JP6069978B2 - シート、ハイトデータ処理装置、ハイトデータ処理方法、プログラム、エンボス版製造装置、エンボス版製造方法 - Google Patents

シート、ハイトデータ処理装置、ハイトデータ処理方法、プログラム、エンボス版製造装置、エンボス版製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、壁紙等のシート、シートの作成に用いるハイトデータの処理を行うハイトデータ処理装置、ハイトデータ処理方法、プログラム、およびハイトデータを用いてエンボス版の製造を行うエンボス版製造装置、エンボス版製造方法に関する。
壁紙等のシートの意匠としては、織物等のテクスチュア形状に近い凹凸を有するものがある。このようなシートを作成するためには、例えば、テクスチュア形状に対応する凹凸を形成したエンボス版を製造し、この凹凸を樹脂等のシートに転写する。
エンボス版にテクスチュア形状に対応する凹凸を形成するためには、凹凸形状のデータを版下用に作成する必要がある。このデータはハイトデータと呼ばれ、テクスチュア表面の高低を画素値で表したものである。
ところで、住宅内装材等に利用されている壁紙は、様々な大きさの平面に貼り付けられる。ただし、壁紙は製造上の制限から幅が例えば90cm程度に限られるので、それ以上の大きさの平面には、幅方向に複数の壁紙を並べて貼り付けることになる。従って、壁紙としては、複数の壁紙を並べた繋ぎ目において凹凸形状が連続していることが求められる。
このため、従来は、壁紙を貼り付ける際に凹凸形状が連続につながりやすいように、壁紙作成用のエンボス版を製造する際、1つの大きな面積のハイトデータを用いて全体の凹凸形状を形成するのではなく、小さな面積の同じハイトデータ(単位ハイトデータ)を繰り返し配置して版下用のデータを作成し、これによりエンボス版を製造している。
すなわち、1つの大きな面積のハイトデータから全体の凹凸形状を形成したエンボス版を用いて壁紙を作成すると、その壁紙90は、図28(a)に示すように、幅方向に並べる際に一定の位置関係で配置しなければ凹凸形状が連続しない。
しかし、単位ハイトデータを繰り返し配置したデータから凹凸形状を形成したエンボス版を用いて壁紙を作成すると、壁紙90を幅方向に並べる際に、図28(b)に示すように、ある位置関係で凹凸形状が連続する場合、これを単位ハイトデータに対応する領域90aの大きさ分ずらした位置関係でも凹凸形状が連続するようになる。また、壁紙90を張り付ける平面の幅に応じて、壁紙90の幅方向の一部をカットして貼り付けを行うこともでき、無駄なく壁紙90を貼り付けることが可能となる。
このような繰り返し形状を持った版下用のハイトデータを生成するには、例えば、特許文献1や特許文献2の手法を利用して単位ハイトデータを作成し、これを並べることができる。
特開2010−287204号公報 特開2011−148184号公報
しかしながら、上記のように、単位ハイトデータを繰り返し配置したデータから凹凸形状を形成したエンボス版を用いて壁紙を作成すると、壁紙において、単位ハイトデータに対応する同じ柄の繰り返しが生じ、一部の特徴的な凹凸柄が繰り返し認識できてしまう場合がある。そして、その繰り返しが不自然な印象を与えてしまう場合があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、不自然な印象を与えない意匠性に優れたシート、およびシートの作成に用いられるハイトデータの処理を行うハイトデータ処理装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、複数の単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を並べて形成された凹凸形状を有するシートであって、前記単位領域は、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、前記複数の単位領域は、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするシートである。
これにより、シートが、単位領域の凹凸形状を複数並べた凹凸形状を有する場合でも、一部の特徴的な凹凸柄の繰り返しによって不自然な印象を与えることがなくなり意匠性が高まる。また、各単位領域は外周部が同じであるので、シートを壁紙として用いる場合などでは、必要に応じてカットして用いることができるなど、利便性が向上する。
第1の発明のシートでは、隣り合う前記単位領域の前記外周部の凹凸形状同士が連続することが望ましい。
これにより、各単位領域の凹凸形状が繋ぎ目部分で連続するので、不自然な印象を与えることがなく意匠性が向上する。
前述した目的を達成するために第2の発明は、各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成する単位ハイトデータ作成手段と、複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成する版下用ハイトデータ生成手段と、を有し、前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするハイトデータ処理装置である。
前記単位ハイトデータ作成手段は、前記版下用ハイトデータ生成手段で複数の前記単位ハイトデータを並べた際に、隣り合う前記単位ハイトデータの前記外周部の凹凸形状同士が連続するように、複数の前記単位ハイトデータを作成することが望ましい。
これにより、第1の発明のシートの作成に用いるエンボス版を製造するために、版下用のハイトデータを好適に作成できる。
前記単位ハイトデータは、複数の制御点のパラメータに基づいて生成された織物のテクスチュアの形状より生成されるものであり、前記単位ハイトデータ作成手段は、前記内部領域にある制御点のパラメータを変更することにより、前記内部領域の凹凸形状を変更することが望ましい。
このように、制御点において設定されたパラメータに基づきテクスチュアの形状を生成し、この形状からハイトデータを作成することで、実際のテクスチュアから型を取るなどの必要が無く、微細な形状を表現したハイトデータを簡易に得ることができる。また、パラメータを変えることで、内部領域の凹凸形状が同種のテクスチュアを表現するものであり類似するものでありながら、これらが詳細な形状においては異なる、複数の単位ハイトデータが容易に生成できる。
第3の発明は、ハイトデータ処理装置が、各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成するステップと、複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成するステップと、を実行し、前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするハイトデータ処理方法である。
