JP6070062B2 - 光送信システムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光送信システムおよび制御方法に関する。
従来、高密度の周波数(波長)間隔で光信号を配置するコヒーレント光OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)やナイキストWDM(Wavelength Division Multiplex:波長分割多重)が知られている(たとえば、下記非特許文献1参照)。
Xingwen Yi、「Tb/s Coherent Optical OFDM Systems Enabled by Optical Frequency Combs」、JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY、VOL.28、NO.14、JULY 15、2010、P.2054−2061
しかしながら、上述した従来技術では、多重される各光信号のタイミングが波長分散等による光路長の相違によってずれる場合がある。このため、高密度な周波数間隔で各光信号を配置した場合に、光信号間のクロストークを抑えることが困難であるという問題がある。
1つの側面では、本発明は、光信号間のクロストークを抑えることができる光送信システムおよび制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、直列に接続され、信号光に光信号を多重する複数の多重器を含み、前記複数の多重器のそれぞれは、多重対象の信号光に含まれる第1光信号に対して周波数が隣接する第2光信号を前記多重対象の信号光に多重する多重部と、前記多重部によって前記第2光信号が多重された信号光に含まれる前記第1光信号と前記第2光信号とのタイミングのズレを監視する監視部と、前記監視部による監視結果に基づいて、前記多重部によって前記多重対象の信号光に多重される前記第2光信号のタイミングを調整する調整部と、を備える光送信システムが提案される。
本発明の一態様によれば、光信号間のクロストークを抑えることができるという効果を奏する。
図1−1は、実施の形態1にかかる光送信システムの一実施例を示す図である。 図1−2は、図1−1に示した光送信システムにおける光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図2−1は、1段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。 図2−2は、図2−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図3−1は、2段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。 図3−2は、図3−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図4−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。 図4−2は、図4−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図5−1は、k段目の光信号多重器におけるモニタの具体的構成を示す図である。 図5−2は、図5−1に示したモニタにおける光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図6−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成の他の一例を示す図である。 図6−2は、図6−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図7−1は、k段目の光信号多重器におけるモニタの具体的構成の他の一例を示す図である。 図7−2は、図7−1に示したモニタにおける光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図8−1は、実施の形態2にかかる光伝送装置の具体的構成を示す図である。 図8−2は、図8−1に示した光伝送装置における光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図9−1は、2段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。 図9−2は、図9−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図10−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。 図10−2は、図10−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。 図11−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成の他の一例を示す図である。 図11−2は、図11−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる光送信システムおよび制御方法の実施の形態1,2を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(光送信システムの一実施例)
図1−1は、実施の形態1にかかる光送信システムの一実施例を示す図である。図1−2は、図1−1に示した光送信システムにおける光および電気信号の流れの一例を示す図である。図1−1および図1−2に示す光送信システム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)によって生成した光信号を送信する。
光送信システム100は、CW(Continuous Wave)光源101と、発振器102と、クロック光源103と、光合波器104と、N段(N≧3)の光信号多重器111〜11Nと、光ファイバ121〜12Nと、を備える。
