JP6220548B2 - 内接歯車ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、内歯歯車の内歯と外歯歯車の外歯とを内接噛み合いするよう内歯歯車の内部に外歯歯車を偏心して収容し、内歯の歯数が外歯の歯数より1個多い内接歯車ポンプに関する。
この種の内接歯車ポンプは、ポンプハウジングの収容孔に、内歯を有するリング状の内歯歯車を回転自在に収容し、この内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、外歯歯車の回転駆動により内歯が外歯と噛み合う内歯歯車が回転され、液体を吸入ポートから吸入して吐出ポートから吐出する。そして、外歯歯車の外歯は、歯底部と歯先部との間の噛合部をインボリュート曲線で形成し、インボリュート曲線は、外歯歯車と内歯歯車との偏心量との関連がなく、偏心量の設定に自由度が生じ、偏心量を大きくして大吐出量を可能にしている。
特開2005−36735号公報
ところが、かかる従来の内接歯車ポンプでは、外歯の噛合部を形成するインボリュート曲線を、歯底部を形成するハイポサイクロイド曲線および歯先部を形成するエピサイクロイド曲線とそれぞれ直接接続しているため、歯底部を形成するハイポサイクロイド曲線および歯先部を形成するエピサイクロイド曲線が偏心量と関連し、偏心量の設定の自由度が十分ではなく、十分な大吐出量を得られなかった。
本発明の課題は、外歯歯車と内歯歯車との偏心量の設定の自由度を増し、吐出量をより一層増加可能とし得る内接歯車ポンプを提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
内歯を有するリング状の内歯歯車と、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、外歯よりも内歯の歯数が1枚多い内接歯車ポンプにおいて、外歯と内歯のいずれか一方は、歯先部と噛合部と歯底部とをそれぞれ独立した曲線で形成し、一方の噛合部の曲線は円弧で形成し、この噛合部は歯先部および歯底部との接続箇所を、自己の曲線と同一の接線を有しかつ自己の曲線より曲率が大きい曲線で形成し、この接続箇所の曲線は、噛合部より歯先部に向けておよび噛合部より歯底部に向けて曲率を漸次大きくしたことを特徴とする内接歯車ポンプがそれである。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、外歯と内歯のいずれか一方は、歯先部と噛合部と歯底部とをそれぞれ独立した曲線で形成し、この一方の歯の噛合部は歯先部および歯底部との接続箇所を、自己の曲線と同一の接線を有し曲率が大きい曲線で接続した。このため、接続箇所を噛合部より後退させることができるから、偏心量を大きくしても他方の歯との接触を回避でき、偏心量の設定の自由度を増し、吐出量をより一層増加可能とすることができる。
また、請求項に記載の発明は、接続箇所の曲線は、歯先部および歯底部に向けて曲率を漸次大きくした。このため、噛合部と接続箇所との曲率の変動を滑らかにできるから、噛合部のころがり速度、すべり速度が急変することを抑制でき、歯の接触に伴う騒音を低減することができる。
また、請求項に記載の発明は、噛合部の曲線は円弧で形成した。このため、噛合部の曲線を用途に応じた最適なものに容易に設計することができる。
本発明の一実施形態を示した内接歯車ポンプの断面図である。 図1の要部拡大図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、1はリング状の内歯歯車で、16枚の内歯1Aを有し、回転中心Hを中心としてハウジング2へ回転自在に収容している。3は外歯歯車で、内歯1Aと内接噛み合いする15枚の外歯3Aを有し、内歯歯車1の内部に回転中心Hと偏心した回転中心H1を中心として回転自在に収容している。そして、内歯歯車1と外歯歯車3との偏心量E1は、内歯歯車1の回転中心Hと外歯歯車3の回転中心H1との間の寸法としている。
4は外歯歯車3を回転駆動する駆動軸で、外歯歯車3に係合する。5は油を吸入する吸入ポート、6は油を吐出する吐出ポートで、回転中心H、H1を通る直線を対称とする径方向の対称位置でそれぞれハウジング2に穿設している。
図2に、内歯歯車1の内歯1Aと外歯歯車3の外歯3Aの歯形形状の詳細を示す。
