JP6063161B2 - 形状測定装置及び形状測定装置の制御方法 - Google Patents

形状測定装置及び形状測定装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は形状測定装置及び形状測定装置の制御方法に関し、例えば倣い測定にかかる形状測定装置及び形状測定装置の制御方法に関する。
三次元測定機による倣い測定は、倣い移動経路が未知である自律倣い測定と既知の設計値倣い測定とに分けられる。このうち、設計値倣い測定は、既知の倣い移動経路として、直線、円、直線と円の組み合わせ、円と円筒の軸方向の直線との組み合わせである円筒スパイラルなどを用いることが可能である。設計値倣い測定では、これらの移動経路を移動中に、倣いプローブの中心座標を測定ピッチごとに取り込むことにより、測定データを取得する(特許文献1)。
また、設計値倣い測定においては、移動経路の終点から遡って、移動経路の始点から終点までの各区間での移動速度などの測定パラメータを算出している(特許文献2)。
特開2003−202219号公報 特開2008−241420号公報
ところが、発明者らは、上述の手法には、以下の問題点が有ることを見出した。被測定対象となるワークの形状によっては、単純な直線や円などを組み合わせた移動経路では、十分な測定精度を確保できない場合が有る。このような場合、三次元測定機には、なめらかな曲線により構成された移動経路を用いて形状測定を行う必要が有る。この場合、曲線に精度良く追随しつつ高速に測定を行うには、曲線に基づいて三次元測定機のプローブの移動速度を制御する必要がある。すなわち、曲率の大きな箇所などにおいて移動経路から逸脱せぬように、曲線形状に応じてプローブの許容速度(最大速度)を算出する必要が有る。これに対し、特許文献1及び2は、曲線の移動経路における最大速度の算出については、述べられていない。
本発明の第1の態様である形状測定装置の制御方法は、プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割し、前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出し、前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択し、前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出するものである。
本発明の第2の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する前記円の最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出するものである。
本発明の第3の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを決定するものである。
本発明の第4の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定するものである。
本発明の第5の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記測定対象区間の初速度が前記終端速度と等しい場合には、前記初速度のまま一定の速度を維持して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点に至る速度パターンを選択するものである。
本発明の第6の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記測定対象区間の前記初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとを比較するものである。
本発明の第7の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記測定対象区間の初速度が前記終端速度とよりも大きい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで減速する間に前記プローブが移動する第2の距離を算出し、前記第2の距離と前記測定対象区間の長さとを比較するものである。
本発明の第8の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックについては、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値である第4の曲率半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出するものである。
本発明の第9の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、前記プローブが前記ブロックを移動するための前記速度パターンを選択するものである。
本発明の第10の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記代表値は、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の平均値であるものである。
本発明の第11の態様である形状測定装置の制御方法は、上述の形状測定装置の制御方法であって、前記プローブの移動経路を示す前記曲線は、パラメトリック3次曲線(Parametric Cubic Curves)であるものである。
本発明の第12の態様である形状測定装置は、プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割する経路情報分割部と、前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、前記測定対象区間でのプローブ移動の最大速度を算出する移動速度算出部と、を備え、移動速度算出部は、前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出する第1の半径算出部と、前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出する第2の半径算出部と、前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択する有効半径設定部と、前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する最大速度算出部と、を備えるものである。
本発明の第13の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記第1の半径算出部は、前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出するものである。
本発明の第14の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを選択する速度パターン選択部を更に有するものである。
本発明の第15の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定するものである。
本発明の第16の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の初速度が前記終端速度と等しい場合には、前記初速度のまま一定の速度を維持して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点に移動する速度パターンを選択するものである。
本発明の第17の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の前記初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとを比較するものである。
本発明の第18の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも大きい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで減速する間に前記プローブが移動する第2の距離を算出し、前記第2の距離と前記測定対象区間の長さとを比較するものである。
本発明の第19の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記移動速度算出部は、前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックについては、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値である第4の曲率半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出するものである。
本発明の第20の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記代表値は、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の平均値であるものである。
本発明の第21の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記速度パターン選択部は、前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、前記プローブが前記ブロックを移動するための前記速度パターンを選択するものである。
本発明の第22の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記代表値は、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の平均値であるものである。
本発明の第23の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、第1の演算器を有する三次元測定機と、第2の演算器を有し、三次元測定機を制御する制御装置と、を備え、前記移動速度算出部は、前記第1の演算器に含まれ、前記経路情報分割部は、前記第2の演算器に含まれるものである。
