JP6066633B2 - 警備システム - Google Patents

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本発明は、少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムに関する。
一般的に、ホームセキュリティシステムは、異常を検知するセンサー、センサーからの信号を受信する通信ユニット、通信ユニットからの信号を受信する監視センターから構成される。近年では、施工性向上のため、センサー・通信ユニット間の通信を無線で行うシステムが登場している。このようなシステムにおいては、センサー・通信ユニット間の通信が、例えば、電波状況の悪化などにより不通となった場合に、センサーが異常を検知しても、監視センターへ通報されない可能性がある。
このような問題を解決する手段としては、通信が不通の場合に備えバックアップ回線を構築する方法がある。具体的には、特許文献1に挙げるように、通信ユニットが通信可能な複数のセンサーを各々識別できるように受信設定し、受信設定したセンサーからの異常通信信号を受信すると、監視センターに通知する構成が知られている。
特開2006−99506号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、特定の通信ユニットの近隣に配置されたセンサーが交換された際には、当該通信ユニットの受信設定を設定し直す必要がある。このため、例えば、集合住宅のように、ホームセキュリティシステム使用者の入れ替わりが頻繁にある場合には、メンテナンス費用の増大を招く可能性がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、通信ユニットの受信設定の更新を不要とし、バックアップ回線の確保を容易かつ安価に行える警備システムを実現することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る警備システムの特徴構成は、少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムであって、前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、前記特定の通信ユニット以外の他の通信ユニットが、前記特定の検知手段が送信する通信信号を処理し、前記監視センターと通信し、前記複数の通信ユニットのそれぞれが、物理的に通信可能な自己以外の通信ユニット及び縁組された前記検知手段及び当該検知手段以外の検知手段を記憶する通信可能装置記憶手段を備え、前記他の通信ユニットが、前記特定の検知手段と前記特定の通信ユニットとの前記縁組作業の際の通信を受信したとき、当該他の通信ユニットの前記通信可能装置記憶手段が、前記特定の検知手段及び前記特定の通信ユニットを記憶するように構成され、前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、当該特定の検知手段を前記通信可能装置記憶手段に記憶している前記他の通信ユニットが、前記特定の検知手段の通信信号を処理し、前記監視センターと通信する点にある。
上記特徴構成によれば、検知手段から送信された送信信号が監視センターまで届かない場合(縁組された検知手段と通信ユニット間での通信が正常に行えない場合、又は当該通信ユニットと監視センター間での通信が正常に行えない場合)には、その他の通信ユニットが、特定の通信ユニットに代って監視センターとの通信を行える。すなわち、バックアップ回線の確保を容易かつ安価に行える警備システムを実現できる。
また、通信ユニットは、近隣で縁組作業が行われた検知手段及び通信ユニットを、当該縁組作業時の通信に基づいて通信可能装置記憶手段に記憶するため、受信設定の更新を人手を介して行う必要なしに、リアルタイムに検知手段及び通信ユニットの設置状況を反映して、バックアップ回線の確保が行える。すなわち、バックアップ回線の確保を容易かつ安価に行える警備システムを実現できる。
また、前記特定の通信ユニットが、前記他の通信ユニットと縁組されている他の検知手段からの前記通信信号を受信したとき、前記特定の通信ユニットの前記通信可能装置記憶手段が、前記他の検知手段を記憶する構成とすると良い。
上記特徴構成によれば、逐次、通信ユニットが通信可能な検出手段の情報が更新されるので、リアルタイムに検知手段及び通信ユニットの設置状況を反映して、バックアップ回線の確保が行える。
ここで、前記特定の通信ユニットが、当該特定の通信ユニットと、前記他の通信ユニット及び当該他の通信ユニットと縁組されている他の検知手段との間、の通信状態に応じて、前記他の検知手段の前記通信信号を処理し、前記監視センターと通信するか否かを判断する構成とすると好適である。
