JP2011066241A - 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 - Google Patents

固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、飽和電荷量(Qs)の向上が図られ、かつ、製造工程を増加することなくアライメント精度が向上された高性能な固体撮像装置を提供する。また、その固体撮像装置を用いた電子機器を提供する。
【解決手段】基板12と、基板12に形成され、基板12の裏面側から入射する入射光に応じた信号電荷を生成、蓄積する受光部PDを有する。また、基板12を貫通して形成された縦型ゲート電極18を有して構成され、受光部PDで蓄積された信号電荷を転送する転送トランジスタTrを有する。また、基板12を貫通して形成されたアライメントマーク15を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像装置、及び固体撮像装置の製造方法に関し、特に裏面照射型の固体撮像装置に関する。また、その固体撮像装置を用いた電子機器に関する。
固体撮像装置は、CCD(Charge Coupled Device)型固体撮像装置と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型固体撮像装置とに大別される。
これらの固体撮像装置では、画素毎にフォトダイオードからなる受光部が形成されており、受光部では、受光部に入射した光による光電変換により信号電荷が生成される。CCD型の固体撮像装置では、受光部において生成された信号電荷はCCD構造を有する電荷転送部内を転送され、出力部において画素信号に変換されて出力される。一方、CMOS型の固体撮像装置では、受光部において生成された信号電荷は画素毎に増幅され、増幅された信号が画素信号として信号線により出力される。
近年、固体撮像装置の特性向上の為に、画素サイズの縮小や、飽和電荷量(Qs)及び感度の向上が図られている。下記特許文献1には、飽和電荷量(Qs)や、感度を低下させることなく画素サイズの微細化を可能にするため、半導体基板の深さ方向に形成された縦型ゲート電極を有する転送トランジスタが用いられたCMOS型の固体撮像装置が記載されている。縦型ゲート電極を構成することにより、基板の深い位置に形成されたフォトダイオードに蓄積された信号電荷を読み出すことが可能となるので、フォトダイオードの面積を確保することが容易となり、飽和電荷量(Qs)の向上が図られる。
また、下記特許文献2では、配線層を基板の光照射面(裏面)とは反対側(表面側)に配置することにより、基板に形成された受光部の開口面積が大きくされ、配線の自由度の向上が図られた裏面照射型の固体撮像装置が記載されている。裏面照射型の固体撮像装置では、基板の光照射側に配線層が形成されないので、受光面積を考慮した配線の必要がなくなり、画素サイズが縮小化された場合にも十分な開口面積を確保することが容易となる。
特開2005−223084号公報 特開2003−31785号公報
ところで、表面照射型のCMOS型固体撮像装置では、基板上に配線層を形成持に、配線層の材料(例えばアルミニウム)等でアライメントマークを形成し、このアライメントマークによって、配線層上部に形成するオンチップレンズ等の位置合わせを行っていた。しかしながら、上述した裏面照射型のCMOS型固体撮像装置では、光照射面側に配線層が形成されないため、配線層の形成と同時にアライメントマークを形成することができず、アライメントマークは、配線層とは別に形成する必要がある。このため、裏面照射型の固体撮像装置においてアライメントマークを形成してカラーフィルタ層やオンチップレンズを高精度に位置決めしようとすると、製造工程を増加することとなり、製造コストが上がってしまうという問題がある。
また、裏面照射型の固体撮像装置において、縦型ゲート電極を構成する場合はアライメントマークを別途形成する工程の他、縦型ゲート電極を形成する工程が必要となるため、さらに製造工程が増加し、製造コストが上昇する。
上述の点に鑑み、本発明は、飽和電荷量(Qs)の向上が図られ、かつ、製造工程を増加することなくアライメント精度が向上された高性能な固体撮像装置を提供する。また、その固体撮像装置を用いた電子機器を提供する。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、基板と、基板に形成され、基板の裏面側から入射する入射光に応じた信号電荷を生成、蓄積する受光部を有する。また、基板を貫通して形成された縦型ゲート電極を有して構成され、受光部で蓄積された信号電荷を転送する転送トランジスタを有する。また、基板を貫通して形成されたアライメントマークを有する。
本発明の固体撮像装置では、縦型ゲート電極及びアライメントマークが基板を貫通して形成されている。基板の深さ方向に形成された受光部に蓄積された信号電荷が、縦型ゲート電極により効率よく読み出されるとともに、基板を貫通するアライメントマークにより、基板裏面側からの位置あわせの精度が向上する。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、基板を準備する工程、基板の縦型ゲート電極を形成する位置に、基板の表面側から裏面側に貫通する第1の貫通孔を形成する工程を有する。また、第1の貫通孔を形成する工程と同時に、基板のアライメントマークを形成する位置に、基板の表面側から裏面側に貫通する第2の貫通孔を形成する工程を有する。また、第1貫通孔及び第2の貫通孔に絶縁膜を介して電極材料を埋め込み、縦型ゲート電極とアライメントマークを形成する工程、基板の表面側に、絶縁層を介して複数の配線が積層した配線層を形成する工程を有する。また、アライメントマークで位置決めすることにより、基板裏面側に、カラーフィルタ層及びオンチップレンズを形成する工程を有する。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、アライメントマークと縦型ゲート電極が同一工程で形成される。また、基板を貫通するアライメントマークにより、基板の裏面側に、アライメントマークで位置決めされたカラーフィルタ層及びオンチップレンズが形成される。
