JP6071546B2 - 摩擦抵抗低減型船舶 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施の形態に係る摩擦抵抗低減型船舶の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る摩擦抵抗低減型船舶の構成を模式的に示す側面図である。摩擦抵抗低減型船舶50は、船体20と、船体20に設けられた空気吹き出し装置30とを備えている。船体20は、船首21と、船尾22と、船底23と、プロペラ26と、舵27を備えている。
空気回収装置40は、船底23の船尾22側部分に設けられた空気回収チャンバ54〜56と、流路70とを備えている。ここで、空気回収チャンバ54〜56は気液分離機能を有している。空気回収チャンバ54〜56の空気回収口41〜43は、空気吹き出し口31〜33より船尾22側且つプロペラ26より船首21側に配置されている。空気回収口41〜43は空気回収チャンバ54〜56の底板に形成されている。空気回収チャンバ54〜56の底板は、船底23の外板と同一面上に配置される。空気回収装置40は、空気吹き出し装置30が水中に吹き出した空気を空気回収口41〜43から空気回収チャンバ54〜56内に回収して気液分離を行う。分離された空気は、流路70を介して大気中に放出される、又は、流路71を介して大気圧よりも高い圧力状態のままコンプレッサ又はブロワ34に供給される。
図3は、本実施の形態に係る蓋の構成を模式的に示す部分断面図である。図2Bにおける一点鎖線の縁で囲まれた領域を示している。蓋3は、蓋本体11と、ヒンジ部12と、張り出し部材13とを備えている。蓋本体11は、底面7に設けられた容器部2内部へのアクセス用の開口部に収まるように設けられている。蓋本体11は、底面7内で設置される位置により、複数の空気吹き出し孔5、6の一部を有していても良い。ヒンジ部12は、蓋本体11がアクセス用の開口部を開放する、又は、閉止することが可能なように、蓋本体11を支持する。張り出し部材13は、船内側においてアクセス用の開口部の端部に固定され、当該端部からその開口部の内側に向かって張り出し、その開口部の内周を縁取るように設けられている。張り出し部材13はダブラープレートに例示され、その材料は、鉄であっても良いし、ゴムのような弾性体であっても良い。
本発明の第2の実施の形態に係る摩擦抵抗低減型船舶の構成について説明する。本実施の形態は、エアーレセスの空気吹き出し孔の構成の点で、第1の実施の形態と相違する。以下では、その相違点について主に説明する。
2 :容器部
2a:蓋
3 :蓋
4 :送気管
5、6 :吹き出し孔
7 :底面
8 :上面
9 :アクセス室
11:蓋本体
11a:外縁
12:ヒンジ部
13:張り出し部材
13a:内縁
14:絶縁体部
14a:上面
20:船体
21:船首
22:船尾
23:船底
26:プロペラ
27:舵
30:空気吹き出し装置
31〜33:空気吹き出し口
34:コンプレッサ又はブロワ
40:空気回収装置
41〜43:空気回収口
50:摩擦抵抗低減型船舶
51〜53:空気供給エアーレセス
54〜56:空気回収チャンバ
70:流路
71:流路
Claims (9)
- 船体の船底に設けられた空気吹き出し部を具備し、
前記空気吹き出し部は、
空気を供給する送気管と、
上面に前記送気管を接続され、底面に空気を吹き出す複数の空気吹き出し孔を有する容器部と
を備え、
前記複数の空気吹き出し孔は、船幅方向に平行に延び、船長方向に並んだ複数本の直線に沿って配列され、
前記複数の空気吹き出し孔は、船首側から見て互いに重ならない位置に配置され、
前記複数の空気吹き出し孔の各々の面積は、船首側に近いほど大きく、
前記複数の空気吹き出し孔は、船首側空気吹き出し孔、および、船尾側空気吹き出し孔を含み、
船首側空気吹き出し孔の面積、および、船尾側空気吹き出し孔の面積は、船首側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量と、船尾側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量とが概ね等しくなるように、設定されている
摩擦抵抗低減型船舶。 - 船体の船底に設けられた空気吹き出し部を具備し、
前記空気吹き出し部は、
空気を供給する送気管と、
上面に前記送気管を接続され、底面に空気を吹き出す複数の空気吹き出し孔を有する容器部と
を備え、
前記複数の空気吹き出し孔は、船幅方向に平行に延び、船長方向に並んだ複数本の直線に沿って配列され、
前記複数の空気吹き出し孔は、船首側から見て互いに重ならない位置に配置され、
前記複数の空気吹き出し孔の各々の面積は、船首側に近いほど大きく、
前記複数の空気吹き出し孔は、船首側空気吹き出し孔、および、船尾側空気吹き出し孔を含み、
船首側空気吹き出し孔の面積、および、船尾側空気吹き出し孔の面積は、船首側空気吹き出し孔の面積と船尾側空気吹き出し孔の面積とを同一にした場合と比較して、船首側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量と、船尾側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量との差が小さくなるように設定されている
摩擦抵抗低減型船舶。 - 請求項1または2に記載の摩擦抵抗低減型船舶において、
前記複数の空気吹き出し孔は、船幅方向に平行に延び、船長方向に並んだ二本の直線に沿って配置され、
