JP6069970B2 - Memsデバイス、光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置 - Google Patents

Memsデバイス、光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置 Download PDF

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Description

本発明は、MEMSデバイスに関し、詳しくは、異方性導電樹脂膜によりMEMSチップと配線基板を電気的かつ機械的に接続してなるMEMSデバイスに関する。
また、本発明は、このMEMSデバイスを備えた光偏向器、該光偏向器を備えた光走査装置、該光走査装置を光書込みユニットとして備える画像形成装置、及び、光偏向器を投影面の走査ユニットとして備える画像投影装置に関する。
異方性導電樹脂膜は、熱硬化性又は紫外線硬化性などと云った特性を有する樹脂の内部に多数の導電粒子を分散して構成される。この異方性導電樹脂膜は、加熱圧着することで、圧着部の厚み方向には導電性を示し、一方、圧着部の面方向では絶縁性を示す電気的異方性を有し、機械的接続(接着)と同時に電気的接続が容易に可能である。この異方性材樹脂膜には、フィルム状の異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)とペースト状の異方性導電ペースト(ACP:Anisotropic Conductive Paste)の2種類がある。
従来から、液晶ディスプレイなどにおいては、ACFやACPを用いた電子部品の実装が広く行われている。例えば、薄型液晶ディスプレイの製造では、ガラス製の基板の端(縁)部に形成された電極に、ICドライバ等の電子部品を搭載して接続(実装)する。その際、例えば、ガラス製の基板の表面に形成した電極の上にACFを配置し、その上にTCP(テープキャリアパッケージ)などの電子部品を位置決めして搭載し、その後、該電子部品を押圧(加熱圧着)することで、ACFを介して、基板表面に形成した電極と電子部品との電気的接続を行っている(例えば、特許文献1)。
一方、近年、半導体製造技術を応用したマイクロマシン技術を用いたMEMS(micro electro mechanical systems)デバイスが開発されている。ACFやACP実装技術は、このようなMEMSデバイスにも利用することが可能である。例えば、MEMSチップの電極部と配線基板の電極部との間にACFを挟んで加熱圧着することで、MEMSチップと配線基板の電気的接続を確実に行え、製品の低コスト化が可能となる。特に光偏向素子などの光学機能を有するMEMSデバイスにおいては、半田のフラックスや煙などの汚れを嫌うため、ACFやACP実装技術が向いている。
MEMSデバイスの配線実装には、ワイヤポンディングも多用されているが(例えば、特許文献2)、ワイヤや配線部分がデバイスの表面から突出する構造となるため、立体的になり、サイズが大きくなってしまう問題がある。また、ワイヤ部の保護のためにモールド工程が必要になり、コストが上がってしまう問題がある。これに対し、ACFやACPの利用は、MEMSデバイスのクリーンで小型化、低コスト化に向いている。
MEMSチップはウエハ単位でプロセス処理を行うため、1ウエハ内における取れ数を多くすることで低コスト化が可能になる。そのため、チップ表面に設けるACFやACPの圧着部分の面積を出来る限り小さくすることが望まれる。しかし、圧着部分の面積を小さくすると、配線基板とデバイスとの密着力が低下し、後工程で外部から負荷が加わった時に外れてしまうという問題が生じた。
ACFやACP等が、これまで広く利用されている液晶デバイスにおいては、比較的サイズが大きく接着面積が広く取れるためそれ程問題となっていなかったが、ACFやACPをMEMSデバイスに利用する場合、デバイスサイズが非常に小さくなるため、接合面積も小さくなり接合強度が問題となる。
また、ACFやACP実装においては、熱圧着した際に導電粒子がつぶれることによって、デバイスと配線基板の電極配線が電気的に接続されるが、MEMSチップでは複数の電極が隣接しているために、チップと配線基板の電極がない部分でも導電粒子がつぶれ、隣接電極がショートしてしまうおそれがある。
本発明は、MEMSデバイスにおいて、ACFやACPの異方性導電樹脂膜によりMEMSチップと配線基板を電気的かつ機械的に接続する際に生じる上述の問題を解決することにある。
