JP6071506B2 - 薄膜形成装置 - Google Patents

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本発明は、静電噴霧によりワイヤに薄膜を形成する薄膜形成装置、および、ワイヤを用いて形成された有機EL素子に関する。
特許文献1には、連続して搬送される長尺被塗物表面に、帯電させた粉体塗料を静電付着させる粉体塗装装置が開示されている。特許文献1の粉体塗装装置は、ドーナツ状の本体を有し、この本体に取り付けられた複数のノズルとコロナ放電電極とを有する静電塗装機は、静電塗装機本体の空洞部分のほぼ中心を通って長尺被塗物が搬送されるように構成されている。
特開2003−135997号公報
しかしながら、特許文献1の構成において、複数のノズルは被塗物(ワイヤ)の径方向に対して所定の角度で粉体塗料を吐出するように構成されている。このため、特許文献1の構成では、長尺被塗物表面への静電粉体の塗着効率を向上させることはできるものの、均一で薄い膜を形成することは困難である。また、特許文献1の構成では、ワイヤに複数の種類の薄膜を形成してワイヤ状の有機EL素子を形成することは困難である。
そこで本発明は、ワイヤに均一で薄い膜を形成する薄膜形成装置を提供する。また、ワイヤを用いた微細な有機EL素子を提供する。
本発明の側面としての薄膜形成装置は、溶媒に薄膜材料を溶融した液剤を静電噴霧によりワイヤに塗布して薄膜を形成する薄膜形成装置であって、第1の溶媒に第1の薄膜材料を溶融した第1の液剤を複数の方向から前記ワイヤに向かって噴霧する第1の複数のノズル部、および、該第1の複数のノズル部のそれぞれと該ワイヤとの間に第1の電圧を印加する第1の電圧制御装置を有する第1の静電噴霧装置と、前記第1の液剤を塗布したワイヤの乾燥および焼成を行う第1の乾燥/焼成装置と、第2の溶媒に第2の薄膜材料を溶融した第2の液剤を複数の方向から前記ワイヤに向かって噴霧する第2の複数のノズル部、および、該第2の複数のノズル部のそれぞれと該ワイヤとの間に第2の電圧を印加する第2の電圧制御装置を有する第2の静電噴霧装置と、前記ワイヤを移動させる移動装置と、を有し、前記第1の電圧制御装置は、前記第1の電圧を印加することにより、前記第1の液剤を前記第1の複数のノズル部から前記ワイヤに向かって噴霧させ、前記第1の乾燥/焼成装置は、前記第1の液剤が塗布されたワイヤの前記第1の溶媒を乾燥させ、前記第1の薄膜材料を焼成することにより、該ワイヤに第1の薄膜を形成し、前記移動装置は、前記第1の薄膜が形成されたワイヤを前記第2の静電噴霧装置まで移動させ、前記第2の電圧制御装置は、前記第2の電圧を印加して前記第2の液剤を前記第2の複数のノズル部から前記ワイヤに向かって噴霧することにより、前記第1の薄膜が形成されたワイヤに第2の薄膜を形成する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、ワイヤに均一で薄い膜を形成する薄膜形成装置を提供することができる。また、ワイヤを用いた微細な有機EL素子を提供することができる。
実施例1における静電噴霧装置の概略構成図である。 実施例1の静電噴霧装置により印加される直流電圧の説明図である。 実施例1の静電噴霧装置により印加されるパルス電圧の説明図である。 実施例1の静電噴霧装置におけるノズルの位置制御を示す図である。 実施例1の静電噴霧装置(薄膜形成装置)におけるノズルの配置図である。 実施例1における薄膜形成装置の概略構成図である。 実施例2における有機EL素子の概略構成図である。 実施例3における有機EL素子の概略構成図である。 実施例4における発光装置の概略構成図である。 実施例5における発光装置の概略構成図である。 実施例5における発光装置の概略構成図である。 実施例6における発光装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における静電噴霧の概要について説明する。図1は、本実施例における静電噴霧装置32の概略構成図である。静電噴霧装置32は、静電噴霧によりワイヤに薄膜を形成する。ワイヤは、例えば、繊維ワイヤ、絶縁性を有するプラスチックワイヤ、または、金、銅、タングステンなどの金属ワイヤであるが、これらに限定されるものではない。なお、ここでいう「ワイヤ」とは、長手方向において可撓性を有するものを含み、糸や線と別称されるもの(連続体)も含む。薄膜は、例えば、導電膜(Cu膜などの金属膜)、誘電体膜、絶縁膜(ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂)エナメル膜、有機EL膜、太陽電池膜、プラスチック膜、セラミック膜であり、これらに限定されるものではない。