CW光源101は、たとえば波長ν0の連続光を生成する。CW光源101は、生成した連続光を光合波器104へ出力する。発振器102は、周波数fの電気信号を発振する。発振器102は、発振した周波数fの電気信号をクロック光源103へ出力する。
クロック光源103は、発振器102から出力された周波数fの電気信号を用いて、周波数fで強度が変化する波長νcl(≠ν0)のクロック信号を生成する。クロック光源103は、生成した波長νclのクロック信号を光合波器104へ出力する。
光合波器104は、CW光源101から出力された波長ν0の連続光と、クロック光源103から出力された波長νclのクロック信号と、を合波する。光合波器104は、合波した光を光信号多重器111に出力する。光信号多重器111〜11Nは、互いに直列に接続されている。
1段目の光信号多重器111は、光合波器104から出力された光に対して波長の異なる光信号を追加(多重)する。そして、光信号多重器111は、光信号を追加した光を、光ファイバ121を介して2段目の光信号多重器112へ出力する。
光信号多重器112〜11Nも同様に、前段から入力された光に対して波長の異なる光信号を追加し、光信号を追加した光を、それぞれ光ファイバ122〜12Nを介して後段へ出力する。光信号多重器111,112,…,11Nにより、直列に接続され、信号光に光信号を多重する複数の多重器を実現することができる。
ここで、各光信号多重器111〜11N間の信号光に含まれる各成分について説明する。光合波器104から出力される光は、スペクトル130に示すように、波長ν0の連続光および波長νclのクロック信号を有する。また、光信号多重器111から出力される光は、スペクトル131に示すように、光合波器104から出力される光の各成分に波長ν0+f1の光信号を加えたものとなる。
また、2段目の光信号多重器112から出力される光は、スペクトル132に示すように、1段目の光信号多重器111から出力される光の各成分に波長ν0+f2の光信号を加えたものとなる。また、N段目の光信号多重器11Nから出力される光は、スペクトル13Nに示すように、前段の光信号多重器11(N−1)から出力される光の各成分に波長ν0+fNの光信号を加えたものとなる。
これにより、各光信号多重器111,112,…,11Nは、波長ν0+f1,ν0+f2,…,ν0+fNの各信号光を波長多重した信号光を送信することができる。
(1段目の光信号多重器111の具体的構成)
図2−1は、1段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。図2−2は、図2−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図2−1および図2−2に示すように、光信号多重器111は、光スプリッタ201と、クロック再生器202と、逓倍器203と、信号生成器204と、光フィルタ205と、光周波数シフタ206と、光変調器207と、光合波器208と、を備える。
光スプリッタ201には、光合波器104(たとえば図1−1,図1−2参照)から出力された光が入力される。光スプリッタ201に入力される光は、スペクトル130に示すように、波長ν0の連続光と、波長νclのクロック信号と、を含む。光スプリッタ201は、入力された光を分岐させて出力する。具体的には、光スプリッタ201は、光合波器104から出力された光を、クロック再生器202と、光フィルタ205と、光合波器208とに出力する。
クロック再生器202は、光スプリッタ201から出力された光から、周波数fのクロック信号を再生する。クロック再生器202は、再生した周波数fのクロック信号を、逓倍器203および信号生成器204に出力する。逓倍器203は、クロック再生器202から出力されたクロック信号の周波数fを逓倍する。具体的には、1段目の光信号多重器111の逓倍器203は、周波数fを1逓倍する。そして、逓倍器203は、1逓倍した周波数f1(=f×1)のクロック信号を光周波数シフタ206に出力する。
信号生成器204は、クロック再生器202から出力されたクロック信号を用いて、入力されたデータ信号に基づく周波数fの駆動信号を生成し、生成した駆動信号を光変調器207へ出力する。
光フィルタ205は、光スプリッタ201から出力された光のうちの、波長ν0の光のみを通過させて光周波数シフタ206へ出力する。これにより、CW光源101(たとえば図1−1,図1−2参照)によって生成された波長ν0の連続光のみを光周波数シフタ206へ出力することができる。
光周波数シフタ206は、光フィルタ205から出力された連続光の波長ν0を、逓倍器203から出力された周波数f1のクロック信号を用いて、波長ν0+f1に変換する周波数シフトを行う。そして、光周波数シフタ206は、周波数シフトを行った連続光を光変調器207へ出力する。光周波数シフタ206には、たとえば、光IQ変調器を正弦波でSSB(Single Side Band)条件により駆動したものや、光コム発生器の出力から所望の周波数成分を光フィルタにより抽出するものなどを用いることができる。光フィルタ205および光周波数シフタ206の不完全性による残留スペクトル成分を除去するために注入同期レーザを用いて残留スペクトル成分を除去してもよい。
光変調器207は、光周波数シフタ206から出力された波長ν0+f1の連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。光変調器207は、変調により得られた光信号を光合波器208へ出力する。光変調器207から出力された光信号は、スペクトル231に示すように、波長ν0+f1の光信号である。
光合波器208は、光スプリッタ201から出力された光と、光変調器207から出力された光信号とを合波する。これにより、1段目の光信号多重器111へ入力された光に対して波長ν0+f1の光信号を加えることができる。光合波器208は、合波した光を後段の光信号多重器112(たとえば図1−1,図1−2参照)へ出力する。光合波器208から出力される光は、スペクトル131に示すように、スペクトル130に示す各成分に、波長ν0+f1の光信号を加えたものとなる。
(2段目の光信号多重器112の具体的構成)
