30残玉数が30玉以上となるように管理するために、まず、時短40通常30残玉数を求める。
時短40通常30残玉数は次の式で求めることができる。
時短40通常30残玉数=4R大当たり状態の平均出玉−時短40減少玉数(平均値)−通常状態30減少玉数(平均値)
ここで、時短40減少玉数は時短状態で40回転する間の減少玉数であることから、その間のアウトは40×T2アウト/T2スタート、セーフはBA/100×40×T2アウト/T2スタートにより求めることができる。減少玉数はアウト−セーフであるから、アウト−セーフ=40×T2アウト/T2スタート−BA/100×40×T2アウト/T2スタート=(1−BA/100)×40×T2アウト/T2スタート=(100−BA)×40×T2アウト/T2スタート/100となる。BA=T2S1×払出個数/T2アウト×100であるから、結局、時短40減少玉数=100−(T2S1×払出個数/T2アウト×100))×(40/(T2スタート/(T2アウト/100)))となる。
上記式の払出個数は入賞1玉に対する払出数(本実施形態では「3」)であることから、T2S1×払出個数は時短状態において払出した玉数となる。尚、上始動入賞口14と下始動入賞口15への入賞に対する払出個数が異なる場合は、それぞれ各始動入賞口14,15についてそれぞれ算出する。つまり、時短状態において払出した玉数=(上始動入賞口14への入賞個数×上始動入賞口14への入賞に基づく払出個数)+(下始動入賞口15への入賞個数×下始動入賞口15への入賞に基づく払出個数)となる。それ以外の各値についてそれまで集計結果の合計から算出する。
上記式において、T2S1×払出個数/T2アウト×100=時短状態における出玉率(単位は%)となるので、この値を100から減算するということは、時短状態における玉減少率(「遊技価値の大きさの減少率」に相当)を求めていることを意味する。
一方、通常状態30減少玉数は30回図柄変動する間の減少玉数であることから、その間のアウトは30×Bアウト/Bスタート、セーフはベース/100×30×Bアウト/Bスタートにより求めることができる。減少玉数はアウト−セーフ=30×Bアウト/Bスタート−ベース/100×30×Bアウト/Bスタート=(1−ベース/100)×30×Bアウト/Bスタート=(100−ベース)×30×Bアウト/Bスタート/100=(100−べース)×(30/((Bスタート/Bアウト)×100))/100となる。
従って、時短40通常30残玉数は、(100−(T2S1×払出個数/T2アウト×100))×(40/(T2スタート/(T2アウト/100)))−(100−べース)×(30/((Bスタート/Bアウト)×100))=(1−(T2S1×払出個数/T2アウト))×(40/(T2スタート/T2アウト))により求めることができる。
さて、上述のようにして時短40通常30残玉数を求めることができるものの、時短40通常30残玉数が30玉未満の場合には、遊技者の遊技意欲が低下しないと考えられる30玉以上となるように釘調整する必要がある。この場合、釘調整をすることによりベース及びBスタートが変更するような場合は、全てのデータに影響が及んでデータ管理が複雑化する。つまり、遊技機2が稼動している中で比較的長い時間通常状態が設定されているものであり、通常状態の玉の減少率は遊技場の利益に大きく影響を与えため、通常状態の調整は変更したくないと考える管理者が存在するためである。このような事情を考慮して、時短状態の電チュー21の開閉で入賞する下始動入賞口15への入賞率に関わるBAのみを調整することにする。
即ち、時短40通常30残玉数が30玉以上となる推奨BAを求め、その推奨BAとなるように釘調整するものである。推奨BAの求め方について説明する。
時短40通常30残玉数が30玉以上となる式は、時短40通常30残玉数=補正T1Y−(100−BA)×40×T2アウト/T2スタート/100−通常状態30減少玉数≧30となることから、このような条件を満足する最小のBAが推奨BAとなる。尚、「補正T1Y」、「通常状態30減少玉数」、「T2スタート」、及び「T2アウト」に関しては集計結果の数字を用いる。
図5の例の場合、3番台は、BAが81(平均値)と小さいことに伴って時短40減少玉数が54.3(平均値)と大きいことから、時短40通常30残玉数が−1.5(平均値)となり、平均的には4R大当たり状態で獲得した全ての玉を消化していることになる。この結果、確変状態対応エラーが表示されており、管理者に対して釘調整することが促されている。更に、3番台は、時短100上皿残玉数が平均的に164.3玉であり底面を覆うための貯留数である180玉よりも少ないことから、時短状態対応エラーも表示されており、この点でも釘調整が必要であることが促されている。そこで、ベース及びBスタートを変更することなく、つまり通常状態30減少玉数を変更することなく時短40通常30残玉数が30玉以上となるように時短40減少玉数を削減するように調整することを目標とする。この場合、時短40減少玉数が23に減少すると、時短40通常30残玉数が30以上となるから、その場合のBAである92が推奨BAとなる。即ち、BAが81から92となるように電チュー21の開閉による下始動入賞口15への入賞率を高めるように釘調整することで、4R大当たり状態後に大当たり当選することなく確変状態が終了した時点の残玉数を30玉以上に調整することができる。
