JP6062896B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は光走査装置に関する。
従来より、振動ミラー部と振動ミラー部を支持するトーションバー部と振動ミラー部を駆動する駆動部とを備えた共振型の光偏向器は知られている(例えば、特許文献1参照)。振動ミラー部とトーションバー部とはユニット化されて支持部材により支持されている。この光偏向器では、振動ミラー部が振動する際に、その周囲に生じる渦流によって振動ミラー部の挙動(振幅)が不安定化する虞がある。これに対して、例えば特許文献1に示す光偏向器では、振動ミラー部の端部に隣接して固体部を配置し、これにより、上記渦流の発生を抑制するようにしている。
上記振動ミラー部の駆動方式として、例えば特許文献1に示す電磁駆動方式や、特許文献2に示す圧電素子を用いた駆動方式が挙げられる。特許文献2に示す光偏向器では、振動ミラー部とトーションバー部と圧電素子(駆動部)とがユニット化されてミラーユニットを構成している。
特開2009−42737号公報 特開2011−123176号公報
しかし、従来の光偏向器では、支持部材に対するミラーユニットの組付け精度が悪いと、振動ミラー部の端部と該端部に隣接する固体部とのクリアランス距離が広くなり過ぎて、固体部による渦流抑制効果を十分に得ることができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、振動ミラー部の振動に伴い発生する渦流を確実に抑制して、振動ミラー部の挙動を安定化させようとすることにある。
本発明に係る光走査装置は、主走査方向に延びる振動ミラー部と主走査方向に交差する方向に延びて該振動ミラー部を揺動可能に支持するトーションバー部とを含むミラーユニットと、該ミラーユニットを支持する支持部材とを有する共振型の光偏向器と、該光偏向器に向けて光を出射する光源と、該光偏向器にて偏向された光を被走査面に結像させる結像レンズと、該結像レンズを収容する筐体とを備えている。
そして、上記光偏向器の支持部材には、上記振動ミラー部の主走査方向の両端部の周側面に隣接して配置され、該振動ミラー部の振動時に発生する渦流を抑制する一対の固体部が設けられ、上記光偏向器は、上記各固体部と上記振動ミラー部の両端部の周側面とのクリアランス距離が予め設定した設定距離になるように、上記支持部材に対する上記ミラーユニットの位置決めを行う位置決め機構を備え、上記位置決め機構は、上記光偏向器を上記筐体に対して位置決めする機構として兼用されている。
この構成によれば、振動ミラー部の振動時にその主走査方向の両端部から発生する渦流を固体部により掻き消して抑制することができる。
ここで、支持部材に対するミラーユニットの組付け精度が悪いと、振動ミラー部の両端部の周側面と各固体部とのクリアランス距離が予め設定した設定距離よりも広くなり、固体部による渦流の抑制効果が薄れてしまう。これに対して、上記構成では、このクリアランス距離が予め設定した設定距離になるように、位置決め機構によって、支持部材に対するミラーユニットの位置決めがなされる。よって、各固体部と振動ミラー部の両端部の周側面とのクリアランス距離が広がり過ぎることもない。よって、振動ミラー部の両端部付近から発生する渦流を固体部により確実に掻き消す(抑制する)ことができる。
また、支持部材に対するミラーユニットの位置決め機構と、筐体に対する光偏向器の位置決め機構とを兼用することで製品コストを低減することができる。
上記各固体部における上記振動ミラー部の両端部の周側面に対向する面は、該周側面に沿った形状であることが好ましい。
この構成によれば、固体部と振動ミラー部の端部の周側面との間でクリアランス距離の大小が生じることなく、クリアランス距離を一定に維持することができる。よって、クリアランス距離が大きい箇所で渦流が発生し易くなる問題を回避して、各固体部による渦流抑制効果を可及的に高めることができる。
上記ミラーユニットは、上記振動ミラー部を共振駆動する圧電素子を含み、上記支持部材は、上記圧電素子に駆動電圧を供給するための基板であることが好ましい。
この構成によれば、支持部材が基板で構成されており、この基板の一部を利用して上記各固定部を形成することができるので、製品コストを低減することができる。
