JP6074356B2 - 塗工装置及び塗工膜の製造方法 - Google Patents

塗工装置及び塗工膜の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、塗工装置及び塗工膜の製造方法に関する。
従来、固化成分を含有する塗工液をシート上に塗工する塗工部と、該塗工部に塗工液を送る送液部とを備え、シートに塗工液を塗工して塗工膜を形成する塗工装置が用いられている。かかる塗工装置では、塗工部からの塗工液の吐出量が変動すると、得られた塗工膜の厚みが変動したものとなり、塗工膜が所望の性能を発揮し得ないおそれがある。
そこで、塗工部に送られる塗工液の量を制御して、塗工部からの塗工液の吐出量を制御するように構成された塗工装置が提案されている。
例えば、塗工液を塗工部に送る送液部と、送液部と塗工部との間に配されて塗工液の送液量を測定する測定部と、測定部での測定結果に基づいて送液部による送液量を変更させる制御部とを備えた塗工装置が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2007−330935号公報 特開2011−194329号公報
しかし、上記特許文献1、2では、塗工液の送液量として体積流量を測定し、該体積流量の測定結果に基づいて塗工液の送液量(すなわち、体積流量)を調整しているが、これら特許文献の塗工装置では、所望の厚みを有する塗工膜が十分に得られない場合がある。
一方、シート上に形成された塗工膜の厚みを測定し、該測定結果に基づいて塗工液の送液量を変更することも考えられる。しかし、このような調整では、送液部で調整された塗工液が、塗工膜の測定結果に反映されるまでに、比較的距離及び時間がかかるため、塗工膜の厚みの変動を、塗工液の送液量の変更に速やかに反映できないおそれがあり、また、塗工液の無駄が生じることにもつながる。
本発明は、上記問題点に鑑み、比較的速やかに且つ確実に、しかも無駄なく塗工膜の厚みの変動を抑制し得る塗工装置及び塗工膜の製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らが、塗工液の送液量と形成された塗工膜の厚みとの関係について鋭意研究したところ、塗工液の体積は、塗工装置の周囲の環境温度によって変動するおそれがあるため、体積流量を送液量の指標とすると、上記体積変動に起因して、得られた塗工膜の厚みの変動が十分に抑制されないおそれがあることが判明した。そして、かかる知見に基づいてさらに鋭意研究を行い、質量流量を送液量の指標とすることによって、得られた塗工膜の厚みの変動が、より抑制され得ることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明に係る塗工装置は、
相対的に移動するシート上に、固化成分を含有する塗工液を塗工し、該塗工された塗工液が固化されることにより塗工膜を形成する塗工部と、
該塗工部に前記塗工液を送る送液部と、
前記送液部と前記塗工部との間に配されて、前記塗工液の質量流量を測定する測定部と、
前記質量流量の基準値が格納されており、該基準値と前記測定部の測定結果とに基づいて前記送液部による前記塗工液の質量流量を変更させる制御部とを備える。
かかる構成によれば、送液部と塗工部との間に配置された測定部によって塗工液の送液量を測定できるため、塗工膜の厚みを測定する場合によりも、速やかに、且つ無駄なく塗工膜の厚みの変動を抑制し得る。
しかも、塗工液の送液量の指標として質量流量を採用し、測定部によって塗工液の質量流量の測定を行い、さらに、測定部の測定結果と質量流量の基準値とに基づいて塗工液の流量を変更させることができるため、体積流量を指標とする場合よりも、確実に塗工膜の厚みの変動を抑制し得る。
従って、上記構成の塗工装置によれば、比較的速やかに且つ確実に、しかも無駄なく塗工膜の厚みの変動を抑制し得る。
また、上記構成の塗工装置においては、
前記基準値が、前記シート上に塗工される塗工液中の固化成分の質量分率に基づいて決定されるようになっていることがこの好ましい。
