JP3321725B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3321725B2
JP3321725B2 JP11956696A JP11956696A JP3321725B2 JP 3321725 B2 JP3321725 B2 JP 3321725B2 JP 11956696 A JP11956696 A JP 11956696A JP 11956696 A JP11956696 A JP 11956696A JP 3321725 B2 JP3321725 B2 JP 3321725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハ等の被処理体を洗浄する洗浄装置及び洗浄方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の洗浄装置として、被処理
体例えば半導体ウエハを水平に保持して回転させ、半導
体ウエハの表面に洗浄液を供給すると共に、例えばナイ
ロンやモヘヤ等にて形成されるブラシを半導体ウエハの
表面に押し当て表面の粒子汚染物を除去する洗浄装置が
知られている。
【0003】上記従来の洗浄装置は、図18に示すよう
に、処理室140内に配設される水平回転及び垂直移動
可能な回転保持手段例えばスピンチャック141と、こ
のスピンチャック141を回転する駆動モータ142
と、スピンチャック141にて保持される半導体ウエハ
W(以下にウエハという)の上面(表面又は裏面)に接
触してウエハWを洗浄する洗浄部材例えばブラシ143
と、スピンチャック141及びウエハWを包囲すべく垂
直方向に移動可能なカップ144とを具備してなる。
【0004】このように構成される洗浄装置において、
スピンチャック141及びスピンチャック駆動モータ1
42とカップ144を昇降させて、ウエハWをスピンチ
ャック141に受け渡している。また、洗浄時に、スピ
ンチャック141及び駆動モータ142を下降させると
共に、カップ144を上昇させて洗浄液の外部への飛散
を防止している。
【0005】また、このように構成される洗浄装置にお
いて、ブラシ143をウエハWの上面(表面又は裏面)
に加圧状態で接触させるために加圧調整機構145が設
けられている。この加圧調整機構145は、図18に示
すように、ブラシ143とブラシアーム146を垂直方
向に移動するための昇降シリンダ147に連結された昇
降部148をリニアガイド150を介して垂直方向に移
動可能に垂直壁149の一面側に連結し、垂直壁149
の反対面にリニアガイド151を介して垂直方向に移動
可能にバランスウエイト152が配設される。そして、
このバランスウエイト152と、昇降部148とを、垂
直壁149の頂部に配設されるプーリ153に掛け渡さ
れるワイヤ154を介して連結して、ブラシ143及び
ブラシアーム146の重量とバランスウエイト152の
重量とを均衡させてゼロバランスを調整し、そして、加
圧用シリンダ155にてブラシ143をウエハWに加圧
するように構成されている。この場合の加圧量は、加圧
用シリンダ155に加えられる空気圧力によってコント
ロールされている。
【0006】また、従来のこの種の洗浄装置において、
ブラシ143は洗浄位置と非洗浄位置に選択的に移動可
能に構成されており、非洗浄位置に位置して待機する間
に、ブラシ143に付着したごみ等を洗浄して次のウエ
ハWの洗浄に備えられるようになっている。そのため、
従来の洗浄装置は、図19に示すように、ブラシ143
を収容する洗浄槽156の底部に超音波発振器157を
配設すると共に、洗浄槽156の上端開口部に洗浄液供
給ノズル158を配設した構造となっている。このよう
に構成することにより、待機中にブラシ143を収容す
る洗浄槽156に洗浄液供給ノズル158から洗浄液例
えば純水を供給して洗浄槽156からオーバーフローさ
せ、また、超音波発振器157を駆動して洗浄槽156
内の洗浄液に微細振動を与えてブラシ143に付着した
ごみ等を除去することができる。
【0007】なお、この種の洗浄装置において、ブラシ
143と併用させてジェット噴射による洗浄ノズルが設
けられる場合がある。このジェット水噴射ノズルもブラ
シ143と同様洗浄位置と非洗浄位置に選択的に移動可
能に配設され、非洗浄位置に待機する間には、噴口の目
詰まりを防止するために、待機中にダミーディスペンス
を行う必要がある。そのため、従来では、図20(a)
に示すように、ドレン孔159を有する容器160の開
口側に、ジェット水噴射ノズル163からのジェット噴
射により外部に飛散するミストを防止するためのメッシ
ュ161を張設してある。また、図20(b)に示すよ
うに、容器160のメッシュ張設部の下部側方に排気孔
162を設けて、ダミーディスペンス時に容器160の
外部に飛散するミストを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄装置においては、スピンチャック141を
水平回転及び垂直方向に移動するため、カップ144の
昇降機構144Aの他にスピンチャック141の昇降機
構141A(昇降シリンダ)が必要となり、しかも、ス
ピンチャック141の駆動モータ142も同時に昇降す
る必要があるため、構造が複雑となると共に、装置が大
型となるという問題があった。また、洗浄時に、カップ
144を上昇させてスピンチャック141及びウエハW
を包囲して、洗浄液の外部への飛散を防止しているが、
スピンチャック141の回転によりウエハWの上面(表
面又は裏面)上に渦流が生じ、この渦流によって洗浄液
のミストがカップ外へ飛散する虞れがあった。したがっ
て、洗浄能率の低下を招くと共に、歩留まりの低下を招
くという問題があった。
【0009】また、従来のこの種の洗浄装置におけるブ
ラシ143の加圧調整機構145は、上述したように、
バランスウエイト152,プーリ153,ワイヤ154
及び加圧用シリンダ155等にて構成されるため、構造
が複雑で加圧調整が難しい上、装置が大型となり、ま
た、ワイヤ154がプーリ153から外れるという問題
があった。
【0010】更には、待機中のブラシ143の洗浄を、
洗浄槽156内に収容されるブラシ143を浸漬する洗
浄液をオーバーフローさせつつ超音波振動によって洗浄
するものにおいては、ブラシ143から除去されたごみ
