JP6431364B2 - プラント制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、プラント制御装置に関する。
蒸気タービンの起動上、流入蒸気の温度上昇により、タービンロータ及びタービン車室には熱膨張が発生し、タービンロータの伸びとタービン車室伸びが発生する。タービンロータの伸びの熱膨張と、タービン車室の伸びの熱膨張には、各々の材質、形状等による差が発生するので、タービンロータの伸びとタービン車室伸びの差であるタービン伸び差が観測(監視)される。
昨今、蒸気タービンの熱効率向上や軸流排気復水器のためタービンの多段翼化により、火力発電プラントのタービンロータが長くなっている。そのような火力発電プラントにおいて、特にコールド状態からの従来のタービン起動方法では、流入蒸気のため熱膨張によってタービン伸び差が顕著になる。タービン伸び差が顕著になると、タービンロータがタービン車室と接触または衝突することによりタービン翼の損傷を招く恐れがある。それを回避するために、タービン伸び差が解消するまで、ヒートソーク運転(暖気運転)を長時間行うことを余儀なくされるので、蒸気タービンを高速に起動することが難しいという問題があった。
特開2009−281248号公報 特開2012−57585号公報 特開平6−101412号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、タービン翼の損傷を招くことなく蒸気タービンの起動時間を短縮することを可能とするプラント制御装置を提供することである。
一の実施形態によれば、プラント制御装置は、タービン車室と前記タービン車室内に回転自在に取り付けられたタービンロータとを有する蒸気タービンと、前記タービンロータの長軸方向の前記タービン車室の伸びを計測する車室伸び計測器と、前記蒸気タービンに流入する蒸気の温度を計測する流入蒸気温度センサと、前記タービンロータに連結された発電機と、を備えるタービンシステムを制御する。プラント制御装置は、前記タービン車室の伸びの計測値を用いて、前記タービンロータの伸びと前記タービン車室の伸びの差であるタービン伸び差が予め決められた管理伸び差に収まる蒸気温度を目標蒸気温度に決定し、前記蒸気の温度の計測値が前記目標蒸気温度に近づくように、前記蒸気タービンに流入する蒸気の温度を制御する制御部を備える。
第1の実施形態に係るタービンシステム100の構成を示す図である。 タービンロータ3とタービン車室4の横断面図の一例である。 第1の実施形態に係るプラント制御装置14の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る目標蒸気温度の時間変化を説明するための図である。 第2の実施形態に係るタービンシステム200の構成を示す図である。 第2の実施形態に係るプラント制御装置14bの構成を示す図である。 蒸気タービン入口蒸気温度の時間変化が与えられたときの、最適蒸気温度の時間変化を示す図である。 第2の実施形態に係る目標蒸気温度の時間変化を説明するための図である。
(比較例)
まず、本実施形態について説明する前に、比較例に係る制御方法について説明する。図8は、比較例に係る制御の場合のタービン伸び差の時間変化を示す図の一例である。発電機負荷の時間変化及びタービン回転数の時間変化が図8に示すように与えられた場合、タービン伸び差の時間変化が図8に示すようになる。
ヒートソーク運転は、タービン寿命評価につながる熱応力低減に向けた運転である。このことに鑑みて比較例に係る制御では、タービン伸び差が管理伸び差を超えるような時間範囲(図8では、時間t1から時間t2までの間)を特定し、この特定した時間範囲ではヒートソーク運転を適用する。これにより、タービンロータがタービン車室と接触または衝突することを避けることができる。
(第1の実施形態)
このように、タービンロータとタービン車室との接触及び衝突を避けるために、タービン伸び差を管理伸び差以内に収まるようにする必要がある。そのために、熱膨張及び熱応力に影響を与えるタービンロータ及びタービン車室の温度上昇を制御するために、タービンロータ及びタービン車室に熱を与える流入蒸気の蒸気温度を制御する。
