JP2008197743A - 取引仲介装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを介した物品の取引において、購入者の個人情報を可能な限り秘匿して物品の配送を行う。
【解決手段】仲介サーバ1は、商品コードを取得したら、発送コードを生成する(Sc1、Sc2)。発送コードは、商品の宛先(購入者の住所等)に関連付けられている。仲介サーバ1はこの発送コードを販売者の通信端末3に通知し、販売者はこれを配送拠点Aに通知する(Sc3、Sc4)。仲介サーバ1は、この発送コードを通信端末4aから受信したら、商品の宛先を特定し、通信端末4aに通知する(Sc5、Sc6、Sc7)。このようにすることで、販売者に購入者の住所等を知られることなく、商品を宛先まで配送することが可能となる。
【選択図】図15
【解決手段】仲介サーバ1は、商品コードを取得したら、発送コードを生成する(Sc1、Sc2)。発送コードは、商品の宛先(購入者の住所等)に関連付けられている。仲介サーバ1はこの発送コードを販売者の通信端末3に通知し、販売者はこれを配送拠点Aに通知する(Sc3、Sc4)。仲介サーバ1は、この発送コードを通信端末4aから受信したら、商品の宛先を特定し、通信端末4aに通知する(Sc5、Sc6、Sc7)。このようにすることで、販売者に購入者の住所等を知られることなく、商品を宛先まで配送することが可能となる。
【選択図】図15
Description
本発明は、ネットワークを介した商品の取引における安全性を向上させるための技術に関する。
近年、インターネット等のネットワークを介して、見知らぬ者どうしが顔を合わせずに物品を取引する行為が一般的になりつつある。この種の行為としては、オークション形式による商品の売買、いわゆるネットオークションが代表的である(例えば、特許文献1参照)。また、携帯電話機を用いてインターネットにアクセスすることが容易になったことで、携帯電話機を用いて商品の売買を行うことも一般的となり、かかる行為の普及をますます促進させている。
一般に、ネットワークを介した商品の売買においては、販売者(出品者)によってWebサイト等に出品された商品を購入する際に、購入者が住所や氏名等を宛先として販売者に通知している。そして、販売者は、配送業者に商品の配送を委託するなどして、通知された宛先に商品を発送している。
特開2004−5644号公報
しかし、ネットワークを介した商品の売買においては、購入者からは販売者の素性が明らかでない場合がある。特に、ネットオークションのようなシステムにおいては、このようなことが往々にして起こり得る。かかる場合に、住所や氏名等の個人情報を販売者に通知してしまうと、個人情報を悪用されたり、第三者に漏洩されたりする可能性が否定できない。それゆえ、購入者においては、個人情報を開示することがシステムを利用する上での障壁(エントリーバリア)となって、このようなシステムでの商品の購入を憚られることがあった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ネットワークを介した物品の取引において、購入者の個人情報を可能な限り秘匿して物品の配送を行うことを可能にする技術を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明に係る取引仲介装置は、その一態様として、商品の購入要求に対応し、当該商品を特定可能である商品コードを(商品の購入者が利用する)第1の通信端末から取得する第1の取得手段と、前記第1の取得手段により前記商品コードが取得された場合に、当該商品コードにより特定される商品の取引を一意的に特定可能な発送コードを生成するコード生成手段と、前記商品の発送先として指定される宛先と、前記コード生成手段により生成された発送コードとを関連付ける関連付け手段と、前記コード生成手段により生成された発送コードを(商品の販売者が利用する)第2の通信端末に通知する第1の通知手段と、前記コード生成手段により生成された発送コードを(配送業者が利用する)第3の通信端末から取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段により発送コードが取得された場合に、前記関連付け手段により当該発送コードに関連付けられた宛先を前記第3の通信端末に通知する第2の通知手段とを備えることを特徴とする。
また、上述した態様において、前記商品コードと、当該商品コードにより特定される商品の内容を表す商品情報とを関連付けて記憶する商品情報記憶手段と、前記第1の取得手段により取得された商品コードにより特定される商品を表す商品情報を前記商品情報記憶手段から読み出し、当該商品情報を前記第1の通信端末に通知する第3の通知手段とを備え、前記コード生成手段は、前記第3の通知手段により前記商品情報が通知された後に前記第1の取得手段により前記商品コードが取得された場合に、当該商品コードにより特定される商品の取引を一意的に特定する発送コードを生成する構成としてもよい。
また、上述した態様において、前記第3の通信端末は、配送エリアが異なる複数の配送拠点を有する配送業者により利用され、前記複数の配送拠点のそれぞれに備えられた複数の通信端末のいずれかであって、前記コード生成手段は、前記複数の配送拠点のうち、前記宛先を配送エリアに含む配送拠点を前記商品の第1の発送先として指定する発送コードを生成し、前記第2の通知手段は、前記第3の通信端末が前記第1の発送先である配送拠点に備わる通信端末である場合に、前記関連付け手段により当該発送コードに関連付けられた宛先を第2の発送先として当該第3の通信端末に通知する構成としてもよい。この場合において、前記第2の通知手段は、前記第3の通信端末が前記第1の発送先である配送拠点と異なる配送拠点に備わる通信端末である場合には、前記宛先の通知を行わないようにしてもよい。
また、上述した態様において、前記第3の通信端末は、配送エリアが異なる複数の配送拠点を有する配送業者により利用され、前記複数の配送拠点のそれぞれに備えられた複数の通信端末のいずれかであって、前記配送業者は、前記商品の発送先として指定される宛先へと商品を配送する第1の配送拠点と、前記第1の配送拠点と異なる第2の配送拠点とを有し、前記第2の通知手段は、前記第3の通信端末が前記第2の配送拠点に備わる通信端末である場合に、前記第1の配送拠点を第1の発送先として当該第3の通信端末に通知し、前記第3の通信端末が前記第1の配送拠点に備わる通信端末である場合に、前記関連付け手段により当該発送コードに関連付けられた宛先を第2の発送先として当該第3の通信端末に通知する構成としてもよい。
また、上述した態様において、前記商品が前記宛先へと配送された旨の情報を取得する第4の取得手段と、前記第4の取得手段により前記情報が取得された場合に、前記商品の取引に係る決済を行うための処理を実行する決済処理実行手段とをさらに備える構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した取引仲介装置のみならず、他の形態により提供されることも可能である。例えば、本発明は、上述した取引仲介装置の機能を実現するためのプログラムとしても提供され得るし、かかるプログラムを記憶した記録媒体としても提供され得る。また、上述した取引仲介装置の機能を実現するためのプログラムをネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせることも可能である。かかるプログラムとは、例えば、商品の購入要求に対応し、当該商品を特定可能であるを第1の通信端末から取得する処理と、前記商品コードが取得された場合に、当該商品コードにより特定される商品の取引を一意的に特定可能な発送コードを生成する処理と、前記商品の発送先として指定される宛先と、前記生成された発送コードとを関連付ける処理と、前記生成された発送コードを第2の通信端末に通知する処理と、前記生成された発送コードを第3の通信端末から取得する処理と、前記第3の通信端末から前記発送コードが取得された場合に、当該発送コードに関連付けられた宛先を前記第3の通信端末に通知する処理とを実行させるプログラムである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。