等がオーバーフローによってブラシ143に再付着する
虞れがあった。
【0011】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、構造を簡単にして装置の小型化を図り、かつ、スル
ープットの向上及び歩留まりの向上を図れるようにした
洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1記載の洗浄装置は、処理室内に
収容され被処理体を水平回転可能に保持する回転保持手
段と、上記被処理体の上面に接触して被処理体を洗浄す
る洗浄手段とを具備する洗浄装置を前提とし、上記処理
室外に突出する上記回転保持手段の駆動軸に駆動手段を
連結固定し、上記回転保持手段の外側に、上記処理室の
底部に架設固定される底板上に起立する筒状の外カップ
と、この外カップの内側に配設され垂直方向に移動可能
な内カップとで構成される容器を配設すると共に、内カ
ップを回転保持手段及び被処理体を包囲及び内カップの
上端が回転保持手段の下方に位置すべく垂直方向に移動
可能に形成してなることを特徴とする
【0013】請求項2記載の洗浄装置は、被処理体の搬
入・搬出用の開口部を有する処理室と、上記処理室の開
口部を開閉する開閉手段と、上記処理室内に収容され上
記被処理体を保持すると共に、水平方向に回転する回転
保持手段と、上記回転保持手段の外側に配設され、上記
処理室の底部に架設固定される床板上に起立する筒状の
外カップと、この外カップの内側に配設され回転保持手
段及び被処理体を包囲及びその上端が回転保持手段の下
方に位置すべく垂直方向に移動可能な内カップとで構成
される容器と、上記回転保持手段にて保持される被処理
体の上面に接触して被処理体を洗浄する洗浄手段と、上
記洗浄手段を洗浄位置と非洗浄位置に選択移動する水平
移動手段と、上記被処理体を保持し、上記処理室の開口
部を介して処理室に対して進退移動可能並びに垂直方向
に移動可能な搬送手段と、を具備することを特徴とす
る。この場合、開閉手段の駆動手段と容器の昇降手段と
を別々に設けても差し支えないが、好ましくは開閉手段
の開閉動作と容器の昇降動作を同一の駆動手段にて行う
がよい
【0014】請求項1記載の洗浄装置によれば、処理室
外に突出する回転保持手段の駆動軸に駆動手段を連結固
定し、回転保持手段の外側に配設される容器を回転保持
手段及び被処理体を垂直方向に移動可能に形成すること
により、被処理体の回転保持手段への受渡し時には、回
転保持手段及び駆動手段を固定した状態で容器のみを下
降させて行うことができ、被処理体の洗浄前及び洗浄後
の受渡し時間の短縮を図ることができる。また、内カッ
プが上昇した際に底板と内カップ下端との間に生じる隙
間は外カップによって塞がれるように構成されるので、
洗浄に供される洗浄液が容器の外に流れるのを阻止する
ことができる
【0015】請求項2記載の洗浄装置によれば、開閉手
段を駆動して開口部を開放すると共に、容器の内カップ
を下降させた状態で、処理室内に進入する搬送手段を昇
降させることにより、被処理体の回転保持手段への受渡
しを行うことができ、内カップを下降させた状態で洗浄
手段を被処理体の上面(表面又は裏面)の洗浄位置に移
動した後、容器を上昇させて、洗浄処理を行うことがで
きる。また、内カップが上昇した際に底板と内カップ下
端との間に生じる隙間は外カップによって塞がれるよう
に構成されるので、洗浄に供される洗浄液が容器の外に
流れるのを阻止することができる
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳細に説明する。ここでは、この発明の
洗浄装置を半導体ウエハの洗浄装置に適用した場合につ
いて説明する。
【0017】図1はこの発明の洗浄装置の概略平面図、
図2はそのA部拡大断面図、図3は図2の側断面図、図
4は洗浄装置の要部の分解斜視図である。
【0018】上記洗浄装置は、被処理体例えば半導体ウ
エハW(以下にウエハという)の搬入・搬出用の開口部
1aを側壁部に有する処理室1と、この処理室1の開口
部1aを開閉可能に遮断するシャッター部材2(開閉手
段)と、処理室1内に収容されウエハWを保持する回転
保持手段例えばスピンチャック3と、このスピンチャッ
ク3及びスピンチャック3上に保持されるウエハWの周
辺を包囲する筒状の容器例えばカップ6と、ウエハWの
上面(表面又は裏面)に接触して供給される洗浄液と共
にウエハWの表面の粒状汚染物を除去する洗浄手段とし
ての洗浄ブラシ10と、ウエハWを保持しスピンチャッ
ク3との間でウエハWを受け渡す水平のX,Y方向,回
転(θ)方向及び垂直(Z)方向に移動可能な搬送手段
例えば搬送アーム9とを具備してなる。また、洗浄装置
には、洗浄ブラシ10の他に例えばジェット水噴射用の
ノズル19が設けられている。
【0019】上記スピンチャック3は、上側表面に図示
しない真空吸着孔を有し、駆動軸3a内に設けられた真
空吸着孔に連通する通路3b及びシール部5を介して図
示しない真空装置に連通して、真空吸着によりウエハW
を上面に保持し得るように構成されている。また、処理
室1の底部から外部に突出するスピンチャック3の駆動
軸3aには、処理室1の外部に配置固定されるモータ4
が連結されて、モータ4の駆動によりスピンチャック3
が回転し得るように構成されている。
【0020】上記カップ6は、処理室1の底部に架設固
定される底板8上に起立するように設けられた筒状の外
カップ6aと、この外カップ6aの内側に配設され垂直
方向に移動可能な内カップ6bとで構成されている。こ
の場合、内カップ6bは、円筒状基部6cの上端開口側
に内側に向って狭小のテーパ面6dを有し、かつ、その
先端には内向きフランジ部6eを有してなる。この内カ
ップ6bは、円筒状基部6cの下端から延びる取付部に
ブラケット6fを介して昇降ロッド6gが取付けられ、
昇降ロッド6gに連結部材6hを介して処理室1の下端
外方に垂下状に配置される昇降シリンダ7のピストンロ
ッド7aが連結されている。したがって、昇降シリンダ
7の駆動によって内カップ6bが昇降し、上昇時にはス
ピンチャック3及びウエハWの外側を包囲し、下降時に
は内カップ6bの上端がスピンチャック3の下方部位に
位置することができるようになっている。なお、内カッ
プ6bが上昇した際に底板8と内カップ6b下端との間
