JPH0830664A - 模様作成方法 - Google Patents

模様作成方法

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JPH0830664A
JPH0830664A JP6161622A JP16162294A JPH0830664A JP H0830664 A JPH0830664 A JP H0830664A JP 6161622 A JP6161622 A JP 6161622A JP 16162294 A JP16162294 A JP 16162294A JP H0830664 A JPH0830664 A JP H0830664A
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pattern
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units
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structural
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JP6161622A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Watabe
保日児 渡部
Akihiko Hashimoto
秋彦 橋本
Tamotsu Mochizuki
保 望月
Kazunari Nakane
一成 中根
Koichiro Ishikawa
浩一郎 石川
Masabumi Oki
正文 大木
Tetsuyuki Hirano
哲行 平野
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HIRANO DESIGN SEKKEI KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
HIRANO DESIGN SEKKEI KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基本的な形状単位である構成単位の集まりに
より模様を作成する場合、各構成単位を平行移動または
回転移動により置き換えや入れ換えを行っても、隣接す
る構成単位間で連続になる模様の作成方法を提供する。 【構成】 まず、構成単位を選定し、次に、2次元また
は3次元の模様単位を選定する。次に、構成単位内の模
様を、構成単位内に含まれる模様単位の集まりや、隣接
する構成単位間にまたがる模様単位の集まりにより作成
する。ここで、構成単位間にまたがる模様単位で模様を
作成する場合、構成単位相互間の平行移動や回転による
置き換え等によって隣接する構成単位間の境界で模様単
位が連続するように、模様単位のはみ出し部分を平行移
動や回転によって構成単位内に設定する。これにより、
構成単位の境界での連続性を保った模様を作成可能と
し、タイル張り等の実作業の効率化や、設計・製造工程
の簡易化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルの外壁や、それら
建物の内部の壁、床に使用されるタイルや、ビル外壁用
に使用されるカーテンウォール、その他室内材料として
使用される浴室用タイル、壁紙、タイルカーペットなど
や、その他衣類などの模様の設計(デザイン)方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の模様は、特にタイルなどでは、あ
る程度のすき間をもって並べられることが多く、必ずし
も模様が連続である必要がなく、模様の連続性に注意が
払われなかった。また、ある種の定型模様では、特に考
慮することなく、一見、連続した模様に見えるものもあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】模様を配置して、その
模様の境界連続性を満たすための模様の設計方法はいま
までにはなかった。規則的な模様の場合には、比較的連
続性を満たすことが容易であるが、その時には、模様の
生成単位の規則をさまざまに変更することが不可能であ
り、また、複雑な模様については、境界連続性を満たす
ことができないという欠点があった。
【0004】本発明の目的は、模様を基本的な形状単位
である構成単位の集まりにより構成し、各構成単位を平
行移動または回転移動により置き換えや入れ換えを行っ
ても、隣接する構成単位間で模様が連続になるような構
成単位内での模様の作成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の模様作成方法は、2次元の基本的な形状単
位である構成単位の集まりによって平面を覆うことによ
り模様を構成する方法であって、前記構成単位として構
成単位相互間で平行移動により置き換え可能なものを選
定する第1の選定過程と、2次元または3次元の模様の
基本単位である模様単位を選定する第2の選定過程と、
前記構成単位相互間の平行移動による置き換えや入れ換
えによって隣接する前記構成単位間の境界で前記2次元
または3次元の模様単位が連続するように前記構成単位
内に前記模様単位の集まりを設定することにより前記構
成単位内の模様を作成する模様作成過程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0006】上記の方法においては、模様作成過程にお
いて、構成単位内の模様を、前記構成単位内に含まれる
模様単位の集まり、あるいは隣接する構成単位間にまた
がる模様単位の集まり、あるいはこれらの組み合わせに
より作成すること、また、上記の方法においては、模様
作成過程において、構成単位内の模様を、前記構成単位
内に含まれる模様単位の集まりと、隣接する構成単位間
