JP6067735B2 - フープ巻装置、フィラメントワインディング装置、および、タンクの製造方法 - Google Patents

フープ巻装置、フィラメントワインディング装置、および、タンクの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フープ巻装置に関する。
繊維強化プラスチックを用いて円筒状の製品を製造する方法として、フィラメントワインディング法が知られている。フィラメントワインディング法では、略円柱状のマンドレルを、円の中心を貫く回転軸を中心に回転させながら、マンドレルの外周に、樹脂を含浸させた繊維を巻きつけて繊維層を構成する。
例えば、特開2009−61721号公報に記載のフィラメントワインディング装置では、マンドレル外周に繊維を巻きつける方法として、ヘリカル巻きとフープ巻きとが使い分けられている。特開2005−88536公報には、搬送中の強化繊維束のヨリの混入を抑えるために、一対の固定式のガイドと、各ガイドから搬送された強化繊維束を独立して誘導案内する独立回転形のガイドローラーと、一体回転形のガイドローラーとを備える繊維強化複合材料の製造装置が記載されている。特開2009−291981号公報には、繊維滑りを迅速且つ正確に検出するために、繰出手段から被巻付部材に繰り出される繊維束をカメラで撮影し、その撮影した繊維束の画像に基づいて繊維束の拡幅や割れを検出し、繊維束に繊維滑りが発生しているか否かを判定するフィラメントワインディング装置が記載されている。
従来のフィラメントワインディング装置では、完成製品の性能や美観向上の観点から、フープ巻きを行う際の繊維配向角度は、マンドレルの軸に対して90°に限りなく近似させることが好ましい。また、フィラメントワインディング装置の生産性を向上させるためには、できるだけ多数のボビンから繰り出される繊維を、同時にフープ巻き可能であることが好ましい。しかし、多数のボビンから繰り出される繊維を同時にフープ巻きする場合、繊維本数の増加に伴って繰り出される繊維を束にすることが困難となり、フープ巻きを行う際の繊維配向角度が90°から遠ざかってしまうことが知られている。このため、完成製品の性能を一定以上確保するためには、同時にフープ巻き可能な繊維数は、4〜5本が限度であると言われている。
このため、フィラメントワインディング装置等に搭載されるフープ巻装置において、フープ巻きを行う際の繊維配向角度をマンドレルの軸に対して90°に近似させつつ、多数のボビンから繰り出される繊維を同時にフープ巻き可能とする技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現可能である。フープ巻装置であって、中央にマンドレルを配置するための挿通穴が形成されている1つまたは複数の巻掛テーブルと、前記1つまたは複数の巻掛テーブルを回転駆動する駆動部と、繊維が巻回されているボビンを装着するための支持部であって、前記1つまたは複数の巻掛テーブルの周縁に沿って配置されている複数の支持部と、前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、複数の前記ボビンからなる第1のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第1のガイド部と、前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、前記第1のボビン群に属さない複数の前記ボビンからなる第2のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第2のガイド部と、を備える、フープ巻装置。そのほか、本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、フープ巻装置が提供される。このフープ巻装置は;中央にマンドレルを配置するための挿通穴が形成されている巻掛テーブルと;前記巻掛テーブルを回転駆動する駆動部と;繊維が巻回されているボビンを装着するための支持部であって、前記巻掛テーブルの周縁に沿って配置されている複数の支持部と;前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、複数の前記ボビンからなる第1のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第1のガイド部と;前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、前記第1のボビン群に属さない複数の前記ボビンからなる第2のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第2のガイド部と;を備える。この形態のフープ巻装置によれば、フープ巻装置は、第1のボビン群から繰り出される繊維を束にしてマンドレルへと供給する第1のガイド部と、第2のボビン群から繰り出される繊維を束にしてマンドレルへと供給する第2のガイド部と、の2つのガイド部を備える。このため、フープ巻きを行う際の繊維配向角度をマンドレルの軸に対して90°に近似させつつ、多数のボビンから繰り出される繊維を同時にフープ巻き可能とすることができる。この結果、本形態のフープ巻装置を用いたフィラメントワインディング装置では、完成製品の性能や美観を高水準に維持しつつ、その生産性を向上させることができる。
(2)上記形態のフープ巻装置において;前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部とは、前記マンドレルの軸方向における長さが異なっていてもよい。この形態のフープ巻装置によれば、第1のガイド部と、第2のガイド部とは、マンドレルの軸方向における長さが異なる。このため、第1のガイド部と、第2のガイド部とは、マンドレルの軸方向上の異なる領域に対して繊維を供給することができる。
(3)上記形態のフープ巻装置において;前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部とのうちの少なくとも一方は、前記マンドレルの軸方向における長さを変更するための調節部を備えていてもよい。この形態のフープ巻装置によれば、第1のガイド部と、第2のガイド部とのうちの少なくとも一方は、マンドレルの軸方向における長さを変更するための調節部を備えるため、マンドレルの形状に合わせてフープ巻きの方法を変更することができる。
