JP6061516B2 - ドンペリドン口腔内崩壊錠 - Google Patents
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Description
悪心や嘔吐の症状が強い場合には、水の摂取が困難なケースがあり、唾液または少量の水によって経口摂取が可能な剤形である口腔内崩壊錠で、ドンペリドンを含有する経口製剤を開発することが望まれている。また、高齢者や小児に適した剤形としても、口腔内で速やかに溶解もしくは崩壊し、飲み込みの容易な剤形である口腔内崩壊錠の開発が望まれている。
口腔内崩壊錠は、口腔内で唾液または少量の水によって速やかに溶解または崩壊することが必要とされている。しかしながら、錠剤を口腔内で速やかに崩壊する工夫を行うと、錠剤硬度が低下する虞があり、逆に硬度を高める工夫を行うと、錠剤の崩壊性が低下してしまう虞がある。錠剤の硬度を高める工夫の1つとしては、結合剤を用いる方法があり、口腔内崩壊錠に用いる結合剤としては、口腔内での崩壊性を低下させる虞が小さい結合剤が好まれている(特許文献1参照)。
特許文献1では、先験的に考えうる結合剤の例として、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビドンK30、アラビアゴムおよび白糖があげられており、30秒未満の崩壊時間を有するものは白糖を除いて他になく、白糖は齲蝕原性があることに加え、環境湿度の影響を極めて受け易いことから、除外されるべきであることから、ドンペリドンを含有する口腔内崩壊錠に用いる結合剤としては、マルトデキストリンを選択したことが示されている。
(1) D-マンニトール、乳糖、トレハロース、キシリトール、マルチトールおよびエリスリトールから選ばれた1つ以上の賦形剤、ドンペリドンならびにヒドロキシプロピルセルロースを含有する口腔内崩壊錠。
(2) 該賦形剤と、該ヒドロキシプロピルセルロースの重量比が、500:1〜50:1である前記(1)記載の口腔内崩壊錠。
(3) さらに、崩壊剤を含有する前記(1)または(2)記載の口腔内崩壊錠。
(4) 崩壊剤が、クロスポビドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウムおよびデンプンから選ばれた1つ以上の崩壊剤である、前記(3)記載の口腔内崩壊錠。
(5) 錠剤硬度が25〜150Nである、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の口腔内崩壊錠。
(6) D-マンニトール、乳糖、トレハロース、キシリトール、マルチトールおよびエリスリトールから選ばれた1つ以上の賦形剤ならびにドンペリドンを含有する口腔内崩壊錠の製造方法であって、
該賦形剤に、ヒドロキシプロピルセルロースを含有する結合液を添加して、湿式造粒する工程、および
得られた造粒物を打錠する工程、を含むことを特徴とする、該口腔内崩壊錠の製造方法。
(7) 湿式造粒が、撹拌造粒である前記(6)記載の製造方法。
(8) 造粒中の該賦形剤と、該ヒドロキシプロピルセルロースの重量比を、500:1〜50:1にすることを特徴とする前記(6)または(7)記載の製造方法。
(9) 湿式造粒する工程において、該賦形剤とともに崩壊剤を湿式造粒することを特徴とする前記(6)〜(8)のいずれかに記載の製造方法。
(10) 崩壊剤が、クロスポビドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウムおよびデンプンから選ばれた1つ以上の崩壊剤である、前記(9)記載の製造方法。
(11) 打錠工程における打錠圧が、錠剤硬度を25〜150Nにする打錠圧であることを特徴とする、前記(6)〜(10)のいずれかに記載の製造方法。
で表される5-クロロ-1-{1-[3-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)プロピル]ピペリジン-4-イル}-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンまたはその薬学的に許容される塩である。
本発明の口腔内崩壊錠は、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、キシリトール、マルチトールおよびエリスリトールから選ばれた1つ以上の賦形剤、好ましくはD-マンニトール、乳糖およびエリスリトールから選ばれた1つ以上の賦形剤、より好ましくはD-マンニトールを、20〜95重量%、より好ましくは40〜90重量%、さらに好ましくは60〜85重量%含有することが好ましい。
