JP6077373B2 - 内接歯車ポンプ - Google Patents

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本発明は、内歯歯車の内歯と外歯歯車の外歯とを内接噛み合いするよう内歯歯車の内部に外歯歯車を偏心して収容し、内歯の歯数が外歯の歯数より1個多い内接歯車ポンプに関する。
この種の内接歯車ポンプは、ポンプハウジングの収容孔に、内歯を有するリング状の内歯歯車を回転自在に収容し、この内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、外歯歯車の回転駆動により内歯が外歯と噛み合う内歯歯車が回転され、液体を吸入ポートから吸入し、外歯と内歯とで区画形成される最大容積空間を経て吐出ポートから吐出する。そして、外歯歯車の外歯は、歯底部をハイポサイクロイド曲線で形成し、歯先部をエピサイクロイド曲線で形成し、歯先部と歯底部との間の噛合部をインボリュート曲線で形成する。また、内歯歯車の内歯は、外歯の各歯形曲線の包絡線で形成する。このようにして、インボリュート曲線は、外歯歯車と内歯歯車との偏心量との関連がなく、偏心量の設定に自由度が生じ、偏心量を大きくして大吐出量を可能にしている。また、最大容積空間側および外歯と内歯とが最も深く噛合う最深噛合部側で外歯と内歯との間の隙間を最小にすると共に、最大容積空間と最深噛合部との間の吸入ポート側および吐出ポート側で外歯と内歯との間の隙間を大きく設定でき、外歯と内歯とが全周の全ての歯で接触するのを回避して機械効率を向上している。
特開2005−36735号公報
ところが、かかる従来の内接歯車ポンプでは、外歯は、歯底部をハイポサイクロイド曲線、歯先部をエピサイクロイド曲線、噛合部をインボリュート曲線でそれぞれ形成しているため、外歯と噛合う内歯は、異なる3つの曲線で噛合いを行うことになり、不連続な曲線間を移動し、負荷の変動や内歯歯車とハウジングとの間の隙間による移動等で、内歯と外歯との噛合いに擾乱が生じ、騒音を発生し易かった。
本発明の課題は、外歯と内歯とが全周の全ての歯で接触することなくして機械効率を向上する利点を損なうことなく、騒音の発生を低減し得る内接歯車ポンプを提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
内歯を有するリング状の内歯歯車と、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、外歯よりも内歯の歯数が1枚多い内接歯車ポンプにおいて、外歯と内歯のいずれか一方は、歯先部と噛合部とを一つの連続した曲率の曲線で形成し、この曲線は、歯先の頂点を最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする式(1)から(5)で形成されることを特徴とする内接歯車ポンプがそれである。
r=ro−dr・cosθ 式(1)
Px=(ro−dr)+1/4dr{1−cos(2θ)} 式(2)
Py=1/4dr{−2θ+sin(2θ)} 式(3)
Qx=Px−r・cosθ 式(4)
Qy=Py+r・sinθ 式(5)
但し、
rは曲線の半径、
roは基準径、
drは変分量、
θは媒介変数、
Pxは軌道中心のX座標、
Pyは軌道中心のY座標、
Qxは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のX座標、
Qyは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のY座標、
である。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、外歯と内歯のいずれか一方は、歯先部と噛合部とを一つの連続した曲率の曲線で形成し、この曲線は、歯先の頂点を最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする。このため、歯先部と噛合部とを形成する曲線で創生される包絡曲線は、歯先部と噛合部との間で交差した曲線部となるから、外歯と内歯とが全周の全ての歯で接触することなくでき、機械効率を向上する利点を損なうことなくできる。そして、歯先部と噛合部とを一つの連続した曲率で、歯先の頂点を最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする曲線で形成するから、噛合部から歯先部において噛合い速度が不連続に変動することを抑制でき、負荷の変動や内歯歯車とハウジングとの間の隙間による移動等で、内歯と外歯との噛合いに擾乱が生じても、内歯と外歯との噛合いが滑らかに推移し、騒音の発生を低減することができる。
本発明の一実施形態を示した内接歯車ポンプの断面図である。 図1の要部拡大図である。 式1による歯形の模式図である。 式2から5による歯形の模式図である。 一実施形態の歯先部と噛合部を形成する曲線Lにより創生される包絡曲線L1の模式図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、1はリング状の内歯歯車で、16枚の内歯1Aを有し、回転中心Hを中心としてハウジング2へ回転自在に収容している。3は外歯歯車で、内歯1Aと内接噛み合いする15枚の外歯3Aを有し、内歯歯車1の内部に回転中心Hと偏心した回転中心H1を中心として回転自在に収容している。そして、内歯歯車1と外歯歯車3との偏心量E1は、内歯歯車1の回転中心Hと外歯歯車3の回転中心H1との間の寸法としている。4は外歯歯車3を回転駆動する駆動軸で、外歯歯車3に係合する。5は油を吸入する吸入ポート、6は油を吐出する吐出ポートで、回転中心H、H1を通る直線を対称とする径方向の対称位置でそれぞれハウジング2に穿設している。
図2に、内歯歯車1の内歯1Aと外歯歯車3の外歯3Aの歯形形状の詳細を示す。
内歯1Aは、歯先から歯底に向けて歯先部7Aと噛合部7Bと接続部7Cと歯底部7Dとで、歯先の頂点aから左半分を構成している。なお、歯先の頂点aから右半分は、内歯歯車1の中心Hと頂点aとを通る直線を対称とし、左半分と対称形状に形成している。歯先部7Aと噛合部7Bは、頂点aを最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする曲線Lで形成して点ab間を結び、以下の式(1)〜(5)で求める。
