JP5031671B2 - 液処理装置、液処理方法および記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハまたは液晶表示装置用ガラス基板等の被処理基板に対して処理液を用いて液処理を行うための液処理装置および液処理方法、並びに液処理装置を用いる液処理方法に使用され、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体に関する。
例えば半導体装置または液晶表示装置等の製造工程においては、半導体ウエハまたは液晶表示パネル用ガラス基板等の被処理基板に対して処理液を供給することにより、被処理基板の表面やその表面に形成された薄膜に対する液処理を施す工程(液処理方法)が行われている。
例えばこのような液処理方法として、被処理基板であるウエハを回転させつつ、ウエハに対してアンモニア過酸化水素水混合水溶液(第1の処理液)を吐出した後、当該ウエハを回転させつつウエハに対してフッ酸(第2の処理液)を吐出して、ウエハを洗浄する液処理方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような処理液の中には高価なものもあり、また環境上の理由により、処理液を繰り返して使用することが行われている。この場合、第1の処理液と第2の処理液とを混合させることなく確実に分離して回収する必要がある。
また、上述したような液処理方法を実行するための液処理装置においては、ウエハが回転することによりウエハから振り切られた処理液を外方へ導くためのカップが、ウエハ周縁外方に設けられている。しかしながら、このようなカップを設けた場合、カップで跳ね返った処理液がミストとして飛び散り、これがウエハ上に達することによりウォーターマークやパーティクル等の欠陥となるおそれがある。
特開2002−329696号公報 特開2008−60203号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、第1の処理液および第2の処理液を確実に分離して回収することができるとともに、被処理基板上にウォーターマークやパーティクル等の欠陥が生じることを確実に防止することができる液処理装置および液処理方法を提供することを目的とする。また本発明は、当該液処理方法を実行させるためのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体を提供することも目的とする。
本発明による液処理装置は、回転プレートと、回転プレートに設けられ被処理基板を水平状態で回転可能に保持する保持部材とを有する基板保持機構と、基板保持機構に保持された被処理基板に対して第1の処理液および第2の処理液を選択的に供給する処理液供給機構と、基板保持機構に保持された被処理基板の周縁外方に配置され、被処理基板を液処理した後の第1の処理液および第2の処理液を受ける第1の受け面を有する回転可能な回転カップと、回転カップの下方に設けられ、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液および第2の処理液をそれぞれ排出する外側排出部および内側排出部と、回転カップの周縁外方に昇降自在に設けられ、外側排出部を開閉する排出部開閉機構とを備え、回転カップの第1の受け面の下端は、基板保持機構によって保持された被処理基板より下方に延びるとともに、基板保持機構の回転プレートより下方に延び、排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液は、第1の受け面の下端から外側排出部へ向けて排出され、排出部開閉機構が下降して外側排出部が閉鎖された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第2の処理液は、第1の受け面の下端から内側排出部へ向けて排出され、排出部開閉機構は、外側排出部に設けられた内側環状部との間で外側排出部を開閉するものであり、排出部開閉機構は、内周側下部に形成された第1の段部を有し、内側環状部は、上端に形成された第2の段部を有し、排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された場合、第1の受け面の下端は、排出部開閉機構の第1の段部下端と略同一の高さに位置し、排出部開閉機構が下降して外側排出部が閉鎖された場合、排出部開閉機構の第1の段部と内側環状部の第2の段部とが係合することを特徴とする。
本発明による液処理装置において、回転カップの第1の受け面は、下方に向かうほどその内径が大きくなるように傾斜することが好ましい。
本発明による液処理装置において、排出部開閉機構は、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液を受ける第2の受け面を有し、排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液は、第1の受け面の下端から、排出部開閉機構の第2の受け面を介して外側排出部へ向けて排出されることが好ましい。
本発明による液処理装置において、排出部開閉機構の第2の受け面は、下方に向かうほどその内径が大きくなるように傾斜することが好ましい。
