JP6072286B2 - 温度制御装置、ガスタービン、温度制御方法およびプログラム - Google Patents

温度制御装置、ガスタービン、温度制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、温度制御装置、ガスタービン、温度制御方法およびプログラムに関する。
本願は、2013年10月29日に、日本に出願された特願2013−224252号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
ガスタービン燃焼器やタービン翼などの高温部品を冷却するために、ガスタービン圧縮機にて圧縮された空気の一部を抽気し、クーラで冷却した後ブーストコンプレッサで昇圧して、冷却空気として用いる方法が知られている。
例えば、特許文献1には、タービンの高温部冷却に使用する冷却空気を燃焼器に回収し燃焼空気として使用するクローズド冷却のガスタービンでは圧縮機吐出空気をブースト圧縮機(ブーストコンプレッサ)にて昇圧する必要がある旨が記載されている。また、特許文献1には、ブースト圧縮機にて昇圧すると冷却空気温度が上昇する為、冷却空気温度を適切な温度とする為の冷却器(クーラ)が設置される旨が記載されている。
日本国特許第3849473号
ガスタービン圧縮機からの抽気をクーラで冷却した後ブーストコンプレッサで昇圧して冷却空気として用いる際、ブーストコンプレッサの入口または出口で温度制御を行う必要がある。冷却空気の温度(ブーストコンプレッサ出口温度)が規定温度より高い場合、高温部品を充分に冷却できず機器損傷に至る可能性がある。また、ブーストコンプレッサ入口温度が規定温度より高い場合、下流機器や配管の許容温度を超え、これらの機器が損傷する可能性がある。一方、ブーストコンプレッサ入口温度が低下し過ぎると、凝縮水が発生し、ブーストコンプレッサや下流の機器や配管が損傷する可能性がある。
しかしながら、ブーストコンプレッサの出口温度を制御する場合、配管容積などの影響で応答が遅くなり、精度よく制御を行えない可能性がある。また、ブーストコンプレッサの入口温度を制御する場合、ブーストコンプレッサでの圧縮により冷却空気の温度が変化し、精度よく制御を行えない可能性がある。
本発明は、ガスタービン圧縮機からの抽気など、圧縮機からの圧縮空気をクーラで冷却した後ブーストコンプレッサで昇圧して冷却空気を得る際の温度制御を、より精度よく行うことのできる温度制御装置、ガスタービン、温度制御方法およびプログラムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、温度制御装置は、圧縮機からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサの入口と出口との圧力比と、前記ブーストコンプレッサのIGV開度とに基づいて前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差を算出する温度差算出部と、前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差に基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する温度情報算出部と、前記フィードバック制御用の温度情報を用いて前記ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う制御部と、を具備する。
前記温度情報算出部は、前記ブーストコンプレッサの出口温度設定値と前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差とに基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口温度設定値を算出し、前記制御部は、前記ブーストコンプレッサの入口温度が設定値に近付くようにフィードバック制御を行うようにしてもよい。
前記温度情報算出部は、前記ブーストコンプレッサの入口温度測定値と前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差とに基づいて、前記ブーストコンプレッサの出口温度を算出し、前記制御部は、前記温度情報算出部の算出する前記ブーストコンプレッサの出口温度が設定値に近付くようにフィードバック制御を行うようにしてもよい。
前記温度制御装置が、前記圧縮機の稼働状況を示す情報に基づいて、前記制御部が出力する制御指令値に対する補正値を生成する補正値生成部と、前記補正値を用いて前記制御指令値を補正する稼働状況対応補正部と、を具備するようにしてもよい。
前記温度制御装置が、前記ブーストコンプレッサのサージ回避制御指令を取得すると所定値を出力する所定値出力部と、前記所定値を用いて制御指令値を補正するサージ回避補正部と、を具備するようにしてもよい。
本発明の第2の態様によれば、ガスタービンは、前記の温度制御装置のいずれかを具備する。
本発明の第3の態様によれば、温度制御方法は、圧縮機からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサの入口と出口との圧力比と、前記ブーストコンプレッサのIGV開度とに基づいて前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差を算出する温度差算出ステップと、前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差に基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する温度情報算出ステップと、前記フィードバック制御用の温度情報を用いて前記ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う制御ステップと、を具備する。