(4)上記形態のフープ巻装置において;前記第1のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とが、一の前記巻掛テーブル上に配置されていてもよい。この形態のフープ巻装置によれば、第1のボビン群に属するボビンが装着されている支持部と、第2のボビン群に属するボビンが装着されている支持部とが、一の巻掛テーブル上に配置されている。このため、フープ巻装置には、巻掛テーブルと、巻掛テーブルを駆動する駆動部とを1つずつ設ければよい。この結果、簡易な構成で本形態のフープ巻装置を実現することができる。
(5)上記形態のフープ巻装置であって;前記巻掛テーブルの一方の面には、前記第1のガイド部と、前記第1のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とが配置され;前記巻掛テーブルの他方の面には、前記第2のガイド部と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とが配置されている、フープ巻装置。この形態のフープ巻装置によれば、巻掛テーブルの異なる面に第1のガイド部と第2のガイド部とがそれぞれ配置されるため、第1のガイド部および第2のガイド部のマンドレルの軸方向における長さを変えることなく、マンドレルの形状に合わせてフープ巻きの方法を変更することができる。換言すれば、調節部を備えない構成であっても、マンドレルの形状に合わせてフープ巻きの方法を変更することができる。
(6)上記形態のフープ巻装置では、さらに;前記巻掛テーブルの同心円状に配置されている第2の巻掛テーブルと;前記第2の巻掛テーブルを回転駆動する第2の駆動部と;を備え;前記第1のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とは、一方が前記巻掛テーブル上に配置され、他方が前記第2の巻掛テーブル上に配置されていてもよい。この形態のフープ巻装置によれば、第1のボビン群に属するボビンが装着されている支持部と、第2のボビン群に属するボビンが装着されている支持部とは、一方が巻掛テーブル上に配置され、他方が第2の巻掛テーブル上に配置されている。巻掛テーブルは駆動部によって、第2の巻掛テーブルは第2の駆動部によって、それぞれ独立に駆動される。この結果、第1のボビン群に属するボビンと、第2のボビン群に属するボビンとを、それぞれ独立に取り扱うことができる。
(7)上記形態のフープ巻装置であって;前記第1のボビン群に属する前記ボビンの数と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンの数とは、それぞれ5つ以下である、フープ巻装置。この形態のフープ巻装置によれば、1つのガイド部が5本以下の繊維を案内するに留まるため、フープ巻き時の繊維配向角度を90°に近似させることができる。
(8)フィラメントワインディング装置において、上記形態のフープ巻装置を備えていてもよい。この形態のフィラメントワインディング装置によれば、フープ巻きを行う際の繊維配向角度をマンドレルの軸に対して90°に近似させつつ、多数のボビンから繰り出される繊維を同時にフープ巻き可能とすることができるため、完成製品の性能や美観を高水準に維持しつつ、その生産性を向上させることができる。
(9)本発明の一形態によれば、タンクの製造方法が提供される。このタンクの製造方法は;略円筒形状を有する胴体部と、前記胴体部の両端から連続して形成されたドーム部と、を備えるマンドレルを準備し;中央に前記マンドレルを配置するための挿通穴が形成されている巻掛テーブルを回転駆動し;前記巻掛テーブルの周縁に沿って配置されている複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、複数の前記ボビンからなる第1のボビン群から繰り出される熱硬化性樹脂が含浸された繊維を束にして、前記マンドレルの前記胴体部に対してフープ巻きし;前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、前記第1のボビン群に属さない複数の前記ボビンからなる第2のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルの前記胴体部に対してフープ巻きし;前記繊維に含まれる前記熱硬化性樹脂を加熱して硬化させる。この形態のタンクの製造方法によれば、フープ巻きを行う際の繊維配向角度をマンドレルの軸に対して90°に近似させつつ、多数のボビンから繰り出される繊維を同時にフープ巻きすることができる。この結果、完成製品の性能や美観を高水準に維持しつつ、タンクの製造における生産性を向上させることができる。
(10)上記形態のタンクの製造方法では、さらに;前記加熱の前に、前記ドーム部の少なくとも一部に対して熱硬化性樹脂が含浸された繊維をヘリカル巻きしてもよい。この形態のタンクの製造方法によれば、さらに、ヘリカル巻きを実施することができる。
本発明は、装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、フープ巻装置、フープ巻装置の機能を実現するシステム、フープ巻装置の制御方法、その制御方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としてのフープ巻装置を搭載したフィラメントワインディング装置の斜視図である。 フープ巻装置を拡大して示す説明図である。 第1のガイド部の拡大図である。 第2のガイド部の拡大図である。 ガイド部の長さが異なることによる効果を説明するための説明図である。 第2実施形態におけるフープ巻装置を搭載したフィラメントワインディング装置の斜視図である。 第2実施形態のフープ巻装置を拡大して示す説明図である。 第2実施形態における第2のガイド部の拡大図である。 タンクの製造方法の手順を示すフローチャートである。
A.第1実施形態:
A−1.フィラメントワインディング装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としてのフープ巻装置を搭載したフィラメントワインディング装置の斜視図である。フィラメントワインディング装置10は、フィラメントワインディング(FW)法により、カーボン繊維を略円筒状のマンドレルMAに巻き付けて完成製品を製造する。カーボン繊維は、繊維径が1μm程度の単繊維を多数(例えば、2万本)束ねて構成されている。カーボン繊維は、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂が予め含侵されたいわゆるプリプレグである。このようなカーボン繊維としては、例えば、レーヨン系カーボン繊維や、ポリアクリロニトリル(PAN)系カーボン繊維や、ピッチ系カーボン繊維を用いることができる。完成製品が高圧ガスタンクである場合、マンドレルMAは、高強度のアルミニウム材や、ステンレス材等の金属材、あるいは樹脂成形品等を用いて形成される。マンドレルMAは、マンドレルMAの軸AX方向の中央部分に形成された胴体部と、胴体部の両端から連続して形成されたドーム部と、を有するいわゆるカプセル形状である。製造された高圧ガスタンクは、例えば、燃料電池車両において、燃料ガスである水素ガスの収容タンクとして用いられる。
フィラメントワインディング装置10は、軸AX方向(X方向)に延伸する基台300に配置されたフープ巻装置100と、ヘリカル巻装置200とを備えている。フープ巻装置100とヘリカル巻装置200とは、それぞれ独立に動作可能である。
基台300は、第1のレール302と、第2のレール304と、支持台310とを備えている。第1のレール302は、基台300の長手方向に延伸する一対の溝である。第1のレール302は、基台300の上方向(Y方向)の面に形成されている。以降では、基台300の上方向の面を「基台300の上面」とも呼ぶ。第2のレール304は、基台300の長手方向に延伸する一対の溝である。第2のレール304は、基台300の上面であって、第1のレール302に対して基台300の短手方向(Z方向)の外側に形成されている。
支持台310は、基台300の上面に配置され、マンドレルMAを支持する。支持台310は、軸AXを中心にマンドレルMAを回転させることができる。支持台310は、図示しない駆動機構によって、基台300の長手方向に沿って第1のレール302上を往復動自在に駆動される。支持台310は、ベース312と、支持腕314と、チャック316と、取付治具318とを備えている。ベース312は、板状であり、第1のレール302に嵌合することで第1のレール302上を移動可能に構成されている。支持腕314は、四角柱状であり、基台300の上方向に向かって延伸するように設けられている。チャック316は、支持腕314の上端部、換言すれば、支持腕314がベース312に固定されている側とは反対側の端部に設けられており、取付治具318を固定する。取付治具318は、略棒状の治具であり、マンドレルMAをチャック316に固定する。取付治具318は、一端部がマンドレルMAのドーム部を保持し、他端部がチャック316に固定される。これにより、支持台310に対してマンドレルMAを保持することができる。
ヘリカル巻装置200は、基台300の上面に固定されている。ヘリカル巻装置200は、マンドレルMAに対してカーボン繊維の束(以降、単に「繊維束」と呼ぶ。)をヘリカル巻きする。具体的には、ヘリカル巻装置200は、支持台310に支持された状態で軸AXを中心として回転されているマンドレルMAに対して、繊維束を軸AXに対して低角度で交差させつつ巻回する。その上で、ヘリカル巻装置200は、繊維束をマンドレルMAの両端のドーム部に掛け渡すように螺旋状に繰り返し巻回する。この場合、両側のドーム部では、繊維束の往路・復路の切換に伴って繊維の巻き付け方向が折り返されると共に、軸AXからの折り返し位置が調整される。このように、ドーム部における巻き付け方向の折り返しが繰り返されることにより、マンドレルMAの外表面には、低角度の繊維配向角度で繊維束が上下層で交差することなく網目状に張り渡された繊維巻回層が形成される。
A−2.フープ巻装置の構成:
図2は、フープ巻装置100を拡大して示す説明図である。フープ巻装置100は、基台300の上面に配置され、マンドレルMAに対して繊維束をフープ巻きする。フープ巻装置100は、フレーム102と、巻掛テーブル104と、10個のホルダー106A〜Jと、10個のボビン108A〜Jと、第1のガイド給糸部120Xと、第2のガイド給糸部120Yと、第1のガイド保持部130Xと、第2のガイド保持部130Yと、を備えている。なお、以降では、第1のガイド給糸部120Xと第1のガイド保持部130Xとを総称して「第1のガイド部」と呼ぶ。同様に、第2のガイド給糸部120Yと第2のガイド保持部130Yとを総称して「第2のガイド部」と呼ぶ。また、10個のホルダー106A〜Jを総称して「ホルダー106」と呼ぶ。同様に、10個のボビン108A〜Jを総称して「ボビン108」と呼ぶ。ホルダー106は、「支持部」として機能する。
フレーム102は、フープ巻装置100の各部材を収容して装置を構成する筐体である。フレーム102は、平板状のベース部材102Xと、平板状の収容部材102Yと、を備えている。ベース部材102Xは、基台300の短手方向に延伸して設けられている。収容部材102Yは、ベース部材102Xの一端部から基台300の上方向に延伸して設けられている。フレーム102は、駆動機構によって、第2のレール304の上を、基台300の長手方向に沿って往復動自在に駆動される。巻掛テーブル104は、円盤状の部材であり、フレーム102の収容部材102Yの略中央部に支持されている。巻掛テーブル104の中央には、マンドレルMAを配置するための挿通穴HOが形成されている。巻掛テーブル104の一方の面には、ボビン108等を含む繊維束の供給機構が設けられている。また、巻掛テーブル104の他方の面、換言すれば、供給機構が設けられている側の面とは逆側の面には、巻掛テーブル104を回転駆動するための駆動部が設けられている。駆動部は、巻掛テーブル104に固定されている固定ギヤと、モータ動力をギヤに伝える原動ギヤや中間ギヤと、モータとで構成されている。
繊維束の供給機構について説明する。ホルダー106は、繊維束が巻回されたボビン108を保持するための部材である。本実施形態では、10個のホルダー106A〜Jが、それぞれ、巻掛テーブル104の周縁に沿って均等な間隔で配置されている。ホルダー106は、棒状の支軸と、平板状の係止部材とで構成されている。支軸は、巻掛テーブル104からマンドレルMAの軸AXと平行に突出するように設けられている。係止部材は、支軸の先端に配置されている。ホルダー106の支軸および係止部材は、支軸を中心として回転することができる。ボビン108は、芯材と、芯材に幾重にも巻回されたカーボン繊維とで構成されている。ボビン108は、芯材の内側にホルダー106の支軸を通し、芯材の先端をホルダー106の係止部材で固定することによって、ホルダー106に保持される。本実施形態では、10個のホルダー106A〜Jがそれぞれ1つのボビン108を保持している。このため、10個のボビン108A〜Jは、ホルダー106A〜Jと同様に、巻掛テーブル104の周縁に沿って均等な間隔で配置される。