上記ミラーユニットは、上記振動ミラー部の周囲を囲むように形成され且つ上記トーションバー部を介して該振動ミラー部を保持する固定枠部を有し、上記位置決め機構は、上記支持部材における上記ミラーユニットの支持面から突出する突出部を有する位置決めピンと、上記固定枠部に形成され、上記位置決めピンにおける上記突出部に係合するピン係合部とを含むことが好ましい。
この構成によれば、ミラーユニットの固定枠部に形成されたピン係合部が、位置決めピンの突出部に係合することで、支持部材に対するミラーユニットの位置決めがなされる。こうして、位置決め機構を簡単な構成により実現することができる。
上記位置決めピンは、複数設けられており、上記複数の位置決めピンを連結する連結部をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、複数の位置決めピンが連結部を介して連結されているので、位置決めピンの支持部材への組付け作業を容易に行うことができる
本発明によれば、振動ミラー部の振動に伴い発生する渦流を確実に抑制して、振動ミラー部の挙動を安定化させることができる。
図1は、実施形態における光走査装置を備えた画像形成装置を示す縦断面図である。 図2は、光走査装置の光偏向器示す平面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、変形例1を示す図3相当図である。 図5は、変形例2を示す図3相当図である。 図6は、実施形態2を示す図2相当図である。 図7は、実施形態3を示す図2相当図である。 図8は、実施形態3における光偏向器を有する光走査装置を示す概略の断面図である。 図9は、他の実施形態を示す図3相当図である。 図10は、他の実施形態を示す図3相当図である 図11は、他の実施形態を示す図2相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態における画像形成装置としてのレーザープリンター1の概略構成を示す断面図である。
レーザープリンター1は、図1に示すように、箱状のプリンタ本体2と、手差し給紙部6と、カセット給紙部7と、画像形成部8と、定着部9と、排紙部10とを備えている。そうして、レーザープリンター1は、プリンタ本体2内の搬送路Lに沿って用紙を搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙に画像を形成するように構成されている。
手差し給紙部6は、プリンタ本体2の1つの側部に開閉可能に設けられた手差しトレイ4と、プリンタ本体2の内部に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラー5とを有している。
カセット給紙部7は、プリンタ本体2の底部に設けられている。カセット給紙部7は、互いに重ねられた複数の用紙を収容する給紙カセット11と、給紙カセット11内の用紙を1枚ずつ取り出すピックローラー12と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送路Lへと送り出すフィードローラー13及びリタードローラー14とを備えている。
画像形成部8は、プリンタ本体2内におけるカセット給紙部7の上方に設けられている。画像形成部8は、プリンタ本体2内に回転可能に設けられた像担持体である感光ドラム16と、感光ドラム16の周囲に配置された帯電器17と、現像部18と、転写ローラー19及びクリーニング部20と、感光ドラム16の上方に配置された光走査装置30と、トナーホッパー21とを備えている。そうして、画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から供給された用紙に画像を形成するようになっている。
尚、搬送路Lには、送り出された用紙を、一時的に待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8に供給する一対のレジストローラー15が設けられている。
定着部9は、画像形成部8の側方に配置されている。定着部9は、互いに圧接されて回転する定着ローラー22及び加圧ローラー23を備えている。そうして、定着部9は、画像形成部8で用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させるように構成されている。