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、圧縮機からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサの入口と出口との圧力比と、前記ブーストコンプレッサのIGV開度とに基づいて前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差を算出する温度差算出ステップと、前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差に基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する温度情報算出ステップと、前記フィードバック制御用の温度情報を用いて前記ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う制御ステップと、を実行させるためのプログラムである。
上記した温度制御装置、ガスタービン、温度制御方法およびプログラムによれば、ガスタービン圧縮機などの圧縮機からの圧縮空気をクーラで冷却した後ブーストコンプレッサで昇圧して冷却空気を得る際の温度制御を、より精度よく行うことができる。
本発明の第1の実施形態におけるガスタービンプラントの機器構成の例を示す概略構成図である。 同実施形態のガスタービン制御装置において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第2の実施形態のガスタービン制御装置において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第3の実施形態のガスタービン制御装置において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態のガスタービン制御装置による制御の例を示す説明図である。 本発明の第4の実施形態のガスタービン制御装置において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるブーストコンプレッサのコンプレッサマップの例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態におけるガスタービンプラントの機器構成の例を示す概略構成図である。同図において、ガスタービンプラント1は、ガスタービン10と、発電機21と、クーラ31と、ファン32と、クーラバイパス弁33と、ミストセパレータ34と、ブーストコンプレッサ(Boost Compressor;BC)35と、アンチサージ弁36と、クーラ出口温度計41と、BC出口温度計42とを具備する。ガスタービン10は、GT(Gas Turbine)圧縮機11と、燃焼器12と、タービン13と、軸14と、ガスタービン制御装置100とを具備する。
ガスタービンプラント1は、燃料ガスを燃焼させて得られる回転力で発電を行う。
但し、ガスタービンプラント1は、冷却空気をブーストコンプレッサにて圧縮するガスタービンプラントであればよく、様々なプラントとすることができる。例えば、ガスタービンプラント1は、ガスタービン単体の発電プラントであってもよいしコンバインドサイクル発電プラントであってもよい。さらには、ガスタービンプラント1は、動力用ガスタービンプラントなど発電用途以外のガスタービンプラントであってもよい。
さらには、本実施形態におけるプラントは、ガスタービンプラントに限らす、圧縮機からの圧縮空気を冷却し、得られた冷却空気をブーストコンプレッサで圧縮する様々なプラントとすることができる。また、本実施形態におけるプラントは、圧縮機からの抽気を冷却してブーストコンプレッサで圧縮するプラントに限らない。例えば、本実施形態におけるプラントが、圧縮機からの圧縮空気全部を冷却してブーストコンプレッサで圧縮するようにしてもよい。
ガスタービン10において、GT圧縮機11は、外気を圧縮して圧縮空気を燃焼器12に供給する。また、GT圧縮機11が生成する圧縮空気の一部はクーラ31へ出力されて冷却空気の生成に用いられる。GT圧縮機11は、圧縮機の一例に該当する。
燃焼器12は、GT圧縮機11から供給される圧縮空気と燃料とを混合させて燃焼させることで燃焼ガスを生成し、生成した燃焼ガスをタービン13に供給する。タービン13は、燃焼器12から供給される燃焼ガスを作動ガスとして回転駆動する。軸14は、GT圧縮機11とタービン13と発電機21とを結合し、タービン13が生成する回転力をGT圧縮機11と発電機21とに伝達する。
発電機21は、タービン13が生成する回転力で回転して発電する。
クーラ31は、GT圧縮機11から抽気された圧縮空気を冷却する。
ファン32は、圧縮空気の冷却のためにクーラ31への送風を行う。ファン32の回転数を変化させることで風量を調整することができ、ブーストコンプレッサ35の入口温度(ブーストコンプレッサ35に流入する空気の温度)やブーストコンプレッサ35の出口温度(ブーストコンプレッサ35から流出する空気(すなわち冷却空気)の温度)を変化させることができる。
なお、クーラ31が圧縮空気を冷却する方式は空冷式に限らず様々な方式とすることができる。例えば、クーラ31が水冷にて圧縮空気を冷却するようにしてもよい。