尚、3番台のBAは81であり、100玉打込むと81玉戻ってくることから、100玉打込むと実質的に19玉を消費することになる。この場合、上皿25の最大貯留数が300、3番台の平均的な時短100上皿残玉数が164.3であることから、300玉が164.3玉まで減少するまでに打込んだ玉数は、((300−164.3)/19)×100=714玉となる。従って、推奨BAが92玉の場合に714玉打込んだときは、100玉打込む毎に8玉を消費することから、消費玉数は(714/100)×8=57.1玉となり、時短100上皿残玉数=300−57.1=242.9玉となる。この結果、底面を覆うための貯留数である180玉よりも多くなり、この点でも遊技者の遊技意欲が低下することを解消していることが分る。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
初当たり後の確変状態において大当たりに当選することなく確変状態が終了した時点の残玉数である時短40通常30残玉数を特定するようにしたので、確変状態が終了した場合に遊技者の遊技意欲が低下しにくいように上皿25の残玉数を調整することが可能となる。この結果、遊技者の遊技意欲が低下することを抑制しつつ、遊技場の利益を確保可能な調整を遊技機2に行い易くすることが可能となる。
初当たりとして出玉が少ない4R大当たり状態を基準として時短40通常30残玉数を特定するようにしたので、確変状態において遊技者の遊技意欲が極端に低下することを抑制できる。
時短40通常30残玉数が30玉未満となる場合にエラーを報知するようにしたので、管理者は、残玉数が不適当であるとして遊技機2の調整を適切に行うことができる。
初当たり後の確変状態における時短状態で減少する玉数(時短40減少玉数)と、時短状態が終了した通常状態で減少する玉数(通常状態30減少玉数)をそれぞれ求め、通常状態30減少玉数が変更することなくエラーを報知しなくなるBAである推奨BAを求めるようにしたので、BAの調整をどのように行えばよいかを特定できる。
時短状態で100回転した場合の残玉数(時短100上皿残玉数)を求め、その残玉数が上皿25の底面を覆うための貯留数よりも少ない場合にエラー報知するようにしたので、時短状態における玉の減少量を適度に調整することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形又は拡張できる。
遊技機としては、始動入賞口や、大入賞口に玉が入賞した場合、玉を直接遊技者に付与するのではなく、玉を発射するために使用する遊技価値(例えば得点)を遊技者に付与する所謂封入式遊技機に適用するようにしてもよい。
始動入賞口、大入賞口以外に玉が入賞した場合に、遊技者に玉を付与する入賞口があってもよい。この場合、当該入賞口に入賞することにより遊技者に付与する玉を考慮して減少玉数を算出するようにしてもよいし、当該入賞口に入賞する頻度が低い場合には、当該入賞口に入賞したことに基づき付与した玉を考慮することなく減少玉数を算出するようにしてもよい。
遊技機に設定されている大当たり状態の種類は限定されるものではない。例えば、一の大当たり状態が設定されているのみでもよい。尚、複数の大当たり状態が設定されており、少なくとも付与する玉数の期待度が異なる大当たり状態が存在すれば、第1大当たり状態及び第2大当たり状態に該当するものであり、さらには、複数設定されている大当たり状態のうち、最も付与する玉の期待度が少ない大当たり状態でなくとも第2大当たり状態に該当することがある。例えば、15R大当たり状態、5R大当たり状態に加え、遊技者が玉を得ることができない(ほとんどできない)2R大当たり状態が設定されていたとしても5R大当たり状態が第2大当たり状態に該当するものも含まれる。
確変状態において減少した玉数を減算する大当たり状態を15R大当たり状態としてもよい。つまり、補正T1Yの管理対象とする大当たり状態が5R大当たり状態に限られるものではない。
時短状態は、通常状態よりも入賞口に玉が入賞し易くなればよく、例えば、電チューが開状態となる確率は時短状態と通常状態とで同じだが、開状態となる時間が時短状態の方が長くなるようにしてもよい。
始動入賞口が2個設けられているものを管理対象としたが、始動入賞口が1個のみとしてもよい。
上記実施形態では、集計データの平均値を用いて時短40通常30残玉数及び時短100上皿残玉数を求めるようにしたが、集計データを構成する一のデータを用いるようにしてもよい。要するに、使用するデータとしては全体の平均値でも一のデータでも、さらには複数のデータの平均値であってもよい。
上記実施形態で示した各数値は一例であり、任意に設定することができる。
図面中、2は遊技機(抽選手段、大当たり発生手段、高確率状態設定手段、高確率状態終了手段、高頻度状態設定手段、高頻度状態終了手段)、5は遊技場用管理装置(付与価値特定手段、減少価値特定手段、差価値算出手段、特別報知手段、貯留数設定手段、異常報知実行手段)、11は発射装置(発射手段)、13は液晶表示装置(表示手段)、14は上始動入賞口、15は下始動入賞口、21は電チュー(切換手段)、25は上玉貯留皿である。

Claims (4)

  1. 玉が流下する遊技領域に向けて玉を発射する発射手段と、
    前記遊技域を流下する玉が入賞可能な始動入賞口と、