内歯1Aは、歯先部7Aと歯底部7Bと噛合部7Cとで構成している。歯先部7Aは中心7Dを有する半径R1の円弧で形成し、点ab間を結ぶ。中心7Dは内歯歯車1の回転中心Hと、歯先部7Aの周方向中心とを通る線上に位置する。歯底部7Bは中心7Eを有する半径R2の円弧と、半径R2より小径で中心7Fを有する半径R3の円弧とで形成し、半径R2の円弧で点cd間を結び、半径R3の円弧で点de間を結ぶ。半径R2の円弧は、後述詳記する外歯歯車3Aの歯先部8Aにより創成される包絡曲線より若干大きい円弧で形成される。中心7Eは内歯歯車1の回転中心Hと、歯底部7Bの周方向中心とを通る線上に位置する。噛合部7Cは中心7Gを有する半径R4の円弧と、半径R4の円弧の周方向一方側で歯先部7Aとの接続箇所を成す曲線7Hと、半径R4の円弧の周方向他方側で歯底部7Bとの接続箇所を成す曲線7Iとで形成し、半径R4の円弧で点fg間を結び、曲線7Hで点bf間を結び、曲線7Iで点eg間を結ぶ。半径R4は半径R1、R2より大径に設けている。
噛合部7Cの接続箇所を成す曲線7H、7Iは、半径R4の円弧と同一の接線を有し、かつ曲率を大きく設け、曲線7Hは歯先部7Aに向けて曲率が漸次大きくなる曲線とし、曲線7Iは歯底部7Bに向けて曲率が漸次大きくなる曲線としている。
外歯3Aは、歯先部8Aと歯底部8Bと噛合部8Cとで構成し、歯先部8Aと噛合部8Cとの間を第1接続部8Dで接続し、歯底部8Bと噛合部8Cとの間を第2接続部8Eで接続している。歯先部8Aは、内歯1Aの歯先部7Aを形成する半径R1の円弧により創成される包絡曲線で形成し、点CD間を結ぶ。歯底部8Bは、内歯1Aの歯先部7Aを形成する半径R1の円弧により創成される包絡曲線より若干大きい曲線で形成し、点AB間を結ぶ。噛合部8Cは、内歯1Aの噛合部7Cを形成する半径R4の円弧により創成される包絡曲線で形成し、点EF間を結ぶ。第1接続部8Dは、歯先部8Aと噛合部8Cとの間を丸めて接続するもので、半径R5の円弧で形成し、点DE間を結ぶ。第2接続部8Eは、歯底部8Bと噛合部8Cとの間を丸めて接続するもので、半径R6の円弧で形成し、点BF間を結ぶ。
次に、かかる構成の作動を説明する。
駆動軸4により外歯歯車3を回転方向Aに回転駆動すると、外歯歯車3と内接噛み合いする内歯歯車1が回転駆動され、吸入ポート5より吸入された油が吐出ポート6より吐出される。
かかる作動で、内歯1Aは、歯先部7Aと噛合部7Cと歯底部7Bとをそれぞれ独立した曲線で形成し、噛合部7Cは歯先部7Aおよび歯底部7Bとの接続箇所を、自己の曲線と同一の接線を有し曲率が大きい曲線7H、7Iで接続した。このため、接続箇所を噛合部7Cより後退させることができるから、偏心量E1を大きくしても外歯3Aとの接触を回避でき、偏心量E1の設定の自由度を増し、吐出量をより一層増加可能とすることができる。
また、噛合部7Cの接続箇所の曲線7H、7Iは、歯先部7Aおよび歯底部7Bに向けて曲率を漸次大きくした。このため、噛合部7Cと接続箇所との曲率の変動を滑らかにできるから、噛合部7Cのころがり速度、すべり速度が急変することを抑制でき、内歯1Aと外歯3Aとの歯の接触に伴う騒音を低減することができる。
また、噛合部7Cの曲線は中心7Gを有する半径R4の円弧で形成した。このため、噛合部7Cの曲線を中心7Gや半径R4を変更することで簡単に変更できるから、噛合部7Cの曲線を用途に応じた最適なものに容易に設計することができる。
なお、一実施形態では、内歯1Aは歯先部7Aと噛合部7Cと歯底部7Bとをそれぞれ独立した曲線で形成し、外歯3Aの歯底部8Bと噛合部8Cとをそれぞれ内歯1Aの歯先部7Aと噛合部7Cとで創成される包絡曲線を基準として形成したが、これとは逆に、外歯3Aを歯先部8Aと噛合部8Cと歯底部8Bとをそれぞれ独立した曲線で形成し、内歯1Aの歯底部7Bと噛合部7Cとをそれぞれ外歯3Aの歯先部8Aと噛合部8Cとで創成される包絡曲線を基準として形成しても良いことは勿論である。
1:内歯歯車
1A:内歯
3:外歯歯車
3A:外歯
7A、8A:歯先部
7B、8B:歯底部
7C、8C:噛合部
7H、7I:曲線

Claims (1)

  1. 内歯を有するリング状の内歯歯車と、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、外歯よりも内歯の歯数が1枚多い内接歯車ポンプにおいて、外歯と内歯のいずれか一方は、歯先部と噛合部と歯底部とをそれぞれ独立した曲線で形成し、一方の噛合部の曲線は円弧で形成し、この噛合部は歯先部および歯底部との接続箇所を、自己の曲線と同一の接線を有しかつ自己の曲線より曲率が大きい曲線で形成し、この接続箇所の曲線は、噛合部より歯先部に向けておよび噛合部より歯底部に向けて曲率を漸次大きくしたことを特徴とする内接歯車ポンプ。
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