クーラバイパス弁33は、GT圧縮機11からの圧縮空気がクーラ31を経由せずに後段のミストセパレータ34へ直接流入するバイパス流量を調整する。当該バイパス流量を変化させることで、ブーストコンプレッサ35の入口温度やブーストコンプレッサ35の出口温度を変化させることができる。具体的には、バイパス流量が多いほどブーストコンプレッサ35の入口温度や出口温度が高くなる。
ミストセパレータ34は、ブーストコンプレッサ35に流入する空気から水分を除去する。但し、空気中の水分が多くなるとミストセパレータ34が完全には水分を除去しきれないことが考えられる。そこで、ブーストコンプレッサ35内や後段での結露を防止するために、ブーストコンプレッサ35の入口温度や出口温度が低くなり過ぎないように温度制御を行う必要がある。
ブーストコンプレッサ35は、GT圧縮機11からの抽出空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力する。より具体的には、ブーストコンプレッサ35は、クーラ31から出力されミストセパレータ34を経由して得られる空気を圧縮することで、高熱部品を冷却するための冷却空気を生成し、高熱部品を有する燃焼器12やタービン13へ供給する。
アンチサージ弁36は、ブーストコンプレッサ35の出口側からクーラバイパス弁33の入口側への空気流量を調整する。ブーストコンプレッサ35の空気流量が減少してサージが発生しそうになった場合、アンチサージ弁36が空気流量を増加させる(具体的には、制御部116がアンチサージ弁36の開度を大きくする)ことで、ブーストコンプレッサ35の空気流量を増加させてサージを防止することができる。
クーラ出口温度計41は、クーラ出口温度を測定する。ここでいうクーラ出口温度は、クーラ31の出口における空気温度である。ミストセパレータ34を通過することによる空気温度変化は小さく、クーラ出口温度はブーストコンプレッサ入口温度としても扱われる。ここでいうブーストコンプレッサ入口温度は、ブーストコンプレッサ35の入口における空気温度である。
BC出口温度計42は、ブーストコンプレッサ出口温度を測定する。ここでいうブーストコンプレッサ出口温度は、ブーストコンプレッサ35の出口における空気温度(すなわち、燃焼器12やタービン13に供給する冷却空気の温度)である。
ガスタービン制御装置100は、ガスタービンプラント1の各機器を制御する。特に、ガスタービン制御装置100は、ファン32やクーラバイパス弁33など冷却空気の温度を調整する各機器を制御する。ガスタービン制御装置は、温度制御装置の一例に該当する。また、以下では、冷却空気の温度を調整する機器を「温度制御操作端」と称する。
図2は、ガスタービン制御装置100において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、ガスタービン制御装置100は、流量取得部111と、効率取得部112と、温度差算出部113と、減算部114と、減算部115と、制御部116とを具備する。
図2の各部は、コンピュータがプログラムを実行するなどソフトウェア的に実現されていてもよいし、専用の回路で構成されるなどハードウェア的に実現されていてもよい。
流量取得部111は、ブーストコンプレッサ圧力比と、ブーストコンプレッサIGV(Inlet Guide Vane)開度とに基づいて、ブーストコンプレッサ35における空気流量を取得する。ここでいうブーストコンプレッサ圧力比は、ブーストコンプレッサ35の入口と出口との空気圧力の比である。また、ここでいうブーストコンプレッサIGV開度は、ブーストコンプレッサ35が具備するIGVの開度である。
例えば、流量取得部111は、ブーストコンプレッサ圧力比とブーストコンプレッサIGVと空気流量とが対応付けられたテーブルを予め記憶しておく。そして、流量取得部111は、取得したブーストコンプレッサ圧力比およびブーストコンプレッサIGVに対応する空気流量をテーブルから読み出すことで空気流量を取得する。
効率取得部112は、ブーストコンプレッサ35における空気流量とブーストコンプレッサIGV開度とに基づいて、ブーストコンプレッサ35の効率を取得する。
例えば、効率取得部112は、ブーストコンプレッサ35における空気流量とブーストコンプレッサIGV開度と効率とが対応付けられたテーブルを予め記憶しておく。そして、効率取得部112は、取得した空気流量およびブーストコンプレッサIGV開度に対応する効率をテーブルから読み出すことで空気流量を取得する。
温度差算出部113は、ブーストコンプレッサ35の入口と出口との圧力比と、ブーストコンプレッサ35のIGV開度とに基づいてブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差を算出する。
例えば、温度差算出部113は、式(1)に基づいて、ブーストコンプレッサ35の入口温度設定値と出口温度設定値との温度差を算出する。
Figure 0006072286
但し、T1は、ブーストコンプレッサ35の入口温度を示す。T2は、ブーストコンプレッサ35の出口温度を示す。P1は、ブーストコンプレッサ35の入口圧力を示す。P2は、ブーストコンプレッサ35の出口圧力を示す。nはブーストコンプレッサ35におけるコンプレッサの段数を示す。
温度差算出部113は、ブーストコンプレッサ35の入口圧力、出口圧力、コンプレッサ段数を、それぞれP1、P2、nに代入し、ブーストコンプレッサ35の出口温度設定値をP2に代入して、ブーストコンプレッサ35の入口温度設定値を算出する。
減算部114は、ブーストコンプレッサ35の出口温度設定値から、ブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差を減算して、ブーストコンプレッサ35の入口温度設定値(クーラ31の出口温度設定値)を算出する。
