JP6067470B2 - 電流センサ - Google Patents

電流センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6067470B2
JP6067470B2 JP2013090142A JP2013090142A JP6067470B2 JP 6067470 B2 JP6067470 B2 JP 6067470B2 JP 2013090142 A JP2013090142 A JP 2013090142A JP 2013090142 A JP2013090142 A JP 2013090142A JP 6067470 B2 JP6067470 B2 JP 6067470B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
detection
voltage
detection resistor
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013090142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014215065A (ja
Inventor
憲一 関
憲一 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2013090142A priority Critical patent/JP6067470B2/ja
Publication of JP2014215065A publication Critical patent/JP2014215065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6067470B2 publication Critical patent/JP6067470B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Description

本発明は、ゼロフラックス法により被測定電線に流れる測定電流を検出する電流センサに関するものである。
この種の電流センサとして、下記特許文献1において従来技術として開示されている電流センサ(クランプセンサ)が一般的に知られている。図5に示すように、この電流センサ51は、ゼロフラックス法を採用したセンサであって、被測定電線61が挿通される磁気コア52、磁気コア52に配設されたホール素子やフラックスゲートなどの磁電変換素子53、磁気コア52に巻回された負帰還コイル54、電圧電流変換器(アンプ)55、検出抵抗56およびアンプ57を備えている。
この電流センサ51では、磁電変換素子53が、被測定電線61に測定電流I1が流れることによって磁気コア52に発生する磁束を検出して、測定電流I1の電流値に比例して電圧値が変化する出力電圧(電気信号)を出力する。次いで、電圧電流変換器55が、磁電変換素子53から出力される出力電圧を負帰還電流I2に変換して、負帰還コイル54に出力する。この場合、ゼロフラックス法では、負帰還電流I2は、負帰還コイル54に負帰還電流I2が流れることによって磁気コア52に発生する磁束で、被測定電線61に測定電流I1が流れることによって磁気コア52に発生する磁束を相殺するように、その電流値が制御される。このため、負帰還電流I2の電流値は、被測定電線61に測定電流I1が流れることによって磁気コア52に発生する磁束の大きさ、すなわち測定電流I1の電流値に比例する。検出抵抗56は、この負帰還電流I2を電圧に変換し、アンプ57がこの変換された電圧を増幅して出力する。
この構成により、この電流センサ51では、アンプ57からは、(測定電流)/(負帰還コイルの巻線数)×(検出抵抗の抵抗値)の式で表される電圧値で出力電圧Voが出力される。
また、この電流センサ51の構成を採用しつつ、電流センサから出力される電圧の電圧値を任意に切り替えるようにする場合には、図5において破線で示すように、リレー59を用いて、検出抵抗56に対してもう一つの検出抵抗58を並列接続したり、並列接続を解除したりする構成を採用することで実現することが可能である。この構成により、リレー59をオン状態に移行させたときには検出抵抗56に対して他の検出抵抗58が並列接続されるため、検出抵抗全体の抵抗値が低い抵抗値(検出抵抗56,58の並列抵抗値)になることから、出力電圧Voを低下させる(検出ゲインを低下させる)ことが可能になる。一方、リレー59をオフ状態に移行させたときには検出抵抗56に対する他の検出抵抗58の並列接続が解除されるため、検出抵抗全体の抵抗値が高い抵抗値(検出抵抗56自体の抵抗値)になることから、出力電圧Voを上昇させる(検出ゲインを上昇させる)ことが可能になる。
特開2003−43073号公報(第2頁、第3図)
ところが、上記の検出抵抗56に対してリレー59を用いて他の検出抵抗58を並列接続したり、並列接続を解除したりする構成を採用した電流センサ51では、他の検出抵抗58を並列接続した状態において、他の検出抵抗58およびリレー59の直列回路が検出抵抗56に並列接続された状態になっている。したがって、検出抵抗58およびリレー59を使用する電流センサ51には、リレー59のオン抵抗値が検出抵抗58の抵抗値と比べて無視できる程度に低いときには、各検出抵抗56,58の抵抗値に基づいて、出力電圧Voから測定電流I1の電流値を正確に算出することができるものの、リレー59のオン抵抗値が経年劣化などの理由により変化して、検出抵抗58の抵抗値と比べて無視できない大きさになったときには、各検出抵抗56,58の抵抗値に基づいて、出力電圧Voから測定電流I1の電流値を正確に算出することができないという解決すべき課題が存在している。