かかる構成によれば、基準値がシート上に塗工された塗工液中の固化成分の質量分率に基づいて決定されることによって、塗工膜の厚みと相関関係を有する塗工液の固化成分の質量分率に基づいて、基準値を設定することとなる。従って、より適切に質量流量を調整し得る。
また、上記構成の塗工装置においては、
前記基準値が、下記数式(1)及び(2)に基づいて決定されるようになっていることが好ましい。
Figure 0006074356
S:質量流量の基準値(kg/min)
W:シート上に塗工される塗工液の幅の設定値(m)
U:塗工部に対するシートの相対的な移動速度(m/min)
t_ref:シート上に塗工され、固化された塗工膜の厚みの設定値(m)
ρ_s:シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度(kg/m3
B:塗工液中の固化成分の質量分率(−)
ρ_a:シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度の仮設定値(kg/m3
t_ms:シート上に塗工され、固化された塗工膜の厚みの測定値(m)
また、上記構成の塗工装置においては、
前記Bが、下記数式(3)〜(5)のいずれかに基づいて決定されるようになっていることが好ましい。
Figure 0006074356
ρ_L:塗工液の密度の測定値(kg/m3
T:塗工されるときの塗工液の温度(℃)
a、b、c:係数(−)
また、本発明の塗工膜の製造方法は、
前記塗工装置を用いて塗工膜を形成する塗工膜の製造方法であって、
前記測定部により、前記塗工液の前記質量流量を測定しながら、且つ、
前記制御部により、前記基準値と前記測定部の測定結果とに基づいて前記送液部による前記送液速度を変更させながら、
前記塗工部により、前記シート上に前記塗工液を塗工して塗工膜を形成する。
以上の通り、本発明によれば、比較的速やかに且つ確実に、しかも無駄なく塗工膜の厚みの変動を抑制し得る塗工装置及び塗工膜の製造方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る塗工装置の概略構成図 本実施形態の塗工装置によってシートに塗工液が塗工された状態の一例を示す概略側面図 本実施形態の塗工装置によってシートに塗工液が塗工された状態の一例を示す概略側面図 本実施形態の塗工装置によってシートに塗工液が塗工された状態の一例を示す概略側面図
以下に本発明に係る塗工装置、該塗工装置を用いた塗工膜の製造方法の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態の塗工装置1は、固化成分を含有する塗工液3が収容された収容部5と、塗工液3を該収容部5から下流側へと送る送液部としてのポンプ7と、ポンプ7によって送られた塗工液3を、長手方向に沿って下流側(実線矢印参照)に相対的に移動する帯状のシート11に順次塗工して塗工膜40を形成する塗工部13と、ポンプ7と塗工部13との間に配されて、ポンプ7によって塗工部13へと送られる塗工液3の質量流量を測定する測定部21と、基準値Sを格納しており、該基準値Sと測定部21の測定結果Dとに基づいてポンプ7に質量流量を変更させる制御部23と、塗工液3の移動経路を形成する配管15と、シート11を支持する支持部19とを備えている。また、塗工装置1は、シート11上に塗工された塗工液3を固化させる固化部27を備えている。
前記塗工液3は、固化成分を含有し、シート11に塗工されて、該シート11上で固化されるものである。このような塗工液3としては、例えばポリマー溶液が挙げられ、上記固化成分として用いられる材料としては、熱硬化性材料、紫外線硬化性材料、電子線硬化性材料等が挙げられる。
また、シート11としては、例えば、樹脂フィルムが挙げられる。図1では、シート11が可撓性を有する長尺状のものである態様を示すが、その他、単板状である態様や、非可撓性を有する態様を採用することもできる。
収容部5は、シート11に塗工されるために用いられる塗工液3を収容するものである。かかる収容部5としては、例えば、金属製のタンク等が挙げられる。
