JP6831729B2 - 異常検知装置 - Google Patents

異常検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6831729B2
JP6831729B2 JP2017057286A JP2017057286A JP6831729B2 JP 6831729 B2 JP6831729 B2 JP 6831729B2 JP 2017057286 A JP2017057286 A JP 2017057286A JP 2017057286 A JP2017057286 A JP 2017057286A JP 6831729 B2 JP6831729 B2 JP 6831729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
abnormality
state
threshold value
abnormality detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017057286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018160121A (ja
Inventor
渋谷 久恵
久恵 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Power Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Power Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Power Solutions Co Ltd filed Critical Hitachi Power Solutions Co Ltd
Priority to JP2017057286A priority Critical patent/JP6831729B2/ja
Publication of JP2018160121A publication Critical patent/JP2018160121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6831729B2 publication Critical patent/JP6831729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は、プラントや設備などが出力する複数の時系列センサ信号をもとに異常を早期に検知する異常検知装置に関する。
電力会社では、ガスタービンの廃熱などを利用して地域暖房用温水を供給したり、工場向けに高圧蒸気や低圧蒸気を供給したりしている。石油化学会社では、ガスタービンなどを電源設備として運転している。このようにガスタービンなどを用いた各種プラントや設備において、設備の不具合またはその兆候を検知する異常検知は、社会へのダメージを最小限に抑えるためにも極めて重要である。
ガスタービンや蒸気タービンのみならず、水力発電所での水車、原子力発電所の原子炉、風力発電所の風車、航空機や重機のエンジン、鉄道車両や軌道、エスカレータ、エレベータ、機器・部品レベルでも、搭載電池の劣化・寿命など、上記のような予防保全を必要とする設備は枚挙に暇がない。
このため、対象設備やプラントでは様々な物理情報を取得する複数のセンサを取り付け、センサ毎の監視基準に従って、対象設備やプラントが正常か異常かを判定される。特許文献1には、過去の正常データの学習に基づいて算出される異常測度をしきい値と比較することによって異常の有無を検知する異常検知方法が開示されている。さらに、異常予兆検知の感度向上すなわち異常予兆の早期発見を目的として、イベント信号に基づいて稼動状態に応じたモード分割を行い、モード毎に異なるしきい値を設定する方法が開示されている。ここに異常測度とは、複数のセンサによる測定値を1つのベクトル値として表現し、正常状態のベクトル値からの偏移量のことである。
特開2014−59910号公報
特許文献1に記載の稼動状態に応じたモード毎に異なるしきい値を設定する方法は、安定かつデータ数の多い定常状態では低いしきい値、ばらつきが大きくデータ数の少ない定常状態間の遷移状態では高いしきい値を設定することができるため、正常なデータを異常と判定する誤報を抑制しつつ、高感度に異常検知することが可能である。しかし、設備の制御情報を含むイベント信号を入力し、設備固有のルールに基づいてモード分割を行う必要があり、イベント信号及び設備に関する知識がないと実施できない。
本発明の目的は、上記課題を解決するため、複数の時系列センサ信号に基づく異常検知において、イベント信号や設備に関する知識がない場合でも、稼動状態に応じたしきい値を設定して異常検知する異常検知装置を提供することにある。