にまたがる模様単位の集まりにより作成する場合、前記
構成単位内に含まれる模様単位の集まりについては、前
記構成単位内の所定の設定範囲内に設定し、前記隣接す
る構成単位間にまたがる模様単位の集まりについては、
前記模様単位に基づいて作成される模様が前記所定の設
定範囲内に重ならないように作成すること、さらには、
上記の方法においては、模様作成過程において、構成単
位内の模様を前記構成単位内に含まれる模様単位により
作成する場合には、前記構成単位内に含まれるように前
記構成単位内に前記模様単位を設定し、この設定した模
様を、一つあるいは複数の前記構成単位に複写して設定
し、この動作を一種または複数種の前記模様単位に対し
て実行することにより、前記各構成単位内に模様を設定
し、前記構成単位内の模様を隣接する前記構成単位間に
またがる前記模様単位により作成する場合には、前記隣
接する構成単位間にまたがる模様単位に基づき前記構成
単位内の模様を作成し、その際、前記構成単位内の模様
を、前記構成単位に含まれる模様単位の部分と、前記隣
接する構成単位に含まれる模様単位の残りの部分とを、
それぞれの構成単位を平行移動して重ね合わせることに
より得られる模様として作成し、この作成した模様を、
前記構成単位の全てに複写して設定し、この動作を一種
または複数種の前記模様単位に対して実行することによ
り、前記各構成単位に模様を設定することを特徴とす
る。
【0007】本発明の別な模様作成方法の発明では、2
次元の基本的な形状単位である構成単位の集まりによっ
て平面を覆うことにより模様を構成する方法であって、
前記構成単位として構成単位相互間で0度の回転も含む
回転により置き換え可能なものを選定する第1の選定過
程と、2次元または3次元の模様の基本単位である模様
単位を選定する第2の選定過程と、前記構成単位相互間
の回転による置き換えや入れ換えによって隣接する前記
構成単位間の境界で前記2次元または3次元の前記模様
単位が連続するように前記構成単位内に前記模様単位の
集まりを設定することにより前記構成単位内の模様を作
成する模様作成過程と、を有することを特徴とする。
【0008】上記の方法においては、構成単位内の模様
を、前記構成単位内に含まれる模様単位の集まり、ある
いは隣接する構成単位間にまたがる模様単位の集まり、
あるいはこれらの組み合わせにより作成すること、ま
た、上記の方法においては、模様作成過程において、構
成単位内の模様を、前記構成単位内に含まれる模様単位
の集まりと、隣接する構成単位間にまたがる模様単位の
集まりにより作成する場合、前記構成単位内に含まれる
模様単位の集まりについては、前記構成単位内の所定の
設定範囲内に設定し、前記隣接する構成単位間にまたが
る模様単位の集まりについては、前記模様単位に基づい
て作成される模様が前記所定の設定範囲内に重ならない
ように作成すること、さらに、上記の方法においては、
模様作成過程において、構成単位内の模様を前記構成単
位内に含まれる模様単位により作成する場合には、前記
構成単位内に含まれるように前記構成単位内に前記模様
単位を設定し、この設定した模様を、一つあるいは複数
の前記構成単位に複写して設定し、この動作を一種また
は複数種の前記模様単位に対して実行することにより、
前記各構成単位内に模様を設定し、前記構成単位内の模
様を隣接する前記構成単位間にまたがる前記模様単位に
より作成する場合には、前記隣接する構成単位間にまた
がる模様単位に基づき前記構成単位内の模様を作成し、
その際、まず、前記模様単位の一部を含む隣接する前記
構成単位を回転させ、前記模様単位の残りの部分を含む
前記構成単位に重ね合わせて得られる模様として作成
し、さらに、この作成した模様を含む前記構成単位自身
を回転させ、重ね合わせることにより得られる模様とし
て作成し、この作成した模様を、前記構成単位の全てに
複写して設定し、この動作を一種または複数種の前記模
様単位に対して実行することにより、前記各構成単位に
模様を設定することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、構成単位と2次元または3次元の模
様単位により模様を作成すること、構成単位内の模様
を、構成単位内に含まれる模様単位の集まり、あるいは
隣接する構成単位間にまたがる模様単位の集まり、ある
いはこれらの組合わせにより作成すること、構成単位相
互間の平行移動または回転による置き換えや入れ換えに
より、隣接する構成単位間の境界で2次元または3次元
の模様単位が連続するように模様単位を構成単位内に設
定することにより、構成単位の並べ方を意識することな
く構成単位の境界での連続性を保った模様を作成可能と
して、タイル張り等の実作業の効率化を図る。また、模
様単位に基き複写して作成することにより、少数の簡単
な模様単位により複雑な模様を作成可能として、タイル
内の模様の作成等の設計・製造工程の簡易化を図る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0011】図1に本発明の動作フローを、図2に本発
明の実施例を説明するためのブロック構成図を示す。図
2において、200は模様についての情報入力や操作の
指示等を行うキーボードやマウス、および模様単位に設
定する複雑な模様を入力するスキャナ等からなる入力
部、201は入力部200からの入力に基づいて模様を
作成し、装置全体を制御する模様作成制御部、202は
模様の作成結果を画像情報として表示するディスプレイ
装置からなる表示部、203は模様作成制御装置201
からの模様の作成結果データをもとに画像情報を変換し
て表示部202に表示する画像情報変換部、204は模
様作成制御部201での模様の作成結果データ等を格納
する蓄積部、205は模様の作成結果を他の処理装置に
転送するための通信制御部である。
【0012】まず、本発明の第1の実施例として、各構
成単位を平行移動により置き換えや入れ換えを行った場