図3−1は、2段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。図3−2は、図3−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図3−1および図3−2において、図2−1および図2−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図3−1および図3−2に示すように、光信号多重器112は、図2−1および図2−2に示した光信号多重器111の構成に加えて、光スプリッタ309と、モニタ310と、を備える。
光信号多重器112の光スプリッタ201には、1段目の光信号多重器111(たとえば図1−1,図1−2参照)から出力された光が入力される。光信号多重器112の光スプリッタ201へ入力される光は、スペクトル131に示すように、波長ν0の連続光と、前段の光信号多重器111によって多重された波長ν0+f1の光信号と、波長νclのクロック信号と、を含む。
2段目の光信号多重器112の逓倍器203は、クロック再生器202から出力されたクロック信号の周波数fを2逓倍する。そして、逓倍器203は、周波数fを2逓倍した周波数f2(=f×2)のクロック信号を光周波数シフタ206およびモニタ310に出力する。
信号生成器204は、モニタ310から出力された直交性のズレ量を示す情報に基づいて、駆動信号を光変調器207へ出力するタイミングを調整する。たとえば、信号生成器204は、直交性のズレ量が小さくなるように、駆動信号を出力するタイミングを調整する。
光周波数シフタ206は、光フィルタ205から出力された連続光の波長ν0を、逓倍器203から出力された周波数f2のクロック信号を用いて波長ν0+f2に変換させる周波数シフトを行う。
光変調器207は、光周波数シフタ206から出力された波長ν0+f2の連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。光変調器207は、変調により得られた光信号を光合波器208へ出力する。光変調器207から出力された光信号は、スペクトル331に示すように、波長ν0+f2の光信号である。
光合波器208は、光スプリッタ201から出力された光と、光変調器207から出力された光信号と、を合波する。これにより、光信号多重器112へ入力された光に対して波長ν0+f2の光信号を加えることができる。光合波器208は、合波した光を光スプリッタ309へ出力する。光合波器208から出力される光は、スペクトル132に示すように、スペクトル131に示す各成分に波長ν0+f2の光信号を加えたものとなる。
光スプリッタ309は、光合波器208から出力された光を分岐させて出力する。具体的には、光スプリッタ309は、光合波器208から出力された光を、後段の光信号多重器(113)と、モニタ310と、に出力する。
モニタ310は、光スプリッタ309から出力された光から、光信号多重器112の光合波器208で多重された光信号と、前段の光信号多重器111で多重された光信号と、を受信(復調)する。たとえば、モニタ310は、逓倍器203から出力された周波数f2のクロック信号を用いて受信(復調)を行う。そして、モニタ310は、受信した各光信号の直交周波数分割多重における直交性のズレ量を検出する。モニタ310は、検出した直交性のズレ量を示す情報を信号生成器204に出力する。
光合波器208により、多重対象の信号光に含まれる第1光信号(たとえば波長ν0+f1)に対して周波数が隣接する第2光信号(たとえば波長ν0+f2)を多重対象の信号光に多重する多重部を実現することができる。また、モニタ310により、第1光信号と第2光信号とのタイミングのズレを監視する監視部を実現することができる。また、信号生成器204により、第1光信号と第2光信号とのタイミングのズレの監視結果に基づいて第2光信号のタイミングを調整する調整部を実現することができる。
また、クロック再生器202により、複数の多重器112〜11Nで共通のクロック信号を取得する取得部を実現することができる。また、信号生成器204により、クロック信号に基づくデータ信号を生成して出力する生成部を実現することができる。また、光変調器207により、第1光信号の周波数と隣接する周波数の連続光を、生成されたデータ信号に基づいて変調することにより第2光信号を得る変調部を実現することができる。
また、光フィルタ205により、多重対象の信号光(たとえば波長ν0+f2)に含まれる連続光(たとえば波長ν0)を抽出する抽出部を実現することができる。また、光周波数シフタ206により、抽出された連続光の周波数を、複数の光信号多重器112〜11Nでそれぞれ異なる量(たとえば周波数f2)だけシフトさせるシフト部を実現することができる。また、逓倍器203により、取得されたクロック信号の周波数を、複数の光信号多重器112〜11Nでそれぞれ異なる倍率により逓倍する逓倍部を実現することができる。
(N段目の光信号多重器11Nの具体的構成)
図4−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。図4−2は、図4−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図4−1および図4−2において、図2−1〜図3−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図4−1および図4−2に示すように、光信号多重器11Nの光スプリッタ201には、前段の光信号多重器11(N−1)から出力された光が入力される。光信号多重器11Nの光スプリッタ201へ入力される光は、スペクトル13N−1に示すように、波長ν0の連続光と、前段の光信号多重器11(N−1)によって多重された波長ν0+fN-1の光信号と、波長νclのクロック信号と、を含む。
N段目の光信号多重器11Nの逓倍器203は、周波数fをN逓倍する。逓倍器203は、N逓倍した周波数fN(=f×N)のクロック信号を光周波数シフタ206およびモニタ310に出力する。
光周波数シフタ206は、光フィルタ205から出力された連続光の波長ν0を、逓倍器203から出力された周波数fNのクロック信号を用いて波長ν0+fNに変換させる周波数シフトを行う。