に生じる隙間は外カップ6aによって塞がれるように構
成されているので、洗浄に供される洗浄液がカップ6の
外に流れるのを阻止することができる。
【0021】なお、この場合、連結部材6hにはシャッ
ター部材2が取付けられて、昇降シリンダ7の駆動によ
ってシャッター部材2が開閉動作し得るように構成され
ている。したがって、昇降シリンダ7の駆動によって内
カップ6bの昇降動作とシャッター部材2の開閉動作を
同時に行うことができる。
【0022】また、上記処理室1の天井部の中央には同
心円状に穿設された多数の小孔にて形成される空気供給
口1bが設けられており、一方、底板8の内カップ6b
の内側近傍位置には同心円状に多数の通気孔8aが穿設
され、この通気孔8aは処理室1の底部に設けられたド
レン及び排気口1cを介して図示しない排液・排気手段
に連通されている。このように構成することにより、空
気供給口1bから処理室1内に流れる空気が内カップ6
bのテーパ面6d及び内カップ6bの内側面に沿って流
れ、通気孔8aを介して排気口1cから排気される。し
たがって、この空気流によって洗浄時に発生する洗浄液
のミストを外部に排出することができ、スピンチャック
3の回転によって生じる渦流によって洗浄液のミストが
カップ6の外部に飛散するのを防止することができる。
なお、この場合、処理室1は、図4に示すように、例え
ば塩化ビニールあるいはポリプロピレン等の耐食及び耐
薬性を有する合成樹脂製の処理室本体1Aと、この処理
室本体1Aの上部を塞ぐ同様の合成樹脂製のカバー部材
1Bとで一体成形されている。
【0023】一方、上記洗浄ブラシ10は、図3ない
し、図5に示すように、水平回転手段11及び垂直移動
手段12に加圧調整機構13を介して連結される水平移
動手段例えばブラシアーム10aと、このブラシアーム
10aの自由端部に回転自在に装着される洗浄部材例え
ばブラシ部材10bとで構成されている。この場合、ブ
ラシアーム10aの基端側に取付けられるモータ14の
駆動軸14aに装着される駆動プーリ14bと、ブラシ
部材10bを取付ける取付軸10cに装着される従動プ
ーリ14cとにタイミングベルト14dが掛け渡されて
おり、モータ14の駆動によりブラシ部材10bが水平
方向に回転(垂直軸を中心に自転)し得るように構成さ
れている。なお、ウエハWの表面を洗浄する場合は、洗
浄ブラシ10のブラシ部材10bは自転させない方が好
ましい。その理由は、ウエハ表面の膜質にダメージを与
えないためである。
【0024】また、取付軸10cのブラシ部材10bの
取付部の上部には円筒容器状に洗浄液受部10dが設け
られており、この洗浄液受部10dに向って洗浄液供給
管10eから洗浄液例えば純水が供給され、洗浄液受部
10dの底部に設けられた図示しない流通路を通過した
洗浄液がブラシ部材10bに伝わってウエハWの洗浄に
供されるようになっている。なお、取付軸10cはブラ
シアーム10aの自由端側の下部に垂設されるスリーブ
10f内に貫挿されており、このスリーブ10fとの間
に介在される一対のベアリング10gを介して回転自在
に支承されている。このスリーブ10f内のベアリング
10gにて発生する発塵は、スリーブ10f内に突入す
るチューブ10hにて吸引されるようになっている。
【0025】一方、加圧調整機構13は、図3及び図5
に示すように、水平回転手段11によって回転されると
共に垂直移動手段12によって昇降されるシャフト13
aに連結される回転・昇降部材13bと、ブラシアーム
10aの基端側の下部に垂下される取付部材13cとを
垂直方向に移動可能に連結するリニアガイド13d(連
接部)と、この連接部13dにおける取付部材13cと
回転・昇降部材13bに突設されるブラケット13eと
の間に架設される弾性体であるばね部材13fとで構成
されている。このように構成される加圧調整機構13に
よれば、洗浄ブラシ10及びブラシアーム10aの重量
をばね部材13fで受けてバランスをとることができ、
加圧量を調整する場合はブラシアーム10aが下降時の
最下点の調整をするだけでよい。つまり、ブラシアーム
10aが下降した時、ウエハWの上面の高さよりもxm
m下へ下がる位置に調整したと仮定した場合、実際は洗
浄ブラシ10がウエハWに当ってそれ以上下へは下がら
ない。したがって、ばね部材13fがxmm伸びるた
め、加圧量Fは、F=k×x分だけ付与される。ただ
し、kはばね定数である。なお、洗浄ブラシ10のばね
性が働くため、この加圧量の調整は多少の許容範囲をも
って設定することができる。このように、弾性による圧
力を利用した加圧調整機構13を用いることにより、従
来のバランスウエイト,プーリ,ワイヤ及び加圧シリン
ダ等を用いた加圧調整機構に比べて構造を簡素化するこ
とができると共に、加圧調整を容易に行うことができ
る。上記弾性体としては、上記コイル状のばね部材13
fの他に、板状のばね材,ゴム等を使用することもでき
る。
【0026】なお、上記回転・昇降部材13bに突設さ
れるブラケット13eには、ブラシアーム10aの最下
点を規制するストッパベアリング15が取付けられてい
る。このストッパベアリング15はブラシアーム10a
の水平回転中心と同心状のガイド面15a上を転動可能
に形成されており、上記水平回転手段11の正逆回転駆
動により回転する回転・昇降部材13bに伴ってガイド
面15a上を転動して、ブラシアーム10a及び洗浄ブ
ラシ10を洗浄位置と非洗浄位置の待機位置に移動させ
ることができる。
【0027】なおこの場合、水平回転手段11は、モー
タ11aと、このモータ11aの駆動軸に装着される駆
動プーリ11bとシャフト13aに装着される従動プー
リ11cとに掛け渡されるタイミングベルト11dとで
構成されている。また、垂直移動手段12はボールねじ
機構にて形成されている。
【0028】上記洗浄ブラシ10の待機位置には、洗浄
ブラシ10を洗浄するためのブラシ洗浄部16が設けら
れている。このブラシ洗浄部16は、図5に示すよう
に、洗浄ブラシ10を収容する洗浄槽16aと、この洗
浄槽16aの開口部付近に突出し上方から洗浄ブラシ1
0の根元側に向って洗浄液例えば純水を噴射するノズル
16bとで構成されている。この場合、洗浄槽16aの
底部には排液通路16cが設けられ、この排液通路16
cに図示しない排液管が接続されている。また、洗浄槽