減算部114は、温度情報算出部の一例に該当する。減算部114が算出するブーストコンプレッサ35の入口温度設定値は、ブーストコンプレッサ35の入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報の一例に該当する。
減算部115は、減算部114が算出するブーストコンプレッサ35の入口温度設定値からクーラ31の出口温度設定値を減算して偏差を算出する。
制御部116は、減算部114が算出したフィードバック制御用の温度情報を用いて、ブーストコンプレッサ35の入口温度が設定値に近づくように(減算部115が算出する偏差が0に近づくように)フィードバック制御を行う。制御部116が行うフィードバック制御としては、例えばPI制御またはPID制御など、プラントの特性に応じて様々な制御を用いることができる。
以上のように、温度差算出部113は、GT圧縮機11からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサ35の入口と出口との圧力比と、ブーストコンプレッサ35のIGV開度とに基づいてブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差を算出する。
また、減算部114は、ブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差に基づいて、ブーストコンプレッサ35の入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する。
そして、制御部116は、フィードバック制御用の温度情報を用いてブーストコンプレッサ35の入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う。
より具体的には、減算部114は、ブーストコンプレッサ35の出口温度設定値とブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差とに基づいて、ブーストコンプレッサ35の入口温度設定値を算出する。
そして、制御部116は、ブーストコンプレッサ35の入口温度が設定値に近付くようにフィードバック制御を行う。
これにより、ガスタービン制御装置100は、ブーストコンプレッサ35の出口よりも応答の速いブーストコンプレッサ35の入口の温度測定値を用いてブーストコンプレッサ35の出口温度を反映させた制御を行うことができる。
より具体的には、ガスタービン制御装置100は、ブーストコンプレッサ35の入口温度の測定値を用いて、ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値を反映させた制御を行うことができる。
比較的応答の速い測定値を用いる点、および、ブーストコンプレッサ35の出口温度(すなわち、冷却空気の温度)を反映させた制御を行う点において、ガスタービン制御装置100によれば、温度制御をより精度よく行うことができる。
また、ガスタービン制御装置100は、BC出口温度計42の測定値を冷却空気の温度制御に用いていない。従って、BC出口温度計42を多重化する必要がなく、機器構成を簡単化できる。監視用にもブーストコンプレッサ35の出口温度を測定する必要がない場合はBC出口温度計42が不要となり、機器構成をさらに簡単化できる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態のガスタービン制御装置において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、ガスタービン制御装置200は、流量取得部111と、効率取得部112と、温度差算出部213と、加算部214と、減算部115と、制御部116とを具備する。図2の場合と同様、図3の各部は、コンピュータがプログラムを実行するなどソフトウェア的に実現されていてもよいし、専用の回路で構成されるなどハードウェア的に実現されていてもよい。
図3において、図2の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(111、112、115、116)を付して説明を省略する。また、ガスタービン制御装置200が制御対象とするガスタービンプラントについて、本実施形態では、図1のガスタービン制御装置100をガスタービン制御装置200と読み替える。
温度差算出部213は、温度差算出部113と同様、ブーストコンプレッサ35の入口と出口との圧力比と、ブーストコンプレッサ35のIGV開度とに基づいてブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差を算出する。但し、温度差算出部213は、ブーストコンプレッサ35の入口温度測定値を取得して、入口温度測定値と出口温度計算値との温度差を算出する。
加算部214は、ブーストコンプレッサ35の入口温度測定値にブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差を加算して、ブーストコンプレッサ35の出口温度計算値を算出する。加算部214が算出する出口温度計算値は、出口温度測定値を模擬する。
減算部115および制御部116が行う処理はガスタービン制御装置100の場合と同様だが、減算部115は、クーラ31の出口温度の設定値および測定値に代えて、ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値および測定値を取得する。これにより、制御部116は、ブーストコンプレッサ35の出口温度を制御する。
このように、制御部116は、温度差算出部213の算出するブーストコンプレッサ35の出口温度が設定値に近付くようにフィードバック制御を行う。
