JP6072293B1 - 完全非対面物流システム - Google Patents

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Abstract

差出人及び受取人の住所、氏名などの個人情報を必要とせず、非対面形式での荷物の差出及び受取を可能とする完全非対面物流システムを提供すること。ネットワークに接続されているコンピュータからなり、特定の物品を差し出す物品差出人と、当該特定の物品を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する取引IDが登録される記憶部又は、前記取引IDを発行するID発行処理部と、前記取引IDの認証処理を行う認証処理部と、前記物品差出人が前記物品を前記物品受取人へ送付するにあたって前記物品を一時保管する差出拠点BOXから、前記取引IDを用いた認証要求を受け前記物品受取人が前記送付される前記物品を受け取るにあたって前記物品を一時保管する受取拠点BOXを特定する情報を受けた後に、物流事業者が使用する物流事業者端末に対して、前記差出拠点BOXから前記物品を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ前記物品の一時保管を行うように物品移送指示情報を出す物品移送指示情報作成処理部とを備えている完全非対面物流システム。

Description

この発明は、物流システムに関し、特に、荷物の発送・受取に際し差出人及び受取人の住所、氏名などに関する個人情報を必要とせず、また、完全非対面で行われる物流システムに関する。
インターネットを利用した個人間での商品取引(C2C(Consumer to Consumer))等の増加に伴い、小型の荷物が増加の傾向にある。個人間での商品取引を行う差出人及び受取人は、例えば、図8に示すような既存の物流システムを利用して、取引に係る荷物を発送し、受け取る。
図8図示の既存の物流システムにおいて、差出人は、物流事業者の窓口、コンビニエンスストア、宅配BOX等の発送手段を選択して荷物を受取人に発送する。受取人は自宅、物流事業者の窓口、コンビニエンスストア、宅配BOX等で荷物を受け取る。
図8(a)図示の物流システムでは、差出人は、荷物を発送する際に差出人及び受取人の住所、氏名などの情報を記載することが一般的である。また、宅配BOX以外では、発送を担当する者に対面形式で荷物を預けなければならない。受取人は、宅配BOX以外では、上述した場所で、荷物を預かる者から対面形式で荷物を受け取らなければならない。
図8(b)図示の物流システムでも、差出人は、荷物を発送する際に差出人及び受取人の住所、氏名などの情報を記載することが一般的であり、発送を担当する者に対面形式で荷物を預けなければならない。また、受取人は、荷物を預かる者から対面形式で荷物を受け取らなければならない。
特開2008−15767号公報 特開2012−12177号公報 特開2012−71912号公報
上述の個人間での商品取引等に利用される既存の物流システムでは、下記の様な課題が発生し、改善が望まれている。
(物流面の課題)
受取人不在に基づく再配送による物流コストの増加
CO排出量の増加
(個人間取引利用者の課題)
取引を行う個人間で、受取人が差出人へ受取人の住所、氏名などの個人情報(配送先情報)を開示しなければならない不安感
差出人が物流事業者に荷物の発送を依頼するにあたり、差出人や受取人の住所、氏名などの個人情報(配送元情報、配送先情報)を開示しなければならないという不安感
B2C(Business to Consumer)モデルと違い、高い送料が発生することがある。また、インターネットによるオークション等における落札、購入を成立させるために、送料の交渉を出品者と購入者との間で行う必要が生じることもある。
荷物の受渡し、受取を物流事業者と対面で行うことへの不安感
特に、個人間の取引では、差出人及び受取人の氏名、住所などの個人情報を開示することや、対面形式での荷物の差出及び受取を避けたいという心理的傾向がある。
そこで、この発明は、差出人及び受取人の住所、氏名などの個人情報を必要とせず、非対面形式での荷物の差出及び受取を可能とする完全非対面物流システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、以下の発明を提案する。
請求項1の発明は、
ネットワークに接続されているコンピュータからなり、
記憶部を備えていて、当該記憶部に、特定の物品を差し出す物品差出人と、当該特定の物品を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する取引IDが登録され、更に、
前記取引IDを用いた認証要求を受けた際に認証処理を行う認証処理部と、
前記物品差出人が前記特定の物品を前記物品受取人へ送付するにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受け、前記物品受取人が前記送付される前記特定の物品を受け取るにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである受取拠点BOXを特定する情報を受けた後に、物流事業者が使用する物流事業者端末に対して、前記差出拠点BOXから前記特定の物品を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ前記特定の物品の一時保管を行うように物品移送指示情報を出す物品移送指示情報作成処理部と、
前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記差出拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記差出拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記差出拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成し、前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記受取拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記受取拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記受取拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成する拠点BOX管理部と
を備えている完全非対面物流システムである。
請求項3の発明は、
ネットワークに接続されているコンピュータからなり、
記憶部と、
特定の物品を差し出す物品差出人と、当該特定の物品を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する取引IDを発行するID発行処理部と、
前記取引IDを用いた認証要求を受けた際に認証処理を行う認証処理部と、
前記物品差出人が前記特定の物品を前記物品受取人へ送付するにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受け、前記物品受取人が前記送付される前記特定の物品を受け取るにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである受取拠点BOXを特定する情報を受けた後に、物流事業者が使用する物流事業者端末に対して、前記差出拠点BOXから前記特定の物品を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ前記特定の物品の一時保管を行うように物品移送指示情報を出す物品移送指示情報作成処理部と、
前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記差出拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記差出拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記差出拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成し、前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記受取拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記受取拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記受取拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成する拠点BOX管理部と
を備えている完全非対面物流システムである。
