JP6063736B2 - ブレーキディスクの製造方法 - Google Patents

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本発明は、円板状に形成されるとともに、外周縁部の周方向に亘って凹凸形状が連続的に形成されたブレーキディスクの製造方法に関するものである。
乗用車や二輪車等の車両に配設されて当該車両を制動可能なブレーキ装置として、ブレーキディスクとブレーキパッドとを具備したディスクブレーキ装置が普及するに至っている。かかるディスクブレーキ装置は、車両の車輪にブレーキディスクを取り付けて一体に回転可能とするとともに、そのブレーキディスクにブレーキパッドを押圧させることで、制動力を得るよう構成されている。
従来のブレーキディスクは、例えば特許文献1にて開示されているように、外周縁部の周方向に亘って切断加工されることにより、当該外周縁部の全周縁部に亘って凹凸形状が連続的に形成された円板状部材から成るものが提案されている。このように、ブレーキディスクの外周縁部に凹凸形状を連続的に形成することによって、制動時に生じる摩擦熱を効率的に発散させることができるとともに、軽量化及び意匠性の向上を図ることができる。
さらに、上記従来のブレーキディスクにおいては、切断加工にて外周縁部に凹凸形状が形成された後、当該凹凸形状の切断面における角部に金型を押圧して塑性変形させることで、面取り面を形成して成るものとされている。このように、凹凸形状の角部に金型を押圧して面取り面を形成することにより、角部(鋭角なエッジ部)をなくし、ブレーキディスクを取り扱う際の安全性を向上させることができる。
また、上記とは異なる他の製造方法で得られた従来のブレーキディスクとして、例えば特許文献2にて開示されたものが挙げられる。かかるブレーキディスクは、ワークの厚み方向のうち一方から凹凸形状に倣って半抜き加工した後、当該厚み方向のうち他方から抜き加工して凹凸形状に倣って切断することで、外周縁部に凹凸形状が形成されたものとされている。このように、半抜き加工と抜き加工とをワークの厚み方向の一方及び他方から行うことで、凹凸形状を成す切断面に角部が形成されるのを抑制し、ブレーキディスクを取り扱う際の安全性を向上させることができる。
特開2008−232441号公報 特開2011−256949号公報
しかしながら、上記従来のブレーキディスクにおいては、以下の如き問題があった。
特許文献1及び特許文献2で開示された従来技術は、凹凸形状を成す切断面(凹凸形状を形成するための切断加工により得られる切削面)の縁に角部(鋭角なエッジ部)が形成されてしまうのを抑制し得ると思われるものの、その両縁の形状を所望の滑らかなR形状とするのが困難であった。
すなわち、特許文献1で開示された従来技術においては、凹凸形状を成す切断面の一方の縁に面取り面が形成されるため、当該縁を所望の滑らかなR形状とするには別個の切削工程等が必要とされてしまうのである。また、特許文献2で開示された従来技術においては、半抜き加工により一方の縁部にR形状から成るダレ部が形成されるものの、その後の抜き加工時に当該R形状を保持するのが困難となっており、凹凸形状を成す切断面の両縁に所望のR形状を形成するのが困難となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、凹凸形状を成す切断面の両縁を所望のR形状とすることができ、取り扱い時の安全性をより向上することができるとともに、意匠性をより向上させることができるブレーキディスクの製造方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、円板状に形成されるとともに、外周縁部の周方向に亘って凹形状と凸形状とが連続して形成された凹凸形状を有するブレーキディスクの製造方法において、前記凹形状に倣ってワークの厚み方向である上下方向から押圧し、当該凹形状に倣った薄肉部を形成する押圧工程と、該押圧工程で得られた薄肉部を切断して前記凹形状を形成し、ワークの外周縁部に前記凹凸形状を形成する切断工程とを有し、前記押圧工程にて形成された前記薄肉部と他の部位との境界部には、厚み方向に対してR形状とされつつ前記凹形状の輪郭に沿った段部が形成されるとともに、当該段部の高さ寸法が表裏面で略同一とされたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のブレーキディスクの製造方法において、前記押圧工程及び切断工程を経ることにより、外周縁部に前記凹凸形状が形成された第1製品を得る第1製造工程と、前記切断工程を経ず、前記押圧工程を経ることにより、外周縁部に前記薄肉部が形成された第2製品を得る第2製造工程とを任意選択的に行うことが可能とされたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のブレーキディスクの製造方法において、前記切断工程は、前記薄肉部の基端側を所定寸法残しつつ当該薄肉部を前記凹形状に沿って切断することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、凹形状に倣ってワークの厚み方向である上下方向から押圧し、当該凹形状に倣った薄肉部を形成する押圧工程と、該押圧工程で得られた薄肉部を切断して凹形状を形成し、ワークの外周縁部に凹凸形状を形成する切断工程とを有したので、凹形状を成す切断面の両縁を所望のR形状とすることができる。