静電噴霧装置32は、主に、ノズル2、制御手段10、および、ワイヤ5に所定の電位を与える電極部7を備えて構成される。制御手段10は、ノズル2に所定の電圧を印加する電圧制御装置を含む。ノズル2には、図1中の矢印Aの方向から液剤が供給される。液剤は、ワイヤ5に形成される薄膜の種類に応じて適宜選択される。例えば、ワイヤ5に導電膜を形成する場合、導電膜の原料となる液剤として、所定の溶媒中にNi、Cu、Agなどの金属を溶融させた液剤が用いられる。
制御手段10は、ノズル2の電極2a電極部7との間に所定の電圧を印加する。ワイヤ5は、ノズル2の先端部2b(ノズル先端部)に対向するように保持される。ノズル先端部の径(液剤が通過する内径)は、例えば5μm〜400μm程度に設定される。
制御手段10によりノズル2とワイヤ5との間に所定の電圧が印加されると、ノズル2の先端部2bからワイヤ5に向けて液剤が噴霧される。このとき、ノズル2の内部における液剤は、印加電圧により生じる静電力で反発し、ノズル2の先端部2bにおける液面の表面張力を破って微粒子化する。微粒子化された液剤は、正又は負のいずれかに帯電しているため、互いの粒子は反発し合い、凝集することなく噴霧することができる。また、噴霧された粒子または気化した離型剤の全ては、静電気力によりワークに付着する。このように、液剤はノズル2の先端部2bから噴霧され、最初は比較的大きな径を有する粒子31aの状態にあり、その後、比較的小さな径を有する粒子31bとなってワイヤ5の上に形成される(堆積する)。そして、堆積した粒子31b(液剤)を硬化させることにより、ワイヤ5の表面に液剤の薄膜が形成されることになる。
また本実施例において、ワイヤ5に形成される膜(薄膜)の厚さは、例えば1〜5μmであり、均一で薄い膜を形成することができる。なお、ワイヤ5に形成される膜の厚さは、原料(薄膜の種類)に応じて適宜設定可能である。このように、本実施例の静電噴霧手法によれば、従来の噴霧手法では形成できないような薄い膜をワイヤ5上に均一に形成することができる。
続いて、図2および図3を参照して、静電噴霧装置32により印加される電圧(静電気を発生させるための電圧)について説明する。図2は、静電噴霧装置32により印加される直流電圧の説明図である。図3は、静電噴霧装置32により印加されるパルス電圧の説明図である。
図2では、ワイヤ5(電極部7)を接地し(GND接続)、ノズル2に正(+)の直流電圧を印加した状態を示している。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、ノズル2に負(−)の直流電圧を印加してもよい。正又は負のいずれの電圧を用いるかは、液剤やワイヤ5の材料の種類などに応じて適宜設定される。また、極性を変えることなく一方の極性のみの電圧を印加するように構成すればよいから、直流電圧に限定されるものではなく、噴霧中に極性を維持しながら電圧の大きさを変化するように制御してもよい。さらに、極性が正のみ又は負のみの電圧高低差の変化で構成されたパルス電圧を印加してもよい。このようなパルス電圧を印加する場合、0Vを含むように設定することができるが、0Vを含まないように設定してもよい。本実施例において、ノズル2の先端部2bとワイヤ5の表面との間の距離dは、例えば0.5mm〜20mm程度に設定される。
なお本実施例において、直流電圧に代えてパルス電圧を印加するように構成してもよい。このとき、静電噴霧装置32の制御手段10は、ワイヤ5(電極部7)に対する極性が正と負の交互に変化するパルス電圧をノズル2に印加する(パルス発振させる)。パルス電圧は、例えば、ワイヤ5の導電性が低い場合に適して用いられる。また、パルス電圧は、ワイヤ5の表面に選択的に薄膜を形成する場合に適して用いられる。これは、パルス電圧の極性に応じて、ノズル2から液剤の噴霧を制御することができるためである。
