JP6074884B2 - 固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法、及び、電子機器 - Google Patents
固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法、及び、電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6074884B2 JP6074884B2 JP2011176057A JP2011176057A JP6074884B2 JP 6074884 B2 JP6074884 B2 JP 6074884B2 JP 2011176057 A JP2011176057 A JP 2011176057A JP 2011176057 A JP2011176057 A JP 2011176057A JP 6074884 B2 JP6074884 B2 JP 6074884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor region
- semiconductor substrate
- conductivity type
- solid
- type semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims description 293
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 79
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 878
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 477
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 165
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 113
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 101
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 25
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 17
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 13
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 245
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 76
- 238000000034 method Methods 0.000 description 57
- 102100040678 Programmed cell death protein 1 Human genes 0.000 description 37
- 101710089372 Programmed cell death protein 1 Proteins 0.000 description 37
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 35
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 35
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 31
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 22
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 21
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 20
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 12
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 11
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 10
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 10
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 10
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 10
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 8
- 238000005224 laser annealing Methods 0.000 description 7
- 238000005036 potential barrier Methods 0.000 description 6
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 6
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 5
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 5
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 5
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 5
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 description 5
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 3
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Light Receiving Elements (AREA)
Description
飽和電荷量を増加させる構成として、基体中に深さ方向に複数のフォトダイオードを形成した固体撮像素子が提案されている(特許文献1)。この構成では、n型半導体領域と、n型半導体領域上のp型半導体領域とのPN接合で形成されるフォトダイオード(PD)を深さ方向に3層積層(PD1、PD2、PD3)し、飽和電荷量を増加させている。そして、転送トランジスタ(Tr)として、基体の表面から深さ方向に埋めこまれた縦型ゲート電極を備えている。基体の深い位置に形成されているフォトダイオードPDからは、この縦型Trを使って電荷をフローティングディフュージョン(FD)に転送する。
この固体撮像素子は、半導体基体の表面にイオン注入により第1フォトダイオードPD1及びフローティングディフュージョン(FD)等を形成する。さらに、半導体基体上にゲート電極や配線層等を形成した後、半導体基体を裏返し、半導体基体の裏面を研磨する。
そして、半導体基体の裏面側からイオン注入し、レーザアニール等により例えば1000℃程度の熱処理で不純物の活性化を行い、第2フォトダイオードPD2等を形成する。
上記構成において、第2の第1導電型半導体領域と第2の第2導電型半導体領域との接続面の不純物濃度が、第2の第2導電型半導体領域の第2の第1導電型半導体領域と反対側の層との接続面の不純物濃度以上である。
或いは、上記構成において、第1の第2導電型半導体領域と第2の第2導電型半導体領域とが半導体基体とが半導体基体内で接続されている。そして、第2の第1導電型半導体領域と第2の第2導電型半導体領域と接続面の不純物濃度が、第1の第2導電型半導体領域と第2の第2導電型半導体領域との接続面の不純物濃度以下である。
また、本技術の電子機器は、上述の固体撮像素子と固体撮像素子の撮像部に入射光を導く光学系と、固体撮像素子の出力信号を処理する信号処理回路とを有する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.固体撮像素子の概要
2.固体撮像素子の第1実施形態
3.第1実施形態の固体撮像素子の製造方法
4.固体撮像素子の第2実施形態
5.第2実施形態の固体撮像素子の製造方法
6.固体撮像素子の第3実施形態
7.第3実施形態の固体撮像素子の製造方法
8.固体撮像素子の第4実施形態
9.第4実施形態の固体撮像素子の製造方法
10.固体撮像素子の第5実施形態
11.第5実施形態の固体撮像素子の製造方法
12.電子機器の実施形態
まず、固体撮像素子の概要について説明する。
図1に、上述の特許文献1に記載された固体撮像素子の構成を示す。図1Aは固体撮像素子の構成を示す断面図であり、図1Bは図1Aに示す固体撮像素子のフォトダイオード(PD)における深さ方向のポテンシャルプロファイルである。
