JP6306322B2 - 内接歯車ポンプ - Google Patents
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Description
ポンプ本体の収容孔に内歯を有するリング状の内歯歯車を回転自在に収容し、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、両歯車間には両歯車の回転により両歯間の噛み合い隙間が増加する領域に吸入域空間を形成し、両歯車の回転により両歯間の噛み合い隙間が減少する領域に吐出域空間を形成し、吸入域空間と吐出域空間との間で両歯車の回転により両歯間の噛み合い隙間が最大となる領域に最大容積空間を形成し、内歯歯車の内歯と外歯歯車の外歯とによりポンプ室を区画形成し、ポンプ室は両歯車の回転により吸入域空間で容積を増加し、吐出域空間で容積を減少して設け、収容孔に収容した両歯車の側面が摺接するポンプ本体の摺接面には、吸入域空間に連通して吸入ポートを開口すると共に、吐出域空間に連通して両歯車の回転方向に離間する少なくとも二つの吐出ポートを開口し、二つの吐出ポート間には離壁を備え、内歯と外歯とは、離壁上において相互に対向する回転方向の一方の歯側面を、一方の吐出ポートに連通するポンプ室と他方の吐出ポートに連通するポンプ室との間を仕切る第1仕切隙間を設定する形状に形成すると共に、吸入域空間において相互に対向する回転方向の一方と反対側となる他方の歯側面を、第1仕切隙間より隙間を大きくして吸入ポートに連通する複数のポンプ室間を連通する第2仕切隙間を設定する形状に形成し、内歯の歯先と外歯の歯先との間には、最大容積空間と吐出域空間との間を仕切る第3仕切隙間、および最大容積空間と吸入域空間との間を仕切る第4仕切隙間をそれぞれ形成し、第3仕切隙間と第4仕切隙間は隙間寸法を第1仕切隙間と略同等に設定したことを特徴とする内接歯車ポンプがそれである。
図1および図2において、1はポンプ本体で、有底の収容孔2を一端面に開口形成し、この収容孔2の開口は、図示しない蓋部材で閉じている。3はリング状の内歯歯車で、12個の内歯3Aを有し、回転中心Hを中心として収容孔2へ回転自在に収容している。4は外歯歯車で、内歯3Aと内接噛み合いする11個の外歯4Aを有し、内歯歯車3の内部に回転中心Hと偏心した回転中心H1を中心として回転自在に収容している。そして、両歯車3、4の側面は有底の収装孔2の摺接面としての底面2Aに摺接している。外歯歯車2は中心に貫通孔5を軸方向へ貫通形成し、貫通孔5の径方向へ対向する2箇所に内方へ突出して凸部5Aを形成している。6は駆動軸で、径方向の対向する2箇所に凹部6Aを窪み形成し、貫通孔5へ嵌装して凹部6Aに凸部5Aを係合し、外歯歯車6を回転駆動する。
内歯3Aの一方の歯側面3Bは、歯先の頂点3Dと歯底側の点3Eとの間を半径R1の円弧で形成している。半径R1の円弧の中心点C1は、内歯歯車3の中心H(図1に示す)と内歯3Aの歯先の頂点3Dとを結ぶ線上に位置している。外歯4Aの一方の歯側面4Bは、内歯3Aの一方の歯側面3Bを形成する半径R1の円弧により創成される包絡曲線で、歯先の頂点4Dと歯底の中心点4Eとの間を形成している。第1仕切隙間Xは、離壁10上において相互に対向する、内歯3Aの一方の歯側面3Bを形成した半径R1の円弧と、外歯4Aの一方の歯側面4Bを形成した半径R1の円弧により創成される包絡曲線とにより隙間寸法を設定している。そして、第1仕切隙間Xの隙間寸法は、半径R1の変更に伴い変更される。
r=ro−dr・cosθ 式(1)
Px=(ro−dr)+1/4dr{1−cos(2θ)} 式(2)
Py=1/4dr{−2θ+sin(2θ)} 式(3)
Qx=Px−r・cosθ 式(4)
Qy=Py+r・sinθ 式(5)
但し、
rは曲線の半径、
roは基準径、
drは変分量、
θは媒介変数、
Pxは軌道中心のX座標、
Pyは軌道中心のY座標、
Qxは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のX座標、
Qyは軌道中心(Px,Py)により生成される曲線上の点のY座標、
である。