ポンプ7は、収容部5に収容された塗工液3を下流側に、塗工部13へと送るものである。かかるポンプ7としては、例えば、ギアポンプ、ダイアフラムポンプ、プランジャーポンプ、スネークポンプ、といった従来公知のポンプが挙げられる。
塗工部13は、ポンプ7から送られた塗工液3を、例えばローラ等の支持部19で支持されつつ該塗工部13に対して相対的に下流側へと移動する帯状のシート11に、順次塗工するものである。かかる塗工部13としては、例えばダイコーター等が挙げられる。
配管15は、収容部5とポンプ7との間、及び、ポンプ7と塗工部13との間にそれぞれ接続されて、収容部5からポンプ7を介して塗工部13へと塗工液3を移動させる経路を形成するものである。
上記配管15としては、金属材料、樹脂と金属とが混合された複合材料や、樹脂材料等を用いて管状に形成されたチューブ等が挙げられる。
支持部19は、長手方向に移動するシート11を、塗工部13の反対側から支持するものである。かかる支持部19としては、ローラ等が挙げられる。
測定部21は、ポンプ7によって塗工部13へと送られる塗工液3の質量流量を測定するものである。かかる測定部21は、ポンプ7と塗工部13との間において配管15に配されている。かかる測定部21は、塗工液3の質量流量を測定し、測定結果Dを電子データとして制御部23に送信するようになっている。
このような測定部21としては、流量計が挙げられ、該流量計は、質量流量を測定可能であればよく、特に限定されるものではない。かかる流量計としては、例えば、容積式、面積式、タービン式、差圧式、電磁式、渦流式、超音波式、コリオリ式、熱式の流量計等が挙げられる。
制御部23は、塗工液3の質量流量の基準値Sを電子データとして格納しており、測定部21から送信された電子データとしての測定結果Dを受信し、基準値Sと、測定結果Dとに基づいて、ポンプ7による塗工液3の送液量(すなわち、質量流量)を変更させるようになっている。
具体的には、制御部23は、受信した測定結果Dを基準値Sと比較し、測定結果Dが基準値Sよりも大きい場合には、ポンプ7による送液量(すなわち、質量流量)を減少させ、測定結果Dが基準値Sよりも小さい場合には、ポンプ7による送液量(すなわち、質量流量)を増加させる機能を有している。
固化部27は、塗工液3を固化させるための装置である。該固化部27は、塗工液3の種類に応じて適宜設定され、例えば、熱風式または赤外線(IR)照射式の乾燥装置、紫外線(UV)照射装置や、電子線(EB)照射装置等が挙げられる。具体的には、塗工液3が加熱により硬化する材料を有している場合には、上記加熱装置が挙げられ、塗工液3が紫外線照射により硬化する材料を有している場合には、紫外線照射装置等が挙げられ、塗工液3が電子線により硬化する材料を有している場合には、上記電子線照射装置が挙げられる。なお、本発明においては、塗工液3の種類によっては、塗工装置が固化部を有しない構成を採用してもよい。
本実施形態では、基準値Sが、シート11上に塗工される塗工液3の固化成分の質量分率に基づいて決定されるようになっている。
このように、基準値Sが、シート11上に塗工される塗工液3中の固化成分の質量分率に基づいて決定されるようになっていることによって、塗工膜40の厚みと相関関係を有する塗工液3の固化成分の質量分率に基づいて、基準値を設定することとなる。従って、より適切に質量流量を調整し得る。
具体的には、基準値Sが、下記数式(1)、(2)に基づいて決定されるようになっている。
Figure 0006074356
S:質量流量の基準値(kg/min)
W:シート上に塗工される塗工液の幅の設定値(m)
U:塗工部に対するシートの相対的な移動速度(m/min)
t_ref:シート上に塗工され、固化された塗工膜の厚みの設定値(m)
ρ_s:シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度(kg/m3
B:塗工液中の固化成分の質量分率(−)
ρ_a:シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度の仮設定値(kg/m3
t_ms:シート上に塗工され、固化された塗工膜の厚みの測定値(m)