16aの下部には下端と側端に開口するL字状の洗浄液
供給通路16dが設けられており、この洗浄液供給通路
16dの下端には図示しない洗浄液供給管が接続され、
側端にはノズル16bに洗浄液を供給するチューブ16
eが接続されている。
【0029】上記のように構成されるブラシ洗浄部16
において、洗浄ブラシ10を洗浄するには、待機位置に
移動された洗浄ブラシ10を洗浄槽16a内に収容し洗
浄ブラシ10を回転させた状態で、ノズル16bから洗
浄ブラシ10の根元側に向って洗浄液を噴射することに
よって洗浄ブラシ10に付着したごみ等を洗浄除去す
る。したがって、除去されたごみ等は排液通路16cを
介して排液され、再度洗浄ブラシ10に付着することは
ない。
【0030】一方、上記ジェット水噴射ノズル19の待
機部には、ジェット水噴射ノズル19の噴口に対峙する
ラッパ状のドレンカップ17が配置されている。このド
レンカップ17は、図6に示すように、水平方向の排液
通路17aを有する取付基部17bに接続する水平部1
7cとこの水平部17cに対して上方に向って鋭角状に
起立する傾斜部17dとを有する排液管17eを介して
接続されている。このようにドレンカップ17をラッパ
状に形成することにより、ダミーディスペンス時にジェ
ット水噴射ノズル19から噴射されるジェット水を効果
的に排液通路17a側に導くことができるので、周囲に
飛散させることなくドレンカップ17内に受け止め、排
液管17e及び排液通路17aを介して外部へ排液する
ことができる。したがって、従来のようにドレンカップ
にミストの飛散防止用のメッシュ等を配設する必要がな
く、簡単な構造によりジェット水噴射ノズル19の目詰
まり防止のためのダミーディスペンスを行うことができ
る。
【0031】なお、処理室1の開口部1aと反対側の上
方位置にはリンス液供給ノズル18が配置されている。
このリンス液供給ノズル18は、洗浄ブラシ10による
洗浄やジェット水洗浄が行われた後にウエハWの表面に
リンス液を供給してウエハW上の残渣や洗浄液を除去す
るためのものである。
【0032】次に、この発明の洗浄装置の動作態様につ
いて説明する。ここでは、ウエハWの表面を洗浄する場
合について説明する。
【0033】まず、昇降シリンダ7を駆動しシャッター
部材2を下降して処理室1の開口部1aを開放すると同
時に、内カップ6bを下降する。次に、ウエハWを保持
した図示しない搬送アームが処理室1内に進入し、スピ
ンチャック3上に位置した後、下降してウエハWをスピ
ンチャック3上に載置し、スピンチャック3が真空吸着
によりウエハWを保持する。このとき、搬送アーム9は
下降した位置で後退して処理室1の外へ退避する。
【0034】搬送アーム9の退避と同時に、水平回転手
段11の駆動によりブラシアーム10aが回転(旋回)
して洗浄ブラシ10を例えばウエハWの中心位置上方に
移動した後、垂直移動手段12の駆動によりブラシアー
ム10aを所定位置まで下降して洗浄ブラシ10をウエ
ハWの上面すなわち表面に所定の設定圧で押し当てる。
このとき、シャッター部材2が上昇して開口部1aを閉
塞すると同時に、内カップ6bが上昇してウエハW及び
スピンチャック3を包囲する。
【0035】そして、スピンチャック3の回転により回
転するウエハWと、ブラシ回転用モータ14の駆動によ
り回転すると共にブラシアーム10aの回転に伴って水
平移動する洗浄ブラシ10とを相対移動(例えばウエハ
Wの中心から外周方向あるいはウエハWの直径方向に移
動)させながら洗浄ブラシ10側から洗浄液を供給し
て、ウエハW表面の粒状汚染物の除去を行う。このブラ
シ洗浄を行った後、必要に応じてジェット水洗浄を行
い、その後、リンス液供給ノズル18からリンス液を供
給してウエハWの表面の残渣や洗浄液を除去した後、ス
ピンチャック3の回転による振り切り乾燥を行う。
【0036】上記のようにしてウエハWの洗浄処理を行
った後、洗浄ブラシ10は待機位置に戻り、ブラシ洗浄
部16で洗浄され、次の洗浄に備える。また、ジェット
水噴射ノズル19はドレンカップ17の開口部と対峙す
る位置に戻り、ダミーディスペンスを行う。また、洗浄
処理後、シャッター部材2が下降して開口部1aを開放
すると同時に、内カップ6bが下降してウエハWの包囲
が解かれる。すると、搬送アーム9がウエハWの下方へ
移動し上昇してウエハWを受け取り、その後、後退して
処理室1の外にウエハWを搬送して、洗浄処理は完了す
る。
【0037】上記のように構成される洗浄装置は単独の
装置として使用される他、後述する半導体ウエハの塗布
・現像装置等に組込まれて使用される。
【0038】上記半導体ウエハの塗布・現像装置は、図
7に示すように、ウエハWに種々の処理を施す処理機構
が配置された処理機構ユニット30と、処理機構ユニッ
ト30にウエハWを自動的に搬入・搬出する搬入・搬出
機構20とで主要部が構成されている。
【0039】搬入・搬出機構20は、処理前のウエハW
を収納するウエハキャリア21と、処理後のウエハWを
収納するウエハキャリア22と、ウエハWを保持するア
ーム23と、このアーム23をX,Y(水平),Z(垂
直)及びθ(回転)方向に移動させる移動機構24と、
ウエハWがアライメントされかつ処理機構ユニット30
との間でウエハWの受け渡しがなされるアライメントス
テージ25とを備えている。
【0040】処理機構ユニット30には、アライメント
ステージ25よりX方向に形成された搬送路31に沿っ
て移動自在に搬送機構32が設けられており、この搬送
機構32にはY,Z及びθ方向に移動自在に上記搬送ア
ーム9が設けられている。搬送路31の一方の側には、
ウエハWとレジスト膜との密着性を向上させるためのア
ドヒージョン処理を行うアドヒージョン処理機構34
と、ウエハWに塗布されたレジスト中に残存する溶剤を
加熱蒸発させるためのプリベーク機構35と、加熱処理
されたウエハWを冷却する冷却機構36とが配置されて
いる。また、搬送路31の他方の側にはウエハWの表面
にレジストを塗布する処理液塗布機構37と、ウエハW
の表面に付着する粒子汚染物を洗浄処理するこの発明に
係る洗浄装置38とが配置されている。
【0041】上記のように構成される半導体ウエハ塗布
・現像装置において、まず、処理前のウエハWは、搬入
・搬出機構20のアーム23によってウエハキャリア2
1から搬出されてアライメントステージ25上に載置さ
