JP6874526B2 - 円筒部の製造方法 - Google Patents

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Description

本願は、板状部に円筒部を一体成形するための製造方法に関する。
例えば、特許文献1等に記載されているように、金属板製の被加工品の多くは、量産性(生産性)に優れたプレス成形法により製造される。
特開2015−20205号公報
円筒部の外周直径及び円筒度(JIS B 0021参照)に関して、高い精度が必要とされる場合、当該円筒部には、通常、切削加工等の機械加工が施される。しかし、機械加工は、通常、プレス成形法に比べて量産性(生産性)の点で劣る。そこで、本願は、円筒部の外周直径及び円筒度に関して、高い精度が必要とされる場合にも対応可能な製造方法の一例を開示する。
板状部(2)に円筒部(3)を一体成形するための製造方法において、成形時の円筒部(3)の外周面に接触する内周面(24A)が設けられた第1金型(24)、成形時の円筒部(3)の突出方向先端に接触する第2金型(23)、並びに被加工材(1)を挟んで第2金型(23)と反対側に配設され、当該被加工材(1)を第2金型(23)側に押圧する第3金型(21)を備えた製造装置を利用し、かつ、第3金型(21)を第2金型(23)側に変位させながら被加工材(1)の一部を内周面(24A)に向けて塑性流動させて当該塑性流動した部位を当該内周面(24A)に圧接させる塑性加工工程を有する。
これにより、内周面(24A)に向けて塑性流動した金属組織は、当該内周面(24A)の形状が転写された円筒部(3)に成形される。したがって、当該円筒部(3)の外周直径及び円筒度は、第1金型(24)の寸法と一致する。延いては、円筒部(3)の外周直径及び円筒度を高い精度とすることが可能となる。
なお、以下の方法であってもよい。
塑性加工工程を第2塑性加工工程としたとき、第2塑性加工工程の実施前に実行される第1塑性加工工程であって、板状部(2)の一部を押圧して当該一部を塑性流動させることにより、第2金型(23)側に突出した突出部(1A)を成形する第1塑性加工工程を有し、第2塑性加工工程においては、突出部(1A)の一部を内周面(24A)側に塑性流動させることが望ましい。
これにより、突出部(1A)を構成する金属組織が塑性流動して円筒部(3)が成形されるので、第2塑性加工工程を確実に実施することができる。つまり、第1塑性加工工程を実施することにより、例えば、第2塑性加工工程にて塑性流動させるべき金属組織が不足する等の問題が発生すること未然に防止でき得る。
「第2金型(23)側に突出した」とは、「第2金型(23)が配設された側」を意味する。例えば、以下の「第1実施形態」等に示された例における「第2金型(23)側に突出した」とは、「下側」に相当する。
なお、第2塑性加工工程の終了後に、板状部(2)のうち円筒部(3)の径方向外側に歯形を成形する第3塑性加工を実施することが望ましい。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る被加工材の斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1塑性加工工程を示す図である。 本発明の実施形態に係る第2塑性加工工程を示す図である。 本発明の実施形態に係る打ち抜き加工工程を示す図である。 本発明の実施形態に係る第3塑性加工工程を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
1.概要
本実施形態は、図1に示す外歯プレート1の製造に本発明を適用したものである。外歯プレート1は、電動式リクライナーの構成部品である。電動式リクライナーは、乗物用シート等のシート(図示せず。)に適用され、当該シートのシートバック(図示せず。)をシートクッション(図示せず。)に対して揺動させるための機構である。
外歯プレート1(以下、被加工材1という。)は、板状部2、円筒部3及び歯部4を備える金属製の部材である。円筒部3は、板状部2の板厚方向に突出した円筒状の部位である。
歯部4は、板状部2のうち円筒部3の径方向外側に形成された外歯歯車を構成する部位である。そして、板状部2、円筒部3及び歯部4は、後述するように、塑性加工による金属製の一体成形品である。