半導体基体11の深い位置に第1導電型(p型)半導体領域12Aと第2導電型(n型)半導体領域13との接続面を有して形成された第1フォトダイオード(PD1)を備える。そして、半導体基体11の表面に、不純物濃度が他の領域よりも大きい第1導電型(p+型)半導体領域12Cと、第2導電型(n型)半導体領域13との接続面を有して形成された第3フォトダイオード(PD3)を備える。また、第1フォトダイオード(PD1)と、第3フォトダイオード(PD3)との中間層に、第1導電型(p型)半導体領域12Bと、第2導電型(n型)半導体領域13との接続面を有して形成された第3フォトダイオード(PD2)を備える。
転送チャネル19は、低濃度の第2導電型(n−型)半導体領域により構成され、第1導電型半導体領域12Cと接して平面ゲート電極16Aの直下に形成されている。そして、転送チャネル19は、FD18、及び、オーバーフローパスを構成するn型半導体領域13に接して形成されている。
このため、第1導電型半導体領域と第2導電型半導体領域とのそれぞれの不純物が広範囲に広がり、不純物のプロファイルが緩やかになる。この結果、PN接合付近の不純物濃度が小さくなる。このため、半導体基体11の深い位置に形成したPD1は、単位面積当たりの容量が小さく、蓄積できる飽和信号量が小さくなる。
また、半導体基体21の入射面(基体裏面)上に、カラーフィルタやマイクロレンズ等の光学部品が搭載されている。基体表面側には、配線層や光電変換されて蓄積された信号電荷を読み出すためのMOSトランジスタ等が形成されている。
裏面側のPD2の第2導電型半導体領域24から、表面側のPD1の第2導電型半導体領域22にかけてなだらかな勾配が形成されている。裏面側のPD2は、半導体基体21の表面側に形成された転送Trに電荷を転送しなくてはならないため、ポテンシャルを表面側のPD1よりも低くする必要がある。
まず、通常のプロセスフローにて半導体基体21の表面側にイオン注入によりPD1、及び、縦型Trを構成する不純物の拡散領域、画素分離領域となるp型半導体領域25を形成する。そして、半導体基体21上に絶縁層や導体層を形成し、ゲート電極や配線等を形成する。
次に、半導体基体21の配線層側を支持基板に貼り合わせて、半導体基体21をCMP(Chemical Mechanical Polishing)やエッチングにより、1〜1.5μm程度の厚さまで薄くする。そして、半導体基体21の裏面側から画素分離領域となるp−型半導体領域31を形成するためのイオン注入と、PD2を形成するためのイオン注入を行う。イオン注入後、裏面側にレーザアニールを行い、形成した不純物領域を活性化させ、PD2を形成する。
半導体基体21の表面側と裏面側の2方向からイオン注入を行うことにより、半導体基体21の深部で不純物が広範囲に広がることを抑え、半導体基体21の深さ方向に受光領域を広げることができる。このため、飽和電荷量の増加率を高めることができる。また、裏面側のPD2も比較的低エネルギーで形成できる。
PD2のポテンシャルが高くなると、半導体基体の表面側からイオン注入して形成した第2導電型半導体領域33の濃度が低いため、PD2とPD1との間にポテンシャル障壁ができてしまう。つまり、図3Aに示す構成の固体撮像素子では、裏面側のフォトダイオード(PD2)で生成した電荷を表面のFDに転送することができない。また、第2導電型半導体領域33は、第2導電型半導体領域32よりも半導体基体の深いところに形成されるため、第2導電型半導体領域33よりも不純物が広がりやすく、高濃度に形成することが困難である。
[固体撮像素子の構成例:概略構成図]
以下、本実施形態の固体撮像素子の具体的な実施の形態について説明する。
図4に、固体撮像素子の一例として、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型の固体撮像素子の概略構成図を示す。
出力回路47は、カラム信号処理回路45の各々から水平信号線41を通して順次に供給される信号に対し、信号処理を行って出力する。
次に、図5に、第1実施形態の固体撮像素子の1画素を構成する要部を示す。図5Aは固体撮像素子の構成を示す断面図であり、図5Bは図5Aに示す固体撮像素子のフォトダイオード(PD)のX−X’断面における深さ方向のポテンシャルプロファイルである。
PD2は、基体裏面51B側から順に、高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域59、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域58、及び、第2導電型(n型)半導体領域57を備える。
そして、PD1のn型半導体領域56と、PD2のn型半導体領域57とが、半導体基体51の中央で接続され、PD1とPD2とが一体に形成されている。
p+型半導体領域54,59は、PD1又はPD2における暗電流の発生を抑制するための不純物領域である。n+型半導体領域55,58は電荷蓄積領域であり、n型半導体領域56,57は光電変換領域である。
PD2の第1導電型の半導体領域は、p+型半導体領域59の反対側の層と接する面の不純物濃度以上となる濃度で、p+型半導体領域59と接する面に不純物を有している。ここで、図5Aに示す固体撮像素子の構成において、p+型半導体領域59の反対側の層は、n型半導体領域56である。
つまり、p+型半導体領域59とn+型半導体領域58との接続面での不純物濃度と、n型半導体領域57とPD1のn型半導体領域56との接続面での不純物濃度とを比較する。このとき、p+型半導体領域59とn+型半導体領域58との接続面の不純物濃度が、n型半導体領域57とPD1のn型半導体領域56との接続面の不純物濃度以上となる。このように、PD2の第1導電型の半導体領域(n+型半導体領域58及びn型半導体領域57)の不純物濃度が調整されている。
転送ゲート電極53は、半導体基体51上に形成されている平面ゲート電極53Aと、平面ゲート電極53A下で半導体基体51の表面から深さ方向に柱状に形成されている縦型ゲート電極53Bとからなる。
FD60は、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域からなり、転送ゲート電極53を介してPD1及びPD2と対向する位置の半導体基体51の表面に形成されている。
また、固体撮像素子50では、PD2の不純物濃度がPD1と同程度に形成されている。このため、PD2のn+型半導体領域58のポテンシャルが、PD1のn+型半導体領域55と同じ程度まで高く形成されている。
また、PD2は、n+型半導体領域58のポテンシャルが高く、n+型半導体領域58からn型半導体領域57側にかけてポテンシャルがなだらかに低下している。このように、上述のPD2の不純物濃度に従って、ポテンシャルプロファイルが形成される。つまり、半導体基体51の裏面51B側のp+型半導体領域59とn+型半導体領域58との接続面が、PD1とPD2との接属面以上の濃度の不純物を有している。このため、p+型半導体領域59側のn+型半導体領域58のポテンシャルが高くなる。
このように、固体撮像素子50の構成によれば、PD1と同程度の不純物濃度で形成したPD2の電荷を読み出すことが可能となる。従って、裏面51Bに形成するPD2の不純物濃度を高くすることができるため、p+型半導体領域59とn+型半導体領域58とに急峻なPN接合が得られる。そして、PD2のPN接合容量を大きくすることができ、固体撮像素子50の飽和信号量を増加させることができる。
次に、第1実施形態の固体撮像素子の製造方法の一例を説明する。なお、以下の製造方法の説明では、上述の図5に示す第1実施形態の固体撮像素子50の構成と同様の構成には同じ符号を付して各構成の詳細な説明は省略する。また、半導体基体、配線層、他の各種トランジスタ、及び、固体撮像素子上に形成される各種素子の作製方法については説明を省略する。これらは従来公知の方法により作製することができる。
そして、レジスト層71の開口部から半導体基体51に第1導電型(p型)の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体51の表面51A側に第1画素分離部61を形成する。第1画素分離部61を形成する深さは、最終的に固体撮像素子50を形成した際の半導体基体51の厚さの半分程度とする。
次に、図6Dに示すように、異方性エッチングにより、レジスト層72の開口部から半導体基体51及び絶縁層63をエッチングする。そして、半導体基体51に、トレンチ73を形成する。さらに、図7Eに示すように、トレンチ73内に露出する半導体基体51に、熱酸化膜等からなる絶縁層63を形成する。
そして、図7Hに示すように、レジスト層75をマスクとしてゲート電極材料層74をエッチングする。これにより、ゲート電極53を形成する。ゲート電極53は、半導体基体51のトレンチ73内に形成された部位が縦型ゲート電極53Bとなり、半導体基体51の表面上に形成された部位が平面ゲート電極53Aとなる。
そして、レジスト層76の開口部から半導体基体51の深い位置に第2導電型(n型)の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子50を形成した際の半導体基体51の厚さの半分程度の深さまで行う。この工程により、半導体基体51の深部にPD1を構成する第2導電型(n型)半導体領域56を形成する。