本発明は、MEMSチップと配線基板と異方性導電樹脂膜を有し、前記MEMSチップと前記配線基板の間に前記異方性導電樹脂膜を挟んで圧着することで、前記MEMSチップと前記配線基板が機械的かつ電気的に接続されているMEMSデバイスであって、前記MEMSチップ上の前記異方性導電樹脂膜との圧着領域に凹形状を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、MEMSチップと配線基板と異方性導電樹脂膜を有し、前記MEMSチップと前記配線基板の間に前記異方性導電樹脂膜を挟んで圧着することで、前記MEMSチップと前記配線基板が機械的かつ電気的に接続されているMEMSデバイスであって、
前記配線基板との電気的接続のために、前記MEMSチップ上に形成されている複数の電極部の間に凹溝形状を設けたことを特徴とする。
本発明のMEMSデバイスによれば、異方性導電材樹脂膜の利用によるMEMSチップと配線基板の接続強度が向上し、また、MEMSチップと配線基板の隣接電極のショートを防止することができる。
本発明の実施例1に係るMEMSデバイス(光偏向器)の分解斜視図である。 実施例1に係るMEMSチップ(光偏向器本体)の詳細斜視図である。 図2のA部の拡大図である。 実施例1に係るMEMSデバイスの全体構成図である。 図4のB部の拡大図およびそのA−A線の断面図である。 本発明の実施例2に係るMEMSデバイスにおけるMEMSチップの詳細構成図である。 図6のC部の拡大図である。 図7のB−B線の断面図である。 本発明の実施例3に係るMEMSデバイスの全体構成図である。 本発明の実施例4に係るMEMSデバイスの全体構成図である。 図10のD部の拡大図である。 本発明の実施例5に係るMEMSデバイスの全体構成図である。 図12のE部の拡大図である。 本発明の実施例6に係るMEMSデバイスの斜視図である。 図14の概略断面図である。 本発明のMEMSデバイス(光偏向器)を用いた光装置走査の一例の全体構成図である。 図16の光走査装置におけるMEMSデバイスと駆動手段の接続を示した図である。 図16の光走査装置を光書込みユニットとして実装した画像形成装置の一例の全体構成図である。 本発明のMEMSデバイス(光偏向器)を用いた画像投影装置の一例の全体斜視図である。 図19の画像投影装置を駆動系も含めて示した概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、MMSデバイスとして、レーザ光などの光ビームを偏向・走査する光偏向器を対象とするが、勿論、本発明は光偏向器に限定されるものではない。また、異方性導電樹脂膜は異方性導電フィルム(ACF)とするが、異方性導電ペースト(ACP)でもよい。配線基板はフレキシブル配線基板とする。
図1に、本発明に係るMEMSデバイス(光偏向器)の分解斜視図を示す。本MEMSデバイスは、光偏向器本体としてのMEMSチップ10、配線基板としてのフレキシブル配線基板(FPC)20、及び、異方性導電フィルム(ACF)30からなる。MEMSチップ10は、ここでは2軸の光偏向素子とするが、詳細な構成・動作は後述する。このMEMSチップ10は、ベース基板11を有し、該ベース基板11の一辺に、フレキシブル配線基板20との電気的接続用の複数の電極部(ランド部)18が設けられている。フレキシブル配線基板(FPC)20は、ベースフィルム21と、該ベースフィルム21の裏面に設けられた複数の導体配線22と、該導体配線22を覆うカバーフィルム23からなり、該カバーフィルム23で覆われていない導体配線22の先端部が、該フレキシブル配線基板20の電極部24を形成している。
MEMSチップ10の電極部18とフレキシブル配線基板(FPC)20の電極部24とを対向配置し、両電極部の間に異方性導電フィルム(ACF)30を挟んで加熱圧着することで、MEMSチップ10とフレキシブル配線基板20との電気的接続が行われる。なお、フレキシブル配線基板20の他端は、コントローラボード(不図)に接続される。
本実施例の特徴は、MEMSチップ10におけるベース基板11上の、ACF圧着領域に複数(多数)の凹形状19を設けた点にある。これにより、後述するように、MEMSチップ10とフレキシブル配線基板20の機械的接続強度(密着力)が向上する。