合においても、隣接する構成単位間で模様単位が連続に
なるような構成単位内の模様の作成方法について図1お
よび図2に従って説明する。
【0013】最初に設計者は、入力部200により構成
単位を選定する(図1のステップ100)。具体的に
は、模様作成制御部201により、蓄積部204にあら
かじめ用意してある複数の構成単位を読み出して画像情
報変換部203経由で表示部202に表示し、その中か
ら、設計者が所望の構成単位を入力部200により指定
する等の方法により選定する。構成単位として、蓄積部
204に用意していないものを選定する場合は、模様作
成制御部201に図形作成機能を持たせることにより、
入力部200と表示部202を用いて会話操作により、
設定者の所望の構成単位を作成することができる。構成
単位は、タイル張りにおける個々のタイル等に相当する
ものである。構成単位として最も一般的なものは矩形で
あるが、矩形以外にも平面を覆いつくし、かつ平行移動
によって置き換えが可能なものであれば何でもよく、例
えば、ひし形、正六角形状等でもよい。選定した構成単
位については、図形コマンド(例えば矩形の場合は、矩
形の左上のX,Y座標、右下のX,Y座標により表現)
等によりデータ化し、蓄積部204に格納する。
【0014】上記により構成単位の選定が完了すると、
選定した構成単位内に模様を生成するため、模様の基本
となる模様単位を入力部200により選定する(図1の
ステップ101)。模様単位としては、2次元でも3次
元でもよい。2次元の模様単位は2次元形状と形状内部
の属性により構成される。2次元形状としては、円、矩
形、ひし形、星形等どのような形状でもよく、また、形
状内部の属性についても、カラー画像や濃淡画像による
塗りつぶし、各種のハッチング等、どのようなものでも
よい。3次元の模様単位は3次元形状と形状表面の属性
により構成される。3次元形状としては、球、円柱等ど
のような形状でもよく、また形状表面の属性について
も、カラー画像や濃淡画像による塗りつぶし、各種のハ
ッチング等、どのようなものでもよい。模様単位の選定
方法としては、上述の構成単位の選定方法と同様の方法
を用いることができる。すなわち、模様作成制御部20
1により、蓄積部204にあらかじめ用意してある複数
の模様単位の形状および属性を読み出して表示部202
に表示し、その中から、設計者が所望の模様単位の形状
と属性を入力部200により指定し、指定した模様単位
の形状に属性をはりつける等の方法により選定する。模
様単位の属性が複雑な画像の場合には、入力部200の
スキャナを用いて複雑な画像を入力し、2次元あるいは
3次元形状にはりつける方法を用いればよい。選定した
模様単位については、構成単位の場合と同様、図形コマ
ンド等によりデータ化し、蓄積部204に格納する。な
お、模様単位の属性が複雑な画像の場合には、属性デー
タはスキャナから入力されたイメージデータとなる。
【0015】上記により模様単位の選定が完了すると、
模様作成制御部201は、入力部200からの指示によ
り、蓄積部204から選定した構成単位と模様単位のデ
ータを読み出し、模様単位に基づき構成単位内に模様を
作成する。模様単位に基づいて構成単位内に模様を作成
する方法としては、模様単位が構成単位内に含まれる場
合と、模様単位が隣接する構成単位間にまたがる場合が
あり、それぞれで動作が異なる。
【0016】このように、構成単位内に模様を作成する
場合に、模様単位が構成単位内に含まれる場合と、模様
単位が隣接する構成単位間にまたがる場合の両方を扱う
ことにより、任意の模様が作成できる。
【0017】まず、模様単位が構成単位内に含まれる場
合について説明する。
【0018】図3(a)は、構成単位301を矩形と
し、模様単位302を内部がハッチングされた2次元の
円とした場合の例を示したものであり、図3(b)は、
構成単位303を矩形とし、模様単位303を表面がハ
ッチングされた3次元の円柱とした場合の例を示したも
のである。模様単位が2次元、3次元のいずれの場合に
おいても、模様単位が構成単位内に含まれる場合には、
構成単位を任意に平行移動して置き換えや入れ換えをし
ても、隣接する構成単位間の境界での模様単位の連続性
に何ら影響しない。従って、模様単位が構成単位内に含
まれる限り、模様単位を構成単位内に任意の位置に自由
に設定することができる。
【0019】具体的には、模様作成制御部201は、蓄
積部204より、選定した構成単位と模様単位のデータ
を読み出して画像情報変換部203に送出し、画像情報
変換部203で画像情報に変換して表示部202に表示
する。模様単位を構成単位内に設定するには、模様作成
制御部201の制御のもとに、入力部200からの指示
により、模様単位を構成単位内に含まれる範囲で構成単
位内の所望の位置に表示部202上で移動させ、所望の
模様を作成する。模様単位については、入力部200か
らの操作により、模様作成制御部201により拡大、縮
小、回転等の変形を加えることも可能である。模様単位
の構成単位内への設定結果が満足のいくものでない場合
には、上述の処理を再度実行する(図1のステップ10
2,103)。作成結果については蓄積部204に格納
する。
【0020】上記により満足のいく模様が作成できた場
合には、模様作成制御部201は、蓄積部204より、
作成した模様単位内の模様を読み出し、入力部200と
表示部202との会話操作により、1つあるいは複数の
構成単位に上記により作成した模様を複写して設定する
(図1のステップ104)。設定結果のデータについて
は蓄積部204に格納する。図4(a)は、2次元の模
様単位で形状が円であり、内部の属性が黒塗りつぶしの
場合で、複数の構成単位に同一の模様単位を設定した例
を示す。
【0021】構成単位内に別の模様単位を作成する場合
には、再度模様単位の選定を行う(図1のステップ10
8)。模様単位の選定以後は上述の動作を繰り返す。図