以下では、インターネットを介して商品を売買するためのシステムに本発明を適用した実施形態を例示して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る取引仲介システム100の全体構成を概略的に示した図である。同図に示すように、本実施形態の取引仲介システム100は、仲介サーバ1と、通信端末2、3、4a、4bおよび4cと、決済サーバ5と、インターネット6と、移動パケット通信網7とを備える。なお、以下において、通信端末4a、4bおよび4cの各々を区別する必要がない場合には、これらを総称して「通信端末4」という。また、同図においては省略するものの、実際のシステムには図に示したよりも多数の通信端末2、3、4および決済サーバ5が存在し得る。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る取引仲介システム100の全体構成を概略的に示した図である。同図に示すように、本実施形態の取引仲介システム100は、仲介サーバ1と、通信端末2、3、4a、4bおよび4cと、決済サーバ5と、インターネット6と、移動パケット通信網7とを備える。なお、以下において、通信端末4a、4bおよび4cの各々を区別する必要がない場合には、これらを総称して「通信端末4」という。また、同図においては省略するものの、実際のシステムには図に示したよりも多数の通信端末2、3、4および決済サーバ5が存在し得る。
仲介サーバ1は、商品の売買を仲介するためのサーバ装置であり、インターネット6を介して購入者、販売者および配送業者の通信端末と情報のやりとりを行う。仲介サーバ1は、本実施形態に特徴的な機能に加え、Webサーバとしての一般的な機能を有する。また、本実施形態においては、仲介サーバ1は後述のパケット移動通信サービスを提供する通信事業者(いわゆるキャリア)によって管理されているものとする。
通信端末2は、購入者が所有する通信端末であり、通信端末3は、販売者が所有する通信端末である。なお、通信端末2および3は、ここでは携帯電話機等の移動通信端末とする。通信端末4は、いずれも配送業者が所有する通信端末であり、ここではパーソナルコンピュータとする。決済サーバ5は、銀行やクレジットカード会社等の決済機関が所有するサーバ装置であり、商品の売買に係る決済を行う。
インターネット6は、上述のサーバ装置や通信端末を相互に接続するためのネットワークであり、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)や、そのTCP/IP上で実現されるHTTP(HyperText Transfer Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などに準拠した手順でデータを伝送する。インターネット6は、図示せぬサーバ装置やルータを有している。移動パケット通信網7は、移動通信端末である通信端末2および3にパケット移動通信サービスを提供するためのネットワークであり、TCP/IPを簡素化したプロトコルや、そのプロトコル上で実現されるHTTPに相当するプロトコルなどに準拠した手順でデータを伝送する。移動パケット通信網7は、図示せぬ基地局や交換局の他、ゲートウェイサーバ71を有している。ゲートウェイサーバ71は、プロトコル変換などを行うサーバ装置であり、インターネット6と移動パケット通信網7の間での相互通信を実現する。
なお、本システムにおいて、販売者、購入者および配送業者は、それぞれ以下の行為を行う者である。すなわち、販売者とは、商品をインターネット6やその他の媒体を用いて販売すべく出品する者であり、購入者とは、販売者が出品する商品を購入する者であり、配送業者とは、販売者からの委託の下、購入者が購入する商品を指定された宛先に配送する者である。
販売者および購入者は、それぞれ、あらかじめ移動パケット通信網7の利用契約を上述の通信事業者と締結しており、通信端末2および3を用いてパケット移動通信サービスを行うことが可能となっている。以下では、移動パケット通信網7の利用契約を締結している者のことを「加入者」という。つまり、本実施形態においては、販売者と購入者はともに加入者である。
また、配送業者は、各地に配送拠点(A、BおよびC)を有しており、それぞれの配送拠点に通信端末を備えている。また、それぞれの配送拠点にはあらかじめ決められた配送エリアがあり、それぞれの配送拠点は、自所の配送エリア内の住所を宛先とする配送物(すなわち商品)については、その宛先へと配送し、自所の配送エリア外の住所を宛先とする配送物については、その宛先を配送エリアに含む配送拠点に配送する。また、配送拠点には、配送物の集荷と配送とを行うものや、配送物の集荷のみを行うものも含まれる。このような配送拠点としては、配送業者の営業所の他、配送業者との契約の下に集荷を代行するコンビニエンスストア等の店舗が含まれる。
続いて、仲介サーバ1、通信端末2および4の構成をより詳細に説明する。なお、通信端末3は、記憶されているデータは異なるものの、物理的な構成は通信端末2と基本的に同様である。また、決済サーバ5も、記憶されているデータは異なるものの、物理的な構成は仲介サーバ1と基本的に同様である。そのため、通信端末3および決済サーバ5については、ハードウェア構成の説明を省略する。
図2は、仲介サーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、仲介サーバ1は、制御部11と、記憶部12と、通信部13とを備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)を備えた演算装置であり、記憶部12に記憶されたプログラム121を実行することにより所定の処理を実行する。記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置であり、上述のプログラム121に加えて、管理データベース122とコンテンツデータ123とを記憶する。コンテンツデータ123は、仲介サーバ1がWebサーバとして公開するWebページに用いられるコンテンツ(HTMLデータや画像データ)を含んでいる。通信部13は、仲介サーバ1をインターネット6に接続するためのインタフェース装置であり、仲介サーバ1と外部装置との間でのデータのやりとりを可能にする。
ここで、記憶部12に記憶された管理データベース122について説明する。管理データベース122は、加入者に関する情報や本システムを介して売買される商品の情報を統合的に管理するためのデータベースである。管理データベース122は、加入者情報テーブルTB1と、商品情報テーブルTB2と、発送情報テーブルTB3とを有する。
図3は、加入者情報テーブルTB1の内容を示す図である。同図に示すように、加入者情報テーブルTB1は、「加入者ID」、「加入者識別情報」、「加入者名」、「加入者住所」および「決済情報」の5列のフィールドにより構成されるレコード(行)の集合体である。これらのフィールドに記憶される値(データ)は、以下の通りである。
「加入者ID」のフィールドには、加入者情報テーブルTB1の各レコードを一意的に特定するための値が記憶される。「加入者ID」の値は、各々のレコードについて重複することがないように適当に定められる。「加入者識別情報」のフィールドには、加入者の移動通信端末から取得される加入者毎に異なる値が記憶される。「加入者識別情報」の値は、例えば、契約時に加入者に割り当てられた電話番号であってもよいし、加入者の正当性を証明するためにあらかじめ決められた識別情報(以下「電子証明書」という。)であってもよい。「加入者名」および「加入者住所」のフィールドには、それぞれ、契約時に加入者が登録した自身の氏名および住所を表す値が記憶される。また、「決済情報」のフィールドには、契約時に加入者が登録した通信料等の決済手段を特定する値が記憶される。「決済情報」の値は、例えば、銀行の口座番号やクレジットカードのカード番号である。
次に、図4は、商品情報テーブルTB2の内容を示す図である。同図に示すように、商品情報テーブルTB2は、「商品ID」、「商品名」、「価格」、「販売個数」、「商品説明」、「商品画像」、「販売者表示名」、「商品コード」および「販売者名」の9列のフィールドにより構成されるレコードの集合体である。これらのフィールドに記憶される値(データ)は、以下の通りである。