    前記始動入賞口へ玉が入賞した場合に大当たり当選か否かの抽選を実行する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された抽選結果が大当たり当選の場合に、遊技者に有利な大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、
    前記大当たり状態が発生している場合に玉が入賞し易くなる大入賞口と、
    前記大入賞口に玉が入賞した場合に、玉を発射するために使用可能な価値又は玉そのものである遊技価値を遊技者に付与する付与手段と、
    前記大当たり状態が終了した後に大当たり当選となる確率が高くなる高確率状態を設定する高確率状態設定手段と、
    前記高確率状態を設定した後、前記表示手段にて抽選結果が第1回数表示された場合に、前記高確率状態を終了する高確率状態終了手段と、
    前記始動入賞口に対応して設けられ、前記始動入賞口に玉が入賞し易い開状態と、前記始動入賞口に玉が入賞しにくい閉状態に切換可能な切換手段と、
    前記切換手段が前記開状態となる頻度が高くなる高頻度状態を前記高確率状態と重複するように設定する高頻度状態設定手段と、
    前記高確率状態が終了するよりも先に終了するよう前記表示手段にて抽選結果が前記第1回数よりも少ない第2回数表示された場合に前記高頻度状態を終了する高頻度状態終了手段とを備えた遊技機を管理対象とする遊技場用管理装置であって、
    前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさである大当たり付与価値を特定する付与価値特定手段と、
    前記大当たり状態が終了してから前記大当たり当選となることなく前記高確率状態が終了するまでに減少した遊技価値の大きさである減少価値を特定し、さらに、一の前記高確率状態のうち、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した遊技価値の大きさと、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少した遊技価値の大きさとをそれぞれ算出し、前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさから減算する減少価値特定手段と、
    前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出する差価値算出手段と、
    前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知手段と、
    前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少する遊技価値の大きさを変更することなく前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が当該特別価値よりも大きくなるための前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態において減少可能な遊技価値の大きさ、又は、前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態における遊技価値の大きさの減少率を特別算出する特別算出手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置。
  2. 玉が流下する遊技領域に向けて玉を発射する発射手段と、
    前記遊技域を流下する玉が入賞可能な始動入賞口と、
    前記始動入賞口へ玉が入賞した場合に大当たり当選か否かの抽選を実行する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された抽選結果が大当たり当選の場合に、遊技者に有利な大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、
    前記大当たり状態が発生している場合に玉が入賞し易くなる大入賞口と、
    前記大入賞口に玉が入賞した場合に、玉そのものである遊技価値を遊技者に付与する付与手段と、
    前記大当たり状態が終了した後に大当たり当選となる確率が高くなる高確率状態を設定する高確率状態設定手段と、
    前記高確率状態を設定した後、前記表示手段にて抽選結果が第1回数表示された場合に、前記高確率状態を終了する高確率状態終了手段と、
    前記始動入賞口に対応して設けられ、前記始動入賞口に玉が入賞し易い開状態と、前記始動入賞口に玉が入賞しにくい閉状態に切換可能な切換手段と、
    前記切換手段が前記開状態となる頻度が高くなる高頻度状態を前記高確率状態と重複するように設定する高頻度状態設定手段と、
    前記高確率状態が終了するよりも先に終了するよう前記表示手段にて抽選結果が前記第1回数よりも少ない第2回数表示された場合に前記高頻度状態を終了する高頻度状態終了手段と、
    前記付与手段が付与した玉を貯留する玉貯留皿とを備えた遊技機を管理対象とする遊技場用管理装置であって、
    前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさである大当たり付与価値を特定する付与価値特定手段と、
    前記大当たり状態が終了してから前記大当たり当選となることなく前記高確率状態が終了するまでに減少した遊技価値の大きさである減少価値を特定し、さらに、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した玉数を算出可能な減少価値特定手段と、