そして、図8Kに示すように、レジスト層76の開口部から第1導電型(p型)の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体51の表面に高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域54を形成する。
以上の工程により、半導体基体51の表面51A側から、p+型半導体領域54、n+型半導体領域55、及び、n型半導体領域56が積層された構成のPD1を形成する。
そして、レジスト層77の開口部から半導体基体51に第2導電型(n型)の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体51の表面51A側の第1画素分離部61内にFD60を形成する。
なお、半導体基体51の裏面51B側を除去する際に、絶縁層64が同時に除去される。このため、半導体基体51を所定の厚さに形成した後、再度、熱酸化膜等からなる表面保護用の絶縁層64を半導体基体51の裏面51Bに形成する。
そして、レジスト層78の開口部から半導体基体51の裏面51B側に第1導電型(p型)の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体51の裏面51B側に第2画素分離部62を形成する。第2画素分離部62は、既に形成されている第1画素分離部61を接触する深さから裏面51Bまで形成する。
この工程により、第1画素分離部61と第2画素分離部62とによる画素分離領域が半導体基体51の表面51Aから裏面51Bまで形成される。
そして、レジスト層79の開口部から半導体基体51の深い位置に第2導電型(n型)の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子50を形成した際の半導体基体51の厚さの半分程度の深さまで行う。そして、形成済みのPD1のn型半導体領域56を接続する位置まで不純物を拡散することにより、n型半導体領域56と接続する位置に、PD2を構成する第2導電型(n型)半導体領域57を形成する。
そして、図11Sに示すように、レジスト層79の開口部から第1導電型(p型)の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体51の裏面51Bに高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域59を形成する。
以上の工程により、半導体基体51の裏面51B側から、p+型半導体領域59、n+型半導体領域58、及び、n型半導体領域57が積層された構成のPD2を形成する。
以上の工程により、本実施形態の固体撮像素子を製造することができる。
このように、半導体基体51の表面51A側に形成するPD1を、表面51A側からのイオン注入によって形成することにより、不純物の濃度が低下せずに、半導体基体51の表面51A側に高濃度の不純物領域を形成することができる。
さらに、半導体基体51の裏面51B側に形成するPD2を、裏面51B側からのイオンイオン注入によって形成することにより、不純物の濃度が低下せずに、半導体基体51の裏面51B側に高濃度の不純物領域を形成することができる。
このため、p+型半導体領域54,59とn+型半導体領域55,58とに急峻なPN接合を形成することができる。この結果、PD1とPD2のPN接合容量を大きくすることができ、固体撮像素子50の飽和信号量を増加させることができる。
p型不純物領域からなる画素分離部61Aは、半導体基体の表面から深くなるに従い、不純物の拡散によりイオン注入断面が広がる。拡散した画素分離領域は、不純物濃度が低くなるため、図12Bに示すように、ポテンシャル勾配が小さくなる。そして、半導体基体の光の入射面側のポテンシャルプロファイル領域が平坦になる。このため、画素分離領域で発生した電荷(電子e−)が隣接する画素に移動しやすくなる。これは、固体撮像素子の混色が増加する原因となる。
図13に示すように、画素分離領域が狭くできるため、不純物濃度の低下が起きず、半半導体基体の光の入射面側のポテンシャル勾配が大きくなる。特に、フォトダイオード側に勾配が向く形状のポテンシャルプロファイルになる。このため、画素分離領域で発生した電荷(電子)を、フォトダイオード側へ移動させ、隣接する画素への移動を抑制することができる。従って、固体撮像素子の混色を抑制することができる。
次に、図14に第1実施形態の変形例1の固体撮像素子の構成を示す。図14Aは固体撮像素子の構成を示す断面図であり、図14Bは図14Aに示す固体撮像素子のフォトダイオード(PD)のX−X’断面における深さ方向のポテンシャルプロファイルである。
そして、PD2は、基体裏面51B側から順に、高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域59、高濃度の第2導電型(n++型)半導体領域81、及び、第2導電型(n型)半導体領域57を備える。
PD1のn型半導体領域56と、PD2のn型半導体領域57とが、半導体基体51の中央で接続され、PD1とPD2とが一体に形成されている。
従って、裏面51Bのp+型半導体領域59とn++型半導体領域81とに急峻なPN接合が得られる。n++型半導体領域81の不純物濃度が大きいため、このPN接合容量も、図5に示す第1実施形態の固体撮像素子50よりも大きくなる。従って、PD2のPN接合容量を大きくすることができ、固体撮像素子80の飽和信号量を増加させることができる。
また、裏面51B側に高いポテンシャルの領域が形成されていても、第1実施形態と同様に、縦型トランジスタが形成されているため、裏面51B側のPD2の信号電荷の転送を容易に行うことができる。
次に、図15に第1実施形態の変形例2の固体撮像素子の構成を示す。図15Aは固体撮像素子の構成を示す断面図であり、図15Bは図15Aに示す固体撮像素子のフォトダイオード(PD)のX−X’断面における深さ方向のポテンシャルプロファイルである。
そして、PD2は、基体裏面51B側から順に、高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域59、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域58、及び、第2導電型(n型)半導体領域57を備える。
PD1のn型半導体領域56と、PD2のn型半導体領域57とが、半導体基体51の中央で接続され、PD1とPD2とが一体に形成されている。
従って、表面51Aのp+型半導体領域54とn++型半導体領域83とに急峻なPN接合が得られる。n++型半導体領域81の不純物濃度が大きいため、このPN接合容量も、図5に示す第1実施形態の固体撮像素子50よりも大きくなる。従って、PD1のPN接合容量を大きくすることができ、固体撮像素子50の飽和信号量を増加させることができる。
次に、第2実施形態の固体撮像素子の構成について説明する。
図16に、第2実施形態の固体撮像素子の1画素を構成する要部を示す。図16は固体撮像素子の構成を示す断面図である。
PD2は、基体裏面91B側から順に、高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域97、及び、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域96を備える。
そして、PD1のn+型半導体領域95と、PD2のn+型半導体領域96とが、半導体基体91の中央で接続され、PD1とPD2とが一体に形成されている。
p+型半導体領域94,97は、PD1又はPD2における暗電流の発生を抑制するための不純物領域である。n+型半導体領域95,96は電荷蓄積領域である。
このように、半導体基体91の表面91A及び裏面91B以上の濃度となるように、中心側の不純物濃度が調整されたn+型半導体領域95とn+型半導体領域96とを接続することにより、ポテンシャル障壁が形成されない構成とすることができる。
FD60は、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域からなり、転送ゲート電極93を介してPD1及びPD2と対向する位置の半導体基体91の表面に形成されている。
PD1ではp+型半導体領域94とn+型半導体領域95との接続面のポテンシャルが低い。そして、n+型半導体領域95のポテンシャルが、p+型半導体領域94から半導体基体91の中心部に近づくに従って高くなる。また、PD2ではp+型半導体領域97とn+型半導体領域96との接続面のポテンシャルが低い。そして、n+型半導体領域96のポテンシャルが、p+型半導体領域97から半導体基体91の中心部に近づくに従って高くなる。
このように、半導体基体91の表面91A及び裏面91Bよりも、中心側に高濃度の不純物が注入されたPD1のn+型半導体領域95と、PD2のn+型半導体領域96とを接続することにより、ポテンシャル障壁が形成されない構成とすることができる。
このため、上述のように、PD1とPD2の接続面の不純物濃度が最も高くなるように、PD1のn+型半導体領域95と、PD2のn+型半導体領域96の不純物分布を制御することが好ましい。