第4の発明は、ハイトデータ処理装置を、各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成する単位ハイトデータ作成手段と、複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成する版下用ハイトデータ生成手段と、して機能させ、前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするプログラムである。
第5の発明は、織物のテクスチュアの凹凸形状を表す版下用ハイトデータを用いてエンボス版の製造を行うエンボス版製造装置であって、各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成する単位ハイトデータ作成手段と、複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成する版下用ハイトデータ生成手段と、前記版下用ハイトデータに基づいて、織物のテクスチュアの凹凸形状を形成したエンボス版を製造するエンボス版製造手段と、を具備し、前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするエンボス版製造装置である。
また、第6の発明は、織物のテクスチュアの凹凸形状を表す版下用ハイトデータを用いてエンボス版の製造を行うエンボス版製造方法であって、各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成するステップと、複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成するステップと、前記版下用ハイトデータに基づいて、織物のテクスチュアの凹凸形状を形成したエンボス版を製造するステップと、を具備し、前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするエンボス版製造方法である。
本発明によれば、不自然な印象を与えない意匠性に優れたシート、およびシートの作成に用いられるハイトデータの処理を行うハイトデータ処理装置等を提供できる。
ハイトデータ処理装置1のハードウエア構成を示すブロック図 ハイトデータ処理装置1の機能ブロック図 ハイトデータ処理の流れを示すフローチャート ハイトデータ生成の流れを示すフローチャート セグメント3について示す図 線分31を示す図 円柱モデル34内の線分31を示す図 糸の3次元形状の一例 織物の組織について説明する図 糸の変形について説明する図 糸の3次元形状の一例 織物データの3次元形状の一例 「ケバ」を表現した織物データの3次元形状の一例 ハイトデータの画像の一例 ハイトデータ変換の流れを示すフローチャート 制御点4について説明する図 制御点4のパラメータ変更について説明する図 制御点4の付加とハイトデータ67の上書きについて説明する図 上書きされた後のハイトデータ67を説明する図 連続するハイトデータ67について説明する図 ハイトデータ67の上書きと単位ハイトデータ67aを説明する図 ハイトデータ67の上書きと単位ハイトデータ67aを説明する図 版下用ハイトデータ70およびシート80について説明する図 単位ハイトデータ67aの作成について示す図 エンボス版製造装置9Aを示す図 エンボス版製造装置9Bを示す図 エンボス版製造装置9Cを示す図 壁紙90の配置を示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(ハイトデータ処理装置1)
まず、本発明の第1の実施形態に係るハイトデータ処理装置1について説明する。図1はハイトデータ処理装置1のハードウエア構成を示す。
ハイトデータ処理装置1は、図1に示すように、例えば、制御部10、記憶部11、メディア入出力部12、周辺機器I/F部13、通信部14、入力部15、表示部16、印刷部17等がバス18を介して接続されて構成される。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Accsess Memory)等により構成される。CPUは、記憶部11、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行する。これによりバス18を介して接続された各部を駆動制御し後述するハイトデータ処理(図3参照)を実行する。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部10が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部11は、ハードディスクドライブ等であり、制御部10が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータ、OS等が格納されている。これらのプログラムコードは、制御部10により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて実行される。
メディア入出力部12は、例えば、CDドライブ、DVDドライブ、MOドライブ等のメディア入出力装置であり、データの入出力を行う。
通信部14は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワークとの通信を媒介する通信インタフェースであり、通信制御を行う。
入力部15は、例えば、キーボード、マウス等のポインティング・デバイス、テンキー等の入力装置であり、入力されたデータを制御部10へ出力する。
表示部16は、例えば液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路(ビデオアダプタ等)で構成され、制御部10の制御により入力された表示情報をディスプレイ装置上に表示させる。
印刷部17は、プリンタ等であり、印刷処理等を行う。
バス18は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
次に、本発明のハイトデータ処理装置1の機能について、図2を参照して説明する。なお、本実施形態では、ハイトデータの対象とするテクスチュアを、縦糸、横糸を有する織物とする。ただし、ハイトデータの対象となるテクスチュアがこれに限られることはない。
図2に示すように、ハイトデータ処理装置1の制御部10は、ハイトデータ処理に係る機能として、大きくハイトデータ生成部19、ハイトデータ変換部20、版下用ハイトデータ生成部30を有する。
