JP6064678B2 - 電力情報収集システム、電力情報取得装置、登録情報送信プログラムおよび親装置 - Google Patents

電力情報収集システム、電力情報取得装置、登録情報送信プログラムおよび親装置 Download PDF

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本発明は、電力情報収集システム、電力情報取得装置、登録情報送信プログラムおよび親装置に関し、特に、電力線を介して複数の電力情報取得装置から電力情報を収集する電力情報収集システム、当該電力情報収集システムにおける電力情報取得装置、登録情報送信プログラムおよび親装置に関する。
節電等の目的から家庭および職場における消費電力量を測定し、測定した消費電力量を示す電力情報を収集して電力会社等のサーバへ送信する電力情報収集システムが開発されている。
電力情報収集システムでは、たとえば電力線通信(PLC:Power Line Communications)を利用して、子機である各スマートメータからの電力情報が、親機であるコンセントレータにおいて集約され、電力会社等のサーバへ送信される(たとえば、非特許文献1(ITU-T G.9955/G.9956)参照)。
ITU-T G.9955/G.9956
ところで、スマートメータは、コンセントレータとの通信接続を確立するため、たとえば起動時または再起動時にコンセントレータに対する登録処理を行う。この登録処理では、スマートメータとコンセントレータとの間で電力線通信を使用した各種信号の送受信が行われる。
また、このような電力情報収集システムをマンション等の集合住宅に適用する場合、集合住宅には、コンセントレータと、当該コンセントレータに接続された多数のスマートメータとが設けられる。
しかしながら、このようにコンセントレータに多数のスマートメータが接続されている場合、たとえば集合住宅において停電が起こると、復旧時に多数のスマートメータが同じまたはほぼ同じタイミングで再起動して、多数のスマートメータによる登録処理が同時期に集中して行われるため、スマートメータ間で信号の干渉が生じるという問題がある。
そして、このように信号の干渉が生じた場合、登録処理のための信号の再送信が各スマートメータにおいて行われるため、多数のスマートメータの全てが登録処理を完了するまでには長い時間を要する。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数の電力情報取得装置の登録処理をより短い時間で行うことができる電力情報収集システム、電力情報取得装置、登録情報送信プログラムおよび親装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力情報収集システムは、複数の電力情報取得装置と、上記電力情報取得装置と電力線を介して接続され、上記電力情報取得装置から電力情報を受信する親装置とを備える電力情報収集システムであって、上記電力情報取得装置は、上記親装置に対する登録処理において、上記電力線を介して登録要求を上記親装置へ送信し、複数の上記電力情報取得装置のうち少なくとも一部の上記電力情報取得装置間で、上記登録処理を行うタイミングが互いに異なるように設定される。
このような構成により、多数の電力情報取得装置が設けられている場合であっても、電力情報取得装置による登録処理が一斉に行われることを防ぐことができるため、複数の電力情報取得装置から送信される登録要求が互いに干渉することを防ぎ、複数の電力情報取得装置の登録処理をより短い時間で行うことができる。
(2)好ましくは、複数の上記電力情報取得装置のうち少なくとも一部の上記電力情報取得装置間で、上記電力情報取得装置の起動タイミングまたは再起動タイミングから上記登録処理を行うまでの時間が互いに異なるように設定される。
このような構成により、たとえば停電後の復旧時など、多数の電力情報取得装置が同じタイミングで再起動した場合であっても、電力情報取得装置による登録処理が一斉に行われることを防ぐことができる。
(3)好ましくは、上記登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数の上記電力情報取得装置のうち、上記親装置との距離が短い上記電力情報取得装置ほど、上記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定される。
ここで、電力情報取得装置は、たとえば、親装置から遠い場合、親装置に近い他の電力情報取得装置を中継装置として利用して親装置との通信を行う。すなわち、上記のような構成により、親装置から遠い電力情報取得装置が登録処理を行う際、親装置に近い他の電力情報取得装置の登録処理が既に行われており、当該他の電力情報取得装置を中継装置として利用することができるため、効率良く登録処理を行うことができる。
(4)好ましくは、上記登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数の上記電力情報取得装置のうち、自己と上記親装置との通信を中継する他の上記電力情報取得装置の数が少ない上記電力情報取得装置ほど、上記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定される。
ここで、電力情報取得装置は、親装置から遠い場合、親装置に近い他の電力情報取得装置を中継装置として利用して親装置との通信を行う。すなわち、上記のような構成により、中継装置の数が多い電力情報取得装置が登録処理を行う際、中継装置の数が少ない他の電力情報取得装置の登録処理が既に行われており、当該他の電力情報取得装置を中継装置として利用することができるため、効率良く登録処理を行うことができる。
(5)好ましくは、上記電力情報取得装置は、需要家ネットワークの通信装置とも上記電力線を介して接続され、上記親装置に加えて、上記需要家ネットワークの通信装置も親装置とする。
このような構成により、宅内ネットワークのような電力需要家のネットワークの通信装置がさらに電力線を介して電力情報取得装置に接続されている場合も、電力情報取得装置は、効率良く登録処理を行うことができる。
(6)好ましくは、上記電力情報取得装置は、上記登録処理が失敗した場合、上記登録要求のリトライを行い、上記登録要求のリトライの回数が増加するほど、上記登録要求のリトライを行うまでの待機時間を長くする。
ここで、複数の電力情報取得装置は互いに電力線を介して接続されているため、いずれかの電力情報取得装置が登録要求を高い頻度で送信すると、他の電力情報取得装置から送信される登録要求との間で信号の干渉が生じる可能性が高くなる。
これに対して、上記のように、登録処理の失敗が繰り返される場合に登録要求のリトライを行うまでの待機時間を長くする構成により、登録要求が高い頻度で送信され続けることを防ぎ、他の電力情報取得装置から送信される登録要求との間で信号の干渉が生じる可能性を低く抑えることができる。
(7)好ましくは、上記親装置は、起動または再起動すると特殊パケットを送信し、上記電力情報取得装置は、上記特殊パケットを受信すると、上記登録要求のリトライを行うまでの待機時間を短くする。
このように、登録処理を成功させることのできる可能性が低い場合、登録要求のリトライが行われる頻度を徐々に低くし、一方、登録処理を成功させることのできる可能性が高い場合、登録要求のリトライが行われる頻度を高くする構成により、登録要求を効率良く送信することができる。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力情報取得装置は、電力情報の送信先である親装置に対する登録処理において、電力線を介して登録要求を上記親装置へ送信する通信部と、他の電力情報取得装置との間で上記登録処理のタイミングを異ならせるための設定情報を読み出すタイミング情報読出部とを備え、上記通信部は、上記タイミング情報読出部が読み出した上記設定情報に基づくタイミングで上記登録処理を行う。
このような構成により、多数の電力情報取得装置が設けられている場合であっても、電力情報取得装置による登録処理が一斉に行われることを防ぐことができるため、複数の電力情報取得装置から送信される登録要求が互いに干渉することを防ぎ、複数の電力情報取得装置の登録処理をより短い時間で行うことができる。
(9)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる登録情報送信プログラムは、電力情報の送信先である親装置に対する登録処理において、電力線を介して登録要求を上記親装置へ送信する電力情報取得装置、に用いられる登録情報送信プログラムであって、コンピュータに、他の電力情報取得装置との間で上記登録処理のタイミングを異ならせるための設定情報を読み出すステップと、読み出した設定情報に基づくタイミングで上記登録処理を行うステップとを実行させるためのプログラムである。