そこで、第1の実施形態におけるプラント制御装置は、流入蒸気の蒸気温度を制御するために、適切な流入蒸気温度(以下、目標蒸気温度という)を決定する。そして第1の実施形態におけるプラント制御装置は、タービン伸び差を予め決められた管理伸び差以内に収まるように蒸気タービンに流入する蒸気の温度を目標蒸気温度に近づくように制御する。これにより、蒸気タービンに流入する蒸気によるタービンロータ及びタービン車室の熱膨張を抑えてタービン伸び差を管理伸び差以内に収まるようにすることができる。その結果、ヒートソーク運転をしなくてもタービンロータとタービン車室との接触及び衝突を回避することができるので、タービン翼の損傷を招くことなく蒸気タービンの起動時間を短縮することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。第1の実施形態に係るタービンシステム100は、ボイラを用いた火力発電プラントの一例である。まず、第1の実施形態に係るタービンシステム100の構成について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係るタービンシステム100の構成を示す図である。図1に示すように、タービンシステム100は、蒸気タービン1を備える。ここで、蒸気タービン1は、蒸気タービン1のタービン翼24とともに蒸気の流路を形成するタービン車室4と、タービン車室4内に回転自在に取り付けられ且つ蒸気タービン1と蒸気タービン発電機2を同軸とするタービンロータ3と、を有する。
更に、タービンシステム100は、タービンロータ3に連結された蒸気タービン発電機2と、蒸気タービン1への蒸気流量を調節する制御弁5とを備える。
更に、タービンシステム100は、熱源であり熱交換を行うボイラ8と、ボイラ8から流出する蒸気を冷却する減温器6と、減温器6に冷却スプレーを行うスプレー弁7とを備える。
プラント制御装置14は、プラントの状態量を監視し、プラントの状態から制御弁5、スプレー弁7などの制御弁を制御する。
続いて、図2を用いて、タービンロータ3とタービン車室4の構造を説明する。図2は、タービンロータ3とタービン車室4の横断面図の一例である。図2は、タービン車室4の第1及び第2部分4a、4bを示している。第2部分4bは、第1部分4aの下流側に設けられている。図2は更に、第1部分4aの上流側においてタービンロータ3に設けられたスラスト軸受26と、第1部分4aと第2部分4bとの間においてタービンロータ3に設けられたカラー27とを示している。スラスト軸受26は、タービンロータ3と車室4の位置を軸方向で固定するために設けられている。
車室4の第1部分4aの上流側に連結された主蒸気管21があり、主蒸気管21上に流入蒸気温度センサ22が設けられている。これにより、流入蒸気温度センサ22は、蒸気タービンに流入する蒸気の温度を計測する。また、車室4の第2部分4bに、タービンロータ3の長軸方向のタービン車室4の伸びを計測する車室伸び計測器23が設けられている。更に、車室4の第1部分4aの下流側であってタービンロータ3の付近に、タービンロータ3と車室4との伸び差を計測する伸び差計測器28が設けられている。具体的には、伸び差計測器28からカラー27に向けての電磁波照射により発生する渦電流の計測により、伸び差の計測が行われる。
なお、本実施形態のタービンロータ3の伸びは、車室伸び計測器23により計測されたタービン車室4の伸びと、伸び差計測器28により計測されたタービンロータ3と車室4との伸び差を利用して算出可能である。
続いて、図3を用いて、第1の実施形態に係るプラント制御装置14の構成について説明する。図3は、プラント制御装置14の構成を示す図である。プラント制御装置14は、車室伸び取得部141と、流入蒸気温度取得部142と、決定部140と、制御部160とを備える。
車室伸び取得部141は、車室伸び計測器23が計測して得られたタービン車室4の伸びの計測値を取得し、このタービン車室4の伸びの計測値を決定部140の後述する管理伸び差決定部143へ出力する。
流入蒸気温度取得部142は、流入蒸気温度センサ22が計測して得られた蒸気の温度の計測値(流入蒸気温度という)を取得し、この流入蒸気温度を制御部160の後述するスプレー弁生成部147へ出力する。
決定部140は、タービン車室4の伸びの計測値を用いて、タービンロータ3の伸びとタービン車室4の伸びの差であるタービン伸び差が予め決められた管理伸び差に収まる蒸気温度を目標蒸気温度に決定する。その際、決定部140は、例えば、タービン車室4の伸びの計測値と、管理伸び差と、タービンロータ3を構成する材料の線膨張係数と、タービンロータ3の長さと、設計上のタービンロータ3の雰囲気温度とを用いて、タービン伸び差が予め決められた管理伸び差に収まるなかで最大の蒸気温度を目標蒸気温度に決定する。