本発明の異常検知装置は、設備に装着された複数のセンサから出力される複数の時系列のセンサ信号を入力するセンサ信号入力部と、センサ信号から時刻毎に特徴ベクトルを抽出する特徴ベクトル抽出部と、指定された学習期間の特徴ベクトルを学習データとして各時刻の異常測度を算出する異常測度算出部と、センサ信号に基づき各センサの状態を分離する状態分離部と、学習期間の異常測度に基づいて、各センサの状態に応じたしきい値を算出するしきい値算出部と、異常測度を各センサの状態に応じたしきい値と比較することにより、各時刻のセンサ信号が正常か異常かを判定する異常検出部と、を備える構成とする。
本発明によれば、イベント信号や設備に関する知識がない場合であっても、センサ信号のみを用いて稼動状態を定義し、状態に応じたしきい値で異常検知することができるため、誤報を抑制しながら、高感度に異常を検知できる。
本発明に係る異常検知装置の一構成例を示す図である。 複数のセンサ信号をリスト化して表形式に表した例を示す図である。 異常検知装置の行う全体の処理フローを示す図である。 学習時の異常測度算出処理のフローを示す図である。 局所部分空間法による異常測度算出処理を説明する図である。 各センサについて状態別しきい値算出法を説明する図である。 学習時の状態別しきい値算出処理のフローを示す図である。 ソートされた状態別しきい値のリストの例を示す図である。 異常検知処理のフローを示す図である。 学習期間及び処理パラメータ設定のためのGUIの例を示す図である。 表示対象を指定するためのGUIの例を示す図である。 結果表示画面(全体表示)の例を示す図である。 結果表示画面(拡大表示)の例を示す図である。
図1Aは、本発明に係る異常検知装置の一構成例を示す図である。異常検知装置100は、検知対象である設備101に装着されたセンサから出力されるセンサ信号102を、所定時間ごとに(周期的に)取得する。取得したセンサ信号102は、一旦センサ信号蓄積部103にて蓄積された後、あるいは直接にセンサ信号入力部104に入力され、特徴ベクトル抽出部105及び状態分離部107へ送られる。特徴ベクトル抽出部105は、センサ信号102をもとに特徴ベクトルを抽出し異常測度算出部106へ送る。異常測度算出部106は、予め指定された学習期間の特徴ベクトルを用いて所定時間毎(以下、各時刻と表現する場合もある)の特徴ベクトル毎に異常測度を算出する。
状態分離部107は、入力されたセンサ信号102をもとに、各センサの状態を分離する。しきい値算出部108は、異常測度算出部106による学習データの異常測度に基づいて、状態分離部107で分けられた状態に応じたしきい値を算出する。異常検出部109は、異常測度算出部106から送られる各特徴ベクトルの異常測度と、しきい値算出部108で算出した状態に応じたしきい値とを比較することで、設備101の異常を検出する。異常検出部109は検知結果110を出力する。
ここで以下で用いる用語の簡単な説明を行う。特徴ベクトルとは、複数のセンサによる測定値を1つのベクトル値として表現したものである。センサの状態とは、センサの信号レベルが別途定めた基準値以上か基準値未満かで分離したものである。また異常測度とは、注目する特徴ベクトルの、指定された期間の特徴ベクトルからの偏移量のことである。
異常検知の対象とする設備101は、例えばガスタービンや蒸気タービンなどの設備やプラントである。設備101は、その状態を表すセンサ信号102を出力する。センサ信号102はセンサ信号蓄積部103に蓄積される。
図1Bは、複数のセンサ信号102をリスト化して表形式に表した例である。センサ信号102は、物理特性の異なる複数の物理情報が所定間隔毎に取得される多次元時系列信号である。図1Bに示す表の構成は、日時121の情報と、複数のセンサのセンサ値122を対応させて示している。センサは、数百から数千といった数になる場合もあり、それらの種類によって、例えば、シリンダ、オイル、冷却水などの温度、オイルや冷却水の圧力、軸の回転速度、室温、運転時間などをセンサ値として出力する。センサ値は、設備やプラントなどの出力や状態を表すのみならず、何かの状態をある値(たとえば目標値)に制御するための制御信号の場合もある。
異常検知装置100の動作には、センサ信号蓄積部103に蓄積されたデータを用いて学習データの生成、保存を行う「学習」処理と、入力信号に基づき異常を検知する「異常検知」処理の二つのフェーズがある。基本的に前者はオフラインの処理、後者はオンラインの処理である。ただし、後者をオフラインの処理とすることも可能である。以下の説明では、それらを「学習時」、「異常検知時」という言葉で区別する。