この発明によれば、差出人及び受取人の住所、氏名などの個人情報を必要とせず、非対面形式での荷物の差出及び受取を可能とする完全非対面物流システムを提供することができる。
本発明に係る物流システムの構成の一例を表した図である。 図1図示のサーバ装置の構成の一例を表した図である。 (a)取引情報DBに記憶される情報の一例を表した図である。(b)拠点BOXDBに記憶される情報の一例を表した図である。(c)物流費DBに記憶される情報の一例を表した図である。 本発明に係る物流システムにおける物流費の一例を表す概念図である。 本発明に係る物流システムにおける荷物の差出段階を表すフロー図の一例である。 本発明に係る物流システムにおける荷物の配送段階を表すフロー図の一例である。 本発明に係る物流システムにおける荷物の受取段階を表すフロー図の一例である。 (a)、(b)共に既存の物流システムを表す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
1.本発明の構成
図1に例示する本発明の完全非対面物流システム1は、本発明に係る完全非対面の物流サービスを提供するサービス提供者が、インターネット、等のネットワーク上にサーバ装置2を設置して構成するものになっている。
前記サービス提供者は、複数の所定の箇所に配置されている複数の拠点BOX3と、サーバ装置2とを、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して相互に接続可能にして本発明に係る物流サービスを提供する。
拠点BOX3は「荷物の一時預かりBOX」である。前記サービス提供者が提供する本発明に係る完全非対面の物流サービスを利用する物品差出人、物品受取人は、図1に符号9で例示されている特定の物品を差出し、受取る際の「荷物の一時預かりBOX」として拠点BOX3を利用する。
拠点BOX3は、例えば、コンビニエンスストア、駅など、物品差出人や物品受取人が利用しやすい場所に設置される。また、駅などに配備される、いわゆるコインロッカーが拠点BOX3として使用されることもある。
各拠点BOX3は、図1に例示されているように、情報送受信部3a、制御部3b、表示部3c、操作部3d、収納部3e、施錠管理部3fを備えている。
各拠点BOX3は、情報送受信部3aにより、サーバ装置2との間で、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介した情報通信を行う。操作パネルなどからなる、表示部3c、操作部3dにより、情報出力、情報入力受付が行われる。収納部3eは、荷物9を収容・一時保管する所定の容量を備えた施錠・解錠可能な収納部である。施錠管理部3fにより収納部3eの施錠が管理される。
施錠管理部3fは、後述するように、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して一回目の開錠指示情報を取得した際に当該指示に基づいて収納部3eを開錠する。
また、開錠後、当該開錠した収納部3eに荷物9が収容される、等して、施錠が行われた時には、施錠管理部3fは、一回目の施錠情報を作成して、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して当該一回目の施錠情報を送信する。
更に、施錠管理部3fは、後述するように、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して二回目の開錠指示情報を取得した際に当該指示に基づいて収納部3eを開錠する。
また、開錠後、当該開錠した収納部3eから荷物9が取り出される、等して、施錠が行われた時には、施錠管理部3fは、二回目の施錠情報を作成して、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して当該二回目の施錠情報を送信する。
各拠点BOX3が備えている制御部3bによって上述した各部の情報処理が制御される。
図1図示の実施形態では、前記サービス提供者が提供する本発明に係る完全非対面の物流サービスを利用する物品差出人は、コンピュータや、携帯端末などからなる差出人端末4を用い、インターネット通信網、無線通信規格で定められている無線通信網などの通信ネットワーク8bを介して本発明の完全非対面物流システム1との間で相互に情報交信可能になっている。
同様に、前記サービス提供者が提供する本発明に係る完全非対面の物流サービスを利用する物品受取人は、コンピュータや、携帯端末などからなる受取人端末5を用い、インターネット通信網、無線通信規格で定められている無線通信網などの通信ネットワーク8bを介して本発明の完全非対面物流システム1との間で相互に情報交信可能になっている。
図1中、コマース事業者端末6は、前記サービス提供者が提供する本発明に係る完全非対面の物流サービスを利用するコマース事業者が使用するコンピュータ、等からなる端末である。図示の例では、コマース事業者端末6とサーバ装置2とがインターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して相互に接続可能になっている。
コマース事業者は、インターネットなどのネットワークを利用した個人と個人との間、等における商品取引を仲介する事業者、あるいは、そのような個人、等の間の商品取引の場をネットワーク上に提供する事業者である。ネットワーク上で、参加者同士の間でオークションが行われるオークションサイトを提供する事業者なども、コマース事業者に含まれる。
図1中、物流事業者端末7は、物流事業者が使用するコンピュータ、等からなる端末である。図示の例では、物流事業者端末7とサーバ装置2とがインターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して相互に接続可能になっている。
物流事業者は、通信ネットワーク8a、物流事業者端末7を介して前記サービス提供者から受けた依頼・指示により、荷物9の移送を行う。具体的には、後述するように、物品差出人が特定の物品(例えば、荷物9)を物品受取人へ送付するにあたって当該特定の物品(荷物9)を一時保管する拠点BOX3である差出拠点BOXから、物品受取人が前記送付される前記特定の物品(荷物9)を受け取るにあたって前記特定の物品(荷物9)を一時保管する拠点BOX3である受取拠点BOXへ前記特定の物品(荷物9)を移送する。
2.サーバ装置の構成
(1)サーバ装置2は、図2に例示されている構成では、情報送受信部10、ID発行処理部12、認証処理部13、拠点BOX管理部14、物品移送管理部15、物流費算出処理部16、記憶部17、これら各部の情報処理を制御する制御部11を備えている。
(2)情報送受信部10は、拠点BOX3、差出人端末4、受取人端末5、コマース事業者端末6、物流事業者端末7との間で、インターネット通信網などの通信ネットワークを介して、情報通信を行う。
(3)ID発行処理部12は、特定の物品である荷物9を差し出す物品差出人と、荷物9を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する取引IDを発行する処理を行う。
ID発行処理部12が取引IDを発行する典型的な例は、コマース事業者端末6から、特定の物品である荷物9を差し出す物品差出人と、荷物9を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する情報が提供され、当該情報に対応させて、当該特定の取引を特定する取引IDを発行するものである。
発行された取引IDは、前記コマース事業者端末6から提供された、特定の物品である荷物9を差し出す物品差出人と、荷物9を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する情報に関連付けられて、記憶部17の取引情報データベース(以下、データベースを「DB」という)17aに登録される。
また、この場合、サーバ装置2の情報送受信部10を介して、当該発行された取引IDが、取引ID発行を要請してきた前記コマース事業者端末6通知される。コマース事業者は、コマース事業者端末6を介して、発行を受けた前記取引IDを、前記荷物9についての前記特定の取引を成立させた物品差出人の物品差出人端末4、物品受取人の物品受取人端末5へ通知する。
コマース事業者端末6から、特定の物品である荷物9を差し出す物品差出人と、荷物9を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する情報が提供された際に、前記荷物9を受け取る特定の取引を成立させた物品差出人の物品差出人端末4、物品受取人の物品受取人端末5への情報提供用の情報(例えば、E−mailアドレスや、特定のアプリケーションソフトを利用した情報送受信に利用できる物品差出人の物品差出人ID、物品受取人の物品受取人ID、など)をもサーバ装置12が受取っていた場合、当該情報を用いて、サーバ装置2から、発行された取引IDが、物品差出人端末4、物品受取人端末5へ通知されることもある。