2.被加工材の製造方法
図2〜図5は、本実施形態に係る製造方法を利用した製造装置の作動を工程順に示している。当該製造装置は、被加工材1に対して、以下の塑性加工を順次実行して、金属製の板材から外歯プレート1を成形する。以下、上記の塑性加工を工程順に、「第1塑性加工工程」、「第2塑性加工工程」、「抜き加工工程」、「第3塑性加工工程」という。
製造装置は、第1ステージ〜第3ステージを有している。第1ステージでは、第1塑性加工工程で実行される第1塑性加工が実行される。第2ステージでは、第2塑性加工工程で実行される第2塑性加工、及び抜き加工工程で実行される抜き加工が実行される。第3ステージでは、第3塑性加工工程で実行される第3塑性加工が実行される。
本実施形態に係る製造装置は、1つの被加工材1を第1ステージ→第2ステージ→第3ステージの順に移送しながら、当該被加工材1に第1塑性加工〜第3塑性加工を順次、実行する。このため、当該製造装置では、第1塑性加工〜第3塑性加工が同時に実行され得る。
<第1塑性加工工程>
第1塑性加工を実行する第1ステージ(製造装置)は、図2に示すように、可動パンチ11、固定パンチ12、第1ダイ13及び第2ダイ14等を備えている。固定パンチ12、第1ダイ13及び第2ダイ14は不動な金型である。
第1ダイ13の上面は、第2ダイ14の上面に対して下方側にずれている。このため、第1ダイ13が配置された部位には、第2ダイ14に対して窪んだ円柱状の凹部14Aが構成される。
可動パンチ11は、固定パンチ12、第1ダイ13及び第2ダイ14に対して変位可能な略円柱状の金型である。つまり、固定パンチ12には、可動パンチ11が変位可能に収納された貫通穴が設けられている。
可動パンチ11は、当該貫通穴に収納された状態で第1ダイ13及び第2ダイ14に対して離間及び近接する方向に変位可能である。当該可動パンチ11の先端外周部には、テーパ部11Aが設けられている。
テーパ部11Aは、固定パンチ12と被加工材1との接触面12Aに対して傾斜した略円錐状の傾斜面である。つまり、当該テーパ部11Aは、可動パンチ11の中心軸線Loに近づくほど第1ダイ13に近づくように略円錐状に傾斜している。
そして、可動パンチ11は、被加工材1をなす金属製の板材の一部を第1ダイ13に向けて押圧する。これにより、当該一部が第1ダイ13側に押圧されて塑性流動し、第1ダイ13側に突出した突出部1Aが板状部2に一体成形される。
つまり、第1塑性加工工程では、凹部14Aに被加工材1の一部が塑性流動しながら流れ込むことにより、略円柱状の突出部1Aが成形される。第1塑性加工が終了すると、被加工材1は、第2ステージに移送される。
<第2塑性加工工程>
第2塑性加工を実行する第2ステージ(製造装置)は、図3に示すように、可動パンチ21、固定パンチ22、第1ダイ23及び第2ダイ24等を備えている。固定パンチ22及び第2ダイ24は不動な金型である。
可動パンチ21は、被加工材1を挟んで第1ダイ23と反対側に配設され、被加工材1を第1ダイ23側に押圧する略円柱状の金型である。つまり、固定パンチ22には、可動パンチ21が変位可能に収納された貫通穴が設けられている。
可動パンチ21は、当該貫通穴に収納された状態で第1ダイ23及び第2ダイ24に対して離間及び近接する方向に変位可能である。可動パンチ21の直径寸法は、第1ステージに設けられた可動パンチ11の直径寸法より小さい。
換言すれば、可動パンチ21の直径寸法は、突出部1Aの外径寸法より小さい寸法である。なお、本実施形態に係る可動パンチ21の直径寸法は、円筒部3の内径寸法と略同一の寸法である。
第1ダイ23は、成形時の円筒部3、つまり突出部1Aの突出方向先端に接触する円柱状の金型である。第1ダイ23の外径寸法は、円筒部3の外径寸法と略同位置の寸法であって、可動パンチ21の外径寸法より大きい寸法である。
第1ダイ23のうち突出部1Aの突出方向先端に接触する部位(以下、接触部23Bという。)の中央部には、可動パンチ21側に突出した円柱状の突起部23Aが設けられている。つまり、突起部23Aは、接触部23Bのうち可動パンチ21と対向する部位に設けられている。