ハイトデータ生成部19は、ハイトデータを生成するために、パラメータ入力、繊維形状生成、糸の形状生成、織物の組織生成、織物の形状生成、階調画像生成の各処理を行うものであり、パラメータ入力部21、繊維形状生成部22、糸の形状生成部23、織物の組織生成部24、織物の形状生成部25、階調画像生成部26を有する。
ハイトデータ変換部20は、ハイトデータの内部領域の凹凸形状の変更処理とハイトデータの外周部の凹凸形状のシームレス処理を行うために、内部領域パラメータ変更、制御点付加、テクスチュア上書きの各処理を行うものであり、内部領域パラメータ変更部27、制御点付加部28、テクスチュア上書き部29を有する。
ハイトデータ生成部19でハイトデータを生成し、ハイトデータ変換部20で変換処理を行うことにより、エンボス版を製造するための版下用ハイトデータに用いられる単位ハイトデータが作成される。これらハイトデータ生成部19およびハイトデータ変換部20は、本発明における単位ハイトデータ作成手段を構成している。
版下用ハイトデータ生成部30は、単位ハイトデータを複数並べた版下用ハイトデータを生成する。
(ハイトデータ処理装置1による処理手順)
次に、ハイトデータ処理装置1による処理手順を説明する。
図3のフローチャートに示すように、ハイトデータ処理装置1の制御部10は、ハイトデータ生成ステップ(S1)、ハイトデータ変換ステップ(S2)及び、版下用ハイトデータ生成ステップ(S3)の各ステップを含むハイトデータ処理プログラムを実行する。
<S1:ハイトデータ生成ステップ>
まず、ハイトデータ生成ステップ(S1)における処理を説明する。ハイトデータ生成ステップとしては、図4に示すように、パラメータ入力ステップ(S11)、繊維形状生成ステップ(S12)、糸の形状生成ステップ(S13)、織物の組織生成ステップ(S14)、織物の形状生成ステップ(S15)、階調画像生成ステップ(S16)が含まれる。
<S11:パラメータ入力ステップ>
ハイトデータ処理装置1の制御部10は、まず、後述する各ステップ等で利用されるパラメータの入力を受け付ける。
繊維生成ステップS12で利用されるパラメータとしては、繊維の長さ、繊維の揺らぎの幅、及び繊維の分節数等が挙げられる。
糸の形状生成ステップS13で利用されるパラメータとしては、糸の単位長さ当りの繊維数、繊維の撚り(回転角度)、糸の半径、糸の形状を表現するモデルを定義する関数等が挙げられる。
織物の組織生成ステップS14で利用されるパラメータとしては、織物の一組織における縦糸及び横糸の表裏配置情報を定義する二値の行列等が挙げられる。
織物の形状生成ステップS15で利用されるパラメータとしては、縦糸及び横糸の間隔、繊維の「ケバ」等を調整するための値等が挙げられる。
階調画像生成ステップS16で利用されるパラメータとしては、階調数等が挙げられる。
本実施形態では、ハイトデータの生成に際して、図5に示すように、ハイトデータの領域2を、縦横に並んだ小さな矩形領域に区切る。これをセグメント3と呼ぶ。上記のパラメータは、各セグメント3の中心にある制御点4毎に入力される。この制御点4は、織物の縦糸、横糸の交点に対応する位置にあるものとする。
また、S11では、上記のパラメータに加え、制御点4の位置情報として領域2の各辺からの距離も入力する。
<S12:繊維形状生成ステップ>
次に、制御部10は、繊維の形状を定義する。
制御部10は、入力されたパラメータ「繊維の長さ」に基づいて、3次元空間内に任意の長さの線分を設定する。そして、パラメータ「分節数」に基づいて、その線分を区切り、各ノード(区切られた線分の1要素)をパラメータ「繊維の揺らぎ」の幅内にランダムに揺らして配置する。
具体的には、図6(A)に示すように、線分31の両端を含む分節数をNnとした場合、始点の座標をn、終点の座標をnNn-1、i番目のノードの始点の座標をniとする。これらの座標n0、nNn-1、niは3次元ベクトルで表される。i番目のノードの始点の座標niは、次の式(1)に示す位置となる。
ここで、Zは、各ノードに揺らぎを与えるために設定される3次元ベクトルである。Zの各要素を、区間[JgMin,JgMax]の乱数とすれば、ランダムな揺らぎをもつ繊維を表現できる。
また、線分31に、図6(B)に示すような所望の表面形状32を付加してもよい。表面形状32は、定義した線分31上のサンプル点sを中心とした、球表面の関数である式(2)の論理和として定義する。或いは、多角形によって定義することもできる。
ここで、xは3次元ベクトルであり、rはサンプル点sから表面までの距離とする。
<S13:糸の形状生成ステップ>
次に、制御部10は、糸の形状を定義する。糸は、繊維を束ね、撚ったものとして表現される。
糸の形状を表現するため、所定の閉じた空間内に、上記の線分31が所定数配置される。このような糸のモデルを閉空間モデルと呼ぶものとする。閉空間モデルは、その閉空間を表現する関数によって定義される。閉空間モデルの一例として、例えば、図7(A)に示すような、軸方向の所定の単位長、及びパラメータ「糸の半径」分の半径rを持つ円柱モデル34を使用することができる。
制御部10は、まず、円柱モデル34内に、線分31をパラメータ「繊維数」の数だけ略平行に配置する(図7(A))。各線分31は、円柱モデル34の軸方向(図中z方向)に沿って略平行に配置される。
具体的には、制御部10は、S12で生成された線分31に対して、平行移動等の処理を行い、円柱モデル34内に複数の線分31をランダムに配置する。各線分31の移動のベクトルT=(Ttx,Tty,Ttz)は式(3)の値で表すことができる。
ここで、lは円柱モデル34の単位長、Z,Z,Z,Z,Zは区間[0,1]の乱数列の値とし、各線分31でそれぞれ設定される。
また、制御部10は、パラメータ「繊維の撚り(回転角度θ)」の分だけ、線分31を回転させ、撚りを表現する(図7(B)、(C))。ここで、制御部10は、線分31の各ノードを、糸の中心軸(円柱モデル34の軸)を回転軸として、線分31の1端点を固定しつつ、各ノード端点を順次θ度回転させる。
図7(C)は、円柱モデル34の軸方向の任意位置における垂直断面(x−y)である。図7(C)の黒点は、円柱モデル34に含まれる線分31を意味する。線分31を回転させる際は、各ノード端点を順次円の接線方向にθ度移動させるとともに、ノード長さの補正を行う。一般的な回転処理では、回転軸から離れた点ほど移動量が多くなる。そのため、円柱モデル34の外側の線分31が密に表現されてしまう。これを避けるため、各ノードの長さが元の長さを保つように移動後の位置を補正する。
すなわち、式(4)に示すように、i番目のノード端点の座標nを、n’’の位置に移動する。