光変調器207は、光周波数シフタ206から出力された波長ν0+fNの連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。光変調器207は、変調により得られた光信号を光合波器208へ出力する。光変調器207から出力された光信号は、スペクトル431に示すように、波長ν0+fNの光信号である。
光合波器208は、光スプリッタ201から出力された光と、光変調器207から出力された光信号と、を合波する。これにより、光信号多重器11Nへ入力された光に対して波長ν0+fNの光信号を加えることができる。光合波器208は、合波した光を光スプリッタ309へ出力する。光合波器208から出力される光は、スペクトル13Nに示すように、スペクトル13N−1に示す各成分に、波長ν0+fNの光信号を加えたものとなる。
光スプリッタ309は、光合波器208から出力された光を分岐させて出力する。具体的には、光スプリッタ309は、光合波器208から出力された光を、不図示の光受信装置と、モニタ310と、に出力する。
(k段目の光信号多重器におけるモニタ310の具体的構成)
図5−1は、k段目の光信号多重器におけるモニタの具体的構成を示す図である。図5−2は、図5−1に示したモニタにおける光および電気信号の流れの一例を示す図である。図5−1および図5−2において、図2−1〜図4−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5−1および図5−2に示すように、モニタ310は、たとえば、フォトディテクタ501と、復調器502と、帯域透過フィルタ503と、パワーメータ504と、を備える。
光信号多重器112〜11Nのうちのk段目(2≦k≦N)の光信号多重器におけるフォトディテクタ501は、光スプリッタ309から出力された光のうちの、周波数fk-1と周波数fkの成分を光電変換する。フォトディテクタ501は、光電変換により得られた電気信号を復調器502へ出力する。復調器502は、フォトディテクタ501から出力された電気信号を、逓倍器203から出力された周波数fkのクロック信号を用いて周波数変換し、周波数変換した信号を帯域透過フィルタ503へ出力する。
帯域透過フィルタ503は、復調器502から出力された信号から、隣接する周波数fk-1に対応する隣接チャンネル成分(周波数f)を抽出し、抽出した周波数fの信号成分をパワーメータ504へ出力する。パワーメータ504は、帯域透過フィルタ503から出力された周波数fの信号成分の電力を測定する。そして、パワーメータ504は、電力の測定結果を、各光信号の直交周波数分割多重における直交性のズレ量を示す情報として信号生成器204へ出力する。
なお、復調器502から出力された信号の隣接チャンネル成分の電力の測定結果を、ズレ量を示す情報として出力する場合について説明したが、復調器502の復調においてエラー測定を行い、ズレ量を示す情報としてエラー測定の結果を出力してもよい。エラー測定の結果はたとえばBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)である。
このように、光信号多重器112〜11Nのそれぞれにおいて、多重する光信号と、多重する光信号と隣接する周波数(波長)に配置された光信号との直交性がそれぞれモニタされる。これにより、多重する光信号と、多重する光信号と周波数が隣接する光信号と、のタイミングのズレを調整することが可能になる。
(N段目の光信号多重器11Nの具体的構成の他の一例)
図6−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成の他の一例を示す図である。図6−2は、図6−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図6−1および図6−2において、図2−1〜図4−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6−1および図6−2に示すように、光信号多重器11Nは、図4−1に示した光信号多重器11Nに加えて、光スプリッタ601を備える。逓倍器203は、N逓倍した周波数fN(=f×N)のクロック信号を、光周波数シフタ206に出力する。光周波数シフタ206は、周波数シフトを行った連続光を光スプリッタ601へ出力する。光スプリッタ601は、光周波数シフタ206から出力された波長ν0+fNの連続光を、光変調器207と、モニタ310とに出力する。光変調器207は、光スプリッタ601から出力された波長ν0+fNの連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。
モニタ310は、光スプリッタ601から出力された周波数ν0+fNの連続光を用いて、光信号多重器11Nの光合波器208で多重された光信号と、前段の光信号多重器11(N−1)で多重された光信号と、を受信(復調)する。
(k段目の光信号多重器におけるモニタ310の具体的構成の他の一例)
図7−1は、k段目の光信号多重器におけるモニタの具体的構成の他の一例を示す図である。図7−2は、図7−1に示したモニタにおける光および電気信号の流れの一例を示す図である。図7−1および図7−2において、図5−1および図5−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図7−1および図7−2に示すように、モニタ310は、フォトディテクタ501と、帯域透過フィルタ503と、パワーメータ504と、光合波器701と、を備える。
光合波器701は、光スプリッタ309から出力された光と、光スプリッタ601から出力された波長ν0+fkの連続光と、を合波する。光合波器701は、合波した光をフォトディテクタ501へ出力する。
フォトディテクタ501は、光合波器701から出力された光から、周波数fk-1と周波数fkの成分を光電変換する。フォトディテクタ501は、光電変換により得られた電気信号を帯域透過フィルタ503へ出力する。帯域透過フィルタ503は、フォトディテクタ501から出力された電気信号から、隣接する周波数fk-1に対応する隣接チャンネル成分(周波数f)を抽出し、抽出した周波数fをパワーメータ504へ出力する。