本発明の第24の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、第1の演算器を有する三次元測定機と、第2の演算器を有し、三次元測定機を制御する制御装置と、を備え、前記移動速度算出部及び前記速度パターン選択部は、前記第1の演算器に含まれ、前記経路情報分割部は、前記第2の演算器に含まれるものである。
本発明の第25の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記プローブの移動経路を示す前記曲線は、パラメトリック3次曲線(Parametric Cubic Curves)であるものである。
本発明によれば、複雑な形状の非測定対象物の形状を測定できる形状測定装置及び形状測定装置の制御方法を提供することができる。
本発明の上述及び他の目的、特徴、及び長所は以下の詳細な説明及び付随する図面からより完全に理解されるだろう。付随する図面は図解のためだけに示されたものであり、本発明を制限するためのものではない。
実施の形態1にかかる形状測定装置100の外観の概要を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる形状測定装置100の構成を模式的に示すブロック図である。 NURBS(Non-Uniform Rational B-Spline:非一様有理Bスプライン)曲線とPCC(Parametric Cubic Curves:パラメトリック3次曲線)曲線との関係を示す図である。 PCC曲線群の構成を模式的に示す図である。 実施の形態1にかかる形状測定装置100の設計値倣い測定の最大速度算出方法を示すフローチャートである。 移動速度算出部411aの構成を模式的に示すブロック図である。 相当半径R1の算出方法を示す図である。 測定対象セグメントと測定対象セグメントの1つ後のセグメントとの関係を示す図である。 制限速度テーブルの例を示す図である。 制限速度算出部411a_5に格納されている制限速度曲線を示すグラフである。 実施の形態2にかかる形状測定装置200の構成を模式的に示すブロック図である。 1つのセグメントにおける速度変化パターンを示す図である。 実施の形態2にかかる速度パターン選択方法を示すフロートチャートである。 第1パターン選択処理(ステップS7)での処理を示すフローチャートである。 ステップS265で速度パターンから最大到達速度を算出する方法を示す図である。 第2パターン選択処理(ステップS8)での処理を示すフローチャートである。 ステップS275で速度パターンから最大到達速度を算出する方法を示す図である。 移動経路と速度パターンの例を示す図である。 移動経路を示す3次曲線を構成するセグメントをブロック化した場合のセグメント配置を模式的に示す図である。 ブロック間に有効半径R3が同一又は近似していないセグメントが存在する場合のセグメント配置を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
図1は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の外観の概要を示す斜視図である。形状測定装置100は、三次元測定機1及びコンピュータ2を有する。コンピュータ2は、ケーブル3を介して、三次元測定機1を駆動制御して必要な測定値を取り込むと共に、測定処理に必要な演算処理を実行する。
三次元測定機1は、例えば図1に示すように構成されており、除震台10の上には、定盤11が、その上面(ベース面)が水平面(図1のXY平面)と一致するように設置される。定盤11のX方向の一端の上には、Y方向に延びる駆動機構14が設置されている。駆動機構14上には、ビーム支持体12aが立設されている。これにより、駆動機構14は、ビーム支持体12aをY方向に駆動する。定盤11のX方向の他端の上には、ビーム支持体12bが立設されている。ビーム支持体12bの下端は、エアーベアリングによってY軸方向に移動可能に支持されている。ビーム13は、垂直方向(Z軸方向)に延びるコラム15を支持する。コラム15は、ビーム13に沿ってX軸方向に駆動される。コラム15には、スピンドル16がコラム15に沿ってZ軸方向に駆動されるように設けられている。スピンドル16の下端には、接触式のプローブ17が装着されている。また、プローブ17の先端には、任意形状(例えば楕円球形状)の接触子17aが形成されている。この接触子17aにてワーク31に対して倣い測定が行われ、測定結果であるXYZ座標値がコンピュータ2に取り込まれる。なお、コンピュータ2は、単に制御装置とも称する。
コンピュータ2は、図1に示すように、コンピュータ本体21、キーボード22、マウス23、モニタ24及びプリンタ25を有する。キーボード22、マウス23、モニタ24及びプリンタ25については、それぞれ一般的なものを用いることが可能であるので、詳細については説明を省略する。コンピュータ本体21の詳細については、後述する。
図2は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の構成を模式的に示すブロック図である。図2に示すように、三次元測定機1は、コントローラ41、XYZ軸駆動部42、プローブ17、XYZ軸エンコーダ43、A/D変換器44を有する。XYZ軸駆動部42は、コントローラ41からの制御により、プローブ17を駆動する。XYZ軸エンコーダ43は、プローブ17先端の接触子17aの接触に基づく信号を検出する。接触子17aのワーク31との接触による接触信号は、A/D変換器44を介して、コンピュータ本体21に供給され、メモリ52に一時的に格納される。
コントローラ41は、CPU(Central Processing Unit)411、プログラム記憶部412を有する。プログラム記憶部412は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等であり、三次元測定に用いられるプログラムを記憶する機能を有している。CPU411は、プログラム記憶部412からプログラムを読み出し、XYZ軸駆動部42を制御する。なお、CPU411は、第1の演算器とも称する。CPU411は、読み出したプログラムを実行し、移動速度算出部411a、接触子移動制御部411bとして機能する。
移動速度算出部411aは、コンピュータ2から受け取った経路情報(後述するPCC曲線群等)に基づき、複数の区間毎に始点側から順に接触子17aの移動速度を算出する機能を有している。接触子移動制御部411bは、移動速度算出部411aにて移動速度を算出済みの区間において、算出された移動速度で接触子17aを移動させる機能を有している。
コンピュータ本体21は、CPU51、メモリ52、プログラム記憶部53、ワークメモリ54、表示制御部55及びインタフェース(I/F)56〜58を有する。
CPU51は、キーボード22及びマウス23から入力されるオペレータの指示情報(入力情報)を、インタフェース56を介して受け付ける。また、CPU51は、XYZ軸エンコーダ43で検出され、A/D変換器44でデジタル変換されたXYZ座標(入力情報)を、メモリ52を介して受け付ける。CPU51は、これらの入力情報、オペレータの指示及びプログラム記憶部53に格納されたプログラムに基づいて、XYZ軸駆動部42によるステージ移動及びワーク31の測定値の解析処理などを実行する。なお、CPU51は、第2の演算器とも称する。
また、CPU51は、読み出したプログラムにより、経路情報変換部(RI変換部)51a、経路情報分割部(RI分割部)51b、経路情報出力部(RI出力部)51cとして機能する。
経路情報変換部(RI変換部)51aは、外部のCADシステム(図示せず)よりインタフェース58を介して受け付けたワーク31の設計値(NURBS(Non-Uniform Rational B-Spline:非一様有理Bスプライン)データ)をPCC(Parametric Cubic Curves:パラメトリック3次曲線)曲線等の経路情報に変換する機能を有する。経路情報分割部(RI分割部)51bは、PCC曲線を複数のセグメント(以下、区間とも称する)に分割する機能を有する。経路情報出力部(RI出力部)51cは、複数のセグメントに分割されたPCC曲線にかかる経路情報を、コントローラ41へ出力する機能を有する。
プログラム記憶部53に記憶されたプログラムとは、ワーク31の移動経路となる経路情報がプログラムされたパートプログラム、その他、経路情報変換部(RI変換部)51a、経路情報分割部(RI分割部)51b、経路情報出力部(RI出力部)51cを実現させるプログラム等である。
上述したCPU51及びプログラム記憶部53は、設計値データに基づく経路情報を複数区間に分割して生成した分割経路情報を、コントローラ41へ出力するデータ制御部59として機能する。
ワークメモリ54は、CPU51の各種処理のための作業領域を提供する。プリンタ25は、三次元測定機1の測定結果等を、インタフェース57を介して印刷する。表示制御部55は、測定データ及びパートプログラムの実行画面等をモニタ24に表示させる。
ここで、PCC曲線について説明する。図3は、NURBS曲線とPCC曲線との関係を示す図である。図3に示すように制御点の座標値とパラメータを有するNURBSデータにより、ワーク31の形状をNURBS曲線、NURBS曲面で表現可能である。さらに、直線や平面であってもNURBSデータで表現可能であるので、ワーク31の全体形状をNURBSデータで一括表現可能である。従って、曲線、円弧、直線を含んだ接触子17aの移動の経路情報をNURBSデータで一括表現して、このNURBSデータに基づいてPCC曲線を生成可能である。経路情報となるPCC曲線L_PCCは、NURBS曲線L_NURBSを、その法線方向にオフセットさせたものとなる。ここで、オフセット量OFFSETは、接触子17aの半径から基準となる押し込み量を減じた値である。このPCC曲線上を接触子17aの球の中心が通過するようにCPU41により制御が行われる。
図4は、PCC曲線の構成を模式的に示す図である。図4に示すように、PCC曲線L_PCCは、点Pにより複数のセグメントに分割される。よって、各セグメントもPCC曲線で構成される。各セグメントの終了点は、次のセグメント(PCC曲線)の開始点となる。ここで、任意のPCC曲線の開始点の座標を(KX0、KY0、KZ0)とし、そのPCC曲線における始点と終点との間の直線の長さをDとする。このように定義すると、PCC曲線上の任意の位置における座標{X(S)、Y(S)、Z(S)}は、以下に示す式(1)で表される。