4(b)は各構成単位で内部の模様が異なる場合の例を
示したものである。
【0022】上述した動作を複数種の模様単位に対して
繰り返すことにより、種々の模様が作成できる。また、
同一の模様を複数の構成単位に複写する動作を繰り返す
ことにより、少ない種類の模様単位で複雑な模様の作成
が可能となる。
【0023】次に、模様単位が隣接する構成単位間にま
たがる場合について説明する。
【0024】図5(a)は、構成単位501を矩形と
し、模様単位502を内部がぬりつぶされた2次元の円
とした場合の例を示したものである。隣接した構成単位
にはみだした部分を何ら処置をしないで構成単位501
を単に並べると図5(b)のようになり、隣接する構成
単位の境界で模様単位は連続しなくなることは明らかで
ある。従って、構成単位相互を平行移動による置き換え
や入れ換えを行っても、隣接する構成単位の境界で模様
単位が連続するようにするためには、図5(c)に示す
ように、隣接した構成単位にはみだした部分502bを
構成単位501内に設定する必要がある。図5(d)は
図5(c)の構成単位501を複数並べたものであり、
構成単位相互を平行移動による置き換えや入れ換えを行
っても、隣接する構成単位の境界で模様単位が連続する
のがわかる。一般的には、構成単位内の模様を、構成単
位に含まれる模様単位の部分と、隣接する構成単位に含
まれる模様単位の残りの部分とを、それぞれの構成単位
を平行移動して重ね合わせることにより得られる模様と
して作成することにより、構成単位相互を平行移動によ
る置き換えや入れ換えを行っても、隣接する構成単位の
境界で模様単位を連続するようにすることができる。こ
のようにすることにより、模様単位が2次元の場合に
は、形状と形状内部の属性を、3次元の場合には、形状
と形状表面の属性を、それぞれ隣接する構成単位の境界
において連続させることができる。
【0025】具体的には、模様作成制御部201は、蓄
積部204より、選定した構成単位と模様単位のデータ
を読み出して画像情報変換部203に送出し、画像情報
変換部203で画像情報に変換して表示部202に表示
する。模様単位を構成単位内に設定するには、模様作成
制御部201の制御のもとに、入力部200からの指示
により、模様単位を構成単位内の所望の位置に表示部2
02上で移動させて設定する。この際、模様単位が隣接
する構成単位にまたがるように設定する。模様単位につ
いては、入力部200からの操作により、模様作成制御
部201により拡大、縮小、回転等の変形を加えること
も可能である。模様作成制御部201は、構成単位内の
模様を、構成単位に含まれる模様単位の部分と、隣接す
る構成単位に含まれる構成単位の残りの部分とを、それ
ぞれ構成単位を平行移動して重ね合わせることにより得
られる模様として作成し、その結果を画像情報変換部2
03経由で表示部202に表示する。構成単位内への設
定結果が満足のいくものでない場合には、上述の処理を
再度実行する(図1のステップ105,106)。作成
結果については蓄積部204に格納する。
【0026】上記により満足のいく模様が作成できた場
合には、模様作成制御部201は、蓄積部204より作
成した模様単位内の模様を読み出し、全ての構成単位に
上記により作成した模様を複写して設定する(図1のス
テップ107)。全ての構成単位に設定するのは、全て
の構成単位相互間の平行移動による任意の入れ換えや置
き換えによっても、隣接する構成単位間の境界で模様単
位が連続するためである。上記の設定結果のデータにつ
いては蓄積部204に格納する。図5(d)は、2次元
の模様単位で形状が円であり、内部の属性が黒塗りつぶ
しの場合において、複数の構成単位に同一の模様単位を
設定した例を示す。
【0027】構成単位内に別の模様単位を作成する場合
には、再度模様単位の選定を行う(図1のステップ10
8)。模様単位の選定以後は上述の動作を繰り返す。
【0028】以上、模様単位が構成単位内に含まれる場
合と、模様単位が隣接する構成単位間にまたがる場合と
を別々に説明したが、構成単位内に模様を作成する場合
は両方を混在させてもよい。図6は複数種の模様単位が
構成単位間にまたがる場合と、模様単位が構成単位内に
含まれる場合とが混在した場合の例を示したものであ
る。
【0029】以上は、構成単位が矩形の場合について説
明したが、構成単位が矩形以外の場合も同様に模様の作
成ができる。図7は、構成単位をひし形にした場合で、
複数種の模様単位が構成単位間にまたがる場合と、模様
単位が構成単位内に含まれる場合とが混在した場合の例
を示したものである。
【0030】以上により、構成単位内の模様の作成が全
て完了すると、作成が完了した模様のデータを蓄積部2
04に格納し、以後の模様の製造工程に提供する(図1
のステップ109)。蓄積部204として、例えば、フ
ロッピーディスクや3.5インチ光磁気ディスクのよう
な可搬形の記憶媒体を用いることにより、模様作成結果
を以後の製造工程のシステムへ簡単に提供することがで
きる。また、図2に示すように通信制御部205を設け
ることにより、模様作成結果を通信回線を介して以後の
製造工程のシステムへ直接転送することができ、処理の
迅速化が図れる。
【0031】次に、本発明の第2の実施例として、各構
成単位を回転により、置き換えや入れ換えを行った場合
においても、隣接する構成単位間で模様が連続になるよ
うな構成単位内の模様の作成方法を図1、図2に従って
説明する。
【0032】最初に設計者は、入力部200により構成
単位を選定する(図1のステップ100)。選定方法に
ついては、上述した第1の実施例の場合と同様である
が、構成単位の形状については、平面を覆いつくし、か
つ回転によって置き換えが可能なものである必要があ
る。ここで、回転には、上述した第1の実施例の平行移
動に相当する0度回転も含むものとする。構成単位とし
