JP6060261B2 - 状態監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機械の状態を監視するための状態監視装置に関する。
鉱山等で使用されているショベルやダンプトラック等の作業機械や、発電用のガスタービンなどの社会インフラ向け機械は、1日24時間稼働することが要求されている。機械の高い稼働率を維持するためには、機械の計画外停止を防がねばならない。このためには、従来の機械の稼働時間に基づいた定期保守から,機械の状態に基づいて予防保全を適切に行う状態監視保守への移行が必要である。状態監視保守を実現するためには、状態監視装置で、機械に設けられた各種センサからセンサデータを収集、分析することで、機械の異常や故障の予兆を診断することが重要である。この状態監視装置の診断の精度を向上させるためには、診断の誤報、失報を抑制するように、技術者が診断モデルを定期的に更新し続けることが重要である。誤報とは、機械の正常な状態を異常と診断したケースである。失報とは、機械の異常な状態を正常と診断したケースである。また診断モデルとは、診断に使用するセンサデータ、診断方式、及び判定条件である。例えば、判定条件とは対象のセンサデータの閾値などがある。
診断の精度を向上させるために、診断モデルを更新する技術として、例えば、〔特許文献1〕が存在する。〔特許文献1〕には、統計量データに含まれる異常データと正常データとの割合に関する事前情報を生成する事前情報生成手段51と、前記事前情報を使用して、前記統計量データの異常状態と正常状態の判定を行うための閾値を決定する閾値決定手段52と、閾値及び前記統計量データを使用して、前記対象プロセスの異常を診断する異常診断手段7とを備えたプロセス異常診断装置が開示されている。
特開2008―59270号公報
には、判定の閾値を設定する手法が記載されている。しかしこの手法では、機械の状態を考慮していないため、診断の精度は低くなる。機械の状態は、機械が安定して動いている定常状態と、定常状態になる前の過渡状態に分けられる。例えば、エンジンは、起動直後はエンジンが温まっていないため、安定して動作しない過渡状態であるが、一定時間を経過すると定常状態になる。全ての機械の状態を対象に、〔特許文献1〕の手法を適用した場合、過渡状態時に診断の誤報が多くなる可能性がある。
このため機械の定常状態を、センサデータを使って予め分離して、診断することが精度向上につながる。この機械の定常状態の抽出を状態分離という。状態分離のためには、状態分離をするためのセンサとその条件を決める必要がある。状態分離をするためのセンサとその条件を状態分離条件と定義する。この状態分離条件も診断モデルの一部である。例えば、エンジンの定常状態を抽出するために、エンジンオイルの温度センサが60度以上という状態分離条件を採用する。しかし、この状態分離条件を決めるためには、機械に関する専門知識が必須である。機械の専門知識があれば、多くのセンサの中から、状態を分離するセンサを選択し、その条件を決めることができる。このため機械の専門家しか、診断モデルの作成を行うことができないという課題がある。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、機械の専門知識の依存度を軽減しながら、診断対象となる機械の状態を抽出する条件を作り、高精度な診断モデルを作成することができる状態監視装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、複数のセンサで取得した機械の稼働データに基づいて機械の異常を診断する状態監視装置であって、前記状態監視装置は、機械の複数のセンサデータを収集するデータ収集部と、前記センサデータと機械の異常を診断する条件である診断モデルを記憶するデータ記憶部から、予め設定した時間のセンサデータ群を取得し、前記診断モデルを使って、診断機械の異常を診断する診断部と、前記センサデータ群からセンサ毎にデータの頻度を予めセンサの性能から設定したビン数または幅で集計した第1の分布を作成する第1分布作成部と、前記診断部で異常と診断された時刻のセンサデータを前記センサデータ群から抽出し、センサ毎に抽出したデータの頻度を、前記第1の分布と同じビン数または幅を使って集計した第2の分布を作成する第2分布作成部と、センサ毎に前記第1の分布と前記第2の分布を画面に表示する表示部と、ユーザーが新しい診断モデルを入力する入力部と、前記新しい診断モデルを前記データ記憶部に書き込む更新部とを備えたことを特徴としている。
更に、本発明は状態監視装置において、前記診断モデルは、診断に使用するセンサ群と、使用する診断アルゴリズムと、診断対象の機械の状態を抽出するセンサデータと前記センサデータの閾値の条件から構成される状態分離条件と、診断アルゴリズムで計算できる異常の度合いを表す指標の閾値である判定条件で構成されることを特徴とするものである。
更に、本発明は状態監視装置において、前記第1の分布と前記第2の分布の異なる度合いをセンサ毎に計算し、前記異なる度合いの大きい順でセンサに優先順位を付ける表示前処理部を備え、前記表示部では、前記優先順位でセンサ名または前記第1の分布と第2の分布を表示することを特徴とするものである。
更に、本発明は状態監視装置において、表示前処理部は、前記第1の分布と前記第2の分布のビン毎の誤差を計算し、ビンに対応する値の低い順または大きい順から累積誤差率を計算し、前記表示部では、前記第1の分布と前記第2の分布とともに累積誤差率を表示すること特徴とするものである。
更に、本発明は状態監視装置において、表示前処理部は、前記第1の分布と前記第2の分布のビン毎の誤差を計算し、ビンに対応する値の低い順または大きい順から累積誤差率を計算し、前記累積誤差率を予めセンサの性能から設定される条件と比較し、前記条件に該当するビンに対応する値を使って、新しい診断モデルの前記状態分離条件を設定し、前記状態分離条件を前記表示部で表示することを特徴とするものである。