Figure 0006063161
図5は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の設計値倣い測定の制御方法を示すフローチャートである。本方法では、形状測定装置100の設計値倣い測定におけるプローブ移動の最大速度を算出する。設計値倣い測定の最大速度算出は、コントローラ41のCPU411のうち、移動速度算出部411aにて行われる。図6は、移動速度算出部411aの構成を模式的に示すブロック図である。以下では、n(nは正の整数)個のセグメントのうち、開始点側からi(iは、0以上n以下の任意の整数)番目のセグメントの最大速度算出方法について説明する。まず、CPU51からの指令を受け、カウント部411a_1は、iの値を「0」に設定する(ステップS11)。これにより、先頭のセグメントが測定対象セグメントとして指定される。
そして、コンピュータ2のコンピュータ本体21のCPU51から三次元測定機1のコントローラ41のCPU411に対して、測定パラメータが与えられる(ステップS12)。具体的には、経路情報変換部(RI変換部)51a及び経路情報分割部(RI分割部)51bにて作成された測定パラメータが、経路情報出力部(RI出力部)51cから移動速度算出部411aの測定パラメータ受信部411a_2に出力される。
ここで、図4を参照して、本実施の形態にかかる測定パラメータについて詳述する。Dは測定対象セグメントの開始点から終了点までの直線長さ(最短距離)を示す。なお、測定対象セグメントの開始点は1つ前のセグメントの終了点と一致し、測定対象セグメントの終了点は1つ後のセグメントの開始点と一致する。KX0〜KX3、KY0〜KY3、KZ0〜KZ3は、それぞれX、Y、Zの各座標の係数を示す。KX0〜KX3、KY0〜KY3、KZ0〜KZ3及びDは、コンピュータ2が三次元測定機1に与える測定パラメータに含まれる。
また、測定パラメータには、セグメントの曲線長さLs、相当半径R1(以下、曲率半径R1とも称する。なお、曲率半径R1は第1の曲率半径に対応する。)及び指定測定速度Vspecが含まれる。曲線長さLsは、測定対象セグメントの開始点から終了点までを結ぶPCC曲線の長さを示す。曲線長さLsは、例えば、測定対象セグメントの開始点から終了点までを結ぶPCC曲線を複数の直線に分割し、それぞれの直線の長さの総和を算出することにより、近似的に求めることが可能である。
指定測定速度Vspecは、形状測定に先立って、キーボード22やマウス23を介してコンピュータ2に入力される、形状測定の指定速度を表す。形状測定装置100は、指定測定速度Vspecを超えない速度でプローブ17を移動させ、形状測定を実施する。
相当半径R1は、経路情報分割部(RI分割部)51bにより算出される。以下、相当半径R1の算出方法について具体的に説明する。図7は、相当半径R1の算出方法を示す図である。ここでは、PCC曲線L_PCCを分割する点P1〜P4が存在し、測定対象セグメントを開始点P2と終了点をP3との間のセグメントとする。相当半径R1を求めるため、まず、開始点P2と終了点P3との間のPCC曲線L_PCCを4等分する。開始点P2と終了点P3との間のPCC曲線L_PCCを4等分するには、例えば、開始点P2と終了点P3との間を直線Ldで結び、直線長さDを4等分する。そして、4等分された直線Ldの分割点を通り、直線Ldと直交する直線Lv1〜Lv3を引く。そして、直線Lv1〜Lv3が開始点P2と終了点P3との間のPCC曲線L_PCCと交わる点を、開始点P2と終了点P3との間のPCC曲線L_PCCの分割点とする。図7では、4等分された開始点P2と終了点P3との間のPCC曲線L_PCCの分割点を、開始点P2側から順に分割点P21、P22及びP23としている。
そして、開始点P2、分割点P21、P22及びP23、終了点P3のうち、連続する3つの点を通る円を設定する。具体的には、開始点P2、分割点P21及びP22を通る円を、円r11とする。分割点P21、P22及びP23を通る円を、円r12とする。分割点P22及びP23、終了点P3を通る円を、円r13とする。
そして、円r11、r12及びr13の半径R11、R12及びR13を求める。図7に示す例では、R11>R12>R13となる。換言すれば、開始点P2、分割点P21及びP22が成す曲線の曲率が最も小さく、分割点P22及びP23、終了点P3が成す曲線の曲率が最も大きい。
次いで、半径R11、R12及びR13の中で最小のものを相当半径R1に設定する。この例では、R13を相当半径R1として設定する。つまり、対象となるセグメントを構成するPCC曲線の最大曲率を見積もり、その最大曲率に対応する曲率半径を相当半径R1として設定するものとして理解できる。
図5に戻り、形状測定装置100の設計値倣い測定の最大速度算出方法について引き続いて説明する。ステップS12の後、移動速度算出部411aの相当半径算出部(図6のR2算出部)411a_3は、隣接するセグメント間の角度から、相当半径R2(以下、曲率半径R2とも称する。なお、曲率半径R2は第2の曲率半径に対応する。)を算出する(ステップS13)。以下、相当半径R2の算出方法について、具体的に説明する。図8は、測定対象セグメントと測定対象セグメントの1つ後のセグメントとの関係を示す図である。まず、測定対象セグメントの開始点P1と終了点P2とを結ぶ直線L1を引く。次いで、測定対象セグメントの1つ後のセグメントの開始点(すなわち、測定対象セグメントの終了点)P2と終了点P3とを結ぶ直線L2を引く。そして、直線L1と直線L2とが成す角度Aを算出する。なお、角度Aは、連続する2つのセグメントがなす角度(連続する2つのセグメントの連結角度)の補角として理解することができる。
移動速度算出部411aの相当半径算出部(図6のR2算出部)411a_3には、データ依存制限速度テーブルが予め格納されている。データ依存制限速度テーブルは、角度Aに対するデータ依存制限速度Vd1の値が対応付けられている。図9は、データ依存制限速度テーブルの例を示す図である。0°≦A<5°である場合には、データ依存制限速度Vd1は設定されていないが、5°≦A<25°の範囲では、5°刻みでデータ依存制限速度Vd1が設定されている。25°≦A<45°の範囲では、10°刻みでデータ依存制限速度Vd1が設定されている。なお、45°≦A<180°の範囲ではデータ依存制限速度Vd1は設定されず、エラー判定が行われる。
相当半径R2は、以下の式(2)により決定される。