本発明による液処理装置において、排出部開閉機構の第2の受け面は、排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された状態で、回転カップの第1の受け面の外側下方に位置することが好ましい。
本発明による液処理方法は、液処理装置を用いた液処理方法において、排出部開閉機構を上昇させて外側排出部を開放する外側排出部開放工程と、処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第1の処理液を供給する第1の処理液供給工程と、被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第1の処理液により液処理する第1の処理工程と、被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液を、第1の受け面の下端から外側排出部へ向けて排出させる第1の排出工程とを備えたことを特徴とする。
本発明による液処理方法において、排出部開閉機構を下降させて外側排出部を閉鎖する外側排出部閉鎖工程と、処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第2の処理液を供給する第2の処理液供給工程と、被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第2の処理液により液処理する第2の処理工程と、被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第2の処理液を、第1の受け面の下端から内側排出部へ向けて排出させる第2の排出工程とを更に備えることが好ましい。
本発明による記憶媒体は、液処理装置を用いる液処理方法に使用され、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、前記液処理方法は、排出部開閉機構を上昇させて外側排出部を開放する外側排出部開放工程と、処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第1の処理液を供給する第1の処理液供給工程と、被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第1の処理液により液処理する第1の処理工程と、被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液を、第1の受け面の下端から外側排出部へ向けて排出させる第1の排出工程とを備えたことを特徴とする。
本発明による記憶媒体において、前記液処理方法は、排出部開閉機構を下降させて外側排出部を閉鎖する外側排出部閉鎖工程と、処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第2の処理液を供給する第2の処理液供給工程と、被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第2の処理液により液処理する第2の処理工程と、被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第2の処理液を、第1の受け面の下端から内側排出部へ向けて排出させる第2の排出工程とを更に備えることが好ましい。
本発明によれば、回転カップの第1の受け面の下端は、基板保持機構によって保持された被処理基板より下方に延びているので、ミストを被処理基板上に戻すことなく、効率よく回転カップより排出することが出来、被処理基板上にウォーターマークやパーティクル等の欠陥が生じることを確実に防止することができる。また排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液は、第1の受け面の下端から外側排出部へ向けて排出され、排出部開閉機構が下降して外側排出部が閉鎖された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第2の処理液は、第1の受け面の下端から内側排出部へ向けて排出される。このことにより、第1の処理液および第2の処理液を確実に分離して回収することができる。
発明を実施するための形態
以下、本発明に係る液処理装置、液処理方法および記憶媒体の一実施の形態について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施の形態による液処理装置を含む液処理システムを上方から見た上方平面図であり、図2は、本実施の形態による液処理装置を示す縦断面図である。図3(a)は、リングバルブが上昇した状態における、液処理装置を示す部分拡大断面図であり、図3(b)は、リングバルブが下降した状態における、液処理装置を示す部分拡大断面図である。図4は、本実施の形態による液処理装置の処理液供給機構の構成を示す概略図であり、図5は、本実施の形態による液処理方法を示すフロー図である。
まず、図1により、本実施の形態による液処理装置を含む液処理システム全体の構成について説明する。