このような構成により、多数の電力情報取得装置が設けられている場合であっても、電力情報取得装置による登録処理が一斉に行われることを防ぐことができるため、複数の電力情報取得装置から送信される登録要求が互いに干渉することを防ぎ、複数の電力情報取得装置の登録処理をより短い時間で行うことができる。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる親装置は、電力情報取得装置と電力線を介して接続され、上記電力情報取得装置から電力情報を受信する、上記電力情報取得装置の親装置であって、上記電力線を介して通信する通信部と、自装置が起動または再起動すると、自装置の起動を通知するための特殊パケットを上記通信部から出力させるパケット送信制御部とを備える。
このような構成により、親装置の起動を電力情報取得装置に知らせることができ、電力情報取得装置が親装置に対する登録処理を行うまでの待機時間を長くしている場合であっても、その待機時間を短くして登録処理を行うタイミングを早めることが可能となる。
本発明によれば、複数の電力情報取得装置の登録処理をより短い時間で行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムにおけるスマートメータの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムの各スマートメータによる登録処理が行われるタイミングを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムのスマートメータ101Aによる登録処理のシーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムのスマートメータ101Bによる登録処理のシーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システムにおけるコンセントレータの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その1)である。 本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その2)である。 本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムにおけるスマートメータの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムにおけるHGWの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その1)である。 本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その2)である。 本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムにおけるスマートメータによるHGWに対する登録処理のシーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
[電力情報収集システム全体の構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムの構成を示す図である。
図1を参照して、電力情報収集システム201は、複数のスマートメータ群121A,121B,121C,121D,・・・と、コンセントレータ(親装置)102と、ヘッドエンド103とを備える。この電力情報収集システム201において、各スマートメータ101は、電力線161によりコンセントレータ102と接続され、さらにHGW104A,104B,104C,104D・・・とも接続される。
スマートメータ群121Aは、複数のスマートメータ(電力情報取得装置)101Aを含み、スマートメータ群121Bは、複数のスマートメータ(電力情報取得装置)101Bを含む。また、スマートメータ群121Cは、複数のスマートメータ(電力情報取得装置)101Cを含み、スマートメータ群121Dは、複数のスマートメータ(電力情報取得装置)101Dを含む。
スマートメータ101Aは、たとえば集合住宅151の1階から5階までの各階に設けられ、スマートメータ101Bは、たとえば集合住宅151の6階から10階までの各階に設けられ、スマートメータ101Cは、たとえば集合住宅151の11階から15階までの各階に設けられ、スマートメータ101Dは、たとえば集合住宅151の16階から20階までの各階に設けられている。また、コンセントレータ102は、たとえば集合住宅151の1階に設けられている。
すなわち、コンセントレータ102と、スマートメータ101A,101B,101C,101Dの各々との距離は、以下の関係が成り立つ。
(コンセントレータ102とスマートメータ101Aとの距離)<(コンセントレータ102とスマートメータ101Bとの距離)<(コンセントレータ102とスマートメータ101Cとの距離)<(コンセントレータ102とスマートメータ101Dとの距離)
以下、スマートメータ101A,101B,101C,101D・・・の各々を、スマートメータ101とも称する。また、スマートメータ群121A,121B,121C,121D,・・・の各々を、スマートメータ群121とも称する。また、HGW104A,104B,104C,104D・・・の各々を、HGW104とも称する。なお、図1では、スマートメータ群121として4つのスマートメータ群121A,121B,121C,121Dを代表的に示しているが、電力情報収集システム201は、少数またはさらに多数のスマートメータ群を備えていてもよい。
電力情報収集システム201は、たとえば集合住宅151に使用される。電力線161は、たとえば、集合住宅151において上下階に縦方向に配設されており、階ごとに子機であるスマートメータ101が接続されている。各スマートメータ101は、電力線161を介して親機であるコンセントレータ102に接続されている。
スマートメータ101およびコンセントレータ102は、電力線161を用いた電力線通信により、各種信号の送受信を行う。コンセントレータ102およびヘッドエンド103は、有線通信または無線通信により、各種信号の送受信を行う。
具体的には、スマートメータ101は、通信機能付きの電力計測器であり、計測結果である電力情報を、コンセントレータ102へ送信する(図1に示す「Aルート」)。
コンセントレータ102は、複数のスマートメータ101に電力線161により接続された集約装置であり、各スマートメータ101から受信した電力情報をヘッドエンド103へ送信する。
また、各スマートメータ101は、電力線161を介してHGW104のような電力需要家ネットワークの通信装置に接続されている。HGW104は、宅内の1または複数の電気機器と宅内ネットワーク(Home Area Network)を構築することができる。
スマートメータ101は、計測結果である電力情報を電力線161経由でHGW104へ送信する(図1に示す「Bルート」)。そして、HGW104は、スマートメータ101から受信した電力情報を例えば宅内の表示機器へ表示させるなど、受信した電力情報を用いた宅内電力管理を行う。
なお、HGW104は、スマートメータ101を経由することなく、たとえば公衆通信ネットワーク経由でヘッドエンド103から電力情報を受信することも可能である。
[登録処理における課題]
ここで、スマートメータ101は、コンセントレータ102との通信接続を確立するため、たとえば起動時または再起動時にコンセントレータ102に対する登録処理を行う。
電力情報収集システム201をマンション等の集合住宅151に適用し、多数のスマートメータ101をコンセントレータ102に接続する場合、たとえば集合住宅151において停電が起こると、復旧時に多数のスマートメータ101が同じタイミングで再起動して、多数のスマートメータ101による登録処理が一斉に行われるため、スマートメータ101間で信号の干渉が生じるという問題がある。
そして、このように信号の干渉が生じた場合、登録処理のための信号の再送信が各スマートメータ101において行われるため、多数のスマートメータ101の全てが登録処理を完了するまでには長い時間を要する。
各スマートメータ101は、たとえばCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式を採用し、他のスマートメータが信号を送信しているか否かを互いに判断し、他のスマートメータが信号を送信していないと判断した場合に信号の送信を行う。