また、この電流センサ51では、検出抵抗56,58のグランドに接続された一端の電位(つまり、検出抵抗56,58側のグランド電位)を基準として検出抵抗56,58の他端に発生する電圧のみをアンプ57に出力して、アンプ57がこの検出抵抗56,58の他端の電圧を、アンプ57側のグランド電位を基準とした電圧として入力して、出力電圧Voに増幅して出力している。したがって、この電流センサ51には、例えば、各検出抵抗56,58、リレー59およびアンプ57が実装されている回路基板の配線レイアウトに起因して、検出抵抗56,58側のグランド電位とアンプ57側のグランド電位との間に電位差が生じているときには、この電位差の影響を出力電圧Voが受ける結果、やはり、出力電圧Voから測定電流I1の電流値を正確に算出することができないという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を改善すべくなされたものであり、検出抵抗の抵抗値を切り替え可能としつつ測定電流の電流値を正確に測定し得る電流センサを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電流センサは、内部に被測定電線が挿通される磁気コアと、当該磁気コアに配置された磁電変換素子と、前記磁気コアに巻回された負帰還コイルと、前記磁電変換素子から出力される電圧に基づいて前記磁気コア内の磁束を打ち消す負帰還電流を生成して前記負帰還コイルの一端に供給する電圧電流変換回路と、前記負帰還コイルの他端と基準電位との間に接続されて前記負帰還電流を検出電圧に変換して出力する検出抵抗回路と、前記検出電圧を入力すると共に前記被測定電線に流れる測定電流の電流値に応じて電圧値が変化する出力電圧を出力する増幅回路とを備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、前記検出抵抗回路は、互いの一端同士が接続されることで直列に接続された第1検出抵抗および第2検出抵抗と、当該第2検出抵抗に並列に接続されたリレーとで構成されると共に、前記第1検出抵抗の他端が前記負帰還コイルの他端に接続され、かつ前記第2検出抵抗の他端が前記基準電位に接続され、前記増幅回路は、演算増幅器、当該演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された帰還抵抗、当該演算増幅器の非反転入力端子と前記基準電位との間に接続された接地抵抗、前記第1検出抵抗の他端と前記反転入力端子との間に接続された第1入力抵抗、一端が前記第2検出抵抗の一端に接続された第2入力抵抗、一端が前記第2検出抵抗の他端に接続された第3入力抵抗、並びに前記第2入力抵抗の他端および前記第3入力抵抗の他端と前記非反転入力端子との間に配設されて、前記リレーがオン状態に移行したときには当該第2入力抵抗の他端を当該非反転入力端子に接続し、前記リレーがオフ状態に移行したときには当該第3入力抵抗の他端を当該非反転入力端子に接続する切替スイッチ部を備えている。
また、請求項2記載の電流センサは、内部に被測定電線が挿通される磁気コアと、当該磁気コアに配置された磁電変換素子と、前記磁気コアに巻回された負帰還コイルと、前記磁電変換素子から出力される電圧に基づいて前記磁気コア内の磁束を打ち消す負帰還電流を生成して前記負帰還コイルの一端に供給する電圧電流変換回路と、前記負帰還コイルの他端と基準電位との間に接続されて前記負帰還電流を検出電圧に変換して出力する検出抵抗回路と、前記検出電圧を入力すると共に前記被測定電線に流れる測定電流の電流値に応じて電圧値が変化する出力電圧を出力する増幅回路とを備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、前記検出抵抗回路は、互いの一端同士が接続されることで直列に接続された第1検出抵抗および第2検出抵抗と、当該第1検出抵抗に並列に接続されたリレーとで構成されると共に、前記第1検出抵抗の他端が前記負帰還コイルの他端に接続され、かつ前記第2検出抵抗の他端が前記基準電位に接続され、前記増幅回路は、演算増幅器、当該演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された帰還抵抗、当該演算増幅器の非反転入力端子と前記基準電位との間に接続された接地抵抗、一端が前記第1検出抵抗の他端に接続された第1入力抵抗、一端が前記第1検出抵抗の一端に接続された第2入力抵抗、前記第2検出抵抗の他端と前記非反転入力端子との間に接続された第3入力抵抗、並びに前記第1入力抵抗の他端および前記第2入力抵抗の他端と前記反転入力端子との間に配設されて、前記リレーがオン状態に移行したときには当該第2入力抵抗の他端を前記反転入力端子に接続し、前記リレーがオフ状態に移行したときには前記第1入力抵抗の他端を前記反転入力端子に接続する切替スイッチ部を備えている。
請求項1記載の電流センサでは、オン状態に移行したリレーによって第2検出抵抗が短絡されるときには、第2検出抵抗の両端に接続されている第2入力抵抗および第3入力抵抗のうちの第2入力抵抗を演算増幅器の非反転入力端子に切替スイッチ部を介して接続し、第2検出抵抗がリレーによって短絡されていないとき(リレーがオフ状態に移行したとき)には、第3入力抵抗を演算増幅器の非反転入力端子に切替スイッチ部を介して接続する。