排紙部10は、定着部9の上方に設けられている。排紙部10は、排紙トレイ3と、排紙トレイ3へ用紙を搬送するための一対の排紙ローラー24と、排紙ローラー対24へ用紙を案内する複数の搬送ガイドリブ部25とを備えている。排紙トレイ3は、プリンタ本体2の上部に凹状に形成されている。
レーザープリンター1が画像データを受信すると、画像形成部8において、感光ドラム16が回転駆動されると共に、帯電器17が感光ドラム16の表面を帯電させる。
そして、画像データに基づいて、光走査装置30から感光ドラム16へとレーザー光が出射される。感光ドラム16の表面には、レーザー光が照射されることによって静電潜像が形成される。感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像部18で現像されることにより、トナー像として可視像となる。
その後、用紙は、転写ローラー19により感光ドラム16の表面に押し付けられる。そのことにより、用紙に感光ドラム16のトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着部9において定着ローラー22と加圧ローラー23とにより加熱及び加圧される。その結果、トナー像が用紙に定着する。
光走査装置30は、光偏向器35と筐体36とを有している。光偏向器35は、筐体36内に収容されていて、光源から出射された光を偏向走査させる。光偏向器35にて偏向走査された光は、筐体36の開口部を通過して感光ドラム16の周面に照射される。
図2に示すように、光偏向器35は、ミラーユニット40と基板55とを備えている。ミラーユニット40は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical System)デバイスであり、シリコン板をエッチング加工することにより形成されている。
ミラーユニット40は、振動ミラー部41と一対のトーションバー部42と一対の横梁部44と固定枠部46とを有している。ミラーユニット40は、固定枠部46を介して基板55の上面に固定されている。
振動ミラー部41は、平面視で略楕円形状をなす薄板状に形成されている。振動ミラー部41の長軸方向は主走査方向に一致し、短軸方向が副走査方向に一致している。振動ミラー部41の厚さ方向の一側面は、光源から出射された光を反射するための反射面41aとされている。この反射面41aには、光の反射率を高めるために例えばアルミやクロムからなる光反射膜が形成されている。
固定枠部46は、振動ミラー部41の周囲を囲むように形成されている。具体的には、固定枠部46は、副走査方向に延びる2つの縦辺部47と主走査方向に延びる2つの横辺部48とを有する矩形枠状に形成されている。
一対の横梁部44は、振動ミラー部41に対して副走査方向の両側に配置されている。各横梁部44は、固定枠部46の2つの縦辺部47間に跨って配置されている。振動ミラー部41は、一対のトーションバー部42及び一対の横梁部44を介して固定枠部46に支持されている。一対のトーションバー部42は、副走査方向に延びていて、振動ミラー部41の短軸の延長線上に位置している。
上記圧電素子45は、各横梁部44に2つずつ取付けられて合計で4つ設けられている。各圧電素子45は、基板55に形成された駆動回路に電気的に接続されている。そして、駆動回路より各圧電素子45に印加する印加電圧(駆動電圧)を所定の周波数で変動させることにより圧電素子45が伸縮して振動するようになっている。各圧電素子45の振動周波数は、振動ミラー部41の共振周波数に一致するように設定されている。
振動ミラー部41は、各圧電素子45が振動することにより共振して上記両トーションバー部42回りに捻れ振動する。そうして、振動ミラー部41は、光源から反射面41aに入射する光の反射方向を変化させて光を主走査方向に往復走査させる。
基板55は、断面が矩形枠状の柱状に形成されている。詳しくは、基板55は、副走査方向に延びる一対の縦辺部56と、主走査方向に延びる一対の横辺部57とを有している。基板55の上面には、ミラーユニット40の固定枠部46が固定支持されている。
一対の縦辺部56の副走査方向の中央部には、互いの内側に矩形状に突出する突条部(固体部に相当)58が形成されている。突条部58は、基板55の一部を構成していて、その高さ方向の全体に亘って形成されている。突条部58は、平面視で振動ミラー部41の主走査方向の両端部の周側面に隣接するように形成されている。各突条部58は、振動ミラー部41の振動時にその両端部から発生する渦流を掻き消すように機能する。これにより、振動ミラー部41の挙動(振幅)を安定化して光の走査精度を向上させることができる。
