JP6073435B1 - 吸収性物品包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封作業を容易に行うことが可能であり、衛生的な吸収性物品包装体を提供する。【解決手段】包装シートの第2長手方向折り畳み部62には、折り畳まれた状態の前記吸収性物品包装体を展開する際に引っ張られる引っ張り領域62PRが、第2重複部65の幅方向の中央部に設けられており、前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域62PRから、第1長手方向折り目FL1を経由して、第2接着領域152の前記幅方向の両端のうち前記幅方向において第1接着領域151に近い方の端である基準端152Esに達するまでの最短距離は、前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域62PRから、第2長手方向折り目FL2を経由して、前記基準端152Esに達するまでの最短距離よりも短い。【選択図】図6

Description

本発明は、吸収性物品包装体に関する。
従来、生理用ナプキンや失禁パット等の吸収性物品を包装シートによって個別に包装して折り畳んだ吸収性物品包装体が広く知られている。このように折り畳まれて包装された状態の吸収性物品を使用する際には、使用者が包装体を開封・展開して、包装シートに包装されている吸収性物品を取り出す必要がある。例えば、特許文献1には、包装シートの所定の領域に切り欠きを設け、当該切り欠きから露出した吸収性物品を引っ張ることで、包装体を開封しつつ、吸収性物品を容易に取り出すことが可能な技術が開示されている。
特許第450126号公報
しかし、特許文献1に開示されている吸収性物品包装体は、吸収性物品の一部が包装シートから露出した構造であるため、吸収性物品の使用前に使用者の手などが該吸収性物品に触れてしまう場合があり、衛生面で問題が生じていた。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、開封作業を容易に行うことが可能であり、衛生的な吸収性物品包装体を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを備え、吸収性物品と包装シートとが前記厚さ方向に重ねられた吸収性物品包装体であって、前記幅方向の一端側に設けられ前記長手方向に沿った第1長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第1幅方向折り畳み部と、前記幅方向の他端側に設けられ前記長手方向に沿った第2長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第2幅方向折り畳み部とを有し、前記包装シートの前記第1幅方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2幅方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第1重複部を有し、前記第1重複部の少なくとも一部において前記第1幅方向折り畳み部と前記第2幅方向折り畳み部とが前記長手方向に沿った第1接着領域によって接合されており、前記長手方向の一端側に設けられ前記幅方向に沿った第1幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第1長手方向折り畳み部と、前記長手方向の他端側に設けられ前記幅方向に沿った第2幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第2長手方向折り畳み部とを有し、前記包装シートの前記第1長手方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2長手方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第2重複部を有し、前記第2重複部の少なくとも一部において前記第1長手方向折り畳み部と前記第2長手方向折り畳み部とが前記幅方向に沿った第2接着領域によって接合されており、前記包装シートの前記第2長手方向折り畳み部には、折り畳まれた状態の前記吸収性物品包装体を展開する際に引っ張られる引っ張り領域が、前記第2重複部の前記幅方向の中央部に設けられており、前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第1長手方向折り目を経由して、前記第2接着領域の前記幅方向の両端のうち前記幅方向において前記第1接着領域に近い方の端である基準端に達するまでの最短距離は、前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第2長手方向折り目を経由して、前記基準端に達するまでの最短距離よりも短く、前記第2接着領域によって前記第1長手方向折り畳み部と前記第2長手方向折り畳み部とが接着される強度は、前記第1接着領域によって前記第1幅方向折り畳み部と前記第2幅方向折り畳み部とが接着される強度よりも強い、ことを特徴とする吸収性物品包装体である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、開封作業を容易に行うことが可能であり、衛生的な吸収性物品包装体を提供することができる。
展開された状態のナプキン1を肌側から見たときの概略平面図である。 図1のA−A断面について表した概略断面図である。 図3A〜図3Fは、ナプキン1を折り畳んで個包装状態とする際の動作について説明する図である。 幅方向に折り畳まれたナプキン1を肌側から見た状態を表す概略平面図である。 第2幅方向折り畳み部52の一部が展開された状態を表す概略平面図である。 図6Aは、個包装状態のナプキン1を肌側から見た場合の概略平面図である。図6Bは、図6AのB−B断面について表した概略断面図である。 