突起部23Aの外径寸法は、第1ダイ23の外径寸法より小さい寸法である。したがって、可動パンチ21の押圧方向(図3では、紙面上下方向)と直交する仮想平面に突起部23A及び可動パンチ21が投影されたとき、投影された突起部23Aは、投影された可動パンチ21内に位置する。
固定パンチ22のうち可動パンチ21の外周側には、テーパ部22Aが設けられている。テーパ部22Aは、第1ステージに設けられたテーパ部11Aに相当する位置において、当該テーパ部11Aと同様な向きに傾斜した略円錐状の傾斜面である。
第1ダイ23の上面は、第2ダイ24の上面に対して下方側にずれている。このため、第1ダイ23が配置された部位は、第2ダイ24に対して窪んだ円柱状の凹部24Bを構成する。そして、第1ステージから移送されてきた被加工材1の突出部1Aは、当該凹部24Bに嵌り込む。
つまり、第2ステージにおいては、突出部1Aは、凹部24Bに嵌り込んで第1ダイ23側に突出した状態となる。このため、第2ダイ24は、成形時の円筒部3の外周面、つまり突出部1Aの外周面に接触する内周面24Aを構成する。
そして、第2塑性加工工程では、可動パンチ21を第1ダイ23側に変位させながら被加工材1の一部を内周面24Aに向けて塑性流動させて当該塑性流動した部位を当該内周面24Aに圧接させる。
すなわち、可動パンチ21が第1ダイ23側に変位すると、突出部1Aの一部が内周面24A側、つまり径方向外側に向けて塑性流動する。この塑性流動した金属組織は、内周面24Aに押し付けられるので、突出部1Aの外周面には、図3に示すように、内周面24Aの形状が転写される。
そして、可動パンチ21が第1ダイ23に近接し、可動パンチ21と第1ダイ23との距離が予め決められた距離以下となったとき、又は可動パンチ21と第1ダイ23とが接触したきに、第1ダイ23が突出部1Aの先端から離間する。
<抜き加工工程>
抜き加工は、図4に示すように、可動パンチ21が突出部1Aを貫通し、突出部1Aに貫通穴を成形する。つまり、抜き加工では、可動パンチ21が突出部1Aを貫通することにより、円柱状の突出部1Aが円筒状の円筒部3に成形される。
このため、抜き加工工程では、第1ダイ23に代えて円筒状の第3ダイ25が用いられる。第3ダイ25は、可動パンチ21が嵌り込み可能な穴部25Aを有する円筒状の金型である。
すなわち、第3ダイ25の外径寸法は、内周面24Aの内径寸法と同じである。第3ダイ25の内径寸法は、可動パンチ21の外径寸法、つまり円筒部3の内径寸法と略同一の寸法である。
<第3塑性加工工程>
第3塑性加工は、図5に示すように、板状部2のうち円筒部3の径方向外側に歯部4を構成する歯形を成形する加工である。
第3塑性加工を実行する第3ステージ(製造装置)は、図5に示すように、第1可動パンチ31、第2可動パンチ32、第1ダイ33及び第2ダイ34等を備えている。第1ダイ33及び第2ダイ34は不動な金型である。
第1可動パンチ31及び第2可動パンチ32が、第1ダイ33及び第2ダイ34側に変位しながら被加工材1を押圧することにより、当該被加工材1の一部を塑性流動させて歯部4を成形する。なお、本実施形態に係る第3塑性加工では、歯部4以外の部位の加工も実行される。
3.本実施形態に係る製造方法の特徴
第2塑性加工において、内周面24Aに向けて塑性流動した金属組織は、当該内周面24Aの形状が転写された円筒部3に成形される。したがって、当該円筒部3の外周直径及び円筒度は、第2ダイ24に形成された内周面24Aの内径寸法と一致する。延いては、円筒部3の外周直径及び円筒度を高い精度とすることが可能となる。
すなわち、金型の寸法精度は、当該金型にて成形される製品より高い精度である。そして、本実施形態では、内周面24Aに向けて塑性流動した金属組織は、当該内周面24Aの形状が転写された円筒部3に成形される。したがって、円筒部3の外周直径及び円筒度を高い精度とすることが可能となる。
製造装置は、第1塑性加工にて突出部1Aを成形した後、第2塑性加工において、当該突出部1Aの金属組織を内周面24A側に塑性流動させる。これにより、突出部1Aを構成する金属組織が塑性流動して円筒部3が成形される。
したがって、第2塑性加工工程を確実に実施することができる。つまり、第1塑性加工を第2塑性加工前に実施することにより、例えば、第2塑性加工にて塑性流動させるべき金属組織が不足する等の問題が発生すること未然に防止でき得る。