上記Sは、質量流量の基準値であり、上記数式(1)によって算出される値である。
上記数式(1)において、前記Wは、シート11上に塗工される塗工液3の幅Wの設定値であり、塗工膜40の幅に相当する。該Wは、得られる塗工膜40の種類等に応じて予め適宜設定され得る。
なお、シート11上の塗工液3の形状(すなわち塗工膜40の形状)は、特に限定されるものではない。また、シート11上の塗工液3は、例えば、シート11の移動方向において連続した1つの塗工液3として塗工されても、間欠した複数の塗工液3として塗工されてもよい。さらに、シート11上の塗工液3は、例えば、シート11の幅方向(移動方向と垂直な方向)において連続した1つの塗工液3として塗工されても、間欠した複数の塗工液3として塗工されてもよい。
かかる塗工液3の幅Wは、例えば、幅方向においてシート11上に1つの塗工液3が塗工され、図2に示すように、該塗工液3の幅がシート11よりも狭い場合には、その塗工液3の幅であり、図3に示すように、該塗工液3の幅がシート11の幅と同じ場合には、シート11の幅である。また、図4に示すように、幅方向においてシート11上に複数の塗工液3が互いに間隔を空けて塗工される場合には、シート11上に塗工される塗工液3の幅は、各塗工液3の幅の合計であり、例えば、幅方向に間隔を空けて塗工液3が3つ塗工される場合には、シート11上に塗工される塗工液3の幅は、3つの塗工液3a、3b、3cの幅W1、W2及びW3の合計である(W=W1+W2+W3)。
上記Uは、塗工部13に対するシート11の相対的な移動速度である。また、該Uは、得られる塗工膜40の種類等に応じて予め適宜設定され得る。
上記t_refは、シート11上に塗工され、固化されて得られる塗工膜40の厚みの設定値であり、該t_refは、塗工膜40の種類等に応じて予め適宜設定され得る。
上記Bは、塗工液3中の固化成分の質量分率である。該Bは、塗工液3の種類等に応じて予め適宜設定され得る。例えば、後述する数式(3)〜(5)のいずれかによって算出され得る。
上記ρ_sは、シート11上に塗工され、固化された塗工膜40の密度であり、上記数式(2)によって算出される値である。
上記数式(2)において、前記ρ_aは、シート11上に塗工され、固化された塗工膜40の密度の仮設定値であり、該ρ_aは、塗工液3の種類等に応じて予め適宜設定され得る。
上記t_msは、シート11上に塗工され、固化された塗工膜40の厚みの測定値であり、該t_msは、予備実験等で上記数式(1)中のρ_sを上記該密度の仮設定値ρ_aと設定し、この条件でシート11上に塗工液3を塗工したときに、固化した塗工膜40の厚みを測定して得られる値である。
基準値Sが、上記数式(1)及び(2)に基づいて決定されるようになっていることによって、塗工液3の種類が同じ場合に、W、U、t_ref、Bを変えても、同じρ_sを使用可能であるため、予備実験が1回で済む、という利点がある。
上記基準値Sは、予備実験等にて、塗工膜40の密度の値を仮設定値ρ_aと設定し、厚みを設定値t_refと設定し、幅をWと設定し、移動速度をUと設定し、さらに後述するようにして上記Bを得て、仮基準値S’を上記数式(1)から求め、塗工液3をシート11に塗工し、固化された塗工膜を得る。得られた塗工膜の厚みを測定し、t_msを得る。そして、t_ref、ρ_a、t_msから、上記数式(2)によって、ρ_sを得る。
そして、W、U、t_ref、ρ_s、及び、Bから上記数式(1)によって基準値Sが決定される。
また、本実施形態では、上記Bは、下記数式(3)〜(5)のいずれかによって決定されるようになっている。
Figure 0006074356
ρ_L:塗工液の密度の測定値(kg/m3
T:塗工されるときの塗工液の温度(℃)
a、b、c:係数(−)
上記ρ_Lは、塗工液3の密度の測定値である。
上記Tは、塗工されるときの塗工液3の温度の測定値である。
上記a、b及びcは、係数であり、塗工液3の種類に応じて、予め適宜設定され得る。