図2は、2軸の光偏向素子としてのMEMSチップ0の詳細構成例を示した図である。図2において、12はレーザ光などの光ビームを反射する反射面を有するミラー部であり、該ミラー部12は一対のトーションバースプリング13a,13bで支持されている。トーションバースプリング13a,13bのミラー部12と反対側の端部は、それぞれ主走査駆動梁14aと14b、14cと14dに支持されている。主走査駆動梁14a〜14dの一端はそれぞれ可動枠15に支持されている。また、可動枠15は一対の副走査駆動梁16a,16bに支持されている。副走査駆動梁16a,16bは、それぞれ駆動梁を複数折り返して屈曲構造を形成し、該屈曲構造の一端が可動枠15に接続され、他端がベース基板(固定ベース)11に接続されている。
本実施例では、MEMSプロセスによって2層のシリコン基板(ベース基板11)を加工することで、ミラー部12、トーションパースプリング13a,13b、主走査駆動梁14a〜14d、可動枠15および副走査駆動梁16a,16bなどの構造体を一体で形成している。ミラー部12はシリコン基板の表面にアルミニウムなどの金属の薄膜を成膜することによって反射面を形成している。
主/副走査駆動梁はユニモルフ構造となっており、支持梁の片面に圧電材料が積層されている。詳しくは、駆動梁はシリコンの梁の上に、接着層、下部電極、圧電材料、上部電極の順でスパッタリングにより成膜して積層し、必要な部分だけが残るようにエッチング加工して形成される。例えば、接着層の材料はチタン(Ti)、上部/下部電極は白金(Pt)、圧電材料はチタン酸ジルコ酸鉛(PZT)が使用される。
主/副走査駆動梁の上部/下部電極から配線17が引き出され、ベース基板11上の電極部(ランド部)18に接続されている。該ベース基板11上の電極部18から配線17を通して主/副走査駆動梁の各上部電極と下部電極の間に電圧を印加することで、圧電材料が圧電特性により支持梁表面の面内方向に伸縮して、駆動梁全体が反り変形する。なお、19はベース基板11上に設けられた凹形状である。
主走査側の動作は、トーションバースプリング13a,13bの両側の駆動梁14aと14b、14cと14dを逆相で駆動することで、トーションパースプリング13a,13bの軸を中心とする方向の振動が発生して、ミラー部12がX軸周りに回転振幅する。この主走査側の動作は、MEMSチップの共振周波数で高速に行う。
ユニモルフ構造の部分の支持梁の厚さは薄いほうが変形し易いが、ミラー部12は薄いと反射面が変形し光学的な波面が劣化してしまう、そこで、SOI基板を用いて支持梁は活性層部分のみを残して薄く形成し、ミラー部分はSOI基板の活性層と支持基板両方の厚さになるように構成する。本実施例では活性層の厚さは0.05mm、支持基板の厚さは0.3mmとしている。トーションバースプリング13a,13bの部分の厚さは、SOI基板の活性層の厚さになるように構成してあるが必要な共振周波数やレイアウト上の設計次第で、支持基板部分のみの厚さ、もしくは両方の厚さにしても良い。
副走査側の動作は、副走査駆動梁16a,16bを構成している屈曲構造のY軸と直交した複数の駆動梁を交互に反対方向に反り変形するように駆動することで、可動枠15をY軸周りに揺動回転し、これに応じてミラー部12をY軸周りに回転振幅させる。この副走査側の動作は、共振周波数より低い周波数の非共振周波数で低速に行う。非共振動作では、共振動作のような回転幅が得られないため、図2のように複数の駆動梁を蛇行状に接続することで、各駆動梁の微小変形を累積して必要な回転振幅を得るようにしている。
ところが、光偏向体本体としてのMEMSチップ10の電極部18に電圧を印加するため、また、ミラー部12の振幅角を検知する検出信号をコントローラボードに送るため、MEMSチップ10は配線基板(フレキシブル基板)を介してコントローラと電気的に接続する必要がある。図1に示したように、MEMSチップ10の電極部18とフレキシブル配線基板(FPC)20は、異方性導電フィルム(ACF)30で機械的かつ電気的に接続される。
ここで、本実施例では、MEMSチップ10におけるベース基板11上のACF30との圧着領域に凹形状19を形成する。図3に、MEMSチップ10のA部の拡大図を示す。凹形状19は数十μm角で、電極部18以外の部分に複数形成する。先に述べたように、ベース基板11はSOI基板であり、電極部18側のシリコン基板(厚さ50μm程度)のみを深堀エッチングで加工することで、凹形状19が形成される。