パルス電圧を印加する場合、まず図3(a)に示されるように、ノズル2に正電圧(+電圧)を印加する。このとき、ワイヤ5の表面(ノズル2側の面)には正電荷(+電荷)が集まり、この表面が正(+)に帯電する。続いて図3(b)に示されるように、ノズル2に負電圧(−電圧)を印加する。このとき、ノズル2から静電噴霧された粒子31bは負(−)に帯電しており、正(+)に帯電したワイヤ5の表面上に付着(着弾)する。続いて図3(c)に示されるように、ノズル2に正電圧(+電圧)を印加する。このとき、ノズル2から静電噴霧された粒子31bは正(+)に帯電しており、ワイヤ5の表面上に付着する。
そして、図3(b)に示されるような負電圧を印加する状態と図3(c)に示されるような正電圧を印加する状態とを繰り返す(パルス電圧を印加する)ことにより、ワイヤ5の上に液剤の薄膜を構成する粒子31bが堆積される。パルス電圧の大きさは、例えば0.5kV〜10kV程度に設定され、パルス幅(噴霧スピード)は例えば5Hz〜1kHz程度に設定される。また、ノズル2の先端部2bとワイヤの表面との間の距離dは、例えば0.5mm〜20mm程度に設定される。
また本実施例では、ワイヤ5の上に到達する粒子31bの粒子径を制御するため、噴霧距離すなわちノズル2の位置(高さ)を制御することができる。図4は、静電噴霧装置32におけるノズル2(ノズル先端部)の位置制御(高さ制御)を示す図である。図4に示されるように、静電噴霧装置32にはカメラ8が設けられている。カメラ8は、ワイヤ5の表面に到達した粒子31bを観察可能に配置されている。このように、カメラ8を用いて粒子31bの粒子径または粒子31bによる塗布状態を観察し、その観察結果に応じてノズル2を所望の位置に移動させるように制御する。例えば図4に示されるように、噴霧中において、ノズル先端部とワイヤ5の表面との距離d1を、距離d2に変更することが可能である。
このような制御は画像処理により自動的に実行することができ、または手動で行うこともできる。なお、粒子径を制御する場合、ノズル2の高さや左右方向の位置を移動させる構成に限定されるものではなく、例えばノズルの径や、印加電圧の大きさ又はパルス幅を変更する構成を採用してもよい。ワイヤ5の上に液剤の薄膜を形成する間にワイヤ5の静電気特性が変化する場合に効果的である。
また本実施例において、静電噴霧装置32は、ワイヤ5の表面に均一な薄膜を形成するため、ワイヤ5の周囲に配置されるように複数のノズル2(複数のノズル部)を備えることが好ましい。また、より均一な薄膜を形成するため、複数のノズル2はワイヤ5の径方向からワイヤ5に向かって噴霧するように構成されていることが好ましい。
続いて図5を参照して、複数のノズルを有する静電噴霧装置32について説明する。図5は、静電噴霧装置32における複数のノズルの配置図であり、ワイヤ5が延びている方向に直交する面(紙面に直交する方向にワイヤ5が延びている状態)を示している。
図5に示されるように、ワイヤ5の周囲には3つのノズル2が配置されている。また、3つのノズル2は、ワイヤ5に直交する面において互いに等しい角度(120度)で配置されている。このように、ワイヤ5の周囲に、3つのノズル2を互いに等しい角度で配置することで、ワイヤ5に均一な薄膜を形成することができる。なお本実施例において、ノズル2の数は3つに限定されるものではなく、ワイヤ5の周囲に2つまたは4つ以上のノズル2を設けてもよい。また、複数のノズル2は互いに等しい角度で配置される場合に限定されるものではなく、ワイヤ5に均一な厚さの膜を形成可能であれば、複数のノズル2を任意の角度関係で配置することができる。本実施例では、均一な厚さの膜をより容易に形成するため、複数のノズル2を用いることが好ましい。ただし、単一のノズル2でも薄膜を形成することができるため、必ずしも複数のノズル2を配置しなくてもよい。この場合、ノズル2は、固定しておいてもよいし、ワイヤ5に向けた状態で円周方向に回転させながら噴霧することもできる。