制御部160は蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、蒸気タービン1に流入する蒸気の温度を制御する。具体的な制御としては、例えば、制御部160は、蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、スプレー弁7の開度を制御する。更に、制御部160は、例えば、蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、更にボイラの燃焼量を制御する。
ここで、決定部140は、管理伸び差決定部143と、最適ロータメタル温度決定部144と、最適蒸気温度決定部145と、中間値選択部146と、スプレー弁制御部147とを備える。
管理伸び差決定部143は、タービン伸び差を管理するため、タービン伸び差に対し、タービン翼24とタービン車室の間隙(図2参照)を考慮し、タービンロータ3の伸びの最適値を決定する。
具体的には管理伸び差決定部143は、タービン伸び差の管理値である管理伸び差(例えば、12mmとする)に、タービン車室4の伸びの計測値を加算することにより、タービンロータ3の伸びの最適値(以下、最適ロータ伸びという)を決定する。ここで、タービン車室4の伸びはタービン起動方法の影響を受けにくく、タービン起動時間経過に対してゆっくりとした変化になると推定されるため、基準とすることは有効である。
最適ロータメタル温度決定部144は、この最適ロータ伸びに対し、タービンロータ3の設計長さ(例えば、8600mm)とタービンロータを構成する材料の線膨張係数(例えば1.5×10−5[1/K])で割ることにより、最適タービンロータ温度上昇を算出する。この最適タービンロータ温度上昇は設計上のタービンロータ3の雰囲気温度(例えば、20℃)からの温度上昇である。よって、最適ロータメタル温度決定部144は、この最適タービンロータ温度上昇にタービンロータ3の雰囲気温度を加算することにより、最適ロータメタル温度を算出する。
更に、最適蒸気温度決定部145は、最適ロータメタル温度に、蒸気温度バイアス補正値(例えば100℃)を加算することにより、タービン伸び差の管理値を規定したときの最適蒸気温度を決定する。例えば、タービン車室伸び40mmのとき、最適蒸気温度523℃に決定される。
中間値選択部146は、決定した最適蒸気温度と、タービンロータ3のメタル温度が許容し得る最大温度(最高ロータメタル温度ともいう)になるときの蒸気温度である最高蒸気温度(設定値)と、ボイラ8出口の飽和蒸気温度(設定値)との中間値を目標蒸気温度として選択する。図4は、第1の実施形態に係る目標蒸気温度の時間変化を説明するための図である。中間値選択部146の中間値選択は、目標蒸気温度の上限を、最高ロータメタル温度による最高蒸気温度とし、目標蒸気温度の下限をボイラ8出口の飽和蒸気温度とすることを意味する。例えば、図4に示す最適蒸気温度のうち、最高ロータメタル温度による最高蒸気温度を上限とし、ボイラ8出口の飽和蒸気温度を下限とする範囲で、最適蒸気温度が目標蒸気温度として選択される。そして、中間値選択部146は、選択した目標蒸気温度をスプレー弁制御部147へ出力する。
このように、決定部140は、目標蒸気温度を、予め設定されたボイラ8の出口の飽和蒸気以上、タービンロータのメタル温度が許容し得る最大温度になるときの蒸気温度である最高蒸気温度以下になるように決定する。
減温器による蒸気温度制御を行うにあたり、ガスタービン起動後の蒸気タービン起動においてヒートソーク運転を行い、蒸気タービン入口蒸気温度、タービン車室伸び、タービン伸び差、タービン回転数、タービン発電機負荷等の実績カーブを予め採取しておく必要がある。図4に示すように、蒸気タービン入口蒸気温度は、蒸気タービン1の起動時にタービン翼24、タービンロータ3及びタービン車室4に対し熱吸収が行われるため、一旦、下がるが再び上昇する。
