JP2009263297A - 経口固形組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】顆粒や細粒などの非崩壊性の粒子状の製剤を服用したときの、口腔内の舌の上で感じるざらつき感、異物感、残留物といった不快感を著しく低減させた経口固形組成物を提供すること。
【解決手段】非崩壊性粒子の最外部に水膨潤性ゲル形成層を形成させた経口固形組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、顆粒や細粒などの非崩壊性の粒子状の製剤を服用したときに、口腔内の舌の上で感じるざらつき感や粉っぽさといった不快感が著しく低減された経口固形組成物に関する。
多くの薬物は、収れん性、刺激性、苦味、渋味やエグ味などの不快な味を呈する場合が多く、そのままでは服用することはできないため、不快な味のマスキング機能を付加する場合がある。また、薬物に対して、腸溶性や徐放性、持続性、耐胃液性などの機能を付加する場合もある。これらの機能を付加するために、薬物の結晶に、或は、薬物を含有した粒子状の製剤に胃溶性高分子、腸溶性高分子、水不溶性高分子、ワックス類等で被覆を施した粒子状の被覆製剤としたり、薬物とこれらの高分子やイオン交換樹脂でマトリックスを形成させた粒子状のマトリックス製剤とすることが多い。
しかし、これらの粒子状の製剤をそのままで、また、即崩性の粒子状の製剤と混合して、あるいは、これらの粒子状の製剤を含有させた口腔内崩壊錠として製剤化すると、これらの粒子状の製剤は、口の中では直ぐに崩壊しない非崩壊性粒子であるため、服用時に、ざらつき感や粉っぽさなどの不快感を与えてしまう場合が多い。特に、近年、良く開発されている口腔内崩壊錠では、薬物がマスキングされた非崩壊性粒子を含み、製剤自体を水無しで服用する場合もあるため、その場合、水と共に服用する時よりも、非崩壊性粒子によるざらつき感、異物感、残留物感などによる不快感は非常に大きなものとなる。
非崩壊性粒子によるざらつき感、異物感、残留物感などによる不快感を減少させるために粒子径を小さくすることが試みられ、例えば、非崩壊性粒子の平均粒径を400μm以下にする(特許文献1及び2)、200μm以下にする(特許文献3)、平均粒径を100μm以下する(特許文献4)こと等がおこなわれてきた。しかし、粒子径を小さくする方法は、個人間で不快と感じる粒子径が異なる上に、一般に、薬剤を必要とする老人や小児ほど、不快に感じる粒子径が小さいこともあり、粒子を小さくするだけではざらつき等の不快感を十分に減少させることはできない。
また、ハードファットなどの油脂類を含有する顆粒とする(特許文献5)、生薬エキス類をゼインのマトリックス粒子に分散させる(特許文献6)、増粘剤などの陰イオン交換樹脂の吸水膨潤抑制剤を添加する(特許文献7)ことなども試みられているが、適用できる薬物が限られていたり、その効果は十分ではない。
特開2000−281564号公報 特開2000−302681号公報 特開2000−245396号公報 特開2004−175796号公報 特開平8−333243号公報 特開2003−104899号公報 特開2006−8637号公報
従って、本発明の目的は、顆粒や細粒などの非崩壊性の粒子状の製剤を服用したときの、口腔内の舌の上で感じるざらつき感、異物感、残留物といった不快感を著しく低減させた経口固形組成物を提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明者らは、このような不快感を低減する方法を種々検討した結果、非崩壊性粒子の最外部に水膨潤性ゲル形成層を形成させた経口固形組成物が、口腔内のこのような不快感を著しく低減することを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、非崩壊性粒子の最外部に水膨潤性ゲル形成層を形成させた経口固形組成物を提供するものである。