また、PD1のn+型半導体領域95と、PD2のn+型半導体領域96との接続を良好にするためには、半導体基体91の厚さを薄くする必要がある。例えば、半導体基体91の厚さを1.0μm〜3μm程度とすることにより、本実施形態の固体撮像素子の良好な構成を実現できる。
次に、第2実施形態の固体撮像素子の製造方法の一例を説明する。なお、以下の製造方法の説明では、上述の図16に示す第2実施形態の固体撮像素子90の構成と同様の構成には同じ符号を付して各構成の詳細な説明は省略する。また、半導体基体、配線層、他の各種トランジスタ、及び、固体撮像素子上に形成される各種素子の作製方法については説明を省略する。これらは従来公知の方法により作製することができる。
そして、レジスト層104の開口部から半導体基体91にp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体91の表面91A側に第1画素分離部99を形成する。第1画素分離部99を形成する深さは、最終的に固体撮像素子90を形成した際の半導体基体91の厚さの半分程度とする。
そして、図19Eに示すように、レジスト層106をマスクとしてゲート電極材料層105をエッチングする。これにより、ゲート電極93を形成する。
そして、レジスト層107の開口部から半導体基体91の深い位置にn型の不純物を高濃度にイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子90を形成した際の半導体基体91の厚さの半分程度の深さまで行う。この工程により、半導体基体91の深部にPD1を構成するn+型半導体領域95を形成する。
以上の工程により、半導体基体91の表面91A側から、p+型半導体領域94、及び、n+型半導体領域95が積層された構成のPD1を形成する。
そして、レジスト層108の開口部から半導体基体91にn型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体91の表面91A側の第1画素分離部99内にFD98を形成する。
そして、レジスト層110の開口部から半導体基体91の裏面91B側にp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体91の裏面91B側に第2画素分離部100を形成する。第2画素分離部100は、既に形成されている第1画素分離部99に接触する深さから裏面91Bまで形成する。
この工程により、第1画素分離部99と第2画素分離部100とによる画素分離領域が半導体基体91の表面91Aから裏面91Bまで形成される。
そして、レジスト層111の開口部から半導体基体91の深い位置にn型の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子90を形成した際の半導体基体91の厚さの半分程度の深さまで行う。そして、形成済みのPD1のn+型半導体領域95と接続する位置まで不純物を拡散することにより、n+型半導体領域95と接続する位置に、PD2を構成するn+型半導体領域96を形成する。
以上の工程により、半導体基体91の裏面91B側から、p+型半導体領域97、及び、n+型半導体領域96が積層された構成のPD2を形成する。
以上の工程により、第2実施形態の固体撮像素子を製造することができる。
このように、高濃度のn+型半導体領域95,96を接続することにより、PD1とPD2との間にポテンシャル障壁が発生しないプロファイルとすることができる。このような構成によれば、転送ゲート電極93によるPD2の蓄積電荷の読み出しが容易となるため、半導体基体91の深さ方向に埋め込んだゲート電極を形成する必要がない。従って、固体撮像素子の製造工程の工程数の削減や簡略化が可能となる。
次に、第3実施形態の固体撮像素子の構成について説明する。
図23に、第3実施形態の固体撮像素子の1画素を構成する要部を示す。図23は固体撮像素子の構成を示す断面図である。
PD2は、基体裏面121B側から順に、高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域130、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域129、及び、第2導電型(n型)半導体領域128を備える。
そして、PD1のn型半導体領域126とPD2のn型半導体領域128とが、PD1とPD2との間に設けられた第1導電型(p型)半導体領域127と接続され、PD1とPD2とが一体に形成されている。
p+型半導体領域124,130は、PD1又はPD2における暗電流の発生を抑制するための不純物領域である。n+型半導体領域125,129は電荷蓄積領域であり、n型半導体領域126,128は光電変換領域である。
転送ゲート電極123は、半導体基体121上に形成されている平面ゲート電極123Aと、平面ゲート電極123A下で半導体基体121の表面から深さ方向に柱状に形成されている縦型ゲート電極123Bとからなる。
FD131は、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域からなり、転送ゲート電極123を介してPD1及びPD2と対向する位置の半導体基体121の表面に形成されている。
さらに、p型半導体領域127と、n型半導体領域126及びn型半導体領域128との間に、PN接合が形成される。このため、PD1及びPD2において、第1実施形態よりもPN接合容量を大きく得ることができる。
従って、固体撮像素子120の飽和信号量を増加させることができる。
次に、第3実施形態の固体撮像素子の製造方法の一例を説明する。なお、以下の製造方法の説明では、上述の図23に示す第3実施形態の固体撮像素子120の構成と同様の構成には同じ符号を付して各構成の詳細な説明は省略する。また、半導体基体、配線層、他の各種トランジスタ、及び、固体撮像素子上に形成される各種素子の作製方法については説明を省略する。これらは従来公知の方法により作製することができる。
そして、レジスト層136の開口部から半導体基体121に第1導電型(p型)の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体121の表面121A側に第1画素分離部132を形成する。第1画素分離部132を形成する深さは、最終的に固体撮像素子120を形成した際の半導体基体121の厚さの半分程度とする。
そして、図26Hに示すように、レジスト層140をマスクとしてゲート電極材料層139をエッチングする。これにより、ゲート電極123を形成する。ゲート電極123は、半導体基体121のトレンチ138内に形成された部位が縦型ゲート電極123Bとなり、半導体基体121の表面上に形成された部位が平面ゲート電極123Aとなる。
そして、レジスト層141の開口部から半導体基体121の深い位置にp型の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子120を形成した際の半導体基体121の厚さの半分を中心とする位置に行う。この工程により、半導体基体121の深部にp型半導体領域127を形成する。
続けて、図27Kに示すように、レジスト層141の開口部から、前の工程で形成したn型半導体領域126上の浅い領域に、n型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、n+型半導体領域125を形成する。
そして、図27Lに示すように、レジスト層141の開口部から第p型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体121の表面にp+型半導体領域124を形成する。
以上の工程により、半導体基体121の表面121A側から、p+型半導体領域124、n+型半導体領域125及びn型半導体領域126が積層された構成のPD1と、p型半導体領域127とを形成する。
そして、レジスト層145の開口部から半導体基体121に第2導電型(n型)の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体121の表面121A側の第1画素分離部132内にFD131を形成する。
そして、レジスト層143の開口部から半導体基体121の裏面121B側にp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体121の裏面121B側に第2画素分離部133を形成する。第2画素分離部133は、既に形成されている第1画素分離部132と接触する深さから裏面51Bまで形成する。
この工程により、第1画素分離部132と第2画素分離部133とによる画素分離領域が半導体基体121の表面121Aから裏面121Bまで形成される。
そして、レジスト層144の開口部から半導体基体121の深い位置にn型の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子120を形成した際の半導体基体121の厚さの半分程度の深さまで行う。そして、形成済みのp型半導体領域127と接続する位置まで不純物を拡散することにより、p型半導体領域127と接続する位置に、PD2を構成するn型半導体領域128を形成する。
そして、図30Tに示すように、レジスト層144の開口部からp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体121の裏面121Bに高濃度のp+型半導体領域130を形成する。
