JP6070618B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6070618B2
JP6070618B2 JP2014077310A JP2014077310A JP6070618B2 JP 6070618 B2 JP6070618 B2 JP 6070618B2 JP 2014077310 A JP2014077310 A JP 2014077310A JP 2014077310 A JP2014077310 A JP 2014077310A JP 6070618 B2 JP6070618 B2 JP 6070618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heater
roller
fixing device
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014077310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015197670A (ja
Inventor
岡本 晃
晃 岡本
健二 山元
健二 山元
圭吾 小倉
圭吾 小倉
高広 横谷
高広 横谷
博行 二見
博行 二見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2014077310A priority Critical patent/JP6070618B2/ja
Priority to EP15156479.6A priority patent/EP2927753A1/en
Priority to US14/674,987 priority patent/US9501005B2/en
Priority to CN201510156238.8A priority patent/CN104977833A/zh
Publication of JP2015197670A publication Critical patent/JP2015197670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6070618B2 publication Critical patent/JP6070618B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • G03G15/2042Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature specially for the axial heat partition

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来から、電子写真方式を採用したプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置が広く利用されている。この種の画像形成装置では、給紙部から搬送されてくる用紙に対して画像形成部により画像を転写し、その後、定着装置により画像を用紙に定着させることにより用紙上に所定の画像を形成している。定着装置は、複数のヒーターが内蔵される加熱ローラーと、加熱ローラーに圧接可能な加圧ローラーとを備えている。ヒーターには、例えばハロゲンランプが用いられている。
近年では、画像形成装置の省エネルギー化が要求されている。そのため、定着装置においては、定着ローラーを構成する芯金を薄くすることで、定着部の熱容量を削減して画像形成装置の省エネルギー化に対応している。しかし、このような芯金を肉薄に構成した定着ローラーでは、その両端部を支持する支持部材を通じて熱が逃げてしまうため、定着ローラーの端部の温度が中央部の温度に比べて低くなってしまう傾向がある。その結果、定着ローラーの表面において温度ムラが発生してしまい、定着ローラーの温度リップルが大きくなってしまうという問題がある。
これらの問題に対応するために、例えば、特許文献1には、定着ローラーの端部の温度を検知する第2温度検知手段により検知された温度に基づいて、メインヒーターの出力比に対応するサブヒーターの通電時の出力比を設定する画像形成装置が記載されている。また、特許文献2には、小サイズ紙を通紙する場合にサブヒーターによるPID温度制御を開始し、この制御の開始時における各温度検知手段による検知温度と印刷ジョブの通紙目標温度との差分に応じてサブヒーターのPID温度制御開始時における初期点灯比率を決定する定着装置が記載されている。
特開2007−310254号公報 特開2013−148721号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に記載される定着装置では、以下のような問題がある。すなわち、特許文献1に記載の画像形成装置では、メインヒーターおよびサブヒーターの両方を半波単位のオン/オフパターンで点灯制御しているが、最適なデューティー比のオン/オフパターンにより点灯制御を行ってしないので、定着ローラーの端部の温度が上がらず、定着ローラーの全体の温度が均一にならないという問題がある。また、メインヒーターおよびサブヒーターを同時にデューティー制御する場合、制御が複雑になってしまうという問題もある。特許文献2に記載の定着装置では、小サイズ紙を通紙する場合、メインヒーターをオフさせてサブヒーターによるPID温度制御を行うので、定着ローラーの温度が均一にならず、温度リップル等が発生してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、点灯制御の負担を少なくするとともに、定着ローラーの温度を均一に制御することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る定着装置は、上記課題を解決するために、用紙に画像を定着させるローラーと、ローラーの内部に設けられ、当該ローラーの長手方向において供給熱量の分布が異なるように構成された複数のヒーターと、ローラーの温度を検知する温度検知部と、温度検知部により検知された検知結果に基づいて交流電源の半波周期のパターンによりヒーターの点灯制御を行う制御部と、を備え、制御部は、温度検知部によりローラーの長手方向における端部の温度が設定された基準温度よりも低いと検知された場合、複数のヒーターのうち端部における供給熱量が最も多いヒーターを全点灯制御するとともに、複数のヒーターのうち端部における供給熱量が次に多いヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御するものである。
また、本発明に係る定着装置は、用紙に画像を定着させるローラーと、ローラーの内部に設けられ、当該ローラーの長手方向において供給熱量の分布が異なるように構成された複数のヒーターと、ローラーの温度を検知する温度検知部と、温度検知部により検知された検知結果に基づいて交流電源の半波周期のパターンによりヒーターの点灯制御を行う制御部と、を備え、制御部は、温度検知部によりローラーの長手方向における端部の温度が設定された基準温度よりも高いと検知された場合、複数のヒーターのうち端部における供給熱量が最も少ないヒーターを全点灯制御するとともに、複数のヒーターのうち端部における供給熱量が次に少ないヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御するものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成部により形成された画像を用紙に定着させる上記定着装置と、を備えるものである。
本発明によれば、ローラーの長手方向における端部の温度に基づいて、一方のヒーターを全点灯制御するとともに他方のヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御するので、ローラーの温度の均一化を効果的に図ることができるとともに、点灯制御時の制御負担の軽減も図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 定着装置の構成例を示す断面図である(その1)。 定着装置の構成例を示す断面図である(その2)。 定着装置を構成する各ヒーターの配熱分布を示す図である。 定着装置の回路構成例を示すブロック図である。 定着装置において直列点灯、並列点灯および単独点灯を説明するための図である。 デューティー比が100%の場合におけるデューティーパターンの配列例を示す図である。 デューティー比が80%の場合におけるデューティーパターンの配列例を示す図である。 デューティー比が71.43%の場合におけるデューティーパターンの配列例を示す図である。 デューティー比が60%の場合におけるデューティーパターンの配列例を示す図である。 デューティー比が55.56%の場合におけるデューティーパターンの配列例を示す図である。 デューティー比が40%の場合におけるデューティーパターンの配列例を示す図である。 デューティー比が33.33%の場合におけるデューティーパターンの配列例を示す図である。 フラットモード時における各トライアックの点灯制御のタイミングチャートを示す図である。 フラットモード時の加熱ローラーの温度と時間との関係を示す図である。 フラットモード時に選択される各ヒーターのデューティーパターンを説明するための図である。 端部熱量モード時における各トライアックの点灯制御のタイミングチャートを示す図である。 端部熱量モード時の加熱ローラーの温度と時間との関係を示す図である。 端部熱量アップモード時に選択される各ヒーターのデューティーパターンを説明するための図である。 フラットモード時に選択される各ヒーターのデューティーパターンが格納されるテーブルの構成例を示す図である。 端部熱量モード時に選択される各ヒーターのデューティーパターンが格納されるテーブルの構成例を示す図である。 加熱ローラーの温度を制御する場合におけるフィードバック制御を説明するための図である。 定着処理時における画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る定着装置の構成例を示す断面図である。 定着装置を構成する各ヒーターの配熱分布を示す図である。 定着装置の回路構成例を示すブロック図である。 フラットモード時における定着装置の点灯制御を説明するための図である。 端部モード時における定着装置の点灯制御を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態に係る定着処理時の画像形成装置の動作例を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る定着処理時の画像形成装置の動作例を示す断面ある。 本発明の第5の実施の形態に係る定着処理時の画像形成装置の動作例を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る定着処理時の画像形成装置の動作例を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置の構成例]
まず、本発明に係る画像形成装置100について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置100の構成の一例を示している。なお、本発明においては、用紙Pの搬送方向を用紙搬送方向D1と呼び、用紙搬送方向D1に直交する方向を用紙幅方向D2と呼ぶ。
図1に示すように、画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、自動原稿搬送部80と装置本体102とを備えている。自動原稿搬送部80は、装置本体102の上部に取り付けられ、搬送台上にセットされた用紙を、搬送ローラー等により装置本体102の画像読取部90に送り出す。