更に、本発明は状態監視装置において、前記表示部は、センサの時系列データを表示し、前記表示前処理部で計算した前記状態分離条件に該当する部分を強調して表示することを特徴するものである。
更に、本発明は状態監視装置において、前記表示部は、前記表示前処理部した前記状態分離条件を新しい診断モデルとして反映した際の前記診断部の診断結果を表示することを特徴とするものである。
更に、本発明は状態監視装置において、前記表示部は、センサの時系列データを表示し、前記入力部で入力された新しい診断モデルの前記状態分離条件に該当する部分を強調して表示することを特徴するものである。
更に、本発明は状態監視装置において、前記表示部は、前記入力部で入力された新しい診断モデルを反映した際の前記診断部の診断結果を表示することを特徴とするものである。
本発明によれば、機械のセンサデータの頻度分布(第1の分布)と、異常時の機械のセンサデータの頻度分布(第2の分布)を比較して表示することで、診断モデルの状態分離条件に相応しいセンサの候補を絞ることができるので機械の診断の精度を向上できる。
状態監視装置100、機械1、管理者2、作業者3の間の情報の流れを表す概略図である。 状態監視装置100のブロック図である。 状態監視装置100の記憶部120の詳細図である。 状態監視装置100の診断部130の処理手順を示すフローチャートである。 診断部130で出力される診断結果のデータフォーマットの具体例を示す図である。 状態監視装置100の第1分布作成部140の処理手順を示すフローチャートである。 状態監視装置100の第2分布作成部150の処理手順を示すフローチャートである。 態監視装置100の第1分布作成部140および第2分布作成部150の出力結果のデータフォーマットの具体例を示す図である。 状態監視装置100の優先順位計算部160の処理手順を示すフローチャートである。 状態監視装置100の優先順位計算部160の処理結果のデータフォーマットの具体例を示す図である。 状態監視装置100の表示部170の画面1の具体例を示す図である。 状態監視装置100の表示部170の画面2の具体例を示す図である。 状態監視装置100の表示部170の画面3の具体例を示す図である。 状態監視装置100の比較部180の処理手順を示すフローチャートである。 状態監視装置100の学習部200の処理手順を示すフローチャートである。 状態監視装置100の優先順位計算部160の変形例の処理手順を示すフローチャートである。 状態監視装置100の優先順位計算部160の変形例で計算した第1確率分布と第2確率分布と累積誤差率の具体例を示す図である。 状態監視装置100の優先順位計算部160の変形例で計算した結果のデータフォーマットの具体例を示す図である。 状態監視装置100の表示部170の画面3の変形例の具体例を示す図である。 自動車1000と状態監視装置100の関係を表す図である。 建設機械2000と状態監視装置100の関係を表す図である。 医療機器3000と状態監視装置100の関係を表す図である。
以下、本発明を機械の状態を監視する装置に適用した実施の形態例について、図面を用いて説明する。
図1は、監視対象となる機械1と状態監視装置100と管理者2と作業者3の間の情報の流れを示す図である。
図1に示すように、状態監視装置100は、有線または無線通信システム(図示せず)を介して機械のセンサデータを定期的に集計している。機械1には、各種センサ(図示せず)が搭載されている。管理者2は、状態監視装置100を使って、機械1から遠隔で機械の状態を監視している。さらに、管理者2は、状態監視装置100が機械の異常を診断したとき、機械の現場にいる作業者3に連絡して、機械の保守作業を行うように指示する。
状態監視装置100は、機械1の診断結果に関する情報を表示する画面を有しており、管理者2は、この画面を見ながら機械1の状態を監視する。管理者2は、例えば、特定の機械1の診断結果で異常が頻発する現象が起きている場合、診断モデルが適切に設定されているか否かをその画面を見て判断する。管理者2は、診断モデルが適切に設定されていないと判断したとき、状態監視装置100の画面を介して、該当する機械1の診断モデルを再度設定し直す。そして、状態監視装置100は、記憶されている診断モデルを、新たに設定した診断モデルに更新する。
次に、図2に本発明の実施の形態例に係る状態監視システムに用いられる状態監視装置100の詳細構成を説明する。図2に示すように、状態監視装置100は、主に収集部110、記憶部120、診断部130、第1分布作成部140、第2分布作成部150、優先順位計算部160、表示部170、比較部180、更新部190、及び学習部200で構成される。
収集部110、診断部130、第1分布作成部140、第2分布作成部150、優先順位計算部160、比較部180、更新部190、及び学習部200は、状態監視装置100に搭載されているマイクロプロセッサや、RAM、ROM(図示せず)などによって実行されるソフトウェア処理手段である。記憶部120は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記録装置である。表示部170は、液晶ディスプレイなどの表示画面である。
収集部110は、機械1と有線または無線通信システム(図示せず)を介して接続され、機械1の各種センサのデータを収集し、記憶部120に書き込む。収集部110は、予め決められたタイミングでセンサデータを収集する。
記憶部120は、収集部110から提供される機械のセンサデータを格納するセンサテーブル(図3(a))、学習部200から提供される診断モデルを格納する診断モデルテーブル(図3(b))、及び診断を管理する管理テーブル(図3(c))で構成される。以下、各テーブルの詳細について説明する。
図3(a)にセンサテーブルの詳細を示す。センサテーブルは、機械を識別するID(機械ID)毎に作られる。機械IDとは、機械を識別するために状態監視装置100内で定義されたユニークなID(例えば、001、002、003・・・)である。図3(a)には、機械ID001のセンサテーブルの例を示している。このセンサテーブルには、各種センサがデータを取得した時刻と、その時のセンサ毎の値が格納されている。