Figure 0006063161
但し、C及びDは予め定められる値であり、例えば相当半径算出部411a_3に予め格納されている。相当半径算出部411a_3は、C及びDの値を適宜参照し、データ依存制限速度Vd1の大きさを判定し、式(2)を用いて相当半径R2を算出する。
図5に戻り、形状測定装置100の設計値倣い測定の制御方法について引き続いて説明する。ステップS13の後、移動速度算出部411aの有効半径設定部(図6のR3設定部)411a_4は、相当半径R1及びR2のうちで小さい方の値を選択し、有効半径R3として設定する(ステップS14)。
移動速度算出部411aの制限速度算出部(図6のVd2算出部)411a_5には、制限速度曲線が予め格納されている。図10は、制限速度算出部411a_5に格納されている制限速度曲線を示すグラフである。図10では、半径50mm=Ra、半径100mm=Rbとする。このとき、制限速度曲線V1及びV2は、以下の式(3)及び(4)で与えられる。

Figure 0006063161
Figure 0006063161
移動速度算出部411aのVd2算出部411a_5は、制限速度テーブルを参照し、有効半径R3の値に相当する制限速度Vd2を求める(ステップS15)。
その後、移動速度算出部411aの最大速度算出部(図6のVBi算出部)411a_6は、指定測定速度Vspecに係数C(Cは、正の任意の値)を乗じた値と制限速度Vd2とのうち、小さい方を、i番目のセグメントの形状測定の最大速度VBiとして設定する(ステップS16)。なお、係数Cはオーバーライドボリュームとも称し、測定の安全確保のため、指定測定速度Vspecに乗じられる。すなわち、0<C<1とすることで、形状測定中に、プローブ17が指定測定速度Vspec以上の速度で移動することを確実に防止することができる。
その後、移動速度算出部411aのカウント部411a_1は、i=nであるか否かを確認する(ステップS17)。移動速度算出部411aのカウント部411a_1は、i<nであれば、iに「1」を加算(ステップS18)し、ステップS12に処理を戻す。すなわち、ステップS12〜S18の処理を繰り返すことにより、全セグメントについて最大速度VB1〜VBnを求めることができる。
i=nであれば、移動速度算出部411aの最大速度算出部(図6のVBi算出部)411a_6は、算出した最大速度VB1〜VBnを示す情報を出力部411a_7に出力する。出力部411a_7は、最大速度VB1〜VBnを示す情報を接触子移動制御部411bに出力する。
以上より、三次元測定機1は、各セグメントにおいて、最大速度VB1〜VBnよりも小さな速度でPCC曲線に沿った形状測定を行う。これにより、形状により決まる制限速度及び指定測定速度以下の速度で、適切に倣い測定を行うことができる。
なお、測定対象セグメントに対して相当半径R1を算出しているので、測定対象セグメントに曲率が大きい部分が有ったとしても、最大速度VBiを十分に小さくすることができる。従って、三次元測定機1は、測定対象セグメントの曲率が大きい部分についても、良好に追随することが可能である。
また、測定対象セグメントと1つ後の測定対象セグメントとが成す角度に基づいて相当半径R2を算出している。よって、測定対象セグメント間の接続点における屈曲が大きい場合でも、最大速度VBiを十分に小さくすることができる。従って、三次元測定機1は、測定対象セグメント間の接続点における屈曲が大きい場合でも、良好に追随することが可能である。
以上より、各セグメントにおいて、算出した最大速度VBi以下でプローブ17を移動させることで、PCC曲線からなる移動経路による形状測定を行うことが可能となる。なお、形状測定に要する時間を短縮するためには、最大速度VBi以下の低速の範囲で、移動速度をなるべく大きな値に設定することが望ましい。
なお、特許文献2では、設計値倣い測定においては、移動経路の終点から遡って、移動経路の始点から終点までの各区間での移動速度などの測定パラメータを算出することが開示されている。この場合、測定の初期パラメータを入力してから、移動経路などの測定パラメータの算出が完了するまでは、形状測定装置の設計値倣い測定を開始することができない。その結果、形状測定装置の設計値倣い測定に要する時間が長いとう問題点が生じる。
これに対し、本実施の形態によれば、PCC曲線の始点側のセグメントから逐次最大速度VBiを算出することが可能である。よって、算出した最大速度VBiを逐次出力することにより、全セグメントの最大速度VBiの算出完了を待つことなく、形状測定を開始することも可能である。よって、本実施の形態によれば、形状測定装置の設計値倣い測定に要する時間を短縮することが可能である。
実施の形態2
次に、実施の形態2に係る形状測定装置200について説明する。形状測定装置200は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の変形例であり、最大速度VBiを基に、PCC曲線に即した速度パターンを決定する機能を有する。図11は、実施の形態2にかかる形状測定装置200の構成を模式的に示すブロック図である。三次元測定機4のコントローラ45及びCPU451は、それぞれコントローラ41及びCPU411に対応する。CPU451は、移動速度算出部411a、接触子移動制御部411b及び速度パターン選択部451cを有する。速度パターン選択部451c以外の三次元測定機4の構成は、三次元測定機1と同様であるので、説明を省略する。
一般に、速度を制御する場合には、加速(正の加速度)、減速(負の加速度)、一定速度(加速度が0)の3つの状態が存在する。本実施の形態では、この3つの状態を用いて、1つのセグメントにおける速度変化を9通りのパターンで表現する。図12は、1つのセグメントにおける速度変化パターンを示す図である。図12では、初速度をVSi、終端速度をVFiとして表示した。また、最大到達速度をVUiとした。なお、セグメントにおける最高速度をVmaxと表示している。
図13は、実施の形態2にかかる速度パターン選択方法を示すフロートチャートである。速度パターン選択部451cは、まず、測定対象セグメントの最大速度VBiと、測定対象セグメントの1つ後ろのセグメントの最大速度VB(i+1)とを比較する(ステップS21)。そして、速度パターン選択部451cは、VBi≦VB(i+1)であれば、測定対象セグメントの終端速度VFiをVBiに設定する(ステップS22)。VBi>VB(i+1)であれば、速度パターン選択部451cは、測定対象セグメントの終端速度VFiをVB(i+1)に設定する(ステップS23)。これにより、測定対象セグメントの終端速度VFiが、測定対象セグメントの1つ後ろのセグメントの最大速度VB(i+1)を超えることを確実に防止できる。
続いて、速度パターン選択部451cは、測定対象セグメントの初速度VSiと終端速度VFiとが等しいかを判別する(ステップS24)。VSi=VFiであれば、速度パターン選択部451cは、測定対象セグメントに割り当てる速度パターンとして、一定速度のパターン5(PAT5)を選択する(ステップSP5)。なお、等速運動領域の移動時間t2は、t2=Li/VSiである。
VSi≠VFiであれば、速度パターン選択部451cは、測定対象セグメントの初速度VSiと終端速度VFiとの大小関係を判別する(ステップS25)。速度パターン選択部451cは、VSi<VFiであれば第1パターン選択処理(ステップS26)に進み、VSi>VFiであれば第2パターン選択処理(ステップS27)に進む。第1パターン選択処理(ステップS26)は、VSi<VFiの場合に対応する速度パターン1〜4(ステップSP1〜SP4)から、測定対象セグメントに割り当てる速度パターンを選択する処理である。第2パターン選択処理(ステップS27)は、VSi>VFiの場合に対応する速度パターン6〜9(ステップSP6〜SP9)から、測定対象セグメントに割り当てる速度パターンを選択する処理である。但し、第2パターン選択処理(ステップS27)の条件分岐処理の結果によっては、ステップS21に戻る処理が行われる。ステップS21に戻る処理については、後述する。
図14は、第1パターン選択処理(ステップS26)での処理を示すフローチャートである。以下では、三次元測定機4のプローブ移動の加速度をαとする。まず、速度パターン選択部451cは、測定対象セグメントの初速度VSiから終端速度VFiまで、加速度αで加速した場合の移動距離Mを算出する(ステップS261)。初速度VSiから終端速度VFiまでの加速に要する時間をtとすると、終端速度VFi及び移動距離Mは、以下の式(5)及び(6)で表される。