したがって、この電流センサによれば、リレーがオン状態のときに、演算増幅器の一対の入力抵抗になる第1入力抵抗および第2入力抵抗間にオン状態のリレーが位置しないようにすることができる。このため、この電流センサによれば、リレーのオン抵抗や検出抵抗回路側および増幅回路側の各基準電位間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧を出力電圧に正確に増幅して出力することができる結果、この出力電圧に基づいて、測定電流を正確に測定することができる。
請求項2記載の電流センサでは、オン状態に移行したリレーによって第1検出抵抗が短絡されるときには、第1検出抵抗の両端に接続されている第1入力抵抗および第2入力抵抗のうちの第2入力抵抗を演算増幅器の反転入力端子に切替スイッチ部を介して接続し、第1検出抵抗がリレーによって短絡されていないとき(リレーがオフ状態に移行したとき)には、第1入力抵抗を演算増幅器の反転入力端子に切替スイッチ部を介して接続する。
したがって、この電流センサによれば、リレーがオン状態のときに、演算増幅器の一対の入力抵抗になる第2入力抵抗および第3入力抵抗間にオン状態のリレーが位置しないようにすることができる。このため、この電流センサによれば、リレーのオン抵抗や検出抵抗回路側および増幅回路側の各基準電位間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧を出力電圧に正確に増幅して出力することができる結果、この出力電圧に基づいて、測定電流を正確に測定することができる。
電流センサ1の構成図である。 他の電流センサ11の構成図である。 図1の電流センサ1の出力電圧Voについての周波数特性図である。 図2の電流センサ11の出力電圧Voについての周波数特性図である。 従来の電流センサ51の構成図である。
以下、添付図面を参照して、電流センサ1の実施の形態について説明する。
まず、電流センサ1の構成について、図1を参照して説明する。
電流センサ1は、図1に示すように、磁気コア2、磁電変換素子3、負帰還コイル4、電圧電流変換回路5、検出抵抗回路6および増幅回路7を備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、磁気コア2の内部に挿通されている被測定電線61に流れる測定電流I1の電流値に応じて電圧値が変化する出力電圧Voを出力する。
磁気コア2は、一例として、基端部(図1中の下端部)を中心として開閉可能な分割型に形成されて、活線状態の被測定電線61をクランプ可能(内部に被測定電線61を挿通可能)に構成されている。なお、磁気コア2については、分割型に限定されず、貫通型(非分割型)とすることもできる。
磁電変換素子3は、ホール素子やフラックスゲートなどで構成されている。また、磁電変換素子3は、一例として、磁気コア2の基端部に配設されている。また、磁電変換素子3は、作動状態において、磁気コア2の内部に発生する磁束を検出して、磁束密度に応じた(具体的には、比例、またはほぼ比例した)電圧値の電圧V1を出力する。この場合、磁気コア2の内部に発生する磁束とは、磁気コア2に挿通された被測定電線61に測定電流I1が流れることによって発生する磁束φ1と、負帰還コイル4に後述する負帰還電流I2が流れることによって発生する磁束φ2との差分(φ1−φ2)の磁束である。
負帰還コイル4は、磁気コア2に予め規定された巻線数nで巻回されている。電圧電流変換回路5は、演算増幅器などで構成されて、磁電変換素子3から電圧V1を入力すると共に、この電圧V1に基づいて負帰還電流I2を生成して、負帰還コイル4の一端に供給する。この場合、電圧電流変換回路5は、電圧V1がゼロボルトになるように、つまり、磁電変換素子3において検出される磁気コア2の内部に発生している磁束(φ1−φ2)の磁束密度がゼロになるように(言い換えれば、磁束φ2で磁束φ1を相殺するように)、負帰還電流I2の電流値を制御する。
検出抵抗回路6は、負帰還コイル4の他端と基準電位G(本例ではグランド電位)との間に接続されて、負帰還電流I2を検出電圧V2に変換する。本例では一例として、検出抵抗回路6は、互いの一端同士が接続されることで直列に接続された第1検出抵抗6a(抵抗値R1)および第2検出抵抗6b(抵抗値R2)と、第2検出抵抗6bに並列に接続されたリレー6cとで構成されている。また、第1検出抵抗6aの他端が負帰還コイル4の他端に接続され、かつ第2検出抵抗6bの他端が基準電位Gに接続されている。なお、各検出抵抗6a,6bは、1つの抵抗、複数の抵抗の並列回路、および複数の抵抗の直列回路のいずれかで構成することもできるし、これらを組み合わせた回路で構成することもできる。
また、リレー6cは、機械式のリレーで構成されて、制御信号S1によってオン状態およびオフ状態のいずれか一方の状態に切り替えられる。このようにリレー6cを機械式のリレーで構成したことにより、オフ状態での漏れ電流の発生を回避することができる結果、負帰還電流I2を正確に検出電圧V2に変換することが可能になっている。
また、検出抵抗回路6では、第2検出抵抗6bがリレー6cによって短絡される短絡状態(リレー6cが実線で示されるオン状態のとき)と、短絡されない非短絡状態(リレー6cが破線で示されるオフ状態のとき)のいずれか一方の状態に移行される。このため、この短絡状態のときには、検出抵抗回路6全体の抵抗値は第1検出抵抗6aだけの抵抗値R1になり(検出抵抗回路6の検出ゲインが低い状態になり)、検出抵抗回路6は、負帰還電流I2を実線の矢印で示すように検出電圧V2(=R1×I2)に変換する。一方、非短絡状態のときには、検出抵抗回路6全体の抵抗値は第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bの合成抵抗値(R1+R2)になり(検出抵抗回路6の検出ゲインが高い状態になり)、検出抵抗回路6は、負帰還電流I2を破線の矢印で示すように検出電圧V2(=(R1+R2)×I2)に変換する。