以上の工程により、半導体基体121の裏面121B側から、p+型半導体領域130、n+型半導体領域129、及び、n型半導体領域128が積層された構成のPD2を形成する。
以上の工程により、第3実施形態の固体撮像素子を製造することができる。
p型半導体領域127を形成するPD1とPD2の間程度の深さであれば、イオン注入する拡散を制御することができる。このため、不純物の拡散によるp型半導体領域127の濃度低下は、問題とならない。このため、PD1とPD2と接触する部分において、p型半導体領域127とn型半導体領域126,128とのPN接合による容量の増加が可能となる。従って、第1実施形態の固体撮像素子に比べて、飽和信号量の増加した固体撮像素子50を製造することができる。
次に、第4実施形態の固体撮像素子の構成について説明する。
図31に、第4実施形態の固体撮像素子の1画素を構成する要部を示す。図31は固体撮像素子の構成を示す断面図である。
PD2は、基体裏面51B側から順に、高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域159、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域158、及び、第2導電型(n型)半導体領域157を備える。
そして、PD1のn型半導体領域156と、PD2のn型半導体領域157とが、半導体基体151の中央で接続され、PD1とPD2とが一体に形成されている。
p+型半導体領域154,159は、PD1又はPD2における暗電流の発生を抑制するための不純物領域である。n+型半導体領域155,158は電荷蓄積領域であり、n型半導体領域156,157は光電変換領域である。
転送ゲート電極153は、半導体基体121上に形成されている平面ゲート電極153Aと、平面ゲート電極153A下で半導体基体121の表面から深さ方向に柱状に形成されている縦型ゲート電極153Bとからなる。
FD161は、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域からなり、転送ゲート電極153を介してPD1及びPD2と対向する位置の半導体基体151の表面に形成されている。
次に、第4実施形態の固体撮像素子の製造方法の一例を説明する。なお、以下の製造方法の説明では、上述の図31に示す第4実施形態の固体撮像素子150の構成と同様の構成には同じ符号を付して各構成の詳細な説明は省略する。また、半導体基体、配線層、他の各種トランジスタ、及び、固体撮像素子上に形成される各種素子の作製方法については説明を省略する。これらは従来公知の方法により作製することができる。
そして、レジスト層166の開口部から半導体基体151にp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体151の表面151A側に第1画素分離部162を形成する。第1画素分離部162を形成する深さは、最終的に固体撮像素子150を形成した際の半導体基体151の厚さの半分程度とする。
そして、図34Iに示すように、レジスト層170をマスクとしてゲート電極材料層169をエッチングする。これにより、ゲート電極153を形成する。ゲート電極153は、半導体基体151のトレンチ168内に形成された部位が縦型ゲート電極153Bとなり、半導体基体151の表面上に形成された部位が平面ゲート電極153Aとなる。
そして、レジスト層171の開口部から半導体基体151の深い位置にn型の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子150を形成した際の半導体基体151の厚さの半分を中心とする位置に行う。この工程により、半導体基体151の深部にn型半導体領域156を形成する。
続けて、図35Lに示すように、レジスト層171の開口部から第p型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体151の表面にp+型半導体領域154を形成する。
以上の工程により、半導体基体151の表面151A側から、p+型半導体領域154、n+型半導体領域155及びn型半導体領域156が積層された構成のPD1とを形成する。
そして、レジスト層172の開口部から半導体基体151にn型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体151の表面151A側の第1画素分離部162内にFD161を形成する。
そして、レジスト層174の開口部から半導体基体151の裏面151B側にp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体151の裏面151B側に第2画素分離部163を形成する。第2画素分離部163は、既に形成されている第1画素分離部162と接触する深さから裏面151Bまで形成する。
この工程により、第1画素分離部162と第2画素分離部163とによる画素分離領域が半導体基体151の表面151Aから裏面151Bまで形成される。
そして、レジスト層175の開口部から半導体基体151の深い位置にn型の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子150を形成した際の半導体基体151の厚さの半分程度の深さまで行う。そして、形成済みのn型半導体領域156と接続する位置まで不純物を拡散することにより、n型半導体領域156と接続する位置に、PD2を構成するn型半導体領域157を形成する。
そして、図38Tに示すように、レジスト層175の開口部からp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体151の裏面151Bにp+型半導体領域159を形成する。
以上の工程により、半導体基体151の裏面151B側から、p+型半導体領域159、n+型半導体領域158、及び、n型半導体領域157が積層された構成のPD2を形成する。
以上の工程により、第4実施形態の固体撮像素子を製造することができる。
次に、図39に、第5実施形態の固体撮像素子の1画素を構成する要部を示す。
図39に示す固体撮像素子180は、半導体基体181の基体表面181A上に、絶縁層と配線とからなる配線層182が設けられている。半導体基体181の基体裏面181B上には絶縁層196を介して図示しない光電変換膜、カラーフィルタ、及び、マイクロレンズ等の光学部品が搭載される。
PD2は、基体裏面181B側から順に、高濃度の第1導電型(p+型)半導体領域190、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域189、及び、第2導電型(n型)半導体領域188を備える。
p+型半導体領域185,190は、PD1又はPD2における暗電流の発生を抑制するための不純物領域である。n+型半導体領域186,189は電荷蓄積領域であり、n型半導体領域187,188は光電変換領域である。
第1転送Trは、絶縁層195を介して形成された第1転送ゲート電極183と、転送された信号電荷を蓄積する第1フローティングディフュージョン(FD)191とから構成される、平面Trである。
第1FD191は、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域からなり、第1転送ゲート電極183を介してPD1と対向する位置の半導体基体181の表面に形成されている。
第2転送ゲート電極184は、半導体基体181上に形成されている平面ゲート電極184Aと、平面ゲート電極184A下で半導体基体181の表面から深さ方向に柱状に形成されている縦型ゲート電極184Bとからなる。
第2FD192は、高濃度の第2導電型(n+型)半導体領域からなり、第2転送ゲート電極184を介してPD2と対向する位置の半導体基体181の表面に形成されている。
PD2は、第2画素分離部194と縦型ゲート電極184Bとの間のほぼ全面に形成されている。
また、n+型半導体領域186及びn型半導体領域187は、第1転送ゲート電極183側がp+型半導体領域185の端部に沿って形成されている。また、第2転送ゲート電極184側は、第2転送ゲート電極184に読み出し用の電圧を印加した際、PD1からFD2へ電荷が転送されない程度の間隔を開けて形成されている。
このように、固体撮像素子180は、PD1とPD2とをそれぞれ別のトランジスタにより読み出す構成である。
裏面側のPD2の不純物濃度が高く、従来のポテンシャル勾配による電荷転送はできない構成においても、縦型Trにより、PD2のn+型半導体領域189、及び、n型半導体領域188に蓄積された電荷が、第2FD192に転送される。このように、固体撮像素子180の構成によれば、PD1と同程度の不純物濃度で形成したPD2の電荷を読み出すことが可能となる。
例えば、PD1で長波長側の光を検出し、PD2で短波長側の光を検出する構成とすることができる。また、半導体基体181の裏面181B上の光電変換膜を備えることにより、光電変換膜で、PD1とPD2の中間の波長の光を検出することもできる。
このため、固体撮像素子からカラーフィルタを構成から除くことができ、光の利用効率の向上が可能となる。