しかしながら、スマートメータ101の再送までの待機時間のパターン数には限りがある。このため、当該パターン数よりも多いスマートメータ101により信号の再送が行われる場合、各スマートメータ101から送信される信号の干渉が生じるという問題は依然として存在する。
上記のような課題に対して、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201は、以下のように構成されている。
[スマートメータの構成]
図2は、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムにおけるスマートメータの構成を示す図である。
図2を参照して、スマートメータ101は、第1通信部111と、第2通信部112と、電力情報記憶部113と、タイミング情報記憶部114と、タイミング情報読出部115と、第1リスト保持部116と、電力計測部117とを含む。
(a)第1通信部、第2通信部、電力情報記憶部および電力計測部
第1通信部111は、コンセントレータ102に対する登録処理を行う。詳細には、第1通信部111は、登録処理において、コンセントレータ102のネットワーク識別子たとえばPAN(Personal Area Network)−IDを取得するため、登録要求として、PAN−ID送信要求をブロードキャストする。
そして、第1通信部111は、PAN−ID送信要求に対するPAN−IDをコンセントレータ102から受信し、受信したPAN−IDが例えば予め保持されたコンセントレータ102のPAN−IDと一致する場合に、当該PAN−IDを用いてコンセントレータ102へ接続要求を送信する。
そして、第1通信部111は、コンセントレータ102から接続要求に対する接続許可を示すACKを受信すると、このACKに含まれるIPアドレスを用いて、コンセントレータ102との通信接続を確立する。
電力計測部117は、電力需要家の総消費電力量を計測する。そして、電力計測部117は、計測結果である電力情報を電力情報記憶部113へ出力する。
電力情報記憶部113は、電力計測部117から出力された電力情報を保持する。そして、第1通信部111は、電力情報記憶部113に保持された電力情報を読み出し、読み出した電力情報を電力線161経由でコンセントレータ102へ送信する(図2に示す「Aルート」)。
第2通信部112は、HGW104に電力線161を介して接続される。第2通信部112は、電力情報記憶部113に保持された電力情報を読み出し、読み出した電力情報を電力線161経由でHGW104へ送信する(図2に示す「Bルート」)。
(b)タイミング情報記憶部、タイミング情報読出部と、第1リスト保持部
タイミング情報記憶部114は、第1通信部111による登録処理が行われるタイミングの設定情報を保持する。この設定情報は、予めタイミング情報記憶部114に格納されるか、たとえばコンセントレータ102により生成され、電力線161および第1通信部111経由でタイミング情報記憶部114に保持される。
タイミング情報読出部115は、タイミング情報記憶部114に保持された設定情報を読み出し、読み出した設定情報に基づくタイミングで登録処理が行われるように第1通信部111を制御する。なお、登録処理が行われるタイミングの詳細については、後述する。
第1リスト保持部116は、過去に第1通信部111が通信接続を確立した装置、たとえばコンセントレータ102のPAN−IDを保持する。また、第1リスト保持部116は、コンセントレータ102のPAN−IDだけでなく、過去に第1通信部111により受信された他の装置のPAN−IDも保持する。
すなわち、第1通信部111は、PAN−ID送信要求をブロードキャストすることから、コンセントレータ102のPAN−IDだけでなく、集合住宅151に含まれる他の装置、たとえば他の階に設けられたHGW104のPAN−IDも受信する。
しかしながら、第1通信部111は、他の階に設けられたHGW104のPAN−IDを用いて当該HGW104へ接続要求を送信したとしても、自装置であるスマートメータ101の識別情報が当該HGW104に保持されておらず、当該HGW104との通信接続を確立することができない。
このため、第1リスト保持部116は、第1通信部111経由で受信した複数のPAN−IDを、たとえば、過去に第1通信部111が通信接続を確立した装置すなわちコンセントレータ102のPAN−IDと、過去に第1通信部111が通信接続を確立することができなかった装置すなわちコンセントレータ102以外の装置のPAN−IDとに分けて保持する。
[登録処理を行うタイミング]
次に、スマートメータ101による登録処理が行われるタイミングについて説明する。
設定情報には、たとえば、スマートメータ群121毎に異なるタイミングで登録処理が行われるように設定された情報が含まれている。具体的には、スマートメータ101の起動タイミングまたは再起動タイミングから登録処理を行うまでの時間を時間Tとすると、設定情報には、スマートメータ群121毎に異なる時間Tが設定された情報が含まれている。
より詳細には、コンセントレータ102とスマートメータ101とのおよその距離情報に基づいて、コンセントレータ102との距離が短いスマートメータ101ほど登録処理を行うタイミングが早くなるように、スマートメータ群121毎に時間Tが設定されている。
すなわち、スマートメータ群121A、スマートメータ群121B、スマートメータ群121C、および、スマートメータ群121Dに対して設定された時間Tを、それぞれ時間TA、時間TB、時間TC、および、時間TDとすると、時間TA<時間TB<時間TC<時間TDの関係が成り立つ。
ここで、同一のスマートメータ群121に含まれるスマートメータ101間では、CSMA/CA方式を採用し、他のスマートメータ101が信号を送信しているか否かを互いに判断し、他のスマートメータ101が信号を送信していないと判断した場合に信号の送信を行う。スマートメータ群121に含まれるスマートメータ101の数を、用意するCSMA/CA方式におけるスロット数に応じて定めることで、各スマートメータ101の登録処理を円滑に行うことが可能となる。
なお、設定情報は、スマートメータ101またはスマートメータ群121毎に異なる時間Tを決定するための各種情報であってもよい。例えば、設定情報は、各スマートメータ101またはスマートメータ121群からコンセントレータ102までの実際の距離の大きさ、その距離を区分した距離区分情報、各スマートメータ101が集合住宅151のどの階に設置されているか、または、どの部屋に設置されているかを表す情報であってもよい。
さらに、設定情報として、コンセントレータ102とスマートメータ101との通信を中継する他のスマートメータ101の数が設定されてもよいし、その数に基づいて、スマートメータ群121毎に異なる時間Tが設定されてもよい。
詳細には、スマートメータ101は、コンセントレータ102との距離が長い場合、他のスマートメータ101を中継装置として利用して、コンセントレータ102との通信を行う。たとえば、スマートメータ101Bは、スマートメータ101Aをコンセントレータ102との通信における中継装置として利用する。
コンセントレータ102は、スマートメータ群121毎に、自己とスマートメータ101との通信を中継する他のスマートメータ101の数、すなわちホップ数情報を取得し、ホップ数が少ないスマートメータ101ほど登録処理を行うタイミングが早くなるように、スマートメータ群121毎に時間Tを設定してもよい。
具体的には、コンセントレータ102は、ホップ数をnとして、時間Tを以下の式のように設定することができる。
T=2×1(秒)(n≧1)
そして、コンセントレータ102は、上述のようにして設定した時間Tを示す設定情報を各スマートメータ101へ送信し、各スマートメータ101は、受信した設定情報に基づくタイミングで登録処理を行う。
次に、スマートメータ101A,101B,101C,101Dによる登録処理が行われるタイミングについて図を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムの各スマートメータによる登録処理が行われるタイミングを説明する図である。
ここでは、スマートメータ群121Aに含まれるスマートメータ101Aのホップ数は「0」、スマートメータ群121Bに含まれるスマートメータ101Bのホップ数は「1」、スマートメータ群121Cに含まれるスマートメータ101Cのホップ数は「2」、スマートメータ群121Dに含まれるスマートメータ101Dのホップ数は「3」と仮定する。
図3を参照して、時刻t11にスマートメータ101A,101B,101C,101Dが一斉に起動した場合を想定する。そして、スマートメータ群121Aに対して設定された時間TAを0(秒)とすると、時刻t11に各スマートメータ101Aが登録処理を開始する。