図1に示すように、液処理システムは、外部から被処理基板としての半導体ウエハW(以下、単にウエハWともいう)を収容したキャリアを載置するための載置台81と、キャリアに収容されたウエハWを取り出すためのトランスファーアーム82と、トランスファーアーム82によって取り出されたウエハWを載置するための棚ユニット83と、棚ユニット83に載置されたウエハWを受け取り、当該ウエハWを液処理装置1内に搬送するメインアーム84と、を含んでいる。そして、この液処理システムには、複数(本実施の形態では12個)の液処理装置1が組み込まれている。
次に、図2乃至図4により、本実施の形態による液処理装置の構成について説明する。
液処理装置1は、図2に示すように、ケーシング5と、ケーシング5内に設けられ、ウエハWを水平状態で回転可能に保持する基板保持機構20と、基板保持機構20に保持されたウエハWに対して、後述する第1の処理液および第2の処理液を選択的に供給する処理液供給機構30とを備えている。
基板保持機構20に保持されたウエハWの周縁外方には、ウエハWを周縁外方から覆うとともに、上述したウエハWの回転と一体となって回転可能な回転カップ61が(基板保持機構20に接続)配置されている。この回転カップ61は、ウエハWを液処理した後の第1の処理液および第2の処理液を受ける第1の受け面61aを内側に有している。回転カップ61の第1の受け面61aは、下方に向かうほどその内径が大きくなるように、内側(ウエハW側)上方から外側(ケーシング5側壁側)下方に向けて傾斜している。
一方、基板保持機構20には、回転機構70が連結され、この回転機構70により、回転カップ61および基板保持機構20が一体的に回転されるようになっている。
さらに、図2に示すように、ケーシング5内であって回転カップ61の周縁下方には、ウエハWを洗浄した後の処理液を収容する環状の排液カップ12が配置されている。この排液カップ12は、ケーシング5に対して回転しないように固定されている。
また図2および図3(a)(b)に示すように、排液カップ12は、中心側から、第1環状部17と、第1環状部17の外側に形成された第2環状部(内側環状部)18と、第2環状部18の外側に形成された第3環状部(外側環状部)19とを有している。
このうち第2環状部18と第3環状部19とによって外側排出部15が形成されている。この外側排出部15は、回転カップ61の下方に設けられるとともに、回転カップ61の第1の受け面61aで受けた第1の処理液を排出するものである。また図2に示すように、外側排出部15には、外側排出部15へ収容された第1の処理液を排出する第1の排液管13が連結されている。
他方、第1環状部17と第2環状部18とによって内側排出部16が形成されている。この内側排出部16は、第2の処理液を排出するものであり、外側排出部15の内側であって、回転カップ61の第1の受け面61aの略真下に設けられている。また図2に示すように、内側排出部16には、内側排出部16へ収容された第2の処理液を排出する第2の排液管24が連結されている。
一方、図2および図3(a)(b)に示すように、回転カップ61の周縁外方には、外側排出部15を開閉する環状のリングバルブ(排出部開閉機構)34が設けられている。このリングバルブ34は、外側排出部15に設けられた第2環状部18との間で外側排出部15を開閉するものであり、シリンダ機構52によって昇降自在に設けられている。他方、リングバルブ34の回転方向の動作は規制されている。
図2および図3(a)(b)に示すように、リングバルブ34は、回転カップ61の第1の受け面61aで受けた第1の処理液を受ける第2の受け面34aを内側に有している。第2の受け面34aは、回転カップ61の第1の受け面61aと同様、下方に向かうほどその内径が大きくなるように傾斜している。なお第2の受け面34aの水平面に対する傾斜角度は、第1の受け面61aの水平面に対する傾斜角度と略同一である。
ところで図2に示すように、回転カップ61の第1の受け面61aの下端61bは、ウエハWを液処理した後の第1の処理液および第2の処理液をウエハWより下方に誘導してウエハW側に跳ね返らせないようにするため、基板保持機構20によって保持されたウエハWより下方に延びている。
すなわち本実施の形態において、第1の受け面61aの下端61bは、後述する回転プレート21より更に下方に延び、リングバルブ34が上昇した状態(図3(a))で、リングバルブ34の第1の段部34b(後述)下端と略同一の高さに位置している。
また図3(a)に示すように、リングバルブ34が上昇して外側排出部15が開放された状態で、リングバルブ34の第2の受け面34aは、回転カップ61の第1の受け面61aの外側下方に位置している。この場合、回転カップ61の第1の受け面61aで受けた第1の処理液は、第1の受け面61aの下端61bから、リングバルブ34の第2の受け面34aを介して外側排出部15へ向けて排出される。
これに対して図3(b)に示すように、リングバルブ34が下降した場合、外側排出部15が閉鎖される。この場合、回転カップ61の第1の受け面61aで受けた第2の処理液は、第1の受け面61aの下端61bから内側排出部16へ向けて排出される。
またリングバルブ34は、内周側下部に形成された第1の段部34bを有し、第2環状部18は、上端に形成された第2の段部18bを有している。図3(b)に示すように、リングバルブ34が下降して外側排出部15が閉鎖された場合、リングバルブ34の第1の段部34bと第2環状部18の第2の段部18bとが係合し、これにより外側排出部15が密閉される。