「商品ID」のフィールドには、商品情報テーブルTB2の各レコードを一意的に特定するための値が記憶される。「商品ID」の値は、各々のレコードについて重複することがないように適当に定められる。「商品名」、「価格」、「販売数」、「商品説明」、「商品画像」および「販売者表示名」のフィールドには、それぞれ、販売者により出品された商品の名称、希望小売価格、販売数、説明文、画像データの格納場所(リンク等)および販売者の氏名または呼称(ニックネーム、商号等)を表す値が記憶される。これらの値は、いずれも商品の性質や内容を表す情報(以下「商品情報」という。)であり、商品を出品する際に販売者が登録するものである。なお、「販売数」の値は、その商品の売買が成立する毎に減少する。「商品コード」のフィールドには、販売者により出品された商品をインターネット6を介して閲覧するための値が記憶される。「商品コード」の値は、仲介サーバ1によって生成される値であり、例えば、その商品の照会のためのWebページのURI(Uniform Resource Identifier)を含んでいる。なお、「商品コード」の値は、URIをそのままの形式で含むものであってもよいし、所定の方式によって符号化された形式で含んでもよい。
また、「販売者名」のフィールドには、その商品の販売者を表す値が記憶されている。「販売者名」の値は、加入者情報テーブルTB1の「加入者ID」を用いて記述されている。すなわち、各レコードの「販売者名」の値は、加入者情報テーブルTB1に関連付けられて記憶されており、仲介サーバ1は、これらの値に基づいて加入者情報テーブルTB1の該当レコードを参照することにより、販売者の氏名(加入者名)や住所(加入者住所)等の個人情報を特定することができるようになっている。
続いて、図5は、発送情報テーブルTB3の内容を示す図である。同図に示すように、発送情報テーブルTB3は、「発送ID」、「発送コード」、「購入者名」および「対象商品」の4列のフィールドにより構成されるレコードの集合体である。これらのフィールドに記憶される値(データ)は、以下の通りである。
「発送ID」のフィールドには、発送情報テーブルTB3の各レコードを一意的に特定するための値が記憶される。「発送ID」の値は、各々のレコードについて重複することがないように適当に定められる。「発送コード」のフィールドには、商品の売買をその取引毎に一意的に特定するための値が記憶される。「発送コード」の値は、取引が成立する毎に生成される。なお、「発送コード」の値は、表意性のない文字や記号の羅列であり、人間が見たときに特段の意味を有さないようになっている。「購入者名」のフィールドには、そのレコードにより特定される取引における購入者を表す値が記憶されている。「対象商品」のフィールドには、そのレコードにより特定される取引において売買される商品を表す値が記憶されている。
「購入者名」の値は、加入者情報テーブルTB1の「加入者ID」を用いて記述されている。すなわち、各レコードの「購入者名」の値は、加入者情報テーブルTB1に関連付けられて記憶されており、仲介サーバ1は、これらの値に基づいて加入者情報テーブルTB1の該当レコードを参照することにより、購入者の氏名(加入者名)や住所(加入者住所)等の個人情報を特定することができるようになっている。
また、「対象商品」の値は、商品情報テーブルTB2の「商品ID」を用いて記述されている。すなわち、各レコードの「対象商品」の値は、商品情報テーブルTB2に関連付けられて記憶されており、仲介サーバ1は、これらの値に基づいて商品情報テーブルTB2の該当レコードを参照することにより、各レコードが表す取引に係る商品や、その商品の販売者の個人情報を特定することができるようになっている。
ここで図6は、これらの各テーブルの参照関係を示す図である。同図において示した矢印は、参照元のフィールドと参照先のフィールドとを表しており、矢印の始点のフィールドの値が矢印の終点のフィールドの値を参照して記述されていることを意味している。つまり、図3〜5に示した例で説明すると、「発送ID」として“00000001”が割り当てられている取引は、「購入者名」に“0000000002”が記憶されているから、この購入者の氏名は「加入者ID」が“0000000002”である“鈴木 花子”であり、また、「対象商品」に“000001”が記憶されているから、この商品は「商品ID」が“000001”である“コート”であることを示している。このように、所定のフィールドによってそれぞれのテーブルのレコードを関連付けることにより、ある取引に係る発送コードに基づいて、その取引における購入者や商品に関する情報を参照することができる。同様に、ある商品に係る商品コードに基づいて、その商品の販売者に関する情報を参照することができる。
続いて、通信端末2の構成を図7のブロック図を参照しながら説明する。同図に示すように、通信端末2は、制御部21と、無線通信部26と、操作部27と、表示部28と、UIM(User Identity Module)インタフェース部29と、撮像部20とを備える。制御部21は、CPU22、ROM(Read Only Memory)23、RAM24およびEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)25を備え、CPU22がRAM13をワークエリアとして用いてROM23やEEPROM25に記憶されたプログラムを実行し、これにより通信端末2の各部の動作を制御する。無線通信部26はアンテナ261を備え、移動パケット通信網7とのデータの送受信を無線で行う。操作部27はボタン等の操作子を備え、操作者(加入者)の操作に応じた操作信号を制御部21に供給する。表示部28は液晶ディスプレイや液晶駆動回路を備えており、制御部21からの指示に応じて各種の情報を表示する。UIMインタフェース部29は、通信端末2に装着されたUIM29aと通信を行う。UIM29aは通信端末2に着脱自在なICカードであり、上述した電子証明書を記憶する記憶領域を有する。撮像部20は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を有するイメージセンサを備え、感知した光に応じた画像データを生成する。なお、制御部21は、撮像部20により生成された画像データに基づいて、後述する2次元コードを認識する機能を有する。
ROM23は、あらかじめいくつかのプログラムを記憶している。以下ではこれを「プリインストールプログラム」という。具体的には、プリインストールプログラムは、マルチタスクオペレーティングシステム(以下「マルチタスクOS」という。)、Java(登録商標)プラットフォームおよびネイティブアプリケーションの各プログラムである。これらのプログラムについて概説すると、まず、マルチタスクOSは、TSS(Time-Sharing System)による複数タスクの擬似的な並列実行を実現するために必要な仮想メモリ空間の割り当てなどの各種機能をサポートしたオペレーティングシステムである。Javaプラットフォームは、マルチタスクOSを搭載した携帯機器において後述するJava実行環境214を実現するためのコンフィギュレーションであるCDC(Connected Device Configuration)にしたがって記述されたプログラム群である。ネイティブアプリケーションは、通話やブラウジング、電子メールの送受信などといった通信端末2の基本的なサービスを実現するプログラムであり、電子メール送受信サービスの提供を受けるためのメーラアプリケーション、ブラウジングサービスの提供を受けるためのブラウザアプリケーションを含む。
EEPROM25は、Javaアプリケーションが記憶されるJavaアプリケーション格納領域を有する。Javaアプリケーションは、Java実行環境下における処理の手順自体を記述した実体プログラムとその実体プログラムの実行に伴って利用される画像ファイルや音声ファイルとを結合したJAR(Java Archive)ファイルと、そのJARファイルのインストールや起動、各種の属性を記述したADF(Application Descriptor File)とを有している。このJavaアプリケーションは、コンテンツプロバイダまたは通信事業者により作成されてインターネット6のサーバ装置などに格納され、通信端末2からの要求に応じてそれらのサーバ装置から適宜ダウンロードされるようになっている。