Figure 0006063161
Figure 0006063161
式(5)及び(6)を用いて、tを消去すると、移動距離Mは、以下の式(7)で表される。

Figure 0006063161
速度パターン選択部451cは、移動距離Mとセグメント長さLiとを比較する((ステップS262)。Li≦Mの場合には、加速度αで加速することにより、セグメントの終点において終端速度VFiに到達する。よって、速度パターン選択部451cは、パターン1(PAT1)を選択する(ステップSP1)。なお、加速領域の移動時間t1は、t1=(VFi−VSi)/αである。
Li>Mの場合には、加速度αで加速している区間だけでは、セグメントの終点に到達しないことを意味する。この場合、移動距離Mだけ移動した後に、加速、減速、等速移動を行うことにより、セグメントの終点に到達することとなる。移動距離Mだけ移動した後の移動態様を決定するため、終端速度VFiと最大速度VBiとを比較する(ステップS263)。
VFi=VBiである場合には、移動距離Mだけ移動した後に、加速を行うことはできないので、セグメント終点まで終端速度VFiで等速移動を行うこととなる。よって、VFi=VBiの場合には、速度パターン選択部451cは、パターン2(PAT2)を選択する(ステップSP2)。なお、加速領域の移動時間t1は、t1=(VFi−VSi)/αである。等速運動領域の移動時間t2は、t2={Li−t1(VFi+VSi)/2}/VFiである。
VFi≠VBi、すなわち、終端速度VFiがVB(i+1)に設定された場合には、移動距離Mだけ移動した後に、終端速度VFiを超えて加速度αで加速し、その後加速度−αで減速することにより、セグメント距離Liを移動しつつ終端速度VFiに達するケースが想定しうる。速度パターン選択部451cは、このときの最大到達速度VUi(>VFi)を算出する(ステップS264)。
図15は、ステップS264で速度パターンから最大到達速度を算出する方法を示す図である。図15は、VSi<VFiの場合に単純に加速度αで加速と減速を順に行った例を示している。まず、図15で示される移動距離を計算する。具体的には、速度を示す関数がなす部分の面積Sを計算する。面積Sは、図15に示すように、面積S11〜S17が含まれる。面積S11〜S17はそれぞれ以下に示す式(8)にて表される。

Figure 0006063161
式(8)より、面積Sは、以下の式(9)で表すことができる。

Figure 0006063161
式(9)をtsの2次方程式に書き換えると、以下の式(10)が得られる。

Figure 0006063161
式(10)をtsについて解くと、以下の式(11)が得られる。

Figure 0006063161
式(11)のうち、式(10)の判別式に相当する右辺ルート内は正の値となるので、式(11)は実数解を有する。プラスの解をとり、tsは式(12)に示すように決定できる。

Figure 0006063161
また、最大到達速度VUiは、以下の式(13)で表される。

Figure 0006063161
式(13)に式(12)を代入することにより、最大到達速度VUiは、以下の式(14)で表される。

Figure 0006063161
速度パターン選択部451cは、最大到達速度VUiと最大速度VBiを比較する(ステップS265)。VUi≦VBiであれば、加速領域と減速領域とが連続して存在しうるので、速度パターン選択部451cはパターン3(PAT3)を選択する(ステップSP3)。なお、減速領域の移動時間t3は、t3=(−VFi+VUi)/αである。加速領域の移動時間t1は、t1=t3+(VFi−VSi)/αである。
VUi>VBiであれば、加速領域と減速領域との間に、最大速度VBiで等速移動をする領域が生じることになる。この場合、速度パターン選択部451cは、加速領域、等速領域、減速領域により構成されるパターン4(PAT4)を選択する(ステップSP4)。なお、加速領域の移動時間t1は、t1=(VBi−VSi)/αである。等速運動領域の移動時間t2は、t2=Li/VBi−{(VBi−VSi)+(VBi−VFi)}/(2α・VBi)である。減速領域の移動時間t3は、t3=(−VFi+VBi)/αである。
図16は、第2パターン選択処理(ステップS27)での処理を示すフローチャートである。まず、速度パターン選択部451cは、測定対象セグメントの初速度VSiから終端速度VFiまで、加速度−αで減速した場合の移動距離Mを算出する(ステップS271)。初速度VSiから終端速度VFiまでの減速に要する時間をtとすると、終端速度VFi及び移動距離Mは、以下の式(15)及び(16)で表される。

Figure 0006063161
Figure 0006063161
式(15)及び(16)を用いて、tを消去すると、移動距離Mは、以下の式(17)で表される。

Figure 0006063161
速度パターン選択部451cは、移動距離Mとセグメント長さLiとを比較する(ステップS272)。Li=Mの場合には、加速度−αで減速することにより、セグメントの終点において終端速度VFiに到達する。よって、速度パターン選択部451cは、パターン6(PAT6)を選択する(ステップSP6)。なお、減速領域の移動時間t3は、t3=(VSi−VFi)/αである。
速度パターン選択部451cは、移動距離Mとセグメント長さLiとを比較する(ステップS273)。Li>Mの場合には、加速度−αで減速している区間だけでは、セグメントの終点に到達しないことを意味する。この場合、移動距離Mだけ移動する他に、加速、減速、等速移動を行うことにより、セグメントの終点に到達することとなる。なお、なるべく移動時間を短縮するため、減速領域よりも前に加速領域、等速領域が設けられる(パターン7〜9)。移動距離Mだけ移動するのとは異なる移動態様を決定するため、速度パターン選択部451cは、初速度VSiと最大速度VBiとを比較する(ステップS274)。
VSi=VBiである場合には、移動距離Mの減速領域の前に加速を行うことはできないので、セグメント開始点から減速領域の始点まで速度VSiで等速移動を行うこととなる。よって、VSi=VBiの場合には、速度パターン選択部451cはパターン7(PAT7)を選択する(ステップSP7)。なお、減速領域の移動時間t3は、t3=(VSi−VFi)/αである。等速運動領域の移動時間t2は、t2={Li−t3(VFi+VSi)/2}/VSiである。
VSi≠VBi、終端速度VFiがVB(i+1)に設定された場合には、減速領域の始点まで、初速度VSiを超えて加速度αで加速し、その後加速度−αで減速する。そして、初速度VSiまで減速すると、引き続き加速度−αで減速しつつ移動距離Mを移動し、終端速度VFiに達するケースが想定しうる。速度パターン選択部451cは、このときの最大到達速度VUi(>VFi)を算出する(ステップS275)。
図17は、ステップS275で速度パターンから最大到達速度を算出する方法を示す図である。図17は、VSi>VFiの場合に単純に加速度αで加速と減速を順に行った例を示している。まず、図17で示される移動距離を計算する。具体的には、速度を示す関数がなす部分の面積Sを計算する。面積Sは、図17に示すように、面積S21〜S27が含まれる。面積S21〜S27はそれぞれ以下に示す式(18)にて表される。