ところで、図2に示すように、基板保持機構20は、水平に設けられた円板状をなす回転プレート21と、回転プレート21の周縁端部に設けられ、ウエハWを保持する保持部材22と、回転プレート21の下面の中心部に連結され、下方鉛直に延びる円筒状の回転軸23とを有している。また、回転プレート21の中心部には、円筒状の回転軸23の孔23aに連通する円形の孔21aが形成されており、回転軸23の孔23aの内部には、昇降機構56により上下方向に昇降自在な昇降部材25が設けられている。
また、図2に示すように、昇降部材25内には、ウエハWの裏面(下面)側から処理液を供給する裏面処理液供給路26が設けられている。また、昇降部材25の上端部にはウエハ支持台27が設けられ、このウエハ支持台27の上面にはウエハWを支持するためのウエハ支持ピン28が設けられている。なお、回転軸23は、軸受け部材29を介してベースプレート6に回転可能に支持されている。
一方、図2に示すように、回転機構70は、モータ軸71aを有するモータ71と、当該モータ軸71aに巻き掛けられるとともに、回転軸23の下端部にも巻き掛けられたベルト72とを有している。なお、ベルト72とモータ軸71aとの間にはプーリー74が設けられ、ベルト72と回転軸23との間にはプーリー73が設けられている。
さらに、図2において、基板保持機構20に保持されたウエハWに、液処理システムのファン・フィルター・ユニット(FFU)(図示せず)からの気体がウエハW上方から供給されるようになっている。FFUは、アルカリ成分を吸着させるケミカルフィルターを有しており、外部からケーシング5内に、アルカリ雰囲気が持ち込まれることを防止することができる。
また、排液カップ12の下端には、スリット状の通気孔66bが設けられており、回転カップ61の周縁上方を経た気体を排気管67に案内するようになっている(図2の点線矢印参照)。
また、図2に示すように、処理液供給機構30は、基板保持機構20によって保持されたウエハWの表面に第1の処理液および第2の処理液を供給するノズルブロック31と、ノズルブロック31に連結され、当該ノズルブロック31を基板保持機構20に保持されたウエハWの表面に沿って移動させるノズルアーム32と、当該ノズルアーム32から下方鉛直方向に向かって延びるノズル揺動軸33と、当該ノズル揺動軸33を駆動するノズル駆動部75と、を有している。また、ノズル揺動軸33の下端にはノズルブロック31、ノズルアーム32、ノズル揺動軸33およびノズル駆動部75を上下方向に駆動するノズル昇降機構57が連結されている。
このノズル駆動部75は、モータ軸76aを有するモータ76と、当該モータ軸76aに巻き掛けられるとともに、ノズル揺動軸33の下端部にも巻き掛けられたベルト77とを有している。なお、ベルト77とモータ軸76aとの間にはプーリー79が設けられ、ベルト77とノズル揺動軸33との間には、プーリー78が設けられている。
また、図4に示すように、処理液供給機構30のノズル31a,31bを有するノズルブロック31、ノズルアーム32およびノズル揺動軸33内には、第1の処理液および第2の処理液が通過する処理液流路35と、乾燥溶媒が通過する乾燥溶媒流路38とが設けられている。また、処理液流路35と乾燥溶媒流路38は、処理液供給部40に連通されている。
この処理液供給部40は、洗浄処理のための薬液として、第1の処理液を供給する第1の供給源41と、第2の処理液を供給する第2の供給源42と、リンス液として例えば純水(DIW)を供給するDIW供給源45と、乾燥溶媒として例えばIPA(イソプロピルアルコール)を供給するIPA供給源43とを有している。なお、第1の処理液および第2の処理液の組合せとしては、後述するように、アンモニア過水(SC1:第1の処理液)および希フッ酸(DHF:第2の処理液)の組合せのほか、硫酸過水(SPM:第1の処理液)およびアンモニア過水(SC1:第2の処理液)の組合せ等が挙げられる。
そして、処理液流路35は、第一バルブ46を介して第1の供給源41と連通され、第二バルブ47を介して第2の供給源42と連通され、かつ第三バルブ48を介してDIW供給源45と連通されている。他方、乾燥溶媒流路38は、第四バルブ49を介してIPA供給源43と連通されている。
ところで、図4において、第一バルブ46のみが開けられて、処理液流路35と第1の供給源41とが連通されると、処理液供給機構30は、洗浄処理のための薬液として第1の供給源41から第1の処理液を供給する。このように、ノズル31a,31bを有するノズルブロック31、ノズルアーム32、ノズル揺動軸33、処理液流路35、ノズル駆動部75(図2参照)、第一バルブ46および第1の供給源41によって、第一薬液供給機構が構成されている。
他方、図4において、第二バルブ47のみが開けられて、処理液流路35と第2の供給源42とが連通されると、処理液供給機構30は、洗浄処理のための薬液として第2の供給源42から第2の処理液を供給する。このように、ノズル31a,31bを有するノズルブロック31、ノズルアーム32、ノズル揺動軸33、処理液流路35、ノズル駆動部75(図2参照)、第二バルブ47および第2の供給源42によって、第二薬液供給機構が構成されている。