パワーメータ504は、帯域透過フィルタ503から出力された周波数fの信号成分の電力を測定する。そして、パワーメータ504は、電力の測定結果を、各光信号の直交周波数分割多重における直交性のズレ量を示す情報として信号生成器204へ出力する。
このように、実施の形態1にかかる光送信システム100によれば、直列に接続された光信号多重器112〜11Nのそれぞれにおいて逐次的に1波長の光信号を多重することにより、波長多重した信号光を得ることができる。また、光信号多重器112〜11Nのそれぞれにおいては、多重した光信号の帯域と、多重した光信号に隣接する光信号の帯域と、を監視することにより、多重する光信号のタイミングが調整される。これにより、多重した光信号の帯域と、多重した光信号に隣接する光信号の帯域と、のタイミングのズレを小さくすることができる。このため、光信号間のクロストークを抑えることができる。
また、光信号多重器112〜11Nにおいて、多重した光信号の帯域と、多重した光信号に隣接する光信号の帯域と、を監視すればよいため、狭帯域のモニタを用いることができる。すなわち、たとえば多重後のすべての光信号を一括受信して光信号間のタイミングをモニタする構成のように広帯域のモニタを用いなくても、光信号間のクロストークを抑えることができる。
また、光信号多重器112〜11Nのそれぞれにおいて、多重する光信号に隣接する光信号に対する、多重する光信号のタイミングを調整すればよい。このため、たとえばすべての光信号を一括受信してすべての光信号のタイミングを一括制御する構成に比べて、時間タイミングを合わせるのが容易であり、電気的な制御を簡素化することができる。
また、複数の光信号多重器112〜11Nのそれぞれにおいて共通のクロック信号を用いて生成されたデータ信号に基づく変調により光信号を生成して多重することができる。これにより、直列に接続された光信号多重器112〜11Nにおいて互いにタイミングを合わせて光信号を多重することができる。また、信号生成器204から光変調器207へデータ信号が出力されるタイミングを調整することにより、多重する光信号のタイミングを調整することができる。
また、複数の光信号多重器112〜11Nのそれぞれにおいて、入力された信号光に含まれる所定周波数(周波数ν0)の連続光を抽出して、抽出した連続光の周波数を、各光信号多重器112〜11Nでそれぞれ異なる量だけシフトさせて変調することができる。これにより、各光信号多重器112〜11Nにおいてそれぞれ異なる波長の光信号を生成して多重することができる。
また、各光信号多重器112〜11Nで共通のクロック信号を、各光信号多重器112〜11Nでそれぞれ異なる倍率により逓倍し、逓倍したクロック信号に基づいて、波長ν0の連続光の周波数をシフトさせることができる。これにより、各光信号多重器112〜11Nでそれぞれ異なる量だけ周波数をシフトさせることができる。
なお、ここでは、各光信号多重器112〜11Nが、前段で多重された波長に隣接する波長の光信号として、前段で多重された波長よりも長い波長の光信号を多重する場合について説明した。ただし、各光信号多重器112〜11Nは、前段で多重された波長よりも短い波長の光信号を多重してもよい。
また、ここでは、各光信号多重器112〜11Nが、直前で多重された波長に隣接する波長の光信号を多重する場合について説明したが、2段以上前において多重された波長に隣接する波長の光信号を多重するようにしてもよい。
また、ここでは、図1−1,図1−2に示した光合波器104によって光クロック信号を合波しておき、光信号多重器111〜11Nのそれぞれにおいてクロック再生器202によって周波数fのクロック信号を再生する場合について説明した。ただし、無線送信機により光信号多重器111〜11Nへ共通の周波数fのクロック信号を無線送信し、無線送信されたクロック信号を光信号多重器111〜11Nにおいて受信するようにしてもよい。
(実施の形態2)
つぎに、光送信システムの実施の形態2について説明する。実施の形態2では、光信号多重器111〜11Nが非線形光学媒質を備える場合について説明する。実施の形態2においては、実施の形態1と異なる部分について説明を行う。
(実施の形態2にかかる光信号多重器の具体的構成)
図8−1は、実施の形態2にかかる光伝送装置の具体的構成を示す図である。図8−2は、図8−1に示した光伝送装置における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図8−1および図8−2に示すように、光信号多重器111は、光スプリッタ201と、クロック再生器202と、逓倍器203と、信号生成器204と、光周波数シフタ206と、光変調器207と、光合波器208と、CW光源801と、光スプリッタ802と、光合波器803と、非線形光学媒質804と、を備える。
光スプリッタ201は、光合波器104(たとえば図1−1,図1−2参照)から出力された光を、クロック再生器202と、光合波器208とに出力する。CW光源801は、たとえば波長ν1(≠ν0)の連続光を生成する。CW光源801は、生成した連続光を光スプリッタ802へ出力する。光スプリッタ802は、CW光源801から出力された光を分岐して光周波数シフタ206と光合波器803とへ出力する。
光周波数シフタ206は、光スプリッタ802から出力された連続光の波長ν1を、逓倍器203から出力された周波数f1のクロック信号を用いて波長ν1+f1に変換させる周波数シフトを行う。そして、光周波数シフタ206は、周波数をシフトさせた連続光を光変調器207へ出力する。
光変調器207は、光周波数シフタ206から出力された波長ν1+f1の連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。光変調器207は、変調により得られた光信号を光合波器803へ出力する。光合波器803は、スペクトル831に示すように、光変調器207から出力された波長ν1+f1の光信号と、光スプリッタ802から出力された波長ν1の連続光と、を合波する。光合波器803は、合波した光を光合波器208へ出力する。