図3(b)に診断モデルテーブルの詳細を示す。診断モデルテーブルは、診断モデルを識別するID(診断モデルID)毎に作られる。診断モデルIDとは、診断モデルを識別するために状態監視装置100内で定義されたユニークなID(例えば、M001、M002、M003・・・)である。図3(b)に示した診断モデルテーブルは、診断モデルIDがM001の診断モデルを示している。
診断モデルテーブルの使用センサの項目には、診断に使用されるセンサの名称が少なくとも1つ以上格納されている。診断モデルM001には、使用センサとしてセンサA,センサB、センサCが格納されている。診断モデルM001の診断モデルは、複数のセンサデータを用いた多変量解析で「K平均法」を仮定している。K平均法は、多変量データを教示データなしで分類するデータ分類方法である。この手法を使用することで、それぞれの入力データを多変量空間における点とみなし、その各点のユークリッド距離の近さを基準としてデータのクラスタを見つけることができる。
診断モデルテーブルの状態分離条件の項目には、診断モデルの状態分離条件が格納されている。診断モデルM001には、センサDが100以上という状態分離条件が格納されている。状態分離条件は、複数のセンサデータの条件で構成してもよい。また状態分離条件がない場合は、「設定なし」が格納される。
診断モデルテーブルの基準データの項目には、診断の基準となるデータが格納されている。診断モデルM001は、センサA、センサB、センサCのデータを「K平均法」でクラスタに分類する診断方式である。このとき基準データのdatafile0には、正常時のセンサA,センサB、センサCの時系列データから予め計算したクラスタの情報が格納されている。この基準データは学習部200から提供される。
診断モデルテーブルの判定条件の項目には、診断データと基準データを比較して異常と判定する判定条件が格納されている。診断モデルM001は、診断データとクラスタとのユークリッド距離の条件が格納されており、ユークリッド距離が5以上の場合は、異常と判定する。
図3(b)の診断モデルでは、複数センサを使った「K平均法」による診断方式を示したが、診断方式はこれに限るものではない。また複数センサではなく、1つのセンサデータと閾値を比較して、異常を判定するモデルでもよい。この場合、基準データの項目は空欄になり、判定条件の項目に閾値を使った判定条件が格納される。
図3(c)に管理テーブルの詳細を示す。管理テーブルは、機械ID、学習期間、診断期間、診断モデルIDの項目で構成される。管理テーブルは、機械IDと診断モデルID毎に作られる。管理テーブルを使うことで、機械と診断モデルの対応をとることができる。また診断部130で処理する診断期間や、学習部200で処理する学習期間を、管理テーブルで参照できる。管理テーブルは、予め決められたタイミングで管理者2が見直す。
診断部130は、記憶部120に記憶されたデータを使って、機械毎、診断モデル毎に機械の異常診断を行う。
図4に診断部130の処理フローを示す。この処理フローは、予め決められたタイミングで実行される。
ステップS001では、記憶部120の管理テーブルから、診断対象の機械IDと診断モデルIDに該当する診断期間を取得する。次に、ステップS002では、記憶部120の診断モデルテーブルから、診断対象の診断モデルIDに対応する使用センサと状態分離条件のセンサを取得する。次に、ステップS003では、記憶部120のセンサテーブルから、診断対象の機械IDで、ステップS002で取得した使用センサと状態分離条件のセンサのデータを、ステップS001で取得した診断期間分取得する。次に、ステップS004では、記憶部120のセンサテーブルから診断対象の診断モデルIDの状態分離条件を取得し、ステップS003で取得したセンサデータを使って状態分離する。具体的には、診断モデルM001の場合、診断期間内(図3(c)の管理テーブルの診断期間2012/2/28 00:00:00〜2012/2/28 23:59:59)で状態分離条件であるセンサDのデータが100以上となる同時刻の使用センサA,B、Cのデータを抽出する。状態分離条件を満たさない使用センサのデータは削除、又は使用しない。
次に、ステップS005では、記憶部120の診断モデルテーブルから、診断対象の診断モデルIDの基準データと判定条件を抽出し、診断方式に従って、機械の異常を判定する。次に、ステップS006では、ステップS005の結果を一時記憶領域に保存し、処理を終了する。
図5にステップS005の一時記憶領域に記憶されているデータフォーマットを示す。図5は、診断対象の機械ID、診断モデルID毎に作られる。図5は、機械ID001、診断モデルIDM001の診断結果のデータフォーマットを示している。図5のデータフォーマットの中身は、診断対象の時刻と対応する判定結果(図5では判定と記載)と診断に使用したセンサデータ(センサA,センサB、センサC)で構成される。また判定結果とセンサデータは、時刻に対して1レコードで記憶される。また判定結果は、1、0、−1の3種類のデータで構成される。判定結果「1」は、ステップS005で異常と判定した結果である。図5の判定結果「0」は、ステップS005で正常と判定した結果である。図5の判定結果「−1」は、ステップS004で状態分離され、ステップS005に入力されていない時刻のデータであり、診断対象外を表している。また診断に使用したセンサデータ(図5では、センサA、センサB、センサC)は、ステップS002で取得した記憶部120の診断モデルテーブルの使用センサデータをそのまま格納する。
以上、ステップS001からS006の処理は、記憶部120の管理テーブルの1レコード毎に繰り返し実行される。
第1分布作成部140は、機械毎、診断モデル毎に診断期間の全センサデータの頻度分布(第1頻度分布)と確率分布(第1確率分布)を作成する。