上記特徴構成によれば、各通信ユニットは、他の通信ユニットの通信状態に応じて、監視センターと通信するか否かを判断するため、例えば、他の通信ユニットが監視センターに送信した通信信号を、重複して監視センターに送信するなどの、不要な通信を行うことを抑制することができる。すなわち、通信ユニットと監視センター間の通信負荷が上がることを抑制できる。
上記目的を達成するための本発明に係る警備システムの特徴構成は、少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムであって、前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、前記特定の通信ユニット以外の他の通信ユニットが、前記特定の検知手段が送信する通信信号を処理し、前記監視センターと通信し、前記特定の通信ユニットが、当該特定の通信ユニットと、前記他の通信ユニット及び当該他の通信ユニットと縁組されている他の検知手段との間、の通信状態に応じて、前記他の検知手段の前記通信信号を処理し、前記監視センターと通信する点にある。
上記特徴構成によれば、検知手段から送信された送信信号が監視センターまで届かない場合(縁組された検知手段と通信ユニット間での通信が正常に行えない場合、又は当該通信ユニットと監視センター間での通信が正常に行えない場合)には、その他の通信ユニットが、特定の通信ユニットに代って監視センターとの通信を行える。すなわち、バックアップ回線の確保を容易かつ安価に行える警備システムを実現できる。
また、各通信ユニットは、他の通信ユニットの通信状態に応じて、監視センターと通信するか否かを判断するため、例えば、他の通信ユニットが監視センターに送信した通信信号を、重複して監視センターに送信するなどの、不要な通信を行うことを抑制することができる。すなわち、通信ユニットと監視センター間の通信負荷が上がることを抑制できる。
さらに、前記特定の通信ユニットが、他の検知手段からの前記通信信号である他の通信信号を受信したとき、前記他の通信信号が、前記他の通信ユニットにより前記監視センターに送信済みの場合には、前記他の通信信号を処理せず、前記監視センターとは通信しない構成とすると良い。
上記特徴構成によれば、特定の通信ユニットが、他の通信ユニットにより監視センターに送信済みの通信信号を、監視センターに送信しない。よって、通信ユニットと監視センター間の通信負荷が上がることを抑制できる。
さらに、前記監視センターが、前記通信ユニットを有する顧客のセキュリティサービス費用を算出する費用算出手段を備え、前記費用算出手段が、前記特定の通信ユニットが、他の検知手段からの通信を受信し、当該通信の内容を、前記監視センターに送信したとき、前記特定の通信ユニットを有する第1の顧客のセキュリティサービス費用を、前記特定の通信ユニットが前記監視センターに送信するためにかかった通信費用の分、減算し、前記他の検知手段を有する第2の顧客のセキュリティサービス費用を、前記通信費用の分、加算する構成とすると良い。
上記特徴構成によれば、通信ユニットと監視センター間との通信費用を本来負担すべき第2の顧客に対して、その通信費用分をセキュリティサービス費用として回収するとともに、第2の顧客に代わり通信費用を払っている第1の顧客に対して、その通信費用分をセキュリティサービス費用の減額という形態で還元できる。よって、バックアップ回線の確保によって、ホームセキュリティサービスの顧客間に不公平感が生じることを抑制することができる。
上記目的を達成するための本発明に係る警備システムの特徴構成は、少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムであって、前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、前記特定の通信ユニット以外の他の通信ユニットが、前記特定の検知手段が送信する通信信号を処理し、前記監視センターと通信し、前記監視センターが、前記通信ユニットを有する顧客のセキュリティサービス費用を算出する費用算出手段を備え、前記費用算出手段が、前記特定の通信ユニットが、他の検知手段からの通信を受信し、当該通信の内容を、前記監視センターに送信したとき、前記特定の通信ユニットを有する第1の顧客のセキュリティサービス費用を、前記特定の通信ユニットが前記監視センターに送信するためにかかった通信費用の分、減算し、前記他の検知手段を有する第2の顧客のセキュリティサービス費用を、前記通信費用の分、加算する点にある。
上記特徴構成によれば、検知手段から送信された送信信号が監視センターまで届かない場合(縁組された検知手段と通信ユニット間での通信が正常に行えない場合、又は当該通信ユニットと監視センター間での通信が正常に行えない場合)には、その他の通信ユニットが、特定の通信ユニットに代って監視センターとの通信を行える。すなわち、バックアップ回線の確保を容易かつ安価に行える警備システムを実現できる。