D-マンニトール、乳糖、トレハロース、キシリトール、マルチトールおよびエリスリトールから選ばれた1つ以上の賦形剤は、体積平均粒子径が5〜150μmであるのが好ましく、10〜100μmであるのがより好ましく、15〜60μmであるのがさらに好ましい。該賦形剤の体積平均粒子径は、例えばレーザー法にて定方向径を測定し、測定されたそれぞれの数値を球形粒子の径であるとみなして体積平均径を計算することにより求めればよく、具体的には、マルバーン(MALVERN)社製、マスターサーザー(mastersizer)2000で、エタノールを分散媒に用いて測定すればよい。
他の添加剤としては、一般的な固形製剤において、例えば賦形剤、結合剤、滑沢剤等の用途に用いられる添加剤のうち、口腔内崩壊錠に用いることが知られた添加剤であればよい。また、本発明の口腔内崩壊錠中の他の添加剤の量は、一般的に口腔内崩壊錠に用いられる量である。
他の添加剤としての賦形剤としては、例えば糖(例えば白糖、マルトース等)、糖アルコール(例えばソルビトール等)、セルロース(例えば結晶セルロース、粉末セルロース等)、難水溶性無機塩(例えばタルク、軽質無水ケイ酸等)等があげられ、これらを単独でまたは2種以上用いてもよい。
他の添加剤としての結合剤としては、例えばヒドロキシプロピルセルロース以外のセルロース誘導体(例えばメチルセルロース、カルメロース、カルボキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等)、セルロース(例えば結晶セルロース等)、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、プルラン、デキストリン、アラビアゴム、ゼラチン等があげられ、これらを単独でまたは2種以上用いてもよい。
他の添加剤としての滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール等があげられ、より好ましくはステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、フマル酸ステアリルナトリウム等があげられ、これらを単独でまたは2種以上用いてもよい。
また、本発明の口腔内崩壊錠は、色素、遮光剤、香料等を含有していてもよく、例えば、酸化チタン、酸化鉄(具体的には黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄等)、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ベンガラ、カーボンブラック、薬用炭、硫酸バリウム、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、銅クロロフィン、各種香料等があげられる。
また、本発明の口腔内崩壊錠は、打錠する工程の中または後に、高温や高湿度の環境下で保存することなく、打錠する工程の中および後に、25℃、湿度60%RH下で、優れた硬度を有する。
錠剤の硬度は、一般的に錠剤硬度計で錠剤の直径方向の破壊強度として測定されるが、その値は25〜150Nであるのが好ましく、30〜100Nであるのがより好ましく、40〜60Nであるのが特に好ましい。錠剤の硬度は、市販の錠剤破壊強度測定機、例えば、ジャパンマシナリー製PTB-311E型により測定できる。錠剤自動分包機で包装を施す工程においてもかけ、くずれ等が生じにくい程度を測定するには、落下試験や摩損度試験を行うことによって測定できる。
ドンペリドンを含有する口腔内崩壊錠において、ヒドロキシプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルセルロースおよびエチルセルロースを含有することで、該口腔内崩壊錠が、かけ、くずれ等が生じにくい優れた硬度、錠剤自動分包機で包装を施す工程においてもかけ、くずれ等が生じにくい硬度、または錠剤表面に水溶性のフイルムコーティング膜を施すためのコーティング工程においてもかけ、くずれ等が生じにくい硬度を有する。
得られた造粒物を、打錠する工程を含むことを特徴とする、該口腔内崩壊錠の製造方法があげられる。
なお、本発明において、湿式造粒する工程は、造粒後の乾燥を含む。
また、所望により、崩壊剤(前記と同義)を含有していてもよい。
さらに、結合液は、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、キシリトール、マルチトール、エリスリトール等を含有することができる。その場合の該D-マンニトール、乳糖、トレハロース、キシリトール、マルチトール、エリスリトール等の量は、結合剤に対して2〜20重量%、好ましくは3〜10重量%である。
整粒品250.0gに、香料0.25gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク社製)2.53gを混合した後、ロータリー打錠機(コレクト、菊水製作所社製、7.0 mmφ隅角平面の杵と7.0 mmφの臼を3セット使用)で、打錠圧700kgfで、打錠して、口腔内崩壊錠を得た。