装置本体102は、操作表示部70と、画像読取部90と、画像形成部10と、中間転写ベルト8と、給紙部20と、レジストローラー対32と、定着装置200Aと、自動用紙反転搬送ユニット60(Auto Duolex Unit:以下ADUという)とを有している。
操作表示部70は、表示部と入力部とが組み合わされたタッチパネルと、タッチパネルの周辺部に設けられたスタートキーや決定キーを含む複数の操作キーとを有している。操作表示部70は、メニュー画面等を画面上に表示したり、メニュー画面でのタッチ操作や操作キーの操作により入力された画像形成条件や定着条件等の情報を受け付けたりする。
画像読取部90は、原稿台上に載置された原稿、または自動原稿搬送部80により搬送された原稿を走査露光装置の光学系により走査露光し、走査した原稿の画像をCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサにより光電変換して画像情報信号を生成する。画像情報信号は、図示しない画像処理部によりアナログ処理、アナログ/ディジタル(以下A/Dという)変換処理、シューディング補正、画像圧縮処理等行われた後に画像形成部10に出力される。
画像形成部10は、電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを有している。この例では、それぞれ共通する機能名称、例えば、符号10の後ろに形成する色を示すY,M,C,Kを付して表記する。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Yと、その周囲に配置される帯電器2Y、露光部(光書込み部)3Y、現像器4Yおよびクリーニング部6Yを有している。画像形成ユニット10Mは、感光体ドラム1Mと、その周囲に配置される帯電器2M、露光部3M、現像器4Mおよびクリーニング部6Mを有している。画像形成ユニット10Cは、感光体ドラム1Cと、その周囲に配置される帯電器2C、露光部3C、現像器4Cおよびクリーニング部6Cを有している。画像形成ユニット10Kは、感光体ドラム1Kと、その周囲に配置される帯電器2K、露光部3K、現像器4Kおよびクリーニング部6Kを有している。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおけるそれぞれの感光体ドラム(像担持体)1Y,1M,1C,1K、帯電器2Y,2M,2C,2K、露光部3Y,3M,3C,3K、現像器4Y,4M,4C,4K、クリーニング部6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ共通する内容の構成である。以下、特に、区別が必要な場合を除き、Y,M,C,Kを付さずに表記することとする。
帯電器2は、感光体ドラム1の表面をほぼ一様に帯電する。露光部3は、例えばLEDアレイと結像レンズとを有するLPH(LED Print Head)や、ポリゴンミラー方式のレーザー露光走査装置により構成され、画像情報信号に基づいて感光体ドラム1上をレーザー光により走査して静電潜像を形成する。現像器4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。これにより、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。
中間転写ベルト8は、複数のローラーにより張架されるとともに回動可能に支持されている。中間転写ベルト8の回動と併せて、一次転写ローラー7と感光体ドラム1とが回転し、一次転写ローラー7と感光体ドラム1との間に所定の電圧が印加されることで、感光体ドラム1に形成されたトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(一次転写)。
給紙部20は、A3やA4等の用紙Pが収容された複数の給紙トレイ20A,20Bを有している。各給紙トレイ20A,20Bから搬送ローラー22,24,26,28等によって搬送された用紙Pは、ループローラー対30に搬送される。なお、給紙トレイの数は2つに限定されるものではない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収容することが可能な大容量給紙装置を単数または複数連結させても良い。
ループローラー対30に搬送された用紙Pは、その先端部がレジストローラー対32に突き当てられる。レジストローラー対32は、突き当てられた用紙Pにおいてループを形成し、用紙Pの用紙搬送方向D1に対する曲り(例えば斜行)を補正する。用紙Pの曲がりが補正された用紙Pは、所定のタイミングで二次転写ローラー34に搬送される。二次転写ローラー34では、中間転写ベルト8上に転写されたY色、M色、C色、K色トナー像が、レジストローラー対32により搬送されてくる用紙Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写された用紙Pは用紙搬送方向D1の下流側の定着装置200Aに搬送される。
定着装置200Aは、二次転写ローラー34でトナー像が転写された用紙Pに加圧、加熱処理を行うことにより用紙P表面のトナー像を用紙Pに定着させる。定着装置200Aについては後述する。定着装置200Aの用紙搬送方向D1の下流側には、用紙Pの搬送経路を排紙経路側またはADU60側に切り替えるための搬送路切替部48が設けられている。搬送路切替部48は、選択されている印刷モード(片面印刷モード、両面印刷モード等)に基づいて搬送経路の切り替え制御を行う。
片面印刷モードで片面の印刷が終了した用紙P、または、両面印刷モードで両面の印刷が終了した用紙Pは、排紙ローラー46により排紙トレイ上に排出される。また、両面印刷モードにおいて、用紙Pの裏面側に画像を形成する場合、おもて面側に画像が形成された用紙Pは、搬送ローラー62等を介してADU60に搬送される。ADU60のスイッチバック経路では、ADUローラー64の逆回転制御により用紙Pの後端を先頭にしてUターン経路部に搬送され、Uターン経路部に設けられた搬送ローラー66,68等により表裏反転された状態で二次転写ローラー34に再給紙される。
[定着装置の構成例]
次に、定着装置200Aの概略構成例について説明する。図2は、用紙幅方向D2から見た定着装置200Aの構成の一例を示す断面図である。図3は、用紙搬送方向D1側から見た定着装置200Aの構成の一例を示す断面図である。図4Aはフラットヒーター220の熱供給量の分布を説明するための図であり、図4Bは端部ヒーター230の熱供給量の分布を説明するための図である。
図2および図3に示すように、定着装置200Aは、加熱ローラー(定着ローラー)202と、加圧ローラー204と、中央部温度検知部222と、端部温度検知部232とを備えている。加熱ローラー202は、円筒状の芯金202aと、芯金202aの外周面(表面)を被覆する樹脂層や弾性層等からなる機能層202bとを有している。本例では、内部に配置されるフラットヒーター220や端部ヒーター230の熱を伝達し易くするために、肉薄の芯金202aが用いられている。加熱ローラー202は、その両端部が支持部材206によって支持されている。
フラットヒーター220および端部ヒーター230は、例えばハロゲンヒーターからなり、加熱ローラー202の芯金202aの内部に配置されている。フラットヒーター220は、加熱ローラー202の長手方向(軸方向)に沿うように配置されるとともに、加熱ローラー202の長手方向の長さと略同一の長さに選定される。フラットヒーター220は、図4Aに示すように、加熱ローラー202の長手方向の中央部および端部を含む通紙経路全域において熱供給量の配熱分布が均一(例えば100%)となるように構成されている。
端部ヒーター230は、加熱ローラー202の長手方向に沿うように配置されるとともに、加熱ローラー202の長手方向の長さと略同一の長さに選定される。端部ヒーター230は、図4Bに示すように、加熱ローラー202の長手方向の両端部のそれぞれの熱供給量の配熱分布が最大となるように構成されている。具体的には、端部ヒーター230の中央部の熱供給量が100%で構成され、端部ヒーター230の端部の熱供給量が中央部の熱供給量よりも60%だけ多い160%で構成されている。加熱ローラー202の端部の領域としては、例えばA4Sサイズ等の小サイズの用紙Pが通過する通紙経路以外の領域が含まれる。
加圧ローラー204は、円筒状の芯金204aと、芯金204aの外周面(表面)を被覆する樹脂層や弾性層等からなる機能層204bとを有している。加圧ローラー204は、加熱ローラー202に対して圧接可能に設けられている。
中央部温度検知部222は、加熱ローラー202の長手方向の中央部近傍に配置され、加熱ローラー202の中央部の温度を検知する。端部温度検知部232は、加熱ローラー202の長手方向の一方側の端部近傍に配置され、加熱ローラー202の端部の温度を検知する。中央部温度検知部222および端部温度検知部232には、例えばサーミスタ等が用いられる。
[定着装置のブロック構成例]
次に、定着装置200Aの回路構成について説明する。図5は、定着装置200Aの回路構成の一例を示している。本発明に係る定着装置200Aは、直並列点灯回路から構成され、フラットヒーター220および端部ヒーター230を直列点灯、並列点灯または単体独立点灯させることが可能な回路となっている。
定着装置200Aは、図5に示すように、交流電源部210と、フラットヒーター220と、端部ヒーター230と、制御部250と、スイッチング素子の一例であるトライアック260,262,264,266とを備えている。交流電源部210に接続される接続点P1には、トライアック262,266が並列に接続されている。
フラットヒーター220は、一端がトライアック266に接続され、他端が接続点P3に接続されている。接続点P3は、フラットヒーター220とトライアック260との間に設けられている。フラットヒーター220は、制御部250からトライアック266等を介して供給される半波単位のデューティーパターンに基づいて点灯/消灯する。
端部ヒーター230は、一端が接続点P2に接続され、他端が接続点P3に接続されている。接続点P2は、トライアック262とトライアック264との間に設けられている。端部ヒーター230は、制御部250からトライアック262等を介して供給される半波単位のデューティーパターンに基づいて点灯/消灯する。
制御部250は、定着装置200Aの全体動作を制御するCPU(Central Processing Unit)252と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ254とを有している。CPU252は、メモリ254から読み出したソフトウェア(プログラム)を実行することにより、画像形成装置100の定着装置200A等の各部を制御してフラットヒーター220および端部ヒーター230の点灯制御等に関連する機能を実現する。
本例において制御部250は、定着処理時のフラットヒーター220および端部ヒーター230の点灯制御として、フラットモードおよび端部熱量アップモードを実行する。フラットモードとは、加熱ローラー202の端部の温度が一定温度(基準温度)を超えている場合に、加熱ローラー202の全体の温度を均一に維持するためのモードである。端部熱量アップモードとは、加熱ローラー202の端部の温度が一定温度(基準温度)以下である場合に、加熱ローラー202の端部の温度を優先して加熱することで加熱ローラー202の全体の温度の均一化を図るモードである。
次に、上述した定着装置200Aの直並列回路において、フラットヒーター220および端部ヒーター230を直列点灯、並列点灯、単体点灯させる場合について説明する。図6Aは、フラットヒーター220および端部ヒーター230を直列点灯させる場合の回路構成の一例を示している。なお、図6においては、電流(電力)の流れを破線を用いて図示している。