図4は、MEMSチップ10の電極部18とフレキシブル配線基板(FPC)20を異方性導電フィルム(ACF)30で、機械的かつ電気的に接続した図であり、フレキシブル配線基板20の他端はコントローラボード50に接続されている。図5(a)に図4のB部の拡大図、図5(b)に図5(a)のA−A線の断面図を示す。図5(b)に示すように、MEMSチップ10とFPC20の間にACF30を挟んで、該ACF30を加熱圧着した際に、MEMSチップ10のベース基板11上に設けた凹形状19にACF30が部分的に入り込む。これにより、NEMSチップ10とFPC20の機械的接続強度が向上する。
図6に、本実施例に係るMEMSデバイスの光偏向器本体(2軸の光偏向素子)としてのMEMSチップ10の全体構成図を示す。図6において、MEMSチップ10の全体的構成は図2と同様である。本実施例では、MEMSチップ10におけるベース基板11上の異方性導電フィルム(ACF)との圧着領域に凹形状19を形成すると共に、さらにフレキシブル配線基板20との接続のためにベース基板11上に設けられた複数の電極部18の間に凹溝形状19’を形成する。
図7に図6のC部の拡大図を示し、図8に、図7のB−B'線の矢印方向から見た断面図を示す。ここで、図8は、MEMSチップ10の電極部18とフレキシブル配線基板(FPC)20を異方性導電フィルム(ACF)30で機械的かつ電気的に接続した状態を示した図である。図8に示したように、MEMSチップ10の電極部18とFPC20の間にACF30を挟んで、該ACF30を加熱圧着した際に、ACF30の導電粒子が凹溝形状19'に入り込むため、該導電粒子のつぶれが防止でき、隣接した電極部18のショートを確実に防ぐことができる。また、凹形状19および凹溝形状19'にACF0が部分的に入り込むことで、MEMSチップ10とFPC20の機械的接続強度が更に向上する。
なお、本実施例において、凹溝形状19’のみで、MEMSチップ10とFPC20の機械的接続強度が十分実現される場合には、凹形状19は省略してもよい。
図9に、本実施例に係るMEMSデバイス(光偏向器)の全体構成図を示す。図4と同様に、MEMSチップ10とフレキシブル配線基板(FPC)20は異方性導電フィルム(ACF)30で機械的かつ電気的に接続されている。本実施例では、MEMSチップ10におけるベース基板11上のACF圧着領域の周囲に凹溝形状19”を形成する。なお、図9では示されてないが、ベース基板11上のACF圧着領域には凹形状19が形成され、及び/又は、ベース基板11上の複数の電極部18の間には凹溝形状19’が形成されている。
MEMSチップ10とフレキシブル配線基板(FPC)20の間に異方性導電フィルム(ACF)30を挟んで加熱圧着する際、ACF30が圧着領域の周囲にはみ出してしまう。MEMSデバイスは非常に小さいため、はみ出しが微小でもデバイスの性能に支障をきたす恐れがある。本実施例によれば、ACF30を加熱圧着する際、はみ出したACFが周囲の凹溝形状19”で阻止されるため、はみ出しの拡大を確実に防ぐことができる。
図10に、本実施例に係るMEMSデバイス(光偏向器)の全体構成図を示す。図10において、MEMSチップ10とフレキシブル配線基板(FPC)20は異方性導電フィルム(ACF)30で機械的かつ電気的に接続されている。実施例1と同様に、MEMSチップ10におけるベース基板11上のACF圧着領域には凹形状19が形成されている。また、図10では示されないが、実施例2のように、ベース基板11上の複数の電極部18の間に凹溝形状19’があってもよい。さらに、実施例3のように、ベース基板11上のACF圧着領域の周囲に凹溝形状19”が形成されてもよい。
本実施例では、フレキシブル配線基板(FPC)20に穴部25を設ける。穴部25は、FPC20のACF30との圧着領域であって、導体配線22が存在しない領域に設ける。例えば、図10に示すように、FPC20の上下端部に穴部25を設ける。
図11に、図10のD部の拡大図を示す。ここで、図11(a)は穴部25近くのACF30を除いて示した図、図11(b)はACF30を含めて示した図である。MEMSチップ10とフレキシブル配線基板(FPC)20の間に異方性導電フィルム(ACF)30を挟んで加熱圧着した際、ACF30の一部がFPC20の穴部25に流れ込む。これにより、MEMSチップ10とFPC20の機械的接続強度が更に向上する。
図12に、本実施例に係るMEMSデバイス(光偏向器)の全体構成図を示す。図12において、MEMSチップ10とフレキシブル配線基板(FPC)20は異方性導電フィルタ(ACF)30で機械的かつ電気的に接続されている。実施例1と同様に、MEMSチップ10におけるベース基板11上のACF圧着領域には凹形状19が形成されている。また、図12では示されないが、実施例2のように、ベース基板11上の複数の電極部18の間に凹溝形状19’があってもよい。さらに、実施例3のように、ベース基板11上のACF圧着領域の周囲に凹溝形状19”が形成されていてもよい。