また、図4において、ノズル31a,31bを有するノズルブロック31、ノズルアーム32、ノズル揺動軸33、乾燥溶媒流路38、ノズル駆動部75(図2参照)、第四バルブ49およびIPA供給源43によって、ウエハWを乾燥させるためのIPA(有機溶媒)を供給する乾燥液供給機構が構成されている。
また、図4において、第三バルブ48のみが開けられて、処理液流路35にDIW供給源45を連通されると、処理液供給機構30は、薬液のリンス液としての純水(洗浄液)を供給する。このため、ノズル31a,31bを有するノズルブロック31、ノズルアーム32、ノズル揺動軸33、処理液流路35、ノズル駆動部75(図2参照)、第三バルブ48およびDIW供給源45によって、基板保持機構20に保持されたウエハWに純水(薬液のリンス液)を供給する洗浄液供給機構が構成されている。
なお、図2に示す裏面処理液供給路26へ処理液を供給する機構は、IPA供給源43が設けられていないことを除いて、上述した処理液供給部40と同様の構成からなっている。
また、図2に示すように、第1の排液管13には、第1の排液管13を通過する第1の処理液の流れを止める閉塞バルブ(閉塞機構)11が設けられており、この閉塞バルブ11を閉じることによって、第1の排液管13を閉塞することができる。この第1の排液管13は第1の供給源41と接続されており、第1の排液管13からの第1の処理液を第1の供給源41へ戻して再利用することができる。
他方、第2の排液管24には、第2の排液管24を通過する第2の処理液の流れを止める閉塞バルブ(閉塞機構)36が設けられており、この閉塞バルブ36を閉じることによって、第2の排液管24を閉塞することができる。なお、第1の処理液と異なり、第2の処理液は、第2の排液管24から外方へ排出された後再利用されないようになっている。
また、図2および図4に示すように、第一バルブ46、第二バルブ47、第三バルブ48、第四バルブ49および閉塞バルブ11の各々には制御部50が接続されており、上述した第一薬液供給機構、第二薬液供給機構、乾燥液供給機構、および洗浄液供給機構の各々は、制御部50により制御される。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
より具体的には、本実施の形態による液処理装置1により、ウエハWを洗浄処理する液処理方法について述べる。またここでは、第1の処理液としてアンモニア過水を用い、第2の処理液として希フッ酸を用いる場合を例にとって説明する。
まず、メインアーム84によって保持されたウエハWが、液処理装置1のケーシング5内に搬送される。そして、このようにして搬送されたウエハWが、昇降部材25を上昇させた状態で、ウエハ支持台27に設けられたウエハ支持ピン28上に受け渡される。その後、昇降部材25が下降し、保持部材22によりウエハWがチャッキングされて保持される(保持工程101)(図2および図5参照)。
次に、回転機構70によって、基板保持機構20によって保持されたウエハWを回転カップ61と一体的に回転させる(回転工程102)(図2および図5参照)。なお、後述する乾燥工程114が終了するまで、ウエハWと回転カップ61は一体として回転し続けている。
より具体的には、モータ71のモータ軸71aを回転させることによって、モータ軸71aに巻き掛けられるとともに、回転軸23の下端部にも巻き掛けられたベルト72を回転させ、回転軸23を回転させる。ここで、回転カップ61は、基板保持機構20と一体となっているので、回転軸23を回転させることによって、この回転カップ61を基板保持機構20と一体的に回転させることができる。
また上述した回転工程102の前または後で、シリンダ機構52により、リングバルブ34を上昇させて外側排出部15を開放する(外側排出部開放工程103)(図2、図3(a)および図5参照)。
続いて、処理液供給機構30によって、基板保持機構20により保持されたウエハWにに対して所定の液処理が行われる(図2乃至図5参照)。この間、具体的には以下の各工程が実施される。なお、後述する第1の処理液供給工程104を行う前は、バルブ46,47,48,49はいずれも閉じた状態になっている(図4参照)。
まず、制御部50からの信号に基づいて、第一バルブ46が開けられ、第1の供給源41から第1の処理液(アンモニア過水)が供給される。そして、第1の処理液が、ノズル31aを介して、基板保持機構20により保持されたウエハWに供給される(第1の処理液供給工程104)(図2、図3(a)、図4、および図5参照)。
このように、ウエハWおよび回転カップ61を水平状態で回転させたまま、ウエハWを第1の処理液(アンモニア過水)により液処理する(第1の処理工程105)
このようにしてウエハWに供給された、第1の処理液は、ウエハWの回転に伴う遠心力により、回転カップ61の第1の受け面61aに向けて飛散する(図3(a)の点線矢印参照)。このようにして飛散した第1の処理液は、回転カップ61の第1の受け面61aで受け止められるとともに、第1の受け面61aに沿って下方へ流れる。