ドンペリドン(ヤンセンファーマスーティカル社製、体積平均粒子径およそ10μm)70.0g、黄色三二酸化鉄(癸巳化成社製)0.84g、D-マンニトール(Pearlitol 25C、ロケットジャパン社製、体積平均粒子径およそ25μm)508.2g、D-マンニトール(日研化成社製、体積平均粒子径およそ50μm)202.16g、クロスポビドン(ポリプラスドンXL-10、アイエスピー・ジャパン社製)42.0g、軽質無水ケイ酸(アドソリダー101、フロイント産業社製)1.68gおよび甘味料1.68gを撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーターFM-VG-05、パウレック社製)に投入して混合後、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(TC-5E、信越化学社製)の2.5%w/w水溶液168gをおよそ10分間でスプレー添加し、引き続き精製水16gを2分間でスプレー添加して造粒した。造粒品を、通風乾燥機に投入し、吸気温度70 ℃で製品温度50℃まで乾燥した後、整粒機(スクリーン径φ1.0 mm)(コーミル、パウレック社製)で整粒し、整粒品とした。
整粒品250.0gに、香料0.25gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク社製)2.53gを混合した後、ロータリー打錠機(コレクト、菊水製作所社製、7.0 mmφ隅角平面の杵と7.0 mmφの臼を3セット使用)で、打錠圧700kgfで、打錠して、口腔内崩壊錠を得た。
比較例1におけるヒドロキシプロピルメチルセルロースを、ポリビニルピロリドン(プラスドンK-25、ISP社製)に換えて、同様に口腔内崩壊錠を得た。
比較例1におけるヒドロキシプロピルメチルセルロースを、部分けん化ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG-05、日本合成化学社製)に換えて、同様に口腔内崩壊錠を得た。
ドンペリドン(ヤンセンファーマスーティカル社製、体積平均粒子径およそ10μm)70.0g、黄色三二酸化鉄(癸巳化成社製)0.84g、D-マンニトール(Pearlitol 25C、ロケットジャパン社製、体積平均粒子径およそ25μm)508.2g、D-マンニトール(日研化成社製、体積平均粒子径およそ50μm)206.36g、クロスポビドン(ポリプラスドンXL-10、アイエスピー・ジャパン社製)42.0g、軽質無水ケイ酸(アドソリダー101、フロイント産業社製)1.68gおよび甘味料1.68gを撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーターFM-VG-05、パウレック社製)に投入して混合後、水190gを3分間でスプレー添加して造粒した。造粒品を、通風乾燥機に投入し、吸気温度70 ℃で製品温度50℃まで乾燥した後、整粒機(スクリーン径φ0.8 mm)(エルベッカ(ERWEKA)社製、AR402)で整粒し、整粒品とした。
整粒品300.0gに、香料0.3gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク社製)3gを混合した後、ロータリー打錠機(コレクト、菊水製作所社製、7.0 mmφ隅角平面の杵と7.0 mmφの臼を3セット使用)で、打錠圧700kgfで、打錠して、口腔内崩壊錠を得た。
実施例1および比較例1〜4で得られた口腔内崩壊錠の、それぞれ5錠について、錠剤硬度測定器(ジャパンマシナリー製PTB-311E型)で錠剤硬度を測定した。測定結果を表6に示した。
また、崩壊性について評価するために、吸水時間の測定を行った。測定結果を表6に示した。
(吸水時間測定法)
直径55 mmの円形ろ紙上に10 mg/mLの黄色5号水溶液を2 mL滴下した。この湿潤したろ紙上に得られた口腔内崩壊錠 1錠を静置し、錠剤表面全てに色素液が浸潤するまでに要した時間を計測した。それぞれ2錠を測定し、平均値を求めた。
実施例1および比較例1〜4で得られた口腔内崩壊錠のそれぞれ3錠について、溶出性を評価するために、溶出試験を行った。
(溶出試験)
溶出試験は日局第2法(回転パドル法)に従い、試験液には精製水900mLを用いて行い、操作条件は、37℃、50rpmで実施した。試験開始5、10、15、20、25および30分後にサンプリングされた溶出液について、ドンペリドンの溶出量をUV法(測定波長284 nm及び 350 nm)で定量し、溶出プロファイルとして評価した。
試験例2の結果を図1に示す。比較例1〜4で得られた口腔内崩壊錠は、30分までに溶出量が30%に達しなかったのに対して、実施例1で得られた口腔内崩壊錠は、30分までに溶出量が30%を超え、優れた溶出性を示した。