光合波器208は、光スプリッタ201から出力された光と、光合波器803から出力された光とを合波する。光合波器208は、合波した光を非線形光学媒質804へ出力する。光合波器208から出力される光は、スペクトル832に示すように、スペクトル130に示す各成分に、波長ν1の連続光および波長ν1+f1の光信号を加えたものとなる。
非線形光学媒質804は、光合波器208から出力された光に含まれる波長ν1+f1の光信号を、波長ν0+f1の光信号に周波数変換し、後段の光信号多重器112(たとえば図1−1,図1−2参照)へ出力する。これにより、スペクトル131に示すように、光信号多重器111へ入力された光に対して波長ν0+f1の光信号を加えることができる。
非線形光学媒質804による光相互変調としては、相互位相変調による光位相変調、相互利得変調、光パラメトリック増幅効果、光Kerrスイッチなどによる光強度変調などを用いることができる。また、非線形光学媒質804としては、たとえば、光ファイバ、周期分極反転ニオブ酸リチウム、半導体光増幅器、シリコン細線導波路等の高屈折率差光導波路を用いることができる。
(2段目の光信号多重器112の具体的構成)
図9−1は、2段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。図9−2は、図9−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図9−1および図9−2において、図8−1および図8−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図9−1および図9−2に示すように、光信号多重器112は、図8−1および図8−2に示した光信号多重器111の構成に加えて、光スプリッタ309と、モニタ310と、を備える。
光信号多重器112の光周波数シフタ206は、光スプリッタ802から出力された連続光の波長ν1を、逓倍器203から出力された周波数f2のクロック信号を用いて波長ν1+f2に変換させる周波数シフトを行う。
光変調器207は、光周波数シフタ206から出力された波長ν1+f2の連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。光変調器207は、変調により得られた光信号を光合波器803へ出力する。光合波器803は、スペクトル931に示すように、光変調器207から出力された波長ν1+f2の光信号と、光スプリッタ802から出力された波長ν1の連続光と、を合波する。光合波器803は、合波した光を光合波器208へ出力する。
光合波器208は、合波した光を非線形光学媒質804へ出力する。光合波器208から出力される光は、スペクトル932に示すように、スペクトル131に示す各成分に、波長ν1の連続光および波長ν1+f2の光信号を加えたものとなる。
非線形光学媒質804は、光合波器208から出力された光に含まれる波長ν1+f2の光信号を、波長ν0+f2の光信号に周波数変換し、後段の光信号多重器(113)へ出力する。これにより、スペクトル132に示すように、光信号多重器111から出力された光に対して波長ν0+f2の光信号を加えることができる。
CW光源801により、所定周波数(波長ν1)の連続光を生成する光源を実現することができる。なお、所定周波数は、たとえば各光信号多重器112〜11Nにおいて共通の周波数である。また、光周波数シフタ206により、光源によって生成された連続光の周波数を、複数の多重器でそれぞれ異なる量(周波数f2)だけシフトさせるシフト部を実現することができる。また、光合波器803により、変調によって得られた光信号(波長ν0+f2)と、光源によって生成された連続光(波長ν1)と、を合波する合波部を実現することができる。
また、光合波器208により、多重対象の信号光(波長ν0+f1)と、合波器803によって合波された信号光(波長ν1および波長ν1+f2)と、を合波する多重部を実現することができる。また、非線形光学媒質804により、合波した信号光を非線形光学媒質に通過させることにより多重対象の信号光(波長ν0+f1)に第2光信号(波長ν0+f2)を多重する多重部を実現することができる。
(N段目の光信号多重器11Nの具体的構成)
図10−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成を示す図である。図10−2は、図10−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図10−1および図10−2において、図8−1〜図9−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
光信号多重器11Nの光周波数シフタ206は、光スプリッタ802から出力された連続光の波長ν1を、逓倍器203から出力された周波数fNのクロック信号を用いて波長ν1+fNに変換させる周波数シフトを行う。
光変調器207は、光周波数シフタ206から出力された波長ν1+fNの連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。光変調器207は、変調により得られた光信号を光合波器803へ出力する。光合波器803は、スペクトル1031に示すように、光変調器207から出力された波長ν1+fNの光信号と、光スプリッタ802から出力された波長ν1の連続光と、を合波する。光合波器803は、合波した光を光合波器208へ出力する。
光合波器208は、合波した光を非線形光学媒質804へ出力する。光合波器208から出力される光は、スペクトル1032に示すように、スペクトル13N−1に示す各成分に、波長ν1の連続光および波長ν1+fNの光信号を加えたものとなる。
非線形光学媒質804は、光合波器208から出力された光に含まれる波長ν1+fNの光信号を、波長ν0+fNの光信号に周波数変換して出力する。これにより、スペクトル13Nに示すように、光信号多重器11(N−1)から出力された光に対して波長ν0+fNの光信号を加えることができる。
なお、非線形光学媒質804が波長ν1+fNの光信号を波長ν0+fNの光信号に周波数変換して出力する場合について説明したが、非線形光学媒質804が波長ν1+fNの光信号を波長ν0−fNの光信号に周波数変換して出力してもよい。