次に、回転カップ61の回転に伴う遠心力により、第1の受け面61aに沿って流下した第1の処理液は、第1の受け面61aの下端61bから斜め下方に向けて飛散する。この際、第1の処理液は、リングバルブ34の第1の段部34bと第2環状部18の第2の段部18bとの間を通過して、リングバルブ34の第2の受け面34aに到達する。
その後、第1の処理液は、リングバルブ34の第2の受け面34aから外側排出部15へ向けて排出される(第1の排出工程106)(図3(a)の点線矢印参照)。その後、第1の処理液は、外側排出部15から第1の排液管13を介して第1の供給源41へ戻される(図2および図4参照)。
次いで、シリンダ機構52により、リングバルブ34を下降させて外側排出部15を閉鎖する(外側排出部閉鎖工程107)(図2、図3(b)および図5参照)。この際リングバルブ34の第1の段部34bと第2環状部18の第2の段部18bとが係合するので、リングバルブ34により外側排出部15が密閉される。
次に、制御部50からの信号に基づいて、第一バルブ46が閉じられるとともに第三バルブ48が開けられ、DIW供給源45から純水が供給される。そして、ノズル31aを介して、ウエハWに純水が供給され、ウエハW表面が洗浄される(リンス工程108)(図4および図5参照)。この場合、ウエハWを処理した純水は、後述する第2の処理液と同様、回転カップ61の第1の受け面61aで受け止められ、その後第1の受け面61aの下端61bから内側排出部16へ向けて排出される。
次に、制御部50からの信号に基づいて、第三バルブ48が閉じられるとともに第二バルブ47が開けられ、第2の供給源42から第2の処理液(希フッ酸)が供給される。そして、第2の処理液(希フッ酸)がノズル31aを介して、基板保持機構20により保持されたウエハWに供給される(第2の処理液供給工程109)(図2、図3(b)、図4、および図5参照)。
このように、ウエハWおよび回転カップ61を水平状態で回転させたまま、ウエハWを第2の処理液(希フッ酸)により液処理する(第2の処理工程110)。
第2の処理工程110でウエハWを液処理した後、第2の処理液は、ウエハWの回転に伴う遠心力により、回転カップ61の第1の受け面61aに向けて飛散する(図3(b)の点線矢印参照)。このようにして飛散した第2の処理液は、回転カップ61の第1の受け面61aで受け止められるとともに、第1の受け面61aに沿って下方へ流れる。
次に、回転カップ61の回転に伴う遠心力により、第1の受け面61aに沿って流下した第2の処理液は、第1の受け面61aの下端61bから斜め下方に向けて飛散する。この際、第2の処理液は、リングバルブ34の内壁面34cに当たり、リングバルブ34の内壁面34cから内側排出部16へ向けて排出される(第2の排出工程111)。
この場合、リングバルブ34の第1の段部34bと第2環状部18の第2の段部18bとが係合しているので、第2の処理液がリングバルブ34と第2環状部18との間を通過して外側排出部15内へ入り込むことはない。とりわけ、リングバルブ34の第1の段部34bは、第2環状部18の第2の段部18bより内側(内側排出部16側)に配置されているので、第2の処理液が第2の段部18bを越えて外側排出部15内に入り込むことを確実に防止することができる。
その後、第2の処理液は、内側排出部16から第2の排液管24を介して外方へ排出される。
次に、制御部50からの信号に基づいて、第二バルブ47が閉じられるとともに第三バルブ48が開けられ、DIW供給源45から純水が供給される。そして、ノズル31aを介して、基板保持機構20によりウエハWに純水が供給される(リンス工程112)(図4および図5参照)。
次に、制御部50からの信号に基づいて、第三バルブ48が閉じられ、その後、第四バルブ49が開けられ、ウエハWを乾燥させるためのIPAが、ノズル31bを介してウエハWに供給される(乾燥液供給工程113)(図4および図5参照)。
この際、ノズル駆動部75によってノズル揺動軸33が駆動され、ノズルアーム32に設けられたノズルブロック31のノズル31a,31bは、ノズル揺動軸33を中心として、ウエハW上方においてウエハWの表面に沿って揺動される(図2参照)。
上述のように、ウエハWにIPAを供給した後、基板保持機構20に保持されたウエハWを乾燥液供給工程113のときよりも高速で回転させることにより、ウエハWに付着したIPAを振り切り、ウエハWを乾燥させる(乾燥工程114)。
ところで、上述したように、各工程において、回転カップ61は基板保持機構20と一体となって回転する。このため、ウエハWから振り切られた各処理液が回転カップ61に当たった際に当該処理液には遠心力が働く。したがって、当該処理液が飛び散りにくくミスト化しにくくなっている。
最後に、処理済みのウエハWが、保持部材22によるチャッキングを解消した後、基板保持機構20から取り除かれ、ケーシング5の外方へ搬出される(搬出工程115)(図2参照)。
ところで一般に、上述した第2の処理工程110において、ウエハW周囲の雰囲気中にアンモニア成分(アルカリ成分)が僅かでも存在した場合、乾燥工程114の後、ウエハWにウオーターマークのようなシミが発生するおそれがある。