r=ro−dr・cosθ 式(1)
Px=(ro−dr)+1/4dr{1−cos(2θ)} 式(2)
Py=1/4dr{−2θ+sin(2θ)} 式(3)
Qx=Px−r・cosθ 式(4)
Qy=Py+r・sinθ 式(5)
但し、
rは曲線の半径、
roは基準径、
drは変分量、
θは媒介変数、
Pxは軌道中心のX座標、
Pyは軌道中心のY座標、
Qxは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のX座標、
Qyは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のY座標、
である。
図3に、式1による歯形の模式図を示す。図3は、縦軸に曲線Lの半径rをとり、横軸に媒介変数θをとり、θが0からπ/2に推移するのに伴いrがro−drからroに推移することを図化している。
図4に、式2から5による歯形の模式図を示す。図4は、曲線Lを形成する半径rの軌道中心PのX,Y座標と、軌道中心Pにより生成される曲線L上の点QのX,Y座標を、媒介変数θに応じて推移することを図化している。
図2に示す如く、歯底部7Dは、中心7Eを有する半径R1の円弧で形成して点cd間を結ぶ。半径R1の円弧は、後述詳記する外歯歯車3Aの歯先部8Aにより創成される包絡曲線より若干大きい円弧で形成される。中心7Eは内歯歯車1の回転中心Hと、歯底部7Bの周方向中心とを通る線上に位置する。接続部7Cは半径Rより小径で中心7Fを有する半径R3の円弧で形成し、点bd間を結ぶ。
外歯3Aは、歯先部8Aと接続部8Bと噛合部8Cと歯底部8Dとで構成している。歯先部8Aと噛合部8Cと歯底部8Dは、内歯1Aの歯先部7Aと噛合部7Bを形成する曲線Lにより創成される包絡曲線L1で形成する。そして、歯先部8Aは点CD間を結び、噛合部8Cと歯底部8Dは点AB間を結ぶ。接続部8Bは、歯先部8Aと噛合部8Cとの間を丸めて接続するもので、半径R4の円弧で形成し、点BD間を結ぶ。
図5に、内歯1Aの歯先部7Aと噛合部7Bを形成する曲線Lにより創生される包絡曲線L1の模式図を示す。
包絡曲線L1は、歯先部8Aと噛合部8Cとの間で、交差した曲線部8Eとなり、この箇所は歯形として創生されない。そして、曲線部8Eの箇所を丸めて前述の接続部8Bを形成している。
次に、かかる構成の作動を説明する。
駆動軸4により外歯歯車3を回転方向Aに回転駆動すると、外歯歯車3と内接噛み合いする内歯歯車1が回転駆動され、吸入ポート5より吸入された油が吐出ポート6より吐出される。
かかる作動で、内歯1Aは、歯先部7Aと噛合部7Bとを一つの連続した曲率の曲線Lで形成し、曲線Lは、歯先の頂点aを最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくした。このため、内歯1Aの歯先部7Aと噛合部7Bとを形成する曲線Lで創生され、外歯3Aの歯先部8Aと噛合部8Cと歯底部8Dとを形成する包絡曲線L1は、歯先部8Aと噛合部8Cとの間で交差した曲線部8Eとなるから、外歯3Aと内歯1Aとが全周の全ての歯で接触することなくでき、機械効率を向上する利点を損なうことなくできる。そして、歯先部7Aと噛合部7Bとを一つの連続した曲率で、歯先の頂点aを最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする曲線Lで形成するから、噛合部7Bから歯先部7Aにおいて噛合い速度が不連続に変動することを抑制でき、負荷の変動や内歯歯車1Aとハウジング2との間の隙間による移動等で、内歯1Aと外歯3Aとの噛合いに擾乱が生じても、内歯1Aと外歯3Aとの噛合いが滑らかに推移し、騒音の発生を低減することができる。
なお、一実施形態では、内歯1Aは歯先部7Aと噛合部7Bとを歯先の頂点aを最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする曲線Lで形成し、外歯3Aの歯先部8Aと噛合部8Cと歯底部8Dとを、曲線Lで創成される包絡曲線L1で形成したが、これとは逆に、外歯3Aの歯先部と噛合部とを歯先の頂点を最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする曲線で形成し、内歯1Aの歯先部と噛合部と歯底部とをそれぞれ外歯3Aの歯先部と噛合部とを形成する曲線で創成される包絡曲線で形成しても良いことは勿論である。
1:内歯歯車
1A:内歯
3:外歯歯車
3A:外歯
7A、8A:歯先部
7B、8C:噛合部
L:曲線

Claims (1)

  1. 内歯を有するリング状の内歯歯車と、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、外歯よりも内歯の歯数が1枚多い内接歯車ポンプにおいて、外歯と内歯のいずれか一方は、歯先部と噛合部とを一つの連続した曲率の曲線で形成し、この曲線は、歯先の頂点を最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする式(1)から(5)で形成されることを特徴とする内接歯車ポンプ。
    r=ro−dr・cosθ 式(1)
    Px=(ro−dr)+1/4dr{1−cos(2θ)} 式(2)
    Py=1/4dr{−2θ+sin(2θ)} 式(3)
    Qx=Px−r・cosθ 式(4)
    Qy=Py+r・sinθ 式(5)
    但し、
    rは曲線の半径、
    roは基準径、
    drは変分量、
    θは媒介変数、
    Pxは軌道中心のX座標、
    Pyは軌道中心のY座標、
    Qxは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のX座標、
    Qyは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のY座標、
    である。
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