次に、第5実施形態の固体撮像素子の製造方法の一例を説明する。なお、以下の製造方法の説明では、上述の図39に示す第5実施形態の固体撮像素子180の構成と同様の構成には同じ符号を付して各構成の詳細な説明は省略する。また、半導体基体、配線層、他の各種トランジスタ、及び、固体撮像素子上に形成される各種素子の作製方法については説明を省略する。これらは従来公知の方法により作製することができる。
そして、レジスト層197の開口部から半導体基体181にp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体181の表面181A側に第1画素分離部193を形成する。第1画素分離部193を形成する深さは、最終的に固体撮像素子180を形成した際の半導体基体181の厚さの半分程度とする。
次に、図41Dに示すように、異方性エッチングにより、レジスト層198の開口部から半導体基体181及び絶縁層195をエッチングする。そして、半導体基体181に、トレンチ199を形成する。さらに、図41Eに示すように、トレンチ199内に露出する半導体基体181に、熱酸化膜等からなる絶縁層195を形成する。
そして、図42Hに示すように、レジスト層201をマスクとしてゲート電極材料層200をエッチングする。これにより、第1転送ゲート電極183及び第2転送ゲート電極184を形成する。第2転送ゲート電極184は、半導体基体181のトレンチ199内に形成された部位が縦型ゲート電極184Bとなり、半導体基体181の表面上に形成された部位が平面ゲート電極184Aとなる。
そして、レジスト層202の開口部から半導体基体181の深い位置にn型の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子180を形成した際の半導体基体181の厚さの半分程度の深さまで行う。この工程により、半導体基体181の深部にPD1を構成するn型半導体領域187を形成する。
以上の工程により、半導体基体181の表面181A側から、p+型半導体領域185、n+型半導体領域186、及び、n型半導体領域187が積層された構成のPD1を形成する。
そして、レジスト層203の開口部から半導体基体181にn型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体181の表面181A側に第1FD191及び第2FD192を形成する。
そして、レジスト層205の開口部から半導体基体181の裏面181B側にp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体181の裏面181B側に第2画素分離部194を形成する。第2画素分離部194は、既に形成されている第1画素分離部193と接触する深さから裏面181Bまで形成する。
この工程により、第1画素分離部193と第2画素分離部194とによる画素分離領域が半導体基体181の表面181Aから裏面181Bまで形成される。
そして、レジスト層206の開口部から半導体基体181の深い位置にn型の不純物をイオン注入する。イオン注入は、最終的に固体撮像素子180を形成した際の半導体基体181の厚さの半分程度の深さまで行う。そして、形成済みのPD1のn型半導体領域187を接続する位置まで不純物を拡散することにより、n型半導体領域187と接続する位置に、PD2を構成するn型半導体領域188を形成する。
そして、図46Sに示すように、レジスト層206の開口部からp型の不純物をイオン注入する。このイオン注入により、半導体基体181の裏面181Bに高濃度のp+型半導体領域190を形成する。
以上の工程により、半導体基体181の裏面181B側から、p+型半導体領域190、n+型半導体領域189、及び、n型半導体領域188が積層された構成のPD2を形成する。
以上の工程により、本実施形態の固体撮像素子を製造することができる。
また、上述の本実施形態の製造方法によれば、p型の不純物を注入して画素分離を形成する工程において、半導体基体181の表面181A側と裏面181B側から、イオン注入を行い、第1画素分離部193、第2画素分離部194を形成する。このため、基板の深い領域までイオン注入した際に発生する不純物の拡散を抑制することができ、混色の発生し難い固体撮像素子を製造することができる。
次に、上述の固体撮像素子を備える電子機器の実施形態について説明する。
上述の固体撮像素子は、例えば、デジタルカメラやビデオカメラ等のカメラシステム、撮像機能を有する携帯電話、又は、撮像機能を備えた他の機器等の電子機器に適用することができる。図47に、電子機器の一例として、固体撮像素子を静止画像又は動画を撮影が可能なカメラに適用した場合の概略構成を示す。
(1)半導体基体の第1主面側に形成された第1の第1導電型半導体領域と、前記第1の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第1の第2導電型半導体領域と、からなる第1フォトダイオードと、前記半導体基体の第2主面側に形成された第2の第1導電型半導体領域と、前記第2の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第2の第2導電型半導体領域と、からなる第2フォトダイオードと、前記半導体基体の第1主面に形成されたゲート電極と、を備え、前記第2の第1導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域との接続面の不純物濃度が、前記第2の第2導電型半導体領域の前記第2の第1導電型半導体領域と反対側の層との接続面の不純物濃度以上である固体撮像素子。
(2)前記第1の第2導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域との間に第3の第1導電型半導体領域を備える(1)に記載の固体撮像素子。
(3)前記第1の第2導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域との間に、前記第1の第2導電型半導体領域及び前記第2の第2導電型半導体領域よりも不純物濃度が低い第2導電型半導体領域を備える(1)又は(2)に記載の固体撮像素子。
(4)前記半導体基体の第1主面に形成された前記第1フォトダイオードの電荷を読み出す平面型の転送トランジスタと、前記半導体基体の第1主面に形成された前記第2フォトダイオードを読み出す縦型の転送トランジスタと、を備える(1)から(3)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(5)半導体基体の第1主面側に形成された第1の第1導電型半導体領域と、前記第1の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第1の第2導電型半導体領域と、からなる第1フォトダイオードと、前記半導体基体の第2主面側に形成された第2の第1導電型半導体領域と、前記第2の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第2の第2導電型半導体領域と、からなる第2フォトダイオードと、前記半導体基体の第1主面に形成されたゲート電極と、を備え、前記第1の第2導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域とが前記半導体基体内で接続され、前記第2の第1導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域と接続面の不純物濃度が、前記第1の第2導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域との接続面の不純物濃度以下である固体撮像素子。
(6)半導体基体の第1主面側から第2導電型の不純物を注入し、第1主面側の前記半導体基体の内部に第1の第2導電型半導体領域を形成する工程と、前記半導体基体の第1主面側から第1導電型の不純物を注入し、前記半導体基体の第1主面の表面に第1の第1導電型半導体領域を形成する工程と、前記半導体基体の第1主面にゲート電極を形成する工程と、前記半導体基体の第2主面側から第2導電型の不純物を注入し、第2主面側の前記半導体基体の内部に、第2主面の表面側の不純物濃度が前記半導体基体の深部側の不純物濃度以上の第2の第2導電型半導体領域を形成する工程と、前記半導体基体の第2主面側から第1導電型の不純物を注入し、前記半導体基体の第2主面の表面に第2の第1導電型半導体領域を形成する工程と、を有する固体撮像素子の製造方法。
(7)第1主面側から第1導電型の不純物を注入して、第1主面側の表面から前記半導体基体の内部まで第1画素分離を形成する工程と、第2主面側から第1導電型の不純物を注入して、第2主面側の表面から前記第1画素分離が形成されている位置まで第2画素分離を形成する工程と、を有する(6)に記載の固体撮像素子の製造方法。
(8)(1)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子と、前記固体撮像素子の撮像部に入射光を導く光学系と、前記固体撮像素子の出力信号を処理する信号処理回路と、を有する電子機器。
Claims (7)