駆動軸6により外歯歯車4を回転駆動すると、外歯歯車4と内接噛み合いする内歯歯車3が回転駆動され、油が吸入ポート7より吸入域空間Sで容積を増大するポンプ室V1〜V5に吸入されて最大容積空間Mを経て吐出域空間Pに搬送され、吐出域空間Pでポンプ室V7〜V10が容積を減少することで高圧となる吐出ポート8および低圧となる吐出ポート9より吐出される。そして、高圧となる吐出ポート8より吐出された油はシフトコントロールバルブ等の高圧の油圧回路に供給される。また、低圧となる吐出ポート9より吐出された油は潤滑や冷却のための低圧の油圧回路に供給される。
2:収容孔
2A:底面(摺接面)
3:内歯歯車
3A:内歯
3B、4B:一方の歯側面
3C、4C:他方の歯側面
4:外歯歯車
4A:外歯
7:吸入ポート
8、9:吐出ポート
10:離壁
V1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8、V9、V10:ポンプ室
S:吸入域空間
P:吐出域空間
X:第1仕切隙間
Y1、Y2:第2仕切隙間
Claims (3)
- ポンプ本体の収容孔に内歯を有するリング状の内歯歯車を回転自在に収容し、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、両歯車間には両歯車の回転により両歯間の噛み合い隙間が増加する領域に吸入域空間を形成し、両歯車の回転により両歯間の噛み合い隙間が減少する領域に吐出域空間を形成し、吸入域空間と吐出域空間との間で両歯車の回転により両歯間の噛み合い隙間が最大となる領域に最大容積空間を形成し、内歯歯車の内歯と外歯歯車の外歯とによりポンプ室を区画形成し、ポンプ室は両歯車の回転により吸入域空間で容積を増加し、吐出域空間で容積を減少して設け、収容孔に収容した両歯車の側面が摺接するポンプ本体の摺接面には、吸入域空間に連通して吸入ポートを開口すると共に、吐出域空間に連通して両歯車の回転方向に離間する少なくとも二つの吐出ポートを開口し、二つの吐出ポート間には離壁を備え、内歯と外歯とは、離壁上において相互に対向する回転方向の一方の歯側面を、一方の吐出ポートに連通するポンプ室と他方の吐出ポートに連通するポンプ室との間を仕切る第1仕切隙間を設定する形状に形成すると共に、吸入域空間において相互に対向する回転方向の一方と反対側となる他方の歯側面を、第1仕切隙間より隙間を大きくして吸入ポートに連通する複数のポンプ室間を連通する第2仕切隙間を設定する形状に形成し、内歯の歯先と外歯の歯先との間には、最大容積空間と吐出域空間との間を仕切る第3仕切隙間、および最大容積空間と吸入域空間との間を仕切る第4仕切隙間をそれぞれ形成し、第3仕切隙間と第4仕切隙間は隙間寸法を第1仕切隙間と略同等に設定したことを特徴とする内接歯車ポンプ。
- 前記外歯と前記内歯のいずれか一方は、前記他方の歯側面を、歯先の頂点を最大曲率とし、歯底に向けて漸次曲率を小さくする曲線で形成し、前記外歯と前記内歯のいずれか他方は、前記他方の歯側面を、前記曲線により創成される包絡曲線で形成することを特徴とする請求項1に記載の内接歯車ポンプ。
- 前記外歯と前記内歯のいずれか一方は、前記一方の歯側面を、円弧で形成し、前記外歯と前記内歯のいずれか他方は、前記一方の歯側面を、前記円弧により創成される包絡曲線で形成することを特徴とする請求項1に記載の内接歯車ポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2013232835A JP6306322B2 (ja) | 2013-11-11 | 2013-11-11 | 内接歯車ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013232835A JP6306322B2 (ja) | 2013-11-11 | 2013-11-11 | 内接歯車ポンプ |
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JP6306322B2 true JP6306322B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
ID=53196841
Family Applications (1)
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-
2013
- 2013-11-11 JP JP2013232835A patent/JP6306322B2/ja active Active
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