また、ワイヤ5の上に均一な厚さの膜を形成するため、複数のノズル2には互いに等しい電圧(直流電圧、パルス電圧)を印加することが好ましい。ただし、必要に応じて、複数のノズル2に印加する電圧を独立に制御することができる。
次に、図6を参照して、本実施例における薄膜形成装置について説明する。図6は、薄膜形成装置100の概略構成図である。薄膜形成装置100は、静電噴霧によりワイヤ5に薄膜を形成するように構成されている。本実施例において、薄膜形成装置100は、3つの静電噴霧装置32a、32b、32c(複数の静電噴霧装置)を備えて構成される。ただし、本実施例の薄膜形成装置100は、3つの静電噴霧装置32a、32b、32cを備える構成に限定されるものではない。薄膜形成装置は、1つの静電噴霧装置のみを備えた構成や、2つまたは4つ以上の静電噴霧装置を備えた構成でもよい。
静電噴霧装置32a(第1の静電噴霧装置)は、第1の薄膜の原料となる第1の液剤33aをワイヤ5の径方向である複数の方向からワイヤ5に向かって噴霧する第1の複数のノズル2a、および、第1の複数のノズル2aのそれぞれとワイヤ5との間に第1の電圧を印加する第1の電圧制御装置(不図示)を有する。第1の複数のノズル2aは、ワイヤ5(ワイヤの移動方向)に直交する面において互いに等しい第1の角度(3つのノズル2aが設けられている場合には120度)で配置されている。
また、静電噴霧装置32b(第2の静電噴霧装置)は、第2の薄膜の原料となる第2の液剤33bをワイヤ5の径方向である複数の方向からワイヤ5に向かって噴霧する第2の複数のノズル2b、および、第2の複数のノズル2bのそれぞれとワイヤ5との間に第2の電圧を印加する第2の電圧制御装置(不図示)を有する。第2の複数のノズル2bは、ワイヤ5に直交する面において互いに等しい第2の角度(3つのノズル2bが設けられている場合には120度)で配置されている。
同様に、静電噴霧装置32c(第3の静電噴霧装置)は、第3の薄膜の原料となる第3の液剤33cをワイヤ5の径方向である複数の方向からワイヤ5に向かって噴霧する第3の複数のノズル2c、および、第2の複数のノズル2cのそれぞれとワイヤ5との間に第3の電圧を印加する第3の電圧制御装置(不図示)を有する。第3の複数のノズル2cは、ワイヤ5に直交する面において互いに等しい第3の角度(3つのノズル2cが設けられている場合には120度)で配置されている。
本実施例において、薄膜形成装置100は、ワイヤ5(ワイヤ5の薄膜形成領域)を移動させる移動装置18、19を備える。本実施例において、移動装置18はワイヤ5の巻出しを行う巻出し装置であり、移動装置19はワイヤ5の巻取りを行う巻取り装置である。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、他の方法でワイヤ5を移動させるように構成してもよい。薄膜形成中、移動装置18、19はワイヤ5を一定の速度で移動することにより、均一な膜厚での成膜が可能である。ただし本実施例は、ワイヤ5を一定の速度で移動させる場合に限定されるものではない。たとえば、ワイヤ5の移動速度を変化させることにより、膜厚を変化させることもできる。また、特定の微細領域に薄膜を形成する(微細構造を形成する)場合などでは、ワイヤ5の移動を停止して、薄膜が形成された後にワイヤ5の移動を再開するなどの制御も可能である。また、移動装置18にはワイヤ5を接地する(GND電位を与える)ための電極部7が設けられているが、電極部7を移動装置18以外に設けてもよい。また、電極部7に与える電位はGND電位以外であってもよい。
また本実施例において、薄膜形成装置100は、薄膜を形成したワイヤ5の乾燥および焼成を行う第1の乾燥/焼成装置15aおよび第2の乾燥/焼成装置15bを有する。第1の乾燥/焼成装置15aは、第1の静電噴霧装置32aと第2の静電噴霧装置32bとの間に設けられている。また、第2の乾燥/焼成装置15bは、第3の静電噴霧装置32cと移動装置19との間に設けられている。
本実施例において、まず、第1の静電噴霧装置32aにおける第1の電圧制御装置が第1の電圧を印加して第1の液剤33aを第1の複数のノズル2aからワイヤ5に向かって噴霧することにより、ワイヤ5に第1の薄膜を形成する。その後、第1の薄膜が形成されたワイヤ5は第1の乾燥/焼成装置15aまで移動し、第1の乾燥/焼成装置15aは第1の薄膜が形成されたワイヤ5の乾燥および焼成を行う。