ここで、振動ミラー部41の主走査方向の両端部と突条部58とのクリアランス距離dが広すぎると、突条部58により渦流を十分に抑制することができないという問題がある。そこで、本実施形態では、基板55に対するミラーユニット40の位置決めを行う位置決め機構が設けられている。
具体的には、上記位置決め機構は、第1位置決めピン60と、第2位置決めピン61と、第1ピン係合凹部49と、第2ピン係合凹部50とを有している。
第1位置決めピン60は、基板55の一方の突条部58を貫通しており、第2位置決めピン61は、基板55の他方の突条部58を貫通している。各位置決めピン60,61は、振動ミラー部41の長軸の延長線上に位置している。各位置決めピン60,61の一端部は、基板55の上面よりも上側に突出して突出部60a,61aを構成している。各位置決めピン60,61の他端部は、連結板部62により連結されている。
第1ピン係合凹部49は、固定枠部46の一方の縦辺部47に形成されている。第1ピン係合凹部49は、該縦辺部47の内側(振動ミラー部41側)の端縁における副走査方向の中央部をV字状に切り欠いて形成されている。第1ピン係合凹部49の内側面が、第1位置決めピン60の突出部60aに当接することにより、ミラーユニット40の主走査方向の位置決めがなされる。
第2ピン係合凹部50は、固定枠部46の他方の縦辺部47に形成されている。第2ピン係合凹部50は、該縦辺部47の内側(振動ミラー部41)の端縁における副走査方向の中央部をU字状に切り欠いて形成されている。このU字の半径は第2位置決めピン61の半径と同等かそれよりも僅かに大きい。第2ピン係合凹部50の副走査方向の両側面が第2位置決めピン61の突出部60aに当接することにより、ミラーユニット40の副走査方向の位置決めがなされる。
ミラーユニット40を基板55に組み付ける際には、ミラーユニット40の固定枠部46に形成された第1ピン係合凹部49を第1位置決めピン60の突出部60aに係合させ、第2ピン係合凹部50を第2位置決めピン61の突出部61aに係合させる。これにより、各突条部58と、振動ミラー部41の主走査方向の両端部の周側面とのクリアランス距離dが予め設定した設定距離に規制される。したがって、クリアランス距離が広くなり過ぎて各突条部58による渦流の抑制効果が薄れるのを防止することができる。よって、振動ミラー部41の両端部付近から発生する渦流を各突条部58により確実に掻き消して、振動ミラー部41の挙動(振幅)を安定化させることができる。
また、上記実施形態では、第1ピン係合凹部49をV字状に形成し、第2ピン係合凹部50をU字状に形成したことで、両ピン係合凹部49,50を共にV字状に形成した場合に比べて、固定枠部46の副走査方向の移動を規制して、基板55に対するミラーユニット40の位置決め精度をさらに高めることができる。延いては、各突条部58と、振動ミラー部41の主走査方向の両端部の周側面とのクリアランス距離dを予め設定した設定距離に精度良く合わせることができる。
また、上記実施形態では、上記渦流を抑制するための突条部58を基板55の一部として一体形成するようにしたことで、部品点数を削減して装置全体の低コスト化を図ることができる。
また、上記実施形態では、第1位置決めピン60及び第2位置決めピン61は連結板部62により互いに連結されている。したがって、第1位置決めピン60及び第2位置決めピン61を基板55に対して一度で組み付けることができる。よって、各位置決めピン60,61の基板55への組付け作業を容易化することができる。
−変形例1−
図4は、変形例1を示している。この変形例1は、連結板部62の上面にアーチ形成部63を有する点で上記実施形態1とは異なる。尚、以下の変形例及び実施形態において、実施形態1と同じ構成部分には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