れる。次いで、アライメントステージ25上のウエハW
は、搬送機構32の搬送アーム9に保持されて、洗浄装
置38に搬送されて洗浄処理が施され、その後、各処理
機構34〜38へと搬送されて適宜処理が施される。そ
して、処理後のウエハWは搬送アーム9によってアライ
メントステージ25に戻され、更にアーム23により搬
送されてウエハキャリア22に収納される。
【0042】なお、上記実施の形態では、スピンチャッ
ク3が真空吸着方式の場合について説明したが、必しも
保持方式は真空吸着方式である必要はなく、例えばN2
ガスや空気等の気体や純水等の液体等の流体の供給によ
り生じる負圧を利用してウエハWの保持を行うベルヌー
イチャック機構としてもよく、あるいは、リンク機構等
を用いたメカニカル方式のウエハ保持機構を設けた洗浄
装置においても適用できることは勿論である。これらベ
ルヌーイチャック機構やメカニカル方式のウエハ保持機
構を用いることにより、ウエハWの表面洗浄に代えて裏
面洗浄を同様に行うことができる。また、上記実施の形
態では、洗浄ブラシ10の他にジェット水噴射ノズル1
9を設けた洗浄装置について説明したが、ジェット水噴
射ノズル19に代えてメガソニック(超音波)洗浄部を
設けてもよい。
【0043】ところで、上述した洗浄をウエハの表面側
に対する洗浄(表面側洗浄)とウエハの裏面側に対する
洗浄(裏面側洗浄)とに分けて考えた場合、表面側洗浄
の際には、ブラシ回転用モータ14の駆動による洗浄部
材たるブラシ部材10bの回転(自転)は行わず、ブラ
シアーム10aの回転に伴って洗浄ブラシ10を水平移
動させるに止めるのがよい。表面側洗浄の場合は非常に
微妙であるので、洗浄部材たるブラシ部材10bが自転
するとウエハの膜質に影響を与えることがあるからであ
る。
【0044】そこで、表面側洗浄の際には、ウエハに対
し洗浄ブラシ10を相対的に公転移動(例えばウエハW
の中心から外周方向あるいはウエハWの直径方向に移
動)させながら洗浄ブラシ10側から洗浄液を供給し
て、ウエハW表面の粒状汚染物の除去を行う。一方、裏
面側洗浄の場合は、洗浄部材たるブラシ部材10bが自
転してもウエハの膜質に影響を与える度合いは少ない。
そこで、裏面側洗浄の際には、洗浄部材たるブラシ部材
10bをブラシ回転用モータ14の駆動により自転させ
ると共に、ブラシアーム10aの回転に伴って相対的に
公転移動させながら洗浄ブラシ10側から洗浄液を供給
して、ウエハW裏面の粒状汚染物の除去を行う。
【0045】次に、スピンチャック3に真空吸着方式又
はメカニカル方式(ベルヌーイチャック機構を含む)の
いずれのウエハ保持機構を採用すべきかを考慮したと
き、メカニカル方式ではウエハの縁を把持するのでウエ
ハ面の膜質に影響を与える虞がないが、真空吸着方式で
はウエハの吸着面側の膜質に影響を与える可能性があ
る。
【0046】そこで、(1)表面側洗浄の際は真空吸着方
式のチャックを採用し、裏面側洗浄の際はメカニカル方
式のチャックを採用するか、又は、(2)表面側洗浄及び
裏面側洗浄のいずれにおいてもメカニカル方式のチャッ
クを採用する。ただし、表面側及び裏面側のいずれもメ
カニカル方式のチャックで保持して洗浄を行う場合に
は、先に裏面側洗浄を行い最後に表面側洗浄を行う。こ
のように先に裏面側洗浄を行い最後に表面側洗浄を行う
と、先に表面側洗浄を行い最後に裏面側洗浄を行う場合
よりも、表面側の膜質に影響を与える度合いが少なくて
済むからである。
【0047】次に、この発明における洗浄手段すなわち
洗浄ブラシ10の別の実施形態について説明する。
【0048】図8は表面洗浄のブラシ部材40の要部を
示す平面図である。この表面洗浄ブラシ部材40は、耐
薬品性を有する例えばプラスチック製の基板41上に、
例えばポリビニルアルコール又はポリプロピレンからな
る複数個の円柱状のスポンジ柱42を点対称に設けたも
のからなる。この実施の形態では、スポンジ柱42は、
中心点に関して点対称に6個がそして中央に1個の計7
個が配置され、それらのスポンジ柱42間には相互に適
度な間隙43が形成されている。この場合、例えば各ス
ポンジ柱42の直径aは7mm,長さbは5mmであ
り、厚さdが3mm、直径が30mmのプラスチック製
の基板41上に取り付けられている。
【0049】このような表面洗浄ブラシ部材40は、例
えば図10に示すように、プラスチック製の基板41上
に多数のスポンジ柱42を千鳥状に配列した既製品のい
わゆる千鳥状シート44から、Aで示す如く図8に対応
する7個のスポンジ柱を持つ部分を円形にカットするこ
とで得ることができる。
【0050】上記のように構成される表面洗浄ブラシ部
材40は、円柱状のスポンジからなるスポンジ柱42が
複数本存在するため、基板41の領域一杯に円柱状又は
ドーナツ状に植毛した場合と同様に、ごみ等の取り込み
が良好である。しかも、各スポンジ柱42間には相互に
適度な間隙43が形成されているため、基板41の領域
一杯に円柱状又はドーナツ状に植毛しあるいはスポンジ
を配設した場合と比べ、ごみ等を浮かせている水膜の抜
けが良好である。この水膜の抜けの良さは、ブラシアー
ム10aの水平移動位置つまり旋回角度(ブラシ部材4
0の公転位置)αが変化しても変わらない。
【0051】図11に、このブラシアーム10aの旋回
角αと、スポンジ柱42に対する水膜の抜けの良さとの
関係を示す。最初、旋回角α1の位置にあるブラシ部材
40は、水膜の流れLに対して、スポンジ柱42の最先
端のもの42aが障壁となるが、その両側のスポンジ柱
42b,42cとの間に流路が確保され、水膜の流れL
は以下各スポンジ柱42間を通って後方に抜ける。この
間に、水膜上にごみ等が浮かされ洗い流される。次に、
旋回角α2の位置までブラシ部材40が旋回した場合、
先端側のスポンジ柱42a,42bが障壁となるが、そ
の両者間に流路が確保され、水膜の流れLは以下各スポ
ンジ柱42間を通って後方に抜ける。この間に、水膜上
にごみ等が浮かされ洗い流される。
【0052】このようにブラシアーム10aの旋回角α
が変わっても、依然として良好な水膜の抜けの良さを維
持し続ける。
【0053】次に、図12に表面洗浄のブラシ部材44
の変形例を示す。この表面洗浄のブラシ部材44は、上
記と同様耐薬品性を有する例えばプラスチック製の基板
41上に、大径の円柱状のスポンジ柱44aと、小径の