さらに、通信ユニットと監視センター間との通信費用を本来負担すべき第2の顧客に対して、その通信費用分をセキュリティサービス費用として回収するとともに、第2の顧客に代わり通信費用を払っている第1の顧客に対して、その通信費用分をセキュリティサービス費用の減額という形態で還元できる。よって、バックアップ回線の確保によって、ホームセキュリティサービスの顧客間に不公平感が生じることを抑制することができる。
さらに、前記特定の検知手段の前記通信信号に、前記特定の検知手段が通信信号を送信してからの経過時間、前記特定の検知手段が縁組されている前記通信ユニットへの通信をリトライした回数である通信リトライ回数、及び前記特定の検知手段が縁組されている前記通信ユニット以外に前記監視センターへの通信を要求する代理通信要求の有無のうちのいずれか又は複数を含み、前記特定の通信ユニットが、前記特定の検知手段以外の前記検知手段の前記通信信号である他の通信信号を受信したとき、前記他の通信信号に、前記経過時間が所定時間以上、前記通信リトライ回数が所定回数以上、または前記代理通信要求が有の場合に、前記他の通信信号を処理し、前記監視センターと通信する構成とすると良い。
上記特徴構成によれば、検知手段の送信する通信信号に、縁組された通信ユニット以外の通信ユニットが、代理で通信すべきか否かを判断できる情報が含まれるため、他の通信ユニットで本願にいう代理通信を行なうべきか否かを判断して、代理通信を行なえる。そして、この構成を採用すると、通信ユニットの設定によらず、必要に応じて、各通信ユニットを、バックアップ回線を構築するように動作させることができる。よって、バックアップ回線の確保を容易かつ安価に行える警備システムを実現できる。
また、前記特定の通信ユニットが、前記他の検知手段からの前記通信信号である他の通信信号を受信し、前記他の通信信号を処理し、前記監視センターと通信したとき、当該他の通信信号に基づき監視センターに通信済みであるという通信済信号を送信する構成とすると良い。
上記特徴構成によれば、特定の通信ユニットが、他の通信ユニットに対し、他の通信信号に基づき監視センターに通信済みであることを通知するため、他の通信ユニットが、他の通信信号に基づき重複して監視センターに通信してしまうことを抑制することができる。よって、通信ユニットと監視センター間の通信負荷が上がることを抑制できる。
た、前記検知手段から前記通信ユニットに送信される通信信号に、当該検知手段が作動状態にあることを示す定期通信信号を含む構成を採用しておけば、検知手段が異常を検知することなく、正常に働いている状況を、定期的に確認できる。
本発明の実施形態に係る警備システムの概略図 本発明の実施形態に係る通信ユニットによる代理通信の様子を示す図 本発明の実施形態に係る検知手段及び通信ユニットの間で送受信される通信データの内容を示す図 本発明の実施形態に係る通信ユニットの代理通信の要不要の判断を示す図表 本発明の実施形態に係る通信ユニットによる通信済信号の送信の様子を示す図
(警備システムの概要)
以下では、本発明に係る警備システム1の実施形態を、図を用いて説明する。図1に示すように、警備システム1は、少なくとも異常を検知したときに通信信号dを送信する複数の検知手段2と、検知手段2からの通信信号dを処理する複数の通信ユニット3と、これら複数の通信ユニット3と通信可能な監視センター4を備えて構成される。
本実施形態においては、検知手段2が通信ユニット3に送信する通信信号dには、異常を検知した場合にその旨を知らせるために送信される異常検知信号に加え、検知手段2が正常に機能している(作動状態にある)ことを知らせるために定期的に送信される定期通信信号が含まれる。定期通信信号は、具体的には、半日〜1日に1回程度の頻度で送信される。
検知手段2及び通信ユニット3は、無線で通信を行うように構成されている。通信ユニット3及び監視センター4は、双方向に通信可能に構成されている。本実施形態においては、通信ユニット3と監視センター4とは有線で通信を行うように構成されている。また、検知手段2及び通信ユニット3は、それぞれ、ユニークな識別子を所有する。
本実施形態においては、通信ユニット3は、一の通信ユニット3が一の監視エリアRを担当するように設置される。例えば、警備システム1を一の集合住宅に適用する場合、監視エリアRとしては、集合住宅における1戸単位とすることができる。なお、本実施形態においては、説明の都合上、一の監視エリアRには、検知手段2及び通信ユニット3をそれぞれ1つずつ配置した構成としている。
通信ユニット3は、検知手段2からの通信信号dに基づいて監視センター4に異常を知らせるための通信を行う警備モードと、監視センター4との通信を行わない非警備モードとを切り替え可能に構成されている。以下の説明においては、通信ユニット3は、警備モードに設定されているものとする。