整粒品16737.9g(2バッチ分)、エチルセルロース(エトセルPremium 10FP、ダウ・ケミカル社製)347.1g、甘味料43.4g、香料52.1gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク社製)173.4gを混合機(60 L)(ツインブレードTBM-60、徳寿工作所社製)に入れて混合した後、ロータリー打錠機(VIRGO、菊水製作所社製、7.0 mmφ隅角平面の杵と7.0 mmφの臼を12セット使用)で表8の打錠条件にて打錠して、口腔内崩壊錠を得た。
整粒品8194.0g、エチルセルロース(エトセルPremium 10FP、ダウ・ケミカル社製)169.9g、甘味料21.2g、香料25.4gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク社製)85.0gを混合機(60 L)(ツインブレードTBM-60、徳寿工作所社製)に入れて混合した後、ロータリー打錠機(VIRGO、菊水製作所社製、6.0 mmφ隅角平面の杵と6.0 mmφの臼を12セット使用)で表10の打錠条件にて打錠して、口腔内崩壊錠を得た。
実施例2および3で得られた口腔内崩壊錠のそれぞれ10錠について、錠剤硬度測定器(ジャパンマシナリー製PTB-311E型)で錠剤硬度を測定した。測定結果を表11に示した。
また、崩壊性について評価するために、吸水時間の測定を行った。測定結果を表11に示した。
(吸水時間測定法)
直径55 mmの円形ろ紙上に10 mg/mLの黄色5号水溶液を2 mL滴下した。この湿潤したろ紙上に得られた口腔内崩壊錠 1錠を静置し、錠剤表面全てに色素液が浸潤するまでに要した時間を計測した。それぞれ2錠を測定し、平均値を求めた。
実施例2および3で得られた口腔内崩壊錠のそれぞれ12錠について、溶出性を評価するために、溶出試験を行った。
(溶出試験)
溶出試験は日局第2法(回転パドル法)に従い、試験液には精製水900mLを用いて行い、操作条件は、37℃、50rpmで実施した。試験開始5、10、15、20、25および30分後にサンプリングされた溶出液について、ドンペリドンの溶出量をUV法(測定波長284 nm及び 350 nm)で定量し、溶出プロファイルとして評価した。
試験例2の結果を図2に示す。実施例2および3で得られた口腔内崩壊錠は、30分までに溶出量が30%を超え、優れた溶出性を示した。
Claims (10)
- D-マンニトール、ドンペリドンおよびヒドロキシプロピルセルロースを含有する口腔内崩壊錠であって、
口腔内崩壊錠中にドンペリドンを5〜10重量%およびD-マンニトールを60〜85重量%含有し、口腔内崩壊錠中のマンニトールとヒドロキシプロピルセルロースの重量比が200:1〜100:1である、
該口腔内崩壊錠。 - さらに、崩壊剤を含有する請求項1記載の口腔内崩壊錠。
- 崩壊剤が、クロスポビドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウムおよびデンプンから選ばれた1つ以上の崩壊剤である、請求項2記載の口腔内崩壊錠。
- 錠剤硬度が25〜150Nである、請求項1〜3のいずれかに記載の口腔内崩壊錠。
- D-マンニトール、ドンペリドンおよびヒドロキシプロピルセルロースを含有する口腔内崩壊錠の製造方法であって、
D-マンニトールおよびドンペリドンを含有する混合物に、ヒドロキシプロピルセルロースを含有する結合液を添加して、湿式造粒する工程、および
得られた造粒物を打錠する工程を含み、
口腔内崩壊錠中にドンペリドンを5〜10重量%およびD-マンニトールを60〜85重量%含有し、口腔内崩壊錠中のマンニトールとヒドロキシプロピルセルロースの重量比が200:1〜100:1である、
該製造方法。 - D-マンニトール、ドンペリドンおよびヒドロキシプロピルセルロースを含有する口腔内崩壊錠の製造方法であって、
D-マンニトールに、ヒドロキシプロピルセルロースを含有する結合液を添加して、湿式造粒する工程、および
得られた造粒物とドンペリドンを混合し、打錠する工程を含み、
口腔内崩壊錠中にドンペリドンを5〜10重量%およびD-マンニトールを60〜85重量%含有し、口腔内崩壊錠中のマンニトールとヒドロキシプロピルセルロースの重量比が200:1〜100:1である、
該製造方法。 - 湿式造粒が、撹拌造粒である請求項5または6記載の製造方法。
法。 - 湿式造粒する工程において、D-マンニトールとともに崩壊剤を湿式造粒することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の製造方法。
- 崩壊剤が、クロスポビドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウムおよびデンプンから選ばれた1つ以上の崩壊剤である、請求項8記載の製造方法。
- 打錠工程における打錠圧が、錠剤硬度を25〜150Nにする打錠圧であることを特徴とする、請求項5〜9のいずれかに記載の製造方法。
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