て最も一般的なものは正方形であるが、正方形以外にも
平面を覆いつくし、かつ回転移動によって置き換えが可
能なものであれば何でもよく、例えば、長方形、正三角
形等でもよい。ただし、構成単位の形状により、可能な
回転の形態が異なり、例えば、正方形の場合は、0度、
90度、180度、270度の4種類の回転が、長方形
の場合は、0度、180度の2種類の回転が、正三角形
の場合は、0度、120度、240度の3種類の回転
が、それぞれ可能である。
【0033】選定した構成単位については、上述した第
1の実施例の場合と同様、図形コマンド等によりデータ
化し、蓄積部204に格納する。
【0034】上記により構成単位の選定が完了すると、
選定した構成単位内に模様を生成するため、模様の基本
となる模様単位を入力部200により選定する(図1の
ステップ101)。模様単位としては、上述した第1の
実施例の場合と同様、2次元でも3次元でもよく、2次
元の模様単位は2次元形状と形状内部の属性により、3
次元の模様単位は3次元形状と形状表面の属性により構
成される。また、模様単位の選定方法も、上述した第1
の実施例の場合と同様の方法を用いることができる。す
なわち、模様作成制御部201により、蓄積部204に
あらかじめ用意してある複数の模様単位の形状および属
性を読み出して表示部202に表示し、その中から、設
計者が所望の模様単位の形状と属性を入力部200によ
り指定し、指定した模様単位の形状に属性をはりつける
等の方法により選定する。模様単位の属性を複雑な画像
にする場合には、入力部200のスキャナを用いて複雑
な画像を入力し、2次元あるいは3次元形状にはりつけ
る方法を用いればよい。選定した模様単位については、
構成単位の場合と同様、図形コマンド等によりデータ化
し、蓄積部204に格納する。なお、模様単位の属性が
複雑な画像の場合には、属性データはスキャナから入力
されたイメージデータとなる。
【0035】上記により模様単位の選定が完了すると、
模様作成制御部201は、入力部200からの指示によ
り、蓄積部204より選定した構成単位と模様単位のデ
ータを読み出し、模様単位に基づき構成単位内に模様を
作成する。模様単位に基づいて構成単位内に模様を作成
する方法としては、模様単位が構成単位内に含まれる場
合と、模様単位が隣接する構成単位間にまたがる場合が
あり、それぞれで動作が異なる。
【0036】模様単位が構成単位内に含まれる場合に
は、模様単位が2次元、3次元のいずれの場合において
も、構成単位を任意に回転して置き換えや入れ換えをし
ても、隣接する構成単位間の境界での模様単位の連続性
に何ら影響しない。従って、上述した第1の実施例の場
合と同様、模様単位が構成単位内に含まれる限り、模様
単位を構成単位内に任意の位置に自由に設定することが
できる。
【0037】具体的な動作についても上述した第1の実
施例と同様に行われる。すなわち、模様作成制御部20
1は、蓄積部204より、選定した構成単位と模様単位
のデータを読み出して画像情報変換部203に送出し、
画像情報変換部203で画像情報に変換して表示部20
2に表示する。模様単位を構成単位内に設定するには、
模様作成制御部201の制御のもとに、入力部200か
らの指示により、模様単位を構成単位内に含まれる範囲
で構成単位内の所望の位置に表示部202上で移動さ
せ、所望の模様を作成する。模様単位については、入力
部200からの操作により、模様作成制御部201によ
り拡大、縮小、回転等の変形を加えることも可能であ
る。模様単位の構成単位内への設定結果が満足のいくも
のでない場合には、上述の処理を再度実行する(図1の
ステップ102,103)。作成結果については蓄積部
204に格納する。
【0038】上記により満足のいく模様が作成できた場
合には、模様作成制御部201は、蓄積部204より、
作成した模様単位内の模様を読み出し、入力部200と
表示部202との会話操作により、1つあるいは複数の
構成単位に上記により作成した模様を複写して設定する
(図1のステップ104)。設定結果のデータについて
は蓄積部204に格納する。
【0039】構成単位内に別の模様単位を作成する場合
には、再度模様単位の選定を行う(図1のステップ10
8)。模様単位の選定以後は上述の動作を繰り返す。
【0040】上述した動作を複数種の模様単位に対して
繰り返すことにより、種々の模様が作成できる。また、
同一の模様を複数の構成単位に複写する動作を繰り返す
ことにより、少ない種類の模様単位で複雑な模様の作成
が可能となる。
【0041】次に、模様単位が隣接する構成単位間にま
たがる場合について説明する。
【0042】図8(a)は、構成単位801を正方形と
し、模様単位802を内部がぬりつぶされた2次元の円
とした場合の例を示したものである。隣接した構成単位
にはみだした部分を何ら処置をしない場合には、構成単
位相互を回転による置き換えや入れ換えを行っても、隣
接する構成単位の境界で模様単位は連続しなくなる。従
って、構成単位相互を回転による置き換えや入れ換えを
行っても、隣接する構成単位の境界で模様単位が連続す
るようにするためには、図8(c)に示すように、隣接
した構成単位にはみだした部分802bと、構成単位に
含まれる模様単位の残りの部分802aとを、構成単位
801内に設定するようにする必要がある。構成単位相
互を回転による置き換えや入れ換えを行っても、隣接す
る構成単位の境界で模様単位を連続にする方法につい
て、図8(a)〜(c)を用いて説明する。
【0043】まず、模様単位802のうち隣接した構成
単位にはみだした部分802bを、回転により、模様単
位802の残りの部分802aを含む構成単位801に
重ね合わせることにより得られる模様として作成する。
その際、回転としては、回転により構成単位801の置
き換えが可能なすべての回転に対して行う。図8の例の
場合は、構成単位801が正方形であるため、回転とし