図7A〜図7Dは、個包装状態のナプキン1について、第2長手方向折り畳み部62を展開する際の様子を説明する概略断面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを備え、吸収性物品と包装シートとが前記厚さ方向に重ねられた吸収性物品包装体であって、前記幅方向の一端側に設けられ前記長手方向に沿った第1長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第1幅方向折り畳み部と、前記幅方向の他端側に設けられ前記長手方向に沿った第2長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第2幅方向折り畳み部とを有し、前記包装シートの前記第1幅方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2幅方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第1重複部を有し、前記第1重複部の少なくとも一部において前記第1幅方向折り畳み部と前記第2幅方向折り畳み部とが前記長手方向に沿った第1接着領域によって接合されており、前記長手方向の一端側に設けられ前記幅方向に沿った第1幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第1長手方向折り畳み部と、前記長手方向の他端側に設けられ前記幅方向に沿った第2幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第2長手方向折り畳み部とを有し、前記包装シートの前記第1長手方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2長手方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第2重複部を有し、前記第2重複部の少なくとも一部において前記第1長手方向折り畳み部と前記第2長手方向折り畳み部とが前記幅方向に沿った第2接着領域によって接合されており、前記包装シートの前記第2長手方向折り畳み部には、折り畳まれた状態の前記吸収性物品包装体を展開する際に引っ張られる引っ張り領域が、前記第2重複部の前記幅方向の中央部に設けられており、前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第1長手方向折り目を経由して、前記第2接着領域の前記幅方向の両端のうち前記幅方向において前記第1接着領域に近い方の端である基準端に達するまでの最短距離は、前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第2長手方向折り目を経由して、前記基準端に達するまでの最短距離よりも短い、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
このような吸収性物品包装体によれば、第2接着領域を剥がして第2長手方向折り畳み部を展開する際に、第1接着領域の一部が剥がれて第2幅方向折り畳み部の一部も展開される。使用者は、展開された該第2幅方向折り畳み部の一部をつまんで引っ張ることにより、吸収性物品包装体の開封作業を容易に行うことができる。また、開封作業を始める前、すなわち使用前には、吸収性物品の全体が包装シートに包装された状態であり、外部に露出していないため、吸収性物品を衛生的に使用することができる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第2接着領域によって前記第1長手方向折り畳み部と前記第2長手方向折り畳み部とが接着される強度は、前記第1接着領域によって前記第1幅方向折り畳み部と前記第2幅方向折り畳み部とが接着される強度よりも強い、ことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、第2接着領域よりも第1接着領域が優先的に剥がれるようになる。したがって、第2接着領域を剥がす動作において、第1接着領域によって第1幅方向折り畳み部と接合されている第2幅方向折り畳み部の一部を剥がれやすくすることができる。これにより、使用者は、一部が剥がれた部分を糸口にして該第2幅方向折り畳み部を容易に展開させることができる。つまり、吸収性物品包装体の開封作業を容易に行うことが可能となる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第1接着領域と前記第2接着領域とは、前記幅方向において、重複する部分を有する、ことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、第1接着領域と第2接着領域とが幅方向に重複する部分において、第2接着領域による接着力が第1接着領域を肌側に引っ張る力に対抗するように働くため、第1接着領域に対して厚さ方向の力(第1接着領域を剥がす力)を作用させやすくなる。したがって、第2接着領域を剥がす動作において、第1接着領域をより剥がれやすくすることができる。これにより、吸収性物品包装体の開封作業を容易に行うことができる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記引っ張り領域は、前記第2長手方向折り畳み部の前記長手方向について、前記第2幅方向折り目が設けられている側と反対側の端部に設けられている、ことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、第2幅方向折り目からなるべく遠い位置に引っ張り領域が設けられていることにより、該引っ張り領域を引っ張って、第2長手方向折り畳み部を長手方向に展開させる際に、より大きなモーメントを発生させることができる。これにより、使用者は、より小さな力で吸収性物品包装体を開封することができるようになる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第2接着領域は、前記長手方向において、前記引っ張り領域が設けられる位置と重複する位置に設けられている、ことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、包装シートにおいて、引っ張り領域から、第1長手方向折り目を経由して、第2接着領域の基準端に達するまでの距離を最も短くすることができる。これにより、第2接着領域を剥がす動作において、第1接着領域がより剥がれやすくなる。したがって、使用者は、吸収性物品包装体の開封作業をより容易に行うことができる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第1接着領域は、前記幅方向において、前記第2長手方向折り畳み部の中央部よりも前記基準端に近い位置に設けられている、ことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、第2接着領域を剥がす動作において、第1接着領域が剥がれ始めるタイミングを早くすることができる。これにより、第2接着領域が完全に剥がれてしまう前に、第1接着領域を剥がすことができる。第1接着領域を剥がすことによって、使用者は第2幅方向折り畳み部を容易に展開させることができる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記包装シートは、前記厚さ方向の非肌側表面に接着部を有し、前記接着部と、前記第2接着領域とは、前記長手方向において、重複していない、ことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、第2接着領域を剥がす動作において、包装シートに設けられた接着部(例えば、下着固定用の接着部)が第2接着領域よりも先に剥がれてしまうことを抑制しやすくなる。これにより、該下着固定用の接着部の表面に汚れが付着すること等が抑制される。
かかる吸収性物品包装体であって、前記引っ張り領域には、前記長手方向に折り畳まれた前記第2長手方向折り畳み部を展開する際に引っ張られるリードテープが設けられている、ことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、使用者はリードテープをつまんで引っ張ることにより、包装シートを直接つまんで引っ張る場合と比較して、より簡単に引っ張り領域を引っ張ることができる。これにより、吸収性物品包装体の開封作業をより容易に行うことができる。
===実施形態===
<吸収性物品包装体の構成>
本実施形態に係る吸収性物品包装体の一例として、生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1とも呼ぶ)について説明する。なお、以下ではナプキン1について説明するが、本実施形態の吸収性物品包装体には、所謂おりものシート(例えばパンティライナー)や失禁パット等も含まれており、生理用ナプキンに限定されるものではない。
図1は、展開された状態のナプキン1を肌側から見たときの概略平面図である。図2は、図1のA−A断面について表した概略断面図である。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のナプキン1は、吸収性物品10と、包装シート20と、セパレーター30とリードテープ40とを有する。なお、セパレーター30及びリードテープ40は必須の構成要素ではなく、吸収性物品10及び包装シート20のみによってナプキン1が構成されるのであっても良い。以下の説明では、図1に示すように、各方向を定義する。すなわち、ナプキン1(吸収性物品10)の製品長手方向に沿った方向を「長手方向」とする。長手方向は「前側」と「後側」を有する。この「前側」は吸収性物品10の使用時において使用者の腹側となる方向であり、「後側」は吸収性物品10の使用時において使用者の背側となる方向である。また、長手方向と直交する方向、すなわち製品幅方向に沿った方向を「幅方向」とする。また、長手方向及び幅方向と直交する方向を「厚さ方向」とし、吸収性物品10の使用時(着用時)に使用者(着用者)の肌と当接する側を「肌側」、その逆側を「非肌側」とする。
吸収性物品10は、液体を吸収する吸収体11と、使用者の肌側から吸収体11を覆う表面層12と、使用者の非肌側から吸収体11を覆う裏面層13とを有する(図2参照)。
吸収体11は、長手方向に沿って長い縦長の部材であり、親水性繊維やパルプ等を含み、体液等の液体を効率的に吸収・保持することができる。表面層12は、体液等の液体を透過させる液透過性のシート部材であり、例えば不織布によって形成される。裏面層13は、非液透過性のシート部材であり、例えばポリエチレンやプロピレン等を主体としたフィルムなどによって形成される。
図1では、吸収性物品10の長手方向中央部が幅方向の外側に延出してウイング部14が形成されている。このウイング部14は、ナプキン1の使用時において、ナプキン1を下着(不図示)に載置固定する際に供される固定部である。但し、ウイング部14は必ずしも設けられていなくても良い。
包装シート20は、吸収性物品10を個別に包装するシート部材である。この包装シート20は、ナプキン1の使用前においては吸収性物品10と厚さ方向に重ね合せられた状態で接合されており、ナプキン1を使用する際には、吸収性物品10から取り外される。なお、吸収性物品10と包装シート20とは、図2に示されるようにセパレーター30を介してホットメルト接着剤等の接着剤が設けられた接着部131及び接着部132によって接合されている。吸収性物品10を使用する際には、この接着部131を利用して吸収性物品10を下着に固定することができる。包装シート20の材料としては、例えば、プラスチックフィルム、ナイロンフィルム等の各種フィルムや、不織布、不織布をラミネート加工したフィルム等が用いられる。なお、本実施形態で用いられる包装シート20は半透明な素材で形成されており、吸収性物品10を包装した状態で、使用者は包装シート20を透かして内部の吸収性物品10の一部を確認することが可能である。
セパレーター30は、吸収性物品10の裏面層13と包装シート20との間に配置されるシート部材である(図2参照)。セパレーター30の表面はシリコン樹脂等を用いて剥離加工が施されており、吸収性物品10との間に設けられた接着部131に対して剥離可能に貼付されている。剥離加工については公知であるため説明を省略する。このようなセパレーター30が配置されることにより、吸収性物品10の使用前において接着部131を形成する接着剤が包装シート20に付着することや、接着部131の粘着性が弱くなることが抑制されると共に、該接着部131が保護される。そして、吸収性物品10を使用する際には、接着部131からセパレーター30が剥がされ、該接着部131の粘着力によって吸収性物品10が使用者の下着等に固定される。
リードテープ40は、折り畳まれた状態のナプキン1を展開(開封)する際に、使用者によって引っ張られる引っ張り部である。リードテープ40については後で説明する。
<ナプキン1の個包装について>
本実施形態のナプキン1には、長手方向に沿った長手方向折り目、及び、幅方向に沿った幅方向折り目がそれぞれ一つ以上形成されている。これらの折り目を基点として、吸収性物品10及び包装シート20(及びセパレーター30)が長手方向や幅方向に折り畳まれることにより、ナプキン1が個包装状態となる。図3A〜図3Fは、ナプキン1を折り畳んで個包装状態とする際の動作について説明する図である。
図3Aは、ナプキン1が展開された状態について示す平面図であり、図1に示される状態に相当する図である。本実施形態のナプキン1は、長手方向に沿った長手方向折り目として、幅方向の一端側(図3Aでは左側)に設けられた第1長手方向折り目FL1と、幅方向の他端側(図3Aでは右側)に設けられた第2長手方向折り目FL2とを有する。また、幅方向に沿った幅方向折り目として、長手方向の一端側(図3Aでは後側)に設けられた第1幅方向折り目FW1と、長手方向の他端側(図3Aでは前側)に設けられた第2幅方向折り目FW2とを有する。
ナプキン1を折り畳む際には、先ず、第1長手方向折り目FL1を基点として、厚さ方向に重ねられた状態の吸収性物品10及び包装シート20の一端側が幅方向の内側に折り畳まれる。以下、この折り畳まれた部分を第1幅方向折り畳み部51と呼ぶ(図3B参照)。
続いて、第2長手方向折り目FL2を基点として、吸収性物品10及び包装シート20の他端側が幅方向の内側に折り畳まれる。以下、この折り畳まれた部分を第2幅方向折り畳み部52と呼ぶ(図3C参照)。
ナプキン1の幅方向の両端が折り畳まれることにより、第1幅方向折り畳み部51の厚さ方向の外側(図3Cでは肌側)に第2幅方向折り畳み部52の一部の領域が重複する第1重複部55が形成される。第1重複部55は、図3Cで長手方向に沿った縦長の領域である。
そして、この第1重複部55の少なくとも一部において、第1接着領域151が形成される。第1接着領域151は、第1幅方向折り畳み部51と第2幅方向折り畳み部52との厚さ方向の間にホットメルト接着剤等の接着剤が塗布されることによって形成され、当該第1接着領域151によって、第1幅方向折り畳み部51と第2幅方向折り畳み部52とが厚さ方向に接合される。本実施形態では、図3Cの斜線部で示されるように長手方向に沿った縦長の帯状に第1接着領域151が形成される。これにより、第1重複部55において第1幅方向折り畳み部51の肌側に第2幅方向折り畳み部52が長手方向のほぼ全体に亘って接合され、ナプキン1の幅方向の折り畳み状態が維持されやすくなる。なお、第1接着領域151は図3Cに示されるような帯状の領域には限られない。例えば、所定の範囲に接着剤が塗布された接着剤塗布部(例えばスポット状の接着剤塗布部等)が長手方向に沿って複数並ぶことによって第1接着領域151が形成されるのであっても良い。
第1接着領域151では、第1幅方向折り畳み部51と第2幅方向折り畳み部52とが剥離可能に接合されており、ナプキン1の使用時には、使用者が接着部を剥がして第1幅方向折り畳み部51及び第2幅方向折り畳み部52を図3Aのように展開することが可能である。
続いて、第1幅方向折り目FW1を基点として、吸収性物品10及び包装シート20の一端側が長手方向の内側に折り畳まれる。以下、この折り畳まれた部分を第1長手方向折り畳み部61と呼ぶ(図3D参照)。
続いて、第2幅方向折り目FW2を基点として、吸収性物品10及び包装シート20の他端側が幅方向の内側に折り畳まれる。以下、この折り畳まれた部分を第2長手方向折り畳み部62と呼ぶ(図3E参照)。ナプキン1の長手方向の両端が折り畳まれることにより、第1長手方向折り畳み部61の厚さ方向の外側(図3Eでは肌側)に第2長手方向折り畳み部62の一部の領域が重複する第2重複部65が形成される。
この第2重複部65の少なくとも一部において、第2接着領域152が形成される。第2接着領域152は、第1長手方向折り畳み部61と第2長手方向折り畳み部62との厚さ方向の間にホットメルト接着剤等の接着剤が塗布されることによって形成され、当該第2接着領域152によって、第1長手方向折り畳み部61と第2長手方向折り畳み部62とが厚さ方向に接合される。本実施形態では、図3Eの斜線部で示されるように幅方向に沿った横長の帯状に第2接着領域152が形成される。これにより、第2重複部65において第1長手方向折り畳み部61の肌側に第2長手方向折り畳み部62が幅方向のほぼ全体に亘って接合され、ナプキン1の長手方向の折り畳み状態が維持されやすくなる。なお、第2接着領域152は図3Eに示されるような帯状の領域には限られない。例えば、所定の範囲に接着剤が塗布された接着剤塗布部(例えばスポット状の接着剤塗布部等)が幅方向に沿って複数並ぶことによって第2接着領域152が形成されるのであっても良い。
第2接着領域152では、第1長手方向折り畳み部61と第2長手方向折り畳み部62とが剥離可能に接合されており、ナプキン1の使用時には、使用者が接着部を剥がして第1長手方向折り畳み部61及び第2長手方向折り畳み部62を図3Cのように展開することが可能である。
折り畳まれた状態のナプキン1の第2長手方向折り畳み部62の肌側表面において、第2重複部65の幅方向中央部には引っ張り領域62PRが設けられる(図3F参照)。引っ張り領域62PRは、ナプキン1の使用時において、折り畳まれた状態(すなわち個包装状態)からナプキン1を展開する際に、使用者によって引っ張られる領域である。使用者は当該引っ張り領域62PRを厚さ方向の肌側かつ長手方向の前側に引っ張ることにより、第2接着領域152を剥がすと共に、折り畳まれていた第2長手方向折り畳み部62を展開することができる。また、引っ張り領域62PRの長手方向の位置は、第2長手方向折り畳み部62の長手方向の中央よりも第2幅方向折り目FW2の反対側の端部に近い位置であることが望ましい。該引っ張り領域62PRを引っ張るときに、第2幅方向折り目FW2からの距離が遠いほど、より大きなモーメントが発生するため、第2長手方向折り畳み部62を展開しやすくなるからである。
この引っ張り領域62PRには、リードテープ40が設けられている。リードテープ40は、引っ張り領域62PRを引っ張りやすくするための引っ張り補助部材であり、使用者はリードテープ40を指で摘まんで引っ張ることにより、引っ張り領域62PRを容易に引っ張ることができる。本実施形態のリードテープ40は、ナプキン1の幅方向中央部において、第1長手方向折り畳み部61と第2長手方向折り畳み部62との境目を長手方向に跨ぐように設けられる。図3Fで、リードテープ40の長手方向の前側の領域は、第2長手方向折り畳み部62の引っ張り領域62PRにしっかりと接合されている。一方、リードテープ40長手方向の後側の領域は、第1長手方向折り畳み部61の肌側表面に対して剥離可能に貼付されており、さらにその先端部分(図3Fにおいて長手方向の後側端部)は第1長手方向折り畳み部61と接合されていない、所謂ドライエッジとなっている。これにより、使用者がリードテープ40の先端部(長手方向の後側端部)を摘まんで、該リードテープ40を引っ張りやすくなっている。但し、リードテープ40が設けられず、他の引っ張り補助部材が設けられていても良いし、引っ張り補助部材が設けられず、使用者が包装シート20を直接摘まむことによって引っ張り領域62PRを引っ張るのであっても良い。