図3は、第1のガイド部の拡大図である。第1のガイド部は、第1のガイド給糸部120Xと、第1のガイド保持部130Xとで構成される。第1のガイド保持部130Xは、巻掛テーブル104に対して第1のガイド給糸部120Xを固定するための部材である。第1のガイド保持部130Xは、巻掛テーブル104の挿通穴HOの縁から、マンドレルMAの軸AXと平行に突出して設けられている。具体的には、第1のガイド保持部130Xは、固定部51と、延伸部52と、アーム53と、蓋部54と、で構成されている。固定部51は、巻掛テーブル104に沿うように裁置され固定されている。延伸部52は、平板状であり、固定部51から軸AX方向に延伸するように配置されている。アーム53は、延伸部52の長手方向の両端から基台300の上方向に延伸するように配置されている。蓋部54は、延伸部52およびアーム53の先端を覆うように配置されている。また、延伸部52の中央には、延伸部52の長手方向に沿って、第1のガイド給糸部120Xの給糸口122と同じ大きさの貫通孔が設けられている。延伸部52の貫通孔の両脇には、延伸部52の長手方向に沿って、一定の間隔を空けて複数の調節孔133が設けられている。調節孔133は、ネジを挿入するためのネジ穴である。なお、図3の例では、アーム53には、軽量化のための孔が複数設けられているが、この孔は省略してもよい。
第1のガイド給糸部120Xは、第1のボビン群から繰り出されるカーボン繊維を束ねて繊維束とし、マンドレルMAへと供給するための部材である。本実施形態では、ボビン108A〜Eを「第1のボビン群」とする。第1のガイド給糸部120Xは、角を丸めた平板状の部材である。第1のガイド給糸部120Xの中央には、第1のガイド給糸部120Xの長手方向に沿って、複数の給糸口122が設けられている。給糸口122は、繰り出されるカーボン繊維を束ねて繊維束とし、マンドレルMAへと送り出す。給糸口122は、角を丸めた長方形形状の貫通孔である。各給糸口122の両脇には、第1のガイド給糸部120Xの長手方向に沿って、一定の間隔を空けて複数の調節孔123が設けられている。調節孔123は、ネジを挿入するためのネジ穴である。
第1のガイド部のマンドレルMAの軸AX方向における長さL1(以降、単に「第1のガイド部の長さL1」とも呼ぶ。)は、図示のように、第1のガイド給糸部120Xの先端部が巻掛テーブル104から突出している長さとして定義することができる。上記のような構成とすれば、第1のガイド給糸部120Xを軸AX方向にスライドさせ、所望の位置で第1のガイド給糸部120Xの調節孔123と、第1のガイド保持部130Xの調節孔133とを合わせてネジ留めすることで、第1のガイド部の長さL1を調節することができる。なお、第1のガイド給糸部120Xの調節孔123と、第1のガイド保持部130Xの調節孔133とは、「調節部」として機能する。
なお、第1のガイド給糸部120Xにおいて調節孔123が設けられる間隔と、第1のガイド保持部130Xにおいて調節孔133が設けられる間隔とを同一とすれば、第1のガイド部の長さL1を調節する際に、複数の調節孔の位置を合わせて複数個所をネジ留めすることができる。こうすれば、第1のガイド給糸部120Xが第1のガイド保持部130Xに固定される強度を向上させることができる。
図4は、第2のガイド部の拡大図である。第2のガイド部は、第2のガイド給糸部120Yと、第2のガイド保持部130Yとで構成される。第2のガイド保持部130Yは、巻掛テーブル104に対して第2のガイド給糸部120Yを固定するための部材である。第2のガイド保持部130Yは、巻掛テーブル104の挿通穴HOの縁であって、第1のガイド保持部130Xが設けられている側と対向する側の縁から、軸AXと平行に突出して設けられている。第2のガイド保持部130Yは、固定部51と、延伸部52と、アーム53と、蓋部54とから構成されている。各部の詳細は、各部の上下が反転している点を除いて第1のガイド保持部130Xと同様である。
第2のガイド給糸部120Yは、第2のボビン群から繰り出されるカーボン繊維を束ねて繊維束とし、マンドレルMAへと供給するための部材である。本実施形態では、ボビン108F〜Jを「第2のボビン群」とする。なお、第1のボビン群と、第2のボビン群とは、(i)両方の群に属するボビンが存在せず、かつ、(ii)1つのボビン群が複数のボビンを含む、という条件を満たす限りにおいて、任意に決定することができる。ただし、フープ巻装置100を用いたフィラメントワインディング装置10の生産性の向上を図るためには、1つのボビン群に属するボビンの数は4つ以上であることが好ましい。第2のガイド給糸部120Yは、角を丸めた2枚の平板状の部材PL、PUで構成されている。各平板状部材は、第2のガイド給糸部120Yの長手方向に沿って、複数の給糸口122が設けられている。詳細は第1のガイド給糸部120Xの給糸口122と同様である。また、各給糸口122の両脇には、第2のガイド給糸部120Yの長手方向に沿って、複数の調節孔123が設けられている。詳細は第1のガイド給糸部120Xの調節孔123と同様である。さらに、一方の平板状部材PLの先端には、他方の平板状部材PUが固定されている。
第2のガイド部のマンドレルMAの軸AX方向における長さL2(以降、単に「第2のガイド部の長さL2」とも呼ぶ。)は、図示のように、第2のガイド給糸部120Yの先端部、すなわち平板状部材PUの先端部が巻掛テーブル104から突出している長さとして定義することができる。このような構成とすれば、第2のガイド給糸部120Yを軸AX方向にスライドさせ、所望の位置で第2のガイド給糸部120Yの調節孔123と、第2のガイド保持部130Yの調節孔133とを合わせてネジ留めすることで、第2のガイド部の長さL2を調節することができる。また、第2のガイド給糸部120Yの平板状部材PUを、平板状部材PLに沿って軸AX方向にスライドさせ、所望の位置で平板状部材PUの調節孔123と平板状部材PLの調節孔123とを合わせてネジ留めすることで、第2のガイド部の長さL2をさらに調節することもできる。なお、第2のガイド給糸部120Yの調節孔123と、第2のガイド保持部130Yの調節孔133とは、「調節部」として機能する。なお、第1のガイド部が備える調節部と、第2のガイド部が備える調節部とは、いずれか一方を省略してもよい。