本発明の電子機器は、光学レンズと、光学レンズに集光された光が入射される固体撮像装置と、固体撮像装置から出力される出力信号を処理する信号処理回路とを有する。また、固体撮像装置は、基板と、基板に形成され、基板の裏面側から入射する入射光に応じた信号電荷を生成、蓄積する受光部を有する。また、基板を貫通して形成された縦型ゲート電極を有して構成され、受光部で蓄積された信号電荷を転送する転送トランジスタを有する。また、基板を貫通して形成されたアライメントマークを有する。
本発明によれば、飽和電荷量(Qs)の向上が図られると共に、アライメント精度が向上された固体撮像装置、及びその固体撮像装置を用いた電子機器が得られる。
本発明の第1の実施形態に係るCMOS型の固体撮像装置の全体を示す概略構成図である。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の画素部における概略断面構成図である。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の1画素分の概略断面構成図である。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の他の例の1画素分の概略断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図5Aは要部の概略平面図であり、図5Bは図5Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図6Aは要部の概略平面図であり、図6Bは図6Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図7Aは要部の概略平面図であり、図7Bは図7Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図8Aは要部の概略平面図であり、図8Bは図8Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図9Aは要部の概略平面図であり、図9Bは図9Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図10Aは要部の概略平面図であり、図10Bは図10Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図11Aは要部の概略平面図であり、図11Bは図11Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図12Aは要部の概略平面図であり、図12Bは図12Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図13Aは要部の概略平面図であり、図13Bは図13Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図14Aは要部の概略平面図であり、図14Bは図14Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 製造方法を示す工程図であり、図15Aは要部の概略平面図であり、図15Bは図15Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 露出されるアライメントマークの他の例である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図17Aは要部の概略平面図であり、図17Bは図17Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図18Aは要部の概略平面図であり、図18Bは図18Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図19Aは要部の概略平面図であり、図19Bは図19Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図20Aは要部の概略平面図であり、図20Bは図20Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図21Aは要部の概略平面図であり、図21Bは図21Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図22Aは要部の概略平面図であり、図22Bは図22Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図23Aは要部の概略平面図であり、図23Bは図23Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図24Aは要部の概略平面図であり、図24Bは図24Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図25Aは要部の概略平面図であり、図25Bは図25Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図26Aは要部の概略平面図であり、図26Bは図26Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図27Aは要部の概略平面図であり、図27Bは図27Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 