この場合も、サーバ装置2から、前記発行された取引IDが、取引ID発行を要請してきた前記コマース事業者端末6へ通知されるが、コマース事業者(コマース事業者端末6)から、前記荷物9を受け取る特定の取引を成立させた物品差出人の物品差出人端末4、物品受取人の物品受取人端末5への前記取引IDの通知は不要になる。
また、この場合、記憶部17の取引情報DB17aに登録される取引IDには、更に、物品差出人端末4、物品受取人端末5への情報提供用の情報(例えば、E−mailアドレスや、特定のアプリケーションソフトを利用した情報送受信に利用できる物品差出人の物品差出人ID、物品受取人の物品受取人ID、など)が関連付けされて一緒に登録される。
前記物品差出人ID、前記物品受取人IDは、例えば、前記コマース事業者が開設するSNS(Social Networking Service)、取引サイト等を利用する際に前記物品差出人と前記物品受取人にそれぞれ付与されるIDにすることができる。
ID発行処理部12が取引IDを発行する他の例としては、前記物品差出人と前記物品受取人との間の前記特定の取引が成立した後、前記物品差出人又は前記物品受取人が本発明の完全非対面物流システム1を構成するサーバ装置2にアクセスしてきて発行要請することにより、発行されるものがある。
例えば、前記物品差出人と前記物品受取人との間の前記特定の取引が成立した後、前記物品差出人又は前記物品受取人が、差出人端末4又は受取人端末5を使用して前記サービス提供者が提供する本発明の完全非対面物流システム1のウェブサイトへアクセスし、又は完全非対面物流システム1が提供する物流サービスについてのアプリケーションを起動し、サーバ2に前記取引IDの発行を要求することによって発行されるものである。
この場合、ID発行処理部12は、差出人端末4又は受取人端末5から、特定の物品である荷物9を差し出す物品差出人と、荷物9を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する情報の提供を受け、当該情報に対応させて、当該特定の取引を特定する取引IDを発行する。
発行された取引IDは、前記差出人端末4又は受取人端末5から取得した、特定の物品である荷物9を差し出す物品差出人と、荷物9を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する情報に関連付けられて、記憶部17の取引情報DB17aに登録される。
この場合、ID発行処理部12では、アクセスしてきた差出人端末4又は受取人端末5から、物品差出人端末4、物品受取人端末5への情報提供用の情報(例えば、E−mailアドレスや、特定のアプリケーションソフトを利用した情報送受信に利用できる物品差出人の物品差出人ID、物品受取人の物品受取人ID、など)を取得して、発行した取引IDに関連付けて記憶部17の取引情報DB17aに登録する。
また、差出人端末4又は受取人端末5へ、発行した取引IDを通知する。
なお、ID発行処理部12が、更に、前記物品差出人を特定する物品差出人IDと、前記物品受取人を特定する物品受取人IDとをそれぞれ前記取引IDに関連付けて発行する形態にすることもできる。
以上に説明した処理を行うID発行処理部12と同様の機能を行うID発行処理部がコマース事業者端末6に配備されている形態にすることもできる。すなわち、前記取引が成立した際に、前記コマース事業者がコマース事業者端末6を使用して前記取引IDを発行し、差出人端末4及び受取人端末5と、サーバ装置2に送信するものである。
この場合、前記サービス提供者が提供する本発明の完全非対面物流システム1のサーバ装置2は、コマース事業者端末6のID発行処理部が発行した取引IDを、コマース事業者端末6から取得し、記憶部17の取引情報DB17aに登録する。この際、コマース事業者端末6から、物品差出人端末4、物品受取人端末5への情報提供用の情報(例えば、E−mailアドレスや、特定のアプリケーションソフトを利用した情報送受信に利用できる物品差出人の物品差出人ID、物品受取人の物品受取人ID、など)も取得して、これらを関連付け一緒に登録するようにできる。
上述した取引IDには、前記物品差出人の住所、氏名などの個人情報、前記物品受取人の住所、氏名などの個人情報は含まれない。そこで、本発明の完全非対面物流システム1により前記サービス提供者が提供する物流システムでは、物品差出人の住所、氏名などの個人情報、物品受取人の住所、氏名などの個人情報は、いずれも不要である。
また、上述したような物品差出人ID、物品受取人IDが利用されるようになる場合にも、物品差出人ID、物品受取人IDが特定のアプリケーションソフトを利用した情報送受信に利用できる物品差出人の物品差出人ID、物品受取人の物品受取人IDである場合には、物品差出人の住所、氏名などの個人情報、物品受取人の住所、氏名などの個人情報は、いずれも不要である。
そこで、いずれにしても、本発明の完全非対面物流システム1により前記サービス提供者が提供する物流システムでは、物品差出人の住所、氏名などの個人情報、物品受取人の住所、氏名などの個人情報は不要である。
(4)認証処理部13は、サーバ装置2が、インターネット通信網などの通信ネットワークを介して前記取引IDを用いた認証要求を受けた際に認証処理を行う。前記認証要求の態様を例示すると以下のとおりである。
(a)物品受取人が使用する物品受取人端末5から受ける取引IDを用いた認証要求
(b)物品差出人が使用する物品差出人端末4から受ける取引IDを用いた認証要求
(c)後述する差出拠点BOXから受ける取引IDを用いた認証要求
(d)後述する受取拠点BOXから受ける取引IDを用いた認証要求
認証処理部13は、更に、前記物品差出人ID又は前記物品受取人IDを用いた認証要求をインターネット通信網などの通信ネットワークを介して受けた際にそれぞれ認証処理を行うこともできる。
(5)拠点BOX管理部14は、拠点BOX情報提供処理部14a及び開錠指示情報作成処理部14bとを備えている。
(6)物品移送管理部15は、預入状態通知処理部15a及び物品移送指示情報作成処理部15bとを備えている。
(7)預入状態通知処理部15aは、荷物9が前記差出拠点BOXに預入状態であるとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う。これにより、前記物品受取人は、前記物品差出人が荷物9を前記差出拠点BOXに預けたことを知ることになる。
(8)拠点BOX情報提供処理部14aは、サーバ装置2が、インターネット通信網などの通信ネットワークを介して、利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供するように要請する指示を受けた際に、利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供する処理を行う。
例えば、受取人端末5から、当該受取人端末5を利用している物品受取人が利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供するよう要請を受けた場合である。この場合には、当該受取人端末5に対して、利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供する。また、当該受取人端末5に対して、前記物品受取人が荷物9を受け取るにあたって荷物9を一時保管する拠点BOXを受取拠点BOXとして選択するように前記物品受取人に対して促す処理を行う。
また、差出人端末4から、当該差出人端末4を利用している物品差出人が利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供するよう要請を受けた場合である。この場合には、当該差出人端末4に対して、利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供する。また、当該差出人端末4に対して、前記物品差出人が荷物9を差し出すにあたって荷物9を一時保管する拠点BOXを差出拠点BOXとして選択するように前記物品差出人に対して促す処理を行う。
前記拠点BOX情報は、記憶部17の拠点BOXDB17bに記憶されている図3(b)図示のような情報に基づいて所定の閲覧情報が差出人端末4、受取人端末5に送信される。
拠点BOX情報提供処理部14aは、差出人端末4、受取人端末5から、差出人、受取人による選択が行われて一時保管する拠点BOXとして選択された差出拠点BOX、受取拠点BOXに関する情報を、当該差出人、受取人の間に成立している前記取引を特定する取引IDに関連付けて、記憶部17の取引情報DB17aに記録する。
(9)開錠指示情報作成処理部14bは、認証処理部13が前記差出拠点BOXあるいは、前記受取拠点BOXから、前記取引IDを用いた一回目の認証要求を受けて前記認証処理を行った後、前記差出拠点BOXあるいは前記受取拠点BOXの収納部3eを開錠する一回目の開錠指示情報を前記差出拠点BOXあるいは前記受取拠点BOXに送信する処理を行う。