    前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出する差価値算出手段と、
    前記玉貯留皿に貯留可能な玉の最大貯留数、及び前記玉貯留皿の底面全域を覆うのに最小限必要な玉の貯留数を示す中間貯留数を設定する貯留数設定手段と、
    前記大当たり状態が終了してから前記高頻度状態が終了するまでに、前記最大貯留数から前記中間貯留数を減算した値以上の玉が減少している場合に、遊技場の管理者に対して異常報知を実行する異常報知実行手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置。
  3. 玉が流下する遊技領域に向けて玉を発射する発射手段と、
    前記遊技域を流下する玉が入賞可能な始動入賞口と、
    前記始動入賞口へ玉が入賞した場合に大当たり当選か否かの抽選を実行する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された抽選結果が大当たり当選の場合に、遊技者に有利な大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、
    前記大当たり状態が発生している場合に玉が入賞し易くなる大入賞口と、
    前記大入賞口に玉が入賞した場合に、玉そのものである遊技価値を遊技者に付与する付与手段と、
    前記大当たり状態が終了した後に大当たり当選となる確率が高くなる高確率状態を設定する高確率状態設定手段と、
    前記高確率状態を設定した後、前記表示手段にて抽選結果が第1回数表示された場合に、前記高確率状態を終了する高確率状態終了手段と、
    前記始動入賞口に対応して設けられ、前記始動入賞口に玉が入賞し易い開状態と、前記始動入賞口に玉が入賞しにくい閉状態に切換可能な切換手段と、
    前記切換手段が前記開状態となる頻度が高くなる高頻度状態を前記高確率状態と重複するように設定する高頻度状態設定手段と、
    前記高確率状態が終了するよりも先に終了するよう前記表示手段にて抽選結果が前記第1回数よりも少ない第2回数表示された場合に前記高頻度状態を終了する高頻度状態終了手段と、
    前記付与手段が付与した玉を貯留する玉貯留皿とを備えた遊技機を管理対象とする遊技場用管理装置であって、
    前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさである大当たり付与価値を特定する付与価値特定手段と、
    前記大当たり状態が終了してから前記大当たり当選となることなく前記高確率状態が終了するまでに減少した遊技価値の大きさである減少価値を特定し、さらに、一の前記高確率状態のうち、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した遊技価値の大きさと、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少した遊技価値の大きさとをそれぞれ算出し、前記大当たり状態において遊技者に付与した遊技価値の大きさから減算すると共に、前記高頻度状態が設定されている状態において減少した玉数を算出可能な減少価値特定手段と、
    前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出する差価値算出手段と、
    前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知手段と、
    前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が予め定められた特別価値よりも小さい場合に、前記高頻度状態が設定されていない状態において減少する遊技価値の大きさを変更することなく前記大当たり付与価値と前記減少価値との差が当該特別価値よりも大きくなるための前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態において減少可能な遊技価値の大きさ、又は、前記高確率状態のうち前記高頻度状態が設定されている状態における遊技価値の大きさの減少率を特別算出する特別算出手段と、
    前記玉貯留皿に貯留可能な玉の最大貯留数、及び前記玉貯留皿の底面全域を覆うのに最小限必要な玉の貯留数を示す中間貯留数を設定する貯留数設定手段と、
    前記大当たり状態が終了してから前記高頻度状態が終了するまでに、前記最大貯留数から前記中間貯留数を減算した値以上の玉が減少している場合に、遊技場の管理者に対して異常報知を実行する異常報知実行手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置。
  4. 前記大当たり発生手段は、第1大当たり状態と当該第1大当たり状態よりも遊技者に付与する遊技価値の大きさが小さい第2大当たり状態とを発生させ得るものであり、
    前記差価値算出手段は、前記第2大当たり状態における前記大当たり付与価値と前記減少価値との差を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用管理装置。
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