上記アーチ形成部63は、振動ミラー部41の主走査方向の両端部の軌道に沿ったアーチ面(円筒面)64を形成している。この構成によれば、振動ミラー部41が水平状態からトーションバー部42周りに捻り振動することで振動ミラー部41の両端部と各突条部58とのクリアランス距離が広がったとしても、振動ミラー部41の両端部とアーチ形成部63のアーチ面64とのクリアランス距離が一定に保たれる。よって、振動ミラー部41の両端部から発生する渦流をアーチ形成部63によって抑制することができる。
−変形例2−
図5は、変形例2を示している。この変形例2は、連結板部62の上面に一対の傾斜面66を有する点で上記実施形態1とは異なる。
上記一対の傾斜面66は、主走査方向の中央側から外側に向かって上側に傾斜している。この構成によれば、振動ミラー部41が水平状態からトーションバー部42周りに捻り振動することで振動ミラー部41の両端部と各突条部58とのクリアランス距離が広がったとしても、振動ミラー部41の両端部と各傾斜面66とのクリアランス距離はそれほど変化しない。よって、振動ミラー部41の両端部から発生する渦流をアーチ形成部63によって抑制することができる。
しかも本変形例2では、変形例1のようにアーチ面64を形成する必要がないので、変形例1に比べて製造が容易である。
《実施形態2》
図6は、実施形態2を示している。本実施形態2は、突条部58の形状が上記実施形態1及び各変形例とは異なっている。
すなわち、突条部58における突出側の端面53a(つまり突条部58における振動ミラー部41の両端部に対向する面)は、振動ミラー部41の捻りがない状態(中立状態)で反射面41aに垂直な方向から見て、振動ミラー部41の両端部の周側面を囲むように形成されている。この周側面と突条部58の端面53aとのクリアランス距離は、該周側面のいずれの箇所においても一定である。
この構成によれば、突条部58と振動ミラー部41の端部の周側面との間でクリアランス距離の大小が生じることなく、クリアランス距離を一定に維持することができる。よって、クリアランス距離が大きい箇所で渦流が発生し易くなる問題を回避して、突条部58よる渦流抑制効果を可及的に高めることができる。
《実施形態3》
図7は、実施形態3を示している。本実施形態3は、第1位置決めピン60及び第2位置決めピン61の配置が上記各実施形態及び各変形例とは異なる。
すなわち、本実施形態3では、第1位置決めピン60及び第2位置決めピン61は共に、基板55における他方の縦辺部56を貫通している。これに対応して、第1ピン係合凹部49及び第2ピン係合凹部50は共に、ミラーユニット40の固定枠部46における他方側の縦辺部47に形成されている。
図8は、本実施形態3における光偏向器35を備えた光走査装置30を示している。光走査装置30は、断面が台形状の筐体70を有している。筐体70の側壁部には、光偏向器35を取付けるための矩形状の取付用開口70aが形成されている。光偏向器35は、基板55を貫通するボルト73により筐体70の側壁部に固定されている。ミラーユニット40は筐体70内に臨んで配置されており、光源71から出射された光はミラーユニット40の振動ミラー部41にて反射されて主走査方向に偏向走査される。この走査光は、筐体70内に配置された走査レンズ72に入射した後、光通過開口70bを通過して感光ドラム16の周面に露光する。走査レンズ72は、光偏向器35にて偏向された光を被走査面に結像させる結像レンズとして機能する。
作業者が光偏向器35を筐体70に対して組み付ける際には、第1位置決めピン60及び第2位置決めピン61を取付用開口70aの内壁面70kに当接させる。そうして、筐体70に対する光偏向器35の位置決めを行った後に、光偏向器35をボルト73により筐体70に固定する。
したがって、上記実施形態3では、ミラーユニット40を基板55に対して位置決めする位置決め機構と、光偏向器35を筐体70に対して位置決めする位置決め機構とを兼用することができ、これにより、装置全体の低コスト化を図ることができる。
《他の実施形態》
上記各実施形態及び各変形例では、第1位置決めピン60及び第2位置決めピン61を連結板部62により連結するようにしているが、図9及び図10に示すように、連結板部62を第1位置決めピン60側と第2位置決めピン61側とに分割するようにしてもよい。これによれば、光偏向器35の周辺の温度が上昇した際、連結板部62及び基板55の線膨張係数の差により基板55に対する両位置決めピン60,61の相対位置が変化するのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、各位置決めピン60,61は、平面視で振動ミラー部41の長軸の延長線上に位置しているが、これに限ったものではなく、例えば図11に示すように、各位置決めピン60,61が、振動ミラー部41の長軸の延長線に対して副走査方向に離間して配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装の一例としてレーザープリンターについて説明したが、これに限ったものではなく、画像形成装は、複写機、複合機、スキャナー又はプロジェクター等であってもよい。