図8は、ROM23およびEEPROM25の各種プログラムの実行により通信端末2の制御部21に実現される各部の論理的構成を示す図である。同図に示すように、各種プログラムを実行する通信端末2には、ブラウザ212、メーラ213およびJava実行環境214がOS211上に実現され、また、EEPROM25には第1ストレージ215と第2ストレージ216とが確保される。ブラウザ212およびメーラ213は、ROM23のネイティブアプリケーションにより実現されるものであり、HTML(HyperText Markup Language)形式で記述されたデータの受信やその解釈、電子メールの送受信などの機能をそれぞれ実現する。
Java実行環境214は、ROM23のJavaプラットフォームにより実現される。Java実行環境214は、クラスライブラリ217、JVM(Java Virtual Machine)218およびJAM(Java Application Manager)219からなる。クラスライブラリ217は、特定の機能を有するプログラムモジュール(クラス)群を1つのファイルに結合したものである。JVM218は、上述のCDCのために最適化されたJava実行環境であり、Javaアプリケーションとして提供されるバイトコードを解釈して実行する機能を有する。JAM219は、Javaアプリケーションのダウンロードやインストール、起動・終了などを管理する機能を有する。
第1ストレージ215は、JAM219の管理の下にダウンロードされるJavaアプリケーション(JarファイルとADF)を格納する領域である。第2ストレージ216は、Javaアプリケーションの実行の際に生成されたデータをその終了後に格納しておくための領域であり、インストールされたJavaアプリケーション毎に個別の格納領域が割り当てられるようになっている。そして、あるJavaアプリケーションに割り当てられた格納領域のデータは、そのJavaアプリケーションが実行されている間のみ書き換え可能となっており、別のJavaアプリケーションが書き換えを行い得ないようになっている。
なお、上述したように、通信端末3の構成は通信端末2の構成と同様であるため、その説明を省略するが、通信端末2の構成要素と通信端末3の構成要素とを区別するために、通信端末3の構成要素については、通信端末2の各部に付した符号の先頭の「2」を「3」に置き換えた符号を用いることとする。すなわち、通信端末2の制御部が「21」であるのに対して、通信端末3の制御部は「31」、通信端末2のCPUが「22」であるのに対して、通信端末3のCPUは「32」、といった具合に通信端末3の各部の符号を定める。
続いて、通信端末4(4a、4bおよび4c)の構成を図9のブロック図を参照しながら説明する。同図に示すように、通信端末4は、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、操作部44と、表示部45とを備える。制御部41は、CPUやRAMを備えた演算装置であり、記憶部42に記憶されたプログラムを実行することにより通信端末4の各部の動作を制御する。記憶部42は、HDD等の記憶装置であり、制御部41が実行するプログラムを記憶する。通信部43は、通信端末4をインターネット6に接続するためのインタフェース装置であり、通信端末4と外部装置との間でのデータのやりとりを可能にする。操作部44は、マウスやキーボード等の入力装置であり、操作者(配送業者)の操作に応じた操作信号を制御部41に供給する。表示部45は、液晶ディスプレイ等の表示装置であり、制御部41からの指示に応じて各種の情報を表示する。
取引仲介システム100の各部の構成は以上の通りである。続いて、本実施形態における各装置の動作を説明する。
なお、以下の動作説明においては、「加入者ID」が“00000001”である“山田 太郎”を販売者、「加入者ID」が“00000002”である“鈴木 花子”を購入者とし、この“鈴木 花子”が“000001”の「商品ID」により特定される“コート”を購入する場合を例にする。
なお、以下の動作説明においては、「加入者ID」が“00000001”である“山田 太郎”を販売者、「加入者ID」が“00000002”である“鈴木 花子”を購入者とし、この“鈴木 花子”が“000001”の「商品ID」により特定される“コート”を購入する場合を例にする。
はじめに、本実施形態において実行される処理の概略を説明する。まず、商品の販売者は、仲介サーバ1により公開されている所定のWebサイトにアクセスし、自身が販売しようとする商品の登録を行う。販売者が商品の登録を行うと、仲介サーバ1はその商品に固有の商品コードと、その商品の照会のためのWebページとを生成し、商品コードを販売者に通知する。このとき生成される商品コードは、同時に生成されるWebページに対応したURIを含んでいるため、商品コードに基づいてその商品を照会することが可能となる。このとき仲介サーバ1と販売者の通信端末3との間で行われる一連の処理のことを、以下では「商品登録処理」という。
購入者は、商品コードを記載した電子メールやWebページを閲覧したり、あるいは商品コードを記載した雑誌や広告を閲覧するなどして、商品コードを知得する。その後、その商品コードが示すWebページにアクセスし、商品についての情報を得る。そして、その商品の購入を所望する場合には、そのWebページを介して仲介サーバ1に購入の旨を通知する。このとき仲介サーバ1と購入者の通信端末2との間で行われる一連の処理のことを、以下では「商品購入処理」という。
購入者が購入の旨を通知すると、仲介サーバ1は、購入の旨の通知を受けた商品を特定する情報と、その商品を発送するための発送コードとを販売者に通知する。そして、販売者は発送すべき商品を特定し、商品を配送業者のいずれかの配送拠点に持参する。このとき、販売者は通知された発送コードを配送業者に提示する。配送業者は、通信端末4を介して発送コードに対応する宛先の情報(住所、氏名等)を仲介サーバ1から取得し、この宛先へと商品を配送し、取引を終了させる。このとき仲介サーバ1、購入者の通信端末2、販売者の通信端末3および配送業者の通信端末4との間で行われる一連の処理のことを、以下では「商品配送処理」という。
次に、上述した商品登録処理、商品購入処理および商品配送処理のそれぞれにおける各装置の動作を説明する。まず、図10は、商品登録処理における一連の処理を示すシーケンスチャートである。同図に沿って説明すると、はじめに、販売者は、自身の通信端末3を用いて、商品を登録するための操作を行う。具体的には、例えば仲介サーバ1が公開するWebサイトにアクセスするために、URIの入力などを行う。このとき、通信端末3の制御部31は、操作部37を介して販売者の操作を受け付け(ステップSa1)、仲介サーバ1に要求を送信する(ステップSa2)。通信端末3からの要求を受信したら、仲介サーバ1の制御部11は、通信端末3に商品情報を登録するためのWebページを表すコンテンツを送信する(ステップSa3)。通信端末3の制御部31はこのコンテンツのHTMLデータを解釈し、表示部38に商品情報を登録するためのページ(入力フォーム)を表示させる(ステップSa4)。
このとき表示部38に表示される入力フォームは、例えば図11のようなページである。同図において、テキスト領域T1、T2、T3、T4、T5およびT6は、それぞれ、商品名、価格、販売個数、商品説明、商品画像および販売者表示名を入力するための領域である。また、参照ボタンB1は、商品画像に相当する画像データを指定するためのボタンであり、このボタンを選択することによりEEPROM35に記憶されている画像データを参照することができる。また、登録ボタンB2は、入力した商品情報を登録する旨を示すボタンであり、このボタンを選択することにより入力フォームに入力されたデータを仲介サーバ1に送信することができる。
このようなページを表示させたら、通信端末3の制御部31は、操作部37を介して商品情報の入力を受け付ける(ステップSa5)。そして、制御部31は、販売者により上述の登録ボタンB2が選択されるのを契機に、入力フォームに入力されたデータを仲介サーバ1に送信する(ステップSa6)。このとき、制御部31は、加入者識別情報に相当する情報(電話番号または電子証明書)も仲介サーバ1に送信する。