ては、0度、90度、180度、270度の4種類につ
いて行う。図8(a)に対して、以上の処理を行った結
果を図8(b)に示す。次に、以上により作成した構成
単位801の模様に対し、構成単位801自身を回転さ
せ、重ね合わせることにより得られる模様として作成す
る。この際も、回転により構成単位801の置き換えが
可能なすべての回転に対して行う。図8(b)にこの構
成単位801に対し、以上の処理を行った結果を図8
(c)に示す。
【0044】以上述べた方法は、構成単位が正方形の場
合だけでなく、他の図形の場合も適用できる。構成単位
がひし形の場合の例を図9に示す。図9(b)は、図9
(a)に対して、隣接した構成単位にはみだした部分
を、回転(0度、180度)により、模様単位の残りの
部分を含む構成単位に重ね合わせることにより得られる
模様として作成した結果である。図9(c)は、図9
(b)に対して、構成単位自身を回転(0度、180
度)させ、重ね合わせることにより得られる模様として
作成した結果である。
【0045】以上により、平面を覆いつくし、回転によ
って置き換えが可能であるという条件を満足する構成単
位に対し、上述した方法により、回転により構成単位の
入れ換えや置き換えを行っても、隣接する構成単位の境
界において、模様単位が2次元の場合には、形状と形状
内部の属性を、3次元の場合には、形状と形状表面の属
性を、それぞれ隣接する構成単位の境界において連続さ
れることができる。
【0046】以上の処理は具体的には以下のようにして
行われる。
【0047】模様作成制御部201は、蓄積部204よ
り、選定した構成単位と模様単位のデータを読み出して
画像情報変換部203に送出し、画像情報変換部203
で画像情報に変換して表示部202に表示する。模様単
位を構成単位内に設定するには、模様作成制御部201
の制御のもとに、入力部200からの指示により、模様
単位を構成単位内の所望の位置に表示部202上で移動
させ、所望の模様を作成する。この際、模様単位が隣接
する構成単位にまたがるように設定する。模様単位につ
いては、入力部200からの操作により、模様作成制御
部201により拡大、縮小、回転等の変形を加えること
も可能である。模様作成制御部201は、構成単位内の
模様を、まず、構成単位の一部を含む隣接する模様単位
を回転させ、模様単位の残りを含む構成単位に重ね合わ
せることにより得られる模様として作成し、次に、作成
した模様を含む模様単位自身を回転させ、重ね合わせる
ことにより得られる模様として作成し、その結果を画像
情報変換部203経由で表示部202に表示する。構成
単位内への模様の設定結果が満足のいくものでない場合
には、上述の処理を再度実行する(図1のステップ10
5,106)。作成結果については蓄積部204に格納
する。
【0048】上記により満足のいく模様が作成できた場
合には、模様作成制御部201は、蓄積部204より、
作成した構成単位内の模様を読み出し、全ての構成単位
に上記により作成した模様単位を設定する(図1のステ
ップ107)。全ての構成単位に設定するのは、全ての
構成単位の相互を回転により任意に入れ換えや置き換え
を行っても、隣接する構成単位間の境界で模様単位が連
続するためである。上記の設定結果のデータについては
蓄積部204に格納する。
【0049】構成単位内に別の模様単位を作成する場合
には、再度模様単位の選定を行う。模様単位の選定以後
は上述の動作を繰り返す(図1のステップ108)。
【0050】図8に示したように、隣接する構成単位間
にまたがる一つの模様単位から、図8(c)に示すよう
に多くの模様が作成されるため、少ない数の隣接する構
成単位間にまたがる模様単位により複雑な模様が作成で
きる。
【0051】以上、模様単位が構成単位内に含まれる場
合と、模様単位が隣接する構成単位間にまたがる場合と
を別々に説明したが、構成単位内に模様を作成する場合
は両方を混在させてもよい。図10は、模様単位が構成
単位内に含まれる場合と、複数種の模様単位が構成単位
間にまたがる場合が混在した場合の例を示したものであ
る。また、図11は、構成単位を正方形とし、模様単位
を半径の異なる塗りつぶしの円とした場合の模様作成結
果を示したものであり、模様単位が円のみの場合でも複
雑な模様が作成できることがわかる。
【0052】以上により、構成単位内の模様の作成が全
て完了すると、作成が完了した模様のデータを蓄積部2
04に格納し、以後の模様の製造工程に提供する(図1
のステップ109)。蓄積部204として、例えば、フ
ロッピーディスクや3.5インチ光磁気ディスクのよう
な可搬形の記憶媒体を用いることにより、模様作成結果
を以後の製造工程のシステムへ簡単に提供することがで
きる。また、図2に示したように通信制御部205を設
けることにより、模様作成結果を通信回線を介して以後
の製造工程のシステムへ直接転送することができ、処理
の迅速化が図れる。
【0053】上述の第1の実施例、第2の実施例におい
て、模様単位が構成単位内に含まれる場合と、構成単位
が構成単位間にまたがる場合が混在した場合、構成単位
内に含まれる模様単位で作成した模様が、構成単位間に
またがる模様単位に基づき作成した模様のために壊され
る場合がある。これは、構成単位間にまたがる模様単位
に基づき作成した模様は、図5、図8等に示したよう
に、構成単位の境界での模様単位の連続性を確保するた
め、模様単位の境界付近に多くの模様が作成されるため
であり、模様単位の大きさや隣接する構成単位間でまた
がり具合により、作成された模様が構成単位内の模様と
重なり、すでに作成済の構成単位内に含まれる模様単位
で作成した模様を壊すことになる。
【0054】そこで、構成単位内に含まれる模様単位で
作成した模様が、構成単位間にまたがる模様単位に基づ
き作成した模様により壊されないようにするため、図1
2(a)に示すように、構成単位1201内に設定範囲
1202をあらかじめ設定し、構成単位1201内に含