なお、ここで、事前に、前述したような差出拠点BOXの選択が行われていない場合、物品差出人が最寄りの拠点BOXの操作部3dを操作して、取引IDを送信して認証要求してくる際に、当該認証要求が行われている拠点BOX情報をサーバ装置2の拠点BOX管理部14が取得して、差出人が利用開始した当該拠点BOXを差出人によって選択された差出拠点BOXに関する情報とし、当該差出人に係る前記取引を特定する取引IDに関連付けて、記憶部17の取引情報DB17aに記録する。
差出拠点BOX、受取拠点BOXの施錠管理部3fは、前述したように、一回目の開錠指示情報を取得すると、当該指示に基づいて差出拠点BOX、受取拠点BOXの収納部3eを開錠する。
また、一回目の開錠指示情報に基づく開錠後、当該開錠した収納部3eに荷物9が収容される、等して、施錠が行われた時には、施錠管理部3fは、一回目の施錠情報を作成して、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して当該した一回目の施錠情報を送信する。
なお、認証処理部13が、前記受取拠点BOXから、前記取引IDを用いた一回目の認証要求を受けて前記認証処理を行う際には、当該認証要求が送信されてきた拠点BOX3に関する情報が、前述したように、事前に物品受取人によって選択され、記憶部17の取引情報DB17aに前記取引IDに関連付けて記録されている受取拠点BOXに関する情報に対応していることの認証も行われる。
開錠指示情報作成処理部14bは、前記一回目の開錠指示情報を前記差出拠点BOXあるいは前記受取拠点BOXに送信する処理を行った後、認証処理部13が前記差出拠点BOXあるいは、前記受取拠点BOXから、前記取引IDを用いた二回目の認証要求を受けて前記認証処理を行った後、前記差出拠点BOXあるいは前記受取拠点BOXの収納部3eを開錠する二回目の開錠指示情報を前記差出拠点BOXあるいは前記受取拠点BOXに送信する処理を行う。
差出拠点BOX、受取拠点BOXの施錠管理部3fは、前述したように、二回目の開錠指示情報を取得すると、当該指示に基づいて差出拠点BOX、受取拠点BOXの収納部3eを開錠する。
また、二回目の開錠指示情報に基づく開錠後、当該開錠した収納部3eから荷物9が取り出される、等して、施錠が行われた時には、施錠管理部3fは、二回目の施錠情報を作成して、インターネット通信網などの通信ネットワーク8aを介して当該した二回目の施錠情報を送信する。
認証処理部13が前述した一回目の開錠指示情報を前記差出拠点BOXへ送る前に、前記差出拠点BOXから受ける前記取引IDを用いた一回目の認証要求は、一般的には、物品差出人が拠点BOX3の操作部3dに入力して行う認証要求である。
サーバ装置2が前記差出拠点BOXから取得する一回目の施錠情報は、一般的には、物品差出人が荷物9を差出拠点BOXに一時預けしたことを示す情報になる。
認証処理部13が前述した二回目の開錠指示情報を前記差出拠点BOXへ送る前に、前記差出拠点BOXから受ける前記取引IDを用いた二回目の認証要求は、一般的には、後述する物流事業者が拠点BOX3の操作部3dに入力して行う認証要求である。
サーバ装置2が前記差出拠点BOXから取得する二回目の施錠情報は、一般的には、後述する物流事業者が荷物9を差出拠点BOXから取り出して移送作業を開始したことを示す情報になる。
認証処理部13が前述した一回目の開錠指示情報を前記受取拠点BOXへ送る前に、前記受取拠点BOXから受ける前記取引IDを用いた一回目の認証要求は、一般的には、後述する物流事業者が拠点BOX3の操作部3dに入力して行う認証要求である。
サーバ装置2が前記受取拠点BOXから取得する一回目の施錠情報は、一般的には、後述する物流事業者が荷物9を受取拠点BOXに一時預けしたことを示す情報になる。
認証処理部13が前述した二回目の開錠指示情報を前記受取拠点BOXへ送る前に、前記受取拠点BOXから受ける前記取引IDを用いた二回目の認証要求は、一般的には、物品受取人が拠点BOX3の操作部3dに入力して行う認証要求である。
サーバ装置2が前記受取拠点BOXから取得する二回目の施錠情報は、一般的には、物品受取人が荷物9を受取拠点BOXから取り出して荷物9の受け取りが完了したことを示す情報になる。
(10)物品移送指示情報作成処理部15bは、上述した前記物品差出人が荷物9を前記物品受取人へ送付するにあたって荷物9を一時保管する前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受け、上述した前記物品受取人が荷物9を受け取るにあたって荷物9を一時保管する拠点BOXである前記受取拠点BOXを特定する情報を受けた後に、物流事業者が使用する物流事業者端末7に対して、前記差出拠点BOXから荷物9を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ荷物9の一時保管を行うように物品移送指示情報を送信する処理を行う。
上述したように、差出拠点BOXから一回目の施錠情報を取得すると、差出拠点BOXに荷物9が物品差出人によって一時預けが行われたとサーバ装置2において認識できる。一方、物品受取人によって受取拠点BOXが選択されると、サーバ装置2におけるこれらの情報の取得はいずれも取引IDに関連付けられている。
上述した前記物品差出人が荷物9を前記物品受取人へ送付するにあたって荷物9を一時保管する前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受け、上述した前記物品受取人が荷物9を受け取るにあたって荷物9を一時保管する拠点BOXである前記受取拠点BOXを特定する情報を受けた後とはこのような状態である。そこで、この状態では、当該取引IDに係る物品9の差出拠点BOXへの預け入れの完了、当該取引IDに係る物品9を移送すべき受取拠点BOXの情報が記憶部17の取引情報DB17aに記録されている。
そこで、物品移送指示情報作成処理部15bは、取引IDを手掛かりに物品9を取り出す拠点BOXに関する情報、物品9を移送していくべき受取拠点BOXに関する情報に、当該取引IDに関する情報とを付帯させて、物流事業者端末7に対して、前記差出拠点BOXから荷物9を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ荷物9の一時保管を行うように物品移送指示情報を送信する処理を行う。
(11)預入状態通知処理部15aは、前記差出拠点BOXから前記二回目の施錠情報を所得した後、前記差出拠点BOXから前記物流事業者によって荷物9が取り出され、前記受取拠点BOXに向けた移送が開始されたとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う。
これにより、前記物品差出人及び/又は前記物品受取人は、前記物流事業者によって前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへ荷物9の移送が開始されたことを知ることになる。
(12)預入状態通知処理部15aは、前記受取拠点BOXから前記一回目の施錠情報を取得した後、荷物9が前記受取拠点BOXに預入状態であるとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う。
これにより、前記物品差出人及び/又は前記物品受取人は、前記物流事業者が荷物9を前記受取拠点BOXへ移送したことを知ることになる。
(13)預入状態通知処理部15aは、前記受取拠点BOXから前記二回目の施錠情報を取得した後、荷物9が前記受取拠点BOXから前記物品受取人によって荷物9が取り出されたとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う。
これにより、前記物品差出人は、前記物品受取人が荷物9を受け取ったことを知ることになる。
(14)このような構成を備える本発明の完全非対面物流システム1では、物品差出人及び物品受取人は希望の拠点BOXを利用して荷物を出荷し、受取るので、従来物流システムのように物流事業者などの配送担当者と対面する必要がない。かつ、物品差出人から物品受取人へ配送される荷物に当該物品差出人及び物品受取人の氏名、住所などの個人情報を表示する必要もない。したがって、物品差出人及び物品受取人が物流事業者などの配送担当者と対面することがなく、また、当該物品差出人及び物品受取人の氏名、住所などの個人情報を知られることのない完全非対面の物流システムを提供することができる。
3.物流費
物流費算出処理部16は、前記受取拠点BOXから前記取引IDを取得して前記認証処理部が行う認証が第二回目以降の認証処理であって、当該認証処理により第二回目以降の前記開錠指示情報を作成する場合に、前記二回目の開錠指示情報を作成する前に、前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへ荷物9を移送するのに要した物流費を算出する処理を行う。算出された物流費に関する情報は、前記受取拠点BOXに送信される。