そして、スマートメータ群121Bに対して設定された時間TBを2×1=2(秒)とすると、時刻t11から2(秒)経過した時刻t12に、スマートメータ101Bが登録処理を開始する。また、スマートメータ群121Aに含まれる複数のスマートメータ101Aは、時刻t11から時刻t12の期間にCSMA/CA方式を用いて互いに異なるタイミングで登録処理を行う。
そして、スマートメータ群121Cに対して設定された時間TCを2×1=4(秒)とすると、時刻t12から4(秒)経過した時刻t13に、スマートメータ101Cが登録処理を開始する。また、スマートメータ群121Bに含まれる複数のスマートメータ101Bは、時刻t12から時刻t13の期間にCSMA/CA方式を用いて互いに異なるタイミングで登録処理を行う。
そして、スマートメータ群121Dに対して設定された時間TDを2×1=8(秒)とすると、時刻t13から8(秒)経過した時刻t14に、スマートメータ101Dが登録処理を開始する。また、スマートメータ群121Cに含まれる複数のスマートメータ101Cは、時刻t13から時刻t14の期間にCSMA/CA方式を用いて互いに異なるタイミングで登録処理を行う。
[動作]
次に、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201において、スマートメータ101による登録処理の動作について図面を用いて説明する。
電力情報収集システム201におけるスマートメータ101、コンセントレータ102およびヘッドエンド103の各々は、以下のシーケンスの各ステップを含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。
(スマートメータ101Aによる登録処理)
まず、ホップ数が「0」であるスマートメータ101Aによる登録処理の動作手順について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムのスマートメータ101Aによる登録処理のシーケンスを示す図である。
図4を参照して、まず、スマートメータ101Aは、起動または再起動すると、電力線161を利用してPAN−ID送信要求をブロードキャストする(ステップS11)。
次に、コンセントレータ102は、スマートメータ101Aから送信されたPAN−ID送信要求を受信し、自己のネットワーク識別子たとえばPAN−IDを送信する(ステップS12)。
次に、スマートメータ101Aは、コンセントレータ102から送信されたPAN−IDを受信し、このPAN−IDの照合を行う。すなわち、スマートメータ101Aの第1通信部111は、受信したPAN−IDが、過去に自己と通信接続を確立した装置のPAN−IDとして第1リスト保持部116に保持されているか否かを確認する(ステップS13)。
そして、スマートメータ101Aは、受信したPAN−IDが、過去に自己と通信接続を確立した装置、すなわちコンセントレータ102のPAN−IDとして第1リスト保持部116に保持されている場合、当該PAN-IDを用いて、自己の識別情報たとえばMACアドレスを示す接続要求をコンセントレータ102へ送信する(ステップS14)。
次に、コンセントレータ102は、スマートメータ101Aから接続要求を受信して、当該接続要求の示すMACアドレスを登録し、接続許可を示すACKをスマートメータ101Aへ送信する(ステップS15)。
次に、スマートメータ101Aは、コンセントレータ102からACKを受信して、たとえばヘッドエンド103のIPアドレスを取得する。このIPアドレスは、たとえばACKに含まれている(ステップS16)。
次に、スマートメータ101Aは、取得したIPアドレスを用いて、コンセントレータ102経由でヘッドエンド103との間で認証情報を送受信することにより、ヘッドエンド103との認証暗号化処理を行なう(ステップS17)。そして、スマートメータ101Aは、ヘッドエンド103との認証暗号化処理が完了した後、電力情報を、定期的または不定期に、コンセントレータ102経由でヘッドエンド103へ送信する。
なお、スマートメータ101Aの第1通信部111は、上述したステップS14において、受信したPAN−IDが第1リスト保持部116に保持されている場合、当該PAN-IDを用いて接続要求を送信する。しかしながら、このような形態に限らず、たとえば、コンセントレータ102のメンテナンス等により、集合住宅151に新たなコンセントレータ102が設けられた場合、第1通信部111は、この新たなコンセントレータ102へ接続要求を送信することが可能である。
すなわち、上述のとおり、第1リスト保持部116には、過去に第1通信部111が通信接続を確立したコンセントレータ102のPAN−ID、および、過去に第1通信部111が通信接続を確立することができなかった他の装置のPAN−IDが保持されていることから、第1通信部111は、受信したPAN−IDが第1リスト保持部116に保持されているPAN−IDのいずれとも一致しない場合、この受信したPAN−IDを用いて接続要求を送信することが可能である。
(スマートメータ101Bによる登録処理)
次に、ホップ数が「1」であるスマートメータ101Bによる登録処理の動作手順について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システムのスマートメータ101Bによる登録処理のシーケンスを示す図である。
図5を参照して、まず、スマートメータ101Bは、起動または再起動すると、起動タイミングまたは再起動タイミングから時間TB=2(秒)の期間待機する。もし設定情報が待機時間で与えられていない場合には、スマートメータ101Bは、起動後すぐに設定情報から待機時間を決定し、その待機時間だけ登録処理の開始を遅らせる。この2(秒)の期間に、図4に示すスマートメータ101Aによる登録処理が行われる(ステップS21)。
そして、スマートメータ101Bは、起動タイミングまたは再起動タイミングから2(秒)経過すると、電力線161を利用してPAN−ID送信要求をブロードキャストする(ステップS22)。
次に、コンセントレータ102は、スマートメータ101Bから送信されたPAN−ID送信要求をスマートメータ101A経由で受信し、自己のネットワーク識別子たとえばPAN−IDを送信する(ステップS23)。
次に、スマートメータ101Bは、コンセントレータ102から送信されたPAN−IDをスマートメータ101A経由で受信し、このPAN−IDの照合を行う(ステップS24)。
そして、スマートメータ101Bは、受信したPAN−IDが、過去に自己と通信接続を確立した装置のPAN−IDとして第1リスト保持部116に保持されている場合、当該PAN-IDを用いて、自己の識別情報たとえばMACアドレスを示す接続要求をコスマートメータ101A経由でンセントレータ102へ送信する(ステップS25)。
次に、コンセントレータ102は、スマートメータ101Bからスマートメータ101A経由で接続要求を受信して、当該接続要求の示すMACアドレスを登録し、接続許可を示すACKをスマートメータ101A経由でスマートメータ101Bへ送信する(ステップS26)。
次に、スマートメータ101Bは、コンセントレータ102からスマートメータ101A経由でACKを受信して、たとえばヘッドエンド103のIPアドレスを取得する。このIPアドレスは、たとえばACKに含まれている(ステップS27)。
次に、スマートメータ101Bは、取得したIPアドレスを用いて、スマートメータ101Aおよびコンセントレータ102経由でヘッドエンド103との間で認証情報を送受信することにより、ヘッドエンド103との認証暗号化処理を行なう(ステップS28)。そして、スマートメータ101Bは、ヘッドエンド103との認証暗号化処理が完了した後、電力情報を、定期的または不定期に、スマートメータ101Aおよびコンセントレータ102経由でヘッドエンド103へ送信する。
ところで、電力情報収集システムをマンション等の集合住宅に適用する場合、集合住宅には、コンセントレータと、当該コンセントレータに接続された多数のスマートメータとが設けられる。
しかしながら、このようにコンセントレータに多数のスマートメータが接続されている場合、たとえば集合住宅において停電が起こると、復旧時に多数のスマートメータが同じまたはほぼ同じタイミングで再起動して、多数のスマートメータによる登録処理が同時期に集中して行われるため、スマートメータ間で信号の干渉が生じるという問題がある。
そして、このように信号の干渉が生じた場合、登録処理のための信号の再送信が各スマートメータにおいて行われるため、多数のスマートメータの全てが登録処理を完了するまでには長い時間を要する。