以上のように、温度差算出部213は、GT圧縮機11からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサ35の入口と出口との圧力比と、ブーストコンプレッサ35のIGV開度とに基づいてブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差を算出する。
また、加算部214は、ブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差に基づいて、ブーストコンプレッサ35の入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する。
そして、制御部116は、フィードバック制御用の温度情報を用いてブーストコンプレッサ35の入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う。
より具体的には、加算部214は、ブーストコンプレッサ35の入口温度測定値とブーストコンプレッサ35の入口と出口との温度差とに基づいて、ブーストコンプレッサ35の出口温度を算出する。
そして、制御部116は、加算部214の算出するブーストコンプレッサ35の出口温度が設定値に近付くようにフィードバック制御を行う。
これにより、ガスタービン制御装置200は、ブーストコンプレッサ35の出口よりも応答の速いブーストコンプレッサ35の入口の温度測定値を用いてブーストコンプレッサ35の出口温度を反映させた制御を行うことができる。
より具体的には、ガスタービン制御装置200は、ブーストコンプレッサ35の入口温度の測定値を用いて、ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値を反映させた制御を行うことができる。
比較的応答の速い測定値を用いる点、および、ブーストコンプレッサ35の出口温度(すなわち、冷却空気の温度)を反映させた制御を行う点において、ガスタービン制御装置200によれば、温度制御をより精度よく行うことができる。
また、ガスタービン制御装置200は、クーラ出口温度計41の測定値を冷却空気の温度制御に用いていない。従って、クーラ出口温度計41を多重化する必要がなく、機器構成を簡単化できる。監視用にもクーラ31の出口温度を測定する必要がない場合はクーラ出口温度計41が不要となり、機器構成をさらに簡単化できる。
<第3の実施形態>
図4は、本発明の第3の実施形態のガスタービン制御装置において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、ガスタービン制御装置300は、流量取得部111と、効率取得部112と、温度差算出部113と、減算部114と、減算部115と、制御部116と、補正値生成部320と、加算部331とを具備する。補正値生成部320は、出力換算部321と、回転数換算部322と、切替部323とを具備する。図2の各部と同様、図4の各部は、コンピュータがプログラムを実行するなどソフトウェア的に実現されていてもよいし、専用の回路で構成されるなどハードウェア的に実現されていてもよい。
図4において、図2の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(111〜116)を付して説明を省略する。また、ガスタービン制御装置300が制御対象とするガスタービンプラントについて、本実施形態では、図1のガスタービン制御装置100をガスタービン制御装置300と読み替える。
補正値生成部320は、GT圧縮機11の稼働状況を示す情報に基づいて、制御部116が出力する制御指令値に対する補正値を生成する。
以下では、補正値生成部320が、GT圧縮機11の稼働状況を示す情報として、ガスタービン10の出力値(より具体的には、発電機21の発電出力値)やガスタービン10の回転数を取得する場合を例に説明するが、これに限らない。補正値生成部320が取得するGT圧縮機11の稼働状況を示す情報として、燃料制御信号またはGT圧縮機11のIGV制御信号など、GT圧縮機11の車室温度の変化の要因となる様々な信号を用いることができる。
出力換算部321は、ガスタービン10の出力値を補正値に換算する。例えば、出力換算部321は、ガスタービン10の出力値と、制御部116からの制御指令値に対する補正値とが対応付けられたテーブルを予め記憶しておく。そして、出力換算部321は、取得したガスタービン10の出力値に対応する補正値をテーブルから読み出すことで、ガスタービン10の出力値を補正値に換算する。
回転数換算部322は、ガスタービン10の回転数を補正値に換算する。例えば、回転数換算部322は、ガスタービン10の回転数と、制御部116からの制御指令値に対する補正値とが対応付けられたテーブルを予め記憶しておく。そして、回転数換算部322は、取得したガスタービン10の回転数に対応する補正値をテーブルから読み出すことで、ガスタービン10の回転数を補正値に換算する。
切替部323は、出力換算部321の出力する補正値と回転数換算部322の出力する補正値との切り替えを行う。具体的には、切替部323は、ガスタービン10の負荷運転中は、出力換算部321からの補正値を出力する。一方、ガスタービン10の昇速中など発電機出力がゼロの状態では、切替部323は、回転数換算部322からの補正値を出力する。
加算部331は、切替部323からの補正値を用いて制御部116からの制御指令値を補正する。
図5は、ガスタービン制御装置300による制御の例を示す説明図である。
同図の横軸は時刻を示す。縦軸は、値(出力、温度、開度の各値)を示す。