(N段目の光信号多重器11Nの具体的構成の他の一例)
図11−1は、N段目の光信号多重器の具体的構成の他の一例を示す図である。図11−2は、図11−1に示した光信号多重器における光および電気信号の流れの一例を示す図である。図11−1および図11−2において、図8−1〜図10−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図11−1および図11−2に示す光信号多重器11Nは、図7−1および図7−2に示したモニタ310を適用する場合の構成である。図11−1および図11−2に示すように、光信号多重器11Nは、図10−1に示した光信号多重器11Nに加えて、光スプリッタ1101を備える。
光周波数シフタ206は、周波数シフトを行った連続光を光スプリッタ1101へ出力する。光スプリッタ1101は、光周波数シフタ206から出力された波長ν1+fNの連続光を、光変調器207と、モニタ310とに出力する。光変調器207は、光スプリッタ1101から出力された波長ν1+fNの連続光を、信号生成器204から出力された駆動信号によって変調する。
モニタ310は、光スプリッタ1101から出力された周波数ν1+fNのクロック信号を用いて、光信号多重器11Nの光合波器208で多重された光信号と、前段の光信号多重器11(N−1)で多重された光信号と、を受信(復調)する。
このように、実施の形態2にかかる光送信システム100によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができるとともに、非線形光学媒質804による周波数変換を用いて光信号を多重することができる。これにより、低損失、広帯域で光信号を多重することができるため、光信号を逐次的に多重しても、多重化した信号光に含まれる各光信号の特性を均一化することができる。
また、光信号多重器111〜11NのそれぞれにおいてCW光源801を備え、CW光源801を用いて生成した光信号を多重することにより、多重対象の信号光の減衰を抑えつつ多重化を行うことができる。
なお、実施の形態1,2では、OFDMを用いているが、これに限らず、たとえばナイキストWDM(Wavelength Division Multiplex:波長分割多重)を用いることも可能である。
上述した実施の形態1,2に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)直列に接続され、信号光に光信号を多重する複数の多重器を含み、
前記複数の多重器のそれぞれは、
多重対象の信号光に含まれる第1光信号に対して周波数が隣接する第2光信号を前記多重対象の信号光に多重する多重部と、
前記多重部によって前記第2光信号が多重された信号光に含まれる前記第1光信号と前記第2光信号とのタイミングのズレを監視する監視部と、
前記監視部による監視結果に基づいて、前記多重部によって前記多重対象の信号光に多重される前記第2光信号のタイミングを調整する調整部と、
を備えることを特徴とする光送信システム。
(付記2)前記複数の多重器のそれぞれは、
前記複数の多重器で共通のクロック信号を取得する取得部と、
前記取得部によって取得されたクロック信号に基づくデータ信号を生成して出力する生成部と、
前記第1光信号の周波数と隣接する周波数の連続光を、前記生成部から出力されたデータ信号に基づいて変調することにより前記第2光信号を得る変調部と、
を備え、
前記多重部は、前記変調部によって得られた前記第2光信号を前記多重対象の信号光に多重することを特徴とする付記1に記載の光送信システム。
(付記3)前記調整部は、前記生成部から前記データ信号が出力されるタイミングを調整することにより前記第2光信号のタイミングを調整することを特徴とする付記2に記載の光送信システム。
(付記4)前記多重対象の信号光は、所定周波数の連続光を含み、
前記複数の多重器のそれぞれは、
前記多重対象の信号光に含まれる前記所定周波数の連続光を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された連続光の周波数を、前記複数の多重器でそれぞれ異なる量だけシフトさせるシフト部と、
を備え、
前記変調部は、前記シフト部によって周波数がシフトした連続光を変調することを特徴とする付記2または3に記載の光送信システム。
(付記5)前記複数の多重器のそれぞれは、前記取得部によって取得されたクロック信号の周波数を、前記複数の多重器でそれぞれ異なる倍率により逓倍する逓倍部を備え、
前記シフト部は、前記抽出部によって抽出された連続光の周波数を、前記逓倍部によって周波数が逓倍されたクロック信号に基づいてシフトさせることを特徴とする付記4に記載の光送信システム。
(付記6)前記多重対象の信号光は、前記クロック信号に基づくクロック信号光を含み、
前記取得部は、前記多重対象の信号光に含まれるクロック信号光に基づいて前記クロック信号を取得することを特徴とする付記2〜5のいずれか一つに記載の光送信システム。
(付記7)前記複数の多重器のそれぞれは、
前記複数の多重器で共通のクロック信号を取得する取得部と、
前記取得部によって取得されたクロック信号に基づくデータ信号を生成して出力する生成部と、
所定周波数の連続光を生成する光源と、
前記光源によって生成された連続光の周波数を、前記複数の多重器でそれぞれ異なる量だけシフトさせるシフト部と、
前記シフト部によって周波数がシフトした連続光を、前記生成部から出力されたデータ信号に基づいて変調する変調部と、
前記変調部によって得られた光信号と、前記光源によって生成された連続光と、を合波する合波部と、
を備え、
前記多重部は、前記多重対象の信号光と、前記合波部によって合波された信号光と、を合波し、合波した信号光を非線形光学媒質に通過させることにより前記多重対象の信号光に前記第2光信号を多重することを特徴とする付記1に記載の光送信システム。
(付記8)前記監視部は、前記多重部によって前記第2光信号が多重された信号光のうちの、前記第1光信号の周波数成分と、前記第2光信号の周波数成分と、を光電変換し、光電変換により得られた各周波数成分に基づいて前記第1光信号と前記第2光信号とのタイミングのズレを監視することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の光送信システム。