次に、第2の静電噴霧装置32bにおける第2の電圧制御装置が第2の電圧を印加して第2の液剤33bを第2の複数のノズル2bからワイヤ5に向かって噴霧することにより、第1の薄膜が形成されたワイヤ5に第2の薄膜を形成する。続いて、第3の静電噴霧装置32cにおける第3の電圧制御装置が第3の電圧を印加して第3の液剤33cを第2の複数のノズル2cからワイヤ5に向かって噴霧することにより、第2の薄膜が形成されたワイヤ5に第3の薄膜を形成する。本実施例において、一例として、第2の静電噴霧装置32bにより形成される第2の薄膜は、乾燥しやすい薄膜を形成する場合を想定しているため、第2の静電噴霧装置32bと第3の静電噴霧装置32cの間には乾燥/焼成装置は設けられていない。ただし、必要に応じて、第2の静電噴霧装置32bと第3の静電噴霧装置32cの間に乾燥/焼成装置を設けてもよい。
その後、第3の薄膜が形成されたワイヤ5は第2の乾燥/焼成装置15bまで移動し、第2の乾燥/焼成装置15bは第3の薄膜が形成されたワイヤ5の乾燥および焼成を行う。なお、第1の薄膜または第2の薄膜が乾燥しやすい薄膜である場合には、図6に示される第1の乾燥/焼成装置15aまたは第2の乾燥/焼成装置15bを省略してもよい。全ての工程を終了してワイヤ5上に第1の薄膜、第2の薄膜、および、第3の薄膜が形成されると、移動装置19によってワイヤ5が巻取られる。
本実施例によれば、ワイヤに均一で薄い膜を形成可能な薄膜形成装置を提供することができる。また、薄膜形成装置に複数の静電噴霧装置を設けることにより、ワイヤ上に複数の種類の薄膜を均一な膜厚で形成することで、連続したワイヤ上に均一な積層構造を形成することができる。
例えば、絶縁性を有するポリエチレンテレフタラート(PET)のワイヤ5に前述の3種の液剤を3つの静電噴霧装置32a、32b、32cを用いて3層を積層するように成膜してもよい。一例として、ワイヤ5に、陰極に接続されるアルミ電極膜、有機EL材料を用いた発光膜、陽極に接続される酸化インジウムスズ(ITO)の透明な電極膜の3層の膜を順番に成膜することにより、有機ELとして機能するワイヤを製造することができる。このような構成によれば、静電噴霧により各膜を均一な厚みに成膜することができるため、ワイヤの径方向及び長手方向において均一に発光可能なワイヤ状の有機EL素子を製造することが可能である。なお、外側の電極膜の上に、更に、反射防止膜、カラーフィルター、または、保護膜を成膜してもよい。
また、金や銅などの導電ワイヤに1つの静電噴霧装置32aを用いて、例えばポリイミド樹脂やエポキシ樹脂からなる絶縁膜を形成することにより、保護膜を有しワイヤショートを防止可能な導電ワイヤを製造することもできる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例2について説明する。図7は、本実施例における有機EL素子200(OLED)の概略構成図である。有機EL素子200は、ワイヤ状の有機EL素子であり、ワイヤ上の各膜が実施例1の静電噴霧により形成される。
具体的には、図7において、5aは絶縁ワイヤである。絶縁ワイヤ5aの第1の領域には、静電噴霧により、第1の電極14(導電膜)が形成される。第1の電極14は、有機EL素子200の陰極24に電気的に接続される。また、絶縁ワイヤ5aの第1の電極14の上には、発光層12(有機EL膜)が形成される。
更に、絶縁ワイヤ5aの第2の領域には、第2の電極13a(導電膜)が形成される。また、絶縁ワイヤ5aの発光層12の上には、第2の電極13b(導電膜)が形成される。本実施例において、第2の電極13bは、例えば酸化インジウムスズ(ITO)で構成される透明電極である。第2の電極13a、13bは、有機EL素子200の陽極23に電気的に接続される。本実施例では、絶縁ワイヤ5aの第2の領域において、まず絶縁膜を形成し、その絶縁膜の上に第2の電極13aを形成してもよい。このようなワイヤ状の有機EL素子を用いて発光部材を構成することで、フレキシブルな発光装置を製造することができる。