上記Bとして、上記数式(3)〜(5)のいずれかに基づいて決定されるものが用いられることによって、上記仮基準値S’を求めてρ_sを得る実験(予備実験)と、基準値Sの決定(算出)を行う実験(基準値Sの算出実験)との間でBが変更された場合であっても、当該Bだけを設定変更すればよく、他のパラメータを変更する必要がないため、簡便に基準値Sを決定できる、という利点がある。
特に、上記数式(5)を用いてBを算出する場合には、基準値Sの決定後、決定された基準値Sを用いてシート11に塗工液を塗工している間にBが変動しても、その変動に応じて基準値Sを再算出できるため、より精度良く塗工液3の塗工を行うことができる。
上記Bが、上記数式(3)に基づいて決定される場合には、塗工液3の組成から上記Bが算出されるようになっている。
かかるBは、シート11への塗工液3の塗工が開始される前に、算出され得る。
上記Bが、上記数式(4)に基づいて決定される場合には、例えばシート11上に塗工液3が塗工された後、固化される前の質量(固化前の質量)と、該塗工液3が固化された後の質量(固化後の質量)とを測定し、得られた固化前の質量と、固化後の質量とに基づいて、上記Bが算出される。なお、上記Bが、上記数式(4)に基づいて決定される場合には、塗工液3が塗工される対象は、上記帯状のシート11に特に限定されるものではない。かかる対象としては、その他、例えば、アルミカップ、ガラス板、シート11の切断片等が挙げられる。
かかるBは、シート11への塗工液3の塗工が開始される前に、算出され得る。
これら固化前の質量と、固化後の質量とは、例えば、電子天秤等によってそれぞれ測定される値である。
上記Bが、上記数式(5)に基づいて決定される場合には、事前の予備実験等によって、B、ρ_L及びTのデータを数パターン取得し、得られたB、ρ_L及びTから逆算することによって、a、b及びcが算出される。
具体的には、例えば以下のようにして、a、b及びcが算出される。すなわち、塗工液3の種類は同じであるが、塗工液3中の固化成分の質量分率が互いに異なる複数の塗工液3を準備する。この質量分率は、上記数式(3)または(4)から算出し得る。また、質量分率が異なる塗工液3の数量は、特に限定されるものではないが、例えば異なる3段階の質量分率の塗工液を用いることができる。該複数の塗工液3のそれぞれについて、温度Tを変更しながら密度ρ_Lを測定する。密度を測定するために用いる密度計としては、特に限定されるものではなく、従来公知の密度計が挙げられる。得られた密度ρ_L、温度T、及び、上記質量分率を、上記数式(5)に代入し、例えば最小二乗法を用いて係数a、b及びcが算出される。
そして、算出されたa、b及びcと、測定された塗工液3の密度ρ_Lと、測定された塗工液3の温度Tとに基づいて、上記Bが算出される。
上記Bが、上記数式(5)に基づいて決定されることによって、シート11上への塗工液3の塗工を行いながら、リアルタイムで上記Bが決定されるため、より適切に上記Bが決定され得る。
上記した塗工装置1は、ポンプ7により塗工液3を、測定部21によって該塗工液3の質量流量を測定しながら、塗工部13に送り、送られた塗工液3を塗工部13からシート11上に吐出することによって塗工する。この塗工の間、測定部21の測定結果Dが制御部23に送信され、制御部23は、基準値Sよりも測定結果Dの方が大きいと判断した場合には、ポンプ7に送液量としての質量流量を減少させる。一方、制御部23は、基準値Sよりも測定結果Dの方が小さいと判断した場合には、ポンプ7に送液量としての質量流量を増加させる。
このようにして、制御部23により、ポンプ7によって送られる塗工液3の質量流量が変更されながら、塗工部13により塗工液3がシート11上に塗工され、シート11上に塗工された塗工液3が固化部27によって固化されて、塗工膜40が形成される。
かかる塗工装置1によれば、ポンプ(送液部)7と塗工部13との間に配置された測定部21によって塗工液3の送液量を測定できるため、塗工膜40の厚みを測定する場合によりも、速やかに、且つ無駄なく塗工膜40の厚みの変動を抑制し得る。