- 半導体基体の第1主面側に形成された第1の第1導電型半導体領域と、前記第1の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第1の第2導電型半導体領域と、からなる第1フォトダイオードと、
前記半導体基体の第2主面側に形成された第2の第1導電型半導体領域と、前記第2の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第2の第2導電型半導体領域と、からなる第2フォトダイオードと、
前記半導体基体の第1主面上に形成された平面ゲート電極と、前記平面ゲート電極下で前記半導体基体の表面から前記第2の第2導電型半導体領域まで、深さ方向に柱状に形成されている縦型ゲート電極とからなる転送ゲート電極と、を備え、
前記第2の第1導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域とのPN接合容量が、前記第1の第2導電型半導体領域と前記第1の第1導電型半導体領域とのPN接合容量以上である
固体撮像素子。 - 前記第1の第2導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域との間に第3の第
1導電型半導体領域を備える請求項1に記載の固体撮像素子。 - 前記半導体基体の第1主面に形成された平面ゲート電極により前記第1フォトダイオードの電荷を読み出す平面型の転送トランジスタと、前記半導体基体の第1主面の表面から深さ方向に柱状に形成された縦型ゲート電極により前記第2フォトダイオードを読み出す縦型の転送トランジスタと、を備える請求項1に記載の固体撮像素子。
- 半導体基体の第1主面側に形成された第1の第1導電型半導体領域と、前記第1の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第1の第2導電型半導体領域と、からなる第1フォトダイオードと、
前記半導体基体の第2主面側に形成された第2の第1導電型半導体領域と、前記第2の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第2の第2導電型半導体領域と、からなる第2フォトダイオードと、
前記半導体基体の第1主面上に形成された平面ゲート電極と、前記平面ゲート電極下で前記半導体基体の表面から前記第2の第2導電型半導体領域まで、深さ方向に柱状に形成されている縦型ゲート電極とからなる転送ゲート電極と、を備え、
前記第1の第2導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域とが前記半導体基体内で接続され、前記第2の第1導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域とのPN接合容量が、前記第1の第2導電型半導体領域と前記第1の第1導電型半導体領域とのPN接合容量以上である
固体撮像素子。 - 半導体基体の第1主面側から第2導電型の不純物を注入し、第1主面側の前記半導体基体の内部に第1の第2導電型半導体領域を形成する工程と、
前記半導体基体の第1主面側から第1導電型の不純物を注入し、前記半導体基体の第1主面の表面に第1の第1導電型半導体領域を形成する工程と、
前記半導体基体の第1主面の表面から第2の第2導電型半導体領域を形成する位置まで、深さ方向に柱状の縦型ゲート電極を形成し、前記縦型ゲート電極上に平面ゲート電極を形成して、転送ゲート電極を形成する工程と、
前記半導体基体の第2主面側から第2導電型の不純物を注入し、第2主面側の前記半導体基体の内部に、第2主面の表面側の不純物濃度が前記半導体基体の深部側の不純物濃度以上の前記第2の第2導電型半導体領域を形成する工程と、
前記半導体基体の第2主面側から第1導電型の不純物を注入し、前記半導体基体の第2主面の表面に第2の第1導電型半導体領域を形成する工程と、を有する
固体撮像素子の製造方法。 - 第1主面側から第1導電型の不純物を注入して、第1主面側の表面から前記半導体基体の内部まで第1画素分離を形成する工程と、第2主面側から第1導電型の不純物を注入して、第2主面側の表面から前記第1画素分離が形成されている位置まで第2画素分離を形成する工程と、を有する請求項5に記載の固体撮像素子の製造方法。
- 半導体基体の第1主面側に形成された第1の第1導電型半導体領域と、前記第1の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第1の第2導電型半導体領域と、からなる第1フォトダイオードと、前記半導体基体の第2主面側に形成された第2の第1導電型半導体領域と、前記第2の第1導電型半導体領域と接して前記半導体基体の内部に形成された第2の第2導電型半導体領域と、からなる第2フォトダイオードと、前記半導体基体の第1主面上に形成された平面ゲート電極と、前記平面ゲート電極下で前記半導体基体の表面から前記第2の第2導電型半導体領域まで、深さ方向に柱状に形成されている縦型ゲート電極とからなる転送ゲート電極と、を備え、前記第2の第1導電型半導体領域と前記第2の第2導電型半導体領域とのPN接合容量が、前記第1の第2導電型半導体領域と前記第1の第1導電型半導体領域とのPN接合容量以上である固体撮像素子と、
前記固体撮像素子の撮像部に入射光を導く光学系と、
前記固体撮像素子の出力信号を処理する信号処理回路と、を有する
電子機器。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011176057A JP6074884B2 (ja) | 2011-08-11 | 2011-08-11 | 固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法、及び、電子機器 |
US13/540,760 US9570489B2 (en) | 2011-07-12 | 2012-07-03 | Solid state imaging device having impurity concentration on light receiving surface being greater or equal to that on opposing surface |
CN201210232192.XA CN102881698B (zh) | 2011-07-12 | 2012-07-05 | 固体摄像器件、固体摄像器件的制造方法以及电子设备 |
CN201710073089.8A CN107104118B (zh) | 2011-07-12 | 2012-07-05 | 固体摄像器件以及电子设备 |
CN201710092445.0A CN106997887B (zh) | 2011-07-12 | 2012-07-05 | 固体摄像器件、固体摄像器件的制造方法以及电子设备 |
US15/426,691 US11315968B2 (en) | 2011-07-12 | 2017-02-07 | Solid state image device having an impurity concentration at a p/n interface of one photodiode being equal to or greater than at p/n interface of another photodiode within a semiconductor substrate |
US17/656,456 US20220328546A1 (en) | 2011-07-12 | 2022-03-25 | Solid-state imaging device, solid-state imaging device manufacturing method, and electronic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011176057A JP6074884B2 (ja) | 2011-08-11 | 2011-08-11 | 固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法、及び、電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013041875A JP2013041875A (ja) | 2013-02-28 |
JP6074884B2 true JP6074884B2 (ja) | 2017-02-08 |
Family
ID=47890042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011176057A Expired - Fee Related JP6074884B2 (ja) | 2011-07-12 | 2011-08-11 | 固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法、及び、電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6074884B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10861887B2 (en) | 2017-01-03 | 2020-12-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image sensor |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6221341B2 (ja) * | 2013-05-16 | 2017-11-01 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法および電子機器 |