各通信ユニット3は、検知手段2及び監視センター4との間の通信に関して、「通常状態」における通信である「通常通信」を通常通信制御手段30と、本願に言う「代理通信」を担う代理通信制御手段31と、緊急時の通信である「緊急通信」を担う緊急通信制御手段32とを、備えて構成されている。詳細は、以降に詳述するが、「通常通信」は、縁組されている特定の検知手段2の通信信号を特定の通信ユニット3で処理可能な状況で実行する通信形態であり、「代理通信」は、処理できない状況で実行する通信形態であり、「緊急通信」は、緊急時の通信形態である。以下では、各通信方法について順に説明する。
検知手段2及び通信ユニット3は、通常状態で、特定の検知手段2より送信される通信信号dを処理する特定の通信ユニット3が縁組作業により決定されるように構成されている。具体的には、検知手段2及び通信ユニット3は、監視対象とする監視エリアR内に設置される際に、設置作業者の操作によって、縁組信号pを送受信し合うことで、互いの機器を通常状態において通信を行う通信対象として認識する。
ここで、「通常状態」とは、縁組を行った検知手段2と通信ユニット3との間で通信が正常に行え、かつ、当該通信ユニット3と監視センター4との間でも通信が正常に行える状態を意味する。
さらに、警備システム1は、複数の通信ユニット3と通信する監視センター4を備える。監視センター4では、通信ユニット3からの通信に基づき、当該通信ユニット3が担当する監視エリアR内に異常が起きていると判断する。また、後述するように各通信ユニット3の使用者のセキュリティサービス費用の算出を行う費用算出手段12を備えている。
〔通常通信〕
この通信は、通信ユニット3に備えられる通常通信制御手段30の働きにより、縁組されている特定の検知手段2の通信信号を特定の通信ユニット3で処理可能な状況で実行する通信形態であり、特定の検知手段2、特定の通信ユニット3、及び監視センター4間は正常な通信状態にある。
図1に示すように、警備システム1は、特定の検知手段2aが通信信号dを送信し、当該特定の検知手段2aと縁組されている特定の通信ユニット3aが監視センター4と通信できる場合に、縁組された特定の通信ユニット3a自体が、特定の検知手段2aが送信する通信信号dを処理し、監視センター4と通信する。
〔代理通信〕
この通信は、通信ユニット3に備えられる代理通信制御手段31の働きにより、縁組されている特定の検知手段2の通信信号を特定の通信ユニット3で処理できない状況で実行する通信形態である。代理通信の方法としては、例えば、図2に示すように、警備システム1は、特定の検知手段2a(以下では、特定の検知手段2として、図2における検知手段2aを用いて説明する。)が通信信号dを送信し、当該特定の検知手段2aと縁組されている特定の通信ユニット3aが監視センター4と通信できない場合に、特定の通信ユニット3a以外の他の通信ユニット3が、特定の検知手段2aが送信する通信信号dを処理し、監視センター4と通信する。図2においては、他の通信ユニット3として通信ユニット3bが、通信ユニット3aの代わりに検知手段2aから送信された通信信号dを受信し、監視センター4と通信を行う場合を示している。
以下では、検知手段2からの通信信号dを、当該検知手段2と縁組されている通信ユニット3以外の通信ユニット3が処理し、当該通信ユニット3が監視センター4と通信を行うことを、「代理通信を行う」と呼ぶ。
本発明においては、通信ユニット3が、上述の代理通信を行うにあたり、代理通信を引き受ける検知手段2についての情報を、自立的に学習するために、事前に設定又は変更する必要がない点に特徴を有する。以下では、本発明に係る通信ユニット3について詳しく説明する。
(通信ユニットの詳細)
通信データの内容
通信ユニット3について説明するにあたり、本発明において検知手段2と通信ユニット3との間で送受信される通信データについて図3を用いて説明する。
検知手段2から通信ユニット3に送信される通信信号dには、当該検知手段2が通信信号dを送信してからの経過時間、特定の検知手段が縁組されている通信ユニットへの通信をリトライした回数である通信リトライ回数、及び特定の検知手段が縁組されている通信ユニット以外に監視センターへの通信を要求する代理通信要求の有無のうちのいずれか又は複数を含んでいる。本実施形態においては、通信信号dには、図3に示すように、送信元情報、送信先情報に加え、通信リトライ回数、送信元である検知手段2が通信信号dを送信してからの経過時間、代理通信要求の有無を示す情報が含まれている。
「送信元情報」及び「送信先情報」には、検知手段2及び通信ユニット3がそれぞれ所有する識別子が割り当てられる。
「通信リトライ回数」は、当該通信データの送信が一回で成功せず、再送している場合に、その再送回数(すなわち、送信に失敗した回数)を示す。
「代理通信要求の有無」は、当該検知手段2に縁組された通信ユニット3以外の通信ユニット3が代理通信を行う必要があるか否かを示す。