円柱状のスポンジ柱44bとを、それぞれ複数個点対称
に設けたものからなる。この実施の形態では、大径のス
ポンジ柱44aが中心点に関して点対称に4個、そして
中央に1個の計5個が配置されると共に、小径のスポン
ジ柱44bが中心点に関して点対称に4個配置されてお
り、それらのスポンジ柱44a,44b間には相互に適
度な間隙43が形成されているが、スポンジ柱44a,
44bの個数や配置形態は、これに限定されるものでは
ない。なお、これらのスポンジ柱44a,44bはポリ
ビニルアルコール又はポリプロピレンにて形成されてい
る。
【0054】通常、ごみ等に対するトラップ効率を高め
るには、基板41上のスポンジ柱の径を小さくしスポン
ジ柱の数を増加させるのが良いと考えられるが、スポン
ジ柱42はその径が小さくなるほど“よれ”が生じ易く
なる。スポンジ柱に“よれ”が生じた場合、当該スポン
ジ柱はごみ等の取り込みはできても、“よれ”による振
動によって、スポンジ柱に取り込んだごみ等が出てしま
う虞がある。
【0055】しかし、図12の表面洗浄のブラシ部材4
4は、大径の円柱状のスポンジ柱44aと小径の円柱状
のスポンジ柱44bとを混在させことにより、小径の円
柱状のスポンジ柱44bの腰を強めているので、“よ
れ”の発生を低減することができる。
【0056】次に、裏面洗浄用のブラシについて説明す
る。図13は、裏面洗浄用のブラシ部材50の要部を示
す平面図である。この裏面洗浄のブラシ部材50は、耐
薬品性を有する例えばのプラスチック製の基板51の面
にポリビニルアルコール又はポリプロピレンからなるス
ポンジ体52を設け、このスポンジ体52に十文字に切
り込み溝53を形成して4つのセクタ52a,52b,
52c,52dに分け、その各半径毎の切り込み溝53
内に、それぞれスボンジより硬質の材質例えばポリプロ
ピレンからなるブラシ体54を、その両側に流路が残る
ような大きさで2個づつ配置した構成となっている。
【0057】図14は、裏面洗浄ブラシ部材50の変形
例を示す平面図である。これは中心から渦巻き状にかつ
半径方向外側ほど幅広となるように、ポリビニルアルコ
ール又はポリプロピレンからなるスポンジ体55を設
け、各スポンジ体55,55間に渦巻き状にかつ半径方
向外側ほど幅広となるように形成される溝56内には、
それぞれ例えばポリプロピレンからなるブラシ体57
を、その両側に流路が残るような大きさで2個づつ配置
した構成となっている。
【0058】上記のように裏面洗浄ブラシ部材50を構
成すると、裏面洗浄ブラシ部材50を自転させた際、ブ
ラシ体54又は57によってごみ等が効率よく浮かせら
れるので、そのごみ等をスポンジセクタ52a〜52d
又はスポンジ体55で確実に捕獲することができる。し
たがって、ごみ等についての高い除去率が得られる。
【0059】このように、表面側洗浄の際には、図8又
は図12の表面洗浄ブラシ部材40,44を用い、また
裏面側洗浄の際には、図13又は図14の裏面洗浄ブラ
シ部材50を用いる。
【0060】具体的には、(1)表面側洗浄に真空吸着方
式のチャックを採用し、裏面側洗浄にメカニカル方式の
チャックを採用する洗浄方法の場合は、次のようにす
る。すなわち、表面側洗浄の際には、図2及び図3に示
すように真空吸着方式のチャックにて固定したウエハに
対し、上記図8又は図12の表面洗浄ブラシ部材40,
44を相対的に公転移動(例えばウエハWの中心から外
周方向あるいはウエハWの直径方向に移動)させながら
ブラシ部材40,44側から洗浄液を供給して、ウエハ
W表面の粒状汚染物の除去を行う。そして、図示しない
反転装置にてウエハの表裏を反転した後、裏面側洗浄に
入る。この裏面側洗浄においては、メカニカル方式のチ
ャックにて固定したウエハに対し、上記図13又は図1
4の裏面洗浄ブラシ部材50を自転させると共に、相対
的に公転移動させながら、ブラシ部材50側から洗浄液
を供給して、ウエハW裏面の粒状汚染物の除去を行う。
【0061】一方、(2)表面側洗浄及び裏面側洗浄のい
ずれにもメカニカル方式のチャックを 採用する場合
は、次のようにする。すなわち、先に行う裏面側洗浄の
際には、図15〜図17に示すようなメカニカル方式の
チャックにて固定したウエハWに対し、図13又は図1
4の裏面洗浄ブラシ部材50を自転させると共に、相対
的に公転移動させながら、ブラシ部材50側から洗浄液
を供給して、ウエハW裏面の粒状汚染物の除去を行う。
そして反転装置にてウエハの表裏を反転した後、表面側
洗浄に入る。この表面側洗浄においては、図15〜図1
7に示すようなメカニカル方式のチャックにて固定した
ウエハWに対し、図8又は図12の表面洗浄ブラシ部材
40,44を相対的に公転移動(例えばウエハWの中心
から外周方向あるいはウエハWの直径方向に移動)させ
ながらブラシ部材40,44側から洗浄液を供給して、
ウエハW表面の粒状汚染物の除去を行う。
【0062】次に、図15〜図17を参照して、メカニ
カル方式のスピンチャックを具備する半導体ウエハの洗
浄装置について説明する。上記スピンチャック61は、
図示しない駆動モータによって回転される中空円筒状の
回転軸64の上端部に水平に連結する回転板65と、こ
の回転板65上にウエハWを水平状態に保持する吸着保
持機構70と、スピンチャック61の始動加速時及び停
止減速時にウエハWを保持する補助保持機構75とで構
成されており、回転軸64の中空部には、洗浄処理液侵
入防止用気体(N2ガス)の供給通路63が設けられて
いる。
【0063】上記吸着保持機構70は、スピンチャック
61の低速回転時及び停止時にウエハWを保持する保持
機構で、回転板65の周辺に適宜間隔をおいて立設され
る保持爪71上に載置されるウエハWの裏面側に生じる
負圧を利用してウエハWを水平保持するものである。す
なわち、N2ガスを供給通路63から回転板65に設け
られた通路65aを介してN2ガスを供給することによ
り生じる負圧によってウエハWを吸着保持するものであ
る。
【0064】上記補助保持機構75は、回転軸64に固
定される回転部64aの外周にベアリング64bを介在
して回転可能に配設される回転体76と、この回転体7
6を正逆回転の中立位置に弾性力を付勢するスプリング
77と、回転軸側に揺動可能に枢着されると共に、一端
が回転体76に回転及び摺動可能に係合され、かつ、他