本発明によれば、顆粒や細粒などの非崩壊性の粒子状の製剤を服用したときの、口腔内の舌の上で感じるざらつき感、異物感、残留物といった不快感を著しく低減させることができ、さらに、非崩壊性粒子の持つ、味のマスキング、腸溶性、徐放性などの機能に影響を与えないで、服用時や口腔内での流動性が良く、口腔内や咽喉部での付着性を生じない経口固形組成物を得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において、非崩壊性粒子とは服用時に口腔内の舌の上で崩壊しない粒子で、服用時にその数が多く、舌の上でざらつき感を感じ得る粒子のことである。したがって、通常の錠剤、硬カプセル、軟カプセルといった一回の服用時の数が1〜数錠(又はカブセル)といった大きく少量のものは含まないが、錠剤であっても、口腔内崩壊錠やチュアブルソフトカプセルといったように、口腔内の舌のうえで、崩壊或は溶解させる様な投与剤形の中に含有させた非崩壊性粒子は含む。具体的には、口腔内で5分以内で完全には崩壊しない粒子又は当該粒子を含む組成物であり、より具体的には、口腔内で5分以内で、更に好ましくは1分以内で完全には崩壊しない顆粒、細粒又は当該顆粒若しくは細粒を含む錠剤が挙げられる。
本発明に用いる非崩壊性粒子は、例えば、通常の医薬品添加物、たとえば、医薬品添加物事典2007(日本医薬品添加剤協会編集;薬事日報社)に記載されているような医薬品添加物を用いて、通常の方法により薬物を含有した粒状の非崩壊粒子である。
非崩壊粒子は常法により製造することができる。
非崩壊粒子を製造する方法としては、例えば、結晶セルロース(粒)、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウムなどの不溶性の粒子状の製剤添加物に薬物を含浸・付着させて非崩壊粒子を製する方法、アンバーライトIRP‐64などのイオン交換樹脂に薬物を含浸させて非崩壊粒子を製する方法、マトリックス形成剤と薬物で非崩壊性粒子を製する方法、これらに、さらに、被膜を施して非崩壊粒子を製する方法、薬物の粒状の結晶に直接被膜を施し非崩壊粒子を製する方法、通常の方法で崩壊性の粒子状製剤を製したのち、被膜を施して非崩壊粒子を製する方法などが挙げられる。非崩壊性粒子は、噴霧造粒法、撹拌造粒法、流動造粒法、転動造粒法、転動流動造粒法等の湿式造粒法、圧密造粒法などの乾式造粒法等の一般に利用される造粒法により製造でき、必要により、篩分けなどの整粒をしても良い。
ここで用いるマトリックス形成剤や被膜剤としては、セルロースアセテートプロピオネート、ヒプロメロースアセテートサクシネート、ヒプロメロースフタレート、ヒドロキシメチルエチルセルロースフタレート、カルボキシメチルエチルセルロース、セルロースアセテートフタレート、メタクリル酸コポリマーLD、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、シェラック等の腸溶性高分子; ポリビニルアセタール・ジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEなどの胃溶性高分子; エチルセルロースやその分散液、エチルメチルセルロース、エチルプロピルセルロース、イソプロピルセルロース、ブチルセルロース、ベンジルセルロース、シアノエチルセルロース、アクリル酸エチル・メタアクリル酸メチル・メタアクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体、アクリル酸エチル・メタアクリル酸メチルコポリマー分散液等の不溶性高分子; 硬化ヒマシ油、硬化やし油、硬化ナタネ油、牛脂、パラフィン、カルナウバロウ、ミツロウ、さらしミツロウ、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、アセチルグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン酸脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリン、セチルアルコール、ステアリルアルコール等のワックス類が挙げられる。さらに、これらに必要に応じて、可塑剤、付着防止剤などを添加してもよい。マトリック形成剤や被膜剤は2種以上を混合して用いてもよい。また、必要に応じて、アラビアゴム末、ゼラチン、プルラン、デキストリン、カルボキシメチルスターチナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールなどの水溶性高分子を添加することもできる。