物品受取人は、前記受取拠点BOXにて、表示部3aに表示される前記物流費に関する情報に従って、表示部3aに表示される指示に従って、当該物流費を支払う。
開錠指示情報作成処理部14bは、上述した認証処理部13が前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理を行った後で、前記受取拠点BOXから前記物流費が決済された旨の情報を取得した後に、前記受取拠点BOXの収納部3eを開錠する前記二回目の開錠指示情報を前記受取拠点BOXに送信する処理を行う。
また、物流費算出処理部16は、前記差出拠点BOXから前記取引IDを取得して前記認証処理部が行う認証が第一回目の認証処理であって、当該認証処理により第一回目の開錠情報を作成する場合に、前記一回目の開錠情報を作成する前に、前記物流費に含まれる前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへ荷物9を移送するのに要する基本料金を算出し、当該料金に関する情報を、前記差出拠点BOXに送信する処理を行うこともできる。
物品差出人は、前記差出拠点BOXにて、表示部3aに表示される前記基本料金に関する情報に従って、表示部3aに表示される指示に従って、当該基本料金を支払う。
この場合、開錠指示情報作成処理部14bは、上述した認証処理部13が前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理を行った後で、前記差出拠点BOXから前記基本料金が決済された旨の情報を取得した後に、前記差出拠点BOXの収納部3eを開錠する前記一回目の開錠指示情報を前記差出拠点BOXに送信する処理を行う。
このように基本料金の決済が差出拠点BOXで行われている場合、物流費算出処理部16が、前記受取拠点BOXから前記取引IDを取得して第二回目以降の認証処理を行って、当該認証処理により第二回目以降の前記開錠指示情報を作成するときに、前記二回目の開錠指示情報を作成する前に行う算出する、前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへ荷物9を移送するのに要した物流費については、決済済の基本料金で賄われていなかった物流費にすることができる。すなわち、基本料金で賄われる移送期間・時間(例えば、差出拠点BOX、受取拠点BOXを使用できる時間)を越えた超過時間に対して費用請求する部分の料金のみを前記物流費として算出するようにできる。
物流費算出処理部16は、図3(c)図示の物流費DB17cに記憶されている各種料金体系に関する情報に基づいて、図4図示の下記の料金を算出する。
(1)基本料金
基本料金は、前記サービス提供者が提供する本発明に係る完全非対面の物流サービスを利用するのに必要な最低限の料金である。図4図示の基本料金18に関する情報は前記サービス提供者によって予め定められ、物流費DB17cに記憶されている。
基本料金については、上述した前記物品差出人が、前記差出拠点BOXにて、表示部3aに表示される前記基本料金に関する情報に従って支払い、決済を行う形態にすることができる。
あるいは、前記基本料金を前記物流費に含め、上述した前記物品受取人が、前記受取拠点BOXにて、表示部3aに表示される前記物流費に関する情報に従って、表示部3aに表示される指示に従って、支払われる態様にすることもできる。
さらには、前記基本料金を算出せず、後述する使用時間対応料金、使用距離対応料金を前記物流費に含める態様とすることもできる。
(2)使用時間対応料金
使用時間対応料金は、前記差出拠点BOXから施錠情報を取得した時点から、前記受取拠点BOXから前記取引IDを取得して行う二回目以降の認証時刻までの計測時間に対応させて算出される料金である。
図4図示の使用時間対応料金19は、前記差出拠点BOXからの前記一回目の施錠情報の取得時点から所定の経過時間までは一律に定められている。
前記経過時間は、図3(a)図示の取引情報DB17aに記憶されている差出拠点BOXからの前記一回目の施錠情報の取得時刻及び受取拠点BOXにおける前記第二回目の認証処理時刻に基づいて計測される。
また、前記使用時間対応料金には、前記差出拠点BOXからの前記一回目の施錠情報の取得時点から所定の経過時間を超えた場合に発生する単位時間あたりの時間従量料金である。
使用時間対応料金は、上述した前記物品受取人が、前記受取拠点BOXにて、表示部3aに表示される前記物流費に関する情報に従って、表示部3aに表示される指示に従って、支払われる。
(3)使用距離対応料金
使用距離対応料金は、前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとの間の距離に対応させて算出される料金である。
使用距離対応料金は、上述した前記物品受取人が、前記受取拠点BOXにて、表示部3aに表示される前記物流費に関する情報に従って、表示部3aに表示される指示に従って、支払われる。
使用距離対応料金は、例えば、下記の料金体系に基づいて算出される。
(a)同一拠点BOX配送費
前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとが同一の拠点BOX3内に設定されている場合に発生する前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへの荷物9の配送に要する料金である。図4では符号20で表している。
前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとが同一の拠点BOX3内に設定されている場合とは、同一の拠点BOX3内で前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとして設定されている収納部3eがそれぞれ異なる場合又は同一である場合をいう。
なお、同一拠点BOX配送費は、一定の金額に設定しておいてもよい。
(b)同一地区内配送費
前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとが異なる拠点BOXであって、それぞれの拠点BOX3が同一の地区内で異なる場所に設置されている場合に発生する前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへの荷物9の配送に要する料金である。図4では符号21で表している。
一の拠点BOX3と他の拠点BOX3が同一の地区内であるか、異なる地区であるかは、図3(b)図示の拠点BOXDB17bに記憶されている拠点BOX3の設置エリアに関する情報によって判別される。
同一地区内配送費21は、図3(b)図示の拠点BOXDB17bに記憶されている拠点BOXの位置情報に係る所在地に基づいて計算された前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとの間の距離に対応させて算出される。
(c)地区間配送費
前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとが異なる拠点BOX3であって、それぞれの拠点BOX3が異なる地区に設置されている場合に発生する前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへの荷物9の配送に要する料金である。図4では符号22で表している。
地区間配送費22は、図3(b)図示の拠点BOXDB17bに記憶されている拠点BOXの位置情報に係る所在地に基づいて計算された前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとの間の距離に対応させて算出される。
(4)前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとが同一の拠点BOX3内に設定されている場合に発生する前記物流費は、前記基本料金及び/又は前記使用時間対応料金と、前記同一拠点BOX配送費である。
(5)前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとが異なる拠点BOX3であって、それぞれの拠点BOX3が同一の地区内で異なる場所に設置されている場合に発生する前記物流費は、前記基本料金及び/又は前記使用時間対応料金と、前記同一地区内配送費である。
(6)前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとが異なる拠点BOX3であって、それぞれの拠点BOX3が異なる地区に設置されている場合に発生する前記物流費は、前記基本料金及び/又は前記使用時間対応料金と、前記地区間配送費である。
4.本発明による処理フロー
本発明に係る完全非対面物流システム1の処理フローの一例を図5乃至図7を参照して説明する。
(1)物品取引段階
特定の物品を差し出す物品差出人と、当該特定の物品を受け取る物品受取人との間に取引が成立する。