入力フォームに入力されたデータを受信した仲介サーバ1においては、制御部11が、そのデータが表す商品情報に基づいて新規にレコードを1つ生成し、これを商品情報テーブルTB2に追加する(ステップSa7)。このとき制御部11は、新規レコードの商品情報の各フィールドの値を、通信端末3から受信したデータに基づいて生成する。また、制御部11は、通信端末3から受信した加入者識別情報に相当する情報に基づいて加入者情報テーブルTB1を検索し、該当する「加入者ID」を特定して、これを新規レコードの「販売者名」の値とする。
また、制御部11は、生成したレコードに基づいて商品情報を表示するWebページを生成し(ステップSa8)、これを記憶部12に記憶させる。そして、制御部11は、このとき記憶させたWebページを参照するためのURIを決定し、このURIに基づいて新規レコードの「商品コード」の値を生成する(ステップSa9)。これにより、販売者が登録した商品情報に係る新規レコードが完成する。
商品情報に係るレコードおよびWebページを生成したら、制御部11は、通信端末3に対して商品コードを通知するためのWebページを表すコンテンツを送信する(ステップSa10)。通信端末3の制御部31はこのコンテンツのHTMLデータを解釈し、表示部38に商品コードを通知するページを表示させる。このとき表示部38に表示されるページは、例えば図12のようなページである。同図に示すように、販売者の通信端末3には、商品コードC1、すなわち商品を参照するためのWebページのURIが通知される。
このとき、制御部11は、商品コードC1に対応する2次元コードC2を生成し、これを併せて通知するようにしてもよい。このようにすれば、2次元コードを広告や雑誌に掲載させることにより、購入者の通信端末2を用いて2次元コードを撮像することが可能となるので、商品情報へのアクセスをより容易にすることができる。もちろん、2次元コードに代えてバーコード等の他のコード情報を用いてもよい。
商品登録処理は以上の通りである。この処理が実行されることにより、販売者は、自己の商品を販売する場(Webページ)を得るとともに、そのWebページを参照するための商品コードを取得することができる。販売者は、この商品コードを広告や雑誌に掲載したり、商品コードを含むコンテンツ(Webページ、電子メール、電子カード等)を配信したりすることにより、商品情報を広く知らしめることが可能となる。
続いて、購入者が上述した商品コードを知得してからの処理について説明する。図13は、商品購入処理における一連の処理を示すシーケンスチャートである。同図に沿って説明すると、はじめに、購入者は、知得した商品コードを用いて、その商品のWebページを通信端末2により参照する。このとき、通信端末2の制御部21は、購入者による操作に応じて、商品コードを仲介サーバ1に送信する(ステップSb1)。
商品コードを受信した仲介サーバ1においては、制御部11が、取得した商品コードに対応するWebページを特定し、特定されたWebページに対応するコンテンツを通信端末2に送信する(ステップSb2)。コンテンツを受信した通信端末2においては、制御部21がこのコンテンツのHTMLデータを解釈し、表示部28に商品情報を照会するためのページを表示させる(ステップSb3)。このとき表示部28に表示されるページ(照会ページ)は、例えば図14のようなページである。同図に示すように、表示部28には、商品情報に対応する文字や画像と、表示された商品の購入を要求する旨を表す購入ボタンB3とが表示される。購入者は、照会した商品を購入するときには、操作部27を用いて購入ボタンを選択する。購入者が購入ボタンを選択すると、制御部21はこれを認識し(ステップSb4)、この商品の商品コードとこの商品の購入を要求する旨を表す情報とを仲介サーバ1に送信する(ステップSb5)。このとき、制御部21は、加入者識別情報に相当する情報(電話番号または電子証明書)も仲介サーバ1に送信する。以上で商品購入処理が終了する。
続いて、商品購入処理が終了した後に実行される商品配送処理について説明する。図15は、商品配送処理における一連の処理を示すシーケンスチャートである。なお、同図において破線で示すステップの処理は、人間が行う処理である。同図に沿って説明すると、はじめに、仲介サーバ1の制御部11は、購入者の通信端末2から送信された情報を受信する(ステップSc1)。このとき制御部11が取得する情報は、購入者が購入する商品を表す商品コードと、この商品を購入する旨を表す情報と、加入者識別情報に相当する情報である。制御部11はこれらの情報に基づき、発送情報テーブルTB3に新規にレコードを1つ生成する(ステップSc2)。このとき制御部11は、発送情報テーブルTB3の「対象商品」のフィールドの値を上述の商品コードに基づいて特定し、「購入者名」のフィールドの値を上述の加入者識別情報に相当する情報に基づいて特定する。なお、「発送コード」のフィールドの値、すなわち発送コードは、上述したように表意性のない文字列等であり、所定の規則で適当に定められる。
発送コードを含む新規レコードを生成したら、制御部11は該当する販売者の通信端末3に、配送対象の商品を表す情報と発送コードとを送信する(ステップSc3)。配送対象の商品を表す情報は、例えばその商品の商品名であってもよいし、商品コードであってもよい。これらの情報は、発送情報テーブルTB3の該当レコードの「対象商品」のフィールドの値に基づいて特定することができる。
ここで、販売者は、これらの情報を通信端末3により取得し、商品の配送の準備を行う(ステップSc4)。具体的には、販売者は、配送対象の商品を最寄りの配送拠点(ここでは配送拠点Aとする)に持参し、商品を預けるとともに対応する発送コードを配送業者に通知する。発送コードの通知の方法は任意であるが、例えば、商品の送り状に発送コードを記載しておくとよい。
発送コードを通知された配送拠点Aにおいては、配送業者が通信端末4aを用いて宛先を照会する(ステップSc5)。具体的には、通信端末4aの制御部41は、仲介サーバ1に発注コードを送信し、仲介サーバ1からの応答を待機する。仲介サーバ1においては、受信した発注コードに対応するレコードを制御部11が検索し、当該レコードの「購入者名」のフィールドの値を参照することにより商品の宛先、すなわち購入者の住所(加入者住所)と氏名(加入者名)とを特定する(ステップSc6)。そして、制御部11は、このとき特定された宛先を通信端末4aに通知する(ステップSc7)。
配送拠点Aにおいては、通知された宛先に基づいて、購入者の住所を配送エリアに含む配送拠点を特定する。ここでは、購入者の住所を配送エリアに含む配送拠点が配送拠点Bであるとする。そして、配送拠点Aの配送業者は、配送拠点Bに商品を配送する(ステップSc8)。このとき、配送拠点Aの配送業者は、商品の送り状に宛先を記載するなどして、配送拠点Bにおいても商品の宛先が明らかとなるようにしておく。配送拠点Bにおいては、通知された宛先に基づいて商品を購入者に配送する(ステップSc9)。
配送拠点Bの配送業者は、商品の配送が終了した後に、商品の配送が終了した旨の情報を仲介サーバ1に通知する(ステップSc10)。このとき、通信端末4bの制御部41は、配送した商品の発送コードを仲介サーバ1に送信する。そして、この発送コードを受信した仲介サーバ1においては、制御部11が商品の売買に係る決済を行うための処理を実行する(ステップSc11)。このとき制御部11が実行する処理は、発送コードに基づいて販売者および購入者の決済情報を特定し、商品の取引によって生じた入出金の情報を決済サーバ5に送信するものである。以上で商品配送処理が終了する。
以上のように、本実施形態の取引仲介システム100によれば、商品の取引に際して表意性のない発送コードを用いることにより、購入者の個人情報を販売者に開示することなく商品の配送を行うことが可能となる。そのため、購入者においては、個人情報の不正利用を恐れることなく、見知らぬ第三者からも安心して商品の購入を行うことができるという効果を奏する。
また、この取引仲介システム100によれば、商品の配送が終了した後に決済を行うための処理が実行されるので、購入者が代金を支払ったにもかかわらず商品が到着しないといった不都合も回避することができる。加えて、この取引仲介システム100によれば、決済を行うための処理が仲介サーバ1により実行されるので、購入者と販売者との間での金銭の授受に関する手続きが不要となる。そのため、互いの銀行口座やクレジットカード番号といった類の個人情報のやりとりも不要となる。