図2は、異常検知装置100の行う全体の処理フローを示す図である。ここでは処理の概要を記載している。(a)は学習時の異常測度算出処理で、学習期間のセンサ信号を入力し(S201)、特徴ベクトルの抽出(S202)と異常測度の算出(S203)を行う。(b)は学習時の状態別しきい値算出処理で、学習期間のセンサ信号を入力し(S211)、状態分離用の基準値の算出(S212)と、基準値を用いて各センサの状態別しきい値の算出(S213)を行う。しきい値の算出(S213)では、S203で求めた異常測度の値を利用する。(c)は異常検知時の異常判定処理で、検知対象のセンサ信号を入力し(S221)、特徴ベクトルの抽出(S222)と異常測度の算出(S223)を行う。そして、算出した異常測度を、S213で求めた状態別しきい値と比較し(S224)、設備の正常/異常を判定する(S225)。
以下、(a)(b)(c)の順に説明するが、それぞれの詳細なフローは、図3、図6、図8にて説明する。
図3は、学習時の異常測度算出処理のフローを示す図である。最初に、センサ信号入力部104において、センサ信号蓄積部103に蓄積されたセンサ値のうち指定された期間(学習期間)のセンサ信号を入力する(S301)。学習期間として、設備が正常な状態であった期間を指定するものとする。次に、特徴ベクトル抽出部105において、入力されたセンサ信号を正準化する(S302)。センサ信号の正準化は、単位及びスケールの異なる複数のセンサ信号を同様に扱うために行う。具体的には、各センサ信号の、学習期間の平均と標準偏差を用いて、平均が0、分散が1となるように各センサ信号を変換する。異常検知時に同じ変換ができるように、各センサ信号の平均と標準偏差を記憶しておく。または、各センサ信号の、学習期間の最大値と最小値を用いて、最大が1、最小が0となるように各センサ信号を変換する。または、最大値と最小値の代わりに予め設定した上限値と下限値を用いてもよい。この場合は、異常検知時に同様の変換ができるように、各センサ信号の最大値と最小値または上限値と下限値を記憶しておく。
次に、特徴ベクトル抽出部105において、各時刻の特徴ベクトルを抽出する(S303)。特徴ベクトルは、センサ信号を正準化したものをそのまま要素として並べたものである。あるいは、ある時刻に対して±1,±2,…のウィンドウを設け、ウィンドウ幅(3,5,…)×センサ数の特徴ベクトルとすることで、センサ信号の時間変化を表す特徴を抽出することもできる。また、離散ウェーブレット変換(DWT: Discrete Wavelet Transform)を施して、周波数成分に分解してもよい。
次に、異常測度算出部106において、学習期間の異常測度を算出する。まず学習期間を複数の区間に分け(S304)、抽出した全特徴ベクトルについて、以下の処理を繰り返す(S305)。複数区間に対応して順次選んだ特徴ベクトルである注目ベクトルと、注目ベクトルと同じ区間を除く学習期間のデータを学習データとする(S306)。注目ベクトルと学習データを用いて異常測度を算出する(S307)。ステップS304における区間の分割は例えば1日毎とする。あるいは、化学プラントのようなバッチ処理の場合はバッチ毎、加工装置の場合は加工対象個体毎、MRIのような医療装置の場合は検査対象者毎としてもよい。
ステップS307の異常測度算出処理には、局所部分空間法(LSC: Local Sub-space Classifier)や投影距離法(PDM: Projection Distance Method)を用いることができる。
図4は、局所部分空間法による異常測度算出処理を説明する図である。局所部分空間法は、注目ベクトルqに対するk個の近傍ベクトルを選択し、選択したk個の近傍ベクトルが張るk−1次元のアフィン部分空間へ注目ベクトルqを投影したときの投影距離を測る方法である。図4では、k=3個の近傍ベクトルx1〜x3でアフィン部分空間を形成した場合である。そして、注目ベクトルqに最も近いアフィン部分空間上の点Xbが投影点(基準ベクトル)となり、注目ベクトルqから基準ベクトルXbまでの距離が異常測度である。
具体的な算出法を説明する。評価データqとそのk個の近傍ベクトルxi(i=1,…,k)から、qをk個並べた行列Qとxiを並べた行列Xを作成し、(1)式から両者の相関行列Cを求める。次に、(2)式から近傍ベクトルxiの重み付けを表す係数ベクトルbを計算する。異常測度dは、ベクトルq−Xbのノルムまたはその2乗により算出される。
Figure 0006831729
Figure 0006831729
なお、図4ではk=3の場合を説明したが、特徴ベクトルの次元数より十分小さければいくつでもよい。k=1の場合は、最近傍法と等価の処理になる。
投影距離法は、選択された特徴ベクトルに対し独自の原点をもつ部分空間すなわちアフィン部分空間(分散最大の空間)を作成する方法である。何らかの方法で注目ベクトルに対応する複数の特徴ベクトルを選択し、以下の方法でアフィン部分空間を算出する。