しかも、塗工液3の送液量の指標として質量流量を採用し、測定部21によって塗工液3の質量流量の測定を行い、さらに、測定部21の測定結果Dと質量流量の基準値Sとに基づいて塗工液3の送液量を調整することができるため、体積流量を指標とする場合よりも、確実に塗工膜40の厚みの変動を抑制し得る。
従って、上記構成の塗工装置1によれば、比較的速やかに且つ確実に、しかも無駄なく塗工膜40の厚みの変動を抑制し得る。
また、本実施形態においては、制御部23は、塗工液3の質量流量を、基準値Sの±10%以内となるように調整することが好ましく、±5%以内となるように調整することがより好ましい。
このように、制御部23が、塗工液3の質量流量を、基準値Sの±10%以内となるように調整することによって、より確実に、且つ無駄なく塗工膜40の厚みの変動を抑制し得る。
また、本実施形態の塗工膜の製造方法は、前記塗工装置1を用いて、測定部21により、塗工液3の質量流量を測定しながら、且つ、制御部23により、基準値Sと測定部21の測定結果Dとに基づいてポンプ7による質量流量を変更させながら、塗工部13により、シート上11に塗工液3を塗工し、塗工された塗工液3を固化部27で固化して、塗工膜40を形成する。
かかる構成によれば、上記と同様、比較的速やかに且つ確実に、しかも無駄なく塗工膜40の厚みの変動を抑制し得る。
本実施形態の塗工装置及び塗工膜の製造方法は、上記の通りであるが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の意図する範囲内において適宜設計変更可能である。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施例では、実際に上記数式(3)〜(5)からBを算出した実験、及び、算出されたBの妥当性を検討した実験を示す。
(実験1)
下記作業1〜4によって、上記数式(3)または(4)から算出したBを用いて、上記数式(1)、(2)から質量流量の基準値Sを算出した。
・作業1(予備実験)
上記数式(3)または上記数式(4)から、Bを算出した。
具体的には、塗工液に含有される固化成分として、ポリマー成分M(重量平均分子量220万のアクリル系ポリマーを含有する溶液(固化成分濃度30質量%)から得たアクリル系粘着剤)、及び、ポリマー成分N(重量平均分子量165万のアクリル系ポリマーを含有する溶液(固化成分濃度30質量%)から得たアクリル系粘着剤)の2種類を用い、溶媒として、溶剤を準備した。なお、ポリマー成分Mを含有する塗工液を、ポリマーM溶液と表し、ポリマー成分Nを含有する塗工液を、ポリマーN溶液と表す。
そして、塗工液の全質量に対する、塗工液中のポリマー成分の質量(質量分率B)は、各塗工液の成分比から、下記表1に示す通りに算出された。すなわち、上記数式(3)または上記数式(4)からBを算出した値は、下記表1に示す通りであった。
・作業2(予備実験)
各塗工液について、上記数式(1)、(2)を用いて質量流量の仮基準値S’を算出した。
具体的には、シート上に塗工される塗工液の幅W、塗工部に対するシートの相対的な移動速度U、シート上に塗工され、固化された塗工膜の厚みの設定値t_refを、表1に示すように設定した。また、シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度の仮設定値ρ_aを、表1に示すように設定した。なお、これら値を上記数式(1)に代入して算出された質量流量の仮基準値S’を、参考値として表1に示す。
かかる設定条件で、図1に示すような塗工装置を用いて、シートとしてのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(MRF38、三菱樹脂社製)上に、塗工液を塗布し、固化させて塗工膜を形成した。
なお、表1には、用いた塗工液の温度Tの測定値も、併せて示す。
・作業3(予備実験)
上記作業2において形成された塗工膜の厚みt_msを、接触式変位計(リニアゲージ、尾崎製作所社製)を用いて測定した。
そして、得られたt_msと、上記した各設定値t_ref、ρ_aとを数式(2)に代入して、シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度ρ_sを算出した。結果を表1に示す。