Figure 0006063161
式(18)より、面積Sは、以下の式(19)で表すことができる。

Figure 0006063161
式(19)をtsの2次方程式に書き換えると、以下の式(20)が得られる。

Figure 0006063161
式(20)をtsについて解くと、以下の式(21)が得られる。

Figure 0006063161
式(21)のうち、式(20)の判別式に相当する右辺ルート内は正の値となるので、式(21)は実数解を有する。プラスの解をとり、tsは式(22)に示すように決定できる。

Figure 0006063161
また、最大到達速度VUiは、以下の式(23)で表される。

Figure 0006063161
式(23)に式(22)を代入することにより、最大到達速度VUiは、以下の式(24)で表される。

Figure 0006063161
速度パターン選択部451cは、最大到達速度VUiと最大速度VBiを比較する(ステップS276)。VUi≦VBiであれば、加速領域と減速領域が連続して存在しうるので、速度パターン選択部451cはパターン8(PAT8)を選択する(ステップSP8)。なお、加速領域の移動時間t1は、t1=(−VSi+VUi)/αである。減速領域の移動時間t3は、t3=t1(−VFi+VSi)/αである。
VUi>VBiであれば、加速領域と減速領域との間に、最大速度VBiで等速移動をする領域が生じることになる。この場合、速度パターン選択部451cは、加速領域、等速領域、減速領域により構成されるパターン9(PAT9)を選択する(ステップSP9)。なお、加速領域の移動時間t1は、t1=(VBi−VSi)/αである。等速運動領域の移動時間t2は、t2=Li/VBi−{(VBi−VSi)+(VBi−VFi)}/(2α・VBi)である。減速領域の移動時間t3は、t3=(−VFi+VBi)/αである。
なお、Li<Mの場合には、加速度−αで減速したとしても、終端速度VFiに達する前に、セグメント終点に到達してしまう。つまり、この場合には、初速度VSiが過大であることを意味する。この場合、速度VSiを設定し直す必要が有る。この場合、まず、速度パターン選択部451cは、設定可能初速度VSbiを求める(ステップS277)。設定可能初速度VSbiは、以下の式(25)で表される。