これに対して、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201では、スマートメータ101は、コンセントレータ102に対する登録処理において、電力線161を介してPAN−ID送信要求をコンセントレータ102へ送信する。また、複数のスマートメータ101のうち少なくとも一部のスマートメータ101間で、登録処理を行うタイミングが互いに異なるように設定される。
このような構成により、多数のスマートメータ101が設けられている場合であっても、スマートメータ101による登録処理が一斉に行われることを防ぐことができるため、複数のスマートメータ101から送信されるPAN−ID送信要求が互いに干渉することを防ぎ、複数のスマートメータ101の登録処理をより短い時間で行うことができる。
また、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201では、複数のスマートメータ101のうち少なくとも一部のスマートメータ101間で、スマートメータ101の起動タイミングまたは再起動タイミングから登録処理を行うまでの時間が互いに異なるように設定される。
このような構成により、たとえば停電後の復旧時など、多数のスマートメータ101が同じタイミングで再起動した場合であっても、スマートメータ101による登録処理が一斉に行われることを防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201では、登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数のスマートメータ101のうち、コンセントレータ102との距離が短いスマートメータ101ほど、登録処理を行うタイミングが早くなるように設定される。
ここで、スマートメータ101は、たとえば、コンセントレータ102から遠い場合、コンセントレータ102に近い他のスマートメータ101を中継装置として利用してコンセントレータ102との通信を行う。すなわち、上記のような構成により、コンセントレータ102から遠いスマートメータ101が登録処理を行う際、コンセントレータ102に近い他のスマートメータ101の登録処理が既に行われており、当該他のスマートメータ101を中継装置として利用することができるため、効率良く登録処理を行うことができる。
また、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201では、登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数のスマートメータ101のうち、自己とコンセントレータ102との通信を中継する他のスマートメータ101の数が少ないスマートメータ101ほど、登録処理を行うタイミングが早くなるように設定される。
ここで、スマートメータ101は、コンセントレータ102から遠い場合、コンセントレータ102に近い他のスマートメータ101を中継装置として利用してコンセントレータ102との通信を行う。すなわち、上記のような構成により、中継装置の数が多いスマートメータ101が登録処理を行う際、中継装置の数が少ない他のスマートメータ101の登録処理が既に行われており、当該他のスマートメータ101を中継装置として利用することができるため、効率良く登録処理を行うことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態2>
上述した本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201では、複数のスマートメータ101のうち少なくとも一部のスマートメータ101間で登録処理を行うタイミングが互いに異なるように設定する。
本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システム201では、さらに、登録処理が失敗した場合におけるPAN−ID送信要求のリトライの間隔を徐々に長くする。以下で説明する内容以外は、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201と同様である。
[コンセントレータの構成]
図6は、本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システムにおけるコンセントレータの構成を示す図である。
図6を参照して、本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システム201のコンセントレータ102は、通信部141と、電力情報記憶部142と、登録部143と、パケット送信制御部144とを含む。
通信部141は、スマートメータ101から電力線161を介して電力情報を受信し、受信した電力情報を電力情報記憶部142へ出力する。また、通信部141は、電力情報記憶部142に保持された電力情報を読み出し、読み出した電力情報をヘッドエンド103へ送信する。
登録部143は、スマートメータ101による登録処理において、スマートメータ101から送信される接続要求に含まれる識別情報を登録する。
パケット送信制御部144は、自装置が起動または再起動すると、特殊パケットを通信部141から送信させる。たとえば、パケット送信制御部144は、自装置が起動または再起動すると、自装置の起動を通知するための特殊パケットの送信命令を通信部141へ出力し、通信部141は、特殊パケットの送信命令を受けると、特殊パケットをブロードキャストする。
[PAN−ID送信要求のリトライ]
本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システム201のスマートメータ101は、第1通信部111の動作を除いては、図2に示す本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201のスマートメータ101と同様である。
本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システム201におけるスマートメータ101の第1通信部111は、登録処理が失敗した場合、PAN−ID送信要求のリトライすなわち再送を行う。具体的には、スマートメータ101は、コンセントレータ102経由でヘッドエンド103との間での認証情報を送受信が完了するまで、PAN−IDの送信要求のリトライを繰り返す。
このとき、第1通信部111は、PAN−ID送信要求のリトライの回数が増加するほど、リトライを行うまでの待機時間を長くする。
図7は、本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その1)である。
図7を参照して、スマートメータ101の第1通信部111は、たとえば時刻t21にPAN−ID送信要求を送信した後、登録処理が成功せず、時刻t22、時刻t23、時刻t24、および、時刻t25にPAN−ID送信要求のリトライを行う場合、以下の関係が成り立つようにPAN−ID送信要求のリトライを行う。
(時刻t21から時刻t22までの時間)<(時刻t22から時刻t23までの時間)<(時刻t23から時刻t24までの時間)<(時刻t24から時刻t25までの時間)
[リトライを行うまでの待機時間の切り替え]
また、第1通信部111は、たとえば、コンセントレータ102から送信された特殊パケットを受信した場合、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間の調整方向を切り替える。
図8は、本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その2)である。
図8を参照して、スマートメータ101の第1通信部111は、たとえば、時刻t31にPAN−ID送信要求を送信した後、登録処理が成功しない場合、時刻t32にPAN−ID送信要求のリトライを行う。さらに、時刻t32に行われたリトライによっても再び登録処理が成功しない場合、第1通信部111は、時刻t33にPAN−ID送信要求のリトライを行う。
ここで、時刻t33にリトライが行われた後、コンセントレータ102が再起動すると、第1通信部111は、コンセントレータ102から送信された特殊パケットを、時刻t33以降に受信する。そして、第1通信部111は、特殊パケットを受信すると、PAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を短い時間に切り替える。
すなわち、時刻t33に行われたリトライによっても再び登録処理が成功しない場合、第1通信部111は、時刻t34にPAN−ID送信要求のリトライを行うが、このとき、時刻t33から時刻t34までの時間は、時刻t32から時刻t33までの時間よりも短い。