図6に第1分布作成部140の処理フローを示す。
ステップS201では、診断部130で出力した診断結果(図5に示したデータフォーマットは)から、診断結果が「1」(異常)、「0」(正常)の時刻を取得する。このとき診断結果が「―1」となる時刻は、診断対象外のため取得しない。
ステップS202sとステップS202eに挟まれたステップS203、ステップS204の処理は、記憶部120の診断対象の機械IDのセンサテーブルに格納されている全てのセンサの処理が終わるまで繰り返す。
図6にすべてのセンサの処理を終了した処理フローを終了する。ステップS203では、ステップS202sで選択されたセンサで、ステップS201で取得した時刻のデータを記憶部120のセンサテーブルから取得し、予め各種センサの性能を考慮して決められた集計単位でセンサデータを集計する。
集計単位とは、センサデータを、決められた数で分割するための幅のことである。この集計単位毎にデータの度数を集計する。この集計結果が第1頻度分布である。また、集計単位毎に存在確率も計算する。この確率は、集計単位の頻度を、頻度の合計値で割ることで求められる。この計算結果が第2確率分布である。
ステップS204では、集計したデータを一時記憶領域に書き込む。
図8(a)にこのときのデータフォーマットの一例を示す。図8(a)のデータフォーマットは、機械ID、診断モデルID毎に作られ、第1分布だけでなく、第2分布の情報も書き込めるフォーマットになっている。図8(a)のセンサ名の項目には、集計したセンサ名が格納されている。このデータフォーマットには、記憶部120のセンサテーブルの全センサ分の第1分布と第2分布の情報が格納される。
そして、この図8(a)では、センサMの集計結果が格納されている。集計幅の項目には、ステップS203で使用した集計単位の情報が格納されている。ここでは、センサMの集計単位は5つ定義されている。それぞれの集計単位は、0以上100未満、100以上200未満、200以上300未満、300以上400未満、00以上である。第1分布の項目には、ステップS203で集計した第1頻度分布と第1確率分布の情報が格納されている。例えば、図8(a)の第1頻度分布におけるセンサMの集計単位0以上100未満の頻度10は、センサMの0以上100未満であるデータが10個あることを意味している。さらにこの確率は0.013(=10/780)である。
第2分布作成部150は、機械毎、診断モデル毎に診断期間で判定結果が「1」(異常)であった時刻の全センサデータの頻度分布(第2頻度分布)と確率分布(第2確率分布)を作成する。
図7に第2分布作成部150の処理フローを示す。
ステップS301では、診断部130で出力した診断結果(データフォーマットは図5に示した)から、診断結果が「1」(異常)の時刻を取得する。このとき診断結果が「―1」となる時刻は、診断対象外のため取得しない。ステップS302sとステップS302eに挟まれた、ステップS303、ステップS304の処理は、記憶部120のセンサテーブルの診断対象の機械IDに該当する全てのセンサの処理が終わるまで繰り返し処理する。すべてのセンサの処理を終了したら、図7の処理フローを終了する。
ステップS303では、ステップS302sで選択されたセンサで、ステップS301で取得した時刻のデータを記憶部120のセンサテーブルから取得し、ステップS203で集計した第1分布の集計単位でセンサデータを集計する。この集計結果が第2頻度分布である。ステップS304では、集計したデータを一時記憶領域の第2分布の項目に書き込む。例えば、図8の第2頻度分布におけるセンサMの集計単位0以上100未満の頻度20は、異常であった時刻の内、センサMの0以上100未満であるデータが20個あることを意味している。さらにこの確率は0.625(=20/32)である。第2頻度分布の頻度の総数は、第1頻度分布の総数よりも小さくなる。これは第2頻度分布が、異常であった時刻のセンサデータを集計しているためである。
図8(b)に解説のために第1確率分布と第2確率分布を比較したグラフを示す。
図8(b)は、機械ID001、診断モデルIDM001におけるセンサMの集計結果であり、横軸に集計単位、縦軸に確率を表している。グラフ8b1は、第1確率分布を表しており、グラフ8a2は第2確率分布を表している。
ステップS301で処理した診断結果が誤報であった場合、第2確率分布は、誤報の存在する確率を表している。誤報は、定常状態時に発報したものと過渡状態に発報したものに分けられるが、ここでは機械の過渡状態に誤報が集中していると仮定する。ここで定常状態と過渡状態を分離するために、全センサデータの第1確率分布と第2確率分布を考える。センサデータが過渡状態と関連なければ、第2確率分布は、第1確率分布と同じ形の分布になる。逆に、センサデータが、過渡状態と関連する場合は、第2確率分布と第1確率分布は異なる形の分布になる。この異なる度合いが高いほど、定常状態と過渡状態を分離するセンサ(状態分離条件のセンサ)として適している可能性が高い。図8(b)は、第1分布と第2分布が異なる形状を示しているため、センサMは、状態分離条件のセンサとして採用される可能性が高い。診断結果が誤報か否かの判定は、表示部170で管理者2が行う。
優先順位計算部160は、第1分布と第2分布の異なる度合いを適合度として計算し、適合度の大きい順にセンサに優先順位を付ける。この処理は、機械毎、診断モデル毎に実行される。
図9に優先順位計算部160の処理フローを示す。ステップS401sからステップS401eに挟まれたステップS402からS403を全センサについて繰り返し処理する。この全センサとは、図8(a)のデータフォーマットに格納されている全てのセンサである。ステップS402は、図8(a)のデータフォーマットの第1分布と第2分布の適合度を計算する。k番目の集計単位の第1確率分布の確率をP1k、第2確率分布の頻度をE2kとする。また第2頻度分布の和、つまり異常と判定した件数、をM(=ΣE2k)とする。異常件数Mを仮定した時の第1頻度分布のk番目の集計単位の頻度の期待値は、E1k(=M×P1k)で表現できる。このE1kとE2kの差分を使って、以下の式で適合度Zを計算する。Σは全ての集計単位kの総和を表している。