JP6021762B2 (ja) * | 2013-08-28 | 2016-11-09 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 固体撮像装置および製造方法、並びに、電子機器 |
JP6855287B2 (ja) * | 2017-03-08 | 2021-04-07 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 固体撮像装置、および電子機器 |
JP7039205B2 (ja) * | 2017-07-27 | 2022-03-22 | キヤノン株式会社 | 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、及び撮像装置 |
US11348955B2 (en) * | 2018-06-05 | 2022-05-31 | Brillnics Singapore Pte. Ltd. | Pixel structure for image sensors |
JP2020021775A (ja) | 2018-07-30 | 2020-02-06 | キヤノン株式会社 | 固体撮像装置及び撮像システム |
US11100586B1 (en) | 2019-07-09 | 2021-08-24 | Wells Fargo Bank, N.A. | Systems and methods for callable options values determination using deep machine learning |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7652313B2 (en) * | 2005-11-10 | 2010-01-26 | International Business Machines Corporation | Deep trench contact and isolation of buried photodetectors |
JP5365144B2 (ja) * | 2008-11-06 | 2013-12-11 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 |
JP5320989B2 (ja) * | 2008-11-07 | 2013-10-23 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置、及び電子機器 |
JP5277880B2 (ja) * | 2008-11-07 | 2013-08-28 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、及び電子機器 |
JP5407282B2 (ja) * | 2008-11-07 | 2014-02-05 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 |
JP2010192483A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Panasonic Corp | 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法 |
JP2011066241A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Sony Corp | 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 |
US8637910B2 (en) * | 2009-11-06 | 2014-01-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image sensor |
CA2786760C (en) * | 2010-06-01 | 2018-01-02 | Boly Media Communications (Shenzhen) Co., Ltd. | Multi-spectrum photosensitive device |
-
2011
- 2011-08-11 JP JP2011176057A patent/JP6074884B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10861887B2 (en) | 2017-01-03 | 2020-12-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image sensor |
US11404457B2 (en) | 2017-01-03 | 2022-08-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013041875A (ja) | 2013-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11315968B2 (en) | Solid state image device having an impurity concentration at a p/n interface of one photodiode being equal to or greater than at p/n interface of another photodiode within a semiconductor substrate | |
JP6074884B2 (ja) | 固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法、及び、電子機器 | |
KR102687387B1 (ko) | 고체 촬상 소자 및 그 제조 방법 및 전자 기기 | |
US11032504B2 (en) | Solid-state imaging device, method of manufacturing solid-state imaging device, and electronic apparatus | |
KR102214822B1 (ko) | 고체 촬상 소자 및 그의 제조 방법, 및 전자 기기 | |
US8558340B2 (en) | Semiconductor device, solid-state imaging device, method for manufacturing semiconductor device, method for manufacturing solid-state imaging device, and electronic apparatus | |
JP5564909B2 (ja) | 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 | |
JP5621266B2 (ja) | 固体撮像装置とその製造方法、並びに電子機器 | |
JP5365144B2 (ja) | 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 | |
JP2011159757A (ja) | 固体撮像装置とその製造方法、固体撮像装置の駆動方法、及び電子機器 | |
JP2012199489A (ja) | 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、及び電子機器 | |
JP2016136584A (ja) | 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法 | |
JP2013016676A (ja) | 固体撮像装置及びその製造方法、電子機器 | |
JP2017195215A (ja) | 撮像素子及びその製造方法 | |
JP5508356B2 (ja) | 固体撮像装置およびその駆動方法、固体撮像装置の製造方法、並びに電子情報機器 | |
WO2010068249A1 (en) | Trench isolation regions in image sensors | |
JP5407282B2 (ja) | 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 | |
JP4867309B2 (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161226 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6074884 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |