JP6073192B2 - 基板洗浄装置、基板洗浄システムおよび基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄装置、基板洗浄システムおよび基板洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、第1面に塗布膜が形成された基板の第2面を洗浄するにあたって、基板を保持する技術に関する。
半導体装置の製造においては、半導体ウエハ等の基板の表面にレジスト膜を形成し、このレジスト膜をマスクとしてドライエッチング、イオンインプランテーション等の処理が行われる。
また、半導体装置の製造においては、シリコンウエハを回転させるとともにDIW(純水)をウエハに供給しながら、ウエハの表面に回転しているブラシまたはスポンジ等の洗浄具を押し付けることによりウエハの表面のパーティクルを除去するスクラブ洗浄が行われる(例えば特許文献1を参照)。
半導体装置の製造工程によっては、レジスト膜が表面に形成されたウエハの裏面をスクラブ洗浄したい場合がある。スクラブ洗浄時には、洗浄具がウエハに与えた押圧力を基板保持機構の支持部材が受け止めなければならない。支持部材は、ウエハのシリコン表面を支持することを意図して形成されている。このため、ウエハよりもかなり軟らかいレジスト膜等の塗布膜を接触させてウエハが支持部材に支持された場合には、塗布膜が損傷を受けやすく、塗布膜の剥離が生じる場合もある。
特開2013−058607号公報
本発明は、第1面に塗布膜が形成された基板の裏面である塗布膜が形成されていない第2面を洗浄するにあたって、塗布膜に損傷を与えずに基板を保持する技術を提供するものである。
本発明の実施形態によれば、第1面に塗布膜が形成された基板の第2面を洗浄する基板洗浄装置であって、前記基板の周縁部に接触して前記基板を保持する支持部と、前記支持部により保持された前記基板の第2面を押圧することにより前記基板の第2面を洗浄する洗浄部と、を備え、前記支持部は、前記基板の周縁部の塗布膜と接触して、前記洗浄部による前記基板の第2面を洗浄するときに前記基板が前記基板洗浄部によって負荷される荷重を支えており、前記支持部は、前記荷重に起因して前記支持部と前記塗布膜との間に作用する圧力を緩衝する材料により形成されている基板洗浄装置が提供される。
本発明の他の実施形態によれば、上記基板洗浄装置と、前記基板洗浄装置により処理される基板または処理された基板を裏返す基板反転装置と、を備え、
前記基板反転装置のうち、前記塗布膜に接触しうる部位が前記塗布膜よりも弾性率の低い樹脂材料により形成されている基板洗浄システムが提供される。
本発明のさらに他の実施形態によれば、上記基板洗浄装置と、基板を前記基板洗浄装置に対して搬入または搬出する基板搬送装置と、を備え、前記基板搬送装置のうち、前記塗布膜に接触しうる部位が前記塗布膜よりも弾性率の低い樹脂材料により形成されている基板洗浄システムが提供される。
本発明のさらに他の実施形態によれば、第1面に塗布膜が形成された基板の第2面を洗浄する基板洗浄方法であって、前記基板の第1面上の塗布膜と接触する支持部により前記基板を支持することと、洗浄部を、前記基板支持機構により保持された前記基板の第2面を押圧することにより、前記基板の第2面を洗浄することと、を備え、前記支持部は前記洗浄部による前記基板の第2面を洗浄するときに前記基板が前記基板洗浄部によって負荷される荷重を支え、前記支持部は、前記荷重に起因して前記支持部と前記塗布膜との間に作用する圧力を緩衝する材料により形成されている基板洗浄方法が提供される。
本発明によれば、圧力を緩衝する材料により、支持部材と塗布膜との間に作用する圧力が緩衝されるため、塗布膜の損傷を防止することができる。
基板洗浄システムの構成を概略的に示す平面図である。 前記基板洗浄システムに含まれるウエハ反転ユニットの構成を示す図であって、(a)は縦断面図、(b)は(a)のIIb−IIb線に沿った横断面図である。 前記ウエハ反転ユニットを示す斜視図である。 前記ウエハ反転ユニットに含まれる保持部材の一部分の形状を示す斜視図である。 前記保持部材について説明する図であって、(a)はウエハを保持した状態を示す断面図、(b)は上下の保持部材が係合した状態を示す側面図である。 前記基板洗浄システムに含まれるスクラブ洗浄ユニットの構成を示す概略縦断面図である。 図6のVII−VII線に沿った前記スクラブ洗浄ユニットの概略横断面図である。 前記スクラブ洗浄ユニットの把持機構について説明する側面図であって、(a)は解放状態を示す図であり、(b)は把持状態を示す図である。 前記スクラブ洗浄ユニットの回転プレートを示す斜視図である。 (a)は、前記回転プレートに設けられた支持部材上にウエハが置かれている状態を示す断面図であり、(b)は、ウエハの周縁部の拡大図である。 他のスクラブ洗浄ユニットを示す概略構成図である。 前記他のスクラブ洗浄ユニットの保持部材およびその動作を説明する図である。
以下、発明の実施形態として、基板洗浄装置の一例として、半導体ウエハにスクラブ洗浄処理を施すスクラブ洗浄ユニットと、このスクラブ洗浄ユニットを含み、半導体ウエハの搬入、洗浄、乾燥及び搬出を連続して行う基板洗浄システムについて、図面を参照して説明する。
基板洗浄システムは、図1に示すように、被処理基板である半導体ウエハW(以下に「ウエハW」という)に洗浄、乾燥等の処理が施される処理ブロック10と、ウエハの搬出入が行われる搬出入ブロック20とを備えている。
搬出入ブロック20は、複数のウエハWが収容されたキャリアCが載置される載置台21を有するロードポート22と、ロードポート22と処理ブロック10との間の搬送室24内に配置されてキャリアCと処理ブロック10との間でウエハWの搬送を行うウエハ搬送機構23とを有している。
ロードポート22と搬送室24との間に仕切壁25が設けられ、仕切壁25のキャリアCの載置場所に対応する位置にはシャッタ27により開閉される窓26が形成されている。キャリアCが蓋体Caを有している場合には、キャリアCの蓋体Caを開閉する機構をシャッタ27に付設することができる。
ウエハ搬送機構23は、その全体が、Y方向(水平方向)に移動可能である。ウエハ搬送機構23の搬送アーム23aは、X方向(水平方向)及びZ方向(鉛直方向)に移動可能であり、かつ、Z軸周り(θ方向)に回転可能である。従って、搬送アーム23aは載置台21上の任意のキャリアCの任意のスロット内にあるウエハWにアクセス可能であり、かつ、処理ブロック10の任意のウエハ受渡ユニット(TRS)30にアクセス可能である。
処理ブロック10には、ウエハWを裏返すウエハ反転ユニット(RVS)40と、ウエハWが一時的に載置されるウエハ受渡ユニット(TRS)30と、ウエハWにスクラブ洗浄を施すスクラブ洗浄ユニット(SCR)60とを備えている。ウエハ受渡ユニット30は、ウエハWの下面を支える部材、例えば3本のピン(図示せず)を有している。
図1において「RVS/TRS」と記載された矩形の領域には、2つのウエハ反転ユニット40が積み重ねられており、さらにその下に2つのウエハ受渡ユニット30が積み重ねられている。「SCR」と記載された部位にそれぞれ、2つのスクラブ洗浄ユニット60が積み重ねられている。
処理ブロック10の中央部には、先端側が開口する平面視が馬蹄形状の搬送アーム71を有した主ウエハ搬送機構70が設けられている。この搬送アーム71は、Z方向(鉛直方向)に移動可能であり、かつ、Z軸(鉛直方向軸線)周りに回転可能であり、かつ、Y方向(水平方向)に移動可能である。従って、搬送アーム71は、上記のユニット30,40,50,60の全てにアクセス可能であり、これらのユニット間でウエハWを搬送することができる。搬送アーム71には、ウエハWの下面周縁部に接触してウエハWを支持する3つの支持爪72が設けられている。
次に、ウエハ反転ユニット40について説明する。図2及び図3に示すようにウエハ反転ユニット40は、一対のウエハ保持アーム41と、これらウエハ保持アーム41が互いに接近または離間するように移動させるアーム開閉機構42と、ウエハ保持アーム41を水平な回転軸線周りに180度回転させることができるアーム回転機構43を有している。
アーム開閉機構42は図示しないリニアアクチュエータ44(図2(b)にのみ概略的に示してある)例えばエアシリンダを有している。各ウエハ保持アーム41には摺動子46が連結されている。リニアアクチュエータ44を駆動することにより、一対の摺動子46が鉛直方向に延びるリニアガイド47に沿って反対方向に等距離移動し、一対のウエハ保持アーム41が互いに接近または離間するようになっている。
リニアガイド47の背面中央部には回転軸48が連結されており、この回転軸48は軸受け49により水平に支承されている。回転モータ45を駆動すると、プーリ/ベルト伝動機構49a(図2(a)を参照)を介して回転軸48が回転して、一対のウエハ保持アーム41を水平方向の回転軸線周りに180°回転させることができる。回転モータ45、プーリ/ベルト伝動機構49a、回転軸48、軸受け49等により前記アーム回転機構43が構成されている。
ウエハ保持アーム41は、先端側が開口する平面視が馬蹄形状の金属製のアーム本体41aと、アーム本体41aに設けられた複数(図示例では4つ)の樹脂製の保持部材41bとを有している。上側の保持アーム41に取り付けられた各保持部材41bの真下に、下側の保持アーム41に取り付けられた1つの保持部材41bが位置している。
図4に示すように、各保持部材41bは、相補的な形状の凸部41g及び凹部41fと、ウエハのベベル部を支持する傾斜支持面41dを有している。凸部41gには、ウエハWを傾斜支持面41d上の所定位置に案内するための傾斜案内面41eが設けられている。
ウエハ反転ユニット40の動作について以下に説明する。両保持アーム41が相互に離間した状態で、表面(半導体デバイス形成面)が上面となっている状態でウエハWを保持している主ウエハ搬送機構70の搬送アーム71が、両保持アーム41の間に進入する。この状態でアーム開閉機構42により両保持アーム41を近接させて閉状態とする。すると保持部材41bの凹部41fと凸部41gが図5(b)に示すように噛み合って、両保持アーム41の半径方向の相対移動が不可能となる。上記の過程において、凸部41gの傾斜案内面41eがウエハWを傾斜支持面41d上の適正な位置に案内する。
両保持アーム41が閉状態のときには、図5(a)に示すように、ウエハWの下面のベベル部が下側の保持部材41bの傾斜支持面41d上に支持され、ウエハの上面のベベル部は上側の保持部材41bの傾斜支持面41dに接するかあるいは僅かな隙間をもって離間している。すなわち、ウエハWは両保持アーム41の保持部材41bにより実質的に挟持された状態となる。
この状態で、搬送アーム71を後退させる。このとき、搬送アーム71の一方のフィンガが両保持アーム41間に位置しているが、両保持アーム41には溝(切除部)41hが設けられているため、両保持アーム41が閉じた状態のときに搬送アーム71の進退が可能である。なお、符号41cは、搬送アーム71の根元中央部の支持爪72との干渉防止のための溝(切除部)である。
搬送アーム71を後退させた後、回転モータ45を駆動して両保持アーム41を180度回転させ、ウエハWを裏返す。その後、次いでアーム開閉機構42を動作させ、両保持アーム41が相互に離間した状態とする。次いで、搬送アーム71を前進させ、下側の保持アーム41により保持されたウエハWを搬送アーム71により受け取る。以上の手順にて、ウエハWを裏返すことができる。
次に、スクラブ洗浄ユニット60について説明する。図6に示すように、スクラブ洗浄ユニット60は、ハウジング121と、ハウジング121内に設けられ、上面が開口する略円筒形状の液受けカップ122と、液受けカップ122の内側に配置され、ウエハWを保持するとともに回転することができるスピンチャック(基板保持回転機構)123と、スピンチャック123に保持されるウエハWに対して液体を供給するとともにウエハWの上面に接してウエハWの上面を洗浄する洗浄部としてのブラシ124とを備える。
ハウジング121の側壁の一部には、主ウエハ搬送機構70の搬送アーム71によりウエハWをハウジング121に搬入出するための開口121aが形成されている。開口121aは図示しないシャッタにより開閉することができる。 液受けカップ122は、図示しない昇降機構により、ハウジング121内において図6中に破線で示す上昇位置と、実線で示す下降位置との間で上下動可能である。
スピンチャック123は、ハウジング121の下方に配置されるモータMにより回転する回転シャフト123Sと、この回転シャフト123Sに取り付けられた回転プレート123Pと、回転プレート123Pの下部周縁に取り付けられたウエハWを把持する複数(ここでは3つ(図5では2つのみを図示))の把持機構123Gとを有している。回転シャフト123Sには、その中央部を貫通する導管123Cが形成されている。導管123Cを介してガス、例えば窒素ガスを供給することができる。
ブラシ124は、鉛直方向軸線周りに旋回可能であって、かつ、上下動可能なアーム124Aにより支持されている。アーム124A内には、ブラシ124を鉛直方向軸線周りに回転させるための回転機構(図示せず)が内蔵されている。アーム124A内には、ウエハWに供給される洗浄液、例えばDIW(純水)が流れる導管124Cが形成されている。ブラシ124には、導管124Cから供給された洗浄液を吐出する供給口124Bが設けられている。
ブラシ124は、例えば多数のプラスチック製の糸を円柱状に束ねることにより構成された洗浄要素を有している。プラスチック製の糸は、例えば、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)、ウレタン、ナイロンなどから作ることができる。洗浄要素としてスポンジを用いることもできる。
回転プレート123Pは概ね円形の上面形状を有し、図7に示すように、周囲に切欠部C1及びC2が形成されている。切欠部C1は、回転プレート123Pの下部に取り付けられる把持機構123Gの把持部材(把持部)123Aが回転プレート23Pの上方に突出することを許容する。また、切欠部C2は、搬送機構70の搬送アーム71に設けられたウエハ支持爪72に対応して設けられ、ウエハ支持爪72が回転プレート123Pを上下に通り抜けることを許容する。
図9に示すように、回転プレート123Pの上面には、回転プレート123Pの周縁部の周方向に沿って延びる複数のウエハ支持部材(支持部)151が設けられている。ウエハ支持部材151は、その周方向両端において、ネジ等の固定手段(図10(a)を参照)により回転プレート123Pに取り付けられている。各ウエハ支持部材151は、図9及び図10に示すように、上平坦面151Aと、回転プレート123Pの中央に向かって低くなるように傾斜する傾斜面151B(ウエハ支持面)とを有している。ここで、図10(b)は、ウエハWの周縁部を示す拡大図である。周縁部はレジスト塗布後の露光処理においてデバイスが形成されない領域であって、ベベル部1001を含んでいる。ウエハWが適正に載置された場合には、図10(b)に示すように、ウエハWはその下面の周縁部の領域にあるベベル部1001が傾斜面151Bに線接触した状態で支持される。このとき、ウエハWは、回転プレート123Pの上面から離間している。
ウエハ支持部材151の上平坦面151A上にはガイドピン152が設けられている。ガイドピン152の内側面152Kの下端は、ウエハ支持部材151の傾斜面151Bの外周縁に接している。また、ガイドピン152には、回転プレート123Pの中央に向かって低くなるように傾斜する案内傾斜面152Bが形成されている。主ウエハ搬送機構70の搬送アーム71からウエハ支持部材151へウエハWが載置される際に、案内傾斜面152BはウエハWの周縁部を案内してウエハWを傾斜面151B上の適正な位置に位置させる。
図8に詳細に示すように、各把持機構123Gは、回転プレート123Pにブラケットを介して固定された水平方向の回転軸123T周りに回動可能なレバー部材123Lと、レバー部材123Lと連動して回転する把持部材123Aとを有している。レバー部材123Lと回転プレート123Pとの間にバネ123Bが設けられている。このバネ123Bにより把持部材123Aはウエハ把持位置(図8(b)に示す位置)に向けて付勢されている。ウエハ把持位置にあるとき、把持部材123AはウエハWの側周縁1002(ベベル部1001のうち半径方向最も外側にある側端部)に接触する。図10には、ウエハWの側周縁1002に接する把持部材123Aの輪郭線の一部が一点鎖線で示されている。
図6及び図8に示すように、各レバー部材123Lの先端部の下方には、プッシュロッド143が設けられている。3つのプッシュロッド143が、昇降機構141(図6を参照)により昇降するアーム142に取り付けられている。プッシュロッド143が対応するレバー部材123Lの先端部を押し上げることにより、レバー部材123Lはバネ123Bのバネ力に抗して回動し、その結果、把持部材123Aは、ウエハWの側周縁1002から離れるウエハ解放位置に回動する。プッシュロッド143が下降してレバー部材123Lから離れると、レバー部材123Lの自重及びバネ123Bの力によりレバー部材123Lが回動し、その結果、把持部材123Aは前記把持位置に回動する。
次に、スクラブ洗浄ユニット60の動作及び基板洗浄システムの全体の動作について、表面(デバイスが形成される面)にレジスト膜が形成されている半導体ウエハWの裏面を洗浄する処理を例にとって説明する。
図1に示すように、複数枚の半導体ウエハWを表面が上を向いた状態で収容するキャリアCが搬出入ブロック20の載置台21に搬入される。ウエハ搬送機構23の搬送アーム23aがキャリアCからウエハを取り出し、処理ブロック10内のウエハ受渡ユニット30に渡す。次いで、処理ブロック10内の主ウエハ搬送機構70の搬送アーム71がウエハ受渡ユニット30からウエハWを取り出す。
次いで、搬送アーム71は、ウエハWをウエハ反転ユニット40に渡す。ウエハ反転ユニット40は前述した手順により、ウエハWを裏返し、レジスト膜が形成されているウエハWの表面が下向きになるようにする。次に、搬送アーム71は、前述した手順により、ウエハ反転ユニット40からウエハWを受け取り、スクラブ洗浄ユニット60に搬入する。
ウエハWがスクラブ洗浄ユニット60に搬入されるとき、まず、液受けカップ122が図6に実線で示す下方位置に下降し、また、プッシュロッド143が上方へ移動して、把持機構123のレバー部材123Lを押し上げる。これにより、把持部材123Aが外方に開く。
次に、開かれたハウジング121の開口121aを通って、主ウエハ搬送機構70の搬送アーム71がスピンチャック123の上方の位置まで移動し、その後下降してウエハWをスピンチャック123のウエハ支持部材151上に置く。これにより、各ウエハ支持部材151の傾斜面151BとウエハWの下面のベベル部1001(この部分には図10に示すようにレジスト膜PRがある)とがウエハの円周方向に沿って線接触した状態で、ウエハWがウエハ支持部材151により支持される。
その後、搬送アーム71がハウジング121の外部に退出した後に、プッシュロッドが下降してレバー部材123Lから離れ、各把持部材123AがウエハWの側周縁1002(ベベル部1001のうち半径方向最も外側にある側端部)に接触してウエハWを半径方向内側に向けて押す。これによりウエハWが水平方向に動くことができないようにウエハWが拘束される。このとき、ウエハWは、下面周縁部のベベル部1001がウエハ支持部材151により下方から支持され、かつ、側周縁1002が把持機構123Gにより把持された状態となる。なお、図10に示すように把持機構123Gの把持部材123Aが接触するウエハWの側周縁1002にはレジスト膜PRは存在しない。
次に液受けカップ122が、図5に示す上方位置に移動し、その後、モータMが駆動されてスピンチャック123及びこれに保持されたウエハWが所定速度で回転する。また、回転シャフト123Sの導管123Cから、ウエハWと回転プレート123Pとの間の空間に窒素ガスが供給される。この窒素ガスの流れにより、処理中におけるウエハWの平坦性を確保することができ、また、ウエハW下面の周縁部への液体(ここではDIW)の周り込みを防止することができる。
次に、アーム124Aが回動し、ブラシ124が図5に点線で示す位置に移動し、ウエハWの上面に向かって降下する。回転するブラシ124の先端がウエハWの上面に接すると同時に(又は僅かに前に)、ブラシ124の供給口124BからDIWが供給される。その後、ブラシ124はウエハWの外周縁に向かって徐々に移動する。これによって、ウエハWの上面にあるパーティクル等の汚染物質がブラシ124により除去され、ブラシ124により除去された汚染物質がDIWにより洗い流される。ブラシ124が、ウエハWの外周縁よりも外側に移動した後、DIWの供給を停止するとともに、ウエハWの上面を振り切り乾燥させる。この後、ウエハWを搬入したときの手順と逆の手順により、ウエハWが主ウエハ搬送機構70によりハウジング121の外へ搬出される。
その後、主ウエハ搬送機構70は、ウエハWをウエハ反転ユニット40に渡す。ウエハ反転ユニット40は前述した手順により、ウエハWを裏返し、レジスト膜が形成されている半導体ウエハWの表面が上向きになるようにする。
次に、搬送アーム71はウエハ反転ユニット40から、ウエハWを受け取り、ウエハ受渡ユニット30に渡す。ウエハ受渡ユニット30にウエハを渡す前に、必要に応じて、ウエハWに加熱/冷却ユニット50により加熱処理または冷却処理を施すことも可能である。次に、ウエハ搬送機構23の搬送アーム23aが、ウエハ受渡ユニット30からウエハWを取り出し、搬出入ブロック20の載置台21上にある元のキャリアCにウエハWを戻す。
スクラブ洗浄ユニット60において洗浄処理を施されている間、ウエハWはブラシ124によりウエハ支持部材151の傾斜面151Bに押し付けられる。ウエハW下面のベベル部1001にあるレジスト膜PRと、ウエハ支持部材151の傾斜面151Bとの間に押圧力(接触面圧)が作用する。また、ウエハWは回転しているため、ある程度振動し、また、ウエハWに対するブラシ124の位置は常に変化している。これにともない接触面圧が変動して繰り返し応力が発生し、あるいはウエハWと傾斜面151との相対位置が微少量変動して摺れが発生する。
KrF系のレジストの曲げ弾性率は例えば約5.1GPa、ArF系のレジストの曲げ弾性率は例えば約2.6〜3.9GPaである。一方、ウエハ支持部材151のような負荷を受ける部分によく用いられるC−PEEK(カーボン混合ポリエーテルエーテルケトン)の弾性率は、例えば4.7Gpa程度であり、レジスト膜の弾性率であると同程度である。ウエハ支持部材151をC−PEEKにより形成して上記のスクラブ洗浄処理を行ったときには、レジスト膜の剥がれが発生した。一方で、ウエハ支持部材151には損傷は認められなかった。これは、レジスト膜のような塗布膜は膜の縁部(ここではベベル部1001)において応力を受けるとその部分に剥離が生じやすいからであると考えられる。
上記のレジスト膜の剥離の問題を解決するため、本実施形態では、ウエハ支持部材151をレジスト膜の弾性率よりも低い弾性率を有する軟質材料により形成し、レジスト膜に負荷される荷重を軟質材料によって緩衝することとした。軟質材料としては、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)あるいはPFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共重合体)を用いることができる。また、ウエハWの帯電を防止するための導電性粒子としてのカーボン粒子を混合したもの、例えばC−PTFEを用いることもできる。PTFEの曲げ弾性率は例えば約0.55GPaであり、PFAの曲げ弾性率は例えば約0.66〜0.69GPaであり、レジスト膜の曲げ弾性率よりも大幅に低い。また、C−PTFEではカーボン混合によりカーボン混合無しのPTFEと比較して曲げ弾性率がやや高くなるが、それでも約0.78GPaであり、レジスト膜の曲げ弾性率よりも大幅に低い。
このような軟質材料から形成されたウエハ支持部材151を用いて上記のスクラブ洗浄処理を行ったところ、ベベル部1001のレジスト膜に損傷は認められなかった。なお、この場合、ウエハ支持部材151に損傷(凹み、削れ等)が生じることが懸念されるが、実際に200枚のウエハWを処理した後においてもウエハ支持部材151に損傷は生じていなかった。
なお、上記のようにウエハ支持部材151に軟質材料を使用した場合に、ベベル部1001のレジスト膜PR及びウエハ支持部材151に問題となる損傷が生じないことが確認されているが、ウエハ支持部材151の周方向長さを可能な限り長くして、接触面圧の低減を図ることが好ましい。接触面圧が低減されれば、支持部材の緩衝機能が増す。したがって所定の度合いの緩衝機能を実現しようとしたとき、ウエハ支持部材151の接触面圧の低減を図ることができれば、軟質材料のうちでも比較的硬質の材料を用いることも可能となり、材料選定の自由度が増す。
軟質材料からなるウエハ支持部材151を回転プレート123Pに結合するにあたっては、ウエハ支持部材151に形成した雌ねじが破損しやすいため、ウエハ支持部材151にエンザート(商標)等のインサートナットを装着することが好ましい。図10には、インサートナット161をウエハ支持部材151に装着して、当該インサートナット161に雄ネジ160を螺合させることにより、ウエハ支持部材151を回転プレート123Pに結合した例を示している。本実施形態では、ウエハ支持部材151に難接着性の材料を用いているので、インサートナット161は外周に雄ネジを有しているものを用いることが好ましい。インサートナット161の外周の雄ネジはセルフタッピングタイプのものであることも好ましい。
図10に示すように、本実施形態においては、把持部材123Aはレジスト膜PRに接触しないため、把持部材123AをC−PEEK等の比較的硬質の材料により形成することができる。また、C−PEEKは導電性粒子であるカーボン粒子が混合されているため、適度な導電性を有しており、ウエハWの帯電を防止することができる。なお、本実施形態のように、ウエハW全体のどこかには接触するがレジスト膜PRと接しない部材(把持部材123A)が基板保持機構に含まれるのであれば、レジスト膜PRと接する部材(ウエハ支持部材151)が導電性を有している必要はないので、ウエハ支持部材151にカーボンを含めるか否かを自由に選択することができる。
なお、ウエハWがキャリアCから取り出されて再びキャリアC内に収容されるまでの間、ウエハWのベベル部1001にあるレジスト膜PRに接触しうる部材は、主ウエハ搬送機構70の搬送アーム71の支持爪72と、ウエハ反転ユニット40の保持部材41bである。これらの部材を使用する際には、洗浄による圧力が加わることがないため、ウエハ支持部材151と比較して、レジスト膜との間に比較的小さい接触圧力しか生じないが、これらの部材のうちの少なくともウエハに接触する部分も上述した軟質材料により形成されていることが好ましい。そうすることにより、ウエハWのベベル部にあるレジスト膜に剥離等の損傷が生じることをより確実に防止することができる。
次に、他の実施形態に係るスクラブ洗浄装置200について図11及び図12を参照して説明する。図11に示すように、スクラブ洗浄装置200は、スピンチャック202を有している。スピンチャック202は、円盤状のベース部材204と、このベース部材204に支持棒206を介して取り付けられたウエハWを保持するための複数の保持部材208を有している。保持部材208は、図示しない回転駆動機構により、鉛直方向の回転軸線AR(図12を参照)周りに回転することができる。保持部材208は例えば6つ設けられており、ベース部材204の円周方向に等間隔で配置されている。
スピンチャック202のベース部材204に中空の回転軸210が連結されており、この回転軸210はプーリ/ベルト伝動機構212を介して回転モータ214により回転駆動され、これにより、保持部材208により保持されたウエハWを回転させることができる。
スピンチャック202のベース部材204と、保持部材208により保持されたウエハWとの間に位置するように、ブラシ駆動機構220が設けられている。ブラシ駆動機構220は、中空の回転軸210を貫通して設けられた支柱222と、鉛直方向の第1の回転軸線周りに回転(θ1)するこができるように支柱222に取り付けられた第1のリンク腕224と、鉛直方向の第2の回転軸線周りに回転(θ2)することができるように第1のリンク腕224に取り付けられるとともにブラシ216が取り付けられた第2のリンク腕226とを有している。従って、ブラシ216を、保持部材208により保持されたウエハWの下面上の任意の位置に接触させることができる。ブラシ216は、図示しない回転駆動機構により鉛直方向の第3の回転軸線周りに回転(θ3)することができる。第1のリンク腕224及び第2のリンク腕226は、支柱222、第1リンク腕224及び第2のリンク腕226に内蔵された図示しない駆動機構により動作させることができる。
保持部材208は、下側支持部208a、上側支持部208b及び中央支持部208cを有している。下側支持部208aは、保持部材208の回転軸線AR上に位置する点P1を中心とする大径の下底面と、回転軸線ARから外れた位置にある点P2を中心とする小径の上底面とを備えた斜円錐台形状を有する。上側支持部208bは、保持部材208の回転軸線AR上に位置する点P4を中心とする大径の上底面と回転軸線ARから外れた位置にある点P3を中心とする小径の下底面とを備えた斜円錐台の一部を鉛直平面で切断して取り除いた形状を有しており、前記鉛直平面に対応する位置に鉛直側面208dを有している。中央支持部208cは前記点P3を中心とする円を上底面とし、前記点P2を中心とする円を下底面とする円柱形状を有する。
各保持部材208を、図12の上段に示すように鉛直側面208dがスピンチャック202の半径方向内側を向くようにすることにより、搬送アーム(図示せず)により保持されたウエハWを、上方から下向きに降下させてゆくことにより下側支持部208a上に載置することができる。このときウエハWの下面のベベル部が、下側支持部208aの表面に接している。
図12の上段に示す状態から鉛直側面208dがスピンチャック202の半径方向外側を向くように各保持部材180を180度回転させる。すると、保持部材208の回転に伴い、ウエハWは、下側支持部208aの表面より持ち上げられ、中央支持部208cの高さ位置まで上昇する。最終的に、ウエハWは、下側支持部208aにウエハWの下面のベベル部が接触し、側支持部208bにウエハWの上面のベベル部が接触するかわずかな隙間を空けて対面し、中央支持部208cにウエハWの側周縁が接触するかわずかな隙間を空けて対面した状態となる。
このスクラブ洗浄装置200を用いて、表面(デバイス形成面)にレジスト膜が形成されたウエハWの裏面をスクラブ洗浄する場合には、ウエハWの表面が上面になるように、ウエハWがスピンチャック202により保持される。この状態で、スピンチャック202を回転させることによりウエハWを回転させ、回転するブラシ216からDIWを吐出し、ブラシ216をウエハWの裏面(すなわち下面)に押し付けながらウエハWの裏面上を移動させてゆくことにより、ウエハWの裏面にスクラブ洗浄が施される。
このとき、ブラシ216がウエハWを押し付ける荷重は、主に保持部材208の上側支持部208bにより受け止められる。ウエハWの表面に形成されベベル部に存在するレジスト膜PRは上側支持部208bに接触するので、レジスト膜の損傷、剥離を防止するには、前述した実施形態と同様の考え方に基づいて上側支持部208bを前述した軟質材料(PTFE、PFA等)で形成することが好ましい。なお、下側支持部208a及び中央支持部208cはレジスト膜とは接触せずにレジスト膜よりも硬質の材料(例えばシリコンウエハ自体)に接触するので、下側支持部208a及び中央支持部208cは硬質の材料、例えばC−PEEKにより形成することができる。このように保持部材208を2種類以上の異なる材料で形成する場合には、異なる材料同士は、図10で説明したようなインサートナットを用いたねじ締結により結合することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、実施形態は例示的なものであり、本発明の範囲は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、ウエハ支持部材151の全体が軟質材料で形成されているが、これに限定されるものではなく、ウエハ支持部材151を比較的硬質の樹脂材料例えばC−PEEKにより形成し、ウエハ支持部材151の傾斜面151Bの表面部分のみに上記軟質材料の被覆を設けてもよい。また、基板は、シリコンウエハだけでなく、シリコン化合物基板、ガラス基板、セラミック基板等の他の基板であってもよい。また、処理対象である基板の表面にある塗布膜は、レジスト膜に限定されるものではなく、例えば反射防止膜であってもよい。また、上記実施形態においては、洗浄部として基板の裏面に対して相対的に移動することにより裏面の洗浄を行う例について説明したが、裏面を押圧しながら洗浄する洗浄部であれば、本発明は適用可能である。例えば、洗浄部として2流体ノズル等を用いて基板表面に強い水圧をかけて洗浄する等の場合でも、支持部には荷重が負荷されるので、同様に本発明を適用可能である。また、上記実施形態においては、基板のベベル部が接触する例を示したが、ベベル部よりも内側のデバイスが形成されない周縁部が支持部に接触する場合であっても、本発明は適用可能である。
W 基板(ウエハ)
PR 塗布膜(レジスト膜)
123,202 基板保持機構(スピンチャック)
123A 把持部
124,216 洗浄部(ブラシ)
151,151b,208b 支持部

Claims (8)

  1. 第1面に塗布膜が形成された基板の第2面を洗浄する基板洗浄装置であって、
    前記基板の周縁部に接触して前記基板を保持する支持部と、
    前記支持部により保持された前記基板の第2面を押圧することにより前記基板の第2面を洗浄する洗浄部と、
    前記基板の側周縁に接触して前記基板を半径方向に拘束する把持部と、
    前記把持部により把持された基板を回転させる回転部と、
    を備え、
    前記基板を回転させながら前記洗浄部により前記基板の第2面を洗浄するときに、前記支持部は、前記基板の周縁部の塗布膜と接触し前記基板が前記浄部によって負荷される荷重を支えており、前記把持部は、前記塗布膜が塗布されていない前記基板の側周縁と接触して当該側周縁を半径方向に押しており、
    前記支持部は、前記塗布膜よりも弾性率が低い材料により形成されており、前記把持部は、前記支持部を形成する前記材料よりも弾性率が高い材料により形成されていることを特徴とする、基板洗浄装置。
  2. 前記把持部は導電性粒子が混合された樹脂材料からなる、請求項記載の基板洗浄装置。
  3. 前記支持部導電性粒子が混合されていない樹脂材料からなる、請求項記載の基板洗浄装置。
  4. 前記支持部を形成する材料は、前記塗布膜よりも弾性率の低いフッ素系の樹脂材料である、請求項1からのうちいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  5. 前記フッ素系の樹脂は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共重合体)である、請求項記載の基板洗浄装置。
  6. 請求項1からのうちのいずれか一項に記載の基板洗浄装置と、
    前記基板洗浄装置により処理される基板または処理された基板を裏返す基板反転装置と、
    を備え、
    前記基板反転装置のうち、前記塗布膜に接触しうる部位が前記塗布膜よりも弾性率の低い樹脂材料により形成されている、基板洗浄システム。
  7. 請求項1からのうちのいずれか一項に記載の基板洗浄装置と、
    基板を前記基板洗浄装置に対して搬入または搬出する基板搬送装置と、
    を備え、
    前記基板搬送装置のうち、前記塗布膜に接触しうる部位が前記塗布膜よりも弾性率の低い樹脂材料により形成されている、基板洗浄システム。
  8. 第1面に塗布膜が形成された基板の第2面を洗浄する基板洗浄方法であって、
    前記基板の第1面上の塗布膜と接触する支持部により前記基板を支持することと、
    前記基板の側周縁に接触する把持部により前記基板を半径方向に拘束することと、
    前記把持部により把持された基板を回転させることと、
    前記基板を回転させながら、洗浄部により、前記支持部により保持された前記基板の第2面を押圧することにより、前記基板の第2面を洗浄することと、
    を備え、
    前記基板を回転させながら前記洗浄部により前記基板の第2面を洗浄するときに、前記支持部前記基板が前記浄部によって負荷される荷重を支え、かつ、前記把持部は前記塗布膜が塗布されていない前記基板の側周縁と接触して当該側周縁を半径方向に押しており、前記支持部は、前記塗布膜よりも弾性率が低い材料により形成されており、前記把持部は、前記支持部を形成する前記材料よりも弾性率が高い材料により形成されていることを特徴とする、基板洗浄方法。
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