JP6071833B2 - 排ガス用触媒装置 - Google Patents
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Description
なおまた、下記特許文献3には、排熱回収ボイラにおいて、排ガスのショートパスを防止するシール構造が記載されている。
本発明の参考例に係る排ガス用触媒装置は、上下方向に貫通する筒形状をなすケーシングと、前記ケーシング内に吊下げ支持される枠体と、前記枠体の内側に支持される触媒と、前記ケーシングの内面と前記枠体との間に介装されるガラス繊維からなるシール部材と、を備え、前記ケーシング及び/又は前記枠体に対して固定される前記シール部材の固定部には、前記シール部材を固定する固定具が貫通される貫通部が形成され、前記貫通部には、該貫通部の内周面を覆うように、前記固定具が挿通可能とされた金属製の保護部材が設けられることを特徴とする。
この場合、前記第1シール部材及び前記第2シール部材は、互いの端部どうしを所定長さ重ね合わせた状態にして介装されていることが好ましい。あるいは、前記第1シール部材及び前記第2シール部材は、互いの端部どうしを折り込んで重ね合わせた状態にして介装してもよい。このようなシール部材の端部構造とすることにより、シール部材前後の差圧により重ね合わせた端部どうしが互いに密着する方向に膨らむので、良好なシール性を確保できる。
また、前記シール部材の縫合部の縫い目は、外向きに膨出する曲線とすることが望ましい。このような縫合部とすれば、縫合部に対する局所的な応力集中を低減することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る排ガス用触媒装置が適用された複合発電設備の概略構成図、図2は、本実施形態の排ガス用触媒装置としての排熱回収ボイラの概略構成図、図3は、排熱回収ボイラの内部構造を表す概略図、図4は、シール部材の支持構造を表す排熱回収ボイラの要部平面図、図5は、シール部材の支持構造を表す排熱回収ボイラの縦断面図、図6は、シール部材の断面図である。図8は、シール部材の貫通孔のアイレット加工を示した側断面図である。
また、蒸気タービン設備19は、ガスタービン設備11における回転軸15に連結されるタービン20を有しており、発電機21がこの回転軸15の基端部に連結されている。排熱回収ボイラ22は、ガスタービン設備11(タービン14)からの排ガスライン23に設けられており、水と高温の排ガスとの間で熱交換を行うことで、蒸気を生成するものである。そのため、排熱回収ボイラ22は、蒸気タービン設備19のタービン20との間に蒸気供給ライン24が設けられると共に、蒸気回収ライン25が設けられ、蒸気回収ライン25に復水器26が設けられている。
しかし、直線部の第1シール部材51aと角部の第2シール部材51bとの間は、上述したガラス繊維を用いた素材(厚さ1.25mm程度)の場合など縫合に技術を要する。このため、建設現場の作業で縫合することは困難であり、建設現場においてシール材51を簡便に設置することは困難である。このような端部構造は、起動発停や運転時の熱伸び等により、端部間に生じる隙間の拡大によるシール性の低下が懸念される。
図9に示す端部構造例は、第1シール部材51a及び第2シール部材51bは、互いの端部どうしを所定長さLだけ重ね合わせることにより、端部どうしがオーバーラップした状態で介装されている。この場合、端部どうしは単に重ね合わせるだけの構造であり、縫合等の処置は行われていない。また、重ね合わせの上下(表裏)については、特に限定されることはない。
このような端部構造とすれば、起動発停や運転時の熱伸びにより、第1シール部材51aと第2シール部材51bとの端部を重ね合わせた接合部には隙間を生じようとするが、これと同時に、シール材51の前後(内外)に差圧を生じる。このため、接合部の接合面部分では、第1シール部材51a及び第2シール部材51bが同方向に膨張し、互いの接合面どうしが密着するようにして隙間を狭める。
そこで、例えば図11に示すように、角部またはその近傍に位置する縫合部57については、直線に縫うのではなく、縫い目を外向きに膨出する曲線にする。このような縫合部57とすれば、縫合部に対する局所的な応力集中を低減することができる。なお、図中の符号58は、隣接する2枚の第1シール部材51aを縫い合わせている耐熱糸である。
次に、本発明の第2実施形態について、図7(a)および図7(b)を用いて説明する。
本実施形態は、第1実施形態に示したシール部材51の固定部65に変えて、一対の金属板80の間にシール部材51を挟み込んで固定するようになっている。したがって、第1実施形態と同様の構成には同一符号を付しその説明を省略する。
図7(a)は、一対の金属板の間に挟み込まれたシール部材の上面図である。図7(b)は、一対の金属板の間に挟み込まれたシール部材の側面図である。
31 ケーシング
33 下部伝熱管群
34 脱硝装置(触媒)
35 上部伝熱管群
44 枠体
51 シール部材
51a 第1シール部材
51b 第2シール部材
52 第1板材
53,54 触媒層
55 第2板材
56 第3板材
57 縫合部
58 耐熱糸
61 水平フランジ
62 取付フランジ
65 固定部
66 固定具
67 保護部材
68 貫通部
71 断熱材
80 金属板
80a 金属板(ケーシング側)
80b 金属板(枠体側)
81 金属板用固定具
85 固定部
Claims (8)
- 上下方向に貫通する筒形状をなすケーシングと、
前記ケーシング内に吊下げ支持される枠体と、
前記枠体の内側に支持される触媒と、
前記ケーシングの内面と前記枠体との間に介装されるガラス繊維からなるシール部材と、を備え、
前記ケーシング及び/又は前記枠体に対して固定される前記シール部材の固定部は、一対の金属板の間に挟み込まれ、
前記一対の金属板同士を接近させるとともに前記ケーシング及び/又は前記枠体に対して該一対の金属板を固定する金属板用固定具が、前記シール部材の固定部の外側に配置されていることを特徴とする排ガス用触媒装置。 - 前記ケーシングは、角筒形状をなし、前記シール部材は、前記ケーシングと前記枠体との間の直線部に介装される第1シール部材と、前記ケーシングと前記枠体との間の角部に介装される第2シール部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の排ガス用触媒装置。
- 前記第1シール部材及び前記第2シール部材は、互いの端部どうしを所定長さ重ね合わせた状態にして介装されていることを特徴とする請求項2に記載の排ガス用触媒装置。
- 前記第1シール部材及び前記第2シール部材は、互いの端部どうしを折り込んで重ね合わせた状態にして介装されていることを特徴とする請求項3に記載の排ガス用触媒装置。
- 前記ケーシングは、内周にわたって水平フランジが固定され、前記枠体は、前記水平フランジより上方に吊下げ支持されると共に下部外周にわたって取付フランジが固定され、
前記シール部材は、一端部が前記水平フランジに固定され、他端部が前記取付フランジに固定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の排ガス用触媒装置。 - 前記ケーシングは、内周面に断熱材が設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の排ガス用触媒装置。
- 前記シール部材は、ガラス繊維からなる第1板材の表面及び裏面に触媒層が設けられ、
前記表面の触媒層に密着してガラス繊維からなる第2板材が設けられると共に、前記裏面の触媒層に密着してガラス繊維からなる第3板材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排ガス用触媒装置。 - 前記シール部材の縫合部の縫い目は、外向きに膨出する曲線とされることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の排ガス用触媒装置。
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