また、この取引仲介システム100によれば、購入者および販売者が契約を締結している通信事業者のシステム(仲介サーバ1、通信端末2および3)を用いることにより、さらに特別の効果を奏することができる。例えば、商品の取引に係る入出金と通信事業者が別途管理する通信料とを集計し、月々の通信料等の支払いに合算して商品の取引に係る入出金を決済することも可能である。また、購入者および販売者を識別する情報として電子証明書を用いることにより、より信頼性の高い取引を実現することも可能である。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、上述した第1実施形態の一部を変形したものであるため、その構成は多くの部分で第1実施形態と共通している。そのため、本実施形態においては、上述した第1実施形態と同様の部分については、適宜説明を省略する。また、各部に付した符号については、同等の構成要素については同一の符号を用いることとするが、本実施形態に係る取引仲介システムを「取引仲介システム100a」として、上述した第1実施形態の取引仲介システム100と区別する。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、上述した第1実施形態の一部を変形したものであるため、その構成は多くの部分で第1実施形態と共通している。そのため、本実施形態においては、上述した第1実施形態と同様の部分については、適宜説明を省略する。また、各部に付した符号については、同等の構成要素については同一の符号を用いることとするが、本実施形態に係る取引仲介システムを「取引仲介システム100a」として、上述した第1実施形態の取引仲介システム100と区別する。
本実施形態の取引仲介システム100aの特徴は、購入者の個人情報をさらに秘匿する点にある。具体的には、本実施形態の取引仲介システム100aにおいては、発送コードを上述の第1実施形態と異ならせることによって、配送業者においても購入者の個人情報の開示を可能な限り制限することを可能にしている。以下では、これを実現するための構成と処理について説明する。
本実施形態の仲介サーバ1は、プログラム121と、管理データベース122aと、コンテンツデータ123とを記憶部12に記憶している。管理データベース122aは、加入者情報テーブルTB1と、商品情報テーブルTB2と、発送情報テーブルTB3aと、配送拠点情報テーブルTB4とを備える。つまり、管理データベース122aは、発送情報テーブルTB3aと配送拠点情報テーブルTB4とが、上述した管理データベース122と異なっている。
図16は、本実施形態の発送情報テーブルTB3aの内容を示す図である。本実施形態の仲介サーバ1は、上述した発送情報テーブルTB3に代えてこの発送情報テーブルTB3aを記憶している。同図に示すように、発送情報テーブルTB3aは、「発送ID」、「配送拠点コード」、「発送コード」、「購入者名」および「対象商品」の5列のフィールドにより構成されるレコードの集合体である。発送情報テーブルTB3aは、「配送拠点コード」のフィールドを有する点において発送情報テーブルTB3と相違する。「配送拠点コード」のフィールドには、配送拠点を一意的に特定する情報が記憶されている。本実施形態においては、配送拠点A、BおよびCに対応する「配送拠点コード」の値が、それぞれ“A”、“B”および“C”であるとする。「配送拠点コード」のフィールドにより特定される配送拠点は、そのレコードの購入者の住所を自己の配送エリアに含む配送拠点に一致するようになっている。
また、図17は、配送拠点情報テーブルTB4の内容を示す図である。同図に示すように、配送拠点情報テーブルTB4は、「配送拠点ID」および「配送エリア」の2列のフィールドにより構成されるレコードの集合体である。「配送拠点ID」のフィールドには、配送拠点を一意的に特定するための値が記憶されている。この値は、上述した発送情報テーブルTB3aの「配送拠点コード」の値に対応するものであり、上述した“A”、“B”および“C”の値によってそれぞれの配送拠点を区別している。また、「配送エリア」のフィールドには、その配送拠点の配送エリアを示す値が記憶されている。この値の具体的な記述方法は任意であるが、例えば、都道府県名と市町村名の組み合わせや、あるいは郵便番号によって記述される。
なお、「配送拠点ID」の値は、実際には、配送業者によりその配送拠点がどこであるのかが特定できるような値となっている。このような値は、所定の規則であらかじめ決められているのが望ましい。「配送拠点ID」の値は、例えば、配送業者のみがその意味を知り得る文字や数字であってもよいし、あるいは、例えば“東京第1”や“大阪中央”などといったように、その配送拠点のある場所がある程度推測できるような値であってもよい。
取引仲介システム100aの構成上の特徴は以上の通りである。続いて、取引仲介システム100aにおける各装置の処理について説明するが、本実施形態における処理のうち、商品登録処理と商品購入処理は上述の第1実施形態と同様である。そこで、ここでは、商品配送処理についてのみ説明する。
図18は、商品配送処理における一連の処理を示すシーケンスチャートである。なお、ここにおいて、販売者、すなわち「加入者ID」が“00000001”である“山田 太郎”が商品を持参する配送拠点が「配送拠点A」であり、購入者、すなわち「加入者ID」が“00000002”である“鈴木 花子”の住所を配送エリアに含む配送拠点が「配送拠点B」であるとする。また、同図において破線で示すステップの処理は、人間が行う処理である。同図に沿って説明すると、はじめに、仲介サーバ1の制御部11は、購入者の通信端末2から送信された情報を受信する(ステップSd1)。このとき制御部11が取得する情報は、第1実施形態と同様である。
続いて、制御部11は通信端末2から取得した情報に基づき、発送情報テーブルTB3aに新規にレコードを1つ生成する(ステップSd2)。このとき制御部11は、発送情報テーブルTB3の「対象商品」のフィールドの値を上述の商品コードに基づいて特定し、「購入者名」のフィールドの値を上述の加入者識別情報に相当する情報に基づいて特定する。また、「配送拠点コード」の値は、制御部11が「購入者名」のフィールドの値に基づいて購入者の住所(「加入者住所」のフィールドの値)を特定し、これを配送拠点情報テーブルTB4の「配送エリア」のフィールドの値と比較することによって特定される。
発送コードを含む新規レコードを生成したら、制御部11は該当する販売者の通信端末3に、配送対象の商品を表す情報と発送コードとを送信する(ステップSd3)。本実施形態において通信端末3に通知する発送コードは、発送情報テーブルTB3aの「配送拠点コード」の値と「発送コード」の値とを結合したものである。すなわち、例えば図16に示した「発送ID」が“00000001”であるレコードを例に挙げると、この場合に通知される発送コードは、「B−NDST1354845」のような値となる。この発送コードは、第1の発送先として配送拠点Bを指定し、第2の(最終的な)発送先として購入者の住所を指定するものとなっている。
販売者は、これらの情報を通信端末3により取得したら、商品の配送の準備を行う(ステップSd4)。具体的には、販売者は、配送対象の商品を最寄りの配送拠点Aに持参し、商品を預けるとともに対応する発送コードを配送業者に通知する。発送コードの通知の方法は任意であるが、例えば、商品の送り状に発送コードを記載しておくとよい。そして、配送拠点Aにおいては、商品の発送コードを参照し、これを購入者に配送すべき配送拠点を特定する。例えば、先に例示した発送コード「B−NDST1354845」の場合、この商品を購入者に配送すべき配送拠点、すなわち、購入者の住所を配送エリアに含む配送拠点は配送拠点Bであるから、商品は配送拠点Aから配送拠点Bへと配送される(ステップSd5)。なお、このとき商品とともにやりとりされるのは発送コードのみであるため、この時点では、購入者の住所は配送拠点AおよびBの双方において不明である。