また、上記実施形態では、振動ミラー部41を圧電素子45により共振駆動するようにしているが、これに限ったものではなく、振動ミラー部41を電磁的に駆動するようにしてもよい。
また、本発明は、上記各実施形態及び変形例に限定されるものでなく、本発明には、上記各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせた構成が含まれる。
以上説明したように、本発明は光走査装置について有用である。
1 レーザープリンター(画像形成装置)
30 光走査装置
31 光源
35 光偏向器
40 ミラーユニット
41 振動ミラー部
41a 反射面
42 トーションバー部
45 圧電素子
46 固定枠部
49 第1ピン係合凹部
50 第2ピン係合凹部
55 基板(支持部材)
58 突条部(固体部)
60 第1位置決めピン
60a 突出部
61 第2位置決めピン
61a 突出部
62 連結板部
63 アーチ面形成部
64 アーチ面
70 筐体
71 光源
72 走査レンズ(結像レンズ)

Claims (6)

  1. 主走査方向 に延びる振動ミラー部と主走査方向に交差する方向に延びて該振動ミラー部を揺動可能に支持するトーションバー部とを含むミラーユニットと、該ミラーユニットを支持する支持部材とを有する共振型の光偏向器と、該光偏向器に向けて光を出射する光源と、該光偏向器にて偏向された光を被走査面に結像させる結像レンズと、該結像レンズを収容する筐体とを備えた光走査装置であって、
    上記光偏向器の支持部材には、上記振動ミラー部の主走査方向の両端部の周側面に隣接して配置され、該振動ミラー部の振動時に発生する渦流を抑制する一対の固体部が設けられ、
    上記光偏向器は、上記各固体部と上記振動ミラー部の両端部の周側面とのクリアランス距離が予め設定した設定距離になるように、上記支持部材に対する上記ミラーユニットの位置決めを行う位置決め機構を備え
    上記位置決め機構は、上記光偏向器を上記筐体に対して位置決めする機構として兼用されている、光走査装置
  2. 請求項1記載の光走査装置において、
    上記固体部における上記振動ミラー部の両端部に対向する面は、該振動ミラー部の反射面に垂直な方向から見て該両端部の周側面を囲むように形成されている、光走査装置
  3. 請求項1又は2記載の光走査装置において、
    上記ミラーユニットは、上記振動ミラー部を共振駆動する圧電素子を含み、
    上記支持部材は、上記圧電素子に駆動電圧を供給するための基板である、光走査装置
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光走査装置において、
    上記ミラーユニットは、上記振動ミラー部の周囲を囲むように形成され且つ上記トーションバー部を介して該振動ミラー部を保持すると共に支持部材に固定支持された固定枠部を有し、
    上記位置決め機構は、上記支持部材における上記固定枠部の支持面から突出する突出部を有する位置決めピンと、上記固定枠部に形成され、上記位置決めピンにおける上記突出部に係合するピン係合部とを含む、光走査装置
  5. 請求項4記載の光走査装置において、
    上記位置決めピンは、複数設けられており、
    上記複数の位置決めピンを連結する連結部をさらに備えている、光走査装置
  6. 請求項5記載の光走査装置において、
    上記連結部は、上記位置決めピンの上記突出部側とは反対側の端部同士を連結する板状部からなり、
    上記板状部には、上記振動ミラー部の主走査方向の両端部の軌跡に沿うように湾曲したアーチ面を形成するアーチ面形成部が一体形成されている、光走査装置
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