A,B 第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図であり、図28Aは要部の概略平面図であり、図28Bは図27Aのa−a’線上に沿う断面構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る電子機器の概略構成図である。
以下に、本発明の実施形態に係る固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器の一例を、図1〜図29を参照しながら説明する。本発明の実施形態は以下の順で説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。
1.第1の実施形態:固体撮像装置
1−1 固体撮像装置全体の構成
1−2 要部の構成
1−3 製造方法
2.第2の実施形態:固体撮像装置の製造方法
3.第3の実施形態:電子機器
〈1.第1の実施形態:固体撮像装置〉
[1−1 固体撮像装置の全体の構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るCMOS型の固体撮像装置1の全体を示す概略構成図である。
本実施形態例の固体撮像装置1は、シリコンからなる基板11上に配列された複数の画素2から構成される画素部3と、垂直駆動回路4と、カラム信号処理回路5と、水平駆動回路6と、出力回路7と、制御回路8等を有して構成される。
画素2は、フォトダイオードからなる受光部と、複数の画素トランジスタとから構成され、基板11上に、2次元アレイ状に規則的に複数配列される。画素2を構成する画素トランジスタは、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタ、アンプトランジスタで構成される4つの画素トランジスタであってもよく、また、選択トランジスタを除いた3つのトランジスタであってもよい。
画素部3は、2次元アレイ状に規則的に複数配列された画素2から構成される。画素部3は、実際に光を受光し光電変換によって生成された信号電荷を増幅してカラム信号処理回路5に読み出す有効画素領域と、黒レベルの基準になる光学的黒を出力するための黒基準画素領域(図示せず)とから構成されている。黒基準画素領域は、通常は、有効画素領域の外周部に形成されるものである。
制御回路8は、垂直同期信号、水平同期信号及びマスタクロックに基づいて、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5、及び水平駆動回路6等の動作の基準となるクロック信号や制御信号などを生成する。そして、制御回路8で生成されたクロック信号や制御信号などは、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5及び水平駆動回路6等に入力される。
垂直駆動回路4は、例えばシフトレジスタによって構成され、画素部3の各画素2を行単位で順次垂直方向に選択走査する。そして、各画素2のフォトダイオードにおいて受光量に応じて生成した信号電荷に基づく画素信号を、垂直信号線を通してカラム信号処理回路5に供給する。
カラム信号処理回路5は、例えば、画素2の列毎に配置されており、1行分の画素2から出力される信号を画素列毎に黒基準画素領域(図示しないが、有効画素領域の周囲に形成される)からの信号によって、ノイズ除去や信号増幅等の信号処理を行う。カラム信号処理回路5の出力段には、水平選択スイッチ(図示せず)が水平信号線10とのあいだに設けられている。
水平駆動回路6は、例えばシフトレジスタによって構成され、水平走査パルスを順次出力することによって、カラム信号処理回路5の各々を順番に選択し、カラム信号処理回路5の各々から画素信号を水平信号線10に出力させる。
出力回路7は、カラム信号処理回路5の各々から水平信号線10を通して、順次に供給される信号に対し信号処理を行い出力する。
[1−2 要部の構成]
図2は、本実施形態例の固体撮像装置1の画素部3における概略断面構成図であり、図3は、1画素分の概略断面構成図である。
図3に示すように、本実施形態例の固体撮像装置1は、基板12と、基板12の光照射面となる裏面側に形成されたカラーフィルタ層20及びオンチップレンズ21と、基板12の表面側に形成された配線層41とを有して構成されている。
基板12には、受光部PDと複数の画素トランジスタ(本実施形態例では、転送トランジスタTrのみ図示する)とから構成される複数の画素2が形成されている。また、本実施形態例の転送トランジスタTrは、縦型ゲート電極18、及びフローティングディフュージョン部FDを有して構成されている。
受光部PDは、基板12の裏面側から表面側に架けて形成されたフォトダイオードにより構成されている。