配送拠点Bにおいては、配送業者が商品の発送コードを参照し、通信端末4bを用いて宛先を照会する(ステップSd6)。具体的には、通信端末4bの制御部41は、仲介サーバ1に発注コードを送信し、仲介サーバ1からの応答を待機する。仲介サーバ1においては、受信した発注コードに対応するレコードを制御部11が検索し、当該レコードの「購入者名」のフィールドの値を参照することにより商品の宛先、すなわち購入者の住所(加入者住所)と氏名(加入者名)とを特定する(ステップSd7)。そして、制御部11は、このとき特定された宛先を通信端末4bに通知する(ステップSd8)。その後、配送拠点Bにおいては、通知された宛先に基づいて商品を購入者に配送する(ステップSd9)。
配送拠点Bの配送業者は、商品の配送が終了した後に、商品の配送が終了した旨の情報を仲介サーバ1に通知する。このとき、通信端末4bの制御部41は、商品の配送が終了した旨の情報と、配送した商品の発送コードとを仲介サーバ1に送信する(ステップSd10)。そして、この発送コードを受信した仲介サーバ1においては、制御部11が商品の売買に係る決済を行うための処理を実行する(ステップSd11)。以上で商品配送処理が終了する。
以上のように、本実施形態の取引仲介システム100aによれば、購入者に直接商品を配送する(すなわち手渡す)配送拠点でしか購入者の個人情報を知り得ないようになっている。そのため、この取引仲介システム100aによれば、個人情報の秘匿性をさらに向上させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、例えば、通信端末4のそれぞれを識別する手段を仲介サーバ1に備え、購入者に直接商品を配送する配送拠点の通信端末(本実施形態の場合、通信端末4b)以外の通信端末から発送コードを取得した場合には、制御部11は宛先の通知を行わないようにしてもよい。このようにすれば、個人情報の秘匿性はさらに向上する。なお、通信端末4のそれぞれを識別するためには、例えば、通信端末4のIPアドレスによってそれぞれを特定したり、あるいは、あらかじめ決められた認証処理を行ったりすればよい。
[変形例]
以上においては、2つの好適な実施形態を例示して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その他の種々の態様にて実施することも可能である。本発明においては、例えば、上述した実施形態に対して以下のような変形を適用することができる。なお、これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
以上においては、2つの好適な実施形態を例示して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その他の種々の態様にて実施することも可能である。本発明においては、例えば、上述した実施形態に対して以下のような変形を適用することができる。なお、これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
上述した第2実施形態においては、購入者に直接商品を配送する配送拠点のみで購入者の個人情報を知り得るようにしたが、これでもなお、購入者の個人情報を完全に秘匿することはできない。そこで、例えば、購入者が直接配送拠点へと赴き、購入者が直接商品を受領することができるようにしてもよい。例えば、第2実施形態では、購入者の住所を配送エリアに含む配送拠点(このような配送拠点は、購入者にとって最寄りの配送拠点である可能性が高い。)に商品が配送されたときに、その配送拠点から仲介サーバ1に発送コードが通知されたが(図18のステップSd6参照)、その後、仲介サーバ1が配送拠点Bの通信端末4bに宛先を通知するのではなく、仲介サーバ1が購入者の通信端末2に商品の到着を通知するようにすればよい。このとき、仲介サーバ1の制御部11は、最寄りの配送拠点に商品が到着した旨と、その商品を特定するための発送コードとを購入者の通信端末2に通知する。このようにすれば、商品が到着した配送拠点において互いの発送コードを照合することにより、購入者が商品を受領することができる。このとき、販売者および配送業者において知り得るのは発送コードのみなので、商品の取引において購入者の個人情報を完全に秘匿することが可能となる。
また、上述した第2実施形態においては、発送情報テーブルTB3aの「配送拠点コード」の値と「発送コード」の値とを結合したものを通信端末3に通知していたが、もちろん、「発送コード」のみであってもよい。具体的には、例えば、仲介サーバ1に対する発送先の問い合わせを、配送拠点AおよびBの双方において行うようにすればよい。このとき、仲介サーバ1は、配送拠点Aの通信端末4aから発送コードを取得した場合には、配送拠点Bを(第1の)発送先として通知し、配送拠点Bの通信端末4bから発送コードを取得した場合には、商品の宛先、すなわち購入者の住所を(第2の)発送先として通知すればよい。通信端末4のそれぞれを識別するためには、上述のようにIPアドレスや認証処理を行えばよい。
また、上述した第1実施形態においては、商品情報テーブルTB2は、商品情報を表すフィールドとして、「商品名」、「価格」、「販売数」、「商品説明」、「商品画像」および「販売者表示名」といったフィールドを有していると説明した。しかしながら、商品情報とは、これらのフィールドに記述される情報のみに限定されるものではないし、また、これらの全てを必要とするものでもない。例えば、上述したフィールド以外のフィールドを商品情報として設けてもよいし、また、「商品説明」や「商品画像」といったフィールドを設けなくてもよい。
また、上述した第1実施形態においては、入力フォーム、すなわち商品情報を登録するためのページがWebページであると説明したが、Webページ以外の方法により入力フォームを実現してもよい。具体的には、例えば、商品情報の入力を受け付ける機能と、入力された商品情報を仲介サーバ1に送信する機能とを実現するアプリケーションを通信端末3にあらかじめ記憶させるようにしてもよい。このようにすれば、事前に仲介サーバ1に要求を送信する処理(ステップSa2)を行わなくても、商品登録処理を行うことが可能となる。
また、上述した第1実施形態においては、商品購入処理のステップSb5において、通信端末2が商品コードとこの商品の購入を要求する旨を表す情報とを仲介サーバ1に送信すると説明したが、商品コードのみを送信することで購入を要求する旨を表すようにしてもよい。具体的には、例えば、仲介サーバ1が、照会ページに対応するコンテンツを送信した場合(ステップSb2)に、送信先の通信端末2を記憶しておき、この記憶した通信端末2から商品コードを受信したときには、この商品コードを商品の購入要求とみなす、というような取り決めをあらかじめ設けておけばよい。
また、上述の実施形態においては、商品の売買に係る決済を行うための処理を仲介サーバ1が実行するとしたが、決済については、購入者と販売者との間で別の方法で行うようにしてもよい。また、仲介サーバ1は通信事業者により管理されるものであるとしたが、もちろん通信事業者以外の者により管理される態様であってもよい。なお、このような場合には、購入者および販売者の個人情報をあらかじめ知ることができない可能性があるが、そのときは商品登録時や商品購入時に個人情報を登録できるようにすればよい。つまり、購入者や販売者の個人情報は、あらかじめ記憶されているものではなく、通信端末2や3との通信によって取得されるものであってもよいということである。この場合、購入者の住所と発送コードとを関連付けるためには、発送情報テーブルの新規レコードを生成するときに、「購入者名」のフィールドに代えて、通信端末2から取得した宛先(住所・氏名)を用いればよい。
また、上述の実施形態においては、仲介サーバ1は発送コードから販売者と購入者の双方の個人情報を特定することが可能である。それゆえ、例えば、配送拠点に商品の宛先を通知するときに、仲介サーバ1が購入者の住所・氏名に加えて販売者の住所・氏名を併せて通知することも可能である。このようにすれば、販売者の手を煩わせることなく、送り主と宛先が適切に記載された商品の送り状を配送拠点において作成することが可能となる。
また、上述の実施形態においては、購入者および販売者の通信端末が移動通信端末であるとしたが、もちろん、パーソナルコンピュータ等の通信端末であってもよい。この場合、移動パケット通信網7に相当するネットワークは不要となる。