これに対して本実施の形態においては、リングバルブ34の第1の段部34bと第2環状部18の第2の段部18bとを係合させることにより、外側排出部15を確実に密閉している。これにより、第2の処理工程110中、第1の処理液(アンモニア過水)のアンモニア成分が外側排出部15から漏れてウエハW周囲の雰囲気中に達するおそれがない。したがって、ウエハWにウオーターマークのようなシミが発生することを更に確実に防止することができる。
また、上記では、第1の供給源41から供給される第1の処理液と、第2の供給源42から供給される第2の処理液とが、一つのノズルアーム32と、ノズル31a,31bを有する一つのノズルブロック31とを用いてウエハWに供給されているが、これに限らず、第1の供給源41から供給される第1の処理液と、第2の供給源42から供給される第2の処理液の各々が、専用のノズルアームと専用のノズルブロック(ノズルを含む)とを用いてウエハWに供給されてもよい。
さらに、上記では、第1の処理液としてアンモニア過水を用い、第2の処理液として希フッ酸を用いる場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。例えば、これらの処理液として、硫酸過水およびアンモニア過水を用いることもできる。この場合、硫酸過水を確実に回収するため、硫酸過水を第1の処理液としアンモニア過水を第2の処理液とすることが好ましい。すなわち2つの処理液を比較し、外側排出部15から確実に回収(乃至再利用)したい方の処理液、あるいは僅かでもウエハW周囲の雰囲気中に漏洩させたくない方の処理液を第1の処理液として設定することが好ましい。
また、本実施の形態において、上述した液処理装置1を用いる液処理方法に使用され、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムや、このようなコンピュータプログラムを格納した記憶媒体も提供する。
このように、本実施の形態によれば、回転カップ61の第1の受け面61aの下端61bは、基板保持機構20によって保持されたウエハWより下方に延びている。したがって、第1の処理液および第2の処理液が回転カップ61で跳ね返ることにより、ウエハW上にウォーターマークやパーティクル等の欠陥が生じることを確実に防止することができる。
また本実施の形態によれば、リングバルブ34が上昇して外側排出部15が開放された場合、回転カップ61の第1の受け面61aで受けた第1の処理液は、第1の受け面61aに沿って流れ、その後第1の受け面61aの下端61bから外側排出部15へ向けて排出される。他方、リングバルブ34が下降して外側排出部15が閉鎖された場合、回転カップ61の第1の受け面61aで受けた第2の処理液は、第1の受け面61aに沿って流れ、その後第1の受け面61aの下端61bから内側排出部16へ向けて排出される。このようにして、第1の処理液および第2の処理液を確実に分離して回収することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による液処理装置を含む液処理システムを上方から見た上方平面図。 図2は、本発明の一実施の形態による液処理装置を示す縦断面図。 図3(a)(b)は、それぞれリングバルブが上昇した状態および下降した状態における、本発明の一実施の形態による液処理装置を示す部分拡大断面図。 本発明の一実施の形態による液処理装置の処理液供給機構の構成を示す概略図。 本発明の一実施の形態による液処理方法を示すフロー図。
符号の説明
1 液処理装置
5 ケーシング
12 排液カップ
15 外側排出部
16 内側排出部
17 第1環状部
18 第2環状部(内側環状部)
18b 第2の段部
19 第3環状部(外側環状部)
20 基板保持機構
21 回転プレート
30 処理液供給機構
34 リングバルブ(排出部開閉機構)
34a 第2の受け面
34b 第1の段部
40 処理液供給部
41 第1の供給源
42 第2の供給源
43 IPA供給源
45 DIW供給源
50 制御部
52 シリンダ機構
56 昇降機構
57 ノズル昇降機構
61 回転カップ
61a 第1の受け面
67 排気管
70 回転機構
W ウエハ(被処理基板)

Claims (9)

  1. 回転プレートと、回転プレートに設けられ被処理基板を水平状態で回転可能に保持する保持部材とを有する基板保持機構と、
    基板保持機構に保持された被処理基板に対して第1の処理液および第2の処理液を選択的に供給する処理液供給機構と、
    基板保持機構に保持された被処理基板の周縁外方に配置され、被処理基板を液処理した後の第1の処理液および第2の処理液を受ける第1の受け面を有する回転可能な回転カップと、
    回転カップの下方に設けられ、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液および第2の処理液をそれぞれ排出する外側排出部および内側排出部と、
    回転カップの周縁外方に昇降自在に設けられ、外側排出部を開閉する排出部開閉機構とを備え、
    回転カップの第1の受け面の下端は、基板保持機構によって保持された被処理基板より下方に延びるとともに、基板保持機構の回転プレートより下方に延び、
    排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液は、第1の受け面の下端から外側排出部へ向けて排出され、