縦型ゲート電極18は、受光部PDに隣接する領域に形成され、基板12の表面側から裏面側に貫通する貫通孔にSiO等からなる絶縁膜17を介して埋め込まれたポリシリコンからなる電極材料により構成されている。すなわち、縦型ゲート電極18は、基板12の表面側か裏面側に貫通するように形成されている。
フローティングディフュージョン部FDは、基板12表面側の、縦型ゲート電極18に隣接する領域に形成されている。
図2では、複数の画素トランジスタのうち、転送トランジスタTrのみを図示したが、その他、リセットトランジスタや、増幅トランジスタ、選択トランジスタ等、所望のトランジスタが基板12上に形成されている。
さらに、図2に示すように、基板12の所望の領域には、基板12を貫通するアライメントマーク15が形成されている。このアライメントマーク15は、縦型ゲート電極18と同様、貫通孔に形成された絶縁膜17と、絶縁膜17を介して貫通孔に埋め込まれたポリシリコン(電極材料)からなる埋め込み層19により形成されている。
配線層41は、基板12の光照射側とは反対側である表面側に、層間絶縁膜13を介して積層された複数の配線14を有して構成されている。
基板12の光照射側となる裏面側には、例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色のカラーフィルタ層20が画素毎に形成されている。そして、オンチップレンズ21は、カラーフィルタ層20上部に形成されている。そして、これらのカラーフィルタ層20およびオンチップレンズ21は、アライメントマーク15によって位置決めされて形成されたものである。
図3に、1画素分の基板領域の概略断面構成を示し、1画素における構成の詳細を説明する。以下の説明では、第1導電型をp型、第2導電型をn型として説明する。また、本実施形態例の固体撮像装置では、nチャネルMOSトランジスタを用いる例とする。
基板12は、例えば第1導電型(以下、p型)の半導体領域で構成されている。また、受光部PDは、基板12の表面側、及び裏面側に形成されたp型の高濃度不純物領域からなる暗電流抑制領域23,25と、その暗電流抑制領域23,25の間に形成された第2導電型(n型)の不純物領域からなる電荷蓄積領域24により構成されている。すなわち、受光部PDでは、暗電流抑制領域23,25と電荷蓄積領域24との接合部に形成されるpn接合によって埋め込み型のフォトダイオードが構成される。この暗電流抑制領域23,25の不純物濃度は1017〜1018atom/cm程度とされる。また、フローティングディフュージョン部FDは、基板12の裏面側にn型の高濃度不純物領域によって構成されている。
受光部PDでは、基板12の裏面側から入射した光が光電変換し、受光部PDで生成された信号電荷は電荷蓄積領域24に蓄積される。また、本実施形態例の受光部PDでは、暗電流抑制領域23,25が形成されているので、基板12の界面で発生する暗電流成分がそれぞれの暗電流抑制領域23,25の多数キャリアである正孔に捕獲され、暗電流が抑制される。
以上の構成を有する本実施形態例の固体撮像装置1では、オンチップレンズ21で集光された光がカラーフィルタ層20を介して、各画素2の受光部PDに入射する。そして入射した光の光量の応じた信号電荷が受光部PDで生成され、受光部PDを構成する電荷蓄積領域24に蓄積される。
図3に示すように、受光部PDの電荷蓄積領域24に蓄積された信号電荷Eは、縦型ゲート電極18に所望の転送電圧を印加することにより、フローティングディフュージョン部FDに転送される。このとき、縦型ゲート電極18は基板12を貫通して形成されているため、受光部PDの電荷蓄積領域24の深い位置(裏面側)に蓄積された信号電荷Eも基板12の表面側に形成されたフローティングディフュージョン部FDに効率良く転送することができる。このため、受光部PDの面積を基板12の深い位置まで広げた場合でも、信号電荷Eの読み出しが可能となり、飽和電荷量(Qs)の向上が図られる。また、受光部PDにおいて、ポテンシャル勾配(図3の破線で示す)に窪みxが形成されてしまった場合にも、窪みに溜まった信号電荷Eを縦型ゲート電極18により強制的に転送することができる。
そして、図2、及び図3の固体撮像装置において、フローティングディフュージョン部FDに転送された信号電荷は、所望の画素トランジスタを介して映像信号として出力される。
また、図4に、本実施形態例の固体撮像装置1の画素部3における概略断面構成の他の例を示す。図4において、図3に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
図4の固体撮像装置は、受光部PDが、複数段(図4では2段)のフォトダイオードを有する例である。この場合、両側の暗電流抑制領域23,24の間と、縦型ゲート電極18に沿う領域にp型不純物領域26が形成され、暗電流抑制領域23,24の間に形成されたp型不純物領域26の両側には、電荷蓄積領域24a,24bが形成される。すなわち、図4の固体撮像装置では、光入射側に形成された暗電流抑制領域25とそれに接して形成された電荷蓄積領域24aにより、第1のフォトダイオードが構成される。そして、その電荷蓄積領域24aの下部に形成されたp型不純物領域26とのその下部に形成された電荷蓄積領域24bにより、第2のフォトダイオードが構成される。
図4の固体撮像装置では、基板12内の深さ方向に形成された2段のフォトダイオードにおいて光電変換され信号電荷Eが各電荷蓄積領域24a,24bに蓄積される。そして、電荷蓄積領域24a,24bに蓄積された信号電荷Eは、縦型ゲート電極18に所望の電圧が印加されることにより、フローティングディフュージョン部FDに転送される。