マトリックス形成剤や被膜剤のコーティング方法としては、常法、すなわちパンコーティング法、流動コーティング法、転動コーティング法、および、これらの組み合わせなどが挙げられる。
本発明における非崩壊性粒子の粒子径は、おおむね、平均粒子径で25〜2000μmが好ましく、さらに25〜750μmであることが好ましく、特に25〜450μmであることが好ましい。
本発明において水膨潤性ゲル形成層は、非崩壊性粒子の持つ、味のマスキング、腸溶性、徐放性などの機能に影響を与えないことが必要である。また、服用した時や口腔内での流動性が良く、口腔内や咽喉部での付着性を生じないことが必要である。さらに、唾液の少量の水分で膨潤し、必要な強度を有したゲル層が形成されることが必要である。この様な水膨潤性ゲル形成層を形成する化合物の具体例としては、カルボキシビニルポリマー、ペクチン、寒天、アルギン酸、カゼイン、キサンタンガム、デキストラン及びトラガカントから選ばれる一種またはニ種以上の高分子化合物が挙げられる。これらの中でも、カルボキシビニルポリマー、ペクチン、アルギン酸、デキストランが好ましく、特に、カルボキシビニルポリマー、ペクチンが好ましい。
水膨潤性ゲル形成層の質量は、ゲル形成層に用いる化合物の種類や非崩壊性粒子の粒子径によっても異なるが、おおむね、非崩壊性粒子1質量部に対し、水膨潤性ゲル形成層を0.005〜0.1質量部とすることが好ましく、0.01〜0.075質量部とすることがさらに好ましい。
水膨潤性ゲル形成層は、通常、非崩壊性粒子にゲル形成層に用いる化合物をコーティングすることにより製することができる。コーティング方法としては、パンコーティング法、流動コーティング法、転動コーティング法、および、これらの組み合わせなどの常法が挙げられる。通常、コーティング液を、ゲル形成層に用いる高分子を精製水などの溶媒に溶解し、前記方法でコーティングすることにより、水膨潤性ゲル形成層を非崩壊性粒子の外側に形成させればよい。
本発明に用いられる薬物は特に限定されるわけではないが、味をマスキングする必要のある薬物、腸溶性にする必要がある薬物、耐酸性を付与する必要のある薬物、徐放化する必要のある薬物等が挙げられる。そのような薬物の具体例としては、アゼラスチン、アデノシルコバラミン、アリメマジン、アルジオキサ、アンブロキソール、アンレキサノクス、イソチペンジル、イフェンプロジル、インデロキサジン、エチレフリン、エピナスチン、エフェドリン、エメダスチン、オキサトミド、オクトチアミン、オルメサルタン メドキソミル、カフェイン、カルビノキサミン、カンデサルタンシレキセチル、グアイフェネシン、クレマスチン、クロペラスチン、クロルフェニラミン、クロルヘキシジン、コデイン、コバラミン、シアノコバラミン、ジセチアミン、ジヒドロコデイン、ジフェニドール、ジフェニルピラリン、ジフェンヒドラミン、ジブロフィリン、ジベンゾイルチアミン、シメチジン、ジメモルファン、ジルチアゼム、シルデナフィル、スコポラミン、スクラルファート、スプラタスト、セトラキサート、セチリジン、タムスロシン、タダラフィル、チアミン、チアミンジスルフィド、チクロピジン、チペピジン、デキストロメトルファン、テルミサルタン、ドキシラミン、ドネペジル、トラニラスト、トリプロリジン、トリメトキノール、ニザチジン、ノスカピン、パパベリン、バルサルタン、バルデナフィル、ビオチン、ピコスルファートナトリウム、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、ヒドロキソコバラミン、ピリドキシン、ピリドキソール、ピリドキサミン、ピレンゼピン、ファモチジン、フィナステリド、フェニラミン、フェニレフリン、プソイドエフェドリン、ブチルスコポラミン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