このように、本実施形態のフープ巻装置100では、カーボン繊維を束にしてマンドレルMAへ案内するためのガイド部を、ボビンの数に応じて複数備える。上記実施形態の例では、10個のボビンに対して2個のガイド部(第1のガイド部と第2のガイド部)を備えることとしたが、具体的な数はあくまで例示である。例えば、8個のボビンに対して2個のガイド部を備える構成としてもよいし、6個のボビンに対して2個のガイド部を備える構成としてもよいし、15個のボビンに対して3個のガイド部を備える構成としてもよい。
上記のような構成を有するフープ巻装置100では、支持台310に支持された状態で軸AXを中心として回転されているマンドレルMAの胴体部に対して、第1のガイド部が、第1のボビン群(ボビン108A〜E)から繰り出されるカーボン繊維を束ねて繊維束とし、胴体部に交差させつつ巻回する。同様に、第2のガイド部が、第2のボビン群(ボビン108F〜J)から繰り出されるカーボン繊維を束ねて繊維束とし、胴体部に交差させつつ巻回する。この巻回動作は、フープ巻装置100が基台300の長手方向に沿って往復動しながら行われる。
このように、本実施形態のフープ巻装置100では、1つのガイド部が5本以下のカーボン繊維を案内するに留まるため、フープ巻き時の繊維配向角度を90°に近似させることができる。また、フープ巻装置100は、複数のガイド部(本実施形態では2個)を備えるため、多数(本実施形態では10個)のボビンから繰り出されるカーボン繊維を同時にフープ巻きすることができる、換言すれば、フープ巻装置100装置の全体として取扱可能なボビンの数量を増やすことができる。以上のように、本実施形態のフープ巻装置100によれば、フープ巻きを行う際の繊維配向角度をマンドレルMAの軸AXに対して90°に近似させつつ、多数のカーボン繊維を同時にフープ巻き可能とすることができる。この結果、フープ巻装置100を用いたフィラメントワインディング装置10では、完成製品の性能や美観を高水準に維持しつつ、その生産性を向上させることができる。生産性向上の結果、フィラメントワインディング装置10における完成製品のコストを低下させることもできる。
図5は、ガイド部の長さが異なることによる効果を説明するための説明図である。本実施形態のフープ巻装置100では、図3で説明した第1のガイド部の長さL1と、図4で説明した第2のガイド部の長さL2とは、マンドレルMAの軸AXの方向、換言すれば、フープ巻きの巻き方向と直交する方向における長さが異なる。具体的には「第1のガイド部の長さL1<第2のガイド部の長さL2」の関係を満たす。従って、第1のガイド部はマンドレルMAの胴体部の領域ALに、第2のガイド部はマンドレルMAの胴体部の領域ARに、それぞれ繊維束を供給することができる。このため、本実施形態のフープ巻装置100によれば、マンドレルMAの軸AX方向の異なる領域に対して、同時にフープ巻きを施すことができる。
さらに、第1のガイド部と、第2のガイド部とは、マンドレルMAの軸AX方向における長さ(L1、L2)を変更するための調節部(調節孔123、調節孔133)を備える。このため、本実施形態のフープ巻装置100では、マンドレルMAの胴体部の同じ領域に対して、第1のガイド部によるフープ巻きと第2のガイド部によるフープ巻きを重ねることが可能である。さらに、フープ巻装置100では、マンドレルMAの胴体部の異なる領域に対して、第1のガイド部によるフープ巻きと第2のガイド部によるフープ巻きをそれぞれ行うことも可能である。このように、フープ巻装置100は、マンドレルMAの形状や大きさに合わせてフープ巻きの方法を変更することができるため、フープ巻き層の積層設計の自由度を高めることができる。
さらに、本実施形態のフープ巻装置100によれば、第1のボビン群に属するボビン(ボビン108A〜E)が装着されている支持部(ホルダー106A〜E)と、第2のボビン群に属するボビン(ボビン108F〜J)が装着されている支持部(ホルダー106F〜J)とが、一の巻掛テーブル104上に配置されている。このため、フープ巻装置100には、巻掛テーブルと、巻掛テーブルを駆動する駆動部とを1つずつ設ければよい。この結果、簡易な構成でフープ巻装置100を実現することができる。
B.第2実施形態:
本発明の第2実施形態では、巻掛テーブルを複数有する構成について説明する。以下では、第1実施形態と異なる構成および動作を有する部分についてのみ説明する。なお、図中において第1実施形態と同様の構成部分については先に説明した第1実施形態と同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
B−1.フィラメントワインディング装置の構成:
図6は、第2実施形態におけるフープ巻装置を搭載したフィラメントワインディング装置の斜視図である。図1に示した第1実施形態との違いは、フープ巻装置100に代えてフープ巻装置100aを備えている点である。
B−2.フープ巻装置の構成:
図7は、第2実施形態のフープ巻装置100aを拡大して示す説明図である。図2に示した第1実施形態との違いは、巻掛テーブル104に代えて第1の巻掛テーブル103と第2の巻掛テーブル105とを備える点と、第1のガイド保持部130Xに代えて第1のガイド保持部130Xaを備える点と、第2のガイド保持部130Yに代えて第2のガイド保持部130Yaを備える点である。なお、以降では、第1のガイド給糸部120Xと第1のガイド保持部130Xaとを総称して「第1のガイド部」と呼ぶ。同様に、第2のガイド給糸部120Yと第2のガイド保持部130Yaとを総称して「第2のガイド部」と呼ぶ。
第1の巻掛テーブル103は、円盤状の部材であり、フレーム102の収容部材102Yの略中央部に支持されている。第1の巻掛テーブル103の中央には、マンドレルMAを配置するための挿通穴HOが形成されている。第2の巻掛テーブル105は、円盤状の部材であり、第1の巻掛テーブル103と同様、フレーム102の収容部材102Yの略中央部に支持されている。第2の巻掛テーブル105は、第1の巻掛テーブル103よりも大径に形成されている。このため、第2の巻掛テーブル105は、第1の巻掛テーブル103の同心円状の外側に配置される。第2の巻掛テーブル105の中央には、第1の巻掛テーブル103と同様の挿通穴HOが形成されている。