このように、第1通信部111は、特殊パケットを受信した場合にPAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間の調整方向を切り替える。これにより、PAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間は、以下の関係が成り立つ。
(時刻t31から時刻t32までの時間)<(時刻t32から時刻t33までの時間)、
かつ、
(時刻t32から時刻t33までの時間)>(時刻t33から時刻t34までの時間)
なお、第1通信部111は、特殊パケットを受信した場合だけでなく、PAN−ID送信要求に対して受信したPAN−IDに基づいて、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間の調整方向を切り替えても良い。
具体的には、第1通信部111は、PAN−ID送信要求に対して送信されたPAN−IDを受信し、第1リスト保持部116に保持されているPAN−IDを参照して、受信したPAN−IDの照合を行う。
上述のとおり、第1リスト保持部116は、たとえば、コンセントレータ102のPAN-ID、および、過去に第1通信部111により受信された他の装置のPAN−IDを保持する。
そして、第1通信部111は、受信したPAN−IDが、コンセントレータ102のPAN−IDと一致する場合、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を短い時間に切り替える。
また、第1通信部111は、受信したPAN−IDが、第1リスト保持部116に保持されていない場合も同様に、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を短い時間に切り替える。
一方、第1通信部111は、受信したPAN−IDが、過去に第1通信部111により受信された他の装置、たとえば他の階に設けられたHGW104のPAN−IDと一致する場合、リトライまでの待機時間の調整方向の切り替えは行わず、図7に示す場合と同様に、PAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を徐々に長くする。
上記のように、本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システム201では、コンセントレータ102は、複数のスマートメータ101から電力情報を受信してヘッドエンド103へ送信する。また、スマートメータ101は、登録処理が失敗した場合、PAN−ID送信要求のリトライを行い、PAN−ID送信要求のリトライの回数が増加するほど、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を長くする。
ここで、複数のスマートメータ101は互いに電力線161を介して接続されているため、いずれかのスマートメータ101がPAN−ID送信要求を高い頻度で送信すると、他のスマートメータ101から送信されるPAN−ID送信要求との間で信号の干渉が生じる可能性が高くなる。
これに対して、上記のように、登録処理の失敗が繰り返される場合にPAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を長くする構成により、PAN−ID送信要求が高い頻度で送信され続けることを防ぎ、他のスマートメータ101から送信されるPAN−ID送信要求との間で信号の干渉が生じる可能性を低く抑えることができる。
また、本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システム201では、コンセントレータ102は、起動または再起動すると特殊パケットを送信する。また、スマートメータ101は、特殊パケットを受信すると、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を短くする。
このように、登録処理を成功させることのできる可能性が低い場合、PAN−ID送信要求のリトライが行われる頻度を徐々に低くし、一方、登録処理を成功させることのできる可能性が高い場合、PAN−ID送信要求のリトライが行われる頻度を高くする構成により、PAN−ID送信要求を効率良く送信することができる。
<実施の形態3>
上述した本発明の実施の形態2に係る電力情報収集システム201では、スマートメータ101の親機であるコンセントレータ102に対する登録処理が失敗した場合におけるPAN−ID送信要求のリトライの間隔を徐々に長く設定する。
本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システム201では、コンセントレータ102だけでなくHGW104もまたスマートメータ101の親機であり、HGW104に対する登録処理が失敗した場合においても、PAN−ID送信要求のリトライの間隔を徐々に長く設定する。例えばHGW104の電源がオフされている場合、登録処理は失敗してしまう。登録処理が成功しないこのような状況においても、リトライの間隔を徐々に長くすることで、無用な登録要求が電力線161に出力される頻度を少なくすることができる。
[スマートメータの構成]
図9は、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムにおけるスマートメータの構成を示す図である。
図9を参照して、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システム201のスマートメータ101は、第2通信部112の動作が異なる点、および、第2リスト保持部118を含む点を除いては、図3に示す本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201のスマートメータ101と同様である。以下、本発明の実施の形態1に係る電力情報収集システム201のスマートメータ101と異なる点について説明する。
本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システム201におけるスマートメータ101の第2通信部112は、第1通信部111によるコンセントレータ102に対する登録処理と同様に、HGW(親装置)104との通信接続を確立するため、HGW104に対する登録処理を行う。すなわち、第2通信部112は、HGW104に対する登録処理において、登録要求として、PAN−ID送信要求をブロードキャストする。
そして、第2通信部112は、PAN−ID送信要求に対するPAN−IDを受信し、受信したPAN−IDが例えば予め保持されたHGW104のPAN−IDと一致する場合に、当該PAN−IDを用いてHGW104へ接続要求を送信する。
そして、第2通信部112は、HGW104から接続要求に対する接続許可を示すACKを受信すると、このACKに含まれるIPアドレスを用いて、HGW104との通信接続を確立する。
第2リスト保持部118は、第2通信部112経由で受信した複数のPAN−IDを保持する。具体的には、第2リスト保持部118は、過去に第2通信部112が通信接続を確立した装置すなわち同じ階に設けられた(同じ需要家の)HGW104のPAN−IDと、過去に第1通信部111が通信接続を確立することができなかった装置すなわち同じ階に設けられたHGW104以外の装置のPAN−IDとに分けて保持する。
[HGWの構成]
図10は、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムにおけるHGWの構成を示す図である。
図10を参照して、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システム201のHGWは、通信部171と、電力情報記憶部172と、登録部173と、パケット送信制御部174とを含む。
通信部171は、スマートメータ101から電力線161を介して電力情報を受信し、受信した電力情報を電力情報記憶部172へ出力する。また、通信部171は、電力情報記憶部172に保持された電力情報を読み出し、読み出した電力情報を例えば宅内の表示機器へ送信する。
登録部173は、スマートメータ101による登録処理において、スマートメータ101から送信される接続要求に含まれる識別情報を登録する。
パケット送信制御部174は、自装置が起動または再起動すると、特殊パケットを通信部171から送信させる。たとえば、パケット送信制御部174は、自装置が起動または再起動すると、特殊パケットの送信命令を通信部171へ出力し、通信部171は、特殊パケットの送信命令を受けると、特殊パケットをブロードキャストする。