図4に示すように、蒸気タービン入口蒸気温度の時間変化が与えられると、車室伸びが図4に示すように時間変化する。車室伸びは、タービン起動方法に影響を受けにくいため、ゆっくりとした上昇になる。図4に示す車室伸びに対して、固定値である管理伸び差を加算することで図4に示す最適ロータ伸びの時間変化が得られる。そして、得られた最適ロータ伸びの時間変化に対して、タービンロータ3の設計長さとタービンロータ3を構成する材料の線膨張係数で割り、タービンロータ3の雰囲気温度を加算されることにより、図4に示す最適ロータメタル温度の時間変化が得られる。そして、得られた最適ロータメタル温度の時間変化に蒸気温度バイアス補正値が加算されることにより、図4に示す最適蒸気温度の時間変化が得られる。
このように、図4に示すように、管理伸び差を規定すれば、時間的にゆっくりとした上昇になるタービン車室伸びに対して、同様に時間的にゆっくりとした上昇になる最適蒸気温度が得られる。よって、タービン伸び差を固定値と規定することで、最適蒸気温度がゆっくりと上昇する。
スプレー弁制御部147は、流入蒸気温度取得部142から入力された流入蒸気温度が、中間値選択部146から入力された目標蒸気温度に近づくように、スプレー弁7の開度を制御する。例えば、スプレー弁制御部147は、流入蒸気温度と目標蒸気温度の差分が0になるようにフィードバック制御する。
これにより、タービンロータ3の伸び及びタービン車室4の伸びの熱膨張に直接影響を与える蒸気タービン1への流入蒸気の蒸気温度を、目標蒸気温度に近づけることができる。このため、流入蒸気によるタービンロータ3及びタービン車室4の熱膨張により発生するタービン伸び差を管理伸び差以内に収めることができる。これにより、ヒートソーク運転をしなくても、タービンロータ3とタービン車室4との接触または衝突を回避することができるので、タービン翼24の損傷を招かない。また、ヒートソーク運転をする必要がなくなるので、蒸気タービン1の起動を短縮することができる。従って、タービン翼24の損傷を招くことなく蒸気タービン1の起動時間を短縮することができる。
例えば、従来のプラント起動実績の例で、蒸気タービンの起動から発電機負荷定格運転まで3時間30分要し、その起動時間の中でタービン伸び差が管理伸び差以上になっている時間帯が1時間あるようなプラントがあると仮定する。そのプラントに対し、本実施形態におけるプラント制御装置14で制御することにより、タービン伸び差が管理伸び値以上になる時間帯が解消されることにより、1時間の起動時間の短縮を達成することができる。
以上、第1の実施形態に係るプラント制御装置14は、タービン車室4とタービン車室内に回転自在に取り付けられたタービンロータ3とを有する蒸気タービンと、タービンロータ3の長軸方向のタービン車室の伸びを計測する車室伸び計測器23と、蒸気タービン2に流入する蒸気の温度を計測する流入蒸気温度センサ22と、タービンロータ3に連結された発電機2と、を備えるタービンシステム100を制御する。
決定部140は、タービン車室4の伸びの計測値を用いて、タービンロータ3の伸びとタービン車室4の伸びの差であるタービン伸び差が予め決められた管理伸び差に収まる蒸気温度を目標蒸気温度に決定する。そして、制御部160は、蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、蒸気タービンに流入する蒸気の温度を制御する。
これにより、蒸気タービン1への流入蒸気の蒸気温度を、目標蒸気温度に近づけることができる。このため、タービンロータ3のメタル温度が最適ロータメタル温度に近づき、タービンロータ3の伸びが最適ロータ伸びに近づく。それによって、流入蒸気によるタービンロータ3及びタービン車室4の熱膨張により発生するタービン伸び差を管理伸び差以内に収めることができる。これにより、ヒートソーク運転をしなくても、タービンロータ3とタービン車室4との接触または衝突を回避することができるので、タービン翼24の損傷を招かない。また、ヒートソーク運転をする必要がなくなるので、蒸気タービン1の起動を短縮することができる。従って、第1の実施形態によれば、タービン翼24の損傷を招くことなく蒸気タービン1の起動時間を短縮することができる。