船首側の直線に沿って並んだ複数の空気吹き出し孔の面積は、船尾側の直線に沿って並んだ複数の空気吹き出し孔の面積よりも大きい
摩擦抵抗低減型船舶。 - 請求項3に記載の摩擦抵抗低減型船舶において、
前記複数の空気吹き出し孔は、前記二本の直線に沿って、一個又は複数個ごとに千鳥形配列で配置されている
摩擦抵抗低減型船舶。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の摩擦抵抗低減型船舶において、
前記複数の空気吹き出し孔の各々は、円形又は船長方向に伸びる楕円形である
摩擦抵抗低減型船舶。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の摩擦抵抗低減型船舶において、
前記空気吹き出し部は、
前記底面に設けられたアクセス用の第1開口部を開放又は閉止する第1蓋を更に備え、
前記第1蓋は、前記複数の空気吹き出し孔の一部を有する
摩擦抵抗低減型船舶。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の摩擦抵抗低減型船舶において、
前記容器部に接続される前記送気管の位置は、前記複数の空気吹き出し孔のすべての位置よりも船首側である
摩擦抵抗低減型船舶。 - 船体の船底に設けられた空気吹き出し部を具備し、
前記空気吹き出し部は、
空気を供給する送気管と、
上面に前記送気管を接続され、底面に空気を吹き出す複数の空気吹き出し孔を有する容器部と
を備え、
前記複数の空気吹き出し孔の各々の面積は、船首側に近いほど大きく、
前記複数の空気吹き出し孔は、船首側空気吹き出し孔、および、船尾側空気吹き出し孔を含み、
船首側空気吹き出し孔の面積、および、船尾側空気吹き出し孔の面積は、船首側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量と、船尾側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量とが概ね等しくなるように、設定されている
摩擦抵抗低減型船舶。 - 船体の船底に設けられた空気吹き出し部を具備し、
前記空気吹き出し部は、
空気を供給する送気管と、
上面に前記送気管を接続され、底面に空気を吹き出す複数の空気吹き出し孔を有する容器部と
を備え、
前記複数の空気吹き出し孔の各々の面積は、船首側に近いほど大きく、
前記複数の空気吹き出し孔は、船首側空気吹き出し孔、および、船尾側空気吹き出し孔を含み、
船首側空気吹き出し孔の面積、および、船尾側空気吹き出し孔の面積は、船首側空気吹き出し孔の面積と船尾側空気吹き出し孔の面積とを同一にした場合と比較して、船首側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量と、船尾側空気吹き出し孔からの空気吹き出し量との差が小さくなるように設定されている
摩擦抵抗低減型船舶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012287872A JP6071546B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 摩擦抵抗低減型船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012287872A JP6071546B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 摩擦抵抗低減型船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014129040A JP2014129040A (ja) | 2014-07-10 |
JP6071546B2 true JP6071546B2 (ja) | 2017-02-01 |
Family
ID=51407865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012287872A Active JP6071546B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 摩擦抵抗低減型船舶 |
Country Status (1)
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CA2244615A1 (en) * | 1997-08-22 | 1999-02-22 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Friction-reducing ship with compressed air generation apparatus, friction reduction apparatus and gas jetting device |
JPH11227675A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-24 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 摩擦抵抗低減船の空気吹き出し器 |
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2012
- 2012-12-28 JP JP2012287872A patent/JP6071546B2/ja active Active
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