ナプキン1は、製造工程において図3A〜図3Fで説明したような動作により、吸収性物品10が包装シート20の内部に包装されて折り畳まれた「個包装状態」となる。このような個包装状態は、平面に展開された状態(図3A)と比較してコンパクトで嵩張りにくく、ナプキン1はこの状態で市場に流通し、使用者によって持ち運ばれる。さらに、このような個包装状態では、吸収性物品10が包装シート20の外部に露出していないため、吸収性物品10を衛生的に使用することが可能となり、また、使用者は吸収性物品10を他人の目に触れさせることなくナプキン1を持ち運べるようになる。
ナプキン1を使用する際には、上述した折り畳み動作を逆の手順で行うことにより、ナプキン1が個包装状態から平面状態に展開される。すなわち、図3F〜図3Aの順に各折り畳み部62,61,52,51が展開され、開封される。そして、吸収性物品10から包装シート20(及びセパレーター30)を取り外すことにより、吸収性物品10が使用可能になる。
<個包装状態のナプキン1の開封について>
ナプキン1を個包装状態から開封・展開する際には、上述したリードテープ40を介して引っ張り領域62PR引っ張ることにより、第2長手方向折り畳み部62及び第1長手方向折り畳み部61を簡単に長手方向に展開することができる。一方、ナプキン1を幅方向に展開する際には、第2幅方向折り畳み部52にリードテープ40のような引っ張り補助部材が設けられていないため、第2幅方向折り畳み部52を展開させることが難しい。
図4は、幅方向に折り畳まれたナプキン1を肌側から見た状態を表す概略平面図である。同図4は、図3Cの状態に対応しており、第1長手方向折り畳み部61及び第2長手方向折り畳み部62が展開され、第1幅方向折り畳み部51及び第2幅方向折り畳み部52が形成されている状態を示している。同図4では、第2幅方向折り畳み部52の幅方向端部で第1幅方向折り畳み部51との境界となる部分に開封口52Eが設けられており、使用者はこの開封口52Eからナプキン1を幅方向に展開することができる。しかし、開封口52Eの近くに形成されている第1接着領域151によって、第1幅方向折り畳み部51と第2幅方向折り畳み部52とが接合されているため、上述したような引っ張り補助部材が無ければ、開封口52Eを開封することは困難である。また、第1幅方向折り畳み部51と第2幅方向折り畳み部52とが同じ色で形成されている等の理由により、開封口52Eの位置を認識することが困難となる場合もある。
そこで、本実施形態のナプキン1では、使用者が引っ張り領域62PR(リードテープ40)を引っ張って、第2接着領域152を剥がしつつ第2長手方向折り畳み部62を展開する動作を行うのに連動して、第1接着領域151の一部が剥がれて第2幅方向折り畳み部52の一部が展開されるようにしている。図5は、第2幅方向折り畳み部52の一部が展開された状態を表す概略平面図である。同図5では、第2幅方向折り畳み部52の長手方向前側の領域において第1接着領域151の一部が剥がれて、開封口52Eの一部が捲れ上がっている。このように開封口52Eが捲れ上がった部分を糸口として、使用者は第2幅方向折り畳み部52を容易に展開することができるようになる。以下、図5のように第2幅方向折り畳み部52の一部が展開される動作について説明する。
先ず、個包装状態のナプキン1の構造について具体的に説明する。図6Aは、個包装状態のナプキン1を肌側から見た場合の概略平面図である。図6Bは、図6AのB−B断面について表した概略断面図である。このB−B断面は、長手方向について第2接着領域152が形成されている位置における断面である。なお、図6Bは、主に第2長手方向折り畳み部62の断面構造について示すものであり、第1長手方向折り畳み部61の一部の構成や吸収性物品10等その他の構成は省略されている。
図6Aに示されるように、個包装状態のナプキン1では、第1重複部55において長手方向に沿って設けられた第1接着領域151によって第1幅方向折り畳み部51と第2幅方向折り畳み部52とが厚さ方向に接合されている。この第1接着領域151は、幅方向の中央から左右いずれかにずれた位置に形成される。本実施形態では、幅方向の中央よりも第2幅方向折り畳み部52の幅方向端部(開封口52E)寄りに形成されている。
また、個包装状態のナプキン1では、第2重複部65において幅方向に沿って設けられた第2接着領域152によって第1長手方向折り畳み部61と第2長手方向折り畳み部62とが厚さ方向に接合されている。図6Bでは、第2接着領域152は、第1接着領域151と厚さ方向に重複する部分を有するように形成されている。
また、第1接着領域151と第2接着領域152とでは、第2接着領域152の接着強度の方が高くなるように各接着領域が形成されている。すなわち、第1接着領域151によって接合されている第1幅方向折り畳み部51及び第2幅方向折り畳み部52の方が、第2接着領域152によって接合されている第1長手方向折り畳み部61及び第2長手方向折り畳み部62よりも剥がれやすくなっている。
ここで、「接着強度」とは、接着領域によって接合されている2つの部材(例えば、第1接着領域151によって接合されている第1幅方向折り畳み部51と第2幅方向折り畳み部52)を剥離させる方向に引っ張ったときに、両者が剥がれる力の大きさによって表される。接着強度を測定する際には、先ず、測定対象箇所(接着領域によって接合されている2つの部材)を所定の大きさに切り出して試験片を作成する。そして、強粘着テープ等を用いて試験片を剥離方向に引っ張るための掴み部を設け、引っ張り試験機に当該掴み部をセットし、荷重ゼロのから徐々に荷重を大きくして試験片を剥離方向に引っ張り、荷重の大きさを測定する。
なお、本実施形態では、第1接着領域151及び第2接着領域152の接着強度よりも包装シート20の資材強度の方が高くなるように各接着強度が決定される。したがって、ナプキン1の開封作業や接着強度の試験において第1接着領域151及び第2接着領域152が剥がれる前に包装シート20が破れてしまうというような問題は生じにくい。
また、第2接着領域152の幅方向両端のうち幅方向において第1接着領域151に近い方の端を基準端152Esとして、包装シート20において、引っ張り領域62PRの位置から、第1長手方向折り目FL1を経由して基準端152Esの位置に達するまでの最短距離をLaとする。同様に、第2接着領域152の幅方向両端のうち幅方向において第1接着領域151から遠い方の端を端152Eоとして、包装シート20において、引っ張り領域62PRの位置から、第2長手方向折り目FL2を経由して基準端152Esの位置に達するまでの最短距離をLbする。詳細については後述するが、本実施形態では図6Bに示されるように、距離Laが距離Lbよりも短くなるようにすることで(La<Lb)、第2長手方向折り畳み部62を展開する動作において、第2幅方向折り畳み部52の一部を展開させることができる。なお、第2接着領域152が、幅方向に並ぶ複数の接着剤塗布部によって構成されているような場合は、幅方向の両端の位置に設けられている接着剤塗布部がそれぞれ基準端152Es及び端152Eоとなる。