増幅回路7は、本例では一例として、演算増幅器7a、帰還抵抗7b、接地抵抗7c、第1入力抵抗7d、第2入力抵抗7e、第3入力抵抗7fおよび切替スイッチ部7gを備え、後述するように第1入力抵抗7dが演算増幅器7aの反転端子側の入力抵抗になり、第2入力抵抗7eおよび第3入力抵抗7fのいずれか一方が選択的に演算増幅器7aの非反転端子側の入力抵抗になる差動増幅回路として構成されて、検出電圧V2を出力電圧Voに増幅して出力する。
具体的には、帰還抵抗7bは、演算増幅器7aの反転入力端子と出力端子との間に接続され、接地抵抗7cは、演算増幅器7aの非反転入力端子と基準電位Gとの間に接続されている。また、第1入力抵抗7dは、第1検出抵抗6aの他端(負帰還コイル4の他端)と演算増幅器7aの反転入力端子との間に接続されている。また、第2入力抵抗7eは、一端が第1検出抵抗6aの一端に接続され、第3入力抵抗7fは、一端が第2検出抵抗6bの他端に接続されている。
切替スイッチ部7gは、一例としてアナログスイッチで構成されて、第2入力抵抗7eの他端および第3入力抵抗7fの他端と、演算増幅器7aの非反転入力端子との間に配設されている。また、切替スイッチ部7gは、制御信号S2によって接続状態がリレー6cのオン・オフ状態に連動して切り替えられる。具体的には、切替スイッチ部7gは、リレー6cがオン状態に移行したときには第2入力抵抗7eの他端を演算増幅器7aの非反転入力端子に接続する接続状態に切り替えられ、リレー6cがオフ状態に移行したときには第3入力抵抗7fの他端を演算増幅器7aの非反転入力端子に接続する接続状態に切り替えられる。
また、アナログスイッチは、通常、機械式のリレーと比べて、大幅に小型のパッケージで構成されている。このため、このようなパッケージで構成されたアナログスイッチで切替スイッチ部7gを構成したことで、演算増幅器7aの非反転入力端子側での配線の引き回しを短くすることができる結果、この非反転入力端子に存在する静電容量を十分に小さくすることが可能になっている。
次に、電流センサ1の動作について図面を参照して説明する。
測定電流I1の流れている被測定電線61が磁気コア2の内部に挿通されている状態において、磁電変換素子3は、磁気コア2の内部に発生する磁束を検出して、磁束密度に応じた電圧値の電圧V1を出力する。この場合、磁気コア2の内部には、被測定電線61に測定電流I1が流れることによって発生している磁束φ1と、負帰還コイル4に負帰還電流I2(電圧電流変換回路5から出力されている電流)が流れることによって発生している磁束φ2との差分(φ1−φ2)の磁束が発生している。
電圧電流変換回路5は、磁電変換素子3から入力している電圧V1に基づいて、電圧V1がゼロボルトになるように、つまり、磁電変換素子3において検出される磁気コア2の内部に発生している磁束(φ1−φ2)の磁束密度がゼロになるように、負帰還電流I2の電流値を制御しつつ、負帰還電流I2を生成して負帰還コイル4に出力する。これにより、負帰還電流I2の電流値は、測定電流I1の電流値を負帰還コイル4の巻線数nで除算した値になっている。
この状態において、制御信号S1によってリレー6cがオン状態(実線で示される状態)に移行され、このリレー6cによって検出抵抗回路6の第2検出抵抗6bが短絡されている短絡状態のときには、検出抵抗回路6は、第1検出抵抗6aにおいて負帰還電流I2を実線の矢印で示すように検出電圧V2(=R1×I2)に変換する。
また、増幅回路7では、リレー6cのオン状態への移行に連動して、切替スイッチ部7gが実線で示される接続状態になっているため、第2入力抵抗7eが演算増幅器7aの非反転入力端子に接続されている。これにより、増幅回路7では、演算増幅器7aが、検出抵抗回路6における第1検出抵抗6aの各端部に発生する電圧の差分(すなわち、第1検出抵抗6aの両端間に発生する検出電圧V2)を差動増幅して、出力電圧Voとして出力する。この第1検出抵抗6aの両端間に発生する検出電圧V2は、リレー6cのオン抵抗の影響を受けない電圧であると共に、検出抵抗回路6側の基準電位Gと増幅回路7側の基準電位Gとの間に発生している電位差の影響をも受けない電圧である。したがって、増幅回路7は、リレー6cのオン抵抗や検出抵抗回路6側および増幅回路7側の各基準電位G間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧V2を出力電圧Voに正確に増幅して出力する。
この場合、測定電流I1の電流値は、増幅回路7の増幅率をαとしたときに、(出力電圧Voの電圧値)×(負帰還コイル4の巻線数n)/(α×検出抵抗回路6の抵抗値(この例では、抵抗値R1))の式で算出することが可能である。
一方、制御信号S1によってリレー6cがオフ状態(破線で示される状態)に移行されて、検出抵抗回路6の第2検出抵抗6bが短絡されていない非短絡状態のときには、検出抵抗回路6は、第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bにおいて負帰還電流I2を破線の矢印で示すように検出電圧V2(=(R1+R2)×I2)に変換する。