    排出部開閉機構が下降して外側排出部が閉鎖された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第2の処理液は、第1の受け面の下端から内側排出部へ向けて排出され
    排出部開閉機構は、外側排出部に設けられた内側環状部との間で外側排出部を開閉するものであり、排出部開閉機構は、内周側下部に形成された第1の段部を有し、内側環状部は、上端に形成された第2の段部を有し、
    排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された場合、第1の受け面の下端は、排出部開閉機構の第1の段部下端と略同一の高さに位置し、
    排出部開閉機構が下降して外側排出部が閉鎖された場合、排出部開閉機構の第1の段部と内側環状部の第2の段部とが係合することを特徴とする液処理装置。
  2. 回転カップの第1の受け面は、下方に向かうほどその内径が大きくなるように傾斜することを特徴とする請求項1記載の液処理装置。
  3. 排出部開閉機構は、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液を受ける第2の受け面を有し、
    排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された場合、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液は、第1の受け面の下端から、排出部開閉機構の第2の受け面を介して外側排出部へ向けて排出されることを特徴とする請求項1または2記載の液処理装置。
  4. 排出部開閉機構の第2の受け面は、下方に向かうほどその内径が大きくなるように傾斜することを特徴とする請求項3記載の液処理装置。
  5. 排出部開閉機構の第2の受け面は、排出部開閉機構が上昇して外側排出部が開放された状態で、回転カップの第1の受け面の外側下方に位置することを特徴とする請求項3または4記載の液処理装置。
  6. 請求項1記載の液処理装置を用いた液処理方法において、
    排出部開閉機構を上昇させて外側排出部を開放する外側排出部開放工程と、
    処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第1の処理液を供給する第1の処理液供給工程と、
    被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第1の処理液により液処理する第1の処理工程と、
    被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液を、第1の受け面の下端から外側排出部へ向けて排出させる第1の排出工程とを備えたことを特徴とする液処理方法。
  7. 排出部開閉機構を下降させて外側排出部を閉鎖する外側排出部閉鎖工程と、
    処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第2の処理液を供給する第2の処理液供給工程と、
    被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第2の処理液により液処理する第2の処理工程と、
    被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第2の処理液を、第1の受け面の下端から内側排出部へ向けて排出させる第2の排出工程とを更に備えたことを特徴とする請求項記載の液処理方法。
  8. 請求項1記載の液処理装置を用いる液処理方法に使用され、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記液処理方法は、
    排出部開閉機構を上昇させて外側排出部を開放する外側排出部開放工程と、
    処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第1の処理液を供給する第1の処理液供給工程と、
    被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第1の処理液により液処理する第1の処理工程と、
    被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第1の処理液を、第1の受け面の下端から外側排出部へ向けて排出させる第1の排出工程とを備えたことを特徴とする記憶媒体。
  9. 前記液処理方法は、
    排出部開閉機構を下降させて外側排出部を閉鎖する外側排出部閉鎖工程と、
    処理液供給機構によって、基板保持機構により保持された被処理基板に第2の処理液を供給する第2の処理液供給工程と、
    被処理基板を水平状態で回転させ、被処理基板を第2の処理液により液処理する第2の処理工程と、
    被処理基板を処理した後、回転カップの第1の受け面で受けた第2の処理液を、第1の受け面の下端から内側排出部へ向けて排出させる第2の排出工程とを更に備えたことを特徴とするを特徴とする請求項記載の記憶媒体。
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