、プロプラノロール、プロメタジン、ブロムヘキシン、ヘスペリジン、ヘプロニカート、ベポタスチン、ベルベリン、ベンフォチアミン、マプロチリン、メキタジン、メクリジン、メチルアトロピン、メチルエフェドリン、メチルコバラミン、メチルベナクチジウム、メトキシフェナミン、リボフラビン、リボフラビンナトリウム、ラニチジン、ラフチジン、ロキサチジンアセテート、ロサルタン、ロペラミド、ロラタジン、アスピリン、アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリン、イブプロフェン、エテンザミド、ジクロフェナック、サリチルアミド、メフェナム酸、フルフェナム酸、メロキシカム、ロキソプロフェン、トラネキサム酸、エトドラク、セレコキシブ ロフェコキシブ、バルデコキシブ、パレコキシブ、エトリコキシブ、ルミラコキシブ、テオフィリン、フェキソファナジン、セチリジン、ヨウ化イソプロバミド、ベルベリン、パルミチン酸レチノール、パントテン酸カルシウム、ブロムワレリル尿素、クロラムフェニコール、アミノフィリン、ベラドンナ総アルカロイド、アリルイソプイロピルアセチル尿素等を挙げることができる。また、生薬、ハーブや漢方などの生物由来のエキスとしては、アカメガシワ、アセンヤク、アロエ、キハダ、イチョウ、ウイキョウ、オオゴン、オオバク、ウコン、ウワウルシ、ウヤク、エイジュツ、エンゴサク、エンメイソウ、オウバク、オウレン、カシュウ、ガジュツ、カノコソウ、カンキョウ、カンゾウ、キキョウ、ギムネマ、クロレラ、ケイヒ、ゲンチアナ、酵母、サンヤク、ジオウ、ショウキョウ、センブリ、クジン、ケイヒ、コウカ、ダイオウ、なつめ、シャクヤク、ケイヒ、サンシュユ、ソウジュツ、タイソウ、タクシャ、チョウジ、トケイソウ、チョウトウコウ、ブクリョウ、ホウブシ、ボタンピ、ホップ、ロガイ、人参、葛根湯、駆風解毒湯、響声破笛丸料、小柴胡湯、小青竜湯、酸棗仁湯、十味敗毒湯等のエキスを挙げることができる。これらの薬物は単独で用いても良く、二以上を組み合せて用いても良い。また、これらは、そのままであっても良く、その塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、炭酸塩、テオクル酸塩、トシル酸塩、酒石酸、酪酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、ビベンズ酸塩、ベシル酸塩、マレイン酸塩等の酸付加塩であっても、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩やカルシウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩等のアルカリ土類金属塩等であっても良く、塩化物、臭化物、ヨウ化物等であっても良い。
また、本発明の組成物には、上記の薬物に加えて他の薬物を配合しても良い。例えば、そのような薬物としては、解熱鎮痛消炎薬、催眠鎮静薬、眠気防止剤、鎮暈薬、小児鎮痛薬、健胃薬、制酸薬、消化薬、強心薬、不整脈用薬、降圧薬、血管拡張薬、利尿薬、抗潰瘍薬、整腸薬、骨粗鬆症治療薬、鎮咳去痰薬、抗喘息薬、抗菌剤、頻尿改善剤、滋養強壮剤、ビタミン剤などに用いる薬理活性成分が挙げられる。
本発明の経口固形組成物は、非崩壊性粒子の最外部に水膨潤性ゲル形成層を前述のように形成させることにより提供される。さらに、即崩壊性の粒子を常法により製して混合しても良く、その混合した粒子をガラスやプラスティク製のボトルに充填して供しても良く、また、一回服用量ごとに分包してもよい。さらに、本発明の経口固形組成物を含有させた口腔内崩壊錠やフィルム製剤などとしてもよい。
本発明の経口固形組成物は、一般に製剤学的に利用可能な製剤添加物、例えば、安定化剤、安定剤、界面活性剤、滑沢化剤、滑沢剤、可溶(化)剤、緩衝剤、甘味剤、基剤、吸着剤、矯味剤、結合剤、懸濁(化)剤、硬化剤、抗酸化剤、光沢化剤、香料、コーティング剤、剤皮、湿潤剤、湿潤調整剤、充填剤、消泡剤、清涼(化)剤、咀嚼剤、静電防止剤、着香剤・香料、着色剤、糖衣剤、等張化剤、軟化剤、乳化剤、粘着剤、粘着増強剤、粘調(化)剤、発泡剤、pH調整剤、pH調節剤、賦形剤、分散剤、崩壊剤、崩壊補助剤、芳香剤、防湿剤、防腐剤、保存剤、溶解剤、溶解補助剤、溶剤、流動化剤等を必要に応じて添加してもよい。