なお、制御部160は、最適蒸気温度選択回路を更に備え、最適蒸気温度選択回路が、ヒートソーク運転の適用と、上述したスプレー弁7の開度制御とを切り替えるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態に係るタービンシステム100は、ボイラを用いた火力発電プラントの一例であり、ボイラからの蒸気を用いて蒸気タービンを運転し、プラント制御装置14は、スプレー弁の開度を制御した。それに対し、第2の実施形態に係るタービンシステム200は、コンバインドサイクルシステム(多軸型)の一例である。第2の実施形態に係るタービンシステム200は、ガスタービンの排ガスを用いて発生された蒸気を用いて蒸気タービンを運転し、プラント制御装置14bは、スプレー弁の開度だけでなく、空気圧縮機に供給する空気量を調節する入力案内翼も制御する。
まず、図5を用いて第2の実施形態に係るタービンシステム200の構成について説明する。図5は、第2の実施形態に係るタービンシステム200の構成を示す図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態におけるタービンシステム200の構成は、第1の実施形態におけるタービンシステム100の構成に対して、ボイラ8が削除され、ガスタービン10の排ガスを熱源とし蒸気タービン1への流入蒸気を発生する二つの排ガス熱回収ボイラ9、二つのガスタービン10、ガスタービン9における燃焼のための空気を圧縮する二つの空気圧縮機11、ガスタービン発電機12、空気圧縮機に供給する空気量を調節する二つの入力案内翼(Inlet Guide Vane:IGV)13、及びガスタービンの排ガスの温度を計測する排ガス温度センサ25が追加された構成になっている。
プラント制御装置14bは、プラントの状態量を監視し、プラントの状態から制御弁5、スプレー弁7、及び入力案内翼13を制御する。例えば、プラント制御装置14bは、タービン伸び差が管理伸び差以内に収まるように、蒸気温度制御が可能な減温器に冷却スプレーを行うスプレー弁7の開度を制御し、且つ排ガス温度制御を行うための入力案内翼13の開度を制御する。
続いて、図6を用いて第2の実施形態に係るプラント制御装置14bの構成について説明する。図6は、第2の実施形態に係るプラント制御装置14bの構成を示す図である。なお、図3と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態におけるプラント制御装置14bの構成は、第1の実施形態におけるプラント制御装置14の構成に対して、決定部140が決定部140bに変更され、制御部160が制御部160bに変更され、排ガス温度取得部149が追加されたものになっている。
決定部140bが、タービン車室4の伸びの計測値を用いて、タービンロータ3の伸びとタービン車室4の伸びの差であるタービン伸び差が予め決められた管理伸び差に収まる蒸気温度を目標蒸気温度に決定する点については、第1の実施形態の決定部140と共通している。
また、制御部160bが、蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、蒸気タービン1に流入する蒸気の温度を制御する点については、第1の実施形態の制御部160と共通している。具体的には、制御部160bが、蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、スプレー弁7の開度を制御する点については、第1の実施形態の制御部160と共通している。
それに加えて、第2の実施形態に係る制御部160bは、目標蒸気温度に基づいて排ガス温度目標値を決定し、排ガス温度の計測値が排ガス温度目標値に近づくように、入力案内翼13の開度も制御する。このように、入力案内翼13の開度を制御することにより、排ガス熱回収ボイラ9による熱交換量を調節することができ、排ガス熱回収ボイラ9からの蒸気温度を調節することができる。
具体的な制御の一例としては、制御部160bは、例えば、蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づき且つ蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、スプレー弁7の開度制御のタイミングと入力案内翼13の開度制御のタイミングとをスケジュール化する。そして、制御部160bは、例えば、このスケジュールに従って、スプレー弁7の開度及び入力案内翼13の開度を制御する。これにより、ヒートソーク運転をしなくても、タービンロータ3とタービン車室4との接触または衝突を回避することができるので、タービン翼24の損傷を招かない。また、ヒートソーク運転をする必要がなくなるので、蒸気タービン1の起動を短縮することができる。従って、タービン翼24の損傷を招くことなく蒸気タービン1の起動時間を短縮することができる。