したがって、凹形状を成す切断面の両縁に角部が生じてしまうのをより確実に防止することができ、取り扱い時の安全性をより向上することができるとともに、意匠性をより向上させることができる。
さらに、押圧工程にて形成された薄肉部と他の部位との境界部には、厚み方向に対してR形状とされつつ凹形状の輪郭に沿った段部が形成されるとともに、当該段部の高さ寸法が表裏面で略同一とされたので、より確実に、凹形状を成す切断面の両縁を所望のR形状とすることができる。
請求項2の発明によれば、押圧工程及び切断工程を経ることにより、外周縁部に前記凹凸形状が形成された第1製品を得る第1製造工程と、切断工程を経ず、押圧工程を経ることにより、外周縁部に薄肉部が形成された第2製品を得る第2製造工程とを任意選択的に行うことが可能とされたので、第1製品又は第2製品を必要に応じてスムーズ、かつ、容易に提供することができ、意匠が異なる2つの製品(すなわち、第1製品及び第2製品)を容易に製造することができる。
請求項の発明によれば、切断工程は、薄肉部の基端側を所定寸法残しつつ当該薄肉部を凹形状に沿って切断するので、凹形状を成す切断面の両縁に形成されたR形状の段部を切断してしまうのを回避することができるとともに、薄肉部を所定寸法を残して切断することで、当該所定寸法分だけ切断時の誤差を許容することができる。
本発明の実施形態に係るブレーキディスクの製造方法で得られたブレーキディスク(第1製品)を示す平面図 図1におけるII−II線断面図 図1におけるA部拡大図 図3におけるIV−IV線断面図 同ブレーキディスクの製造方法の押圧工程を経る前のワークを示す平面図 同ブレーキディスクの製造方法における押圧工程を示す模式図 同ブレーキディスクの製造方法の押圧工程を経た後のワークを示す平面図 同ブレーキディスクの製造方法の押圧工程を経た後のワーク(第2製品)を示す平面図 図7におけるIX−IX線断面図 同ブレーキディスクの製造方法における切断工程(切断過程)を示す模式図 同ブレーキディスクの製造方法における切断工程(切断後)を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るブレーキディスクの製造方法は、自動車や二輪車等の車両の車輪に取り付けられて当該車輪と一体的に回転可能とされ、ブレーキパッドが押圧されることにより制動力を得るための円板状のブレーキディスクを製造するためのものである。本製造方法により得られるブレーキディスクは、図1、2に示すように、フローティングピン4にて連結されたアウタプレート2及びインナプレート3とから主に構成されている。
インナプレート3は、例えばアルミニウム合金等から成る金属製板材をプレス加工して得られたもので、その所定位置には、取付孔3aが形成されている。この取付孔3aは、ボルト等の締結手段を挿通させ、ブレーキディスク1を自動車や二輪車等の車両における車輪(不図示)に固定させるものである。また、インナプレート3の外周縁部には、フローティングピン4によりアウタプレート2が連結されており、全体形状として円板状のブレーキディスク1を構成している。
アウタプレート2は、例えばステンレス等の金属製板材をプレス加工して得られたもので、所定位置には、多数の貫通孔2cが形成されている。これら貫通孔2cは、例えばパンチング加工等により形成されたもので、表面積の増大による放熱性の向上、ブレーキディスク1の軽量化等を図り得るものとされている。かかるアウタプレート2は、図示しないブレーキパッドが押圧される表面2a及び裏面2bを有した略円環状部材から成り、これら表面2a及び裏面2bには、例えば高周波焼き入れ等、耐摩耗性向上のための表面処理が施されている。
さらに、アウタプレート2の外周縁部には、その周方向全域に亘って凹形状aと凸形状bとが連続して形成された凹凸形状を有している。すなわち、アウタプレート2の外周縁部全域において、略等間隔離間した位置に複数の切欠きを切断加工(抜き加工)等にて形成し、その切欠きを凹形状aとしつつそれと隣接する部位(アウタプレート2の切断加工しない外周縁部)を凸形状bとした凹凸形状が形成されているのである。