ここで、iは区間[0,N]とする。Nは、ノード数を表す上限値である。この回転処理によって繊維の束である糸が撚られ、図8に示すような糸の3次元形状が生成される。糸の長軸が円柱モデル34の軸である。なお、S13では閉空間モデルとして円柱モデル34を用いたが、閉空間モデルはこれに限らない。例えば式(3)のrを変更することで、円錐台を用いた閉空間モデルなども作成できる。
<S14:織物の組織生成ステップ>
次に、制御部10は、織物の組織を定義する。
織物は、縦糸と横糸とから構成されるため、縦糸と横糸との交差する点(制御点4)では、縦糸及び横糸のうちどちらか一方が表面に現れ、他方は裏面に現れる。
各制御点4において縦糸あるいは横糸のどちらが表面に現れるかは、行列Aにより定義される。この行列Aを表裏配置情報と呼ぶ。例えば、図9は平織の基本単位となる縦糸51および横糸52の組織を表しているが、この場合、表裏配置情報は、式(5)に示すような2×2行列により定義される。これは縦糸51について定めたもので、縦糸51が表にある場合を1、裏にある場合を−1としたものである。
平織の場合では、図9の基本単位が繰り返されるので、縦糸51に関しては、各制御点4における表裏配置情報が行列Aのいずれかの要素に該当することになる。ここでは、その該当する要素をAi,jとする。以上から、各制御点4における縦糸51の座標g=(g,g,g)は式(6)で定義できる。なお、x方向は横糸52の長軸方向、y方向は上記の表裏方向(高さ方向)、z方向は縦糸51の長軸方向に対応する。
ここで、Iwarpは縦糸51の間隔、Iweftは横糸52の間隔、rは縦糸51の半径である。横糸52については、行列Aを−Aとすることで、同様に制御点4における座標を算出できる。本実施形態では、制御部10は、ステップS14の処理を、制御点4の数だけ繰り返す。
なお、ここでは平織の場合について説明したが、上記の行列Aのサイズあるいは値の定義により、例えば綾織など、様々な織り方に対応することが可能である。
<S15:織物の形状生成ステップ>
次に、制御部10は、縦糸と横糸の繊維が、それぞれ隣り合う制御点4間を滑らかに補間するように、前記の線分31を構成する各ノードを適宜平行移動する処理を行う。
図10は、縦糸51の場合について、糸の変形を説明する図である。図に示すように、縦糸51と横糸52とが交差する制御点4のz位置zから、縦糸51と次の横糸52とが交差する制御点4のz位置zk+1までの間を、縦糸51内の繊維が滑らかに補間される。
上記の補間のため、ここでは、補間関数f(y,y,t)を用いる。yとyは対象となる制御点4における縦糸51のy軸の座標である。tは、隣り合う制御点4間のz方向の位置を示し[0,1]の値をとる媒介変数である。
まず、糸を変形するために、以下の式(7)に示すf’(y,y,t)を、各線分31のノードのy座標に加える。
ここでは、補間関数f(y,y,t)の一例として、式(8)に示す3次元ベジエ曲線を用いるものとする。なお、式(8)に代えて、その他の補間関数を用いることも可能である。
なお、その他隣り合う制御点4間での糸の生成に必要なパラメータは、上記と同様に、各制御点4での値と、予め定めた補間関数によって定めることができる。
変形処理された糸の3次元形状を、図11に示す。また、縦糸と横糸をそれぞれ6本ずつ用いた平織の織物の3次元形状を図12に示す。図11、図12に示すように、ハイトデータ処理装置1で生成された3次元形状(織物データ)は、糸に含まれる繊維の質感が微細に表現されていることが分かる。
なお、S15では、更に、生成した織物データについて、糸の表面もしくは内部に含まれる繊維がほつれている様子を示す「ケバ」の調整を行うようにしてもよい。
「ケバ」を表現するために、制御部10は、まず、糸として束ねられた線分31の中から「ケバ」とする線分31を所望の数Nだけ無作為に選択する。ここで、Nは区間[NfMin,NfMax]の無作為な値とする。NfMinは0以上、NfMaxは円柱モデル34等の閉空間モデルに充填された線分31の数N以下とする。
制御部10は、選択した線分31を糸の表面に飛び出させるために、直線状に変形させ、各ノードにノイズを付加する。ケバとなる線分31のノードnの位置は、式(9)のn’に移動する。
f1は糸の飛び出し距離を定義するパラメータであり、区間[Jf1Min,Jf1Max]の乱数とする。Zf2は、繊維の揺らぎを定義するパラメータであり、各要素が区間[Jf2Min,Jf2Max]の乱数である3次元ベクトルとする。このようにして、糸の「ケバ」を付加した3次元形状を図13に示す。
この他、例えば円柱モデル34等の半径rをランダムに増減させる等により、糸の太さに「ムラ」を加えることなども可能である。
<S16:階調画像生成ステップ>
次に、ハイトデータ処理装置1は、上記のようにして生成された織物データの3次元形状をハイトデータに変換する処理を行う。制御部10は、生成された織物データの3次元形状に関して、各平面位置で最も高い部分を例えば256階調のグレースケールによる画素値で表したものをハイトデータとして生成する。このハイトデータの例を、図14に示す。
<S2:ハイトデータ変換ステップ>
次に、ハイトデータ変換ステップ(図3のS2)における処理を説明する。ハイトデータ処理装置1の制御部10は、S2において、S1で生成されたハイトデータの内部領域の凹凸形状変更処理と、ハイトデータの外周部の凹凸形状のシームレス処理とを行う。
エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータとしては、エンボス版のサイズに合わせた大きなものが必要である。前述したように、この版下用ハイトデータは、単位ハイトデータを並べて作成されるが、上記のS1で生成されたハイトデータをそのまま単位ハイトデータとして用いると、単位ハイトデータの繋ぎ目が連続しない場合がある。よって、S2においてハイトデータの外周部の凹凸形状のシームレス処理を行うことが必要になる。
また、ハイトデータの内部領域の凹凸形状変更処理は、前記したように、壁紙等のシートにおいて、同じ凹凸柄の繰り返しが不自然な印象を与えるのを防ぐために行われるものである。
ハイトデータ変換ステップ(図3のS2)としては、図15に示すように、内部領域パラメータ変更ステップ(S21)、制御点付加ステップ(S22)、ハイトデータ上書きステップ(S23)、枚数判定ステップ(S24)が含まれる。
以上の処理を説明する前に、まず図16を参照しステップS1で生成されたハイトデータ等の例について説明する。本実施形態では、S1において、図5で説明した4×4個のセグメント3に対応する計16個の制御点4で前述したパラメータを設定する。図16(A)に示すように、これらの制御点4は、縦糸51(51−1〜51−4)と横糸52(52−1〜52−4)の交点に配置されている。横糸52−1に沿った制御点4を見ると、制御点4−1は領域2の左端部に位置し、制御点4−4は領域2の右端部に位置する。