(付記9)直列に接続され、多重対象の信号光に含まれる第1光信号に対して周波数が隣接する第2光信号を前記多重対象の信号光に多重する多重部を有する複数の多重器のそれぞれについて、
前記多重部によって前記第2光信号が多重された信号光に含まれる前記第1光信号と前記第2光信号とのタイミングのズレを監視し、
前記タイミングのズレの監視結果に基づいて、前記多重部によって前記多重対象の信号光に多重される前記第2光信号のタイミングを調整する、
ことを特徴とする制御方法。
100 光送信システム
101 CW光源
102 発振器
103 クロック光源
104 光合波器
111〜11N 光信号多重器
121〜12N 光ファイバ
201 光スプリッタ
202 クロック再生器
203 逓倍器
204 信号生成器
205 光フィルタ
206 光周波数シフタ
207 光変調器
208 光合波器
309 光スプリッタ
310 モニタ
801 CW光源
802 光スプリッタ
803 光合波器
804 非線形光学媒質
1101 光スプリッタ

Claims (7)

  1. 直列に接続され、クロック信号を含む信号光に直交周波数分割多重の光信号を多重する複数の多重器を含み、
    前記複数の多重器のそれぞれは、
    多重対象の信号光に含まれる直交周波数分割多重の第1光信号に対して周波数が隣接する直交周波数分割多重の第2光信号を前記多重対象の信号光に多重する多重部と、
    前記多重対象の信号光に含まれるクロック信号を用いて、前記多重部によって前記第2光信号が多重された信号光に含まれる前記第1光信号と前記第2光信号との直交周波数分割多重における直交性のズレ量を前記第2光信号のパワーに基づいて検出し、検出したズレ量を示す情報を出力する検出部と、
    前記第2光信号を生成する光変調器へデータ信号を出力するタイミングを、前記検出部によって出力される情報が示すズレ量が小さくなるように調整することにより、前記多重部によって前記多重対象の信号光に多重される前記第2光信号のタイミングを調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする光送信システム。
  2. 前記複数の多重器のそれぞれは、
    前記複数の多重器で共通のクロック信号を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されたクロック信号に基づくデータ信号を生成して出力する生成部と、
    前記第1光信号の周波数と隣接する周波数の連続光を、前記生成部から出力されたデータ信号に基づいて変調することにより前記第2光信号を得る変調部と、
    を備え、
    前記多重部は、前記変調部によって得られた前記第2光信号を前記多重対象の信号光に多重することを特徴とする請求項1に記載の光送信システム。
  3. 前記調整部は、前記生成部から前記データ信号が出力されるタイミングを調整することにより前記第2光信号のタイミングを調整することを特徴とする請求項2に記載の光送信システム。
  4. 前記多重対象の信号光は、所定周波数の連続光を含み、
    前記複数の多重器のそれぞれは、
    前記多重対象の信号光に含まれる前記所定周波数の連続光を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された連続光の周波数を、前記複数の多重器でそれぞれ異なる量だけシフトさせるシフト部と、
    を備え、
    前記変調部は、前記シフト部によって周波数がシフトした連続光を変調することを特徴とする請求項2または3に記載の光送信システム。
  5. 前記複数の多重器のそれぞれは、
    前記複数の多重器で共通のクロック信号を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されたクロック信号に基づくデータ信号を生成して出力する生成部と、
    所定周波数の連続光を生成する光源と、
    前記光源によって生成された連続光の周波数を、前記複数の多重器でそれぞれ異なる量だけシフトさせるシフト部と、
    前記シフト部によって周波数がシフトした連続光を、前記生成部から出力されたデータ信号に基づいて変調する変調部と、
    前記変調部によって得られた光信号と、前記光源によって生成された連続光と、を合波する合波部と、
    を備え、
    前記多重部は、前記多重対象の信号光と、前記合波部によって合波された信号光と、を合波し、合波した信号光を非線形光学媒質に通過させることにより前記多重対象の信号光に前記第2光信号を多重することを特徴とする請求項1に記載の光送信システム。
  6. 前記検出部は、前記多重部によって前記第2光信号が多重された信号光のうちの、前記第1光信号の周波数成分と、前記第2光信号の周波数成分と、を光電変換し、光電変換により得られた各周波数成分に基づいて前記第1光信号と前記第2光信号との直交周波数分割多重における直交性のズレ量を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の光送信システム。
  7. 直列に接続され、クロック信号を含む多重対象の信号光に含まれる直交周波数分割多重の第1光信号に対して周波数が隣接する直交周波数分割多重の第2光信号を前記多重対象の信号光に多重する多重部を有する複数の多重器のそれぞれについて、
    前記多重対象の信号光に含まれるクロック信号を用いて、前記多重部によって前記第2光信号が多重された信号光に含まれる前記第1光信号と前記第2光信号との直交周波数分割多重における直交性のズレ量を前記第2光信号のパワーに基づいて検出し、検出した前記ズレ量を示す情報を出力し、
    前記第2光信号を生成する光変調器へデータ信号を出力するタイミングを、前記情報が示す前記ズレ量が小さくなるように調整することにより、前記多重部によって前記多重対象の信号光に多重される前記第2光信号のタイミングを調整する、
    ことを特徴とする制御方法。
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