続いて、個包装状態のナプキン1について第2長手方向折り畳み部62を展開(開封)するのに連動して第2幅方向折り畳み部52の一部を展開させる動作について具体的に説明する。図7A〜図7Dは、個包装状態のナプキン1について、第2長手方向折り畳み部62を展開する際の様子を説明する概略断面図である。同図7A〜図7Dは、図6Bと同様に、長手方向について第2接着領域152が形成されている位置におけるナプキン1の断面を表している。
上述したように、ナプキン1を展開する際には、先ず、引っ張り領域62PR(リードテープ40)が厚さ方向の外側(肌側)に引っ張られることにより、第2接着領域152が剥がされて第2長手方向折り畳み部62が展開される(図3E参照)。
引っ張り領域62PRが肌側に引っ張られると、該引っ張り領域62PRを支点として第2長手方向折り畳み部62の肌側面が肌側に引っ張られる。一方、第2長手方向折り畳み部62の非肌側面は第2接着領域152によって第1長手方向折り畳み部61と接着されているため、第2長手方向折り畳み部62は図7Aのように、引っ張り領域62PRと、第2長手方向折り畳み部62の幅方向両端部152Es、152Eoとを頂点とした断面視略二等辺三角形状に変形する。この図7Aの状態では、第2長手方向折り畳み部62のうち、引っ張り領域62PRと基準端152Esとの間の距離Laの部分が三角形の斜辺の一方に相当し、第2接着領域152によって接合されている部分が三角形の底辺に相当する。以下、第2長手方向折り畳み部62の幅方向について、引っ張り領域62PRに対して第1折り目FL1が設けられている側の部分をLa側と呼ぶ。同様に、第2長手方向折り畳み部62の幅方向について、引っ張り領域62PRに対して第2折り目FL2が設けられている側の部分をLb側と呼ぶ。
図7Aの状態から、さらに引っ張り領域62PRが肌側に引っ張られると、図7Bのように、第2長手方向折り畳み部62のLa側において、引っ張り領域62PRと第1接着領域151との間で張力が発生するようになる。当該張力は、第2長手方向折り畳み部62の引っ張り領域62PRが肌側に引っ張られるのに対して、第2長手方向折り畳み部62の非肌側面が第1接着領域151及び第2接着領域152によって第1長手方向折り畳み部61と接合されていることにより発生する。そして、引っ張り領域62PRが肌側へ引っ張られる力が第1接着領域151の接着強度よりも大きくなると、第2長手方向折り畳み部62のLa側において第1接着領域151が剥がれ始める。なお、本実施形態では、上述したように第1接着領域151の接着強度よりも第2接着領域152の接着強度が強いため、第1接着領域151が剥がれ始めても、第2接着領域152は剥がれにくい。
一方、第2長手方向折り畳み部62のLb側では、先ず、引っ張り領域62PRと第2接着領域152の端152Eоとの間に張力が発生する。当該張力は、第2長手方向折り畳み部62の引っ張り領域62PRが肌側に引っ張られるのに対して、第2長手方向折り畳み部62の非肌側面が第2接着領域152によって第1長手方向折り畳み部61と接合されていることによって発生する(図7B参照)。そして、引っ張り領域62PRが肌側へ引っ張られる力が第2接着領域152の接着強度よりも大きくなると、第2長手方向折り畳み部62のLb側において端152Eо側から幅方向の内側に向かって第2接着領域152が剥がれ始める。
さらに引っ張り領域62PRが肌側に引っ張られると、図7Cのように、第2長手方向折り畳み部62のLa側において、第1接着領域151が完全に剥がれる。一方、第2長手方向折り畳み部62のLb側では、引っ張り領域62PRが肌側に引っ張られるのに応じて、端152Eо側から基準端152Es側へ向かって第2接着領域152が徐々に剥がれて行く。そして、最終的には、図7Dのように、基準端152Esの部分だけで第2長手方向折り畳み部62と第1長手方向折り畳み部61とが接合された状態となり、その後、第2接着領域152の全体が剥がれる。図7Dにおいて、第2長手方向折り畳み部62のLb側で、引っ張り領域62PRと基準端152Esとの間の距離はLbである。
このように、本実施形態では、第2長手方向折り畳み部62のLb側よりもLa側において先に張力が作用することにより、Lb側において第2接着領域152の全体が剥がれるのよりも先に、La側において第1接着領域151が剥がれやすくなる。すなわち、La側における引っ張り領域62PRと基準端152Esとの間の距離(La)が、Lb側における引っ張り領域62PRと基準端152Esとの間の距離(Lb)よりも短いことにより(La<Lb)、第2接着領域152よりも先に第1接着領域151が剥がれやすくなる。
その結果、長手方向について第2接着領域152が形成されている部分において、第1接着領域151によって接合されていた第2幅方向折り畳み部52が第1幅方向折り畳み部51から離脱して、図5のように、第2幅方向折り畳み部52の一部(開封口52E)が捲れ上がった状態となる。使用者は、この捲れ上がった開封口52Eをつまんで引っ張ることにより、第2幅方向折り畳み部52を展開し、容易にナプキン1を開封することができる。また、ナプキン1の使用前には、吸収性物品10の全体が包装シート20に包装されているため、使用前に該吸収性物品10が外部に露出されることはなく、衛生的である。
なお、仮にLaがLb以上である場合(La≧Lb)、第2長手方向折り畳み部62のLb側において第2接着領域152の全体が剥がれた時点で、La側には弛みが生じて張力が発生していない状態となるため第1接着領域151は剥がれない。この場合、図4のように、第2幅方向折り畳み部52と第1幅方向折り畳み部51との接合状態が維持されるため、第2幅方向折り畳み部52を展開することは難しい。
<接着領域の位置について>
第2長手方向折り畳み部62を展開する動作に連動して第2幅方向折り畳み部52の一部を展開させる場合、第1接着領域151及び第2接着領域152が設けられる位置によって、該第2幅方向折り畳み部52が展開される量が変化する。
本実施形態では、図7A及び図7Bから明らかなように、幅方向における第1接着領域151の位置が第2接着領域152の基準端152Esから近いほど、第1接着領域151が剥がれ始めるタイミングが早くなる。つまり、第1接着領域151が設けられる位置は、幅方向において、第2長手方向折り畳み部62の中央部よりも基準端152Esに近い位置であることが望ましい。このようにすれば、第2接着領域152が完全に剥がれてしまう前に、第1接着領域151を剥がしやすくなる。すなわち、第2長手方向折り畳み部62を展開する際に、第2幅方向折り畳み部52がより展開されやすくなる。