例えば、特定の物品を出品した出品者(物品差出人)と、当該物品を落札した購入者(物品受取人)との間で、物品を送り・受け取る合意(契約)が成立する。
このように成立した取引を特定する取引IDを発行する態様の一例は以下のとおりである。
(a−1)前記物品差出人と前記物品受取人との間の前記特定の取引が成立した後、前記物品差出人又は前記物品受取人からのアクセス、すなわち、差出人端末4又は受取人端末5を使用して前記サービス提供者が提供する本発明に係る物流サービスについてのウェブサイトへアクセスし、又は前記物流サービスについてのアプリケーションを起動し、サーバ2に前記取引IDの取得を要求する。これに応じて、サーバ装置2のID発行処理部12が取引IDを発行する(S101〜S103)。
(a−2)図5には図示していないが、物品差出人と物品受取人との間の前記特定の取引の成立が、オークションサイト、等を提供しているコマース事業者や、当該コマース事業者が提供しているウェブサイトなどを介して行われ、コマース事業者が使用しているコマース事業者端末6が前記ID発行処理部12の機能を有するID発行処理部を備えている場合である。前記物品差出人と前記物品受取人との間の前記特定の取引が成立した後、コマース事業者端末6が前記取引IDを発行し、差出人端末4及び受取人端末5と、サーバ装置2に送信する。
(a−3)前記物品差出人と前記物品受取人との間の前記特定の取引が成立した後、コマース事業者端末6がサーバ装置2へ前記取引の成立を通知するとともに、前記取引IDの発行を依頼する。これに基づいて、サーバ装置2のID発行処理部12が取引IDを発行し、コマース事業者端末6へ通知する。あるいは、コマース事業者端末6と差出人端末4及び受取人端末5に通知する。
なお、いずれも場合においても、コマース事業者端末6、あるいは、サーバ装置2は、API(Application Programming Interface)にしたがって前記取引IDを差出人端末4及び受取人端末5に送信することもできる(図示していない)。
前記取引IDは、例えば、テキスト、QRコード(登録商標)等の形式で作成される。また、前記取引IDは、前記物品差出人と前記物品受取人との間に成立した前記特定の取引を特定する情報に関連付けて、あるいは、更に、物品差出人端末4、物品受取人端末5への情報提供用の情報と関連付けされて取引情報DB17aに登録される(S104)。
(2)物品差出段階
物品差出人が近所に存在している拠点BOX3の存在を知っており、その近所の拠点BOXを利用して荷物9の発送を行おうと考えた場合、物品差出人は、近所の拠点BOX3の操作部3dを操作して、取引IDを完全非対面物流システム1に送信して認証要求を行う(S105)。
この際に、サーバ装置2の拠点BOX管理部15によって、当該認証要求が行われている拠点BOX(すなわち、物品差出人が利用開始した拠点BOX)に関する情報が、当該取引IDを使用する物品差出人によって選択された差出拠点BOXに関する情報とされ、当該差出人に係る前記取引を特定する取引IDに関連付けて、記憶部17の取引情報DB17aに記録される。
一方、物品差出人が利用可能な拠点BOX3に関する情報を持っていない場合、物品差出人は、荷物9を物品受取人へ送付するにあたって荷物9を一時保管する任意の拠点BOX3を差出拠点BOXとして選択する。
すなわち、差出人端末4から、当該差出人端末4を利用している物品差出人が利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供するよう完全非対面物流システム1に要請し、拠点BOX情報提供処理部14aから、利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を取得する。同時に、取得した、物品差出人が荷物9を差し出すにあたって荷物9を一時保管する拠点BOXを差出拠点BOXとして選択する要請に応じて、選択を行う。
この場合には、物品差出人によって、差出人端末4を介して選択された拠点BOXが、当該取引IDを使用する物品差出人によって選択された差出拠点BOXに関する情報として、当該差出人に係る前記取引を特定する取引IDに関連付けて、記憶部17の取引情報DB17aに記録される。
そして、物品差出人は、差出拠点BOXとして選択した拠点BOX3にて表示部3c及び操作部3dを使用して、取引IDを入力する(S105)。
認証処理部13は、差出拠点BOXから取引IDを用いた上述の一回目の認証要求を受けて一回目の認証処理を行う(S106)。
前記一回目の認証処理が完了すると、開錠指示情報作成処理部14bは、収納部3eを開錠する開錠指示情報を差出拠点BOXに送信する処理を行う。
差出拠点BOXの施錠管理部3fは、前記開錠指示情報に基づいて、差出拠点BOXの収納部3eを開錠する(S107)。
収納部3eに物品9が収納され、扉を閉じると、施錠管理部3fは当該収納部3eの一回目の施錠情報を作成し、サーバ装置2に送信する(S108)。
サーバ装置2が一回目の施錠情報を取得した後、預入状態通知処理部15aは、荷物9が前記差出拠点BOXに預入状態であるとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う(S109〜S111)。
これにより、物品受取人は、物品差出人が荷物9を差出拠点BOXに預けたことを知ることになる。
なお、サーバ装置2が一回目の施錠情報を取得した後、サーバ装置2がそれに対応する情報をコマース事業者端末6に送信し、これに応じて、コマース事業者端末6が、前記APIにしたがって、荷物9が差出拠点BOXに預入状態であるとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に送信することもできる(図示していない)。
物流費算出処理部16は、前記差出拠点BOXから前記一回目の施錠情報を取得した時点から、前記受取拠点BOXから前記取引IDを取得して行う二回目以降の認証時刻までの時間を計測する(S112)。
(3)物品受取先指定段階
前記物品受取人は、受取人端末5を使用して前記サービス提供者が提供する本発明に係る物流サービスについてのウェブサイトへアクセスし、又は前記物流サービスについてのアプリケーションを起動し、前記取引IDを入力する(S113)。
認証処理部13は、受取人端末5から前記取引IDを用いた認証要求を受けて認証処理を行う(S114)。
前記認証処理が完了すると、拠点BOX情報提供処理部14aは、受取人端末5に対して、利用可能な複数の拠点BOX3に関する拠点BOX情報を提供し、前記物品受取人が荷物9を受け取るにあたって荷物9を一時保管する拠点BOXを受取拠点BOXとして選択するように前記物品受取人に対して促す処理を行う(S115)。
前記物品受取人は、受取人端末5を使用して、前記拠点BOX情報の中から荷物9を受け取るにあたって荷物9を一時保管する拠点BOX3を受取拠点BOXとして選択する(S116)。
拠点BOX管理部14は、サーバ装置2が受取人端末5から取得した前記受取拠点BOXを特定する情報を前記取引IDに関連付けて取引情報DB17aに登録する(S117)。
物品移送指示情報作成処理部15bは、物流事業者が使用する物流事業者端末7に対して、前記差出拠点BOXから荷物9を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ荷物9の一時保管を行うように物品移送指示情報を送信する処理を行う(S118、S119)。
この物品移送指示情報作成処理部15bによる、物流事業者端末7への物品移送指示情報の送信処理は、所定の取引IDに係る物品9の差出拠点BOXへの預け入れの完了(第一回目の施錠情報のサーバ装置2での取得)、当該所定の取引IDに係る物品9を物品受取人が受け取るための一時保管に利用する受取拠点BOXに関する情報のサーバ装置2での取得という上述した工程を経た後に行われる。
すなわち、物品差出人が荷物9を物品受取人へ送付するにあたって荷物9を一時保管する差出拠点BOXから取引IDを用いた認証要求をサーバ装置2が受け、物品受取人が荷物9を受け取るにあたって荷物9を一時保管する拠点BOXである受取拠点BOXを特定する情報をサーバ装置2が受けた後である。
そこで、サーバ装置2の記憶部17の取引情報DB17aには、取引IDに係る物品9が一時預けされた差出拠点BOXの情報と、当該取引IDに係る物品9を物品受取人が受け取るにあたって一時保管する拠点BOXである受取拠点BOXの情報とが、前記取引IDに関連づけて記憶されている。
そこで、物品移送指示情報作成処理部15bが物流事業者端末7へ送信する物品移送指示情報には、前記取引IDと、前記取引IDに係る物品9が一時預けされた差出拠点BOXに関する情報と、前記取引IDに係る物品9を物品受取人が受け取るにあたって一時保管する拠点BOXである受取拠点BOXに関する情報とが付帯されている。
物流事業者端末7を使用している物流事業者は、これらの情報に従って、荷物9の移送を行う。