S1では、各制御点4のパラメータに基づいて、上記のようにして織物の3次元形状を表す織物データが生成され、これに基づくハイトデータが生成される。横糸52−1の方向に沿って連続する制御点4−1〜4−4について見た場合、図16(B)に示すように、隣り合う制御点4の間に、各制御点4で設定されたパラメータや制御点4間を補間する補間関数等により、横糸52−1やケバ62等の織物データ66が生成されている。また、図16(B)の67はハイトデータの一部であり、織物データ66の3次元形状の高さの最高値を0〜255の画素値であらわしたものである。
<S21:内部領域パラメータ変更ステップ>
S2において、制御部10は、まず制御点4のパラメータを変更する処理を行う。ここでは、S11で入力した各制御点4の位置情報を参照し、領域2の外周から1セグメント分の幅よりも内側にある制御点4のパラメータを変更する処理を行う。
従って、本実施形態では図5に示す4×4の制御点4のうち、内部領域にある2×2の制御点4のパラメータが変更される。パラメータの変更は、例えばランダムに行うことができる。
図17はパラメータの変更について示す図である。図17において、P1〜P16は、各制御点4におけるパラメータの値であり、P6’、P7’、P10’、P11’あるいはP6”、P7”、P10”、P11”は、それぞれP6、P7、P10、P11の変更後の値である。
後述するが、本実施形態では必要な枚数の単位ハイトデータを作成するまで、S21の処理を複数回行い、各回ごとに、内部領域の2×2の制御点4のパラメータを互いに異なる値へと変更する。これにより、内部領域の凹凸形状が、同種の織物のテクスチュア形状であり類似しながらも、詳細な形状においては互いに異なる織物データおよびハイトデータを生成できる。
<S22:制御点付加ステップ>
続いて、S22の制御点付加ステップについて説明する。なお、以下の説明は、主に横糸52−1に沿った制御点4−1〜4−4(図16参照)について説明する。
S22において、制御部10は、図18(A)に示すように、領域2の左端の制御点4−1をコピーして、領域2の右外側で制御点4−4の隣に付加し、制御点4−1’とする。制御点4−1’の持つパラメータは、制御点4−1と同様のものである。これにより、制御点4−4と制御点4−1’の間に、上記と同様にして織物データ66やケバ62等が生成される。
<S23:ハイトデータ上書きステップ>
次に、制御部10は、ハイトデータ67の画素値に応じて、図18(B)に示す、領域2の右端部の外側の部分のハイトデータ67−1を、領域2の左端部のハイトデータ67−2に上書きする。この際、ハイトデータ67−1の左端を領域2の左端に合わせる。
制御部10は、このとき対応する位置で画素値を比較し、ハイトデータ67−1の画素値が、ハイトデータ67−2の画素値よりも高い場合には、当該位置の画素値をハイトデータ67−1の画素値とする。そうでない場合は、ハイトデータ67−2の画素値を維持する。
ステップS23の処理は、領域2の左外側についても行う。即ち、領域2の左端部の外側の部分のハイトデータ67−3を、領域2の右端部のハイトデータ67−4に上書きする。この際、ハイトデータ67−3の右端を領域2の右端に合わせる。上記と同様、制御部10は、このとき対応する位置で画素値を比較し、ハイトデータ67−3の画素値が、ハイトデータ67−4の画素値よりも高い場合には、当該位置の画素値をハイトデータ67−3の画素値とする。そうでない場合は、ハイトデータ67−4の画素値を維持する。
以上の処理を行うと、図19に示すようなハイトデータ67が生成される。これは、領域2の右端部の外側、および左端部の外側の織物データ66(図18(A)参照)を、領域2の左端部および右端部にそれぞれ上書きし図19の織物データ66を生成したことに実質等しくなり、横糸52−1に沿ったハイトデータ67の端部Aと端部A’が連続するようになる。
即ち、図20に示すように、ハイトデータ67を横にならべた場合に、その繋ぎ目65でハイトデータ67は滑らかに連続する。これは、織物データ66の端部同士が繋ぎ目65で連続することからもわかる。
図21(A)に示すように、ステップS22〜S23の処理をその他の横糸52−2〜52−4に沿った制御点4についても行うと、図21(B)に示すようなハイトデータ67が生成される。このハイトデータ67では、横糸52−2に対応するハイトデータ67の端部Bと端部B’、横糸52−3に対応するハイトデータ67の端部Cと端部C’、横糸52−4に対応するハイトデータ67の端部Dと端部D’も連続するようになる。ここでは、説明を分かり易くするため、各横糸52の幅方向を1つの画素で表している。
縦糸51に沿った方向についても同様の処理を行うと、単位ハイトデータ67aが作成される。この単位ハイトデータ67aは、図21(C)に示すように縦横に位置を合わせて並べたときに、繋ぎ目で滑らかに連続するようになる。
なお、S23においてハイトデータ67を上書きする際には、横糸52と直交する方向に所定量位置をずらして上書きすることも可能である。
即ち、図22(A)に示すように、横糸52−1、52−2、52−3、52−4に対応し領域2の右端部の外側にあるハイトデータ67で、横糸52−3、52−4、52−1、52−2に対応し領域2の左端部にあるハイトデータ67をそれぞれ上書きする。
また、横糸52−1、52−2、52−3、52−4に対応し領域2の左端部の外側にあるハイトデータ67で、横糸52−3、52−4、52−1、52−2に対応し領域2の右端部にあるハイトデータ67をそれぞれ上書きする。
この場合、横糸52−1に対応するハイトデータ67と横糸52−3に対応するハイトデータ67が連続し、横糸52−2に対応するハイトデータ67と横糸52−4に対応するハイトデータ67が連続するようになる。即ち、図22(B)に示す端部Aと端部C’、端部A’と端部C、端部Bと端部D’、端部B’と端部Dが連続するようになる。
その後、縦糸51の方向については前述したようにシームレス処理を行うと、単位ハイトデータ67aが作成される。この単位ハイトデータ67aは、図22(C)のように、横糸52と直交する方向(z軸方向)に所定量位置をずらして並べたときに繋ぎ目が連続するようになる。単位ハイトデータ67aを位置をずらして並べると、繋ぎ目がより自然に見えるようになる。
<S24:枚数判定ステップ>
以上のS21〜S23の処理は、版下用ハイトデータに必要な枚数だけ単位ハイトデータ67aを作成するまで続けられる。全ての単位ハイトデータ67aを作成していない場合(S24;No)は、S21〜S23の処理を行い次の単位ハイトデータ67aを作成する。