フラットヒーター220および端部ヒーター230を直列点灯させる場合、図6Aに示すように、制御部250は、トライアック264,266に制御信号を供給してオンさせる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230が直列に接続された回路構成となり、フラットヒーター220および端部ヒーター230を直列点灯させることができる。例えば、定着装置200Aの点灯時(低温からの立ち上げ時等)において負荷が大きく変動することで発生する突入電流を防止したい場合に、本回路構成を使用することができる。
図6Bは、フラットヒーター220および端部ヒーター230を並列点灯させる場合の回路構成の一例を示している。フラットヒーター220および端部ヒーター230を並列点灯させる場合、図6Bに示すように、制御部250は、トライアック260,262,266に制御信号を供給してオンさせる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230が並列に接続された回路構成となり、フラットヒーター220および端部ヒーター230を並列点灯させることができる。
本回路構成によれば、フラットヒーター220および端部ヒーター230の少なくとも一方を所定のデューティー比に対応する半波単位のデューティーパターンにより点灯制御することができるので、細かな電力制御が可能となる。例えば、定着時の温度リップルやフリッカー等を抑制したい場合に本回路構成を使用することができる。また、端部ヒーター230の温度が目標温度に達した後に温度を一定に維持する制御を行う場合にも、本回路構成を使用することができる。
図6Cは、端部ヒーター230を単体点灯させる場合の回路構成の一例を示している。図6Cに示すように、制御部250は、トライアック260,262に制御信号を供給してオンさせる。これにより、端部ヒーター230単体の回路構成となるので、端部ヒーター230のみを単体点灯させることができる。フラットヒーター220を単体点灯させたい場合には、トライアック260,266をオンさせれば良い。
本回路構成によれば、所定のデューティー比に対応する半波単位のデューティーパターンにより端部ヒーター230を点灯制御することができる。これにより、1本の端部ヒーター230を細目にオン/オフ制御を行うことができる。例えば、端部ヒーター230の温度が目標温度に達した後に温度を一定に維持する制御を行う場合に、本回路構成を使用することができる。
[デューティーパターンの配列例]
次に、フリッカーの影響を抑制することが可能な半波単位のデューティーパターンの配列例について説明する。本発明に係る半波単位のデューティーパターンは、以下の共通した特徴を有している。すなわち、デューティーパターンは、交流電源の半波単位でフラットヒーター220等をオン/オフ制御する構成とされ、半波周期の3倍以上の整数倍であって周期が奇数であり、規定周期内でオン区間、オフ区間のうち合計数の少ない方の区間が全て非連続となるように配列されている。
以下、「100%」、「80%」、「71.43%」、「60%」、「55.56%」、「40%」、「33.33」のデューティー比におけるデューティーパターンの配列例について具体的に説明する。なお、デューティー比が100%の場合は、全てオン区間であるため、上記配列には該当しないが、説明の都合上、下記の説明に含めている。
図7Aはデューティー比が100%の場合の半波単位のデューティーパターンの波形を示し、図7Bはそのデューティーパターンのオン/オフ状態を示している。なお、図7Aにおいて色付きの波形を点灯(オン)とし、色なしの波形を消灯(オフ)とする。以下に説明する図8〜図13においても同様とする。図7Aおよび図7Bに示すように、デューティー比が100%の場合には、半波の全てがオンに設定される。
図8Aはデューティー比が80%の場合の半波単位のデューティーパターンの波形を示し、図8Bはそのデューティーパターンのオン/オフ状態を示している。図8Aおよび図8Bに示すように、デューティー比が80%の場合には、周期が奇数(5)であってかつ半波周期の3倍以上の整数倍であり、5つの半波を1ブロックとし、5半波のうち4半波がオンに設定される。また、合計数の少ないオフ区間の波形が、互いに隣り合わないように非連続で配列される。
図9Aはデューティー比が71.43%の場合の半波単位のデューティーパターンの波形を示し、図9Bはそのデューティーパターンのオン/オフ状態を示している。図9Aおよび図9Bに示すように、デューティー比が71.43%の場合には、周期が奇数(7)であってかつ半波周期の3倍以上の整数倍であり、7つの半波を1ブロックとし、7半波のうち5半波がオンに設定される。また、合計数の少ないオフ区間の波形が、互いに隣り合わないように非連続で配列される。
図10Aはデューティー比が60%の場合の半波単位のデューティーパターンの波形を示し、図10Bはそのデューティーパターンのオン/オフ状態を示している。図10Aおよび図10Bに示すように、デューティー比が60%の場合には、周期が奇数(5)であってかつ半波周期の3倍以上の整数倍であり、5つの半波を1ブロックとし、5半波のうち3半波がオンに設定される。また、合計数の少ないオフ区間の波形が、互いに隣り合わないように非連続で配列される。
図11Aはデューティー比が55.56%の場合の半波単位のデューティーパターンの波形を示し、図11Bはそのデューティーパターンのオン/オフ状態を示している。図11Aおよび図11Bに示すように、デューティー比が55.56%の場合には、周期が奇数(9)であってかつ半波周期の3倍以上の整数倍であり、9つの半波を1ブロックとし、9半波のうち5半波がオンに設定される。また、合計数の少ないオフ区間の波形が、互いに隣り合わないように非連続となるように配列される。
図12Aはデューティー比が40%の場合の半波単位のデューティーパターンの波形を示し、図12Bはそのデューティーパターンのオン/オフ状態を示している。図12Aおよび図12Bに示すように、デューティー比が40%の場合には、周期が奇数(5)であってかつ半波周期の3倍以上の整数倍であり、5つの半波を1ブロックとし、5半波のうち2半波がオンに設定される。また、合計数の少ないオン区間の波形が、互いに隣り合わないように非連続で配列される。
図13Aはデューティー比が33.33%の場合の半波単位のデューティーパターンの波形を示し、図13Bはそのデューティーパターンのオン/オフ状態を示している。図13Aおよび図13Bに示すように、デューティー比が33.33%の場合には、周期が奇数(3)であってかつ半波周期の3倍以上の整数倍であり、3つの半波を1ブロックとし、3半波のうち1半波がオンに設定される。また、合計数の少ないオン区間の波形が、互いに隣り合わないように非連続で配列される。
[フラットモード時のタイミングチャート例]
次に、フラットモード時における各トライアック260等の点灯制御(オン/オフ)のタイミングチャートについて説明する。図14は、フラットモード時における各トライアック260等の点灯制御のタイミングチャートを示す図である。図15は、フラットモード時の加熱ローラー202の温度と時間との関係を示す図である。図16A,図16B,図16Cは、フラットモード時に選択されるフラットヒーター220および端部ヒーター230のデューティーパターンを説明するための図である。
図14に示すように、例えばウォームアップが開始されると、時刻t1において、トライアック260,264,266がオンされる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230が直列点灯する。このときは、フラットヒーター220等が点灯開始時であるので、図15に示すように、加熱ローラー202の中央部および端部の温度は室温である。
時刻t2では、トライアック264,266がオフされる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230が一旦消灯する。
時刻t3では、トライアック262,266がオンされる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230の各々が独立して点灯(並列点灯)する。この並列点灯に伴い、加熱ローラー202の中央部および端部の温度は、図15に示すように、徐々に上昇していく。並列点灯開始時においては、図16Aに示すように、フラットヒーター220および端部ヒーター230の各々が100%のデューティーパターンで点灯する。
時刻t4では、フラットモードが選択されているので、トライアック262が100%の点灯から所定のデューティー比のデューティーパターンによるデューティー制御に切り替えられる。これにより、図16Bに示すように、フラットヒーター220が100%のデューティー比により全点灯し、端部ヒーター230が33.33%から80%の間のデューティーパターンにてオン/オフ点灯する。なお、これらの中で何れのデューティーパターンを選択するかは、後述するPI制御による計算結果に基づいて決定される。
時刻t5では、加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度T1に近づく(または到達する)と、トライアック262がオフされるとともに、トライアック266が所定のデューティー比のデューティーパターンによるオン/オフ制御に切り替えられる。これにより、図16Cに示すように、端部ヒーター230が消灯するとともに、フラットヒーター220が33.33%から80%の間のデューティーパターンで点灯する。このとき、加熱ローラー202の端部の温度は、図15に示すように、端部熱量アップモードではないので、加熱ローラー202の中央部の温度よりも若干低い温度で推移する。
時刻t5以降においては、加熱ローラー202の中央部の測定温度が目標温度T1を下回った場合、トライアック266がデューティー比100%のデューティーパターンのオン/オフ制御に切り替えられ、加熱ローラー202の温度制御が行われる。同様に、加熱ローラー202の端部の温度が目標温度T1を下回った場合、トライアック262がオンされ、端部ヒーター230が消灯状態からデューティー比100%のデューティーパターンのオン/オフ制御に切り替えられ、加熱ローラー202の温度制御が行われる。
[端部熱量アップモード時のタイミングチャート例]
次に、端部熱量アップモード時における各トライアック260等の点灯制御のタイミングチャートについて説明する。図17は、端部熱量アップモード時における各トライアック260等の点灯制御のタイミングチャートを示す図である。図18は、端部熱量アップモード時の加熱ローラー202の温度と時間との関係を示す図である。図19A,図19B,図19Cは、端部熱量アップモード時に選択されるフラットヒーター220および端部ヒーター230のデューティーパターンを説明するための図である。
図17に示すように、例えばウォームアップが開始されると、時刻t1において、トライアック260,264,266がオンされる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230が直列点灯する。このときは、フラットヒーター220等が点灯開始時であるので、図18に示すように、加熱ローラー202の中央部および端部の温度は室温である。
時刻t2では、トライアック264,266がオフされる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230が一旦消灯する。
時刻t3では、トライアック262,266がオンされる。これにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230の各々が独立して点灯(並列点灯)する。この並列点灯に伴い、加熱ローラー202の中央部および端部の温度は、図18に示すように、徐々に上昇していく。並列点灯開始時においては、図19Aに示すように、フラットヒーター220および端部ヒーター230の各々が100%のデューティーパターンで点灯する。