通信ユニット3が通信信号dを受信した後、通信ユニット3から検知手段2に送信された返答信号rには、少なくとも図3に示すように、送信元情報、送信先情報に加え、通信ユニット3が受信した通信信号dに基づく監視センター4への通信が済んだか否かが、含まれる。
通信ユニットの構造
図1に示すように、複数の通信ユニット3のそれぞれは、物理的に通信可能な自己以外の通信ユニット3及び縁組された検知手段2及び当該検知手段2以外の検知手段2を記憶する通信可能装置記憶手段11を備えている。例えば、図1における通信ユニット3aが備える通信可能装置記憶手段11aには、縁組された検知手段2aの識別子に加え、近隣に設置されており、通信可能な検知手段2b、通信ユニット3bなどが記憶される。また、通信ユニット3bの通信可能装置記憶手段11bには、検知手段2a〜2c、通信ユニット3a、通信ユニット3cなどが記憶される。
警備システム1は、特定の検知手段2が通信信号dを送信し、当該検知手段2と縁組されている通信ユニット3が当該通信信号dを受信できない、又は当該検知手段2と縁組されている通信ユニット3が監視センター4と通信できない場合には、当該検知手段2を通信可能装置記憶手段11に記憶している他の通信ユニット3が、特定の検知手段2の通信信号dを処理し、監視センター4と通信する。具体的には、図1に示す構成例であれば、検知手段2aが通信ユニット3aと通信できない場合、又は通信ユニット3aが監視センター4と通信できない場合、検知手段2aからの通信信号dを、通信ユニット3aを通信可能装置記憶手段11に記憶している通信ユニット3bまたは通信ユニット3cなどが処理し、監視センター4と通信する。ここで、通信ユニット3aが、監視センター4と通信できない場合の判断は、例えば、通信ユニット3aから検知手段2aへの返答信号rに、上述した「監視センターへの通信が済みでないという情報」が含まれていることを確認することで、判断することができる。
通信可能装置記憶手段への記憶方法
通信ユニット3が、通信可能装置記憶手段11に、通信可能な検知手段2及び通信ユニット3を記憶する方法としては、次の2つの方法がある。
第1の方法としては、他の通信ユニット3が、特定の検知手段2aと特定の通信ユニット3aとの縁組作業の際の通信(縁組信号p)を受信したとき、当該他の通信ユニット3の通信可能装置記憶手段11が、特定の検知手段2a及び特定の通信ユニット3aを記憶する。具体的には、例えば、通信ユニット3bが、検知手段2aと通信ユニット3aとが送受信する縁組信号pを受信したとき、縁組信号pに含まれる送信元情報及び送信先情報(すなわち、検知手段2a及び通信ユニット3aの識別子)を記憶する。
第2の方法としては、特定の通信ユニット3aが、他の通信ユニット3と縁組されている他の検知手段2からの通信信号dを受信したとき、特定の通信ユニット3aの通信可能装置記憶手段11が、他の検知手段2を記憶する。この方法によれば、特定の通信ユニット3aより先に設置され、縁組作業を済ませた状態の検知手段2及び通信ユニット3に関しても、特定の通信ユニット3aの通信可能装置記憶手段11aに記憶することができる。この方法においても、通信可能装置記憶手段11は、他の検知手段2からの通信信号dに含まれる「送信先情報」を参照することで、他の検知手段2と縁組された通信ユニット3についても記憶することができる。
本発明においては、通信ユニット3は、以上のようにして、代理通信を引き受ける検知手段2についての情報を、自立的に学習することができる。
代理通信の要・不要の判断
さらに、本実施形態においては、通信ユニット3は、通信ユニット3と監視センター4との間の通信負荷の増大を抑えるための仕組みを備えている。特定の通信ユニット3aは、当該特定の通信ユニット3aと、他の通信ユニット3及び他の通信ユニットと縁組されている他の検知手段2との間、の通信状態に応じて、他の検知手段2の通信信号dを処理し、監視センター4と通信するか否かを判断する。具体的には、例えば、通信ユニット3aが、検知手段2bからの通信信号dを受信した場合、通信ユニット3aと検知手段2bとの通信状態、及び通信ユニット3aと通信ユニット3bとの通信状態に応じて、代理通信の要否を判断する。
本実施形態においては、図4に示すように、パターンA〜Dの4通りの判断を行う。以下では、代理通信の要否を判断する通信ユニット3として、図1における通信ユニット3aを用い、通信ユニット3aが検知手段2bからの通信信号dを受信した場合を例として、これらのパターンについて説明する。
パターンAは、通信ユニット3aが、検知手段2bからの通信信号dを受信しているとともに、検知手段2bに縁組された通信ユニット3bからの返答信号rを一切受信していない場合を示す。この場合、通信ユニット3bが故障しているか、検知手段2bと通信ユニット3b間の電波状況に問題が生じていると考えられるので、通信ユニット3aは、検知手段2bからの通信信号dに基づき代理通信を行う。
