JP6076231B2 - 草刈刃及び草刈機 - Google Patents
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Description
従来この草刈刃は、全体として平面板状であって外周に複数の刃が形成してなるものが多く用いられていたが、近年は草刈刃の先端が上方や下方に傾斜するように構成された草刈刃も提案されている(特許文献1,2参照)。
ところで、上述した延出片の具体的な形状は特に限定されない。例えば、複数の延出片のうちの少なくとも一部の延出片は、当該草刈刃の回転方向の先端部分が、外側方向かつ下方向に凸となる湾曲形状である構成としてもよい。また、複数の延出片のうちの少なくとも一部の延出片は、当該草刈刃の回転方向の先端部分が、当該草刈刃の内側方向かつ上方向に凸となる湾曲形状である構成としてもよい。
さらに、複数の延出片は、当該草刈刃の内側方向かつ上方向に凸となる湾曲形状である延出片と、外側方向かつ下方向に凸となる湾曲形状である延出片と、を含むものであってもよい。
[第1実施形態]
(1)草刈刃の構成
図1(A)〜(C)に、本実施例の草刈刃1を示す。草刈刃1は、図2に示すように草刈機3と連結して用いられる。この草刈刃1は左回り(図1(A),(B)参照)に回るように用いられることで、より良好に草刈機能を発揮するものである。この草刈刃1は、一例として一枚の金属板をプレス加工することにより製造されるが、材料や製造方法は特に限定されない。
膨出部21は、平面領域17から滑らかに繋がって拡がり、外側方向かつ下方向に傾斜する第1傾斜面23と、第1傾斜面23の延び出した先から外側方向かつ上方向に拡がる第2傾斜面25と、を有する。第1傾斜面23と第2傾斜面25との連結部分である下部領域27は、連結部11よりも下方に位置する領域である。
(2)草刈刃の使用方法
本実施形態の草刈刃1は、図3(A)に示すように、従来の草刈刃と同様に地面51に対して略水平になるように用いることができ、草53などを刈り取ることができる。
(3−1)安全性の向上
本実施形態の草刈刃1は、地面に近い側に膨らみ出るように膨出部21が形成されており、草を刈る機能を有する延出片31は膨出部21の下部領域27よりも上方に位置している。更に延出片31は膨出部21から上方向に延び出している。そのため、図3(C)、(D)に示すように、地面51に存在する石などの障害物55には、延出片31よりも接触時の危険の小さい膨出部21が接触しやすくなり、延出片31は障害物55に接触しにくくなる。
これらの理由により、本実施形態の草刈刃1は、石や草刈刃1の破片等が飛び跳ねて人を負傷させたりする危険を低減し、安全性を向上することができる。
また内向き延出片31aの先端部分31cは、外側方向に凸となる湾曲形状であり半径方向先端部が上方を向いていることから、石などの障害物が接触しにくく、それにより更に安全性を向上させることができる。
草刈刃1の外縁には、内向き延出片31aと外向き延出片31bと、が交互に配置されている。そのため、最も草を刈る機能の高い延出片31の回転方向の端面(先端部分31c、31d)が複数の領域を通過することとなるので、延出片31が内向き延出片31aのみである構成や外向き延出片31bのみである構成と比較して、草を刈る機能を向上させることができる。また、上述したように内向き延出片31aと外向き延出片31bとが交互に配置される構成により、刈った草は細かい切片となる。従って、作業者が草刈刃1を左右のいずれの方向に移動させる場合であっても良好に草を刈ることができ、作業性が向上する。
また、先端部分31c、31dは、上方から見たときに円周方向に対して大きく傾斜して、外側の端部ほど回転方向の後方に位置するように形成されており、また外縁が滑らかに繋がっているため、竹や小木などの硬い対象物を刈る際にはそれらを強く弾き飛ばすことなく何度も接触し、容易に切断することができる。
延出片31には突条35,37が形成されているため、延出片31の強度が向上する。
また内向き延出片31aは、半径方向先端部が上方を向いているため、外向き延出片31bと比較すれば刈り取った草が上に溜まりやすい。しかしながら内側に凸となる突条35が形成されることにより内向き延出片31aの上に草が溜まることを抑制できる。それにより、刈り取った草が詰まってしまい、草の除去のために作業が中断してしまうことを抑制できる。
図4(A)〜(C)に本実施形態の草刈刃101を示す。草刈刃101は第1の実施形態の草刈刃1と比較して延出片の構成が相違するため、その部分のみを説明する。
草刈刃101は、草刈刃1と同様に草刈機3と連結させて使用することができる。
図5(A)〜(C)に本実施形態の草刈刃61を示す。草刈刃61は第1の実施形態の草刈刃1と比較して、下部領域27よりも外側の構成が相違する。そこで、同一の構成の部分は同一の符号を用いて説明を省略し、相違点に係る部分を中心に説明する。