Z=Σ((E2k−E1k)^2 /E1k)
第1確率分布と第2確率分布が同じであるほど、適合度は0に近づき、異なるほど適合度は大きくなる。ステップS403では、計算した適合度を一時記憶領域のデータフォーマットに書き込む。
図10にこのデータフォーマットの一例を示す。図10のデータフォーマットの機械IDおよび診断モデルIDの項目には、優先順位計算部160で計算の対象にした機械IDと診断モデルIDを格納する。またセンサの項目には、ステップS401sで処理したセンサ名を格納する(ここではセンサAからセンサZまでとする)。また適合度の項目には、ステップS402で計算した適合度の値を格納する。また順位の項目は、ステップS404で処理した結果を格納する。ステップS404では、図10のデータフォーマットの全てのセンサの適合度を参照し、大きな適合度の順に優先順位をつける。例えば、図10の例では、センサMの適合度が最も大きいため、優先順位は1となる。全てのセンサの順位をつけ終わったら処理を終了する。
表示部170は、管理者2に診断結果を表示する画面1、診断モデルを更新する画面2、診断モデルの更新で状態分離条件の設定を支援する画面3で構成される。
始めに表示部170の画面1の一例を説明する。画面1は、管理者2に診断結果を表示する画面である。また、管理者2が、機械の稼働情報や現場の情報から、診断結果に誤報が多いと判断したら、その誤報がある期間を入力し、診断モデル更新の画面2へ移動する。図11に画面1の一例を示す。表示データ11aは、診断した期間、診断モデルID,機械IDを表示している。図11の例では、機械ID001、診断モデルIDM001を示している。また表示データ11bは、図5のデータフォーマットに格納されている診断結果「1」の数をカウントした値を表示している。図11の例では、異常件数は100件である。トレンドデータ11fは、図5のデータフォーマットに格納されている診断結果と、診断に使用した使用センサを表している。トレンドデータ11fの最上位にあるグラフ11f1は、診断結果の1、0、―1を時間で表したグラフである。他のグラフ11f2は、使用センサのトレンドデータである。図11の例では、センサA,センサB、センサCのトレンドデータを表示している。トレンドデータ11f2の網かけの部分11f3は、状態分離条件で抽出された時間帯である。図11の例では、状態分離条件がセンサDのデータが100以上と定義されているので、センサDのデータが100以上の時間帯を、診断した時間帯として強調して表示している。この網かけするか否かは、図5のデータフォーマットの同時刻の診断結果が0または1であるかどうかで判断する。診断結果が0または1であれば、診断対象の期間であるため、トレンドデータのグラフの対象の時間を網かけで強調して表示する。これにより管理者2は、診断対象の時間帯を視覚的に確認することができる。表示データ11cは、管理者2が診断期間に誤報があると判断した時、その対象期間(誤報期間)を入力するボックスである。誤報期間を入力すると、ボタン11eが表示される。図11の表示データ11cには、誤報期間として、2012/2/28 10:00:00から2012/2/28 11:00:00の期間が、管理者2から入力されている。診断モデルを更新したい場合はボタン11eを押し、画面2に移動する。管理者が誤報はないと判断した場合、または、診断モデルを更新しない場合、診断結果の確認が終わった場合は、ボタン11dを押して画面を閉じる。
図12に画面2の一例を示す。画面2は、管理者2が診断モデルの更新を支援する画面である。画面2は上下段に分けられており、上段が更新前の診断モデル、下段が更新後の診断モデルを表している。表示データ12aは、診断部130で使用した記憶部120の診断モデルテーブルの診断モデルIDM001の内容を表示している。一方、表示データ12dは、更新後の診断モデルを表している。管理者2は、表示データ12dを直接入力することができる。始めは、表示データ12aの診断モデルの内容をコピーし、表示データ12aを参照しながら、その中身を修正する。表示データ12bは、画面1の入力した誤報期間の表示データ11bの異常件数を誤報件数として表示する。表示データ12cは、画面1の表示データ11fを表示する。表示データ12eは、更新した診断モデルの誤報件数を表示する。この表示データ12eの表示の更新は表示データ12hのボタンを押した際に行う。具体的には、更新した診断モデル(表示データ12dに表示もの)の情報を比較部180に入力することで、更新した診断モデルの誤報件数を表示する。図12の更新した診断モデルは、更新前の診断モデルの状態分離条件に、センサMのデータが100以上であるという条件を追加したものである。さらに対応した診断結果及び使用センサのトレンドをトレンドデータ12fで表示する。このトレンドデータ12fも画面1のトレンドデータ11fと同様に、状態分離の時間帯を強調して表示する。トレンドデータ12fは、センサDのデータが100以上かつセンサMのデータが100以上となる時間帯を強調して表示している。ボタン12gを押すと、画面3を表示する。ボタン12iを押すと、更新した診断モデルが新しい診断モデルとして確定される。確定した新しい診断モデルの情報は、更新部190へ提供される。以上のように画面2では、更新前の診断モデルを参照しながら、診断モデルの更新作業を行うことができる。
図13に画面3の一例を示す。画面3は状態分離条件の設定を支援する画面である。表示データ13aは、図10のデータフォーマットのセンサデータを優先順位の大きい順にセンサのリストを示している。適合度の大きさを星で表すことで、状態分離条件のセンサの候補を視覚的に表示できる。