時刻t4では、端部熱量アップモードが選択されているので、トライアック266が100%の点灯から所定のデューティー比のデューティーパターンによるオン/オフ制御に切り替えられる。これにより、図19Bに示すように、フラットヒーター220が33.33%から80%の間のデューティーパターンでオン/オフ点灯し、端部ヒーター230が100%のデューティー比により全点灯する。
時刻t5では、加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度T1に近づく(または到達する)と、トライアック266がオフされるとともに、トライアック262が所定のデューティー比のデューティーパターンによるオン/オフ制御に切り替えられる。これにより、図19Cに示すように、フラットヒーター220が消灯するとともに、端部ヒーター230が33.33%から80%の間のデューティーパターンで点灯する。このとき、加熱ローラー202の端部の温度は、端部熱量アップモードであるので、図18に示すように、温度上昇が速く、加熱ローラー202の中央部の温度に近い温度で推移する。
時刻t5以降においては、加熱ローラー202の中央部の測定温度が目標温度T1を下回った場合、トライアック266が100%のデューティー比のデューティーパターンのオン/オフ制御に切り替えられ、加熱ローラー202の温度調整が行われる。同様に、加熱ローラー202の端部の温度が目標温度T1を下回った場合、トライアック262がオンされ、フラットヒーター220が消灯状態から100%のデューティー比のデューティーパターンのオン/オフ制御に切り替えられ、加熱ローラー202の温度制御が行われる。
[フラットモード用のデューティーパターンが格納されるテーブルの構成例]
次に、フラットモード時に選択されるフラットヒーター220および端部ヒーター230のデューティーパターンが格納されるテーブルTB1について説明する。図20は、フラットモード時に選択されるフラットヒーター220および端部ヒーター230のデューティーパターンが格納されるテーブルTB1の構成の一例を示している。なお、フラットヒーター220の消費電力は1000Wであり、端部ヒーター230の消費電力は800Wである。
図20に示すように、テーブルTB1には、フラットモード時に選択されるデューティーパターンとして15個の「パターン1〜15」が記憶されている。各「パターン1〜15」には、フラットヒーター220のデューティー比(デューティーパターン)と、端部ヒーター230のデューティー比(デューティーパターン)と、後述するPI制御により算出される操作量(PI値)とが対応付けられている。なお、各「パターン1〜15」には、図20に示すように、各ヒーターの消費電力やヒーターの合計消費電力等も対応付けて記憶させることができる。
「パターン1〜7」は、フラットヒーター220を100%のデューティー比で点灯制御するためのデューティーパターンと、端部ヒーター230を33.33〜100%のデューティー比で点灯制御するためのデューティーパターンとの組み合わせにより構成されている。これらの「パターン1〜7」は、例えば点灯モードをフラットモードに切り替える際等に選択される。
「パターン8〜15」は、フラットヒーター220を33.33〜100%のデューティー比で点灯制御するためのデューティーパターンと、端部ヒーター230を0%のデューティー比、すなわち端部ヒーター230を消灯させるデューティーパターンとの組み合わせにより構成されている。これらの「パターン8〜15」は、例えば加熱ローラー202の温度が目標温度T1に到達した際に選択される。
[端部熱量アップモード用のデューティーパターンが格納されるテーブルの構成例]
次に、端部熱量アップモード時に選択されるフラットヒーター220および端部ヒーター230のデューティーパターンが格納されるテーブルTB2について説明する。図21は、端部熱量アップモード時に選択されるフラットヒーター220および端部ヒーター230のデューティーパターンが格納されるテーブルTB2の構成の一例を示している。なお、フラットヒーター220の消費電力は1000Wであり、端部ヒーター230の消費電力は800Wである。
図21に示すように、テーブルTB2には、端部熱量アップモード時に選択されるデューティーパターンとして15個の「パターン1〜15」が記憶されている。各「パターン1〜15」には、フラットヒーター220のデューティー比と、端部ヒーター230のデューティー比と、後述するPI制御により算出される操作量とが対応付けられている。なお、各「パターン1〜15」には、図21に示すように、各ヒーターの消費電力やヒーターの合計消費電力等も対応付けて記憶させることができる。
「パターン1〜7」は、フラットヒーター220を33.33〜100%のデューティー比で点灯制御するためのデューティーパターンと、端部ヒーター230を100%のデューティー比で点灯制御するためのデューティーパターンとの組み合わせにより構成されている。これらの「パターン1〜7」は、例えば点灯モードを端部熱量アップモードに切り替える際等に選択される。
「パターン8〜15」は、フラットヒーター220を0%のデューティー比、すなわちフラットヒーター220を消灯させるデューティーパターンと、端部ヒーター230のデューティー比を33.33〜100%とするデューティーパターンとの組み合わせにより構成されている。これらの「パターン8〜15」は、例えば加熱ローラー202の温度が目標温度T1に到達した際に選択される。
[フィードバック制御例]
次に、加熱ローラー202の温度制御を行う場合におけるフィードバック制御例について説明する。図22は、加熱ローラー202の温度制御を行う場合におけるフィードバック制御のシーケンスの一例を示すブロック図である。
図22に示すように、まず、加熱ローラー202の中央部の目標温度が設定される。目標温度は、例えば操作表示部70の操作画面上にてユーザーの操作により設定することができる。設定された目標温度は、制御部250(加算部)に入力される。また、制御部250には、中央部温度検知部222により検知された加熱ローラー202の中央部の測定温度が入力される。
制御部250は、入力された目標温度と測定温度とに基づいてPI制御を実施し、フラットヒーター220および端部ヒーター230の点灯制御時におけるデューティーパターンを決定する際に用いる操作量(PI値)を算出する。P制御(比例)とは、目標温度と測定温度との差分に応じて出力制御を決定する動作である。I制御(積分)とは、目標温度と測定温度との差分を積分した値に応じて出力制御を決定する動作である。
操作量は、下記(1)式により算出することができる。
操作量(Duty)=Kp×偏差+Ki×偏差の累積値
=Kp×(目標温度−測定温度)+Ki×(目標温度−測定温度の累積値)・・・(1)
上記(1)式において、Kpは比例ゲインであり、Kiは積分ゲインである。
例えば、目標温度が185℃であり、測定温度が175℃である場合、上記(1)式を用いて操作量を計算すると、操作量は下記のような結果となる。
操作量=65×(185−175)+2×(185−175+10)=690
なお、フラットヒーター220等のオン時に偏差初期値(difference_total)=10に初期化し、Kp=65とし、Ki=10とした。
制御部250は、計算により得られた操作量に基づいてフラットヒーター220および端部ヒーター230の点灯制御時のデューティーパターンを選択する。具体的には、制御部250は、上記(1)式の操作量の算出結果が「690」であるので、例えばフラットモードを実行する場合には図20に示したテーブルTB1から「パターン1」を選択する。
制御部250は、フラットヒーター220および端部ヒーター230の点灯制御時のデューティーパターンを選択すると、選択したデューティーパターンに基づいてトライアック262等をスイッチング制御し、フラットヒーター220および端部ヒーター230の温度制御を行う。これにより、加熱ローラー202の中央部の温度を目標温度に設定することができる。
なお、上述した例では、フィードバック制御として、PI制御を用いた場合について説明したが、これに限定されることはなく、PID制御等を用いることもできる。
[定着装置の動作例]
次に、本発明に係る定着処理時における定着装置200Aの動作例について説明する。図23は、定着処理時における画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図23に示すように、ステップS10において、画像形成装置100の電源がオンされると、フォームアップ動作が開始される。ステップS11で制御部250は、定着装置200Aの点灯モードを直列点灯モードに設定する。具体的には、制御部250は、トライアック260,264,266をオンさせることにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230を直列点灯させる。
ステップS12で制御部250は、フラットヒーター220および端部ヒーター230を直列点灯させてから、一定時間が経過したか否かを判断する。制御部250は、一定期間が経過したと判断した場合にはステップS13に進み、一定期間が経過していないと判断した場合には一定期間が経過するまでカウントを継続する。
ステップS13で制御部250は、一定期間が経過すると、定着装置200Aの点灯モードを直列点灯モードから並列点灯モードに変更する。具体的には、制御部250は、トライアック260,262,266をオンさせるとともにトライアック264をオフさせることにより、フラットヒーター220および端部ヒーター230を並列点灯させる。
ステップS14で制御部250は、選択されたフラットヒーター220および端部ヒーター230のデューティーパターンが変更タイミングか否かを判断する。例えば、デューティーパターンが変更タイミングか否かは、選択された各デューティーパターンの1規定周期が終了したか否かに基づいて判断される。制御部250は、デューティーパターンの変更タイミングであると判断した場合にはステップS15に進み、デューティーパターンの変更タイミングでないと判断した場合にはステップS20に進む。
ステップS15で制御部250は、端部温度検知部232により測定された加熱ローラー202の端部の測定温度を取得し、取得した加熱ローラー202の端部の測定温度が予め設定された基準温度以下であるか否かを判断する。基準温度は、加熱ローラー202の端部の温度が一定温度以下に冷えていないかどうかを判断する際に用いる温度情報であり、例えば操作表示部72の操作画面上で任意の値を設定することができる。制御部250は、加熱ローラー202の端部の測定温度が基準温度以下であると判断した場合にはステップS16に進み、加熱ローラー202の端部の測定温度が基準温度を超えると判断した場合にはステップS18に進む。
加熱ローラー202の端部の測定温度が基準温度以下である場合、ステップS16で制御部250は、定着装置200Aの点灯モードを端部熱量アップモードに設定する。制御部250は、端部熱量アップモードにおいて、端部の供給熱量が最も多い端部ヒーター230を主ヒーターとし、端部の供給熱量が次に多いフラットヒーター220を副ヒーターとして加熱ローラー202の端部の温度を優先的に上昇させる温度制御を行う。
ステップS17で制御部250は、中央部温度検知部222により測定された加熱ローラー202の中央部の測定温度と予め設定された目標温度との比較結果に基づいて端部熱量アップモード用のデューティーパターンを選択する。制御部250は、PI制御の計算結果により操作量を算出し(図22参照)、算出した操作量に対応したデューティーパターンを図21に示したテーブルTB2から選択する。