まず、選択された特徴ベクトルの平均μと共分散行列Σを求め、次にΣの固有値問題を解いて、値の大きい方から予め指定したr個の固有値に対応する固有ベクトルを並べた行列Uをアフィン部分空間の正規直交基底とする。rは特徴ベクトルの次元より小さくかつ選択データ数より小さい数とする。またはrを固定した数とせず、固有値の大きい方から累積した寄与率が予め指定した割合を超えたときの値としてもよい。注目ベクトルから最も近いアフィン部分空間上の点が基準ベクトルとなる。また、注目ベクトルから基準ベクトルを引いたものが残差ベクトルとなり、残差ベクトルのノルムまたはノルムの2乗が異常測度となる。
ここで、複数の特徴ベクトルの選択方法としては、予め指定した数十から数百の数の特徴ベクトルを注目ベクトルから近い順に選択する方法がある。また、学習対象の特徴ベクトルを予めクラスタリングしておき、注目ベクトルに最も近いクラスタに含まれる特徴ベクトルを選択するようにしてもよい。また、注目ベクトルqのk−近傍ベクトルの平均ベクトルまでの距離を異常測度とする局所平均距離法や、ガウシアンプロセスなどを用いてもよい。
次に、状態分離部107としきい値算出部108による状態別しきい値算出処理について説明する。このしきい値は、異常検出部109に入力する異常測度と比較され、設備の正常/異常を判定するために用いられるものであるが、センサの状態に応じて異なるしきい値を用いることに特徴がある。
図5は、各センサについて状態別しきい値算出法を説明する図である。(a)は、状態分離方法を、(b)はしきい値算出法を示す。
(a)には、センサA、B、Cで異なる物理特性の情報を取得し、それらの信号の時系列データを示す。横軸は時刻、実線501a〜501c、はセンサ信号A〜Cの波形、破線502a〜502cは、それぞれのセンサの状態を分離する基準値を表す。これにより各センサの状態を、基準値以上と基準値未満の2つの状態に分ける。以下、基準値以上の状態を「ハイレベル」、基準値未満の状態を「ローレベル」と呼ぶことにする。信号波形の上部に示したバー503a〜503cは各センサの状態を表しており、黒はハイレベル、白はローレベルの状態であることを示す。
しきい値算出部108は、センサ毎にそれぞれの状態(ハイレベル/ローレベル)に応じたしきい値を決める。具体的には、それぞれの状態において正常な学習データを異常と判定しないしきい値を算出する。言い換えれば、しきい値として、それぞれの状態において正常な学習データから得られる異常測度の最大値を採用する。
(b)によりしきい値算出を具体的に説明する。実線504は正常な学習データから得られた異常測度の値を表す。例えばセンサAでは、状態がハイレベル(バー503aの色が黒)のときのしきい値は、異常測度の最大値であるポイント505cの値、ローレベル(バーの色が白)のときのしきい値は、異常測度の最大値であるポイント505dの値を採用する。同様にセンサBのしきい値(ハイレベル/ローレベル)はそれぞれポイント505b、505cの値、センサCのしきい値(ハイレベル/ローレベル)はそれぞれポイント505c、505aの値となる。このように、センサ毎、またその状態毎にしきい値が異なる。
異常検知時には、検知対象の異常測度を、各センサの状態に応じたしきい値と比較して正常か異常かの判定を行う訳であるが、しきい値の全てと比較する必要はなく、複数のしきい値の中の最小値とのみ比較すればよい。これは、しきい値の中の最小値と比較することで全てのセンサが正常状態であることが保証されるからである。
図5の例では、例えば各センサの状態が、バーの色が「黒白白」の組合せであれば、センサAの状態からはポイント505cの値、センサBの状態からはポイント505cの値、センサCの状態からはポイント505aの値が参照されるので、その中の最小値であるポイント505aの値をしきい値(代表しきい値と呼ぶ)として採用する。そして、異常測度をこの代表しきい値と比較して異常判定を行えばよい。当然ながら代表しきい値は、各センサの状態(バーの色の組合せ)によって変化する。この例では、各時刻の代表しきい値を求めると、点線506で示すように変化する。
ここで、センサ毎に状態に応じたしきい値を決めるのではなく、各センサの状態の組合せに対して直接しきい値(代表しきい値)を決めることも考えられる。具体的には、バー503a〜503cの色の組合せが「黒白白」の場合、「黒黒白」の場合、「黒白黒」の場合というように、考えられる全ての組合せについてそれぞれのしきい値を設定することである。この方法では、センサ数がNのとき2のN乗通りに対してしきい値を設定する必要がある。センサ数Nが小さい場合には問題ないが、センサ数Nが数百から数千にもなるとしきい値の数は膨大になり、実用的でない。