なお、本実施例はワイヤ状の有機EL素子について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、静電噴霧によりワイヤに複数の種類の薄膜を形成する装置を用いて、ワイヤ状の太陽電池を形成することもできる。例えば、上述の発光層12(有機EL膜)に代えて、シリコン系、化合物系、有機系などの発電層を形成することにより、ワイヤ状の太陽電池素子を製造することができる。また、外側の電極膜の上に反射防止膜を成膜することで、発電効率を向上することができる。このようなワイヤ状の太陽電池素子を用いて発電部材を構成することで、フレキシブルな発光装置を製造することができる。
また本実施例では、静電噴霧方法(実施例1の薄膜形成装置)を用いてワイヤ状の有機EL素子やワイヤ状の太陽電池を形成するが、これに限定されるものではない。例えば、液剤をエアの噴出により噴霧させてワイヤに成膜するエア式噴霧法や、ワイヤを液剤への浸漬後に引き上げて乾燥させることで成膜するディップコートなどの成膜方法を繰り返すことにより、上述した各膜を形成してワイヤ状の有機EL素子を製造することもできる。また、前述の各層を積層させた材質を細線状に押し出して、ワイヤ状の有機EL素子を製造することもできる。
次に、図8を参照して、本発明の実施例3について説明する。図8は、本実施例における有機EL素子300(OLED)の概略構成図である。有機EL素子300は、実施例2と同様、ワイヤ状の有機EL素子であり、ワイヤの上の各膜が実施例1の静電噴霧により形成される。本実施例のワイヤとして、導電ワイヤ5bが用いられる点で、絶縁ワイヤ5aが用いられる実施例2の構成とは異なる。
図8において、5bは導電ワイヤである。導電ワイヤ5bは第1の電極を構成し、陰極24に電気的に接続される。導電ワイヤ5bの第1の領域には、静電噴霧により、絶縁層16(絶縁膜)が形成される。また、導電ワイヤ5bの第2の領域には、発光層12(有機EL膜)が形成される。
更に、絶縁層16の上には第2の電極13aが形成される。また、発光層12の上には第2の電極13bが形成される。本実施例において、第2の電極13bは透明電極(ITO)である。第2の電極13a、13bは、有機EL素子300の陽極23に電気的に接続される。これによれば、実施例2と同様に、均一に発光可能なワイヤ状の有機ELを製造することができる。
なお、本実施例はワイヤ状の有機EL素子について説明したが、実施例2と同様に、ワイヤ状の太陽電池を形成することもできる。また本実施例では、実施例2と同様に、押し出し成形やディップコートなどを用いて同様の構造を形成することもできる。
上記各実施例によれば、ワイヤに均一で薄い膜を形成する薄膜形成装置を提供することができる。また、ワイヤを用いた微細な有機EL素子を提供することができる。
次に、図9を参照して、本発明の実施例4について説明する。図9は、本実施例における発光装置400の概略構成図である。発光装置400は、ワイヤ状の有機EL素子401を横糸及び縦糸として織り込むことにより、布状の発光部を有する。発光装置400は、有機EL素子401の一端側に接続される陽極側の端子402と有機EL素子401の他端側に接続される陰極側の端子403とを有し、これらを介して電源404に接続されることで発光可能に構成されている。
本実施例によれば、布状に織り込まれることで、自由に変形可能なフレキシブルな発光装置400を形成し、発光装置の設置位置の形状に合わせて自由に配置することもできる。なお、発光装置400は、有機EL素子401を用いて他の織り方や編み方で製造してもよい。また、有機EL素子401は織りこむことなく布等に所定の形状(文字や模様)に縫い付けることで、縫い付けられた布において部分的に発光させることもできる。
次に、図10を参照して、本発明の実施例5について説明する。図10は、本実施例における発光装置500aの概略構成図である。発光装置500aは、ワイヤ状の有機EL素子501を平行に多数並べて並列に電源502に接続することで、平面発光可能である。本実施例の発光装置500aによれば、基板上に有機EL素子を形成した発光装置と比較して、有機EL素子501がワイヤ状であるため、並べる数と長さを変更するだけ発光装置の大きさを調整でき、大型化も容易である。