例えば、制御部250は、主ヒーターとした端部ヒーター230をデューティー比が100%のデューティーパターンにて点灯制御するとともに、副ヒーターとしたフラットヒーター220をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンにて点灯制御する。また、制御部250は、加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度に近づくと、主ヒーターとした端部ヒーター230をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンで点灯制御するとともに、副ヒーターとしたフラットヒーター220をオフにするように点灯制御する。
一方、加熱ローラー202の端部の測定温度が基準温度を超える場合、ステップS18で制御部250は、定着装置200Aの点灯モードをフラットモードに設定する。制御部250は、フラットモードにおいて、端部の供給熱量が最も少ないフラットヒーター220を主ヒーターとし、端部の供給熱量が次に少ない端部ヒーター230を副ヒーターとして加熱ローラー202の温度を均一に維持する温度制御を行う。
ステップS19で制御部250は、中央部温度検知部222により測定された加熱ローラー202の中央部の測定温度と予め設定された目標温度との比較結果に基づいてフラットモード用のデューティーパターンを選択する。制御部250は、PI制御の計算結果により操作量を算出し(図22参照)、算出した操作量に対応したデューティーパターンを図20に示したテーブルTB1から選択する。
例えば、制御部250は、主ヒーターとしたフラットヒーター220をデューティー比が100%のデューティーパターンにて点灯制御するとともに、副ヒーターとした端部ヒーター230をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンにて点灯制御する。また、制御部250は、加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度に近づくと、主ヒーターとしたフラットヒーター220をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンで点灯制御するとともに、副ヒーターとした端部ヒーター230をオフにするように点灯制御する。
ステップS20で制御部250は、ゼロクロス信号があるか否かを判断する。制御部250は、ゼロクロス信号があると判断した場合にはステップS21に進み、ゼロクロス信号がないと判断した場合にはゼロクロス信号の有無を継続して監視する。
ステップS21で制御部250は、選択されたフラットヒーター220のデューティーパターンが点灯パターン(オン)であるか否かを判断する。制御部250は、フラットヒーター220のデューティーパターンが点灯パターンであると判断した場合にはステップS22に進み、点灯パターンでないと判断した場合にはステップS23に進む。
ステップS22で制御部250は、フラットヒーター220のデューティーパターンが点灯パターンである場合、トライアック260,266をオンすることによりフラットヒーター220を点灯させる。一方、ステップS23で制御部250は、フラットヒーター220のデューティーパターンが点灯パターンでない場合、例えばトライアック260,266をオフにすることによりフラットヒーター220を消灯させる。
ステップS24で制御部250は、選択された端部ヒーター230のデューティーパターンが点灯パターンであるか否かを判断する。制御部250は、端部ヒーター230のデューティーパターンが点灯パターンであると判断した場合にはステップS25に進み、点灯パターンでないと判断した場合にはステップS26に進む。
ステップS25で制御部250は、端部ヒーター230のデューティーパターンが点灯パターンである場合、例えばトライアック260,262をオンすることにより端部ヒーター230を点灯させる。一方、ステップS26で制御部250は、端部ヒーター230のデューティーパターンが点灯パターンでない場合、トライアック260,262をオフにすることにより端部ヒーター230を消灯させる。
ステップS27で制御部250は、ジョブが終了したか否かを判断する。制御部250は、ジョブが終了したと判断した場合には上述した定着装置200Aの点灯制御を含む画像形成処理の一連の動作を終了する。一方、制御部250は、ジョブが終了していないと判断した場合にはステップS14に戻り、上述した定着装置200Aの点灯制御を繰り返し実行する。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、加熱ローラー202の端部の温度に応じて、端部熱量アップモードまたはフラットモードを実行するので、肉薄の加熱ローラー202を用いた場合でも、加熱ローラー202の端部の温度が低下してしまうことを防止することができる。これにより、加熱ローラー202の温度の均一化を図ることができ、温度リップルの低減を図ることができる。なお、ウォーミングアップ時等に行う端部熱量アップモードでは、加熱ローラー202等を回転させた状態で温度調整を行うことが好ましい。これにより、加熱ローラー202の中央部および端部での温度上昇の均一化を図ることができ、より高精度に定着装置200Aの温度制御を行うことができる。
また、第1の実施の形態では、一方のヒーターを100%のデューティー比で点灯制御し、他方のヒーターを所定のデューティー比で点灯制御するとともに、図7〜図13に示したように、最適なデューティーパターンを用いてフラットヒーター220等の点灯制御を行うので、照明装置等におけるフリッカーの発生を効果的に抑制することができる。また、端部熱量アップモードおよびフラットモードでは、一方のヒーターのみを所定のデューティー比で点灯制御するので、制御部250による制御が複雑になることを防止できる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、配熱分布の異なる3本のヒーターにより定着装置200Bを構成している点において上記第1の実施の形態の定着装置200Aと相違している。なお、その他の画像形成装置100の構成および動作は、上記第1の実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、定着装置200B等の詳細な説明は省略する。
[定着装置の構成例]
まず、定着装置200Bの概略構成例について説明する。図24は、用紙搬送方向D1側から見た定着装置200Bの構成の一例を示す断面図である。図25Aはフラットヒーター220の熱供給量の分布を示す図であり、図25Bは中央部ヒーター240の熱供給量の分布を示す図であり、図25Cは端部ヒーター230の熱供給量の分布を示す図である。
図24に示すように、定着装置200Aは、加熱ローラー202と、支持部材206と、フラットヒーター220と、中央部ヒーター240と、端部ヒーター230と、中央部温度検知部222と、端部温度検知部232とを備えている。フラットヒーター220、中央部ヒーター240および端部ヒーター230は、加熱ローラー202の内部に設けられている。
中央部ヒーター240は、加熱ローラー202の軸方向に沿うように配置されるとともに、加熱ローラー202の軸方向の長さと略同一の長さに選定される。中央部ヒーター240は、加熱ローラー202の長手方向の略中央部(端部を除いた領域)の熱供給量の配熱分布が最大となるように構成されている。具体的には、図25Bに示すように、加熱ローラー202の長手方向の中央部の熱供給量は100%で構成され、加熱ローラー202の長手方向の端部の熱供給量は30%で構成されている。
[定着装置の回路構成例]
次に、定着装置200Bの回路構成について説明する。図26は、定着装置200Bの回路構成の一例を示している。図26に示すように、本発明に係る定着装置200Bは、直並列点灯回路から構成され、フラットヒーター220、端部ヒーター230および中央部ヒーター240を直列点灯、並列点灯または単体独立点灯させることが可能な回路となっている。
定着装置200Bは、交流電源部210と、フラットヒーター220と、端部ヒーター230と、中央部ヒーター240と、制御部250と、トライアック260,262,264,266,268とを備えている。
接続点P1に接続される接続点P4には、トライアック266,268が並列に接続されている。中央部ヒーター240は、一端がトライアック266に接続され、他端が接続点P3に接続されている。中央部ヒーター240は、制御部250からトライアック266等を介して供給される半波単位のデューティーパターンに基づいて点灯/消灯する。端部ヒーター230は、一端がトライアック268に接続され、他端が接続点P3に接続されている。端部ヒーター230は、制御部250からトライアック268等を介して供給される半波単位のデューティーパターンに基づいて点灯/消灯する。
[定着装置の動作例]
図27Aおよび図27Bは、フラットモードが選択された場合の定着装置200Bの動作の一例を説明するための図である。制御部250は、例えばウォーミングアップ等が開始されると、トライアック264,266をオンする。これにより、図27Aに示すように、フラットヒーター220および中央部ヒーター240が直列点灯する。
制御部250は、直列点灯から一定時間が経過すると、トライアック260,262,266をオンする。これにより、図27Bに示すように、フラットヒーター220および中央部ヒーター240が直列点灯から並列点灯に切り替えられる。このとき、制御部250は、点灯モードがフラットモードであることから、端部の供給熱量が最も少ない中央部ヒーター240を主ヒーターとするとともに、端部の供給熱量が次に少ないフラットヒーター220を副ヒーターとする。
制御部250は、主ヒーターとした中央部ヒーター240を100%のデューティー比で点灯制御するとともに、副ヒーターとしたフラットヒーター220をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンにより点灯制御する。また、制御部250は、主ヒーターとした中央部ヒーター240をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンで点灯制御するとともに、副ヒーターとしたフラットヒーター220をオフにするように点灯制御する。
図28Aおよび図28Bは、端部熱量アップモードが選択された場合の定着装置200Bの動作の一例を説明するための図である。制御部250は、例えばウォーミングアップ等が開始されると、トライアック264,268をオンする。これにより、図28Aに示すように、フラットヒーター220および端部ヒーター230が直列点灯する。
制御部250は、直列点灯から一定時間が経過すると、トライアック260,262,268をオンする。これにより、図28Bに示すように、フラットヒーター220および中央部ヒーター240が直列点灯から並列点灯に切り替えられる。このとき、点灯モードが端部熱量アップモードであることから、端部の供給熱量が最も多い端部ヒーター230を主ヒーターとするとともに端部の供給熱量が次に多いフラットヒーター220を副ヒーターとする。