端に2つのウエハWの押圧部79a,79bを有する保
持体78とで構成されている。
【0065】この場合、回転板65の下部に配設される
回転体76の上面には、回転中心と同心状の円弧状溝7
6aが設けられており、この円弧状溝76a内に、回転
板65を貫通する基点ピン72が突入され、そして、基
点ピン72の両側にスプリング77が縮設されている。
したがって、スプリング77の弾性力によって回転体7
6の正逆回転の中立位置が維持されている。
【0066】保持体78は、回転板5に垂設される支点
ピン73に枢着される水平方向に揺動可能な板部材にて
形成されている。この保持体78の一端すなわち回転中
心側の端部にスリット78aが設けられており、このス
リット78a内に回転体76から突設されるピン74が
回転及び摺動可能に係合されている。また、保持体78
の外周側の他端部には、ウエハWの側端面に当接係合す
る2つの押圧部79a,79bが起立されている。この
押圧部79a,79bは回転板65の外周部に設けられ
た円弧状ガイド穴65bに遊嵌されている。このように
構成される保持体78は、回転板65の周方向に120
度の間隔をおいて取り付けられている。
【0067】上記構成において、ウエハWを洗浄処理す
る場合には、先ず、図示しないウエハ搬送アームにて搬
送されるウエハWを保持爪71のフランジ部71a上に
仮載置した後、ウエハ搬送アームを下方に移動させてス
ピンチャック61から後退させる。次に、N2ガス供給
源から回転軸64のN2ガス供給通路63内にN2ガスを
供給すると、N2ガスはN2ガス供給通路63から通路6
5aを通ってウエハWの裏面に供給されて外周方向に流
れるので、ウエハWの裏面側にベルヌーイ効果によって
負圧が生じ、この負圧によってウエハWはスピンチャッ
ク61側の吸着保持される。この状態で、回転軸64を
回転すると、停止時には回転板65の半径方向に位置し
ていた保持体78が、図15に示すように、保持体78
の回転軸側端部が慣性により回転方向(反時計方向)と
反対方向に移動すると共に、反時計方向に回転して、一
方の押圧部79aがウエハWの側端部に当接係合し、ウ
エハWを保持する。そして、回転軸64の回転速度が一
定に達すると上記慣性作用は減少し、スプリング77の
付勢力によって保持体78は中立位置に戻り、押圧部7
9aによるウエハWの保持は解かれるが、前述した吸着
保持機構70によってウエハWは吸着保持されている。
【0068】上記のようにしてウエハWを水平保持した
状態で、図示しない駆動モータが駆動して回転軸64を
回転してウエハWを水平回転する。洗浄ブラシあるいは
ジェットノズル19をウエハWの上方に移動すると共
に、ジェットノズル19からウエハWの表面に洗浄液を
散布し、表面洗浄ブラシ部材40,44又は裏面洗浄ブ
ラシ部材50によって、ウエハWの表面を擦りながら洗
浄し、表面に付着する粒子汚染物等を除去する。この洗
浄は、洗浄ブラシ近傍に洗浄液を供給しつつ洗浄するブ
ラシ洗浄単独で行ってもよく、ジェットノズル19から
洗浄液を散布するジェット洗浄単独で行ってもよく、ま
た、両者を交互に行う、同時に行うなど、被処理体の種
類や洗浄状態に応じて、種々変更設定して行うようにし
てよい。このとき、ウエハWの裏面側にはN2ガスが供
給されており、しかも外周方向に向かって流れているの
で、洗浄液はウエハWの裏面に回り込む虞はない。
【0069】また回転軸64を停止する際に回転軸64
の速度が減速すると、図16に示すように、保持体78
は慣性により回転軸側端部が回転方向に移動すると共
に、時計方向に回転して、他方の押圧部79bがウエハ
Wの側端部に当接係合するので、ウエハWを保持するこ
とができる。
【0070】上記のように、スピンチャック61の停止
時には、スプリング付勢力によって保持体78は中立位
置に維持され、スピンチャック61の始動加速時には、
保持体78の回転軸側端部が回転方向と反対方向に移動
して一方の押圧部79aによってウエハWのを保持する
ことができる。そして、スピンチャック61が定速回転
状態にあるときは、回転体76がスプリングの付勢力に
よって中立位置に戻り、保持体78の押圧部79aよる
保持は解除され、ウエハWはN2ガスによる負圧によっ
て吸着保持される。また、スピンチャック61の停止減
速時には、保持体78の回転軸側端部が回転方向に移動
して他方の押圧部79bによってウエハWを保持するこ
とができる。
【0071】したがって、スピンチャック61の始動加
速時及び停止減速時においてもウエハWを確実に保持す
ることができるので、ウエハWを常に安定した状態で保
持することができ、処理作業能率の向上を図ることがで
きる。なお、急激な加速・減速時においても、その時の
慣性力はより大きなものとなるので、確実にウエハWを
保持することができる。
【0072】なお、上記例では、保持体78が3箇所に
配設される場合について説明したが、必ずしも保持体7
8の数は3個である必要はなく、少なくとも3箇所に配
置されていればよい。
【0073】なお、上記実施の形態では被処理体が半導
体ウエハの場合について説明したが、被処理体は必ずし
も半導体ウエハに限られるものではなく、例えばLCD
基板、フォトマスク、セラミック基板、コンパクトディ
スク、あるいはプリント基板について同様に洗浄等の処
理を施すものについても適用できるものである。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の洗浄
装置によれば、上記のように構成されるので、以下のよ
うな効果が得られる。
【0075】1)請求項1記載の洗浄装置によれば、処
理室外に突出する回転保持手段の駆動軸に駆動手段を連
結固定し、回転保持手段の外側に配設される容器を回転
保持手段及び被処理体を垂直方向に移動可能に形成する
ので、被処理体の回転保持手段への受渡し時には、回転
保持手段及び駆動手段を固定した状態で容器の内カップ
のみを下降させて行うことができ、被処理体の洗浄前及
び洗浄後の受渡し時間の短縮を図ることができる。した
がって、装置の小型化が図れると共に、スループットの
向上が図れる。また、内カップが上昇した際に底板と内
カップ下端との間に生じる隙間は外カップによって塞が
れるように構成されるので、洗浄に供される洗浄液が容
器の外に流れるのを阻止することができる