その際、第1接着領域151の幅方向の位置は、第2接着領域152の基準端152Esの幅方向の位置となるべく近いことが望ましい。このような配置であれば、第2長手方向折り畳み部62のLa側において、引っ張り領域62PRと第1接着領域151(基準端152Es)との間に、図7Bにて説明したような張力を最も早いタイミングで作用させることができる。したがって、第1接着領域151をより確実に剥がしやすくなる。
また、第1接着領域151と第2接着領域152とは幅方向において重複する部分を有することが望ましい。第1接着領域151を剥がすためには、第2長手方向折り畳み部62を肌側に引っ張る力に対して、第2長手方向折り畳み部62を非肌側に引っ張る対向力を作用させることが必要である。したがって、第2長手方向折り畳み部62において第1接着領域151の非肌側面が、第2接着領域152によって第1長手方向折り畳み部61と接合されていれば、第2接着領域152による接着力が上述の対抗力として働き、第1接着領域151を効率よく剥がすことが可能となる。本実施形態では、図6A及び図6Bに示されるように、第1接着領域151が幅方向において第2接着領域152と重複する位置に配置されているため、第1接着領域151が剥がれやすくなっている。但し、第1接着領域151が、第2接着領域152の基準端152Esの幅方向よりも外側に設けられ、重複部を有さない場合であっても、第1接着領域151を剥がすことは可能である。
一方、第2接着領域152が設けられる位置は、長手方向において引っ張り領域62PRが設けられる位置に近いほど良い。第2接着領域152の幅方向端部である基準端152Esと引っ張り領域62PRとが長手方向について重複する位置にある場合に、距離Laが最も短くなり、第1接着領域151が剥がれやすくなるからである。本実施形態では、第2長手方向折り畳み部62の長手方向の端部(第1長手方向折り畳み部61との境界側端部)にリードテープ40が設けられ、引っ張り領域62PRも第2長手方向折り畳み部62の長手方向の端部付近に設けられている。そして、図5Aに示されるように、第2接着領域152も第2長手方向折り畳み部62の長手方向の端部付近に設けられていることから、第2接着領域152と引っ張り領域62PRとが長手方向について重複している。これにより、距離Laが短くなり、第1接着領域151が剥がれやすくなっている。
また、本実施形態のナプキン1において、包装シート20には、セパレーター30を貼付するための接着部132が設けられている。また、セパレーター30が設けられない場合には、吸収性物品10の使用時に該吸収性物品10を下着に固定するための接着部131が包装シート20に設けられる(図1、図2参照)。これらの接着部131,132に対して、第2接着領域152が長手方向について重複していないことが望ましい。仮に、接着部131,132と第2接着領域152とが長手方向について重複する位置に配置されていたとすると、引っ張り領域62PRを肌側に引っ張って第2長手方向折り畳み部62を展開させる際に、該接着部131,132が第2接着領域152よりも先に剥がれてしまう場合がある。このような場合、接着部131,132の表面に汚れが付着したり、第2長手方向折り畳み部62が正確に展開できなくなったりするおそれがある。したがって、本実施形態では、吸収性物品個包装体において、包装シート20の非肌側表面に設けられた接着部と第2接着領域152とが、長手方向について重複していないことが望ましい。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
<使用後のナプキン1について>
使用後のナプキン1は、吸収性物品10を再び包装シート20で包装することにより、汚れのついた吸収性物品10を外部に露出させることなく、安全に廃棄することができる。具体的には、図3A〜図3Cで示されるように、使用後の吸収性物品10を包装シート20に重ねて第1幅方向折り目FL1及び第2幅方向折り目FL2にて幅方向に折り畳む。そして、図3Cの状態のナプキン1について、肌側が内側となるように、長手方向の後側から前側にロール状に巻き込む(丸め込む)ことにより、コンパクトな形状にして廃棄する。このとき、長手方向の前側端部付近に設けられている第2接着領域152の粘着性を利用して、ナプキン1をロール状に丸め込んだ状態で固定することにより、当該ロール状態を維持しやすくすることができる。さらに、長手方向の前側端部に設けられたリードテープ40の粘着性を利用すれば、ナプキン1のロール状態をより維持しやすくなる。これにより、使用者は使用後のナプキン1を安心して廃棄することができるようになる。
1 生理用ナプキン(ナプキン)、
10 吸収性物品、
11 吸収体、12 表面層、13 裏面層、14 ウイング部、15 線状圧搾部、
20 包装シート、
30 セパレーター、
40 リードテープ、
51 第1幅方向折り畳み部、52 第2幅方向折り畳み部、52E 開封口、
55 第1重複部、
61 第1長手方向折り畳み部、62 第2長手方向折り畳み部、
62PR 引っ張り領域、
65 第2重複部、
131 接着部、132 接着部、133 接着部、
151 第1接着領域、
152 第2接着領域、152Es 基準端、152Eо 端、
FL1 第1長手方向折り目、FL2 第2長手方向折り目、
FW1 第1幅方向折り目、FW2 第2幅方向折り目、
La 最短距離(第1長手方向折り目FL1経由)、
Lb 最短距離(第2長手方向折り目FL2経由)

Claims (7)

  1. 互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを備え、
    吸収性物品と包装シートとが前記厚さ方向に重ねられた吸収性物品包装体であって、
    前記幅方向の一端側に設けられ前記長手方向に沿った第1長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第1幅方向折り畳み部と、前記幅方向の他端側に設けられ前記長手方向に沿った第2長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第2幅方向折り畳み部とを有し、