線L111は、ガスタービン10の出力を示す。線L112は、タービン13の車室温度を示す。
線L120は、ブーストコンプレッサ35の出口温度(冷却空気温度)の設定値を示す。線L121は、ブーストコンプレッサ35の出口温度の測定値を示す。線L122は、ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値と測定値とを用いてフィードバック制御を行った場合の、ブーストコンプレッサ35の出口温度の測定値を示す。
線L131は、クーラバイパス弁33の開度を示す。線L132は、ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値と測定値とを用いてフィードバック制御を行った場合の、クーラバイパス弁33の開度を示す。
時刻T11に、ガスタービン10の出力(線L111)が上昇を開始し、これに伴ってタービン13の車室温度(線L112)が上昇している。車室温度の上昇によりクーラ31の入口温度が上昇する。
ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値と測定値とを用いてフィードバック制御を行う場合、ブーストコンプレッサ35の出口温度(線L120)が上昇し始めてからクーラバイパス弁33の開度(線L132)が徐々に小さくなる。このため、ブーストコンプレッサ35の出口温度は、ある程度上昇した後、フィードバック制御により設定値(線L120)に近づく。
一方、図4に示す各部による制御の場合、加算部331がガスタービン10の出力や回転数に基づいて制御部116からの制御指令値を補正することで、車室温度(線L112)の上昇を待たずにクーラバイパス弁33の開度(線L131)をフィードフォワード制御できる。また、減算部114がクーラ31の出口温度設定値を算出することで、制御部116は、ブーストコンプレッサ35の出口温度よりも応答の速いクーラ31の出口温度をフィードバック制御することができる。
このように、ガスタービン制御装置300は、ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値と測定値とを用いてフィードバック制御を行う場合よりも早いタイミングで、クーラバイパス弁33の開度など温度制御操作端の制御を行うことができる。これにより、線L121のように、ブーストコンプレッサ35の出口温度の設定値との偏差が小さくなる。
すなわち、ガスタービン制御装置300は、ブーストコンプレッサ35の出口温度の制御(冷却空気の温度制御)を、より精度よく行うことができる。
以上のように、補正値生成部320は、GT圧縮機11の稼働状況を示す情報に基づいて、制御部116が出力する制御指令値に対する補正値を生成する。そして、加算部331は、補正値生成部320が生成した補正値を用いて制御指令値を補正する。
これにより、ガスタービン制御装置300は、GT圧縮機11の稼働状況を示す情報に基づいて、温度指令操作端に対するフィードフォワード制御を行うことができる。特に、ガスタービン制御装置300は、ガスタービン10の車室温度(クーラ31の入口温度)が上昇する前に温度指令操作端に対するフィードフォワード制御を行うことができる。これにより、ガスタービン制御装置300では、ブーストコンプレッサ35の出口温度の制御(冷却空気の温度制御)を、より精度よく行うことができる。
以上では、第3の実施形態におけるフィードフォワード制御を、第1の実施形態との組み合わせで説明したが、第3の実施形態において第1の実施形態は必須ではない。
例えば、第3の実施形態におけるフィードフォワード制御を、第2の実施形態との組み合わせで実施することも可能である。具体的には、図4において減算部115が、減算部114の算出したクーラ31の出口温度設定値に代えて、冷却空気の目標温度をブーストコンプレッサ35の出口温度設定値として取得する。また、減算部115は、クーラ31の出口温度測定値に代えて加算部214(図3)の算出したブーストコンプレッサ35の出口温度(計算値)を取得する。これにより、ガスタービン制御装置200(図3)が行うフィードバック制御に、タービン13の稼働状況を示す情報に基づくフィードフォワードを加味することができる。
さらには、第3の実施形態におけるフィードフォワード制御を第1の実施形態や第2の実施形態と独立して実施することも可能である。例えば、図4において減算部115が、冷却空気の目標温度をブーストコンプレッサ35の出口温度設定値として取得し、また、ブーストコンプレッサ35の出口温度設定値を取得するようにしてもよい。
<第4の実施形態>
図6は、本発明の第4の実施形態のガスタービン制御装置において冷却空気取得の際の温度制御を行う部分の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、ガスタービン制御装置400は、流量取得部111と、効率取得部112と、温度差算出部113と、減算部114と、減算部115と、制御部116と、補正値生成部320と、加算部431と、定数出力部441を具備する。補正値生成部320は、出力換算部321と、回転数換算部322と、切替部323とを具備する。図4の各部と同様、図6の各部は、コンピュータがプログラムを実行するなどソフトウェア的に実現されていてもよいし、専用の回路で構成されるなどハードウェア的に実現されていてもよい。
図6において、図4の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(111〜116、320〜324)を付して説明を省略する。また、ガスタービン制御装置300が制御対象とするガスタービンプラントについて、本実施形態では、図1のガスタービン制御装置100をガスタービン制御装置300と読み替える。