また、増幅回路7では、リレー6cのオフ状態への移行に連動して、切替スイッチ部7gが破線で示される接続状態になっているため、第3入力抵抗7fが演算増幅器7aの非反転入力端子に接続されている。これにより、増幅回路7では、演算増幅器7aが、検出抵抗回路6における第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bの直列回路の各端部に発生する電圧の差分(すなわち、この直列回路の両端間に発生する検出電圧V2)を差動増幅して、出力電圧Voとして出力する。この直列回路の両端間に発生する検出電圧V2は、リレー6cがオフ状態であることから当然にリレー6cのオン抵抗の影響を受けない電圧であると共に、検出抵抗回路6側の基準電位Gと増幅回路7側の基準電位Gとの間に発生している電位差の影響をも受けない電圧である。したがって、増幅回路7は、リレー6cのオン抵抗や検出抵抗回路6側および増幅回路7側の各基準電位G間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧V2を出力電圧Voに正確に増幅して出力する。
この場合、測定電流I1の電流値は、増幅回路7の増幅率をαとしたときに、(出力電圧Voの電圧値)×(負帰還コイル4の巻線数n)/(α×検出抵抗回路6の抵抗値(この例では、抵抗値(R1+R2)))の式で算出することが可能である。
このように、この電流センサ1では、検出抵抗回路6は、直列に接続された第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bと、第2検出抵抗6bに並列に接続されたリレー6cとを備え、リレー6cをオン・オフさせることによって第2検出抵抗6bを短絡状態にしたり、非短絡状態にしたりすることで、検出ゲインを切り替えるように構成されている。また、増幅回路7は、差動増幅回路として構成され、演算増幅器7aの反転入力端子に第1入力抵抗7dを接続すると共に、第2検出抵抗6bがリレー6cによって短絡されるときには、第2検出抵抗6bの両端に接続されている第2入力抵抗7eおよび第3入力抵抗7fのうちの第2入力抵抗7eを演算増幅器7aの非反転入力端子に切替スイッチ部7gを介して接続し、第2検出抵抗6bがリレー6cによって短絡されていないときには、第3入力抵抗7fを演算増幅器7aの非反転入力端子に切替スイッチ部7gを介して接続する。
したがって、この電流センサ1によれば、リレー6cがオン状態のときに、演算増幅器7aの一対の入力抵抗になる第1入力抵抗7dおよび第2入力抵抗7e間にオン状態のリレー6cが位置しないようにすることができる。このため、この電流センサ1によれば、リレー6cのオン抵抗や検出抵抗回路6側および増幅回路7側の各基準電位G間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧V2を出力電圧Voに正確に増幅して出力することができる結果、この出力電圧Voに基づいて、測定電流I1を正確に測定することができる。
なお、上記の電流センサ1では、容量成分を伴う切替スイッチ部7gを演算増幅器7aの非反転入力端子側に配置することで、図3に示すように、出力電圧Voの周波数特性を高周波域までほぼフラットな状態にし得るより好ましい構成を採用しているが、図2に示す他の電流センサ11のように、切替スイッチ部7gを演算増幅器7aの反転入力端子側に配置する構成を採用することもできる。この構成の電流センサ11では、その出力電圧Voの周波数特性は、図4に示すように、電流センサ1と比較して、高周波域側で若干ゲインが上昇するものの、このゲインの上昇は十分に使用可能な範囲内に抑えることが可能である。以下、この電流センサ11について説明する。
まず、電流センサ11の構成について、図2を参照して説明する。なお、電流センサ1と同一の構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
電流センサ11は、図2に示すように、磁気コア2、磁電変換素子3、負帰還コイル4、電圧電流変換回路5、検出抵抗回路16および増幅回路17を備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、磁気コア2の内部に挿通されている被測定電線61に流れる測定電流I1の電流値に応じて電圧値が変化する出力電圧Voを出力する。
検出抵抗回路16は、負帰還コイル4の他端と基準電位G(本例ではグランド電位)との間に接続されて、負帰還電流I2を検出電圧V2に変換する。本例では一例として、検出抵抗回路16は、互いの一端同士が接続されることで直列に接続された第1検出抵抗6a(抵抗値R1)および第2検出抵抗6b(抵抗値R2)と、第1検出抵抗6aに並列に接続されたリレー6cとで構成されている。また、第1検出抵抗6aの他端が負帰還コイル4の他端に接続され、かつ第2検出抵抗6bの他端が基準電位Gに接続されている。
また、検出抵抗回路16は、第1検出抵抗6aがリレー6cによって短絡される短絡状態(リレー6cが実線で示されるオン状態のとき)と、短絡されない非短絡状態(リレー6cが破線で示されるオフ状態のとき)のいずれか一方の状態に移行される。このため、この短絡状態のときには、検出抵抗回路16全体の抵抗値は第2検出抵抗6bだけの抵抗値R2になり(検出抵抗回路16の検出ゲインが低い状態になり)、検出抵抗回路16は、負帰還電流I2を実線の矢印で示すように検出電圧V2(=R2×I2)に変換する。一方、この非短絡状態のときには、検出抵抗回路16全体の抵抗値は第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bの合成抵抗値(R1+R2)になり(検出抵抗回路16の検出ゲインが高い状態になり)、検出抵抗回路16は、負帰還電流I2を破線の矢印で示すように検出電圧V2(=(R1+R2)×I2)に変換する。