図6に示すように、第2の実施形態における決定部140bの構成は、第1の実施形態における決定部140の構成に対して、中間値選択部146が中間値選択部146bに変更されたものに成っている。また、第2の実施形態における制御部160bの構成は、第1の実施形態における制御部160の構成に対して、補正部148及びIGV制御部150が追加されたものになっている。
中間値選択部146bは、決定された最適蒸気温度と、タービンロータのメタル温度が最高ロータメタル温度になるときの蒸気温度である最高蒸気温度(設定値)と、排ガス熱回収ボイラ(HRSG)9出口の飽和蒸気温度(設定値)との中間値を目標蒸気温度として選択する。
図7は、第2の実施形態に係る目標蒸気温度の時間変化を説明するための図である。中間値選択部146の中間値選択は、目標蒸気温度の上限を、最高ロータメタル温度による最高蒸気温度とし、目標蒸気温度の下限を排ガス熱回収ボイラ(HRSG)9出口の飽和蒸気温度とすることを意味する。具体的には、図7に示す最適蒸気温度のうち、最高ロータメタル温度による最高蒸気温度を上限とし、排ガス熱回収ボイラ(HRSG)9出口の飽和蒸気温度を下限とする範囲で、最適蒸気温度が目標蒸気温度として選択される。そして、中間値選択部146bは、選択した目標蒸気温度をスプレー弁制御部147と補正部148へ出力する。
このように、決定部140bは、目標蒸気温度を、予め設定された排ガス熱回収ボイラ9の出口の飽和蒸気以上、タービンロータ3のメタル温度が許容し得る最大温度になるときの蒸気温度である最高蒸気温度以下になるように決定する。
補正部148は、中間値選択部146から入力された目標蒸気温度に、予め設定された排ガス温度バイアス補正値を加算することにより、排ガス温度目標値を決定する。
排ガス温度取得部149は、排ガス温度の計測値を排ガス温度センサ25から取得し、取得した排ガス温度の計測値をIGV制御部150へ出力する。
IGV制御部150は、排ガス温度の計測値が排ガス温度目標値に近づくように、入力案内翼13の開度を制御する。例えば、IGV制御部150は、排ガス温度の計測値と排ガス温度目標値の差分が0になるように、入力案内翼13の開度をフィードバック制御する。
以上、第2の実施形態に係るタービンシステム200は、ガスタービン10と、ガスタービン10における燃焼のための空気を圧縮する空気圧縮機11と、空気圧縮機10に供給する空気量を調節する入力案内翼13と、ガスタービン発電機12と、ガスタービン10の排ガスを用いて蒸気タービン1へ供給する蒸気を発生する排ガス熱回収ボイラ9と、ガスタービン10の排ガスの温度を計測する排ガス温度センサ25とを備える。
そして、プラント制御装置14bの制御部160bは、目標蒸気温度に基づいて排ガス温度目標値を決定し、排ガス温度の計測値が排ガス温度目標値に近づくように、入力案内翼13の開度を制御する。また、プラント制御装置14bの制御部160bは、蒸気の温度の計測値が目標蒸気温度に近づくように、更にスプレー弁の開度を制御する。
これにより、排ガス温度を、排ガス温度目標値に近づけることができる。また、蒸気タービン1への流入蒸気の蒸気温度を、目標蒸気温度に近づけることができる。このため、タービンロータ3のメタル温度が最適ロータメタル温度に近づき、タービンロータ3の伸びが最適ロータ伸びに近づく。それによって、流入蒸気によるタービンロータ3及びタービン車室4の熱膨張により発生するタービン伸び差を管理伸び差以内に収めることができる。これにより、ヒートソーク運転をしなくても、タービンロータ3とタービン車室4との接触または衝突を回避することができるので、タービン翼24の損傷を招かない。また、ヒートソーク運転をする必要がなくなるので、蒸気タービン1の起動を短縮することができる。従って、第2の実施形態によれば、タービン翼24の損傷を招くことなく蒸気タービン1の起動時間を短縮することができる。
なお、制御部160bは、最適蒸気温度選択回路を更に備え、最適蒸気温度選択回路がヒートソーク運転の適用と、上述したスプレー弁7の開度制御及び入力案内翼13の開度制御とを切り替えるようにしてもよい。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100 タービンシステム
1 蒸気タービン
2 蒸気タービン発電機