定数出力部441は、ブーストコンプレッサ35のサージ回避制御指令を取得すると定数を出力する。定数出力部441は、所定値出力部の一例に該当する。定数出力部441が出力する定数は所定値の一例に該当する。
但し、定数出力部441の出力は定数に限らず、ブーストコンプレッサ35のサージ回避のためにアンチサージ弁36の開度を大きくする様々な値とすることができる。例えば、定数出力部441が時間をパラメータとする関数を予め記憶しておき、ブーストコンプレッサ35のサージ回避制御指令を取得すると時間ととともに変化する値を出力するようにしてもよい。
加算部431は、定数出力部441が出力する所定値を用いて、制御部116からの制御指令値を補正する。具体的には、加算部431は、制御部116からの制御指令値に定数出力部441からの定数を加算することで、クーラ31の出口温度をより高くするように制御指令値を補正する。
当該補正によりガスタービン制御装置400は、クーラバイパス弁33の開度を大きくする。クーラバイパス弁33の開度が大きくなるとブーストコンプレッサ35の入口温度が上昇し、ブーストコンプレッサ35の体積流量が増加する。ブーストコンプレッサ35の流量増加により、サージが発生する可能性が減少する。
加算部431は、サージ回避補正部の一例に該当する。また、加算部431は、稼働状況対応補正部の一例にも該当する。
なお、クーラバイパス弁33の開度が大きくなることで、冷却空気の温度(ブーストコンプレッサ35の出口温度)が上昇するので、高温部品の保護のために、ガスタービン10をランバックまたはトリップさせるなど、ガスタービン10の温度を低下させるようにしてもよい。図6において、ガスタービン制御装置400は、ブーストコンプレッサ35のサージ回避制御指令を取得すると、ガスタービン10の保護運転の指令を発する。当該指令により、ガスタービン10は、例えばランバックして燃焼器12等の温度を低下させる。
なお、制御部116がファン32の制御を行う場合は、ファン32を停止する、あるいはファン32の回転数を低下させることで、ブーストコンプレッサ35の入口温度を上昇させるようにしてもよい。
図7は、ブーストコンプレッサ35のコンプレッサマップ(性能曲線)の例を示す説明図である。同図の横軸は、ブーストコンプレッサ35の体積流量を示し、縦軸は、ブーストコンプレッサ35の入口と出口との圧力比(出口圧力を入口圧力で除算した値)を示す。また、線L21はサージラインを示す。
ブーストコンプレッサ35が点P21にて示される状態になりサージ回避制御指令が出されると、定数出力部441が定数を出力し、加算部431は、制御部116からの制御指令値に定数出力部441からの定数を加算する。これによりクーラバイパス弁33の開度が大きくなり、ブーストコンプレッサ35の流量が増加する。流量増加によりブーストコンプレッサ35は、点P22にて示される状態になる。点P22は点P21よりもサージラインから遠い位置にある。従って、ブーストコンプレッサ35にサージが発生する可能性が低減されている。
以上のように、定数出力部441は、ブーストコンプレッサ35のサージ回避制御指令を取得すると所定値を出力する。そして、加算部431は、定数出力部441からの所定値を用いて制御部116からの制御指令値を補正する。
これにより、ガスタービン制御装置400は、クーラバイパス弁33の開度を大きくしてブーストコンプレッサ35の入口温度を上昇させることができる。ブーストコンプレッサ35の入口温度が上昇することでブーストコンプレッサ35の体積流量が増加し、サージが発生する可能性を低減させることができる。
以上では、第4の実施形態におけるサージ回避制御を、第3の実施形態との組み合わせで説明したが、第4の実施形態において第3の実施形態は必須ではない。
第4の実施形態におけるサージ回避制御を、第1の実施形態、第2の実施形態のいずれと組み合わせて実施することも可能であるし、第4の実施形態におけるサージ回避制御を、第1の実施形態〜第3の実施形態のいずれとも独立して実施することも可能である。
なお、上記した実施形態のいずれかにおけるガスタービン制御装置が、ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の両方をそれぞれの設定値に近付けるようにフィードバック制御を行うようにしてもよい。例えば、第1の実施形態において、ガスタービン制御装置100が、第1の実施形態で説明したブーストコンプレッサの入口温度のフィードバック制御に加えて、第2の実施形態で説明したブーストコンプレッサの出口温度のフィードバック制御を行うようにしてもよい。
なお、ガスタービン制御装置100、200、300または400の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、圧縮機からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサの入口と出口との圧力比と、前記ブーストコンプレッサのIGV開度とに基づいて前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差を算出する温度差算出部と、前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差に基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する温度情報算出部と、前記フィードバック制御用の温度情報を用いて前記ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う制御部と、を具備する温度制御装置に関する。