増幅回路17は、本例では一例として、演算増幅器7a、帰還抵抗7b、接地抵抗7c、第1入力抵抗7d、第2入力抵抗7e、第3入力抵抗7fおよび切替スイッチ部7gを備え、後述するように第1入力抵抗7dおよび第2入力抵抗7eのいずれか一方が選択的に演算増幅器7aの反転端子側の入力抵抗になり、第3入力抵抗7fが演算増幅器7aの非反転端子側の入力抵抗になる差動増幅器として構成されて、検出電圧V2を出力電圧Voに増幅して出力する。
具体的には、第1入力抵抗7dは、一端が第1検出抵抗6aの他端(負帰還コイル4の他端)に接続されている。また、第2入力抵抗7eは、一端が第1検出抵抗6bの一端に接続され、第3入力抵抗7fは、第2検出抵抗6aの他端と演算増幅器7aの非反転入力端子との間に接続されている。
切替スイッチ部7gは、第1入力抵抗7dの他端および第2入力抵抗7eの他端と、演算増幅器7aの反転入力端子との間に配設されている。また、切替スイッチ部7gは、制御信号S2によって接続状態がリレー6cのオン・オフ状態に連動して切り替えられる。具体的には、切替スイッチ部7gは、リレー6cがオン状態に移行したときには第2入力抵抗7eの他端を演算増幅器7aの反転入力端子に接続する接続状態(実線で示す接続状態)に切り替えられ、リレー6cがオフ状態に移行したときには第1入力抵抗7dの他端を演算増幅器7aの反転入力端子に接続する接続状態に切り替えられる。
次に、電流センサ11の動作について図面を参照して説明する。
測定電流I1の流れている被測定電線61が磁気コア2の内部に挿通されている状態において、磁電変換素子3は、磁気コア2の内部に発生する磁束を検出して、磁束密度に応じた電圧値の電圧V1を出力する。
電圧電流変換回路5は、磁電変換素子3から入力している電圧V1に基づいて、電圧V1がゼロボルトになるように、つまり、磁電変換素子3において検出される磁気コア2の内部に発生している磁束(φ1−φ2)の磁束密度がゼロになるように、負帰還電流I2の電流値を制御しつつ、負帰還電流I2を生成して負帰還コイル4に出力する。これにより、負帰還電流I2の電流値は、測定電流I1の電流値を負帰還コイル4の巻線数nで除算した値になっている。
この状態において、制御信号S1によってリレー6cがオン状態(実線で示される状態)に移行され、このリレー6cによって検出抵抗回路16の第1検出抵抗6aが短絡されている短絡状態のときには、検出抵抗回路16は、第2検出抵抗6bにおいて負帰還電流I2を実線の矢印で示すように検出電圧V2(=R2×I2)に変換する。
また、増幅回路17では、リレー6cのオン状態への移行に連動して、切替スイッチ部7gが実線で示される接続状態になっているため、第2入力抵抗7eが演算増幅器7aの反転入力端子に接続されている。これにより、増幅回路17では、演算増幅器7aが、検出抵抗回路16における第2検出抵抗6bの各端部に発生する電圧の差分(すなわち、第2検出抵抗6bの両端間に発生する検出電圧V2)を差動増幅して、出力電圧Voとして出力する。この第2検出抵抗6bの両端間に発生する検出電圧V2は、リレー6cのオン抵抗の影響を受けない電圧であると共に、検出抵抗回路16側の基準電位Gと増幅回路17側の基準電位Gとの間に発生している電位差の影響をも受けない電圧である。したがって、増幅回路17は、リレー6cのオン抵抗や検出抵抗回路16側および増幅回路17側の各基準電位G間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧V2を出力電圧Voに正確に増幅して出力する。
この場合、測定電流I1の電流値は、増幅回路17の増幅率をαとしたときに、(出力電圧Voの電圧値)×(負帰還コイル4の巻線数n)/(α×検出抵抗回路16の抵抗値(この例では、抵抗値R2))の式で算出することが可能である。
一方、制御信号S1によってリレー6cがオフ状態(破線で示される状態)に移行され、検出抵抗回路16の第2検出抵抗6bが短絡されていない非短絡状態のときには、検出抵抗回路16は、第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bにおいて負帰還電流I2を破線の矢印で示すように検出電圧V2(=(R1+R2)×I2)に変換する。
また、増幅回路17では、リレー6cのオフ状態への移行に連動して、切替スイッチ部7gが破線で示される接続状態になっているため、第1入力抵抗7dが演算増幅器7aの反転入力端子に接続されている。これにより、増幅回路17では、演算増幅器7aが、検出抵抗回路16における第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bの直列回路の各端部に発生する電圧の差分(すなわち、この直列回路の両端間に発生する検出電圧V2)を差動増幅して、出力電圧Voとして出力する。この直列回路の両端間に発生する検出電圧V2は、リレー6cがオフ状態であることから当然にリレー6cのオン抵抗の影響を受けない電圧であると共に、検出抵抗回路16側の基準電位Gと増幅回路17側の基準電位Gとの間に発生している電位差の影響をも受けない電圧である。したがって、増幅回路17は、リレー6cのオン抵抗や検出抵抗回路16側および増幅回路17側の各基準電位G間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧V2を出力電圧Voに正確に増幅して出力する。