第2塑性加工工程の終了後に、歯部4を構成する歯形を成形する。これにより、歯部4と円筒部3との相対寸法精度を高めることができる。つまり、円筒部3を基準として歯部4が成形されることになるので、歯部4と円筒部3との相対寸法精度を高めることができる。
第1ダイ23には突起部23Aが設けられている(図3参照)。これにより、突出部1Aの金属組織を確実に内周面24A側に塑性流動させることが可能となり得る。つまり、突起部23Aは、金属組織を内周面24A側に塑性流動させる案内部材として機能し得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第2塑性加工を実行する前に突出部1Aを成形する第1塑性加工を実施した。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1塑性加工が廃止された製造方法又は製造装置であってもよい。
上述の実施形態では、外歯プレート1の成形に本発明を適用した。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、円筒部3を有する部材であれば、外歯プレート以外の部材(例えば、歯部4を有していない部材)の成形にも適用可能である。
上述の実施形態では、第1ダイ23には突起部23Aが設けられていた、しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1ダイ23に突起部23Aが設けられていない構成であってもよい。
上述の実施形態に係る突起部23Aは、円柱状の突起部であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、内周面24Aに近づくほど突出寸法が小さくなる傾斜部を有する円錐状の突起部により突起部23Aが構成されていてもよい。
上述の実施形態に係る製造装置では、1つの被加工材1を第1ステージ→第2ステージ→第3ステージの順に移送しながら、当該被加工材1に第1塑性加工〜第3塑性加工を順次実行した。
しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、被加工材1を移送することなく、各金型を変更して被加工材1に第1塑性加工〜第3塑性加工を順次実行する構成であってもよい。
上述の実施形態に係る製造装置では、第1ステージの第1ダイ13と第2ステージの第1ダイ23とは異なる金型であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1ステージの第1ダイ13と第2ステージの第1ダイ23とが同一の金型であってもよい。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 外歯プレート(被加工材) 1A… 突出部 2… 板状部
3… 円筒部 4… 歯部 11… 可動パンチ
11A… テーパ部 12… 固定パンチ 12A… 接触面
13… 第1ダイ 14… 第2ダイ 21… 可動パンチ
22… 固定パンチ 22A… テーパ部 22B… 接触面
23… 第1ダイ 23B… 接触部 23A… 突起部 24… 第2ダイ
24A… 内周面 25… 第3ダイ 25A… 穴部

Claims (5)

  1. 金属板製の板状部、及び当該板状部の板厚方向に突出した円筒状の円筒部を備える被加工材の製造方法であって、前記板状部に前記円筒部を一体成形するための製造方法において、
    成形時の前記円筒部の外周面に接触する内周面が設けられた第1金型、
    成形時の前記円筒部の突出方向先端に配設された第2金型、
    前記第2金型に設けられた突起部であって、前記被加工材側に突出する突起部、並びに
    前記被加工材を挟んで前記第2金型と反対側に配設され、当該被加工材を前記第2金型側に押圧する第3金型を備えた製造装置を利用し、かつ、
    前記第3金型を前記第2金型側に変位させながら前記被加工材の一部を前記内周面に向けて塑性流動させて当該塑性流動した部位を当該内周面に圧接させる第2塑性加工工程と、