図13では、センサMの適合度が最大のセンサであるため、表示データ13aの先頭にセンサMが表示されている。表示データ13bは、センサの第1分布と第2分布の比較画面13cを表示するボタンである。図13では、センサMのボタン13bが押された状況を表しているため、比較画面13cはセンサMの比較状態を示す。この分布は、図8(a)のデータフォーマットの第1確率分布と第2確率分布の項目を使って表示する。表示データ13dは、状態分離条件を入力するウィンドウである。これは、管理者2が表示データ13a、13cを確認しながら、手入力で入力する。図13では、管理者2がセンサMのデータ100以上の条件を入力した状況を表している。ボタン13eを押すと、入力した状態分離条件を画面2の表示データ12dの更新後の診断モデルに反映し、画面2に戻る。ここでは、センサMのデータが100以上の条件が、状態分離条件として追加される。ボタン13fは、キャンセルを意味し、なにもせずに画面2に戻る機能を備える。
比較部180は、画面2の更新前と更新後の診断モデルの誤報件数を比較するために、更新後の診断モデルの誤報件数を計算する。
図14に比較部の処理フローを示す。ステップS501は、更新後の診断モデルの情報を学習部200に提供し、診断モデルの基準データを計算する。詳細は後述する。ステップS502は、ステップS501で計算した基準データと更新後の診断モデルを使って、診断部130で診断する。診断した結果は、図5のデータフォーマットと同じ形式で一時記憶領域に保存し、表示部170の画面2に提供する。
更新部190は、画面2から受け取った新しい診断モデルと、学習部200を使って、診断モデルの新しい基準データを作成し、記憶部120の診断モデルテーブルの該当する診断モデルIDの診断モデルの使用センサ、状態分条件、判定条件および基準データを上書きする機能を備える。
学習部200は、比較部180または更新部190から取得した新しい診断モデルの基準データを作る。比較部180から取得した場合は、比較部180に基準データを提供する。また、更新部190から取得した場合は、更新部190に基準データを提供する。
図15に学習部200の処理フローを示す。ステップS601は、対象新モデルの記憶部120の管理テーブルの学習期間を取得する。次に、ステップS602は、新しい診断モデルの使用センサのセンサデータでかつ、ステップS601で取得した学習期間のデータを、記憶部120の対象の機械IDのセンサテーブルから取得する。次に、ステップS603では、新しい診断モデルの状態分離を実施する。この処理は、図4のステップS004と同様に、診断分離条件のセンサと条件を使って、条件を満たす同時刻の使用センサのデータを抽出する。次にステップS604では、採用している診断方式に基づいて、基準データを計算し、比較部180または更新部190へ提供する。
記述した優先順位計算部160では、第1分布と第2分布の各集計単位の累積誤差率を用いることで、状態分離条件のセンサと条件を取得することも可能である。これにより、センサの条件を画面3で管理者2が直接手入力で設定する必要がなく、優先順位計算部160で取得した状態分離のためのセンサとその条件の候補を表示し、管理者2が選択することで、管理者2の専門知識への依存度をさらに軽減できる。
図16に優先順位160の処理フローを示す。ステップS701sとS701eに挟まれるステップS702からS705は、記憶部120のセンサテーブルに含まれる対象機械のセンサについて処理を実行する。全てのセンサの処理を終了したら、ステップS706に進む。ステップS702は、図9のステップS402と同じ手法で適合度を計算する。次にステップS703は、センサの値の低い順に累積誤差率を計算する。具体的には、これは、ステップ702で求めた適合度を基準とした累積誤差を計算する。k番目の集計単位の累積誤差率Rkは、以下の式で求められる。
Rk=Σ((E2k−E1k)^2 /E1k)/Z
Σは1番目からk番目までの和をとる。これは1番目からk番目までの集計単位の適合度の和をステップS702で求めた適合度で割った値である。図17に累積誤差率を反映した第1確率分布と第2確率分布の例(機械001、診断モデルM001のセンサM)を示す。グラフ17aは、第1確率分布であり、グラフ17bは、第2確率布であり、グラフ17cが累積誤差率である。この累積誤差率のグラフから、第1確率分布と第2確率分布の差が出やすいセンサ値を推測できる。次にステップS704は、ここではセンサの信頼性から予め設定した累積誤差率の閾値、例えば0.9を使い、累積誤差率が0.9を超える集計単位に対応する値を状態分離条件として抽出する。境界線17dは、累積誤差率0.9の境界を示し、この累積誤差率0.9に対応するセンサ値17eが状態分離条件の閾値(ここではセンサMのデータが100以上)として採用される。表17fは、累積誤差率のグラフの元データであり、累積誤差率が格納されている。次にステップS705は、ステップS702からS704までの結果を一時記憶領域に書き込む。
図18にこのとき書き込むデータフォーマットの一例を示す。図18のデータフォーマットは、図10のデータフォーマットと比較して、ステップS704で抽出した状態分離条件の項目が追加されている。ステップS706では、図18のデータフォーマットの適合度の項目に従って、優先順位を付ける。この処理は、図9のステップS404と同じ処理である。
図19にさらにこの優先順位計算部160を使った表示部170の画面3の一例を示す。
図13の画面3の例と異なる点は、表示データ19a(図13の13aに相当)として、優先順位計算部160で求めた状態分離条件の閾値を表示することである。また、管理者2は、センサのリスト19aから、最適と考えられる状態分離用のセンサと条件を選択する。このセンサを選択すると、状態分離条件の入力画面19d(図13の13dに相当。)に選択した状態分離用のセンサ名と条件がそのまま反映される。