パターンBは、特定の通信ユニット3aが、検知手段2bからの通信信号dである他の通信信号dを受信したとき、若しくは通信ユニット3aが、他の通信信号dを受信していないときにおいて、他の通信信号dが、他の通信ユニット3bにより監視センター4に送信済みの場合を示す。すなわち、通信ユニット3bからの返答信号rを受信し、当該返答信号rから、通信ユニット3bが他の通信信号dに基づいて監視センター4への通信を済ませていることが分かる場合を示す。この場合、正常に監視センター4との通信が行われた後であるため、他の通信信号dを処理せず、監視センター4とは通信しない。
パターンCは、通信ユニット3aが、検知手段2bからの通信信号dを受信していないが、通信ユニット3bからの返答信号rを受信しており、当該返答信号rから通信ユニット3bが監視センター4への通信を済ませていないことが分かる場合を示す。なお、通信ユニット3は、通信信号dを受信したが、監視センター4への通信を正常に行えない場合には、受信した通信信号dを、当該通信ユニット3の通信可能装置記憶手段11に記憶された他の通信ユニット3へと再送するように構成されている。
この場合、通信ユニット3bと監視センター4との通信回線に不具合が生じ通信が正常に行えないか、例えば、通信機能を司る部分のみが故障しているなどのように通信ユニット3bが部分的に故障していると考えられるため、通信ユニット3aは、通信ユニット3bにより再送された通信信号dに基づいて代理通信を行う。
パターンDは、通信ユニット3aが、検知手段2bからの通信信号dを受信し、通信ユニット3bからの返答信号rを受信しており、当該返答信号rから通信ユニット3bが監視センター4への通信を済ませていないことが分かる場合を示す。この場合、通信ユニット3bと監視センター4との通信回線に不具合が生じ通信が正常に行えないか、例えば、通信機能を司る部分のみが故障しているなどのように通信ユニット3bが部分的に故障していると考えられるため、通信ユニット3aは、検知手段2bからの通信信号dに基づいて代理通信を行う。
〔緊急通信〕
この通信は、通信ユニット3に備えられる緊急通信制御手段32の働きにより、縁組状態とは関係なく実行する通信形態であり、通信ユニット3の通信可能装置記憶手段11に記憶された情報によらず、通信ユニット3は、通信信号dの内容に基づき代理通信の必要性が高いと判断できる場合には、強制的に代理通信を行うように構成されている。
具体的には、特定の通信ユニット3aは、特定の検知手段2a以外の検知手段2の通信信号dである他の通信信号dを受信したとき、当該他の通信信号dに、検知手段2が通信信号dを送信してからの経過時間が所定時間以上、通信リトライ回数が所定回数以上、または代理通信要求が有のデータが含まれている場合に、他の通信信号dを処理し、監視センターと通信するように構成されている。
代理通信済み信号の送信
これらの構成に加えて、本実施形態においては、図5に示すように、特定の通信ユニット3aが、他の検知手段2からの通信信号dである他の通信信号dを受信し、他の通信信号dを処理し、監視センター4と通信した場合には、通信ユニット3aが、他の通信信号dに基づき監視センター4に通信済みであるという通信済信号xを送信するように構成されている。
このような構成により、例えば、図5に示すように、(I)通信ユニット3bが故障しており、検知手段2bからの通信信号dを、通信ユニット3a及び通信ユニット3cが受信したとしても、(II)通信ユニット3aが先に代理通信を済ませた場合には、(III)通信ユニット3cは、通信ユニット3aからの通信済信号xを受信することにより、代理通信を行う必要がないと判断することができる。よって、重複して代理通信を行ってしまい、通信ユニット3と監視センター4との通信回線の負荷が増大することを抑制することができる。
(監視センターの詳細)
監視センター4は、通信ユニット3を有する顧客のセキュリティサービス費用を算出する費用算出手段12を備えている。費用算出手段12は、記憶手段としてのメモリを備えたコンピュータから構成される。費用算出手段12は、特定の通信ユニット3aが、特定の通信ユニット3aと縁組されている検知手段2a以外の検知手段2である他の検知手段2からの通信を受信し、当該通信の内容を、監視センター4に送信したとき(代理通信を行ったとき)に、顧客のセキュリティサービス費用を調整するように構成されている。