第1の巻掛テーブル103および第2の巻掛テーブル105の一方の面には、それぞれ、ボビン108等を含む繊維束の供給機構が設けられている。また、第1の巻掛テーブル103および第2の巻掛テーブル105の他方の面には、それぞれ、第1の巻掛テーブル103を回転駆動する第1の駆動部と、第2の巻掛テーブル105を回転駆動する第2の駆動部とが設けられている。このように、第1の巻掛テーブル103用の第1の駆動部と、第2の巻掛テーブル105用の第2の駆動部とが別個に設けられているため、本実施形態のフープ巻装置100aでは、第1の巻掛テーブル103と、第2の巻掛テーブル105とが、それぞれ独立して回転可能である。
第1の巻掛テーブル103の繊維束の供給機構について説明する。第1の巻掛テーブル103には、ホルダー106A〜Eが、それぞれ、第1の巻掛テーブル103の周縁に沿って均等な間隔で配置されている。また、ホルダー106A〜Eは、それぞれ1つのボビン108を保持している。このため、ボビン108A〜Eは、ホルダー106A〜Eと同様に、第1の巻掛テーブル103の周縁に沿って均等な間隔で配置される。本実施形態では、第1の巻掛テーブル103に保持されたボビン108A〜Eを「第1のボビン群」とする。第2の巻掛テーブル105の繊維束の供給機構について説明する。第2の巻掛テーブル105には、ホルダー106F〜Jが、それぞれ、第2の巻掛テーブル105の周縁に沿って均等な間隔で配置されている。また、ホルダー106F〜Jは、それぞれ1つのボビン108を保持している。このため、ボビン108F〜Jは、ホルダー106F〜Jと同様に、第2の巻掛テーブル105の周縁に沿って均等な間隔で配置される。本実施形態では、第2の巻掛テーブル105に保持されたボビン108F〜Jを「第2のボビン群」とする。なお、ホルダー106およびボビン108の構成は第1実施形態と同様である。
第1のガイド保持部130Xaは、第1の巻掛テーブル103に対して第1のガイド給糸部120Xを固定するための部材である。第1のガイド保持部130Xaは、第1の巻掛テーブル103の挿通穴HOの縁から、マンドレルMAの軸AXと平行に突出して設けられている。第1のガイド保持部130Xaの構成は、第1実施形態の第1のガイド保持部130Xと同様である。第2のガイド保持部130Yaは、第2の巻掛テーブル105に対して第2のガイド給糸部120Yを固定するための部材である。第2のガイド保持部130Yaは、第2の巻掛テーブル105の第1の巻掛テーブル103との縁から、マンドレルMAの軸AXと平行に突出して設けられている。第2のガイド保持部130Yaの構成は、例えば図8に示すように、第1実施形態の第2のガイド保持部130Yと同様である。
このように、第2実施形態のフープ巻装置100aにおいても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。具体的には、フープ巻装置100aは、カーボン繊維を束にしてマンドレルMAへ案内するためのガイド部を、ボビンの数に応じて複数備えるため、フープ巻きを行う際の繊維配向角度をマンドレルMAの軸AXに対して90°に近似させつつ、多数のカーボン繊維を同時にフープ巻き可能とすることができる。また、フープ巻装置100aでは、第1のガイド部の長さL1と、第2のガイド部の長さL2とが異なるため、マンドレルMAの軸AX方向上の異なる領域に対して、同時にフープ巻きを施すことができる。また、フープ巻装置100aは、第1のガイド部の長さL1と、第2のガイド部の長さL2とを調節可能であるため、フープ巻き層の積層設計の自由度を高めることができる。
さらに、第2実施形態のフープ巻装置100aによれば、第1のボビン群に属するボビン(ボビン108A〜E)が装着されている支持部(ホルダー106A〜E)と、第2のボビン群に属するボビン(ボビン108F〜J)が装着されている支持部(ホルダー106F〜J)とは、一方が第1の巻掛テーブル103上に配置され、他方が第2の巻掛テーブル105上に配置されている。第1の巻掛テーブル103は第1の駆動部によって、第2の巻掛テーブルは第2の駆動部によって、それぞれ独立に駆動される。従って、第1のボビン群に属するボビン(ボビン108A〜E)と、第2のボビン群に属するボビン(ボビン108F〜J)とを、それぞれ独立させて取り扱うことができる。この結果、フープ巻装置100aでは、フープ巻き層の積層数や、繊維束として纏められるカーボン繊維の本数等、フープ巻き層の積層設計の自由度をさらに高めることができる。
D.第3実施形態:
本発明の第3実施形態では、上記実施形態で説明したフィラメントワインディング装置を用いたタンクの製造方法について説明する。以降では、第1実施形態と異なる構成および動作を有する部分についてのみ説明する。
図9は、タンクの製造方法の手順を示すフローチャートである。ステップS10において、略円筒形状の胴体部と、胴体部の両端から連続して形成されたドーム部と、を備えるマンドレルMAを準備し、フィラメントワインディング装置10にセットする(図1)。
ステップS12において、マンドレルMAに対してカーボン繊維をフープ巻きする。具体的には、フープ巻装置100の中央にマンドレルを配置するための挿通穴HOが形成されている巻掛テーブル104(図2)を回転駆動し、巻掛テーブル104の周縁に沿って配置されている複数の支持部(ホルダー106A〜J)にそれぞれ装着されているボビン(ボビン108A〜J)のうちの、複数のボビンからなる第1のボビン群(ボビン108A〜E)から繰り出されるカーボン繊維を束にして、マンドレルMAの胴体部に対してフープ巻きし、複数の支持部(ホルダー106A〜J)にそれぞれ装着されているボビン(ボビン108A〜J)のうちの、第1のボビン群に属さない複数のボビンからなる第2のボビン群(ボビン108F〜J)から繰り出されるカーボン繊維を束にして、マンドレルMAの胴体部に対してフープ巻きする。
ステップS14において、マンドレルMAに対してカーボン繊維をヘリカル巻きする。具体的には、ヘリカル巻装置200を用いて、マンドレルMAのドーム部の少なくとも一部に対し、カーボン繊維を束にしてヘリカル巻きする。ステップS16において、カーボン繊維の巻回(フープ巻きおよびヘリカル巻き)が終了したマンドレルMAを、加熱炉を用いて加熱し、カーボン繊維に含まれる熱硬化性樹脂を硬化させる。なお、ステップS14は省略してもよい。ステップS12とステップS14との実行順序は、逆でもよい。ステップS12とステップS14とは並列に実行されてもよい。