なお、サーバ装置2から、前述した物品移送指示情報に含まれている情報がコマース事業者端末6に通知され、コマース事業者端末6がAPIにしたがって前記情報を物流事業者端末7に送信することもできる(図示していない)。
(4)物品配送段階
前記物流事業者は、前記物品移送指示情報に基づいて、前記差出拠点BOXに係る拠点BOX3にて表示部3c及び操作部3dを使用して前記取引IDを入力する(201)。
認証処理部13は、前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて認証処理を行う(S202)。これは、前記差出拠点BOXから受け取る、前記取引IDを用いた二回目の認証要求になる。
前記認証処理が完了すると、開錠指示情報作成処理部14bは、前記差出拠点BOXの収納部3eを開錠する開錠指示情報を前記差出拠点BOXに送信する処理を行う。前記差出拠点BOXの施錠管理部3fは、前記開錠指示情報に基づいて、物品9が一時保管されている収納部3eを開錠する(S203)。
収納部3eから物品9が取り出され、扉を閉じると、施錠管理部3fは当該収納部3eの二回目の施錠情報を作成し、サーバ装置2に送信する(S204)。
預入状態通知処理部15aは、前記差出拠点BOXから前記二回目の施錠情報を所得した後、前記差出拠点BOXから前記物流事業者によって荷物9が取り出され、前記受取拠点BOXに向けた移送が開始されたとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う(S205〜S207)。これにより、前記物品差出人及び前記物品受取人は、前記物流事業者によって前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへ荷物9の移送が開始されたことを知ることになる。
なお、コマース事業者端末6がAPIにしたがって前記情報を差出人端末4及び受取人端末5に送信することもできる(図示していない)。
前記物流事業者は、前記物品移送指示情報に基づいて、前記受取拠点BOXに係る拠点BOX3にて表示部3c及び操作部3dを使用して前記取引IDを入力する(S208)。
認証処理部13は、前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて認証処理を行う(S209)。これは、前記受取拠点BOXから受け取る、前記取引IDを用いた一回目の認証要求、認証処理になる。
前記認証処理が完了すると、開錠指示情報作成処理部14bは、前記受取拠点BOXの収納部3eを開錠する一回目の開錠指示情報を前記受取拠点BOXに送信する処理を行う。前記受取拠点BOXの施錠管理部3fは、前記開錠指示情報に基づいて、収納部3eを開錠する(S210)。
収納部3eに物品9が収納され、扉を閉じると、施錠管理部3fは前記受取拠点BOXの一回目の施錠情報を作成し、サーバ装置2に送信する(S211)。
預入状態通知処理部15aは、前記受取拠点BOXから前記一回目の施錠情報を取得した後、荷物9が前記受取拠点BOXに預入状態であるとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う(S212〜S214)。これにより、前記物品差出人及び前記物品受取人は、前記物流事業者が荷物9を前記受取拠点BOXへ移送したことを知ることになる。
なお、コマース事業者端末6がAPIにしたがって前記情報を差出人端末4及び受取人端末5に送信することもできる(図示していない)。
(5)物品受取段階
前記物品受取人は、選択した前記受取拠点BOXに係る拠点BOX3にて表示部3c及び操作部3dを使用して前記取引IDを入力する(S301)。
認証処理部13は、前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて認証処理を行う(S302)。これは、前記受取拠点BOXから受け取る、前記取引IDを用いた二回目の認証要求、認証処理になる。
前記認証処理が完了すると、物流費算出処理部16は、前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへ荷物9を移送するのに要した物流費を算出する処理を行う(S303)。算出された物流費に関する情報は、前記受取拠点BOXに送信される(S304)。
前記物品受取人は、前記受取拠点BOXにて、前記物流費に関する情報に従って当該物流費を支払う。
開錠指示情報作成処理部14bは、認証処理部13が前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理(すなわち、二回目の認証処理)を行った後、前記受取拠点BOXから前記物流費が決済された旨の情報を取得した後に(S305)、前記受取拠点BOXの収納部3eを開錠する二回目の開錠指示情報を前記差出拠点BOXに送信する処理を行う(S306)。前記差出拠点BOXの施錠管理部3fは、前記開錠指示情報に基づいて、物品9が一時保管されている収納部3eを開錠する。
収納部3eから物品9が取り出され、扉を閉じると、施錠管理部3fは前記受取拠点BOXの二回目の施錠情報を作成し、サーバ装置2に送信する(S307)。
預入状態通知処理部15aは、荷物9が前記受取拠点BOXから前記物品受取人によって荷物9が取り出されたとの所定の情報を差出人端末4及び/又は受取人端末5に通知する処理を行う(S308〜S310)。これにより、前記物品差出人は、前記物品受取人が荷物9を受け取ったことを知ることになる。
なお、コマース事業者端末6がAPIにしたがって前記情報を差出人端末4及び受取人端末5に送信することもできる(図示していない)。
上述した実施形態では、拠点BOX3の利用について、物品差出人と物品受取人が異なり、物品差出人が選択する差出拠点BOXと物品受取人が選択する受取拠点BOXが異なる態様について説明をしている。この他、以下の態様についても本発明に係る物流システムの実施は可能である。
(a)物品差出人と物品受取人が異なり、差出拠点BOXと受取拠点BOXが同一となる態様
この場合、上記(3)において、物品受取人は、受取人端末5を使用して、前記拠点BOX情報の中から物品差出人が選択した差出拠点BOXを受取拠点BOXとして選択する。
また、上記(3)において、物品移送指示情報作成処理部15bは、前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXが同一であり、物品9の移送は不要であるとの物品移送指示情報を物流事業者端末7へ送信する。
そこで、上記(4)の処理は省略され、前記物品受取人は、上記(4の預入状態通知処理部15aが受取人端末5に通知する、荷物9が前記差出拠点BOXに預入状態であるとの所定の情報に基づいて、上記(5)の処理にしたがって物品9を受け取る。
(b)物品差出人と物品受取人が同一で、差出拠点BOXと受取拠点BOXが異なる態様
例えば、同一人が一の拠点BOX3から自宅の近くに設置されている他の拠点BOX3に手荷物等を移送する態様である。
この場合、上記(2)の差出拠点BOXの選択は、物品差出人でもある物品受取人が行う。当該物品受取人は上記(5)の処理にしたがって物品9を受け取る。
上記の他にも、本発明を、同一人が同一拠点BOXへ手荷物等を一時預かる有料のロッカーとして利用することができる。
5.以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
1 完全非対面物流システム
2 サーバ装置
3 拠点BOX
4 差出人端末
5 受取人端末
6 コマース事業者端末
7 物流事業者端末
8a、8b 通信ネットワーク
9 荷物
10 情報送受信部
11 制御部
12 ID発行処理部
13 認証処理部
14 拠点BOX管理部
15 物品移送管理部
16 物流費算出処理部
17 記憶部
18 基本料金
19 使用時間対応料金
20 同一拠点BOX配送費
21 同一地区内配送費
22 地区間配送費

Claims (17)

  1. ネットワークに接続されているコンピュータからなり、
    記憶部を備えていて、当該記憶部に、特定の物品を差し出す物品差出人と、当該特定の物品を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する取引IDが登録され、更に、
    前記取引IDを用いた認証要求を受けた際に認証処理を行う認証処理部と、
    前記物品差出人が前記特定の物品を前記物品受取人へ送付するにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受け、前記物品受取人が前記送付される前記特定の物品を受け取るにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである受取拠点BOXを特定する情報を受けた後に、物流事業者が使用する物流事業者端末に対して、前記差出拠点BOXから前記特定の物品を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ前記特定の物品の一時保管を行うように物品移送指示情報を出す物品移送指示情報作成処理部と、