前記したように、S21では、各単位ハイトデータ67aの作成毎に、内部領域の制御点4のパラメータを変えるので、内部領域の凹凸形状のみ異なり、外周部の凹凸形状は同じである複数の単位ハイトデータ67aが生成されることになる。以上のようにして必要な枚数だけ単位ハイトデータ67aを生成すると(S24;YES)、処理を終了する。
なお、外周部とは、以上の処理により、複数の単位ハイトデータ67a間で同じ凹凸形状となっている、単位ハイトデータ67aの領域の外周から内側へ向かって所定の幅の領域を指す。この幅は、例えば図18でいえば、ハイトデータ67−2あるいは67−4の幅に該当する。また、制御点4を基準として表現した場合では、領域2の左端部の制御点4−1から領域2の左端までの距離、あるいは領域2の右端部の制御点4−1から領域2の右端までの距離に対応することになる。
そして、この幅は、制御点4の配置等により所定の値に定めることができる。また、上記した凹凸形状のシームレス処理が行われた場合には、この外周部の凹凸形状がシームレス処理されることになる。一方、この外周部より内側にある領域を、ここでは内部領域といっている。
<S3:版下用ハイトデータ生成ステップ>
制御部10は、上記のように生成された複数の単位ハイトデータ67aを、図23(A)や図23(B)等に示すように複数並べた版下用ハイトデータ70を生成する。
版下用ハイトデータ70は、単位ハイトデータ67aを複数並べたものであるが、これら複数の単位ハイトデータ67aは、外周部69の凹凸形状が、同じでありかつシームレス処理が行われているので繋ぎ目での連続性が保たれる一方、内部領域68の凹凸形状は、各単位ハイトデータ67a間で、同種の織物のテクスチュア形状であり類似したものでありながらも、その詳細形状が異なるものとなっている。
この版下用ハイトデータ70を用いて製造したエンボス版の凹凸形状をシートに転写したものは、図23(C)、図23(D)のシート80に示すように、各単位ハイトデータ67aに対応する凹凸形状の複数の単位領域80aを並べた凹凸形状を有するものとなる。
従って、上記と同様、これら複数の単位領域80aは、外周部82の凹凸形状が同じであり、かつ繋ぎ目での連続性が保たれる一方、内部領域81の凹凸形状は、各単位領域80a間で、同種の織物のテクスチュア形状であり類似したものでありながらも、その詳細形状が異なる。なお、図23(C)のシート80は図23(A)の版下用ハイトデータ70に対応し、図23(D)のシート80は図23(B)の版下用ハイトデータ70に対応する。
そのため、シート80では、同じ柄の繰り返しが生じず、また、単位領域80a間の凹凸形状も連続する。以上より、不自然な印象を与えない意匠性の高いシート80が形成できる。また、前記したように、シート80を壁紙として用いる場合などでは必要に応じてカットして用いることができるなど、利便性が向上する。なお、このシート80は、壁紙以外にも適用が可能である。
なお、シート80を製造する際には、単位ハイトデータ67aの凹凸形状が必ずしも正確に反映されるわけではなく、シート素材等の製造条件によってわずかな誤差が生じる場合もある。ここで、上記した単位領域80aの凹凸形状に関していう「同じ」、「異なる」、あるいは「連続する」の語については、このようなわずかな誤差は考慮しないものとする。
例えば、上記のような原因により、複数の単位領域80a間で外周部82の凹凸形状にわずかな誤差が生じる場合もあるが、上記した単位領域80aの外周部82の凹凸形状に関していう「同じ」とは、そのようなわずかな誤差がある場合も含めるものとする。
これは単位領域80aの凹凸形状に関して「連続する」あるいは「異なる」という場合にも同様である。すなわち、上記のような製造時の誤差により連続するようになった形状、あるいは異なるものとなった形状は、単位領域80aの凹凸形状に関していう「連続する」あるいは「異なる」形状には含まないものとする。
また、本実施形態では、制御点4において設定されたパラメータに基づき繊維の3次元形状を生成し、この形状から単位ハイトデータ67aを作成することで、実際のテクスチュアから型を取るなどの必要が無く、微細な繊維の形状を表現したハイトデータを簡易に得ることができる。また、パラメータを変えることで、内部領域68の凹凸形状が同種の繊維を表現するものであり類似するものでありながら、これらが詳細な形状においては異なる、複数の単位ハイトデータ67aが容易に生成できる。
ただし、上記のような複数の単位ハイトデータ67aを生成する方法はこれに限ることはない。例えば、S1で生成したハイトデータ67に関して、S22、23で説明した外周部69の凹凸形状のシームレス処理を行った後、図24に示すように、ハイトデータ67の内部領域68の画像処理を行うことにより、内部領域68’、…、68”の詳細形状を互いに異なるものとして複数の単位ハイトデータ67aを作成することもできる。この際の画像処理としては、既知の種々の手法を用いることができる。その一例として、例えば、テクスチャシンセシスと呼ばれる手法を適用することが可能である。また、画像処理ソフトウェアを使用し、ユーザのマウスやキーボードなどによる入力に従って、内部領域68について糸の太さや濃度を変化させたり、画像を部分的にコピーペーストしたりといった画像処理をハイトデータ処理装置1に実行させ、内部領域68の詳細形状を互いに異ならせることも可能である。
また、本実施形態ではシートに再現するテクスチュアを織物としており、縦糸や横糸の形状を定めて単位ハイトデータ67aを生成することでシート80に織物の凹凸形状を再現できるが、シート80に再現するテクスチュアがこれに限られることもない。その他の例としては、例えば石やレンガなどが挙げられる。
次に、上記のようにして生成された版下用ハイトデータ70を用いてシート作成のためのエンボス版を製造するエンボス版製造装置の例について、第2〜第4の実施形態として以下説明する。各実施形態のエンボス版製造装置は、エンボス版製造手段においてそれぞれ異なる。
[第2の実施形態]
図25は、第2の実施形態に係るエンボス版製造装置9Aについて示す図である。図に示すように、エンボス版製造装置9Aは、コンピュータ91(ハイトデータ処理装置1)、彫刻機93、支持台101、及び回転駆動部104を備える。
このエンボス版製造装置9Aは、第1の実施形態のハイトデータ処理手順に従って生成された版下用ハイトデータに基づいて、エンボス版シリンダにテクスチュアの凹凸形状のエンボス彫刻を施すものである。
コンピュータ91は、ハイトデータ処理装置1として上記した手法により版下用ハイトデータを生成し、これに基づき、彫刻機93を制御する。
彫刻機93は、彫刻機制御部931、駆動部932、及び彫刻用刃(打刻刃)933を備えるエンボス版製造手段である。