より具体的に説明すると、本実施形態に係るブレーキディスク1の外周縁部に形成された凹形状aには、図3、4に示すように、径方向に寸法tだけ延びつつ平面視で凹形状aに倣った形状の薄肉部2dが形成されている。さらに、薄肉部2dと他の部位(すなわち、アウタプレート2の薄肉部2d以外の部位)との境界部には、図4に示すように、アウタプレート2の厚み方向に対してR形状とされつつ凹形状aの輪郭に沿った段部α、βが形成されるとともに、当該段部α、βの高さ寸法h1、h2がアウタプレート2の表裏面で略同一(すなわち、実質的にh1=h2)とされている。
すなわち、段部α、βは、後述する押圧工程にて薄肉部2dを形成する際に生じた所謂ダレにて得られる形状であり、図4に示すように、アウタプレート2の厚み方向に対して所定の曲率を有したR形状(断面弧状)とされており、段部αがアウタプレート2の表面2aと薄肉部2dの表面との間に寸法h1の段差を有してR状に形成されるともに、段部βがアウタプレート2の裏面2bと薄肉部2dの裏面との間に寸法h2の段差を有してR状に形成されているのである。
次に、上記の如きブレーキディスク1の製造方法について説明する。
先ず、図5に示すように、多数の貫通孔2cが形成された円環状のワーク(素材)を用意し、これを押圧工程における押圧装置の所定位置に載置する。かかる押圧工程は、凹形状a(図5の2点鎖線参照)に倣ってワークの厚み方向である上下方向から押圧し、当該凹形状aに倣った薄肉部2d(図9参照)を形成する工程であり、図6に示すように、ストリッパS1、S2及びパンチP1、P2を有した押圧装置が用いられる。
すなわち、押圧工程における押圧装置は、図6(a)に示すように、ストリッパS1、S2にてワークの表裏面を挟持するとともに、同図(b)に示すように、パンチP1、P2にて上下方向から挟み込むようにして押圧することにより、図7、9に示すように、ワークの外周縁部における凹形状aと略同一の形状(厳密には、押圧により形成された段部α、βの輪郭形状が凹形状aと略同一の形状)の薄肉部2dを形成し得るものとされている。
ここで、押圧工程において、パンチP1、P2にて上下方向から挟み込むようにして押圧することで薄肉部2dを形成する際、当該薄肉部2dと他の部位との境界部にダレが生じ、そのダレが所定の曲率を有するR形状の段部α、βを成すようになっている。また、本実施形態においては、パンチP1とパンチP2との押圧時の変位が略同一寸法となるよう設定されており、ワークの表裏面それぞれに生じる段部α、βの高さ寸法h1、h2(図4参照)及び形状(主に、R形状の曲率)が略同一となるよう構成されている。
その後、押圧工程で得られたワークを切断工程における切断装置の所定位置に載置する。かかる切断工程は、押圧工程で得られた薄肉部2dを切断(トリミング加工)して凹形状aを形成し、ワークの外周縁部に凹凸形状を形成する工程であり、図10に示すように、ダイスD1、D2及びパンチP3を有した切断装置が用いられる。すなわち、切断工程における切断装置は、同図に示すように、ダイスD1、D2にてワークの表裏面を挟持するとともに、図11に示すように、パンチP3にて薄肉部2dを切断することにより、図1で示す如きアウタプレート2を形成し得るものとされている。
しかるに、本実施形態に係る切断工程は、薄肉部2dの基端側を所定寸法tだけ残しつつ当該薄肉部2dを凹形状aに沿って切断するものとされており、当該切断工程を経て得られた凹形状aには、図4に示すように、径方向に寸法tだけ延びつつ平面視で凹形状aに倣った形状の薄肉部2dが形成されている。このように、本実施形態に係る切断工程によれば、薄肉部2dの基端側を所定寸法tだけ残しつつ当該薄肉部2dを凹形状aに沿って切断するので、凹形状aを成す切断面の両縁に形成されたR形状の段部α、βを切断してしまうのを回避することができるとともに、薄肉部2dを所定寸法tを残して切断することで、当該所定寸法分だけ切断時の誤差を許容することができる。
しかして、上記の如く押圧工程及び切断工程を経ることにより、外周縁部に凹形状a及び凸形状bから成る凹凸形状が形成されたアウタプレート2を得ることができる。そして、かかるアウタプレート2に対し、フローティングピン4を介して別個に製造されたインナプレート3を連結させることで、外周縁部に凹形状a及び凸形状bから成る凹凸形状が形成されたブレーキディスク1を得ることができる。
本実施形態に係るブレーキディスク1の製造方法によれば、凹形状aに倣ってワークの厚み方向である上下方向から押圧し、当該凹形状aに倣った薄肉部2dを形成する押圧工程と、該押圧工程で得られた薄肉部2dを切断して凹形状aを形成し、ワークの外周縁部に凹凸形状を形成する切断工程とを有したので、凹形状aを成す切断面の両縁を所望のR形状とすることができる。したがって、凹形状aを成す切断面の両縁に角部(鋭角なエッジ部等)が生じてしまうのをより確実に防止することができ、取り扱い時の安全性をより向上することができるとともに、意匠性をより向上させることができる。