製剤添加物の具体例としては、精製白糖、ブドウ糖、トレハロース、乳糖、マルトース、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、カンゾウ抽出物、ステビア抽出物、ラカンカ抽出物、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、ヒプロメロースフタル酸エステル、セルロースアセテートフタレート、デキストリン、アルファー化デンプン、アラビアゴム、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、ステアリン酸マグネシウム、タルク、水素添加植物油、マクロゴール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、含水二酸化ケイ素、シリコーン油、寒天、炭酸水素ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、セラック、グリセリン、芳香性精油類、水溶性食用色素、黄酸化鉄、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、褐色酸化鉄、黒酸化鉄、二酸化チタン、レーキ色素、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸、ポリソルベート80、グリセリン脂肪酸エステル、サラシミツロウ、中鎖脂肪酸トリグリセリド、アスコルビン酸、トコフェロール、チオ硫酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム、オレンジやレモン等の柑橘系香料やコーヒー系香料、チョコレート系香料、ヨーグルト系香料、ミルク系香料やレモン油、ペパーミント油、スペアミント油、スパイス油などの植物精油などを挙げることができる。本発明の組成物に使用できる製剤添加剤は、前記列挙したものに限定されず、製剤学上利用可能なものであれば特に限定されない。
製剤のうち造粒末を調製する必要がある場合、噴霧造粒法、撹拌造粒法、流動造粒法、転動造粒法、転動流動造粒法等の湿式造粒法、圧密造粒法などの乾式造粒法等の一般に利用される造粒法によればよい。また、有効成分を含む粉末や造粒末を混合して分包に小分けして充填することができる。錠剤は、有効成分の粉末、粉末剤、細粒剤、顆粒剤や丸剤と製剤添加物を混合し、圧縮成型することにより製造される。
本発明の経口固形組成物の剤形としては、顆粒剤、細粒剤の他、口腔内崩壊錠剤、チュアブルソフトカプセル、フィルム製剤等が挙げられる。
次に、実施例及び比較例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
マスキング粒子の製造:メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学工業製)600gをバーチカルグラニュレータ(パウレック製)に投入し、ジフェンヒドラミン塩酸塩(金剛化学製)150gを精製水150gに溶解した液を徐々に添加して浸透させた後、取り出し、流動層乾燥機(パウレック製)で乾燥させた。この乾燥末712.5gとタンニン酸(大日本製薬製)142.5gとをバーチカルグラニュレータ(パウレック製)に投入し、精製水200gを徐々に添加した後、取り出し、流動層乾燥機(パウレック製)で乾燥させ、マスキングを施した粒子を得た。この乾燥粒子の平均粒子径は84μmであった。
本発明固形組成物の製造:次に、この乾燥粒子400gを転動流動コーティング装置にいれ、カルボキシビニルポリマー(Noveon製)を0.5質量%で精製水に溶解した液を、質量増が乾燥粒子に対し4%となるまでコーティングを行い、本発明の経口組成物を得た。
実施例2