まれる模様単位により作成した模様については、この設
定範囲1202内に設定し、構成単位1201間にまた
がる模様単位に基づいて作成する模様については、図1
2(b)に示すように、その作成結果が上記設定範囲1
202と重ならないように作成するようにすればよい。
図12(a),(b)の例では、模様単位である円の直
径を、構成単位1201の境界と設定範囲1202間の
距離(l)より小さくとればよい。一般的には、構成単
位の形状や模様単位の形状により一概にはいえないが、
図12に示したのと同様に、構成単位内に設定範囲をあ
らかじめ設定し、構成単位間にまたがる模様単位に基づ
いて作成する模様が構成単位内に設定範囲と重ならない
ように、模様単位と構成単位間のまたがる具合を設定す
ればよい。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
本的な形状単位である構成単位を並べることにより模様
を作成し、構成単位内の模様を、模様の基本単位である
模様単位に基づき作成することにより、構成単位を任意
に平行移動または回転により入れ換え置き換えを行って
も、隣接する構成単位の境界において模様単位を連続さ
せることができるため、構成単位の並べ方を意識するこ
となく構成単位の境界での連続性を保った模様の作成が
でき、タイル張り等の実作業の効率化が図れる。また、
模様単位に基づき作成するため、少数の簡単な模様単位
により複雑な模様が作成でき、タイル内の模様の作成等
の設計・製造工程の簡易化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作フローを示した図である。
【図2】本発明の実施例を説明するためのブロック構成
図である。
【図3】(a),(b)は模様単位が構成単位内に含ま
れる場合の構成単位と模様単位の例を示した図である。
【図4】(a),(b)は、模様単位が構成単位に含ま
れる場合において、複数の構成単位に模様単位を設定し
た場合の例を示した図である。
【図5】(a),(b),(c),(d)は模様単位が
隣接する構成単位間にまたがる場合で、構成単位を平行
移動により置き換える場合の模様作成方法を説明するた
めの図である。
【図6】模様単位が構成単位内に含まれる場合と隣接す
る構成単位間にまたがる場合が混在した場合で、平行移
動により置き換えや入れ換えによっても、境界での模様
が連続する構成単位内の模様の設定例を示した図であ
る。
【図7】模様単位がひし形で、構成単位を平行移動によ
り置き換える場合の模様作成例を示した図である。
【図8】模様単位が隣接する構成単位間にまたがる場合
で、構成単位を回転により置き換える場合の模様作成方
法を設定するための第1例を示す図である。
【図9】模様単位が隣接する構成単位間にまたがる場合
で、構成単位を回転により置き換える場合の模様作成方
法を設定するための第2例を示す図である。
【図10】模様単位が構成単位内に含まれる場合と隣接
する構成単位間にまたがる場合が混在した場合で、回転
により置き換えや入れ換えによっても、境界での模様が
連続する構成単位内の模様の設定例を示した図である。
【図11】(a),(b)は円を模様単位として複雑な
模様を作成した例である。
【図12】(a),(b)は、構成単位内に含まれる模
様単位と、隣接する構成単位間にまたがる模様単位が混
在した場合において、構成単位内に設定範囲を設けるこ
とにより模様作成を行う方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
100〜109…ステップ 200…入力部 201…模様作成制御部 202…表示部 203…画像情報変換部 204…蓄積部 205…通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 保 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中根 一成 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 石川 浩一郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大木 正文 東京都世田谷区深沢8丁目12番7号 株式 会社平野デザイン設計内 (72)発明者 平野 哲行 東京都世田谷区深沢8丁目12番7号 株式 会社平野デザイン設計内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元の基本的な形状単位である構成単
    位の集まりによって平面を覆うことにより模様を構成す
    る方法であって、前記構成単位として構成単位相互間で
    平行移動により置き換え可能なものを選定する第1の選
    定過程と、2次元または3次元の模様の基本単位である
    模様単位を選定する第2の選定過程と、前記構成単位相
    互間の平行移動による置き換えや入れ換えによって隣接
    する前記構成単位間の境界で前記2次元または3次元の
    模様単位が連続するように前記構成単位内に前記模様単
    位の集まりを設定することにより前記構成単位内の模様
    を作成する模様作成過程と、を有することを特徴とする
    模様作成方法。
  2. 【請求項2】 2次元の基本的な形状単位である構成単
    位の集まりによって平面を覆うことにより模様を構成す
    る方法であって、前記構成単位として構成単位相互間で
    0度の回転も含む回転により置き換え可能なものを選定
    する第1の選定過程と、2次元または3次元の模様の基
    本単位である模様単位を選定する第2の選定過程と、前
    記構成単位相互間の回転による置き換えや入れ換えによ
    って隣接する前記構成単位間の境界で前記2次元または
    3次元の前記模様単位が連続するように前記構成単位内