このように、基板12内の深さ方向に複数段のフォトダイオードが形成される場合でも、本実施形態例の固体撮像装置では、基板12を貫通する縦型ゲート電極18により、効率よく転送される。また、縦型ゲート電極18により、基板12の深さ方向においても基板12内の電位が効率よく変動されるので、転送残りを防ぐことが可能となる。また、このように、複数段のフォトダイオードを構成することができるため、飽和電荷量(Qs)の向上が図られる。
[1−3 製造方法]
次に、本実施形態例の固体撮像装置の製造方法について説明する。図5〜図15は、製造方法を示す工程図である。図5A〜図15Aは、要部の概略平面図であり、図5B〜図15Bは、図5A〜図15Aに示した各平面図のa−a’線上に沿う断面構成図である。また、図5から図15では、1画素分の画素部と、アライメントマークが形成される領域(以下、アライメントマーク形成領域)のみを図示している。
まず、図5A,Bに示すように、第1の半導体層12と第2の半導体層29との間に、例えばSiOからなるエッチングストッパ層28が形成されたSOI(Silicon On Insulator)基板30を準備する。ここで、第1の半導体層12は、図2において、基板12に対応するものであるので、同一符号を付して説明する。
次に、図6A,Bに示すように、SOI基板30の第1の半導体層12の所望の領域をエッチングすることにより、縦型ゲート電極18に対応する第1の貫通孔32と、アライメントマーク15に対応する第2の貫通孔31を同時に形成する。第1の貫通孔32、第2の貫通孔31は、第1の半導体層12表面からエッチングストッパ層28に達するように形成する。また、本実施形態例では、アライメントマーク15は、平面からみたときの形状が十字形状となるように形成する例とするが、アライメントマーク15には、種々の形状を用いることができる。
次に、図7A,Bに示すように、第1の貫通孔32、第2の貫通孔31の側面および底部を含むSOI基板30表面に、例えばSiOからなる絶縁膜17を形成する。絶縁膜17としてはSiOの他、SINを用いることができる。
次に、図8A,Bに示すように、第1の貫通孔32、第2の貫通孔31にポリシリコンからなる電極材料を埋め込む。これにより、画素部3では、縦型ゲート電極18の埋め込み部18aが形成される。また、アライメントマーク形成領域40では、埋め込み層19が形成される。そして、アライメントマーク形成領域40では、第2の貫通孔31に埋め込まれた絶縁膜17と埋め込み層19により、アライメントマーク15が形成される。
次に、図9A,Bに示すように、画素部3では第1の半導体層12の縦型ゲート電極18の埋め込み部18aに隣接する領域に、所望の不純物をイオン注入することにより、受光部PDと、フローティングディフュージョン部FDを形成する。
次に、図10A,Bに示すように、第1の半導体層12上にポリシリコンからなる電極材料を形成し、パターニングする。これにより、縦型ゲート電極18の埋め込み部18aを被覆し、埋め込み部18aよりもSOI基板30表面上に張り出した縦型ゲート電極上部18bを形成する。そしてこれにより、縦型ゲート電極18が完成する。
次に、図11A,Bに示すように、SOI基板30表面側に層間絶縁膜13を介して、複数層(図11A,Bでは2層)の配線14を形成することにより配線層41を形成する。この配線層41は、層間絶縁膜13の形成と配線14の形成を繰り返すことにより形成することができる。また、所望の配線14間、および所望の配線14とゲート電極(縦型ゲート電極18を含む)間は、コンタクト部22により接続する。
次に、図12A,Bに示すように、配線層41側が下側になるように素子を反転させる。このとき、配線層41上部には、図示しない支持基板を形成する。
次に、図13A,Bに示すように、SOI基板30の画素が形成されていない第2の半導体層29をエッチングストッパ層28まで除去する。
次に、図14A,Bに示すように、エッチングストッパ層28を絶縁膜17が露出するまで除去し、アライメントマーク15の底部を第1の半導体層12の上面に露出させる。このアライメントマーク15が露出された第1の半導体層12の上面は、図2において、基板12の裏面に相当するものである。
その後、図15A,Bに示すように、受光部PDや転送トランジスタTrが形成された第1の半導体層12(基板12)の裏面側に、アライメントマーク15によって位置決めを行いながらカラーフィルタ層20およびオンチップレンズ21を形成する。
以上のようにして、本実施形態例の固体撮像装置1は完成される。
本実施形態例の固体撮像装置の製造方法では、アライメントマーク15が縦型ゲート電極18と同時に形成されるため、工程数の低減が図られ、安価に高性能な固体撮像装置を製造することができる。また、アライメントマーク15は、基板12を貫通して形成され、基板12の裏面側に露出されるように形成される。これにより、カラーフィルタ層20や、オンチップレンズ21の形成時において、アライメント精度を高めることができる。
また、本実施形態例では、縦型ゲート電極18が基板12の表面側から裏面側に貫通して形成されるため、基板12内の深さ方向に形成された受光部に蓄積された信号電荷を効率良くフローティングディフュージョン部FDに読み出すことができる。これにより、信号電荷を蓄積するpn接合の配置の自由度が向上する。そして、受光部が多段のフォトダイオードで構成される場合にも転送残りを防ぐことができ、飽和電荷量(Qs)の向上が図られる。