草刈刃61は、連結部11(平面領域17)から滑らかに繋がって拡がり、外側方向かつ下方向に傾斜する第1傾斜面23を有し、下端が環状の下部領域27となる。
下部領域27の外縁には、複数(本実施形態では6つ)の延出片63が形成されている。延出片63は、上方向に湾曲して草刈刃61の外側方向かつ上方向に延び出している。即ち、外側方向かつ下方向に凸となった形状である。また延出片63は円周方向に長さを有している。
延出片63の回転方向の先端部65は、半径方向の外側部分が内側方向に巻き込むようにわずかに折り曲げられており、回転方向後方に位置する突出部67と比較して、回転軸Aからの距離が小さい。
また草刈刃61は、草刈刃1と同様に草刈機3と連結させて使用することができる。
このように構成された草刈刃61は、草刈刃1と同様に、延出片63が湾曲して上方向を向いていることで延出片63の端部が石などの障害物に接触することを抑制でき、また、連結部11の近傍に位置する草刈機3の留め金具47やボルト49などの要素が障害物に接触することを抑制できるため、高い安全性を有するものとなる。
また、先端部65が突出部67よりも内側に位置しているため、突出部67が障害物に接触しやすくなる。従って、先端部65が障害物に接触して破損したり、障害物の破片等が飛び跳ねたりすることを抑制でき、より安全性が向上する。
[その他の実施形態]
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
また上記各実施形態においては、一枚の金属板から形成される草刈刃を例示したが、複数の部材によってなる草刈刃であってもよい。例えば、膨出部21や突条35,37に該当する部品を、円板形状の本体に溶接等により取り付けてなる構成であってもよい。
Claims (7)
- 草刈機にて用いられる草刈刃であって、
前記草刈機と連結するための連結部と、
前記連結部を中心として拡がる周辺部と、を備え、
前記周辺部には、前記連結部よりも下方に位置する下部領域から当該草刈刃の外側方向かつ上方向に拡がる傾斜面が、前記連結部を中心とする環状に形成されており、
また前記周辺部の外縁には、前記外側方向かつ上方向に延び出す複数の延出片が形成されており、
当該草刈刃の回転軸と直交する平面に当該草刈刃を投影したときに、前記延出片の当該草刈刃の回転方向の先端部分は、半径方向に対して、外側の端部ほど回転方向の後方に位置するように傾斜するように構成されている
ことを特徴とする草刈刃。 - 草刈機にて用いられる草刈刃であって、
前記草刈機と連結するための連結部と、
前記連結部を中心として拡がる周辺部と、を備え、
前記周辺部には、前記連結部よりも下方に位置する下部領域から当該草刈刃の外側方向かつ上方向に拡がる傾斜面が、前記連結部を中心とする環状に形成されており、
また前記周辺部の外縁には、前記外側方向かつ上方向に延び出す複数の延出片が形成されており、
前記複数の延出片のうちの少なくとも一部の延出片は、当該草刈刃の回転方向の先端部分が、前記外側方向かつ下方向に凸となる湾曲形状である
ことを特徴とする草刈刃。 - 前記複数の延出片のうちの少なくとも一部の延出片は、当該草刈刃の回転方向の先端部分が、当該草刈刃の内側方向かつ上方向に凸となる湾曲形状である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の草刈刃。 - 草刈機にて用いられる草刈刃であって、
前記草刈機と連結するための連結部と、
前記連結部を中心として拡がる周辺部と、を備え、
前記周辺部には、前記連結部よりも下方に位置する下部領域から当該草刈刃の外側方向かつ上方向に拡がる傾斜面が、前記連結部を中心とする環状に形成されており、
また前記周辺部の外縁には、前記外側方向かつ上方向に延び出す複数の延出片が形成されており、
前記複数の延出片は、当該草刈刃の内側方向かつ上方向に凸となる湾曲形状である前記延出片と、前記外側方向かつ下方向に凸となる湾曲形状である前記延出片と、を含む
ことを特徴とする草刈刃。 - 前記延出片には、凸条が形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の草刈刃。 - 前記周辺部には、前記連結部を中心とする環状に、下方向に膨れ出る膨出部が形成されており、前記下部領域は該膨出部の膨れ出た下端を含む領域であり、前記傾斜面は該膨出部における前記下部領域から前記外側方向に拡がる領域である
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の草刈刃。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の草刈刃を備える草刈機。
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