    前記包装シートの前記第1幅方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2幅方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第1重複部を有し、前記第1重複部の少なくとも一部において前記第1幅方向折り畳み部と前記第2幅方向折り畳み部とが前記長手方向に沿った第1接着領域によって接合されており、
    前記長手方向の一端側に設けられ前記幅方向に沿った第1幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第1長手方向折り畳み部と、前記長手方向の他端側に設けられ前記幅方向に沿った第2幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第2長手方向折り畳み部とを有し、
    前記包装シートの前記第1長手方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2長手方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第2重複部を有し、前記第2重複部の少なくとも一部において前記第1長手方向折り畳み部と前記第2長手方向折り畳み部とが前記幅方向に沿った第2接着領域によって接合されており、
    前記包装シートの前記第2長手方向折り畳み部には、折り畳まれた状態の前記吸収性物品包装体を展開する際に引っ張られる引っ張り領域が、前記第2重複部の前記幅方向の中央部に設けられており、
    前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第1長手方向折り目を経由して、前記第2接着領域の前記幅方向の両端のうち前記幅方向において前記第1接着領域に近い方の端である基準端に達するまでの最短距離は、
    前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第2長手方向折り目を経由して、前記基準端に達するまでの最短距離よりも短く、
    前記第2接着領域によって前記第1長手方向折り畳み部と前記第2長手方向折り畳み部とが接着される強度は、
    前記第1接着領域によって前記第1幅方向折り畳み部と前記第2幅方向折り畳み部とが接着される強度よりも強い、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
  2. 互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを備え、
    吸収性物品と包装シートとが前記厚さ方向に重ねられた吸収性物品包装体であって、
    前記幅方向の一端側に設けられ前記長手方向に沿った第1長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第1幅方向折り畳み部と、前記幅方向の他端側に設けられ前記長手方向に沿った第2長手方向折り目を基点に、前記幅方向に折り畳まれた第2幅方向折り畳み部とを有し、
    前記包装シートの前記第1幅方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2幅方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第1重複部を有し、前記第1重複部の少なくとも一部において前記第1幅方向折り畳み部と前記第2幅方向折り畳み部とが前記長手方向に沿った第1接着領域によって接合されており、
    前記長手方向の一端側に設けられ前記幅方向に沿った第1幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第1長手方向折り畳み部と、前記長手方向の他端側に設けられ前記幅方向に沿った第2幅方向折り目を基点に、前記長手方向に折り畳まれた第2長手方向折り畳み部とを有し、
    前記包装シートの前記第1長手方向折り畳み部の前記厚さ方向の外側に前記第2長手方向折り畳み部の少なくとも一部が重なった第2重複部を有し、前記第2重複部の少なくとも一部において前記第1長手方向折り畳み部と前記第2長手方向折り畳み部とが前記幅方向に沿った第2接着領域によって接合されており、
    前記包装シートの前記第2長手方向折り畳み部には、折り畳まれた状態の前記吸収性物品包装体を展開する際に引っ張られる引っ張り領域が、前記第2重複部の前記幅方向の中央部に設けられており、
    前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第1長手方向折り目を経由して、前記第2接着領域の前記幅方向の両端のうち前記幅方向において前記第1接着領域に近い方の端である基準端に達するまでの最短距離は、
    前記包装シートにおいて、前記引っ張り領域から、前記第2長手方向折り目を経由して、前記基準端に達するまでの最短距離よりも短く、
    前記第1接着領域と前記第2接着領域とは、前記幅方向において、重複する部分を有する、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記引っ張り領域は、前記第2長手方向折り畳み部の前記長手方向について、前記第2幅方向折り目が設けられている側と反対側の端部に設けられている、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の吸収性物品包装体であって、
    前記第2接着領域は、前記長手方向において、前記引っ張り領域が設けられる位置と重複する位置に設けられている、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の吸収性物品包装体であって、
    前記第1接着領域は、前記幅方向において、前記第2長手方向折り畳み部の中央部よりも前記基準端に近い位置に設けられている、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の吸収性物品包装体であって、
    前記包装シートは、前記厚さ方向の非肌側表面に接着部を有し、
    前記接着部と、前記第2接着領域とは、前記長手方向において、重複していない、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の吸収性物品包装体であって、
    前記引っ張り領域には、前記長手方向に折り畳まれた前記第2長手方向折り畳み部を展開する際に引っ張られるリードテープが設けられている、ことを特徴とする吸収性物品包装体。
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