本実施形態例の固体撮像装置では、図14A,Bの工程において、絶縁膜17が露出するまでエッチングストッパ層28を除去する例としたが、第2の貫通孔31に埋め込まれた埋め込み層19の底部が露出するように除去してもよい。この場合、基板12の裏面側に露出されるアライメントマーク15は、図16に示すように絶縁膜17と埋め込み層19との2層構造とされる。このように、露出されるアライメントマーク15を2層構造とする場合は、アライメントマーク15内で絶縁膜17と埋め込み層19を構成する材料の違いによるコントラストの変化が出るため、アライメントマーク15の確認が容易となる。
〈2.第2の実施形態:固体撮像装置〉
次に、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について説明する。本実施形態例の固体撮像装置は、電極パッド部が形成される部分の基板の側壁に、第1の実施形態で形成した縦型ゲート電極とアライメントマークと同じ工程で絶縁膜を形成する例である。
本実施形態例で形成される固体撮像装置の全体の構成及び、画素の構成は、図1〜図4と同様であるから重複説明を省略する。
本実施形態例の固体撮像装置の製造方法について説明する。図17〜図28は、製造方法を示す概略構成図である。図17A〜図28Aは、概略平面構成であり、図17B〜図28Bは、図17A〜図28Aのa−a’線上に沿う断面構成である。また、図17〜図28では、1画素分の画素部3と、電極パッドが形成される領域(以下、電極パッド形成領域42)と、アライメントマークが形成されるアライメントマーク形成領域40のみを図示している。
まず、図17A,Bに示すように、第1の半導体層12と第2の半導体層29との間に、例えばSiOからなるエッチングストッパ層28が形成されたSOI基板30を準備する。
次に、図18A,Bに示すように、SOI基板30の第1の半導体層12をエッチングすることにより、縦型ゲート電極18に対応する第1の貫通孔32と、アライメントマーク15に対応する第2の貫通孔31を同時に形成する。また、電極パッド形成領域42では、第1の貫通孔32、第2の貫通孔31の形成と同時に、後の工程で形成される電極パッドの上部に相当する基板領域を囲繞するように第3の貫通孔33を形成する。第1の貫通孔32、第2の貫通孔31及び第3の貫通孔33は、それぞれ、第1の半導体層12の表面からエッチングストッパ層28に達するように形成する。
次に、図19A,Bに示すように、第1の貫通孔32、第2の貫通孔31、第3の貫通孔33の側面および底部を含むSOI基板30表面に、例えばSiOからなる絶縁膜17を形成する。絶縁膜17としてはSiOの他、SINを用いることができる。
次に、図20A,Bに示すように、第1の貫通孔32、第2の貫通孔31、第3の貫通孔33にポリシリコンからなる電極材料を埋め込む。これにより、画素部3では、縦型ゲート電極18の埋め込み部18aが形成される。また、アライメントマーク形成領域40では、第2の貫通孔31に形成された絶縁膜17と埋め込み層19によりアライメントマーク15が形成される。また、電極パッド形成領域42の第3の貫通孔33にも埋め込み層34が形成される。
次に、図21A,Bに示すように、画素部3では埋め込み層19に隣接する第1の半導体層12内に、所望の不純物をイオン注入することにより受光部PDと、フローティングディフュージョン部FDを形成する。
次に、図22A,Bに示すように、第1の半導体層12上にポリシリコンからなる電極材料を形成し、パターニングする。これにより、縦型ゲート電極18の埋め込み部18aを被覆し、埋め込み部18aよりもSOI基板30表面上に張り出した縦型ゲート電極上部18bを形成し、縦型ゲート電極18を完成する。
次に、図23A,Bに示すように、SOI基板30表面側に層間絶縁膜13を介して、複数層(図23A,Bでは2層)の配線14を形成することにより配線層41を形成する。この配線層41は、層間絶縁膜13の形成と配線14の形成を繰り返すことにより形成することができる。また、所望の配線14間、および所望の配線14とゲート電極(縦型ゲート電極18を含む)間は、コンタクト部22により接続する。また、電極パッド形成領域42では、所望の配線により、電極パッド35を形成する。この場合、電極パッドはアルミニウムで形成するのが好ましい。
次に、図24A,Bに示すように、配線層41側が下側になるように素子を反転させる。このとき、配線層41上部には、図示しない支持基板を形成する。
次に、図25A,Bに示すように、SOI基板30の画素が形成されていない第2の半導体層29をエッチングストッパ層28まで除去する。
次に、図26A,Bに示すように、エッチングストッパ層28を絶縁膜17が露出するまで除去し、アライメントマーク15の底部を表面に露出させる。
次に、図27A,Bに示すように、受光部PDや転送トランジスタTrが形成された第1の半導体層12(基板12)の裏面側に、アライメントマーク15によって位置決めを行いながらカラーフィルタ層20およびオンチップレンズ21を形成する。
次に、図28A,Bに示すように、電極パッド形成領域42において、第3の貫通孔33に形成された絶縁膜17によって囲繞された第1の半導体層12と、その下部の層間絶縁膜13をエッチングによって除去する。そして、配線層41に形成された電極パッド35が露出されるように開口部37を形成する。これにより、開口部37の基板12側の側壁は、絶縁膜によって覆われる。最後に、図28A,Bに示すように、開口部37底部に露出する電極パッド35にボンディングワイヤ36を接続して、ボンディングワイヤ36により、電極パッド35を光入射側に取り出す。本実施形態例では、基板12側に形成された開口部37の側壁が絶縁膜17で構成されるので、ボンディングワイヤ36が基板12に直接接触するのを防ぐことができる。