図19では、センサMが選択された状況を表している。このため19dには、センサMのデータが100以上であるという条件が自動で入力される。また各センサのボタン19bを押すと、グラフの19cが表示される。グラフ19cは、累積寄与率も付加した前述の図17で示したグラフである。図19のボタン19e、19fは、図13のボタン13e、13fと同じ機能である。
以上説明したように、各実施の形態例によれば、次の作用効果を奏する。即ち、状態監視装置100は、機械のセンサデータの頻度分布(第1の分布)と、異常時の機械のセンサデータの頻度分布(第2の分布)を比較して表示することで、状態分離条件に相応しいセンサの候補を絞ることができるので、機械の専門知識への依存度を軽減して、診断の精度を向上できる。
なお、上記した実施形態例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態例にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
実施形態例の変形例として、機械1として自動車1000を想定する。図20は、自動車のCANネットワークと状態監視装置1000の概要を示している。CANとは、コントローラー・エリア・ネットワークのことであり、機械の内部で、電子回路や各装置を接続するためのネットワーク規格である。CANネットワークには、ネットワークに接続されている機器の制御情報及びセンサデータの情報が流れている。
図20の自動車1000のCANネットワーク1001には、エンジン1002、ABS1003、制御コントローラ1004、データ収集部1005が接続されている。ここでは図示しないが、実際に自動車のCANネットワークには、多くの機器と制御コントローラが接続されている。
エンジン1002は、エンジンに取り付けられたセンサの情報をCANネットワークを介して、制御コントローラ1004に送信する。
ABS1003は、アンチロックブレーキシステムであり、制御コントローラ1004からCANネットワークを介して、アンチロックブレーキシステムを作動させる指令受けた時に、アンチロックブレーキシステムを作動させる。
制御コントローラ1004は、他の機器からのセンサデータや、図示しない他の制御コントローラからの制御情報を受信する。自動車は、複数の制御コントローラによって制御されている。
データ収集部1005は、CANネットワーク1001に流れている制御情報やセンサデータの情報を決まったタイミングで収集し、一定期間データを蓄積する。収集したデータは、データ送信部1006を介して、状態監視装置100に送信される。データ送信部1006と状態監視装置100の収集部110は有線または無線通信システム(図示せず)を介して接続されている。
エンジンの故障を診断する事例を考えた時、図3(b)診断モデルテーブルの使用センサは、エンジン回転数センサ(センサAに相当)、エンジン排気温度センサ(センサBに相当)、燃料消費量センサ(センサCに相当)である。また状態分離条件のセンサは、エンジンオイル温度センサ(センサDに相当)やエンジンの冷却水温度センサ(図12の更新後の診断モデルのセンサMに相当)である。
なお、上記した実施形態例の変形例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲を自動車のエンジンの状態監視にのみ限定する趣旨ではない。
実施形態例の変形例として、機械1に油圧ポンプを使う機械(例えば、建設機械)を想定する。図21は、建設機械2000と状態監視装置100の概要を示している。建設機械2000は、油圧ポンプシステム2001、操作部2002、データ収集部2003、データ送信部2004を搭載している。各機器は、有線のネットワークで接続されている。建設機械2000は、油圧ポンプシステム2001、操作部2002以外にも、図示しない複数の機器で構成されている。
油圧ポンプシステム2001は、操作部2002から入力される指令値に従って制御されている。また油圧ポンプシステム2001は、定期的に油圧ポンプシステム2001に取り付けられたセンサの情報をデータ収集部2003に送信する。具体的なセンサの情報は、ポンプ圧力値や、ポンプ内部の油の温度である。
操作部2002は、建設機械2000のオペレータの入力された情報を指令値に変換して、各機器に送信する。
データ収集部2003は、建設機械2000に搭載されている機器の情報を決まったタイミングで収集し、一定期間データを蓄積する。収集したデータは、データ送信部2004を介して、状態監視装置100に送信される。データ送信部2004と状態監視装置100の収集部110は有線または無線通信システム(図示せず)を介して接続されている。
複数の油圧ポンプを有する油圧ポンプシステムの故障を診断する事例を考えた時、図3(b)診断モデルテーブルの使用センサは、第1の油圧ポンプの圧力値センサ(センサAに相当)、第2の油圧ポンプの圧力値センサ(センサBに相当)、第3の油圧ポンプの圧力値センサ(センサCに相当)である。また状態分離条件のセンサは、油圧ポンプの油の温度センサ(センサDに相当)、操作部2002の油圧ポンプを作動させる指令値(図12の更新後の診断モデルのセンサMに相当)である。
なお、上記した実施形態例の変形例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲を油圧ポンプシステムの状態監視にのみ限定する趣旨ではない。
実施形態例の変形例として、機械1に医療機器3000を想定する。図22は、医療機器3000と状態監視装置100の概要を示している。ここでの医療機器3000として、例えばMRI装置が対象となる。MRI装置とは、人体に磁気を当てて画像を撮像する装置である。
医療機器3000は、磁気発生部3001、操作部3002、データ収集部3003、データ送信部3004を搭載している。各機器は、有線のネットワークで接続されている。医療機器3000は、磁気発生部3001、操作部3002以外にも、図示しない複数の機器で構成されている。