Figure 0006063161
そして、速度パターン選択部451cは、iの値を、i=i−1に設定する(ステップS278)。その後、iの値を確認する(ステップS279)。i≧0であれば、図13のステップS21に戻って、速度パターンの選択処理を再実行する。i<0であれば、速度パターン選択処理が実行不能として、エラーを返す。
図18は、移動経路と速度パターンの例を示す図である。図18に示すように、セグメントSEG1〜SEG13に対して、PCC曲線L_PCCに対応して速度パターンを割り当てることができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3にかかる形状測定装置300について説明する。形状測定装置300は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の変形例であり、形状測定動作をより高速化することができる。なお、形状測定装置300の構成は、形状測定装置100と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態1で説明したように、移動経路を示すPCC曲線は、複数のセグメントに分割される。ところが、有効半径Rが同一又は近似したセグメントが連続して並んでいる場合がある。この場合、有効半径Rが同一又は近似したセグメントでは、最大速度VBiも同一又は近似することとなる。従って、有効半径R3が同一又は近似したセグメントについては、1つのブロックとして取り扱えばよい。
図19は、移動経路を示すPCC曲線を構成するセグメントSEG1〜SEG15をブロック化した場合のセグメント配置を模式的に示す図である。図19に示すように、移動速度算出部411aの制限速度算出部(図6のVd2算出部)411a_5は、有効半径R3が同一又は近似するセグメントをブロックBLOCK1〜BLOCK4にまとめる。これにより、移動速度算出部411aは、ブロックBLOCK1〜BLOCK4について、最大速度VBiを算出する。三次元測定機1は、ブロックごとに設定された最大速度VBiに基づき、プローブ17の移動速度を制御すればよい。
なお、図19では、全てのセグメントがブロック化されている例について示したが、ブロック間に有効半径Rが同一又は近似していないセグメントが存在する場合がある。図20は、ブロック間に有効半径Rが同一又は近似していないセグメントが存在する場合のセグメント配置を模式的に示す図である。この場合も同様に、三次元測定機1は、ブロック及びブロック化されていないセグメントごとに設定された最大速度に基づき、移動速度を制御すればよい。なお、この際、ブロック化されていないセグメント(つまり単一のセグメント)を1つのブロックとして取り扱うことができる。従って、図20では、ブロック及びブロック化されていないセグメントを含め、ブロックBLOCK1〜BLOCK6として表示している。
なお、セグメントをブロック化するには、例えば有効半径Rのばらつきに許容範囲を設けるとよい。例えば、ブロック化されたセグメントの有効半径Rの平均値のx%以内と規定すればよい。
これにより、ブロック化によりセグメント間にわずかな最大速度の違いによる速度変動を防止できる。その結果、三次元測定機1に生じる振動などを防止し、形状測定精度を高精度化することが可能となる。
実施の形態4
次に、実施の形態4にかかる形状測定装置400について説明する。形状測定装置400は、実施の形態3にかかる形状測定装置300に実施の形態2で説明した速度パターン決定方法を適用するものである。実施の形態3では、各セグメントに対して、速度パターンを設定した。しかし、実施の形態4にかかる形状測定装置400で作成されるブロックを1つのセグメントとして取り扱うことで、実施の形態2にかかる速度パターン決定方法を適用することが可能である。この場合、ブロック及びブロック化されていないセグメントのそれぞれに対して、速度パターンを割り当てることができる。
本実施の形態によれば、ブロック化を導入することにより、速度パターンの決定に要するアルゴリズムの実行回数を大幅に削減することが可能となる。その結果、形状測定の高速化を実現することができる。更に、ブロック化により、加速・減速の回数を抑制することができるので、三次元測定機1に生じる振動などを更に防止し、形状測定精度をより高精度化することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上述の実施の形態では、三次元測定機を有する形状測定装置について説明した。しかし、上述の実施の形態にかかる形状測定装置の制御方法は、プローブが曲線経路を移動する任意の測定装置、切削工具などの加工部が曲線経路を移動する工作機械などに適用することが可能である。
上述の実施の形態では、プローブの移動経路としてPCC曲線を用いたが、これは例示に過ぎない。よって、PCC以外の3次曲線や4次以上の曲線をプローブの移動経路として用いることが可能であることは言うまでもない。PCC以外の3次曲線や4次以上の曲線を、複数のセグメントに分割することで、上述の実施の形態にかかる形状測定装置の制御方法を適用することが可能である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割し、前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出し、前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択し、前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する、形状測定装置の制御方法。
(付記2)前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出する、付記1に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記3)前記最大速度は、前記有効半径が第1の値よりも小さい場合には、前記有効半径の平方根関数で表され、前記有効半径が第1の値よりも大きい場合には、前記有効半径の1次関数で表される、付記1又は2に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記4)前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを決定する、付記1乃至3のいずれか一に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記5)前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定する、付記4に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記6)前記測定対象区間の初速度が前記終端速度と等しい場合には、前記初速度のまま一定の速度を維持して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点に移動する速度パターンを選択する、付記5に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記7)前記測定対象区間の前記初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとを比較する、付記5に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記8)前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとが等しい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する速度パターンを選択する、付記7に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記9)前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と等しい場合には、前記初速度から前記終端速度まで加速した後、前記終端速度にて等速運動を行う速度パターンを選択する、付記7に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記10)前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と異なる場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点まで移動する場合の前記最大到達速度を算出する、付記7に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記11)前記最大到達速度が前記第1の最大速度以下である場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記10に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記12)前記最大到達速度が前記第1の最大速度よりも大きい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記第1の最大速度まで加速し、前記第1の最大速度で等速運動を行い、前記予め設定された加速度にて前記第1の最大速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記10に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記13)前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも大きい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで減速する間に前記プローブが移動する第2の距離を算出し、前記第2の距離と前記測定対象区間の長さとを比較する、付記5に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記14)前記第2の距離と前記測定対象区間の長さとが等しい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記13に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記15)前記第2の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と等しい場合には、前記初速度にて等速運動を行った後、前記終端速度まで加速する速度パターンを選択する、付記13に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記16)前記第2の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と異なる場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速して前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点まで前記プローブが移動する場合の前記最大到達速度を算出する、付記13に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記17)前記最大到達速度が前記第1の最大速度以下である場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記16に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記18)前記最大到達速度が前記第1の最大速度よりも大きい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記第1の最大速度まで加速し、前記第1の最大速度で等速運動を行い、前記予め設定された加速度にて前記第1の最大速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記16に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記19)前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックについては、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値である第4の曲率半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する、付記1乃至3のいずれか一に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記20)前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、前記プローブが前記ブロックを移動するための前記速度パターンを選択する、付記4乃至18のいずれか一に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記21)前記代表値は、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の平均値である、付記19又は20に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記22)前記プローブの移動経路を示す前記曲線は、パラメトリック3次曲線(Parametric Cubic Curves)である、付記1乃至21のいずれか一に記載の形状測定装置の制御方法。
(付記23)プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割する経路情報分割部と、 前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、前記測定対象区間でのプローブ移動の最大速度を算出する移動速度算出部と、を備え、移動速度算出部は、前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出する第1の半径算出部と、前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出する第2の半径算出部と、前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択する有効半径設定部と、前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する最大速度算出部と、を備える、形状測定装置。
(付記24)前記第1の半径算出部は、前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出する、付記23に記載の形状測定装置。
(付記25)前記最大速度は、前記有効半径が第1の値よりも小さい場合には、前記有効半径の平方根関数で表され、前記有効半径が第1の値よりも大きい場合には、前記有効半径の1次関数で表される、付記23又は24に記載の形状測定装置。
(付記26)前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを選択する速度パターン選択部を更に有する、付記23乃至25のいずれか一に記載の形状測定装置。
(付記27)前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定する、付記26に記載の形状測定装置。
(付記28)前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の初速度が前記終端速度と等しい場合には、前記初速度のまま一定の速度を維持して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点に移動する速度パターンを選択する、付記27に記載の形状測定装置。
(付記29)前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の前記初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとを比較する、付記27に記載の形状測定装置。
(付記30)前記速度パターン選択部は、前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとが等しい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する速度パターンを選択する、付記29に記載の形状測定装置。
(付記31)前記速度パターン選択部は、前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と等しい場合には、前記初速度から前記終端速度まで加速した後、前記終端速度にて等速運動を行う速度パターンを選択する、付記29に記載の形状測定装置。
(付記32)前記速度パターン選択部は、前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と異なる場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点まで移動する場合の前記最大到達速度を算出する、付記29に記載の形状測定装置。
(付記33)前記速度パターン選択部は、前記最大到達速度が前記第1の最大速度以下である場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記32に記載の形状測定装置。
(付記34)前記速度パターン選択部は、前記最大到達速度が前記第1の最大速度よりも大きい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記第1の最大速度まで加速し、前記第1の最大速度で等速運動を行い、前記予め設定された加速度にて前記第1の最大速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記32に記載の形状測定装置。
(付記35)前記速度パターン選択部は、前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも大きい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで減速する間に前記プローブが移動する第2の距離を算出し、前記第2の距離と前記測定対象区間の長さとを比較する、付記27に記載の形状測定装置。
(付記36)前記速度パターン選択部は、前記第2の距離と前記測定対象区間の長さとが等しい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記35に記載の形状測定装置。
(付記37)前記速度パターン選択部は、前記第2の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と等しい場合には、前記初速度にて等速運動を行った後、前記終端速度まで加速する速度パターンを選択する、付記35に記載の形状測定装置。
(付記38)前記速度パターン選択部は、前記第2の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と異なる場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速して前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点まで前記プローブが移動する場合の前記最大到達速度を算出する、付記35に記載の形状測定装置。
(付記39)前記速度パターン選択部は、前記最大到達速度が前記第1の最大速度以下である場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記38に記載の形状測定装置。
(付記40)前記速度パターン選択部は、前記最大到達速度が前記第1の最大速度よりも大きい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記第1の最大速度まで加速し、前記第1の最大速度で等速運動を行い、前記予め設定された加速度にて前記第1の最大速度から前記終端速度まで減速する速度パターンを選択する、付記38に記載の形状測定装置。
(付記41)前記移動速度算出部は、前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックについては、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値である第4の曲率半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する、付記23乃至25のいずれか一に記載の形状測定装置。
(付記42)前記代表値は、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の平均値である、付記41に記載の形状測定装置。
(付記43)前記速度パターン選択部は、前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、前記プローブが前記ブロックを移動するための前記速度パターンを選択する、付記26乃至40のいずれか一に記載の形状測定装置。
(付記44)前記代表値は、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の平均値である、付記43に記載の形状測定装置。
(付記45)第1の演算器を有する三次元測定機と、第2の演算器を有し、三次元測定機を制御する制御装置と、を備え、前記移動速度算出部は、前記第1の演算器に含まれ、前記経路情報分割部は、前記第2の演算器に含まれる、付記23乃至40のいずれか一に記載の形状測定装置。
(付記46)第1の演算器を有する三次元測定機と、第2の演算器を有し、三次元測定機を制御する制御装置と、を備え、前記移動速度算出部及び前記速度パターン選択部は、前記第1の演算器に含まれ、前記経路情報分割部は、前記第2の演算器に含まれる、付記26乃至40、43及び44のいずれか一に記載の形状測定装置。
(付記47)前記プローブの移動経路を示す前記曲線は、パラメトリック3次曲線(Parametric Cubic Curves)である、付記23乃至46のいずれか一に記載の形状測定装置。
1、4 三次元測定機
2 コンピュータ
3 ケーブル
10 除震台
11 定盤
12a、12b ビーム支持体
13 ビーム
14 駆動機構
15 コラム
16 スピンドル
17 プローブ
17a 接触子
21 コンピュータ本体
22 キーボード
23 マウス
24 モニタ
25 プリンタ
31 ワーク
41 コントローラ
42 XYZ軸駆動部
43 XYZ軸エンコーダ
44 A/D変換器
45 コントローラ
51 CPU
52 メモリ
53 プログラム記憶部
54 ワークメモリ
55 表示制御部
56〜58 インタフェース
59 データ制御部
100、200、300、400 形状測定装置
411a 移動速度算出部
411b 接触子移動制御部
411a_1 カウント部
411a_2 測定パラメータ受信部
411a_3 相当半径算出部(R2算出部)
411a_4 有効半径設定部(R3設定部)
411a_5 制限速度算出部(Vd2算出部)
411a_6 最大速度算出部(VBi算出部)
411a_7 出力部
411b 接触子移動制御部
412 プログラム記憶部
451c 速度パターン選択部
BLOCK1〜BLOCK6 ブロック
L_PCC PCC曲線
SEG1〜SEG15 セグメント
VB1〜VBn、VBi 最大速度
Vd1 データ依存制限速度
Vd2 制限速度
VFi 終端速度
VSi 初速度
VUi 最大到達速度