本実施例では、実施例4と同様に、フレキシブル配線基板(FPC)20に穴部26を設ける。ただし、穴部26は、ACF30との圧着領域以外の領域に設ける。この穴部26に、ACF30とは異なる接着材を塗布することで、MEMSチップ10とFPC20を強固に接着する。
図13に、図12のE部の拡大図を示す。ここで、図13(a)は、FPC20の穴部26に接着材を塗布する前の状態を示した図、図13(b)は、穴部26に接着剤27を塗布した状態を示した図である。MEMSチップ10とフレキシブル配線基板(FPC)20の間に異方性導電フィルム(ACF)30を挟んで加熱圧着する。その後、FPC20に形成された穴部26に接着剤27を塗布する。接着剤27はFPC20に隠れる部分もあり、また、ベース基板11に形成した凹形状19等の微少の隙間に入り込んで強固に接着できる熱硬化型のエポキシ系接着剤が好ましい。これにより、MEMSチップ10とFPC20を強固に固着することができる。
図14に、本実施例に係るMEMSデバイス(光偏向器)の概略斜視図を示す。また、図15に該MEMSデバイスの側断面図を示す。本実施例では、MEMSチップ10がデバイスカバー(筐体)40に収容されている。MEMSチップ10のベース基板面とデバイスカバー40の面とは略同一平面を形成している。これまでの実施例と同様に、MEMSチップ10とフレキシブル配線基板(FPC)20の間に異方性導電フィルム(ACF)30を挟んで加熱圧着するが、本実施例では、ACF圧着領域をデバイスカバー40の領域まで延長する。これにより、MEMSチップ10のベース基板面とデバイスカバー面が、ACF30でもってFPC20と圧着されるため、MEMSチップ10とFPC20の機械的接続強度が向上する。なお、実施例1乃至5は本実施例でも適用することができる。
以上は、光ビームを2方向に偏向・走査する2軸の光偏向器(光偏向素子)の適用例であったが、実施例1〜6の構成は光ビームを一方向に偏向・走査する1軸の光偏向器においても同様に適用可能である。1軸の光偏向器は、例えば、図2において動枠15と副走査駆動梁16a,16bを除去すればよく、具体例は省略する。
本実施例は、実施例1〜6の構成を適用して1軸方向に光を偏向する光偏向器を用いて画像形成装置の光書き込みユニットとしての光走査装置を提供するものである。
図16に本実施例の光走査装置の全体構成図、図17に該光走査装置に用いる光偏向器と駆動手段(コントローラボード)の接続図を示す。
図16において、レーザ素子1020からのレーザ光は、コリメータレンズ系1021を経た後、光偏向器1022により偏向される。この光偏向器1022として、実施例1〜6のいずれかを縮退して構成した1軸の光偏向器が用いられる。光偏向器1022で偏向されたレーザ光は、その後、第一レンズ1023aと第二レンズ1023b、反射ミラー1023cからなる走査光学系1023を経て感光ドラム等のビーム走査面102に照射される。
図17に示すように、光偏向器1022は駆動手段(コントローラボード)1024と電気的に接続されている。具体的には、フレキシブル配線基板で接続される。この駆動手段1024が、光偏向器1022の下部電極と上部電極間に駆動電圧を印加する。これにより、光偏向器1022のミラー部が回転してレーザ光が偏向され、ビーム走査面102上が光走査される。
このように、本発明のMEMSデバイスの光偏向器を利用した光走査装置は写真印刷方式のプリンタや複写機などの画像形成装置のための光書込ユニットの構成部材として最適である。
本実施例は、実施例7の光走査装置を光書込みユニットの構成部材として実装した画像形成装置を提供するものである。
図18に本実施例の画像形成装置の一例の全体構成図を示す。図18において、1001が光書込みユニットであり、レーザビームを被走査面に出射して画像を書き込む。1002は光書込みユニット1001による走査対象としての被走査面を提供する像担持体としての感光体ドラムである。