    前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記差出拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記差出拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記差出拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成し、前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記受取拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記受取拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記受取拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成する拠点BOX管理部と
    を備えている完全非対面物流システム。
  2. 前記記憶部には、更に、前記物品差出人を特定する物品差出人IDと、前記物品受取人を特定する物品受取人IDとがそれぞれ前記取引IDに関連付けて登録される請求項1記載の完全非対面物流システム。
  3. ネットワークに接続されているコンピュータからなり、
    記憶部と、
    特定の物品を差し出す物品差出人と、当該特定の物品を受け取る物品受取人との間に成立した特定の取引を特定する取引IDを発行するID発行処理部と、
    前記取引IDを用いた認証要求を受けた際に認証処理を行う認証処理部と、
    前記物品差出人が前記特定の物品を前記物品受取人へ送付するにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受け、前記物品受取人が前記送付される前記特定の物品を受け取るにあたって前記特定の物品を一時保管する拠点BOXである受取拠点BOXを特定する情報を受けた後に、物流事業者が使用する物流事業者端末に対して、前記差出拠点BOXから前記特定の物品を取り出して前記受取拠点BOXへ移送し、前記受取拠点BOXへ前記特定の物品の一時保管を行うように物品移送指示情報を出す物品移送指示情報作成処理部と、
    前記差出拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記差出拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記差出拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記差出拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成し、前記受取拠点BOXから前記取引IDを用いた認証要求を受けて前記認証処理部が認証を行った後、前記受取拠点BOXに向けて送出される開錠指示情報であって前記受取拠点BOXが備えている施錠管理部に対して前記受取拠点BOXにおける施錠されている所定の収納部を開錠する処理を行うように促す開錠指示情報を作成する拠点BOX管理部と
    を備えている完全非対面物流システム。
  4. 前記ID発行処理部は、更に、前記物品差出人を特定する物品差出人IDと、前記物品受取人を特定する物品受取人IDとをそれぞれ前記取引IDに関連付けて発行する請求項3記載の完全非対面物流システム。
  5. 前記認証処理部は、更に、物品差出人ID又は前記物品受取人IDを用いた認証要求を受けた際にそれぞれ認証処理を行う
    請求項2又は4記載の完全非対面物流システム。
  6. 前記物品受取人が使用する物品受取人端末から前記受取拠点BOXを特定する情報を受けたときに、前記拠点BOX管理部により、前記受取拠点BOXに関する情報が前記取引IDに関連付けられて前記記憶部に登録される
    請求項5記載の完全非対面物流システム。
  7. 前記物品受取人が使用する物品受取人端末に対して、利用可能な複数の前記拠点BOXに関する情報を提供し、前記物品受取人が前記特定の物品を前記物品差出人から受け取るにあたって前記特定の物品を一時保管する受取拠点BOXを選択するように促す拠点BOX情報提供処理部を更に備えている
    請求項1〜6のいずれか一項記載の完全非対面物流システム。
  8. 前記拠点BOX情報提供処理部は、前記物品差出人が使用する物品差出人端末に対して、利用可能な複数の前記拠点BOXに関する情報を提供し、前記物品差出人が前記特定の物品を前記物品受取人へ送付するにあたって前記特定の物品を一時保管する差出拠点BOXを選択するように促す
    請求項7記載の完全非対面物流システム。
  9. 物流費算出処理部を更に備えており、
    前記受取拠点BOXから前記取引IDを取得して前記認証処理部が行う認証が第二回目以降の認証処理であって、当該認証処理により第二回目以降の開錠指示情報を送出する場合に、
    前記開錠指示情報を送出する前に、物流費算出処理部が算出した物流費に関する情報が前記受取拠点BOXに送出され、
    前記受取拠点BOXから当該物流費が決済された旨の情報を受け取った後に前記第二回目以降の開錠指示情報が送出されるようにする
    請求項1〜8のいずれか一項記載の完全非対面物流システム。
  10. 物流費算出処理部が算出する前記物流費には、前記差出拠点BOXから施錠情報を取得した時点から、前記受取拠点BOXから前記取引IDを取得して行う前記第二回目以降の認証処理までの時間を計測し、当該計測した時間に対応させて算出された使用時間対応料金が含まれている
    請求項9記載の完全非対面物流システム。
  11. 物流費算出処理部が算出する前記物流費には、前記差出拠点BOXと前記受取拠点BOXとの間の距離に対応させて算出された使用距離対応料金が含まれている
    請求項9又は10記載の完全非対面物流システム。
  12. 物流費算出処理部を更に備えており、
    当該物流費算出処理部が算出する前記物流費には、前記特定の物品を前記差出拠点BOXに一時保管し、前記特定の物品を前記差出拠点BOXから前記受取拠点BOXへ移送し、前記特定の物品を前記受取拠点BOXに一時保管するのに必要な基本料金が含まれ、
    前記差出拠点BOXから前記取引IDを取得して前記認証処理部が行う認証が第一回目の認証処理であって、当該認証処理により第一回目の開錠情報を送出する場合に、
    前記開錠情報を送出する前に、前記物流費算出処理部が算出した前記基本料金に関する情報が前記差出拠点BOXに送出され、
    前記差出拠点BOXから当該基本料金が決済された旨の情報を受け取った後に前記開錠情報が送出されるようにする
    請求項1〜8のいずれか一項記載の完全非対面物流システム。
  13. 前記受取拠点BOXから前記取引IDを取得して前記認証処理部が行う認証が第二回目以降の認証処理であって、当該認証処理により第二回目以降の開錠指示情報を送出する場合に、前記開錠指示情報を送出する前に、物流費算出処理部が算出する物流費は、前記決済された基本料金で賄われていなかった物流費である
    請求項12記載の完全非対面物流システム。
  14. 前記差出拠点BOXから一回目の施錠情報を取得した後に、前記物品差出人が使用する物品差出人端末及び/又は前記物品受取人が使用する物品受取端末に対して、前記差出拠点BOXに前記特定の物品が預入されたとの情報を通知する預入状態通知処理部
    を更に備えている請求項1〜13のいずれか一項記載の完全非対面物流システム。
  15. 前記預入状態通知処理部は、前記差出拠点BOXから二回目の施錠情報を取得した後に、前記物品差出人が使用する物品差出人端末及び/又は前記物品受取人が使用する物品受取端末に対して、前記差出拠点BOXから前記物流事業者によって前記特定の物品が取り出され、前記受取拠点BOXに向けた移送が開始されたとの情報を通知する
    請求項14記載の完全非対面物流システム。
  16. 前記預入状態通知処理部は、前記受取拠点BOXから一回目の施錠情報を取得した後に、前記物品差出人が使用する物品差出人端末及び/又は前記物品受取人が使用する物品受取端末に対して、前記受取拠点BOXに前記特定の物品が預入されたとの情報を通知する
    請求項15記載の完全非対面物流システム。
  17. 前記預入状態通知処理部は、前記受取拠点BOXから二回目の施錠情報を取得した後に、前記物品差出人が使用する物品差出人端末及び/又は前記物品受取人が使用する物品受取端末に対して、前記受取拠点BOXから前記物品受取人によって前記特定の物品が取り出されとの情報を通知する
    請求項16記載の完全非対面物流システム。
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