具体的には、費用算出手段12は、代理通信を行った特定の通信ユニット3aを有する第1の顧客のセキュリティサービス費用を、特定の通信ユニット3aが監視センターと通信するためにかかった通信費用の分、減算する。そして、他の検知手段2を有する第2の顧客のセキュリティサービス費用を、当該通信費用の分、加算する。このような構成により、代理通信により通信ユニット3aを有する第1の顧客が、通信会社に支払うことになった金額を、セキュリティサービス費用の減額という形態で相殺することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記実施形態においては、特定の通信ユニット3aの通信可能装置記憶手段11aが、他の通信ユニット3と他の検知手段2間で送受信される縁組信号pに基づいて、他の通信ユニット3及び他の検知手段2を記憶するのに加え、他の検知手段2からの通信信号dを受信したとき、他の検知手段2を記憶する構成を示した。しかし、本発明は上記実施形態に限られず、特定の通信ユニット3aの通信可能装置記憶手段11aは、他の通信ユニット3と他の検知手段2間で送受信される縁組信号pに基づいて、他の通信ユニット3及び他の検知手段2を記憶するのみとしても構わない。
(2)上記実施形態においては、特定の通信ユニット3aは、特定の検知手段2a以外の検知手段2の通信信号dである他の通信信号dを受信したとき、当該他の通信信号dに、検知手段2が通信信号を送信してからの経過時間が所定時間以上、通信リトライ回数が所定回数以上、または代理通信要求が有のデータが含まれている場合に、強制的に代理通信を行う構成を示した。しかし、本発明は上記実施形態に限られず、通信ユニット3は、このような強制的に代理通信を行う構成を備えなくても構わない。
(3)上記実施形態においては、特定の通信ユニット3aが、特定の通信ユニット3aと、他の通信ユニット3及び他の通信ユニット3と縁組されている他の検知手段2と、の通信状態に応じて、他の検知手段2の通信信号dに基づいて代理通信を行うか判断する構成を示した。しかし、本発明は上記実施形態に限られず、特定の通信ユニット3aが、他の検知手段2の通信信号dを受信した際には、自動的に代理通信を行うように構成しても構わない。
(4)上記実施形態においては、特定の通信ユニット3aが、通信済信号xを送信する構成を示したが、通信済信号xを送信しない構成としても構わない。
(5)上記実施形態においては、監視センター4が費用算出手段12を備える構成を示したが、費用算出手段12を備えない構成としても構わない。
本発明は、少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムに適応可能である。
1 :警備システム
2 :検知手段
3 :通信ユニット
4 :監視センター
11 :通信可能装置記憶手段
12 :費用算出手段
x :通信済信号
d :通信信号

Claims (10)

  1. 少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、
    通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、
    前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムであって、
    前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、
    前記特定の通信ユニット以外の他の通信ユニットが、前記特定の検知手段が送信する通信信号を処理し、前記監視センターと通信し
    前記複数の通信ユニットのそれぞれが、
    物理的に通信可能な自己以外の通信ユニット及び縁組された前記検知手段及び当該検知手段以外の検知手段を記憶する通信可能装置記憶手段を備え、
    前記他の通信ユニットが、前記特定の検知手段と前記特定の通信ユニットとの前記縁組作業の際の通信を受信したとき、
    当該他の通信ユニットの前記通信可能装置記憶手段が、前記特定の検知手段及び前記特定の通信ユニットを記憶するように構成され、
    前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、当該特定の検知手段を前記通信可能装置記憶手段に記憶している前記他の通信ユニットが、前記特定の検知手段の通信信号を処理し、前記監視センターと通信する警備システム。
  2. 前記特定の通信ユニットが、前記他の通信ユニットと縁組されている他の検知手段からの前記通信信号を受信したとき、
    前記特定の通信ユニットの前記通信可能装置記憶手段が、前記他の検知手段を記憶する請求項に記載の警備システム。
  3. 前記特定の通信ユニットが、
    当該特定の通信ユニットと、前記他の通信ユニット及び当該他の通信ユニットと縁組されている他の検知手段との間、の通信状態に応じて、
    前記他の検知手段の前記通信信号を処理し、前記監視センターと通信するか否かを判断する請求項1または2に記載の警備システム。
  4. 少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、