光書込みユニット1001は、記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームで感光体ドラム1002の表面(被走査面)を同ドラムの軸方向に走査する。感光体ドラム1002は矢印1003方向に回転駆動され、帯電手段1004により帯電された表面に、光書込みユニット1001により光走査されることによって、静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段1005でトナー像に顕像化され、このトナー像は転写手段1006で記録紙1007に転写される。転写されたトナー像は定着手段1008によって記録紙1007に定着される。感光体ドラム1002の転写手段1006対向部を通過した感光体ドラムの表面部分はクリーニング部1009で残留トナーを除去される。
なお、感光体ドラム1002に代えてベルト状の感光体を用いる構成も可能である。また、トナー像を記録紙以外の転写媒体に一旦転写し、この転写媒体からトナー像を記録紙に転写して定着させる構成とすることも可能である。
光書込みユニット1001は記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームを発するレーザ素子としての光源部1020と、レーザビームを変調する光源駆動手段1500と、1軸方向にレーザビームを偏向する光偏向器102と、この光偏向器1022のミラー基板のミラー面に光源部1020からの、記録信号によって変調されたレーザビーム(光ビーム)を結像させるための結像光学系1021と、ミラー面で反射・偏向された1本又は複数本のレーザビームを感光体ドラム1002の表面(被走査面)に結像させるための手段である走査光学系1023などから構成される。光偏向器1022は、その駆動のための集積回路(駆動手段)1024とともに回路基板1025に実装された形で光書込みユニット1001に組み込まれている。
光偏向器1022は、従来の回転多面鏡に比べ駆動のための消費電力が小さいため、画像形成装置の省電力化に有利である。また、光偏向器1022のミラー基板の振動時の風切り音は回転多面鏡に比べ小さいため、画像形成装置の静粛性の改善に有利である。さらに、光偏向器1022は、回転多面鏡に比べ設置スペースが圧倒的に少なくて済み、また、発熱量もわずかであるため、小型化が容易であり、したがって画像形成装置の小型化に有利である。
なお、記録紙1007の搬送機構、感光体ドラム1002の駆動機構、現像手段1005、転写手段1006などの制御手段、光源部1020の駆動系などは、従来の画像形成装置と同様でよいため図20では省略されている。
本実施例は、実施例1〜6で説明した2軸方向に光を偏向する光偏向器を実装した画像投影装置を提供するものである。
図19に本実施例の画像投影装置の全体構成図を示す。図19において、筐体2000に赤(R)、緑(G)、青(B)の異なる3波長のレーザ光を出射するレーザ光源2001−R,2001−G,2001−Bが取り付けられ、これらレーザ光源2001−R,2001−G,2001−Bの出射端近傍には、該レーザ光源2001−R,2001−G,2001−Bからの出射光を略平行光に集光する集光レンズ2002−R,2002−002−Bが配置されている。集光レンズ2002−R,2002−002−Bで略平行になったR,G,Bのレーザ光は、ミラー2003やハーフミラー2004を経て、合成プリズム2005によって合成され、光偏向器2006のミラー面に入射される。光偏向器2006には、実施例1〜6で説明した2軸方向に光を偏向する構成の光偏向器(二次元反射角度可変ミラー)が使用される。光偏向器2006のミラー面に入射した合成レーザ光は、光偏向器2006によって二次元偏向走査されて投影面に投射され、画像を投影する。
図20は、本実施例の画像投影装置の制御系も含めた概略構成図である。なお、図20では、3波長のレーザ光源や集光レンズは一つにまとめて示し、また、ミラー、ハーフミラー、合成プリズムは省略してある。
画像情報に応じて画像生成部2011で画像信号を生成し、この画像信号が変調器2012を介して光源駆動回路2013に送られると共に、スキャナ駆動回路2014に画像同期信号が送られる。スキャナ駆動回路2014は、画像同期信号に応じて駆動信号を光偏向器2006に与える。この駆動信号によって、光偏向器2006のミラー部1は、直交した2つの方向に所定角度(例えば10deg程度)の振幅で共振振動し、入射したレーザ光が二次元偏向走査される。一方、レーザ光源2001から出射されるレーザ光は、光源駆動回路2013により、光偏向器2006の二次元偏向走査のタイミングに合わせて強度変調されており、これによって、投影面2007に二次元の画像情報が投影される。強度変調はパルス幅を変調してもよいし、振幅を変調してもよい。変調器2012は画像信号をパルス幅変調あるいは振幅変調し、この変調された信号を光源駆動回路2013によりレーザ光源2001を駆動できる電流に変調してレーザ光源2001を駆動する。