彫刻機制御部931は、コンピュータ91から入力される版下用ハイトデータに従って駆動部932を駆動し、彫刻用刃933を支持台101,101に支持されたエンボス版シリンダ100の版面に対して深さ方向に上下動するとともに、エンボス版シリンダ100の回転軸方向(図中A−A方向)に移動させる。回転駆動部104は、コンピュータ91から入力される指示に従って、支持台101、101に支持されたエンボス版シリンダ100を回転軸A−A方向を中心に回転する。
これにより、彫刻機93は、版下用ハイトデータに従った深さで金属製或いは樹脂製のエンボス版シリンダ100に彫刻を施し、織物等のテクスチュアの凹凸形状を形成する。
なお、彫刻機93は、彫刻用刃933に代えて、レーザ等を用いる方式のものでもよい。この場合、彫刻機93は、図25の駆動部932及び彫刻用刃933に代えて、走査部、レーザ発振器、及び光学ユニットを用いればよい。上記と同様にしてエンボス版シリンダ100、あるいは光学ユニットを移動させながら、版下用ハイトデータに基づく出力値のレーザビームを光学ユニットを介して照射する。これによっても、エンボス版シリンダ100に織物等のテクスチュアの凹凸形状を形成できる。
[第3の実施形態]
図26は、第3の実施形態のエンボス版製造装置9Bについて示す図である。このエンボス版製造装置9Bは、版下用ハイトデータに基づいて、エンボス版シリンダにエッチングの手法を用いて織物等のテクスチュアの凹凸形状を形成するもので、コンピュータ91(ハイトデータ処理装置1)、パターン露光装置96、腐食装置98、支持台101、及び回転駆動部104を備える。支持台101にはレジスト層をコーティングしたエンボス版シリンダ200が取り付けられている。
パターン露光装置96は、走査部961、レーザ発振器962、及び光学ユニット963を備えるエンボス版製造手段である。パターン露光装置96は、コンピュータ91から入力される版下用ハイトデータに従って走査部961を駆動し、光学ユニットをエンボス版シリンダ200の回転軸方向に移動させるとともに、レーザ発振器962を制御して版下用ハイトデータに従った出力値に変調する。
本実施形態では、所定の画素値を閾値として版下用ハイトデータを二値化し、当該閾値を境にレーザがON/OFFになるように制御を行う。これにより、レジスト層をコーティングしたエンボス版シリンダ200の所定位置にレーザビームを照射し、露光部と非露光部とからなるパターンを形成する露光処理を行う。レジスト層としては、ポジ型レジスト、ネガ型レジストのいずれも用いることができる。ポジ型レジストの場合は、露光処理により露光部のレジスト層がゲル化する。ネガ型レジストの場合は、露光処理により露光部のレジスト層が硬化する。
露光処理が完了したエンボス版シリンダ200は、図示しない現像装置において現像と版洗浄が行われ、レジスト層のうち露光部(ポジ型レジストの場合)もしくは非露光部(ネガ型レジストの場合)が除去され、レジスト層のパターンが形成される。
その後、腐食装置98によりエンボス版シリンダ200に腐食液を作用させると、レジスト層の除去により露出した金属面の部分が腐食を受けて窪み、パターンに応じた凹凸形状が形成される。続いて洗浄処理を行い、残ったレジスト層を除去する。
その後、再度レジスト層をエンボス版シリンダ200の表面にコーティングし、以上の処理を上記の閾値を変えて繰り返す。これを複数回行うことにより、エンボス版シリンダ200の表面に深さの異なる凹凸を形成できる。閾値としては、適当な値を予め定めておくとよい。
また、レーザビームによってレジスト層のパターンを形成する手段としては、レジスト層をコーティングしたエンボス版シリンダ200に直接描画(レジスト層を焼飛ばす)し、現像処理や洗浄処理によるレジスト層の除去を必要としないレーザ刷版装置もあり、多く用いられている。この場合のエンボス版製造装置の構成は、現像装置等を必要としない点を除いて上記のエンボス版製造装置9Bと同様である。
この際、パターン露光装置96は、前記と同様の制御を行い、レジスト層をコーティングしたエンボス版シリンダ200の所定位置にレーザビームを照射し、露光部のレジスト層を焼き飛ばし除去してレジスト層のパターンを形成する。レーザ発振器962が発振するレーザとしては、YAGレーザやファイバーレーザを使用することができる。
その後、上記と同様の腐食処理を行いパターンに応じた凹凸形状をエンボス版に形成した後、洗浄処理により残ったレジスト層の除去を行う。これらレジスト層コーティング、露光処理、腐食処理、洗浄処理を、上記の閾値を変えて複数回繰り返すことにより、エンボス版シリンダ200の表面に深さの異なる凹凸が形成できる。
[第4の実施形態]
図27は、第4の実施形態のエンボス版製造装置9Cについて示す図である。このエンボス版製造装置9Cは、コンピュータ91(ハイトデータ処理装置1)、パターン露光装置96、腐食装置98、エンボス版露光装置99、支持台101、及び回転駆動部104を備える。支持台101にはレジスト層をコーティングしたエンボス版シリンダ200が取り付けられる。
エンボス版製造装置9Cは、版下用ハイトデータに基づいてフォトマスク97を製造し、これを用いて、エンボス版シリンダ200にエッチングを行うことにより、織物等のテクスチュアの凹凸形状を形成するものである。すなわち、第4の実施形態では、パターン露光装置96等をフォトマスク97の製造段階で利用し、このフォトマスク97を用いて、エンボス版露光装置99によりエンボス版の製造を行う。第4の実施形態では、これらの装置がエンボス版製造手段を構成している。
フォトマスク97は、基板973上に遮光膜972が形成され、更にその上にレジスト層971がコーティングされる。このような状態のフォトマスク97に対して、パターン露光装置96は、第3の実施形態と同様の方法で版下用ハイトデータの閾値に従った露光制御を行なうことにより、レジスト層971に露光部と非露光部とを形成する。その後、現像および洗浄を行って不要なレジスト層を除去してレジスト層のパターンを形成する。
続いて、腐食装置98により腐食液を作用させると、レジスト層が除去されて露出した遮光膜972の部分が除去される。その後、洗浄処理により残ったレジスト層を除去すると、遮光膜972のパターンを基板973上に形成したフォトマスク97が製造される。
フォトマスク97は、上記の閾値の値を変えつつ必要な数だけ製造され、それぞれエンボス版シリンダ200への露光の際に使用される。すなわち、フォトマスク97にてレジスト層がコーティングされたエンボス版シリンダ200を覆い、エンボス版露光装置99で露光することにより、フォトマスク97に形成されている遮光パターンに従った露光部及び非露光部が形成される。