以上のようにして、タンクを製造することができる。第3実施形態で説明したタンクの製造方法によれば、フープ巻きを行う際の繊維配向角度をマンドレルの軸に対して90°に近似させつつ、多数のボビン(ボビン108A〜J)から繰り出される繊維(カーボン繊維)を、マンドレルMAに対して同時にフープ巻きすることができる。この結果、完成製品の性能や美観を高水準に維持しつつ、タンクの製造における生産性を向上させることができる。
C.変形例:
なお、上記各実施形態における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、フィラメントワインディング装置の構成の一例を挙げて説明した。しかし、上記実施形態における構成はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。例えば、一部の構成要素の削除、新たな構成要素の追加、構成要素の変更等を行うことができる。
・変形例2:
上記実施形態では、フープ巻装置の構成の一例を挙げて説明した。しかし、上記実施形態における構成はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。例えば、一部の構成要素の削除、新たな構成要素の追加、構成要素の変更等を行うことができる。
例えば、ボビンに対して、ボビンがカーボン繊維の繰り出し方向へ過回転することを抑制する繊維解除機構を設けてもよい。繊維解除機構を設けると、ボビンから繰り出されるカーボン繊維の張力の増加に伴って、ボビンからカーボン繊維を引き剥がす方向への力を加えることができる。繊維解除機構としては、例えば、ラチェット機構を用いることができる。
例えば、巻掛テーブル上におけるボビンやホルダー(支持部)やガイド部の配置を変更してもよい。具体的には、上記実施形態の例では、巻掛テーブルの一方の面に駆動機構を、他方の面にボビンやガイド部等を含む繊維束の供給機構を備える構成とした。しかし、巻掛テーブルの一方の面に第1のボビン群が装着されている支持部および第1のガイド部を備え、巻掛テーブルの他方の面に第2のボビン群が装着されている支持部および第2のガイド部を備える構成としてもよい。この場合、巻掛テーブルの駆動機構は、任意の場所に配置することができる。このようにすれば、第1のガイド部および第2のガイド部のマンドレルMAの軸方向における長さL1、L2を変えることなく、マンドレルMAの形状に合わせてフープ巻きの方法を変更することができる。換言すれば、調節部を備えない構成であっても、マンドレルMAの形状に合わせてフープ巻きの方法を変更することができる。
例えば、ボビンそのもの、またはボビンとガイド部との間の繊維搬送経路に、繊維束の張力を調整するための張力調整部や、繊維束の捩れを調整するための捩れ調整部を備えてもよい。
・変形例3:
上記実施形態では、ガイド部の構成の一例を挙げて説明した。しかし、上記実施形態における構成はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。例えば、一部の構成要素の削除、新たな構成要素の追加、構成要素の変更等を行うことができる。
例えば、ガイド部は、ガイド給糸部とガイド保持部とから構成されることとしたが、両者を一体とした1つの部材として構成されてもよい。
例えば、ガイド部に、繊維束の張力を調整するための張力調整部や、繊維束の捩れを調整するための捩れ調整部を備えてもよい。
例えば、ガイド部において、ガイド給糸部の形状や給糸口の形状は任意に変更することができる。
・変形例4:
上記実施形態では、フープ巻装置は、フィラメントワインディング装置の一部の機能部として構成されていたが、これに代えて、独立した装置として構成することもできる。また、本発明のフープ巻装置を、フィラメントワインディング装置に限らず、繊維を巻きつける任意の装置に適用することもできる。例えば、車両や航空機等で用いられるプロペラシャフトやドアフレーム等に繊維を巻きつける装置に適用することもできる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…フィラメントワインディング装置
51…固定部
52…延伸部
53…アーム
54…蓋部
100、100a…フープ巻装置
102…フレーム
102X…ベース部材
102Y…収容部材
103…第1の巻掛テーブル
104…巻掛テーブル
105…第2の巻掛テーブル
106、106A〜F…ホルダー
108、108A〜F…ボビン
120X…第1のガイド給糸部
120Y…第2のガイド給糸部
122…給糸口
123…調節孔
130X、130Xa…第1のガイド保持部
130Y、130Ya…第2のガイド保持部
133…調節孔
200…ヘリカル巻装置
300…基台
302…第1のレール
304…第2のレール
310…支持台
312…ベース
314…支持腕
316…チャック
318…取付治具
MA…マンドレル
PL…平板状部材
HO…挿通穴
PU…平板状部材
AX…軸

Claims (10)

  1. フープ巻装置であって、
    中央にマンドレルを配置するための挿通穴が形成されている1つまたは複数の巻掛テーブルと、
    前記1つまたは複数の巻掛テーブルを回転駆動する駆動部と、
    繊維が巻回されているボビンを装着するための支持部であって、前記1つまたは複数の巻掛テーブルの周縁に沿って配置されている複数の支持部と、
    前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、複数の前記ボビンからなる第1のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第1のガイド部と、
    前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、前記第1のボビン群に属さない複数の前記ボビンからなる第2のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第2のガイド部と、
    前記1つまたは複数の巻掛テーブルと、前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部と、を支持するフレームと、を備え