ここで、光偏向手段には、ポリゴンミラーなどの回転走査ミラーを使用することもできるが、実施例1〜6で説明したMEMSデバイスの光偏向器(二次元反射角度可変ミラー)2006は、回転走査ミラーに比べ駆動のための消費電力が小さいため、画像投影装置の省電力に有利である。また、光偏向器2006のミラー基板の振動時の風切り音は回転走査ミラーに比べて小さいため、画像投影装置の静粛性の改善に有利である。さらに光偏向器2006は、回転走査ミラーに比べ設置スペースが圧倒的に少なくて済み、また、発熱量もわずかであるため、小型化が容易であり、したがって、画像投影装置の小型化に有利である。
10 MEMSチップ
11 ベース基板
18 電極部
19 凹形状
19’ 凹溝形状
19” 凹溝形状
20 フレキシブル配線基板
21 ベースフィルム
22 電気的配線
23 カバーフィルム
24 電極部
25,26 穴部
27 接着剤
30 異方性導電フィルム
40 デバイスカバー(筐体)
50 コントローラボード
特開2001−77501号公報 特開2007−108753号公報

Claims (9)

  1. MEMSチップと配線基板と異方性導電樹脂膜を有し、前記MEMSチップと前記配線基板の間に前記異方性導電樹脂膜を挟んで圧着することで、前記MEMSチップと前記配線基板が機械的かつ電気的に接続されているMEMSデバイスであって、
    前記MEMSチップ上の前記異方性導電樹脂膜との圧着領域に凹形状を設け、
    前記MEMSチップは筐体に収容され、前記MEMSチップと前記筐体が前記異方性導電樹脂膜を挟んで前記配線基板と固着されていることを特徴とするMEMSデバイス。
  2. MEMSチップと配線基板と異方性導電樹脂膜を有し、前記MEMSチップと前記配線基板の間に前記異方性導電樹脂膜を挟んで圧着することで、前記MEMSチップと前記配線基板が機械的かつ電気的に接続されているMEMSデバイスであって、
    前記配線基板との電気的接続のために、前記MEMSチップ上に形成されている複数の電極部の間に凹溝形状を設け、
    前記MEMSチップは筐体に収容され、前記MEMSチップと前記筐体が前記異方性導電樹脂膜を挟んで前記配線基板と固着されていることを特徴とするMEMSデバイス。
  3. 前記MEMSチップ上の前記異方性導電樹脂膜との圧着領域の周囲に凹溝形状を更に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のMEMSデバイス。
  4. 前記配線基板の前記異方性導電樹脂膜との圧着領域に穴部を更に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のMEMSデバイス。
  5. 前記配線基板の前記異方性導電樹脂膜との圧着領域以外の領域に穴部を更に設け、前記穴部に接着剤を塗布したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のMEMSデバイス。
  6. 光ビームを偏向・走査する光偏向器であって、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のMEMSデバイスの構成を備えていることを特徴とする光偏向器。
  7. 光源と、光源からの光ビームを偏向・走査させる請求項6に記載の光偏向器と、偏向・走査された光ビームを被走査面にスポット状に結像する結像光学系とを備えることを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項7に記載の光走査装置と、光ビームの走査により潜像を形成する感光体と、潜像をトナーで顕像化する現像手段と、トナー像を記録紙に転写する転写手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 光源と、前記光源からの光ビームを画像信号に応じて変調する変調器と、前記光ビームを略平行光とするコリメート光学系と、前記略平行光とされた光ビームを偏向・走査して投影面に投射する請求項6に記載の光偏向器とを有することを特徴とする画像投影装置。
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