続いて、第3の実施形態と同様に現像、洗浄処理を行うことにより不要なレジスト層が除去されてレジスト層のパターンが形成される。その後、腐食および洗浄処理を行うと、前記と同様に、エンボス版シリンダ200の表面に凹凸が形成され、残ったレジスト層が除去される。
フォトマスク97を交換して、レジスト層コーティング、露光、現像、洗浄(不要なレジスト層の除去)、腐食、洗浄(残ったレジスト層の除去)の処理を繰り返すことにより、エンボス版シリンダ200の表面に複数段の凹凸形状が形成できる。
第2〜第4の実施形態のエンボス版製造装置9A、9B、9Cによれば、第1の実施形態の手法で生成された版下用ハイトデータに基づいて、エンボス版シリンダ100、200に織物等のテクスチュアの凹凸形状を形成することが可能となる。また、このエンボス版シリンダ100、200を用いて、所望のシートにエンボス加工を施せば、図23で説明したようなシート80を製造できる。シート80の素材は、用途に応じて決定されるが、例えば、紙、樹脂、合成皮革、金属等を用いることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:ハイトデータ処理装置
3:セグメント
4:制御点
9A〜9C:エンボス版製造装置
19:ハイトデータ生成部
20:ハイトデータ変換部
30:版下用ハイトデータ生成部
66:織物データ
67:ハイトデータ
67a:単位ハイトデータ
68、81:内部領域
70:版下用ハイトデータ
80:シート
80a:単位領域
69、82:外周部

Claims (9)

  1. 複数の単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を並べて形成された凹凸形状を有するシートであって、
    前記単位領域は、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、
    前記複数の単位領域は、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするシート。
  2. 隣り合う前記単位領域の前記外周部の凹凸形状同士が連続することを特徴とする請求項1記載のシート。
  3. 各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成する単位ハイトデータ作成手段と、
    複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成する版下用ハイトデータ生成手段と、
    を有し、
    前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、
    前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするハイトデータ処理装置。
  4. 前記単位ハイトデータ作成手段は、
    前記版下用ハイトデータ生成手段で複数の前記単位ハイトデータを並べた際に、隣り合う前記単位ハイトデータの前記外周部の凹凸形状同士が連続するように、複数の前記単位ハイトデータを作成することを特徴とする請求項3記載のハイトデータ処理装置。
  5. 前記単位ハイトデータは、複数の制御点のパラメータに基づいて生成された織物のテクスチュアの形状より生成されるものであり、
    前記単位ハイトデータ作成手段は、前記内部領域にある制御点のパラメータを変更することにより、前記内部領域の凹凸形状を変更することを特徴とする請求項3または請求項4記載のハイトデータ処理装置。
  6. ハイトデータ処理装置が、
    各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成するステップと、
    複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成するステップと、
    を実行し、
    前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、
    前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするハイトデータ処理方法。
  7. ハイトデータ処理装置を、
    各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成する単位ハイトデータ作成手段と、
    複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成する版下用ハイトデータ生成手段と、
    して機能させ、
    前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、
    前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするプログラム。
  8. 織物のテクスチュアの凹凸形状を表す版下用ハイトデータを用いてエンボス版の製造を行うエンボス版製造装置であって、
    各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成する単位ハイトデータ作成手段と、
    複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成する版下用ハイトデータ生成手段と、
    前記版下用ハイトデータに基づいて、織物のテクスチュアの凹凸形状を形成したエンボス版を製造するエンボス版製造手段と、
    を具備し、
    前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、
    前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするエンボス版製造装置。
  9. 織物のテクスチュアの凹凸形状を表す版下用ハイトデータを用いてエンボス版の製造を行うエンボス版製造方法であって、
    各々が単位領域の織物のテクスチュアの凹凸形状を表す複数の単位ハイトデータを作成するステップと、
    複数の前記単位ハイトデータを並べた、エンボス版の製造に用いる版下用ハイトデータを生成するステップと、
    前記版下用ハイトデータに基づいて、織物のテクスチュアの凹凸形状を形成したエンボス版を製造するステップと、
    を具備し、
    前記単位ハイトデータは、外周部と前記外周部の内側にある内部領域を有し、
    前記複数の単位ハイトデータは、前記外周部の凹凸形状が同じであり、かつ前記内部領域の凹凸形状が互いに異なることを特徴とするエンボス版製造方法。
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