以上のようにして、本実施形態例の固体撮像装置は完成される。
本実施形態例では、電極パッド35が露出するように形成される開口部37の基板12側壁に形成される絶縁膜17は、縦型ゲート電極18及びアライメントマーク15を形成する工程において、同時に形成される。このため、工程数を増加させることなく、ボンディングワイヤ36と基板12との直接接触を防ぐ構成とすることができる。
その他、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
上述の第1、第2の実施形態では、入射光量に応じた信号電荷を物理量として検知する単位画素が行列状に配置されてなるCMOS型固体撮像装置に適用した場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はCMOS型固体撮像装置への適用に限られるものではない。また画素が二次元マトリックス状に形成された画素部の画素列ごとにカラム回路を配置してなるカラム方式の固体撮像装置全般に限定するものでもない。
また、本発明は、可視光の入射光量の分布を検知して画像として撮像する固体撮像装置への適用に限らず、赤外線やX線、あるいは粒子等の入射量の分布を画像として撮像する固体撮像装置にも適用可能である。また、広義の意味として、圧力や静電容量など、他の物理量の分布を検知して画像として撮像する指紋検出センサ等の固体撮像装置(物理量分布検知装置)全般に対して適用可能である。
さらに、本発明は、画素部の各単位画素を行単位で順に走査して各単位画素から画素信号を読み出す固体撮像装置に限られるものではない。画素単位で任意の画素を選択して、当該選択画素から画素単位で信号を読み出すX−Yアドレス型の固体撮像装置に対しても適用可能である。
なお、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、画素部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
また、本発明の実施の形態は、上述の第1〜第2の実施形態に限られるものではなく、種々の変更が可能である。また、上述した例では、主としてnチャネルMOSトランジスタを構成とした場合であるが、pチャネルMOSトランジスタを構成とすることもできる。pチャネルMOSトランジスタとする場合は、各図において、その導電型を反転した構成となる。
また、本発明は、CMOS型の固体撮像装置への適用に限られるものではなく、CCD型の固体撮像装置への適用も可能である。CCD型の固体撮像装置へ適用する場合には、縦型ゲート電極により、信号電荷をCCD構造の垂直転送チャネルに読み出す構成とする。
また、本発明は、固体撮像装置への適用に限られるものではなく、撮像装置にも適用可能である。ここで、撮像装置とは、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、携帯電話機などの撮像機能を有する電子機器のことを言う。なお、電子機器に搭載される上記モジュール状の形態、即ちカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
〈3.第3の実施形態:電子機器〉
次に、本発明の第3の実施形態に係る電子機器について説明する。図29は、本発明の第3の実施形態に係る電子機器200の概略構成図である。
本実施形態例の電子機器200は、上述した本発明の第1の実施形態における固体撮像装置1を電子機器(カメラ)に用いた場合の実施形態を示す。
本実施形態に係る電子機器200は、固体撮像装置1と、光学レンズ210と、シャッタ装置211と、駆動回路212と、信号処理回路213とを有する。
光学レンズ210は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置1の撮像面上に結像させる。これにより固体撮像装置1内に一定期間当該信号電荷が蓄積される。
シャッタ装置211は、固体撮像装置1への光照射期間および遮光期間を制御する。
駆動回路212は、固体撮像装置1の転送動作およびシャッタ装置211のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路212から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置1の信号転送を行なう。信号処理回路213は、各種の信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶され、あるいはモニタに出力される。
本実施形態例の電子機器200では、固体撮像装置1において高い飽和電荷量(Qs)を保ちつつ、信号電荷の転送を効率良くおこなうことができるので、画質の向上が図られる。また、本実施形態例の電子機器200に用いられる固体撮像装置1では、基板を貫通するアライメントマークにより、精度良くカラーフィルタ層やオンチップレンズが形成されているので、集光効率が向上し、また混色等が低減されている。
固体撮像装置1を適用できる電子機器200としては、カメラに限られるものではなく、デジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置に適用可能である。