    に前記模様単位の集まりを設定することにより前記構成
    単位内の模様を作成する模様作成過程と、を有すること
    を特徴とする模様作成方法。
  3. 【請求項3】 模様作成過程において、構成単位内の模
    様を、前記構成単位内に含まれる模様単位の集まり、あ
    るいは隣接する構成単位間にまたがる模様単位の集ま
    り、あるいはこれらの組み合わせにより作成することを
    特徴とする請求項1記載の模様作成方法。
  4. 【請求項4】 模様作成過程において、構成単位内の模
    様を、前記構成単位内に含まれる模様単位の集まり、あ
    るいは隣接する構成単位間にまたがる模様単位の集ま
    り、あるいはこれらの組み合わせにより作成することを
    特徴とする請求項2記載の模様作成方法。
  5. 【請求項5】 模様作成過程において、構成単位内の模
    様を、前記構成単位内に含まれる模様単位の集まりと、
    隣接する構成単位間にまたがる模様単位の集まりにより
    作成する場合、前記構成単位内に含まれる模様単位の集
    まりについては、前記構成単位内の所定の設定範囲内に
    設定し、前記隣接する構成単位間にまたがる模様単位の
    集まりについては、前記模様単位に基づいて作成される
    模様が前記所定の設定範囲内に重ならないように作成す
    ることを特徴とする模様作成方法。
  6. 【請求項6】 模様作成過程において、構成単位内の模
    様を、前記構成単位内に含まれる模様単位の集まりと、
    隣接する構成単位間にまたがる模様単位の集まりにより
    作成する場合、前記構成単位内に含まれる模様単位の集
    まりについては、前記構成単位内の所定の設定範囲内に
    設定し、前記隣接する構成単位間にまたがる模様単位の
    集まりについては、前記模様単位に基づいて作成される
    模様が前記所定の設定範囲内に重ならないように作成す
    ることを特徴とする模様作成方法。
  7. 【請求項7】 模様作成過程において、構成単位内の模
    様を前記構成単位内に含まれる模様単位により作成する
    場合には、前記構成単位内に含まれるように前記構成単
    位内に前記模様単位を設定し、この設定した模様を、一
    つあるいは複数の前記構成単位に複写して設定し、この
    動作を一種または複数種の前記模様単位に対して実行す
    ることにより、前記各構成単位内に模様を設定し、前記
    構成単位内の模様を隣接する前記構成単位間にまたがる
    前記模様単位により作成する場合には、前記隣接する構
    成単位間にまたがる模様単位に基づき前記構成単位内の
    模様を作成し、その際、前記構成単位内の模様を、前記
    構成単位に含まれる模様単位の部分と、前記隣接する構
    成単位に含まれる模様単位の残りの部分とを、それぞれ
    の構成単位を平行移動して重ね合わせることにより得ら
    れる模様として作成し、この作成した模様を、前記構成
    単位の全てに複写して設定し、この動作を一種または複
    数種の前記模様単位に対して実行することにより、前記
    各構成単位に模様を設定することを特徴とする請求項3
    または請求項5記載の模様作成方法。
  8. 【請求項8】 模様作成過程において、構成単位内の模
    様を前記構成単位内に含まれる模様単位により作成する
    場合には、前記構成単位内に含まれるように前記構成単
    位内に前記模様単位を設定し、この設定した模様を、一
    つあるいは複数の前記構成単位に複写して設定し、この
    動作を一種または複数種の前記模様単位に対して実行す
    ることにより、前記各構成単位内に模様を設定し、前記
    構成単位内の模様を隣接する前記構成単位間にまたがる
    前記模様単位により作成する場合には、前記隣接する構
    成単位間にまたがる模様単位に基づき前記構成単位内の
    模様を作成し、その際、まず、前記模様単位の一部を含
    む隣接する前記構成単位を回転させ、前記模様単位の残
    りの部分を含む前記構成単位に重ね合わせて得られる模
    様として作成し、さらに、この作成した模様を含む前記
    構成単位自身を回転させ、重ね合わせることにより得ら
    れる模様として作成し、この作成した模様を、前記構成
    単位の全てに複写して設定し、この動作を一種または複
    数種の前記模様単位に対して実行することにより、前記
    各構成単位に模様を設定することを特徴とする請求項4
    または請求項6記載の模様作成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002541574A (ja) * 1999-04-09 2002-12-03 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー アモルファスパターンを継ぎ合わせ且つ拡張させる方法
JP2014051056A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Dainippon Printing Co Ltd シート、ハイトデータ処理装置、ハイトデータ処理方法、プログラム、エンボス版製造装置、エンボス版製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002541574A (ja) * 1999-04-09 2002-12-03 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー アモルファスパターンを継ぎ合わせ且つ拡張させる方法
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