マスキング粒子の製造:メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学工業製)600gをバーチカルグラニュレータ(パウレック製)に投入し、ジフェンヒドラミン塩酸塩(金剛化学製)150gを精製水150gに溶解した液を徐々に添加して浸透させた後、取り出し、流動層乾燥機(パウレック製)で乾燥させた。この乾燥末712.5g、クエン酸(昭和化工製)95g、タンニン酸(大日本製薬製)47.5gとをバーチカルグラニュレータ(パウレック製)に投入し、精製水200gを徐々に添加した後、取り出し、流動層乾燥機(パウレック製)で乾燥させ、マスキングを施した粒子を得た。この乾燥粒子の平均粒子径は44μmであった。
本発明固形組成物の製造:次に、この乾燥粒子400gを転動流動コーティング装置(パウレック製)にいれ、ペクチン(三栄源エフ・エフ・アイ製)を0.5質量%で精製水に溶解した液を、質量増が乾燥粒子に対し6%となるまでコーティングを行い、本発明の経口組成物を得た。
実施例3
マスキング粒子の製造:結晶セルロース(粒)(旭化成ケミカルズ製)900gをバーチカルグラニュレータ(パウレック製)に投入し、エチレフリン塩酸塩(ベーリンガーインゲルハイム製)75gを精製水180gに溶解した液を徐々に添加して浸透させた後、取り出し、流動層乾燥機(パウレック製)で乾燥させた。この乾燥末950gを転動流動コーティング装置に入れ、メタアクリル酸コポリマーLD(テグサ・ジャパン製)の水分散液を、質量増が乾燥粒子に対し5%となるまでコーティングを行い、マスキングを施した粒子を得た。この乾燥粒子の平均粒子径は306μmであった。
本発明固形組成物の製造:次に、この乾燥粒子400gを転動流動コーティング装置(パウレック製)にいれ、ペクチン(三栄源エフ・エフ・アイ製)を0.5質量%で精製水に溶解した液を、質量増が乾燥粒子に対し2%となるまでコーティングを行い、本発明の経口組成物を得た。
試験例1
5名の健常被験者が、実施例1〜3の本発明の経口組成物と比較例として実施例1〜3の水膨潤性ゲル形成層を形成する前のマスキング粒子を100mgを口に含み、飲み込まないように注意しながら舌の上に約15秒置き、その後に直ちに吐き出した。このときのざらつき感の程度を下記に示す5段階で評価した。
1:非常にざらつきを感じる
2:ざらつきを多く感じる
3:ざらつきを感じる
4:少しざらつきを感じる
5:何も感じない
このときのスコアの平均値を表1に示した。実施例の本発明固形組成物は、特にざらつき感が著しく隠ぺいされていた。
Figure 2009263297
本発明の経口固形組成物は、ざらつき感、異物感、残留物感などの不快感がある非崩壊性粒子を含有する製剤に対して、その不快な食感を隠ぺいすることができる。この経口固形組成物は、口腔内崩壊錠などにも含まれる非崩壊性粒子にも適用でき、舌の上での食感を改善できるものである。さらに、本発明の経口組成物は、非崩壊性粒子の不快な食感を改善しながら、非崩壊性粒子の味のマスキング、腸溶性、耐酸性、徐放性といった機能に影響を与えないため、多くの製剤に適用できる。そのうえ、本発明の経口固形組成物は、服用しやすいだけでなく、多くの患者が長期間に渡り服用でき、様々な薬物の効果を着実に発揮することのできる製剤である。また、服用性に優れ、患者のコンプライアンス向上が期待でき、QOLも向上する。

Claims (5)

  1. 非崩壊性粒子の最外部に水膨潤性ゲル形成層を形成させた経口固形組成物。
  2. 非崩壊性粒子の平均粒子径が25〜2000μmである請求項1記載の経口固形組成物。
  3. 非崩壊性粒子1質量部に対し、水膨潤性ゲル形成層が0.005〜0.1質量部である請求項1又は2記載の経口固形組成物。
  4. 水膨潤性ゲル形成層を形成する化合物が、カルボキシビニルポリマー、ペクチン、寒天、アルギン酸、カゼイン、キサンタンガム、デキストラン及びトラガカントから選ばれる一種またはニ種以上である請求項1、2又は3記載の経口固形組成物。
  5. 顆粒剤、細粒剤又は口腔内崩壊錠剤である請求項1〜4の何れか1項記載の経口固形組成物。
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