制御部250は、主ヒーターとした端部ヒーター230を100%のデューティー比で点灯制御し、副ヒーターとしたフラットヒーター220をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンにより点灯制御する。また、制御部250は、主ヒーターとした端部ヒーター230をデューティー比が33.33%から80%の間のデューティーパターンで点灯制御するとともに、副ヒーターとしたフラットヒーター220をオフにするように点灯制御する。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、第2の実施の形態によれば、中央部ヒーター240を設けるので、3本のヒーターにより細かい温度制御を行うことができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、端部温度検知部232ではなくヒーターのオフ時間から加熱ローラー202の端部の温度を推定して各ヒーターの点灯制御を決定する点において上記第1および第2の実施の形態と相違している。なお、第3の実施の形態の定着装置200Cは、端部温度検知部232を備えていない以外、上記第1の実施の形態と同様の構成等であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図29は、本発明の第3の実施の形態に係る定着装置200Cの動作の一例を示すフローチャートである。ステップS35以外のフラットヒーター220等の点灯制御動作は、第1の実施の形態の図のステップS10〜S14,S16〜S27のフラットヒーター220等の点灯制御動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS35で制御部250は、フラットヒーター220および端部ヒーター230(以下、フラットヒーター220等と呼ぶ。)のオフ時間が一定時間以上経過したか否かを判断する。フラットヒーター220等がオフされる場合としては、例えば、運転モードがローパワーモード(省エネルギーモード)等に切り替えられる場合等が挙げられる。制御部250は、フラットヒーター220等のオフ時間をカウントして算出し、算出したオフ時間と予め設定された基準オフ時間とを比較する。
制御部250は、フラットヒーター220等のオフ時間が基準オフ時間を越える場合、フラットヒーター220等のオフ時間が連続して一定時間経過しており、加熱ローラー202の端部の温度が低下していると推定してステップS36に進む。一方、フラットヒーター220等のオフ時間が基準オフ時間以下の場合、フラットヒーター220等のオフ時間が一定時間経過しておらず、加熱ローラー202の端部の温度が低下していないと推定してステップS38に進む。
フラットヒーター220等のオフ時間が基準オフ時間を越える場合、ステップS36で制御部250は、定着装置200Cの点灯モードを端部熱量アップモードに設定する。制御部250は、端部熱量アップモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜80%のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったり、端部ヒーター230を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したりする。
一方、フラットヒーター220等のオフ時間が基準オフ時間以下である場合、ステップS38で制御部250は、定着装置200Cの点灯モードをフラットモードに設定する。制御部250は、フラットモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したり、端部ヒーター230を33.33〜80%のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったりする。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、端部温度検知部232を備えていない場合でも、フラットヒーター220等のオフ時間から加熱ローラー202の端部の温度を推定するので、正確かつ高精度な温度制御を行うことができる。また、定着装置200Cの構成として端部温度検知部232が必要ないので、より簡易な構成でかつ低コストにより定着装置200Cを提供することができる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態では、端部温度検知部232ではなくヒーターのオン時間から加熱ローラー202の端部の温度を推定して各ヒーターの点灯制御を決定する点において上記第1および第2の実施の形態と相違している。なお、第4の実施の形態の定着装置200Dは、端部温度検知部232を備えていない以外、上記第1の実施の形態と同様の構成等であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図30は、本発明の第4の実施の形態に係る定着装置200Dの動作の一例を示すフローチャートである。ステップS55以外のフラットヒーター220等の点灯制御動作は、第1の実施の形態の図のステップS10〜S14,S16〜S27のフラットヒーター220等の点灯制御動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS55で制御部250は、フラットヒーター220等のオン時間が一定時間以下であるか否かを判断する。フラットヒーター220等がオンされる場合としては、例えば、フラットモードや端部熱量アップモードの実行時等が挙げられる。制御部250は、フラットモード時や端部熱量アップモード時のフラットヒーター220等のオン時間をカウントして算出し、算出したオン時間と予め設定された基準オン時間とを比較する。
制御部250は、フラットヒーター220等のオン時間が基準オン時間以下である場合、加熱ローラー202の端部の温度が低下していると推定してステップS56に進む。一方、制御部250は、フラットヒーター220等のオン時間が基準オン時間を超える場合、加熱ローラー202の端部の温度が低下していないと推定してステップS58に進む。
フラットヒーター220等のオン時間が基準オン時間以下である場合、ステップS56で制御部250は、定着装置200Dの点灯モードを端部熱量アップモードに設定する。制御部250は、端部熱量アップモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜80%のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったり、端部ヒーター230を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したりする。
一方、フラットヒーター220等のオン時間が基準オン時間を超える場合、ステップS58で制御部250は、定着装置200Dの点灯モードをフラットモードに設定する。制御部250は、フラットモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したり、端部ヒーター230を33.33〜80%のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったりする。
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、端部温度検知部232を備えていない場合でも、フラットヒーター220等のオン時間から加熱ローラー202の端部の温度を推定するので、正確かつ高精度な温度制御を行うことができる。また、定着装置200Dの構成として端部温度検知部232が必要ないので、より簡易な構成でかつ低コストにより定着装置200Dを提供することができる。本例では、プリント中、ウォーミングアップ中において、フラットモードと端部熱量アップモードとを1分周期で交互に変更しながら行うことができる。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態では、端部温度検知部232ではなく用紙Pのサイズに基づいて各ヒーターの点灯制御を決定する点において上記第1から第4の実施の形態と相違している。なお、第5の実施の形態の定着装置200Eは、端部温度検知部232を備えていない以外、上記第1の実施の形態と同様の構成等であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図31は、本発明の第5の実施の形態に係る定着装置200Dの動作の一例を示すフローチャートである。ステップS75以外のフラットヒーター220等の点灯制御動作は、第1の実施の形態の図のステップS10〜S14,S16〜S27のフラットヒーター220等の点灯制御動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS75で制御部250は、画像を形成する用紙Pのサイズが予め設定されている基準用紙サイズ以下であるか否かを判断する。本例では、基準用紙サイズとして、例えば小サイズのA4Sのサイズが設定される。用紙Pのサイズ情報は、操作表示部70等で設定されたジョブ情報から取得したり、センサ等によって用紙サイズを検知することにより取得したりすることができる。制御部250は、用紙Pのサイズが予め設定されている基準用紙サイズ以下であると判断した場合にはステップS76に進み、用紙Pのサイズが予め設定されている基準用紙サイズを超えると判断した場合にはステップS78に進む。
用紙Pのサイズが基準用紙サイズ以下である場合、ステップS76で制御部250は、運転モードをフラットモードに設定する。これは、用紙Pが小サイズの場合、加熱ローラー202の端部が非通紙領域となり、加熱ローラー202の端部の温度を上昇させる必要性が低くなるからである。制御部250は、フラットモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したり、端部ヒーター230を33.33〜80%の間のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったりする。
一方、用紙Pのサイズが基準用紙サイズを超える場合、ステップS78で制御部250は、運転モードを端部熱量アップモードに設定する。制御部250は、端部熱量アップモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜80%の間のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったり、端部ヒーター230を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したりする。
以上説明したように、第5の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、第5の実施の形態によれば、用紙Pのサイズに応じた最適な点灯モードを選択することができる。これにより、より効果的に定着装置200Aの省エネルギー化を図ることができる。
<第6の実施の形態>
第6の実施の形態では、端部温度検知部232ではなく加熱ローラー202の中央部の温度から端部の温度を推定して各ヒーターの点灯制御を決定する点において上記第1から第5の実施の形態と相違している。なお、第6の実施の形態の定着装置200Fは、端部温度検知部232を備えていない以外、上記第1の実施の形態で説明した画像形成装置100と同様の構成等であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図32は、本発明の第6の実施の形態に係る定着装置200Fの動作の一例を示すフローチャートである。ステップS95以外のフラットヒーター220等の点灯制御動作は、第1の実施の形態の図のステップS10〜S14,S16〜S27のフラットヒーター220等の点灯制御動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS95で中央部温度検知部222は、加熱ローラー202の中央部の温度を検知する。制御部250は、中央部温度検知部222により検知された加熱ローラー202の中央部の温度を取得し、取得した加熱ローラー202の中央部の温度が予め設定された目標温度以下であるか否かを判断する。目標温度は、例えば20℃に設定され、メモリ254に予め記憶されている。目標温度は、操作表示部70の設定画面においてユーザーが任意の温度を設定することができる。