本発明によれば、ガスタービン圧縮機などの圧縮機からの圧縮空気をクーラで冷却した後ブーストコンプレッサで昇圧して冷却空気を得る際の温度制御を、より精度よく行うことができる。
1 ガスタービンプラント
10 ガスタービン
11 GT圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
14 軸
21 発電機
31 クーラ
32 ファン
33 クーラバイパス弁
34 ミストセパレータ
35 ブーストコンプレッサ
36 アンチサージ弁
41 クーラ出口温度計
42 BC出口温度計
100、200、300、400 ガスタービン制御装置
111 流量取得部
112 効率取得部
113、213 温度差算出部
114、115 減算部
116 制御部
214、331、431 加算部
320 補正値生成部
321 出力換算部
322 回転数換算部
323 切替部
441 定数出力部

Claims (8)

  1. 圧縮機からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサの入口と出口との圧力比と、前記ブーストコンプレッサのIGV開度とに基づいて前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差を算出する温度差算出部と、
    前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差に基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する温度情報算出部と、
    前記フィードバック制御用の温度情報を用いて前記ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う制御部と、
    を具備する温度制御装置。
  2. 前記温度情報算出部は、前記ブーストコンプレッサの出口温度設定値と前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差とに基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口温度設定値を算出し、
    前記制御部は、前記ブーストコンプレッサの入口温度が設定値に近付くようにフィードバック制御を行う、
    請求項1に記載の温度制御装置。
  3. 前記温度情報算出部は、前記ブーストコンプレッサの入口温度測定値と前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差とに基づいて、前記ブーストコンプレッサの出口温度を算出し、
    前記制御部は、前記温度情報算出部の算出する前記ブーストコンプレッサの出口温度が設定値に近付くようにフィードバック制御を行う、
    請求項1に記載の温度制御装置。
  4. 前記圧縮機の稼働状況を示す情報に基づいて、前記制御部が出力する制御指令値に対する補正値を生成する補正値生成部と、
    前記補正値を用いて前記制御指令値を補正する稼働状況対応補正部と、
    を具備する請求項1から3のいずれか一項に記載の温度制御装置。
  5. 前記ブーストコンプレッサのサージ回避制御指令を取得すると所定値を出力する所定値出力部と、
    前記所定値を用いて制御指令値を補正するサージ回避補正部と、
    を具備する請求項1から4のいずれか一項に記載の温度制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の温度制御装置を具備するガスタービン。
  7. 圧縮機からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサの入口と出口との圧力比と、前記ブーストコンプレッサのIGV開度とに基づいて前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差を算出する温度差算出ステップと、
    前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差に基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する温度情報算出ステップと、
    前記フィードバック制御用の温度情報を用いて前記ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う制御ステップと、
    を具備する温度制御方法。
  8. コンピュータに、
    圧縮機からの圧縮空気を冷却した冷却空気を冷却対象へ向けて出力するブーストコンプレッサの入口と出口との圧力比と、前記ブーストコンプレッサのIGV開度とに基づいて前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差を算出する温度差算出ステップと、
    前記ブーストコンプレッサの入口と出口との温度差に基づいて、前記ブーストコンプレッサの入口および出口の少なくともいずれかにおけるフィードバック制御用の温度情報を算出する温度情報算出ステップと、
    前記フィードバック制御用の温度情報を用いて前記ブーストコンプレッサの入口温度および出口温度の少なくともいずれかが設定値に近づくようフィードバック制御を行う制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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