また、本実施形態によれば、押圧工程にて形成された薄肉部2dと他の部位との境界部には、厚み方向に対してR形状とされつつ凹形状aの輪郭に沿った段部α、βが形成されるとともに、当該段部α、βの高さ寸法h1、h2が表裏面で略同一とされたので、より確実に、凹形状aを成す切断面の両縁を所望のR形状とすることができる。なお、段部α、βにおけるR形状の曲率は、押圧工程における押圧寸法(すなわち、薄肉部2dの厚さ寸法)に応じて所望に設定することができ、任意のR形状とすることができる。
ここで、本実施形態においては、押圧工程及び切断工程を経ることにより、図1〜4で示すような、外周縁部に凹凸形状が形成された最終製品(これを、「第1製品」と称するものとする。)としてのブレーキディスク1を得る製造工程(これを、「第1製造工程」と称するものとする。)ものとされているが、これに加え、切断工程を経ず、押圧工程を経て、図7に示す如き中間材を得た後、その外周縁部を切削加工(具体的には、外径側に膨出した部位を含む外周縁部全周の切削加工)することにより、図8で示すような、外周縁部に薄肉部2dが形成された最終製品(これを、「第2製品」と称するものとする。)としてのブレーキディスクを得る製造工程(これを、「第2製造工程」と称するものとする。)を有するものとされている。
すなわち、本実施形態においては、押圧工程及び切断工程を経ることにより、外周縁部に凹凸形状が形成された第1製品を得る第1製造工程と、切断工程を経ず、押圧工程(但し、本実施形態においては、外周縁部の切削加工工程も必要)を経ることにより、外周縁部に薄肉部2dが形成された第2製品を得る第2製造工程とを任意選択的に行うことが可能とされているのである。これにより、第1製品又は第2製品を必要に応じてスムーズ、かつ、容易に提供することができ、意匠が異なる2つの製品(すなわち、第1製品及び第2製品)を容易に製造することができる。なお、第1製造工程において、切断工程で切断した部位を除く外周縁部全周を切削加工して第1製品とするのが好ましい。また、本実施形態に係る第2製品を得る過程において、外径側に膨出した部位を含む外周縁部全周を切削加工しているが、外径側に膨出した部位のみを切削加工するようにしてもよい。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば凹部aを平面視で他の形状のものとしてもよく、或いはアウタプレート2及びインナプレート3を連結させたものに代え、一材料から成るものとしてもよい。また、押圧工程及び切断工程にて用いられる押圧装置及び切断装置は、本実施形態と相違する形態のものであってもよい。さらに、本実施形態に係る切断工程は、薄肉部2dの基端側を所定寸法残しつつ薄肉部2dを凹形状aに沿って切断しているが、当該薄肉部2dの基端側をほとんど残さず凹形状aに沿って切断するものとしてもよい。
凹形状に倣ってワークの厚み方向である上下方向から押圧し、当該凹形状に倣った薄肉部を形成する押圧工程と、該押圧工程で得られた薄肉部を切断して凹形状を形成し、ワークの外周縁部に凹凸形状を形成する切断工程とを有し、押圧工程にて形成された薄肉部と他の部位との境界部には、厚み方向に対してR形状とされつつ凹形状の輪郭に沿った段部が形成されるとともに、当該段部の高さ寸法が表裏面で略同一とされたブレーキディスクの製造方法であれば、他の工程を付加したもの等であってもよい。
1 ブレーキディスク
2 アウタプレート
2d 薄肉部
3 インナプレート
4 フローティングピン
α、β 段部

Claims (3)

  1. 円板状に形成されるとともに、外周縁部の周方向に亘って凹形状と凸形状とが連続して形成された凹凸形状を有するブレーキディスクの製造方法において、
    前記凹形状に倣ってワークの厚み方向である上下方向から押圧し、当該凹形状に倣った薄肉部を形成する押圧工程と、
    該押圧工程で得られた薄肉部を切断して前記凹形状を形成し、ワークの外周縁部に前記凹凸形状を形成する切断工程と、
    を有し、前記押圧工程にて形成された前記薄肉部と他の部位との境界部には、厚み方向に対してR形状とされつつ前記凹形状の輪郭に沿った段部が形成されるとともに、当該段部の高さ寸法が表裏面で略同一とされたことを特徴とするブレーキディスクの製造方法。
  2. 前記押圧工程及び切断工程を経ることにより、外周縁部に前記凹凸形状が形成された第1製品を得る第1製造工程と、
    前記切断工程を経ず、前記押圧工程を経ることにより、外周縁部に前記薄肉部が形成された第2製品を得る第2製造工程と、
    を任意選択的に行うことが可能とされたことを特徴とする請求項1記載のブレーキディスクの製造方法。
  3. 前記切断工程は、前記薄肉部の基端側を所定寸法残しつつ当該薄肉部を前記凹形状に沿って切断することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブレーキディスクの製造方法。
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