・作業4(質量流量の基準値Sの算出)
上記作業3で算出されたρ_sを、仮設定値ρ_aに代えて用い、上記数式(3)または(4)で算出されたBを用い、さらに、W、U及びt_refを、表2のように設定して、上記数式(1)に代入して、質量流量の基準値Sを算出した。そして、上記作業2と同様にして塗工膜を形成した。
また、形成された塗工膜の厚みt_msを測定し、設定値t_refと比較した。設定値t_refに対する測定値t_msの差(t_ms−t_ref)が、設定値t_refに対して−10%を超えて+10%未満である場合、質量流量の基準値Sが適切に設定されているとして「○」で表し、この範囲を外れる場合(上記差が設定値t_refに対して−10%以下または+10%以上である場合)、質量流量の基準値Sが適切に設定されていないとして「×」で表した。
結果を表2に示す。
表2において、実験例6でSが適切に設定されなかった理由は、実際の塗工液の質量分率Bが0.15であるにもかかわらず、誤って0.12を上記数式(1)に代入してしまったことによるものであったため、正しい質量比率0.12を代入したところ、実験例7に示すように、Sが適切に設定された。
実験例8でSが適切に設定されなかった理由は、実際のシートに塗工され、固化された塗工液の密度ρ_sが1250であるにもかかわらず、誤って1111を上記数式(1)に代入してしまったことによるものであったため、正しいρ_sの値1250を代入したところ、実験例9に示すように、Sが適切に設定された。
Figure 0006074356
Figure 0006074356
(実験2)
下記作業1〜4によって、上記数式(5)から算出したBを用いて、数式(1)、(2)から質量流量の基準値Sを算出した。
・作業1(予備実験)
上記数式(5)に用いるために、塗工液の温度T及び密度ρ_Lを測定した。
具体的には、塗工液として、上記実験1で用いた塗工液と同種であって、塗工液の全質量に対する、塗工液中の固化成分の質量(質量分率:上記数式(3)または(4)から算出)が表3に示されるような塗工液を3種類用いた。なお、上記したように、ポリマー成分M(ポリマーM)を有する塗工液を、ポリマーM溶液とし、ポリマー成分N(ポリマーN)を有する塗工液を、ポリマーN溶液と表す。
そして、各種類及び質量分率の塗工液について、温度を3段階変更させて、密度計(密度比重計、京都電子工業社製)を用いて、各塗工液の温度Tと密度ρ_Lとを測定した。
結果を表3に示す。
・作業2(予備実験)
上記数式(5)に用いるために、係数a、b、cを算出した。
具体的には、塗工液中のポリマー成分の種類ごとに、上記作業1に示すように、事前の実験によって測定したB、ρ_L及びTのデータを数パターン取得し、得られたB、ρ_L及びTから、最小二乗法を用いて逆算することによって、a、b、cを算出した。
結果を表4に示す。
・作業3(予備実験)
各塗工液について、上記数式(1)、(2)を用いて質量流量の基準値Sを算出した。
具体的には、シート上に塗工される塗工液の幅W、塗工部に対するシートの相対的な移動速度U、固化された塗工膜の厚みの設定値t_refを、表5に示すように設定した。また、シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度の仮設定値ρ_aを、表5に示すように設定した。そして、上記で得られたa、b、cと、測定されたT及びρ_Lとを上記数式(5)に代入してBを算出した。なお、これらの値を上記数式(1)に代入して算出された質量流量の仮基準値S’を、参考値として表5に示す。
かかる設定条件で、図1に示すような塗工装置を用いて、シートとしてのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(MRF、三菱樹脂社製)上に、塗工液を塗布し、固化させて塗工膜を形成した。なお、塗工液の温度Tも、表5に併せて示す。
・作業4(予備実験)
上記作業3において形成された塗工膜の厚みt_msを、接触式変位計(リニアゲージ、尾崎製作所社製)を用いて測定した。