このため、大型の照明装置として用い、または、大型の表示装置のバックライトとして用いることもできる。また、有機EL素子501が湾曲可能なワイヤ状に形成されるため、設置位置の形状に合わせて自由に配置可能な発光装置として用いることもできる。また、表面と裏面との両面で発光可能な発光装置を構成することができ、両面への情報を表示する表示装置に利用できる。これにより、両面への情報を表示可能な案内板や電子端末等の表示装置を提供することができる。
また、発光装置500aにおいて、効率を向上させるために有機EL素子501の背後にリフレクタを配置してもよく、発光状態の平坦化のために有機EL素子501の前面にレンズやフィルタを配置してもよい。また、一対の発光装置500aを90度傾けて配置することにより、発光強度の方向依存性をより小さくした発光装置を提供することもできる。
図11は、本実施例における他の発光装置500bの概略構成図である。発光装置500bは、ワイヤ状の有機EL素子501を束ねて並列に電源502に接続することにより、ストレート型の発光装置として構成される。本実施例の発光装置500bによれば、直管型の蛍光灯に替えて使用可能であり、軽量、高効率な照明として用いることができる。また、発光装置500bによれば、有機EL素子501の本数を変更することにより、発光の強さを簡易に調整することができる。また、有機EL素子501が細いワイヤ状に形成されるため、フレキシブルな発光装置500bを形成して、発光装置の設置位置の形状に合わせて自由に配置することもできる。例えば、有機EL素子501は、前述のような直線的な平面的な配置のみならず、渦巻状やスプリング状といった曲線を含む形状も構成可能である。このような構成によれば、柱形、円形、または、球形など種々の形状の発光装置を容易に製造することができる。なお、有機EL素子501を縄状や綱状となるようにより合わせて用いてもよい。
また、本実施例の発光装置500a、500bは、シリコーンゴムなどの可撓性を有する樹脂材を用いて、図10及び図11中の破線で示されるように封止することで、有機EL素子501の配列を崩すことなくフレキシブルな配置が可能である。また、発光装置500a、500bは、PETやシリコーン樹脂などのシートに貼り付け、または挟み込んで用いても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
次に、図12を参照して、本発明の実施例6について説明する。図12は、本実施例における発光装置600の概略構成図である。発光装置600は、ワイヤ状の有機EL素子601の背後に配置されたリフレクタ602により導光板603に光を導いて発光させるエッジライト方式の発光装置である。発光装置600によれば、この種の発光装置に用いられる冷陰極管と比較して、部材点数を抑えて細く成形することができる。更に、発光装置600を搭載した装置の薄型化および小型化が可能である。
なお、図9乃至図12に示される発光装置400、500a、500b、600の有機EL素子401、501、601のそれぞれに代えて前述のワイヤ状の太陽電池素子を用いることにより、布状、平板型または直管型等の太陽電池ユニット(太陽発電ユニット)を製造することができる。これにより、例えば、糸状の太陽電池素子を織って製造した布を用いて衣類を製造し、この布状の太陽電池素子により発電された電気によって衣類に取り付けた半導体デバイスを駆動させてもよい。
このような構成によれば、衣類を構成する布状の太陽電池素子により演算部、記憶部、操作部または表示部などに給電可能なウェアラブルコンピュータを製造することができる。なお、布状の太陽電池素子の発電した電力を蓄電する電池を備えることにより、電源レスのウェアラブルコンピュータを製造することもできる。この場合、衣類としては、コート、セーター、トレーナー、ジャケット、シャツ、スーツ、ズボン、スカートなどの衣服や、帽子、手袋などの小物でもよく、着衣状態で外側になるものに用いると発電効率がよく、表示部や操作部を使用する際に好ましい。また、衣類における半導体デバイスとしてコンピュータに代えて発光部や表示部を設けることにより、夜間など必要なときに発光させたり、各種情報(例えば所属情報)を表示されることが可能な衣類を製造してもよい。また、布状の太陽電池素子によって発電された電力を衣類に備えた電池に充電して別のデバイスに給電可能な構成とすることもできる。例えば、ポケットに無線式の給電装置を備えることで、無線式の受電装置を備えた携帯型の電子デバイスをポケットに収納しておくだけで充電することもできる。