制御部250は、加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度以下である場合、加熱ローラー202の端部の温度も加熱ローラー202の中央部と同様に低くなっていると推定してステップS96に進む。一方、制御部250は、加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度を超える場合、加熱ローラー202の端部の温度が低下していない、つまり加熱ローラー202の温度が一定に保持されていると推定してステップS98に進む。
加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度以下である場合、ステップS96で制御部250は、定着装置200Aの点灯モードを端部熱量アップモードに設定する。制御部250は、端部熱量アップモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜80%の間のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったり、端部ヒーター230を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したりする。
一方、加熱ローラー202の中央部の温度が目標温度を超える場合、ステップS98で制御部250は、定着装置200Aの点灯モードをフラットモードに設定する。制御部250は、フラットモードにおいて、フラットヒーター220を33.33〜100%のデューティー比のデューティーパターンにて点灯制御したり、端部ヒーター230を33.33〜80%の間のデューティー比のデューティーパターンによる点灯制御やオフにする点灯制御を行ったりする。
以上説明したように、第6の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、第6の実施の形態によれば、端部温度検知部232を備えない構成においても、加熱ローラー202の中央部の温度から、端部の温度を推定することができるので、より簡易な装置構成でかつ低コストにより各ヒーターの最適な点灯制御を行うことができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。上記実施の形態では、カラー画像を形成する画像形成装置100に本発明を適用した例について説明したが、モノクロ画像を形成する画像形成装置についても本発明を適用することができる。また、制御部250は、定着装置200A等に設けた構成としたが、画像形成装置100内であれば定着装置200Aとは別の構成とすることもできる。
10 画像形成部
100 画像形成装置
200A,200B,200C,200D,200E,200F 定着装置
202 加熱ローラー(ローラー)
204 加圧ローラー
220 フラットヒーター
222 中央部温度検知部(温度検知部)
230 端部ヒーター
232 端部温度検知部
240 中央部ヒーター
250 制御部

Claims (11)

  1. 用紙に画像を定着させるローラーと、
    前記ローラーの内部に設けられ、当該ローラーの長手方向において供給熱量の分布が異なるように構成された複数のヒーターと、
    前記ローラーの温度を検知する温度検知部と、
    前記温度検知部により検知された検知結果に基づいて交流電源の半波周期のパターンにより前記ヒーターの点灯制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記温度検知部により前記ローラーの長手方向における端部の温度が設定された基準温度よりも低いと検知された場合、
    前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が最も多いヒーターを全点灯制御するとともに、前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が次に多いヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御す
    とを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御部は、前記温度検知部により前記ローラーの長手方向における端部の温度が前記基準温度よりも高いと検知された場合、
    前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が最も少ないヒーターを全点灯制御するとともに、前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が次に少ないヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御す
    とを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 用紙に画像を定着させるローラーと、
    前記ローラーの内部に設けられ、当該ローラーの長手方向において供給熱量の分布が異なるように構成された複数のヒーターと、
    前記ローラーの温度を検知する温度検知部と、
    前記温度検知部により検知された検知結果に基づいて交流電源の半波周期のパターンにより前記ヒーターの点灯制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記温度検知部により前記ローラーの長手方向における端部の温度が設定された基準温度よりも高いと検知された場合、
    前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が最も少ないヒーターを全点灯制御するとともに、前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が次に少ないヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御す
    とを特徴とする定着装置。
  4. 前記制御部は、前記温度検知部により前記ローラーの長手方向における端部の温度が前記基準温度よりも低いと検知された場合、
    前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が最も多いヒーターを全点灯制御するとともに、前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が次に多いヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御するか、又は、
    前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が最も多いヒーターを所定のデューティー比のパターンにより点灯制御するとともに、前記複数のヒーターのうち端部における供給熱量が次に多いヒーターをオフにするように点灯制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記温度検知部は、前記ローラーの長手方向の中央部の温度を検知し、
    前記ローラーの長手方向の端部の温度を検知する端部温度検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記端部温度検知部の検知結果に基づいて、前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも低い場合に実行される前記点灯制御、または前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも高い場合に実行される前記点灯制御の何れかを選択する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 前記温度検知部は、前記ローラーの長手方向の中央部の温度を検知し、
    前記制御部は、前記ヒーターが消灯したオフ時間から前記ローラーの端部の温度を推定し、当該推定結果に基づいて前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも低い場合に実行される前記点灯制御、または前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも高い場合に実行される前記点灯制御の何れかを選択する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の定着装置。
  7. 前記温度検知部は、前記ローラーの長手方向の中央部の温度を検知し、
    前記制御部は、前記ヒーターが点灯したオン時間から前記ローラーの端部の温度を推定し、当該推定結果に基づいて前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも低い場合に実行される前記点灯制御、または前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも高い場合に実行される前記点灯制御の何れかを選択する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の定着装置。
  8. 前記温度検知部は、前記ローラーの長手方向の中央部の温度を検知し、
    前記制御部は、画像を形成する用紙のサイズに基づいて、前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも低い場合に実行される前記点灯制御、または前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも高い場合に実行される前記点灯制御の何れかを選択する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の定着装置。
  9. 前記温度検知部は、前記ローラーの長手方向の中央部の温度を検知し、
    前記制御部は、前記温度検知部による前記ローラーの中央部の温度から前記ローラーの端部の温度を推定し、当該推定結果に基づいて前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも低い場合に実行される前記点灯制御、または前記ローラーの端部の温度が基準温度よりも高い場合に実行される前記点灯制御の何れかを選択する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の定着装置。
  10. 前記制御部は、前記複数のヒーターの点灯時において、前記複数のヒーターを直列点灯させた後、前記複数のヒーターを並列点灯させる
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の定着装置。
  11. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された画像を用紙に定着させる請求項1から10の何れか一項に記載の定着装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2014077310A 2014-04-03 2014-04-03 定着装置および画像形成装置 Active JP6070618B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014077310A JP6070618B2 (ja) 2014-04-03 2014-04-03 定着装置および画像形成装置