    通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、
    前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムであって、
    前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、
    前記特定の通信ユニット以外の他の通信ユニットが、前記特定の検知手段が送信する通信信号を処理し、前記監視センターと通信し、
    前記特定の通信ユニットが、
    当該特定の通信ユニットと、前記他の通信ユニット及び当該他の通信ユニットと縁組されている他の検知手段との間、の通信状態に応じて、
    前記他の検知手段の前記通信信号を処理し、前記監視センターと通信するか否かを判断する警備システム。
  5. 前記特定の通信ユニットが、
    前記他の検知手段からの前記通信信号である他の通信信号を受信したとき、
    前記他の通信信号が、前記他の通信ユニットにより前記監視センターに送信済みの場合には、
    前記他の通信信号を処理せず、前記監視センターとは通信しない請求項3または4に記載の警備システム。
  6. 前記監視センターが、前記通信ユニットを有する顧客のセキュリティサービス費用を算出する費用算出手段を備え、
    前記費用算出手段が、
    前記特定の通信ユニットが、他の検知手段からの通信を受信し、当該通信の内容を、前記監視センターに送信したとき、
    前記特定の通信ユニットを有する第1の顧客のセキュリティサービス費用を、前記特定の通信ユニットが前記監視センターに送信するためにかかった通信費用の分、減算し、
    前記他の検知手段を有する第2の顧客のセキュリティサービス費用を、前記通信費用の分、加算する請求項1〜のいずれか一項に記載の警備システム。
  7. 少なくとも異常を検知したときに通信信号を送信する複数の検知手段と、前記検知手段からの前記通信信号を処理する複数の通信ユニットとを備えて構成され、
    通常状態で、特定の検知手段より送信される通信信号を処理する特定の通信ユニットが縁組作業により決定され、
    前記複数の通信ユニットと通信する監視センターを備えた警備システムであって、
    前記特定の検知手段が通信信号を送信した際に、当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが当該通信信号を受信できない場合、又は当該特定の検知手段と縁組されている前記特定の通信ユニットが前記監視センターと通信できない場合に、
    前記特定の通信ユニット以外の他の通信ユニットが、前記特定の検知手段が送信する通信信号を処理し、前記監視センターと通信し、
    前記監視センターが、前記通信ユニットを有する顧客のセキュリティサービス費用を算出する費用算出手段を備え、
    前記費用算出手段が、
    前記特定の通信ユニットが、他の検知手段からの通信を受信し、当該通信の内容を、前記監視センターに送信したとき、
    前記特定の通信ユニットを有する第1の顧客のセキュリティサービス費用を、前記特定の通信ユニットが前記監視センターに送信するためにかかった通信費用の分、減算し、
    前記他の検知手段を有する第2の顧客のセキュリティサービス費用を、前記通信費用の分、加算する警備システム。
  8. 前記特定の検知手段の前記通信信号に、
    前記特定の検知手段が通信信号を送信してからの経過時間、前記特定の検知手段が縁組されている前記通信ユニットへの通信をリトライした回数である通信リトライ回数、及び前記特定の検知手段が縁組されている前記通信ユニット以外に前記監視センターへの通信を要求する代理通信要求の有無のうちのいずれか又は複数を含み、
    前記特定の通信ユニットが、
    前記特定の検知手段以外の前記検知手段の前記通信信号である他の通信信号を受信したとき、
    前記他の通信信号に、前記経過時間が所定時間以上、前記通信リトライ回数が所定回数以上、または前記代理通信要求が有の場合に、
    前記他の通信信号を処理し、前記監視センターと通信する請求項1〜の何れか一項に記載の警備システム。
  9. 前記特定の通信ユニットが、
    他の検知手段からの前記通信信号である他の通信信号を受信し、前記他の通信信号を処理し、前記監視センターと通信したとき、
    当該他の通信信号に基づき監視センターに通信済みであるという通信済信号を前記他の通信ユニットに対し送信する請求項1〜の何れか一項に記載の警備システム。
  10. 前記検知手段から前記通信ユニットに送信される通信信号に、当該検知手段が作動状態にあることを示す定期通信信号を含む請求項1〜のいずれか一項に記載の警備システム。
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