    前記第2塑性加工工程の実施前に実行される第1塑性加工工程であって、前記板状部の一部を押圧して当該板状部の一部を塑性流動させることにより、前記第2金型側に突出した突出部を成形する第1塑性加工工程とを有し、
    前記第2塑性加工工程においては、前記突出部の外径寸法より小さい外径寸法を有する前記第3金型が、前記第3金型の外径寸法より小さい外径寸法を有する前記突起部側に、前記突出部の一部を押圧することにより、前記突出部の一部を前記内周面側に塑性流動させる円筒部の製造方法。
  2. 前記第2塑性加工工程の終了後に実行される第3塑性加工工程であって、前記板状部のうち前記円筒部の径方向外側に歯形を成形する第3塑性加工工程を有する請求項1に記載の円筒部の製造方法。
  3. 金属板製の板状部、及び当該板状部の板厚方向に突出した円筒状の円筒部を備える被加工材の製造方法であって、前記板状部に前記円筒部を一体成形するための製造方法において、
    成形時の前記円筒部の外周面に接触する内周面が設けられた第1金型、
    成形時の前記円筒部の突出方向先端に接触する第2金型、並びに
    前記被加工材を挟んで前記第2金型と反対側に配設され、当該被加工材を前記第2金型側に押圧する第3金型を備えた製造装置を利用し、かつ、
    前記第3金型を前記第2金型側に変位させながら前記被加工材の一部を前記内周面に向けて塑性流動させて当該塑性流動した部位を当該内周面に圧接させる第2塑性加工工程と、
    前記第2塑性加工工程の実施前に実行される第1塑性加工工程であって、前記板状部の一部を押圧して当該板状部の一部を塑性流動させることにより、前記第2金型側に突出した突出部を成形する第1塑性加工工程と、
    前記第2塑性加工工程の終了後に実行される第3塑性加工工程であって、前記板状部のうち前記円筒部の径方向外側に歯形を成形する第3塑性加工工程とを有し、
    前記第2塑性加工工程においては、前記突出部の一部を前記内周面側に塑性流動させる円筒部の製造方法。
  4. 金属板製の板状部、及び当該板状部の板厚方向に突出した円筒状の円筒部を備える被加工材の製造装置であって、前記板状部に前記円筒部を一体成形するための製造装置において、
    成形時の前記円筒部の外周面に接触する内周面が設けられた第1金型と、
    成形時の前記円筒部の突出方向先端に配設された第2金型と、
    前記第2金型に設けられた突起部であって、前記被加工材側に突出する突起部と、
    前記板状部の一部を押圧して当該板状部の一部を塑性流動させることにより、前記第2金型側に突出した突出部を成形する突出部成形金型と、
    前記突出部が形成された前記被加工材を挟んで前記第2金型と反対側に配設され、前記突出部の一部を前記突起部側に押圧する第3金型とを備え、
    前記突起部は、前記第3金型の外径寸法より小さい外径寸法を有し、
    前記第3金型は、前記突出部の外径寸法より小さい外径寸法を有し、前記第2金型側に変位しながら前記突出部の一部を前記内周面に向けて塑性流動させて当該塑性流動した部位を当該内周面に圧接させる円筒部の製造装置。
  5. 金属板製の板状部、及び当該板状部の板厚方向に突出した円筒状の円筒部を備える被加工材の製造装置であって、前記板状部に前記円筒部を一体成形するための製造装置において、
    成形時の前記円筒部の外周面に接触する内周面が設けられた第1金型と、
    成形時の前記円筒部の突出方向先端に配設された第2金型と、
    前記板状部の一部を押圧して当該板状部の一部を塑性流動させることにより、前記第2金型側に突出した突出部を成形する突出部成形金型と、
    前記突出部が形成された前記被加工材を挟んで前記第2金型と反対側に配設され、当該被加工材を前記第2金型側に押圧して前記円筒部を成形する第3金型と
    前記円筒部が成形された前記被加工材における前記板状部のうち前記円筒部の径方向外側に歯形を成形する歯形成形金型とを備え、
    前記第3金型は、前記第2金型側に変位しながら前記突出部の一部を前記内周面に向けて塑性流動させて当該塑性流動した部位を当該内周面に圧接させることにより、前記円筒部を成形する円筒部の製造装置。
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