[PAN−ID送信要求のリトライ]
スマートメータ101の第2通信部112は、HGW104に対する登録処理が失敗した場合、PAN−ID送信要求のリトライすなわち再送を行う。具体的には、スマートメータ101は、HGW104との間での認証情報を送受信が完了するまで、PAN−IDの送信要求のリトライを繰り返す。
このとき、第2通信部112は、PAN−ID送信要求のリトライの回数が増加するほど、リトライを行うまでの待機時間を長くする。
図11は、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その1)である。
図11を参照して、スマートメータ101の第2通信部112は、たとえば時刻t41にPAN−ID送信要求を送信した後、登録処理が成功せず、時刻t42、時刻t43、時刻t44、および、時刻t45にPAN−ID送信要求のリトライを行う場合、以下の関係が成り立つようにPAN−ID送信要求のリトライを行う。
(時刻t41から時刻t42までの時間)<(時刻t42から時刻t43までの時間)<(時刻t43から時刻t44までの時間)<(時刻t44から時刻t45までの時間)
[リトライを行うまでの待機時間の切り替え]
また、第2通信部112は、たとえば、HGW104から送信された特殊パケットを受信した場合、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間の調整方向を切り替える。
図12は、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムのスマートメータによるPAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を説明する図(その2)である。
図12を参照して、スマートメータ101の第2通信部112は、たとえば、時刻t51にPAN−ID送信要求を送信した後、登録処理が成功しない場合、時刻t52にPAN−ID送信要求のリトライを行う。さらに、時刻t52に行われたリトライによっても再び登録処理が成功しない場合、第2通信部112は、時刻t53にPAN−ID送信要求のリトライを行う。
ここで、時刻t53にリトライが行われた後、HGW104が再起動すると、第2通信部112は、HGW104から送信された特殊パケットを、時刻t53以降に受信する。そして、第2通信部112は、特殊パケットを受信すると、PAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を短い時間に切り替える。
すなわち、時刻t53に行われたリトライによっても再び登録処理が成功しない場合、第2通信部112は、時刻t54にPAN−ID送信要求のリトライを行うが、このとき、時刻t53から時刻t54までの時間は、時刻t52から時刻t53までの時間よりも短い。
このように、第2通信部112は、特殊パケットを受信した場合にPAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間の調整方向を切り替える。これにより、PAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間は、以下の関係が成り立つ。
(時刻t51から時刻t52までの時間)<(時刻t52から時刻t53までの時間)、
かつ、
(時刻t52から時刻t53までの時間)>(時刻t53から時刻t34までの時間)
なお、第2通信部112は、特殊パケットを受信した場合だけでなく、PAN−ID送信要求に対して受信したPAN−IDに基づいて、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間の調整方向を切り替えても良い。
具体的には、第2通信部112は、PAN−ID送信要求に対して送信されたPAN−IDを受信し、第2リスト保持部118に保持されているPAN−IDを参照して、受信したPAN−IDの照合を行う。
上述のとおり、第2リスト保持部118は、たとえば、同じ階に設けられたHGW104のPAN-ID、および、過去に第2通信部112により受信された他の装置のPAN−IDを保持する。
そして、第2通信部112は、受信したPAN−IDが、同じ階に設けられたHGW104のPAN−IDと一致する場合、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を短い時間に切り替える。
また、第2通信部112は、受信したPAN−IDが、第2リスト保持部118に保持されていない場合も同様に、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を短い時間に切り替える。
一方、第2通信部112は、受信したPAN−IDが、過去に第2通信部112により受信された他の装置、たとえば他の階に設けられたHGW104のPAN−IDと一致する場合、リトライまでの待機時間の調整方向の切り替えは行わず、図7に示す場合と同様に、PAN−ID送信要求のリトライまでの待機時間を徐々に長くする。
[動作]
次に、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システム201において、スマートメータ101によるHGW104に対する登録処理の動作について図面を用いて説明する。
電力情報収集システム201におけるスマートメータ101およびHGW104の各々は、以下のシーケンスの各ステップを含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。
図13は、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システムにおけるスマートメータによるHGWに対する登録処理のシーケンスを示す図である。
図13を参照して、まず、スマートメータ101は、起動または再起動すると、電力線161を利用してPAN−ID送信要求をブロードキャストする。そして、スマートメータ101は、HGW104に対する登録処理が成功するまでPAN−ID送信要求のリトライを繰り返す。このとき、スマートメータ101は、リトライの回数が増加するほどリトライまでの待機時間を徐々に長くする(ステップS51)。
次に、HGW104は、たとえば電源がONされることによって起動または再起動すると(ステップS52)、電力線161を利用して特殊パケットをブロードキャストする(ステップS53)。
次に、スマートメータ101は、HGW104から送信された特殊パケットを受信し、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を短い時間に切り替える(ステップS54)。
そして、スマートメータ101は、短い待機時間でPAN−ID送信要求のリトライを行う(ステップS55)。
次に、HGW104は、スマートメータ101から送信されたPAN−ID送信要求を受信し、自己のPAN−IDを送信する(ステップS56)。
次に、スマートメータ101は、HGW104から送信されたPAN−IDを受信し、このPAN−IDの照合を行う。すなわち、スマートメータ101の第2通信部112は、受信したPAN−IDが、過去に自己と通信接続を確立した装置のPAN−IDとして第2リスト保持部118に保持されているか否かを確認する(ステップS57)。
そして、スマートメータ101は、受信したPAN−IDが、過去に自己と通信接続を確立した装置、すなわち同じ階に設けられたHGW104のPAN−IDとして第2リスト保持部118に保持されている場合、当該PAN-IDを用いて、自己の識別情報たとえばMACアドレスを示す接続要求をHGW104へ送信する(ステップS58)。
次に、HGW104は、スマートメータ101から接続要求を受信して、当該接続要求の示す識別情報を登録し、接続許可を示すACKをスマートメータ101へ送信する(ステップS59)。
次に、スマートメータ101は、HGW104からACKを受信して、たとえばACKに含まれているHGW104のIPアドレスを取得する(ステップS60)。
次に、スマートメータ101は、取得したIPアドレスを用いて、HGW104との間で認証情報を送受信することにより、HGW104との認証暗号化処理を行なう(ステップS61)。そして、HGW104は、スマートメータ101との認証暗号化処理が完了した後、電力情報を、定期的または不定期に、スマートメータ101へ送信する。
上記のように、本発明の実施の形態3に係る電力情報収集システム201では、スマートメータ101は、HGW104などの需要家ネットワークの通信装置とも電力線161を介して接続される。また、コンセントレータ102に加えて、HGW104などの需要家ネットワークの通信装置もスマートメータ101の親装置とする。