そして、得られたt_msと、上記した各設定値t_ref、ρ_aとを数式(2)に代入して、シート上に塗工されたシート塗工膜の密度ρ_sを算出した。結果を表5に示す。
・作業5(質量流量の基準値Sの算出)
上記作業4で算出されたρ_sを、仮設定値ρ_aに代えて用いた。また、塗工液の温度Tと密度ρ_Lとを測定し、これらと、上記作業2で算出されたa、b、cとから、上記数式(5)により算出されたBを用いた。さらに、W、U及びt_refを、表6のように設定した。これら値を上記数式(1)に代入して、質量流量の基準値Sを算出した。そして、上記作業3と同様にして、塗工膜を形成した。
また、形成された塗工膜の厚みt_msを測定し、設定値t_refと比較した。設定値t_refに対する測定値t_msの差(t_ms−t_ref)が、設定値t_refに対して−10%を超えて+10%未満である場合、質量流量の基準値Sが適切に設定されているとして「○」で表し、この範囲を外れる場合(上記差が設定値t_refに対して−10%以下または+10%以上である場合)、質量流量の基準値Sが適切に設定されていないとして「×」で表した。
結果を表6に示す。
実験例13でSが適切に設定されなかった理由は、実際の係数a、b、cとは異なる各値を、誤って上記数式(5)に代入してBを算出してしまったことによるものであったため、正しい係数a、b、cの各値を代入したところ、実験例14に示すように、Sが適切に設定された。
Figure 0006074356
Figure 0006074356
Figure 0006074356
Figure 0006074356
1:塗工装置、3:塗工液、5:収容部、7:ポンプ(送液部)、11:シート、13:塗工部、15:配管、19:支持部、21:測定部、23:制御部、27:固化部、40:塗工膜

Claims (2)

  1. 相対的に移動するシート上に、固化成分を含有する塗工液を塗工し、該塗工された塗工液が固化されることにより塗工膜を形成する塗工部と、
    該塗工部に前記塗工液を送る送液部と、
    前記送液部と前記塗工部との間に配されて、前記塗工液の質量流量を測定する測定部と、
    前記質量流量の基準値が格納されており、該基準値と前記測定部の測定結果とに基づいて前記送液部による前記塗工液の質量流量を変更させる制御部とを備え
    前記基準値が、前記シート上に塗工される塗工液中の固化成分の質量分率に基づいて、下記数式(1)及び(2)に基づいて決定されるようになっており、
    下記数式(1)のBが、下記数式(3)〜(5)のいずれかによって決定されるようになっている、記載の塗工装置。

    Figure 0006074356
    S:質量流量の基準値(kg/min)
    W:シート上に塗工される塗工液の幅の設定値(m)
    U:塗工部に対するシートの相対的な移動速度(m/min)
    t_ref:シート上に塗工され、固化された塗工膜の厚みの設定値(m)
    ρ_s:シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度(kg/m
    B:塗工液中の固化成分の質量分率(−)
    ρ_a:シート上に塗工され、固化された塗工膜の密度の仮設定値(kg/m
    t_ms:シート上に塗工され、固化された塗工膜の厚みの測定値(m)

    Figure 0006074356
    ρ_L:塗工液の密度の測定値(kg/m
    T:塗工されるときの塗工液の温度(℃)
    a、b、c:係数(−)
  2. 請求項に記載の塗工装置を用いて塗工膜を形成する塗工膜の製造方法であって、
    前記測定部により、前記塗工液の前記質量流量を測定しながら、且つ、
    前記制御部により、前記基準値と前記測定部の測定結果とに基づいて前記送液部による前記質量流量を変更させながら、
    前記塗工部により、前記シート上に前記塗工液を塗工して塗工膜を形成する塗工膜の製造方法。
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