この場合、測定電流I1の電流値は、増幅回路17の増幅率をαとしたときに、(出力電圧Voの電圧値)×(負帰還コイル4の巻線数n)/(α×検出抵抗回路16の抵抗値(この例では、抵抗値(R1+R2)))の式で算出することが可能である。
このように、この電流センサ11では、検出抵抗回路16は、直列に接続された第1検出抵抗6aおよび第2検出抵抗6bと、第1検出抵抗6aに並列に接続されたリレー6cとを備え、リレー6cをオン・オフさせることによって第1検出抵抗6aを短絡状態にしたり、非短絡状態にしたりすることで、検出ゲインを切り替えるように構成されている。また、増幅回路17は、差動増幅器として構成され、演算増幅器7aの非反転入力端子に第3入力抵抗7fを接続すると共に、第1検出抵抗6aがリレー6cによって短絡されるときには、第1検出抵抗6aの両端に接続されている第1入力抵抗7dおよび第2入力抵抗7eのうちの第2入力抵抗7eを演算増幅器7aの反転入力端子に切替スイッチ部7gを介して接続し、第1検出抵抗6aがリレー6cによって短絡されていないときには、第1入力抵抗7dを演算増幅器7aの反転入力端子に切替スイッチ部7gを介して接続する。
したがって、この電流センサ11によっても、リレー6cがオン状態のときに、演算増幅器7aの一対の入力抵抗になる第2入力抵抗7eおよび第3入力抵抗7f間にオン状態のリレー6cが位置しないようにすることができる。このため、この電流センサ11によれば、リレー6cのオン抵抗や検出抵抗回路16側および増幅回路17側の各基準電位G間の電位差による影響を受けることなく、検出電圧V2を出力電圧Voに正確に増幅して出力することができる結果、この出力電圧Voに基づいて、測定電流I1を正確に測定することができる。
1,11 電流センサ
2 磁気コア
3 磁電変換素子
4 負帰還コイル
5 電圧電流変換回路
6,16 検出抵抗回路
6a 第1検出抵抗
6b 第2検出抵抗
6c リレー
7,17 増幅回路
7a 演算増幅器
7b 帰還抵抗
7c 接地抵抗
7d 第1入力抵抗
7e 第2入力抵抗
7f 第3入力抵抗
7g 切替スイッチ部
61 被測定電線
I1 測定電流
I2 負帰還電流
V2 検出電圧
Vo 出力電圧

Claims (2)

  1. 内部に被測定電線が挿通される磁気コアと、当該磁気コアに配置された磁電変換素子と、前記磁気コアに巻回された負帰還コイルと、前記磁電変換素子から出力される電圧に基づいて前記磁気コア内の磁束を打ち消す負帰還電流を生成して前記負帰還コイルの一端に供給する電圧電流変換回路と、前記負帰還コイルの他端と基準電位との間に接続されて前記負帰還電流を検出電圧に変換して出力する検出抵抗回路と、前記検出電圧を入力すると共に前記被測定電線に流れる測定電流の電流値に応じて電圧値が変化する出力電圧を出力する増幅回路とを備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、
    前記検出抵抗回路は、互いの一端同士が接続されることで直列に接続された第1検出抵抗および第2検出抵抗と、当該第2検出抵抗に並列に接続されたリレーとで構成されると共に、前記第1検出抵抗の他端が前記負帰還コイルの他端に接続され、かつ前記第2検出抵抗の他端が前記基準電位に接続され、
    前記増幅回路は、演算増幅器、当該演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された帰還抵抗、当該演算増幅器の非反転入力端子と前記基準電位との間に接続された接地抵抗、前記第1検出抵抗の他端と前記反転入力端子との間に接続された第1入力抵抗、一端が前記第2検出抵抗の一端に接続された第2入力抵抗、一端が前記第2検出抵抗の他端に接続された第3入力抵抗、並びに前記第2入力抵抗の他端および前記第3入力抵抗の他端と前記非反転入力端子との間に配設されて、前記リレーがオン状態に移行したときには当該第2入力抵抗の他端を当該非反転入力端子に接続し、前記リレーがオフ状態に移行したときには当該第3入力抵抗の他端を当該非反転入力端子に接続する切替スイッチ部を備えている電流センサ。
  2. 内部に被測定電線が挿通される磁気コアと、当該磁気コアに配置された磁電変換素子と、前記磁気コアに巻回された負帰還コイルと、前記磁電変換素子から出力される電圧に基づいて前記磁気コア内の磁束を打ち消す負帰還電流を生成して前記負帰還コイルの一端に供給する電圧電流変換回路と、前記負帰還コイルの他端と基準電位との間に接続されて前記負帰還電流を検出電圧に変換して出力する検出抵抗回路と、前記検出電圧を入力すると共に前記被測定電線に流れる測定電流の電流値に応じて電圧値が変化する出力電圧を出力する増幅回路とを備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、
    前記検出抵抗回路は、互いの一端同士が接続されることで直列に接続された第1検出抵抗および第2検出抵抗と、当該第1検出抵抗に並列に接続されたリレーとで構成されると共に、前記第1検出抵抗の他端が前記負帰還コイルの他端に接続され、かつ前記第2検出抵抗の他端が前記基準電位に接続され、
    前記増幅回路は、演算増幅器、当該演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された帰還抵抗、当該演算増幅器の非反転入力端子と前記基準電位との間に接続された接地抵抗、一端が前記第1検出抵抗の他端に接続された第1入力抵抗、一端が前記第1検出抵抗の一端に接続された第2入力抵抗、前記第2検出抵抗の他端と前記非反転入力端子との間に接続された第3入力抵抗、並びに前記第1入力抵抗の他端および前記第2入力抵抗の他端と前記反転入力端子との間に配設されて、前記リレーがオン状態に移行したときには当該第2入力抵抗の他端を前記反転入力端子に接続し、前記リレーがオフ状態に移行したときには前記第1入力抵抗の他端を前記反転入力端子に接続する切替スイッチ部を備えている電流センサ。