【0076】2)請求項2記載の洗浄装置によれば、開
閉手段を駆動して開口部を開放すると共に、容器の内カ
ップを下降させた状態で、処理室内に進入する搬送手段
を昇降させることにより、被処理体の回転保持手段への
受渡しを行うことができ、内カップを下降させた状態で
洗浄手段を被処理体の表面の洗浄位置に移動した後、内
カップを上昇させて、洗浄処理を行うことができるの
で、スループットの向上及び歩留まりの向上を図ること
ができる。また、内カップが上昇した際に底板と内カッ
プ下端との間に生じる隙間は外カップによって塞がれる
ように構成されるので、洗浄に供される洗浄液が容器の
外に流れるのを阻止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄装置の概略平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2の側断面図である。
【図4】この発明の洗浄装置の要部の分解斜視図であ
る。
【図5】この発明における加圧調整機構とノズル洗浄部
を示す断面図である。
【図6】この発明におけるジェット水噴射ノズルのダミ
ーディスペンス状態を示す一部断面側面図である。
【図7】この発明の洗浄装置を組込んだ半導体ウエハ塗
布・現像処理装置の概略断面図である。
【図8】この発明における表面洗浄ブラシ部材の別の実
施形態の要部を示す平面図である。
【図9】図8の表面洗浄ブラシ部材の拡大側面図であ
る。
【図10】図8の表面洗浄ブラシ部材を得る方法を示す
図である。
【図11】図8の表面洗浄ブラシ部材の作用を旋回角を
変えて示す説明図である。
【図12】図8の表面洗浄ブラシ部材の変形例の要部を
示す平面図である。
【図13】この発明における裏面洗浄ブラシ部材の要部
を示す平面図である。
【図14】裏面洗浄ブラシ部材の変形例を示した平面図
である。
【図15】メカニカル方式のスピンチャックを具備した
洗浄装置の要部を示す平面図である。
【図16】図15のメカニカル方式のスピンチャックの
動作を示す平面図である。
【図17】メカニカル方式のスピンチャックを具備した
洗浄装置の要部を示す断面図である。
【図18】従来の洗浄装置の概略断面図である。
【図19】従来の洗浄装置におけるブラシ洗浄部の断面
図である。
【図20】従来の洗浄装置におけるジェット水噴射ノズ
ルのダミーディスペンス状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 1 処理室 1a 開口部 1b 空気供給口 2 シャッター部材(開閉手段) 3 スピンチャック(回転保持手段) 3a 駆動軸 4 モータ(駆動手段) 6 カップ(容器) 6b 内カップ 6d テーパ面 7 昇降シリンダ 8 底板 8a 通気孔 9 搬送アーム(搬送手段) 10 洗浄ブラシ(洗浄手段) 10a ブラシアーム(水平移動手段) 10b ブラシ部材(洗浄部材) 11 水平回転手段 12 垂直移動手段 13 加圧調整機構 13f ばね部材 16 ブラシ洗浄部 16a 洗浄槽 16b ノズル 40,44 表面洗浄ブラシ部材(洗浄部材) 41 基板 42 スポンジ柱 43 隙間 50 裏面洗浄ブラシ部材(洗浄部材) 51 基板 52,55 スポンジ体 54,57 ブラシ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立山 清久 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成 272の4 東京エレクトロン九州株式会 社 大津事業所内 (72)発明者 米水 昭 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東 京エレクトロン九州株式会社 菊陽事業 所内 (56)参考文献 特開 昭61−181134(JP,A) 特開 平5−253550(JP,A) 特開 平3−52228(JP,A) 特開 平6−84858(JP,A) 特開 平4−107824(JP,A) 特開 平3−206615(JP,A) 特開 平5−326473(JP,A) 特開 平8−141531(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 1/04 H01L 21/304 641

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内に収容され被処理体を水平回転
    可能に保持する回転保持手段と、上記被処理体の上面に
    接触して被処理体を洗浄する洗浄手段とを具備する洗浄
    装置において、 上記処理室外に突出する上記回転保持手段の駆動軸に駆
    動手段を連結固定し、 上記回転保持手段の外側に、上記処理室の底部に架設固
    定される底板上に起立する筒状の外カップと、この外カ
    ップの内側に配設され垂直方向に移動可能な内カップと
    で構成される容器を配設すると共に、内カップを回転保
    持手段及び被処理体を包囲及び内カップの上端が回転保
    持手段の下方に位置すべく垂直方向に移動可能に形成し
    てなることを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 被処理体の搬入・搬出用の開口部を有す
    る処理室と、 上記処理室の開口部を開閉する開閉手段と、 上記処理室内に収容され上記被処理体を保持すると共
    に、水平方向に回転する回転保持手段と、 上記回転保持手段の外側に配設され、上記処理室の底部
    に架設固定される床板上に起立する筒状の外カップと、
    この外カップの内側に配設され回転保持手段及び被処理
    体を包囲及びその上端が回転保持手段の下方に位置すべ
    く垂直方向に移動可能な内カップとで構成される容器
    と、 上記回転保持手段にて保持される被処理体の上面に接触
    して被処理体を洗浄する洗浄手段と、 上記洗浄手段を洗浄位置と非洗浄位置に選択移動する水
    平移動手段と、 上記被処理体を保持し、上記処理室の開口部を介して処
    理室に対して進退移動可能並びに垂直方向に移動可能な
    搬送手段と、を具備することを特徴とする洗浄装置。
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