    前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部とは、前記マンドレルの軸方向における長さが異なる、フープ巻装置。
  2. フープ巻装置であって、
    中央にマンドレルを配置するための挿通穴が形成されている1つまたは複数の巻掛テーブルと、
    前記1つまたは複数の巻掛テーブルを回転駆動する駆動部と、
    繊維が巻回されているボビンを装着するための支持部であって、前記1つまたは複数の巻掛テーブルの周縁に沿って配置されている複数の支持部と、
    前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、複数の前記ボビンからなる第1のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第1のガイド部と、
    前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、前記第1のボビン群に属さない複数の前記ボビンからなる第2のボビン群から繰り出される前記繊維を束にして、前記マンドレルへと供給する第2のガイド部と、
    前記1つまたは複数の巻掛テーブルと、前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部と、を支持するフレームと、を備え
    前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部とのうちの少なくとも一方は、前記マンドレルの軸方向における長さを変更するための調節部を備える、フープ巻装置。
  3. 請求項1または2記載のフープ巻装置であって、
    前記第1のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とが、一の前記巻掛テーブル上に配置されている、フープ巻装置。
  4. 請求項記載のフープ巻装置であって、
    前記巻掛テーブルの一方の面には、前記第1のガイド部と、前記第1のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とが配置され、
    前記巻掛テーブルの他方の面には、前記第2のガイド部と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とが配置されている、フープ巻装置。
  5. 請求項1または2記載のフープ巻装置であって、
    複数の前記巻掛テーブルを備え、記複数の巻掛テーブルは、
    第1の巻掛テーブルと、
    前記第1の巻掛テーブルの同心円状に配置されている第2の巻掛テーブルと、
    を備え、
    前記駆動部は、
    前記第1の巻掛テーブルを回転駆動する第1の駆動部と、
    前記第2の巻掛テーブルを回転駆動する第2の駆動部と、
    を備え、
    前記第1のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンが装着されている前記支持部とは、一方が前記第1の巻掛テーブル上に配置され、他方が前記第2の巻掛テーブル上に配置されている、フープ巻装置。
  6. 請求項1からのいずれか一項記載のフープ巻装置であって、
    前記第1のボビン群に属する前記ボビンの数と、前記第2のボビン群に属する前記ボビンの数とは、それぞれ5つ以下である、フープ巻装置。
  7. フィラメントワインディング装置であって、
    請求項1からのいずれか一項記載のフープ巻装置を備える、フィラメントワインディング装置。
  8. タンクの製造方法であって、
    略円筒形状を有する胴体部と、前記胴体部の両端から連続して形成されたドーム部と、を備えるマンドレルを準備し、
    中央に前記マンドレルを配置するための挿通穴が形成されている1つまたは複数の巻掛テーブルを回転駆動し、
    前記1つまたは複数の巻掛テーブルの周縁に沿って配置されている複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、複数の前記ボビンからなる第1のボビン群から繰り出される熱硬化性樹脂が含浸された繊維を第1のガイド部によって束にして、前記マンドレルの前記胴体部に対してフープ巻きし、
    前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、前記第1のボビン群に属さない複数の前記ボビンからなる第2のボビン群から繰り出される前記繊維を前記第1のガイド部と共にフレームにより支持されている第2のガイド部であって、前記マンドレルの軸方向における長さが前記第1のガイド部とは異なる第2のガイド部によって束にして、前記マンドレルの前記胴体部に対してフープ巻きし、
    前記繊維に含まれる前記熱硬化性樹脂を加熱して硬化させる、タンクの製造方法。
  9. タンクの製造方法であって、
    略円筒形状を有する胴体部と、前記胴体部の両端から連続して形成されたドーム部と、を備えるマンドレルを準備し、
    中央に前記マンドレルを配置するための挿通穴が形成されている1つまたは複数の巻掛テーブルを回転駆動し、
    第1のガイド部と、第2のガイド部とのうちの少なくとも一方は、前記マンドレルの軸方向における長さを調節し、
    前記1つまたは複数の巻掛テーブルの周縁に沿って配置されている複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、複数の前記ボビンからなる第1のボビン群から繰り出される熱硬化性樹脂が含浸された繊維を前記第1のガイド部によって束にして、前記マンドレルの前記胴体部に対してフープ巻きし、
    前記複数の支持部にそれぞれ装着されているボビンのうちの、前記第1のボビン群に属さない複数の前記ボビンからなる第2のボビン群から繰り出される前記繊維を前記第1のガイド部と共にフレームにより支持されている前記第2のガイド部によって束にして、前記マンドレルの前記胴体部に対してフープ巻きし、
    前記繊維に含まれる前記熱硬化性樹脂を加熱して硬化させる、タンクの製造方法。
  10. 請求項8または9に記載のタンクの製造方法であって、さらに、
    前記加熱の前に、前記ドーム部の少なくとも一部に対して熱硬化性樹脂が含浸された繊維をヘリカル巻きする、タンクの製造方法。
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