磁気発生部3001は、操作部3002から入力される指令値に従って制御されている。また磁気発生部3001は、磁気の大きさを測定するセンサや、磁気発生部の振動を測定する振動センサが搭載されている。磁気発部3001は、センサの情報をデータ収集部3003に送信する。
操作部3002は、医療機器3000のオペレータの入力された情報を指令値に変換して、各機器に送信する。
データ収集部3003は、医療機器3000に搭載されている機器の情報を決まったタイミングで収集し、一定期間データを蓄積する。収集したデータは、データ送信部3004を介して、状態監視装置100に送信される。データ送信部3004と状態監視装置100の収集部110は有線または無線通信システム(図示せず)を介して接続されている。
医療機器3000の故障を診断する事例を考えた時、図3(b)診断モデルテーブルの使用センサは、磁気の大きさを検出する磁気センサ(センサAに相当)、測定した振動の振幅値を検出する振動センサ(センサBに相当)、測定した振動データの特定周波数帯の強度を求める特定周波数帯を検出する振動センサ(センサCに相当)である。また状態分離条件のセンサは、磁気の大きさを検出する磁気センサ(センサDに相当)、操作部2002の医療機器3000を作動させる指令値(図12の更新後の診断モデルのセンサMに相当)である。
なお、上記した実施形態例の変形例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲を医療機器の状態監視にのみ限定する趣旨ではない。
本発明によれば、機械のセンサデータの頻度分布(第1の分布)と、異常時の機械のセンサデータの頻度分布(第2の分布)を比較して表示することで、診断モデルの状態分離条件に相応しいセンサの候補を絞ることができるので、一般的な機械の診断の精度を向上することを実現できる。
1 機械
2 管理者
3 作業者
100 状態監視装置
110 収集部
120 記憶部
130 診断部
140 第1分布作成部
150 第2分布作成部
160 優先順位計算部
170 表示部
180 比較部
190 更新部
200 学習部
1000 自動車
1001 CANネットワーク
1002 エンジン
1003 ABS
1004 制御コントローラ
1005 データ収集部
1005 データ送信部
2000 建設機械
2001 油圧ポンプシステム
2002 操作部
2003 データ収集部
2004 データ送信部
3000 医療機器
3002 操作部
3003 データ収集部
3004 データ送信部

Claims (9)

  1. 複数のセンサで取得した機械の稼働データに基づいて機械の異常を診断する状態監視装置であって、
    前記状態監視装置は、機械の複数のセンサデータを収集するデータ収集部と、
    前記センサデータと、機械の異常を診断する条件である診断モデルを記憶するデータ記憶部から、
    予め設定した時間のセンサデータ群を取得し、前記診断モデルを使って、診断機械の異常を診断する診断部と、
    前記センサデータ群からセンサ毎にデータの頻度を予めセンサの性能から設定したビン数または幅で集計した第1の分布を作成する第1分布作成部と、
    前記診断部で異常と診断された時刻のセンサデータを前記センサデータ群から抽出し、センサ毎に抽出したデータの頻度を、前記第1の分布と同じビン数または幅を使って集計した第2の分布を作成する第2分布作成部と、
    センサ毎に前記第1の分布と前記第2の分布を画面に表示する表示部と、
    ユーザーが新しい診断モデルを入力する入力部と、
    前記新しい診断モデルを前記データ記憶部に書き込む更新部を、備えたことを特徴とする状態監視装置。
  2. 請求項1において、
    前記診断モデルは、診断に使用するセンサ群と、使用する診断アルゴリズムと、診断対象の機械の状態を抽出するセンサデータと前記センサデータの閾値の条件から構成される状態分離条件と、診断アルゴリズムで計算できる異常の度合いを表す指標の閾値である判定条件で構成されることを特徴とする状態監視装置。
  3. 請求項2において、
    前記状態監視装置は、前記第1の分布と前記第2の分布の異なる度合いをセンサ毎に計算し、前記異なる度合いの大きい順でセンサに優先順位を付ける表示前処理部を備え、前記表示部では、前記優先順位でセンサ名または前記第1の分布と第2の分布を表示することを特徴とする状態監視装置。
  4. 請求項3において、
    表示前処理部は、前記第1の分布と前記第2の分布のビン毎の誤差を計算し、ビンに対応する値の低い順または大きい順から累積誤差率を計算し、前記表示部では、前記第1の分布と前記第2の分布とともに累積誤差率を表示すること特徴とする状態監視装置。
  5. 請求項3において、
    表示前処理部は、前記第1の分布と前記第2の分布のビン毎の誤差を計算し、ビンに対応する値の低い順または大きい順から累積誤差率を計算し、前記累積誤差率を予めセンサの性能から設定される条件と比較し、前記条件に該当するビンに対応する値を使って、新しい診断モデルの前記状態分離条件を設定し、前記状態分離条件を前記表示部で表示することを特徴とする状態監視装置。
  6. 請求項5において、
    表示部は、センサの時系列データを表示し、前記表示前処理部で計算した前記状態分離条件に該当する部分を強調して表示することを特徴する状態監視装置。
  7. 請求項5において、
    表示部は、前記表示前処理部した前記状態分離条件を新しい診断モデルとして反映した際の前記診断部の診断結果を表示することを特徴とする状態監視装置。
  8. 請求項2において、
    表示部は、センサの時系列データを表示し、前記入力部で入力された新しい診断モデルの前記状態分離条件に該当する部分を強調して表示することを特徴する状態監視装置。
  9. 請求項2において、
    表示部は、前記入力部で入力された新しい診断モデルを反映した際の前記診断部の診断結果を表示することを特徴とする状態監視装置。
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