3 タービンロータ
4 タービン車室
5 制御弁
6 減温器
7 スプレー弁
8 ボイラ
9 排ガス熱回収ボイラ
10 ガスタービン
11 空気圧縮機
12 ガスタービン発電機
13 入力案内翼
14、14b プラント制御装置
21 主蒸気管
22 流入蒸気温度センサ
23 車室伸び計測器
24 タービン翼
25 排ガス温度センサ
26 スラスト軸受
27 カラー
28 伸び差計測器
140、140b 決定部
141 車室伸び取得部
142 流入蒸気温度取得部
143 管理伸び差決定部
144 最適ロータメタル温度決定部
145 最適蒸気温度決定部
146、146b 中間値選択部
147 スプレー弁制御部
148 補正部
149 排ガス温度取得部
150 IGV制御部
160、160b 制御部

Claims (8)

  1. タービン車室と前記タービン車室内に回転自在に取り付けられたタービンロータとを有する蒸気タービンと、前記タービンロータの長軸方向の前記タービン車室の伸びを計測する車室伸び計測器と、前記蒸気タービンに流入する蒸気の温度を計測する流入蒸気温度センサと、前記タービンロータに連結された発電機と、を備えるタービンシステムを制御するプラント制御装置であって、
    前記タービン車室の伸びの計測値を用いて、前記タービンロータの伸びと前記タービン車室の伸びの差であるタービン伸び差が予め決められた管理伸び差に収まる蒸気温度を目標蒸気温度に決定する決定部と、
    前記蒸気の温度の計測値が前記目標蒸気温度に近づくように、前記蒸気タービンに流入する蒸気の温度を制御する制御部と、
    を備えるプラント制御装置。
  2. 前記決定部は、前記タービン車室の伸びの計測値と、前記管理伸び差と、前記タービンロータを構成する材料の線膨張係数と、前記タービンロータの長さと、設計上の前記タービンロータの雰囲気温度とを用いて、前記タービン伸び差が予め決められた管理伸び差に収まるなかで最大の蒸気温度を前記目標蒸気温度に決定する
    請求項1に記載のプラント制御装置。
  3. 前記タービンシステムは、熱源であるボイラと、前記ボイラから流出する蒸気を冷却する減温器と、前記減温器に冷却スプレーを行うスプレー弁とを更に備え、
    前記制御部は、前記蒸気の温度の計測値が前記目標蒸気温度に近づくように、前記スプレー弁の開度を制御する
    請求項1または2に記載のプラント制御装置。
  4. 前記制御部は、前記蒸気の温度の計測値が前記目標蒸気温度に近づくように、更に前記ボイラの燃焼量を制御する
    請求項3に記載のプラント制御装置。
  5. 前記タービンシステムは、熱源であるボイラを更に備え、
    前記決定部は、前記目標蒸気温度を、予め設定された前記ボイラの出口の飽和蒸気以上、前記タービンロータのメタル温度が許容し得る最大温度になるときの蒸気温度である最高蒸気温度以下になるように決定する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記タービンシステムは、ガスタービンと、前記ガスタービンにおける燃焼のための空気を圧縮する空気圧縮機と、前記空気圧縮機に供給する空気量を調節する入力案内翼と、ガスタービン発電機と、前記ガスタービンの排ガスを用いて前記蒸気タービンへ供給する蒸気を発生する排ガス熱回収ボイラと、前記ガスタービンの排ガスの温度を計測する排ガス温度センサとを更に備え、
    前記制御部は、前記目標蒸気温度に基づいて前記排ガス温度目標値を決定し、前記排ガス温度の計測値が前記排ガス温度目標値に近づくように、前記入力案内翼の開度を制御する
    請求項1または2に記載のプラント制御装置。
  7. 前記排ガス熱回収ボイラから流出する蒸気を冷却する減温器と、前記減温器に冷却スプレーを行うスプレー弁とを更に備え、
    前記制御部は、前記蒸気の温度の計測値が前記目標蒸気温度に近づくように、更に前記スプレー弁の開度を制御する
    請求項6に記載のプラント制御装置。
  8. 前記決定部は、前記目標蒸気温度を、予め設定された前記排ガス熱回収ボイラの出口の飽和蒸気以上、前記タービンロータのメタル温度が許容し得る最大温度になるときの蒸気温度である最高蒸気温度以下になるように決定する
    請求項6または7に記載の制御装置。
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