本実施形態例においては、固体撮像装置1を電子機器に用いる構成としたが、前述した第2の実施形態で製造した固体撮像装置を用いることもできる。
1・・・固体撮像装置
2・・・画素
3・・・画素部
4・・・垂直駆動回路
5・・・カラム信号処理回路
6・・・水平駆動回路
7・・・出力回路
8・・・制御回路
10・・・水平信号線
11・・・基板
12・・・基板(第1の半導体層)
13・・・層間絶縁膜
14・・・配線
15・・・アライメントマーク
17・・・絶縁膜
18・・・縦型ゲート電極
19・・・埋め込み層
20・・・カラーフィルタ層
21・・・オンチップレンズ
22・・・コンタクト部
23,25・・・暗電流抑制領域
24・・・電荷蓄積領域
28・・・エッチングストッパ層
29・・・第2の半導体層
30・・・SOI基板
31・・・第2の貫通孔
32・・・第1の貫通孔
33・・・第3の貫通孔

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板に形成され、基板の裏面側から入射する入射光に応じた信号電荷を生成、蓄積する受光部と、
    前記基板を貫通して形成された縦型ゲート電極を有して構成され、前記受光部で蓄積された信号電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記基板を貫通して形成されたアライメントマークと、
    を含んで構成される固体撮像装置。
  2. 前記縦型ゲート電極は、前記基板を貫通して形成された第1の貫通孔に絶縁膜を介して前記第1の貫通孔に埋め込まれた電極材料により構成され、
    前記アライメントマークは、前記基板を貫通して形成された第2の貫通孔の側壁及び底部に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜を介して、第2の貫通孔に埋め込まれた電極材料からなる埋め込み層とで構成されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記受光部は、前記基板の深さ方向に形成された複数段のフォトダイオードから構成されている
    請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記基板の表面側に形成され、絶縁膜を介して複数の配線が積層された配線層と、
    前記配線層の配線の一部で構成された電極パッドと、
    前記基板の裏面側から前記電極パッドに達するように形成された開口部に形成されたボンディングワイヤをさらに有し、
    前記開口部の基板側の側壁は、前記基板を貫通して形成された第3の貫通孔の側壁に形成された絶縁膜で覆われている
    請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記開口部の基板側の側壁に形成された絶縁膜は、前記基板を貫通して形成された第3の貫通孔の側壁に形成された絶縁膜である
    請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 基板を準備する工程、
    前記基板の縦型ゲート電極を形成する位置に、前記基板の表面側から裏面側に貫通する第1の貫通孔を形成する工程、
    前記第1の貫通孔を形成する工程と同時に、前記基板のアライメントマークを形成する位置に、前記基板の表面側から裏面側に貫通する第2の貫通孔を形成する工程、
    前記第1の貫通孔及び第2の貫通孔に絶縁膜を介して電極材料を埋め込み、縦型ゲート電極とアライメントマークを形成する工程、
    前記基板の表面側に、絶縁層を介して複数の配線が積層した配線層を形成する工程、
    前記アライメントマークで位置決めすることにより、前記基板の裏面側に、カラーフィルタ層及びオンチップレンズを形成する工程、
    を有する固体撮像装置の製造方法。
  7. 前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔を形成する工程と同時に、前記配線層の前記配線によって構成される電極パッドの上部の基板に、前記電極パッド上部に相当する基板領域を囲繞するように、前記基板の表面側から裏面側に貫通する第3の貫通孔を形成し、
    前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔に絶縁膜を介して電極材料を埋め込む工程と同時に、前記第3の貫通孔に絶縁膜を介して電極材料を埋め込み、
    前記基板の前記第3の貫通孔に形成された絶縁膜により囲繞された領域に開口部を形成し、前記電極パッドを露出させる
    請求項6記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 光学レンズと、
    基板と、前記基板に形成され、基板の裏面側から入射する入射光に応じた信号電荷を生成、蓄積する受光部と、前記基板を貫通して形成された縦型ゲート電極を有して構成され、前記受光部で蓄積された信号電荷を転送する転送トランジスタと、前記基板を貫通して形成されたアライメントマークと、を含んで構成され、前記光学レンズに集光された光が入射される固体撮像装置と
    前記固体撮像装置から出力される出力信号を処理する信号処理回路と、
    を含む電子機器。
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