EP15156479.6A EP2927753A1 (en) 2014-04-03 2015-02-25 Fixing device and image forming apparatus
US14/674,987 US9501005B2 (en) 2014-04-03 2015-03-31 Fixing device and image forming apparatus
CN201510156238.8A CN104977833A (zh) 2014-04-03 2015-04-03 定影装置以及图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014077310A JP6070618B2 (ja) 2014-04-03 2014-04-03 定着装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015197670A JP2015197670A (ja) 2015-11-09
JP6070618B2 true JP6070618B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=52577720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014077310A Active JP6070618B2 (ja) 2014-04-03 2014-04-03 定着装置および画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9501005B2 (ja)
EP (1) EP2927753A1 (ja)
JP (1) JP6070618B2 (ja)
CN (1) CN104977833A (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9829840B2 (en) * 2015-02-09 2017-11-28 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
JP6594131B2 (ja) * 2015-09-14 2019-10-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6638287B2 (ja) * 2015-09-29 2020-01-29 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム
JP6620523B2 (ja) * 2015-11-10 2019-12-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP6414039B2 (ja) * 2015-12-11 2018-10-31 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP6620936B2 (ja) * 2016-03-16 2019-12-18 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置
JP2017198936A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム及び冷却制御方法
JP6805853B2 (ja) * 2017-01-31 2020-12-23 コニカミノルタ株式会社 電力制御装置およびそれを用いた画像形成装置
JP6866766B2 (ja) * 2017-05-25 2021-04-28 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置及び定着動作制御方法
JP7000057B2 (ja) * 2017-07-19 2022-01-19 株式会社東芝 画像処理装置
JP6859939B2 (ja) 2017-12-14 2021-04-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP6848915B2 (ja) * 2018-03-27 2021-03-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP7362388B2 (ja) * 2019-09-20 2023-10-17 東芝テック株式会社 画像形成装置、及び加熱方法
US11181855B2 (en) * 2019-11-19 2021-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Fixing device and method for controlling fixing device
JP2022087671A (ja) * 2020-12-01 2022-06-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04362713A (ja) * 1991-06-10 1992-12-15 Ricoh Co Ltd 複写機の定着異常検出装置
JPH05107983A (ja) * 1991-10-18 1993-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 加熱ローラ定着装置
JP3283716B2 (ja) 1995-04-07 2002-05-20 シャープ株式会社 ヒータ制御装置
JP3855566B2 (ja) * 1999-11-10 2006-12-13 コニカミノルタホールディングス株式会社 加熱処理装置および画像形成装置
JP2003098899A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Hitachi Ltd 電子写真装置
JP2003345169A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
US7406286B2 (en) * 2003-02-14 2008-07-29 Seiko Epson Corporation Fixing device and image forming apparatus including a heating roller with multiple heaters
JP4219760B2 (ja) * 2003-08-06 2009-02-04 シャープ株式会社 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4674804B2 (ja) * 2005-06-27 2011-04-20 株式会社リコー 画像形成装置
JP2007310254A (ja) 2006-05-22 2007-11-29 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5036048B2 (ja) * 2007-08-23 2012-09-26 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP4940162B2 (ja) * 2008-02-01 2012-05-30 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2010066376A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 定着制御装置、定着装置及び画像形成装置
JP6024108B2 (ja) 2012-01-19 2016-11-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5834947B2 (ja) 2012-01-23 2015-12-24 ブラザー工業株式会社 現像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015197670A (ja) 2015-11-09
US20150286175A1 (en) 2015-10-08
CN104977833A (zh) 2015-10-14
EP2927753A1 (en) 2015-10-07
US9501005B2 (en) 2016-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6070618B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5569063B2 (ja) ヒータ制御装置、画像形成装置、ヒータ制御方法、プログラム
US8909084B2 (en) Fixing device
US10139759B2 (en) Image forming apparatus
JP6665516B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法
JP4922842B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、温度制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2015011313A (ja) 画像形成装置
US20160306305A1 (en) Image forming apparatus, image formation system and heating control method
JP6424571B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US9651903B2 (en) Fixing device and image-forming apparatus using the same
JP2015099334A (ja) 定着装置および画像形成装置
US20110188875A1 (en) Auto document feeding device and image scanning device
JP2018151504A (ja) 画像形成システム、画像形成方法および装置、ジョブ管理方法およびジョブ管理プログラム
JP2014228668A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2015197671A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6269280B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US10061234B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus for controling power supplied to heater based on temperature detection
JP2010002670A (ja) 画像形成装置
JP2007298834A (ja) 画像形成装置
JP2018189718A (ja) 定着装置、及び画像形成装置
JP2016057377A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2019066620A (ja) 画像形成装置
JP2008185906A (ja) 画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置
JP2017026651A (ja) 画像形成装置
JP2013186354A (ja) 表面処理装置、画像形成装置及び画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6070618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150