ここで、上記のように、親装置にHGW104が含まれ、スマートメータ101が親装置であるHGW104に対して登録処理を行う場合、スマートメータ101がコンセントレータ102に対する登録処理を行う場合と同様に、いずれかのスマートメータ101がPAN−ID送信要求を高い頻度で送信すると、他のスマートメータ101から送信されるPAN−ID送信要求との間で信号の干渉が生じる可能性が高くなる。
これに対して、上記のように、スマートメータ101は、HGW104に対する登録処理においても、登録処理の失敗が繰り返される場合、PAN−ID送信要求のリトライを行うまでの待機時間を長くする。
これにより、PAN−ID送信要求が高い頻度で送信され続けることを防ぎ、他のスマートメータ101から送信されるPAN−ID送信要求との間で信号の干渉が生じる可能性を低く抑えることができる。すなわち、HGW104などの電力需要家のネットワークの通信装置がさらに電力線161を介してスマートメータ101に接続されている場合も、スマートメータ101は、効率良く登録処理を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、スマートメータ群121ごとに登録処理のタイミングを異ならせていたが、設定情報は、他の電力情報取得装置101との間で前記登録処理のタイミングを異ならせる情報であればよい。たとえば、スマートメータ101ごとに登録処理のタイミングを異ならせてもよい。また距離情報または中継数に限らず、たとえば各スマートメータ101の識別情報から定めたランダム値等によって各スマートメータ101の登録処理のタイミングを異ならせるようにしてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
101,101A,101B,101C,101D スマートメータ(電力情報取得装置)
102 コンセントレータ(親装置)
103 ヘッドエンド
104 HGW(親装置、宅内ネットワーク装置)
111 第1通信部
112 第2通信部
113 電力情報記憶部
114 タイミング情報記憶部
115 タイミング情報読出部
116 第1リスト保持部
117 電力計測部
118 第2リスト保持部
121,121A,121B,121C,121D スマートメータ群
141 通信部
142 電力情報記憶部
143 登録部
144 パケット送信制御部
151 集合住宅
161 電力線
171 通信部
172 電力情報記憶部
173 登録部
174 パケット送信制御部
201 電力情報収集システム

Claims (7)

  1. 複数の電力情報取得装置と、
    前記電力情報取得装置と電力線を介して接続され、前記電力情報取得装置から電力情報を受信する親装置とを備える電力情報収集システムであって、
    前記電力情報取得装置は、前記親装置に対する登録処理において、前記電力線を介して登録要求を前記親装置へ送信し、
    複数の前記電力情報取得装置のうち少なくとも一部の前記電力情報取得装置間で、前記登録処理を行うタイミングが互いに異なるように設定され、
    複数の前記電力情報取得装置のうち少なくとも一部の前記電力情報取得装置間で、前記電力情報取得装置の起動タイミングまたは再起動タイミングから前記登録処理を行うまでの時間が互いに異なるように設定され、
    前記登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数の前記電力情報取得装置のうち、前記親装置との距離が短い前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定されるか、または、自己と前記親装置との通信を中継する他の前記電力情報取得装置の数が少ない前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定される、電力情報収集システム。
  2. 前記親装置には、複数の前記電力情報取得装置と電力線を介して接続される集約装置と、前記電力情報取得装置と電力線を介して接続される需要家ネットワークの通信装置とが含まれる、請求項に記載の電力情報収集システム。
  3. 前記電力情報取得装置は、前記登録処理が失敗した場合、前記登録要求のリトライを行い、前記登録要求のリトライの回数が増加するほど、前記登録要求のリトライを行うまでの待機時間を長くする、請求項1または請求項2に記載の電力情報収集システム。
  4. 前記親装置は、起動または再起動すると特殊パケットを送信し、
    前記電力情報取得装置は、前記特殊パケットを受信すると、前記登録要求のリトライを行うまでの待機時間を短くする、請求項に記載の電力情報収集システム。
  5. 電力情報の送信先である親装置に対する登録処理において、電力線を介して登録要求を前記親装置へ送信する通信部と、
    他の電力情報取得装置との間で前記登録処理のタイミングを異ならせるための設定情報を読み出すタイミング情報読出部とを備え、
    前記通信部は、前記タイミング情報読出部が読み出した前記設定情報に基づくタイミングで前記登録処理を行い、
    前記設定情報には、複数の前記電力情報取得装置のうち少なくとも一部の前記電力情報取得装置間で、前記電力情報取得装置の起動タイミングまたは再起動タイミングから前記登録処理を行うまでの時間が互いに異なるように設定された情報が含まれ、
    前記設定情報には、前記登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数の前記電力情報取得装置のうち、前記親装置との距離が短い前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定されるか、または、自己と前記親装置との通信を中継する他の前記電力情報取得装置の数が少ない前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定された情報が含まれる、電力情報取得装置。
  6. 電力情報の送信先である親装置に対する登録処理において、電力線を介して登録要求を前記親装置へ送信する電力情報取得装置、に用いられる登録情報送信プログラムであって、
    コンピュータに、
    他の電力情報取得装置との間で前記登録処理のタイミングを異ならせるための設定情報を読み出すステップと、
    読み出した設定情報に基づくタイミングで前記登録処理を行うステップとを実行させるためのプログラムであり、
    前記設定情報には、複数の前記電力情報取得装置のうち少なくとも一部の前記電力情報取得装置間で、前記電力情報取得装置の起動タイミングまたは再起動タイミングから前記登録処理を行うまでの時間が互いに異なるように設定された情報が含まれ、
    前記設定情報には、前記登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数の前記電力情報取得装置のうち、前記親装置との距離が短い前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定されるか、または、自己と前記親装置との通信を中継する他の前記電力情報取得装置の数が少ない前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定された情報が含まれる、登録情報送信プログラム。
  7. 電力情報取得装置と電力線を介して接続され、前記電力情報取得装置から電力情報を受信する、前記電力情報取得装置の親装置であって、
    前記電力情報取得装置は、前記親装置に対する登録処理において、前記電力線を介して登録要求を前記親装置へ送信し、設定情報に基づくタイミングで前記登録処理を行い、
    前記親装置は、前記設定情報を作成し、
    前記設定情報には、複数の前記電力情報取得装置のうち少なくとも一部の前記電力情報取得装置間で、前記電力情報取得装置の起動タイミングまたは再起動タイミングから前記登録処理を行うまでの時間が互いに異なるように設定された情報が含まれ、
    前記設定情報には、前記登録処理を行うタイミングが互いに異なる複数の前記電力情報取得装置のうち、前記親装置との距離が短い前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定されるか、または、自己と前記親装置との通信を中継する他の前記電力情報取得装置の数が少ない前記電力情報取得装置ほど、前記登録処理を行うタイミングが早くなるように設定された情報が含まれる、親装置。

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