また、上述の実施形態においては、一般消費者間の電子商取引(いわゆるC to C)に本発明を適用して説明したが、購入者や販売者は一般消費者である必要はなく、企業であってもよい。つまり、本発明は、いわゆるCto C(Consumer to Consumer)のみならず、いわゆるB to C(Business to Consumer)やB to B(Business to Business)といった形態の電子商取引にも適用可能である。
また、上述の実施形態においては、あらかじめ価格が決められた商品の売買において本発明を適用する例を説明したが、本発明はこのような態様のみに適用されるものではない。例えば、本発明は、上述したネットオークションに適用することも可能である。
また、一般に、商品とは、販売を目的とした物品を指すものであるが、本発明における「商品」は、有償、無償を問わず、物品全般を含む概念として捉えることができる。つまり、本発明は、金銭の授受を伴わない物品の取引にも適用可能である。この場合、購入者は物品を取得する者であり、販売者は物品を譲渡する者であると換言することができる。
また、一般に、商品とは、販売を目的とした物品を指すものであるが、本発明における「商品」は、有償、無償を問わず、物品全般を含む概念として捉えることができる。つまり、本発明は、金銭の授受を伴わない物品の取引にも適用可能である。この場合、購入者は物品を取得する者であり、販売者は物品を譲渡する者であると換言することができる。
100、100a…取引仲介システム、1…仲介サーバ、11…制御部、12…記憶部、121…プログラム、122…管理データベース、123…コンテンツデータ、13…通信部、2…(購入者の)通信端末、3…(販売者の)通信端末、4、4a、4b、4c…(配送業者の)通信端末、5…決済サーバ、6…インターネット、7…移動パケット通信網
Claims (7)
- 商品の購入要求に対応し、当該商品を特定可能である商品コードを第1の通信端末から取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により前記商品コードが取得された場合に、当該商品コードにより特定される商品の取引を一意的に特定可能な発送コードを生成するコード生成手段と、
前記商品の発送先として指定される宛先と、前記コード生成手段により生成された発送コードとを関連付ける関連付け手段と、
前記コード生成手段により生成された発送コードを第2の通信端末に通知する第1の通知手段と、
前記コード生成手段により生成された発送コードを第3の通信端末から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により発送コードが取得された場合に、前記関連付け手段により当該発送コードに関連付けられた宛先を前記第3の通信端末に通知する第2の通知手段と
を備えることを特徴とする取引仲介装置。 - 前記商品コードと、当該商品コードにより特定される商品の内容を表す商品情報とを関連付けて記憶する商品情報記憶手段と、
前記第1の取得手段により取得された商品コードにより特定される商品を表す商品情報を前記商品情報記憶手段から読み出し、当該商品情報を前記第1の通信端末に通知する第3の通知手段とを備え、
前記コード生成手段は、前記第3の通知手段により前記商品情報が通知された後に前記第1の取得手段により前記商品コードが取得された場合に、当該商品コードにより特定される商品の取引を一意的に特定する発送コードを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の取引仲介装置。 - 前記第3の通信端末は、配送エリアが異なる複数の配送拠点を有する配送業者により利用され、前記複数の配送拠点のそれぞれに備えられた複数の通信端末のいずれかであって、
前記コード生成手段は、前記複数の配送拠点のうち、前記宛先を配送エリアに含む配送拠点を前記商品の第1の発送先として指定する発送コードを生成し、
前記第2の通知手段は、前記第3の通信端末が前記第1の発送先である配送拠点に備わる通信端末である場合に、前記関連付け手段により当該発送コードに関連付けられた宛先を第2の発送先として当該第3の通信端末に通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の取引仲介装置。 - 前記第2の通知手段は、前記第3の通信端末が前記第1の発送先である配送拠点と異なる配送拠点に備わる通信端末である場合には、前記宛先の通知を行わない
ことを特徴とする請求項3に記載の取引仲介装置。 - 前記第3の通信端末は、配送エリアが異なる複数の配送拠点を有する配送業者により利用され、前記複数の配送拠点のそれぞれに備えられた複数の通信端末のいずれかであって、
前記配送業者は、前記商品の発送先として指定される宛先へと商品を配送する第1の配送拠点と、前記第1の配送拠点と異なる第2の配送拠点とを有し、
前記第2の通知手段は、前記第3の通信端末が前記第2の配送拠点に備わる通信端末である場合に、前記第1の配送拠点を第1の発送先として当該第3の通信端末に通知し、前記第3の通信端末が前記第1の配送拠点に備わる通信端末である場合に、前記関連付け手段により当該発送コードに関連付けられた宛先を第2の発送先として当該第3の通信端末に通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の取引仲介装置。 - 前記商品が前記宛先へと配送された旨の情報を取得する第4の取得手段と、
前記第4の取得手段により前記情報が取得された場合に、前記商品の取引に係る決済を行うための処理を実行する決済処理実行手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の取引仲介装置。 - 商品の購入要求に対応し、当該商品を特定可能である商品コードを第1の通信端末から取得する処理と、
前記商品コードが取得された場合に、当該商品コードにより特定される商品の取引を一意的に特定可能な発送コードを生成する処理と、
前記商品の発送先として指定される宛先と、前記生成された発送コードとを関連付ける処理と、
前記生成された発送コードを第2の通信端末に通知する処理と、
前記生成された発送コードを第3の通信端末から取得する処理と、
前記第3の通信端末から前記発送コードが取得された場合に、当該発送コードに関連付けられた宛先を前記第3の通信端末に通知する処理と
をコンピュータに実行させるプログラム。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6072293B1 (ja) * | 2015-09-29 | 2017-02-01 | 株式会社テンフィートライト | 完全非対面物流システム |
JP2017058725A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | Kddi株式会社 | 発注管理装置及び発注管理方法 |
JP6233823B1 (ja) * | 2017-03-08 | 2017-11-22 | 株式会社rezavex | 個人情報保護システム、及び個人情報保護方法 |
JP2018049538A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | 株式会社日本総合研究所 | 商品配送支援システム、商品配送支援装置、及び商品配送支援方法 |
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2007
- 2007-02-08 JP JP2007029619A patent/JP2008197743A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058725A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | Kddi株式会社 | 発注管理装置及び発注管理方法 |
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JP2018147333A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社rezavex | 個人情報保護システム、及び個人情報保護方法 |
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