JP2013090142A 2013-04-23 2013-04-23 電流センサ Active JP6067470B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013090142A JP6067470B2 (ja) 2013-04-23 2013-04-23 電流センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013090142A JP6067470B2 (ja) 2013-04-23 2013-04-23 電流センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014215065A JP2014215065A (ja) 2014-11-17
JP6067470B2 true JP6067470B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51940971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013090142A Active JP6067470B2 (ja) 2013-04-23 2013-04-23 電流センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6067470B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7221150B2 (ja) * 2018-07-17 2023-02-13 日置電機株式会社 電流センサ
CN109270325A (zh) * 2018-11-12 2019-01-25 深圳市艾华迪技术有限公司 一种自激型开环磁通门电流传感器电路及其自激振荡方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2593253B2 (ja) * 1991-05-29 1997-03-26 富士通株式会社 電流測定回路
JP3628948B2 (ja) * 2000-02-21 2005-03-16 富士男 小澤 電流/電圧変換回路
JP4865516B2 (ja) * 2006-12-05 2012-02-01 日置電機株式会社 測定装置
JP2008203116A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Yokogawa Electric Corp 電気量積算装置
JP5067574B2 (ja) * 2008-09-30 2012-11-07 Tdk株式会社 電流センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014215065A (ja) 2014-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4705495B2 (ja) 漏電検出回路およびバッテリ電子制御装置
US9207288B2 (en) Electrical current sensor
US11397225B2 (en) Current sensor, magnetic sensor and circuit
US11073576B2 (en) Magnetic field detection device and magnetic field detection method
US9927464B2 (en) Device for the isolated measurement of current and a method for the isolated determination of current
JP7367100B2 (ja) 磁場勾配センサを備えた電流変換器
JP2001066329A (ja) 電流検出回路
CN103792981B (zh) 偏移消除电路
JP2008216230A (ja) 電流センサ
JP6067470B2 (ja) 電流センサ
JP2022162171A (ja) 電流検出装置および測定装置
JP4882934B2 (ja) 電流測定装置
JP2013200253A (ja) 電力計測装置
JP2005055300A (ja) 電流センサ
JP4325811B2 (ja) 電流センサ
JP2012194151A (ja) 電流検出装置
JP2007033303A (ja) 電流検出装置
JP7221150B2 (ja) 電流センサ
JP4888714B2 (ja) 電圧印加電流測定回路
JP2018200242A (ja) 電流センサ
JP2011169833A (ja) 電流センサ
JP7216058B2 (ja) 電流センサ
CN104220888A (zh) 用于采用霍尔传感器测量电流或磁场的方法和设备
JP4989594B2 (ja) ディジタル保護制御装置
WO2020017276A1 (ja) 電流センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6067470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250