以上、本発明の実施例について具体的に説明した。ただし、本発明は上記実施例として記載された事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。
2 ノズル
5 ワイヤ
5a 絶縁ワイヤ
5b 導電ワイヤ
7 電極部
8 カメラ
10 制御手段
12 発光層
23 陽極
24 陰極
31 粒子
32 静電噴霧装置
100 薄膜形成装置
200、300 有機EL素子

Claims (6)

  1. 溶媒に薄膜材料を溶融した液剤を静電噴霧によりワイヤに塗布して薄膜を形成する薄膜形成装置であって、
    第1の溶媒に第1の薄膜材料を溶融した第1の液剤を複数の方向から前記ワイヤに向かって噴霧する第1の複数のノズル部、および、該第1の複数のノズル部のそれぞれと該ワイヤとの間に第1の電圧を印加する第1の電圧制御装置を有する第1の静電噴霧装置と、
    前記第1の液剤を塗布したワイヤの乾燥および焼成を行う第1の乾燥/焼成装置と、
    第2の溶媒に第2の薄膜材料を溶融した第2の液剤を複数の方向から前記ワイヤに向かって噴霧する第2の複数のノズル部、および、該第2の複数のノズル部のそれぞれと該ワイヤとの間に第2の電圧を印加する第2の電圧制御装置を有する第2の静電噴霧装置と、
    前記ワイヤを移動させる移動装置と、を有し、
    前記第1の電圧制御装置は、前記第1の電圧を印加することにより、前記第1の液剤を前記第1の複数のノズル部から前記ワイヤに向かって噴霧させ、
    前記第1の乾燥/焼成装置は、前記第1の液剤が塗布されたワイヤの前記第1の溶媒を乾燥させ、前記第1の薄膜材料を焼成することにより、該ワイヤに第1の薄膜を形成し、
    前記移動装置は、前記第1の薄膜が形成されたワイヤを前記第2の静電噴霧装置まで移動させ、
    前記第2の電圧制御装置は、前記第2の電圧を印加して前記第2の液剤を前記第2の複数のノズル部から前記ワイヤに向かって噴霧することにより、前記第1の薄膜が形成されたワイヤに第2の薄膜を形成する、ことを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 前記第1の乾燥/焼成装置は、前記第1の静電噴霧装置と前記第2の静電噴霧装置との間に設けられることを特徴とする請求項に記載の薄膜形成装置。
  3. 前記第2の静電噴霧装置と前記移動装置との間に、前記第2の液剤を塗布したワイヤの乾燥および焼成を行う第2の乾燥/焼成装置を更に有し、
    前記第2の乾燥/焼成装置は、前記第2の液剤が塗布されたワイヤの前記第2の溶媒を乾燥させ、前記第2の薄膜材料を焼成することにより、該ワイヤに前記第2の薄膜を形成することを特徴とする請求項またはに記載の薄膜形成装置。
  4. 前記第1の複数のノズル部は、前記ワイヤに直交する面において互いに等しい第1の角度で配置されており、
    前記第2の複数のノズル部は、前記ワイヤに直交する面において互いに等しい第2の角度で配置されていることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の薄膜形成装置。
  5. 前記ワイヤは接地されており、
    前記第1の電圧制御装置は、前記ワイヤに対して前記第1の電圧を前記第1の複数のノズル部のそれぞれに印加し、
    前記第2の電圧制御装置は、前記ワイヤに対して前記第2の電圧を前記第2の複数のノズル部のそれぞれに印加することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の薄膜形成装置。
  6. 前記移動装置は、前記ワイヤを巻取ることにより該ワイヤの薄膜形成領域を移動させることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の薄膜形成装置。
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