Claims (14)

  1. プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割し、
    前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、
    前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、
    前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出し、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択し、
    前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、
    前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、
    前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出し、
    前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを決定し、
    前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、
    前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとが等しい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する速度パターンを選択する、
    形状測定装置の制御方法。
  2. プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割し、
    前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、
    前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、
    前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出し、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択し、
    前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、
    前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、
    前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出し、
    前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを決定し、
    前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、
    前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と等しい場合には、前記初速度から前記終端速度まで加速した後、前記終端速度にて等速運動を行う速度パターンを選択する、
    状測定装置の制御方法。
  3. プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割し、
    前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、
    前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、
    前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出し、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択し、
    前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、
    前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、
    前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出し、
    前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを決定し、
    前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、
    前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と異なる場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点まで移動する場合の前記最大到達速度を算出する、
    状測定装置の制御方法。
  4. 前記測定対象区間の初速度が前記終端速度と等しい場合には、前記初速度のまま一定の速度を維持して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点に移動する速度パターンを選択する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の形状測定装置の制御方法。
  5. 前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも大きい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで減速する間に前記プローブが移動する第2の距離を算出し、
    前記第2の距離と前記測定対象区間の長さとを比較する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の形状測定装置の制御方法。
  6. 前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、
    前記ブロックについては、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値である第4の曲率半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の形状測定装置の制御方法。
  7. 前記複数の区間のうち、前記有効半径が所定の範囲にある2以上の前記区間を1つのブロックとしてまとめ、
    前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の代表値の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出し、
    前記プローブが前記ブロックを移動するための前記速度パターンを選択する、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の形状測定装置の制御方法。
  8. 前記代表値は、前記ブロックに含まれる前記測定対象区間の前記有効半径の平均値である、
    請求項又はに記載の形状測定装置の制御方法。
  9. 前記プローブの移動経路を示す前記曲線は、パラメトリック3次曲線(Parametric Cubic Curves)である、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の形状測定装置の制御方法。
  10. プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割する経路情報分割部と、
    前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、前記測定対象区間でのプローブ移動の最大速度を算出する移動速度算出部と、
    前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを選択する速度パターン選択部と、を備え、
    前記経路情報分割部は、前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、
    前記移動速度算出部は、
    前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出する半径算出部と、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択する有効半径設定部と、
    前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する最大速度算出部と、を備え
    前記経路情報分割部は、
    前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、
    前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出し、
    前記速度パターン選択部は、
    前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、
    前記第1の距離と前記測定対象区間の長さとが等しい場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する速度パターンを選択する、
    形状測定装置。
  11. プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割する経路情報分割部と、
    前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、前記測定対象区間でのプローブ移動の最大速度を算出する移動速度算出部と、
    前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを選択する速度パターン選択部と、を備え、
    前記経路情報分割部は、前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、
    前記移動速度算出部は、
    前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出する半径算出部と、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択する有効半径設定部と、
    前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する最大速度算出部と、を備え、
    前記経路情報分割部は、
    前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、
    前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出し、
    前記速度パターン選択部は、
    前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、
    前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と等しい場合には、前記初速度から前記終端速度まで加速した後、前記終端速度にて等速運動を行う速度パターンを選択する、
    状測定装置。
  12. プローブの移動経路を示す曲線を複数の区間に分割する経路情報分割部と、
    前記プローブの移動経路を示す前記曲線の始点側から順に、前記複数の区間から測定対象区間を選択し、前記測定対象区間でのプローブ移動の最大速度を算出する移動速度算出部と、
    前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを選択する速度パターン選択部と、を備え、
    前記経路情報分割部は、前記測定対象区間の曲率から第1の曲率半径を算出し、
    前記移動速度算出部は、
    前記測定対象区間の開始点と終了点とを結ぶ第1の直線と、前記測定対象区間の1つ後の区間の開始点と終了点とを結ぶ第2の直線と、がなす角度に応じて第2の曲率半径を算出する半径算出部と、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径とのうちで小さい方の値を有効半径として選択する有効半径設定部と、
    前記測定対象区間について、前記有効半径の増大に応じて大きくなるプローブ移動の最大速度を算出する最大速度算出部と、を備え、
    前記経路情報分割部は、
    前記測定対象区間を複数の分割曲線に分割し、
    前記測定対象区間の開始点、前記測定対象区間の終了点、及び前記測定対象区間を前記複数の分割曲線に分割する分割点のうち、連続する3点を通過する最小の半径を有する円の前記最小の半径を、前記第1の曲率半径として算出し、
    前記速度パターン選択部は、
    前記測定対象区間の前記最大速度である第1の最大速度と、前記測定対象区間の1つ後の前記区間の前記最大速度である第2の最大速度とを比較し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度以下であれば、前記第1の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記第1の最大速度が前記第2の最大速度よりも大きければ、前記第2の最大速度を前記測定対象区間の終端速度として設定し、
    前記測定対象区間の初速度が前記終端速度よりも小さい場合には、予め設定された加速度にて前記初速度から前記終端速度まで加速する間に前記プローブが移動する第1の距離を算出し、
    前記第1の距離が前記測定対象区間の長さよりも小さく、前記終端速度が前記第1の最大速度と異なる場合には、前記予め設定された加速度にて前記初速度から最大到達速度まで加速した後、前記最大到達速度から前記終端速度まで減速して、前記プローブが前記測定対象区間の前記開始点から前記終了点まで移動する場合の前記最大到達速度を算出する、
    状測定装置。
  13. 第1の演算器を有する三次元測定機と、
    第2の演算器を有し、三次元測定機を制御する制御装置と、を備え、
    前記移動速度算出部は、前記第1の演算器に含まれ、
    前記経路情報分割部は、前記第2の演算器に含まれる、
    請求項10乃至12のいずれか一項に記載の形状測定装置。
  14. 第1の演算器を有する三次元測定機と、
    第2の演算器を有し、三次元測定機を制御する制御装置と、
    前記最大速度に基づき、前記プローブを移動させるための速度パターンを選択する速度パターン選択部と、を備え、
    前記移動速度算出部及び前記速度パターン選択部は、前記第1の演算器に含まれ、
    前記経路情報分割部は、前記第2の演算器に含まれる、
    請求項10乃至12のいずれか一項に記載の形状測定装置。
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