これに対し本実施例では、上記したように、センサ毎にそれぞれの状態に応じたしきい値を決めるので、2×N個のしきい値を決めればよい。よって、センサ数Nが増大しても対応が容易である。その代わり、各時刻のしきい値の最小値(代表しきい値)がどれであるかが分からないため、後述するように、しきい値の小さい順に比較判定するようにしている。
状態別しきい値は、同じ状態の学習データでの異常測度最大値をしきい値とするため、バーの色の全ての組合せについてそれぞれ代表しきい値を設定するとしても、センサ毎の状態に応じたしきい値の最小値を超えることはない。従って、全てのセンサが正常状態であることを判定できることになり、上記のしきい値設定方法には妥当性がある。
図6は、学習時の状態別しきい値算出処理のフローを示す図である。最初に、センサ信号入力部104において、センサ信号蓄積部103に蓄積されたセンサ値のうち指定された期間(学習期間)のセンサ信号を入力する(S601)。実際にはステップS301で入力された信号を用いる。次に、各センサについて以下の処理を繰り返す(S602)。
まず、状態分離部107において、各センサの状態を分離する基準値を算出する(S603)。例えば、各センサ信号のデータに判別分析法を適用し、基準値以上と基準値未満の2つのクラスに分けたときに、クラス間分散のクラス内分散に対する比が最大となるような基準値を求める。簡便法として、データをソートし50%となる値を基準値としてもよい。
次に、センサ信号値が基準値以上(ハイレベル)の場合の異常測度最大値を算出して、この状態に対応するしきい値とする(S604)。同様に、センサ信号値が基準値未満(ローレベル)の場合の異常測度最大値を算出して、この状態に対応するしきい値とする(S605)。
全センサについて上記の処理が終了すると、各センサの状態と対応するしきい値からなるリストがセンサ数×2だけできている。これを、異常測度最大値すなわちしきい値が小さい順にソートする(S606)。リストの後ろの方ではあるところでしきい値が最大になるので、「その他」としてまとめ、以降の状態の記述は省略する(S607)。
図7は、ソートされた状態別しきい値のリストの例である。このリストは、センサ番号701、符号702、状態分離用基準値703、異常判定しきい値704、センサ名705で構成される。なお、センサ名705は、ユーザが確認しやすいように付加した情報であり、必須ではない。符号702は、“1”が基準値以上(ハイレベル)の状態、“−1”が基準値未満(ローレベル)の状態を意味する。例えば、1行目の記述は、9番のセンサ“Generator Current Avg”の信号値が基準値“23.75”以上の場合、異常判定しきい値“5.303209”を用いて正常か異常かを判定することを意味する。前述の通り、異常判定しきい値704は小さい順に上から表示されている。センサ番号701の下端“−1”は「その他」を意味しており、ここに記述されていない全ての状態をまとめて記述している。「その他」における異常判定しきい値704は最大となっている。
図3及び図6の学習処理においては、図示していないデータベースに学習結果を保存しておく。学習結果には、少なくとも特徴ベクトル抽出のためのパラメータ、異常測度算出のためのパラメータ、センサ正準化のためのパラメータ、抽出した全特徴ベクトルデータ、及び図7に示す状態別の異常判定しきい値リストが含まれる。特徴ベクトル抽出のためのパラメータ及び異常測度算出のためのパラメータは、学習時に指定されたものと共通である。センサ正準化のためのパラメータは、センサ信号入力部104がステップS302の処理で算出した各センサ信号の平均、標準偏差、最大値、最小値などである。
図8は、異常検出部109による異常検知処理のフローを示す図である。異常検知時は、センサ信号蓄積部103に蓄積されたデータのうち指定された期間のデータ、または新たに観測されたデータについて、特徴ベクトルの抽出(特徴ベクトル抽出部105)、異常測度の算出(異常測度算出部106)を行い、これをしきい値(しきい値算出部108)と比較して、異常検出部109にて正常か異常かの判定を行う。
異常検出部109は、データベースから学習時に保存した学習結果を読み出す(S801)。その際、学習時の異常測度やしきい値に基づいて、ユーザが適切な処理番号を選択し、処理番号に対応付けられた学習結果を用いる。センサ信号入力部104は、センサ信号蓄積部103または設備101からセンサ信号102を入力し(S802)、センサ信号毎に正準化する(S803)。このとき、ステップS302の正準化の処理に用いたパラメータを用いる。次に、特徴ベクトル抽出部105は、選択したセンサ信号から、ステップS303の処理と同じ方法で特徴ベクトルの抽出を行う(S804)。次に、全特徴ベクトルについてステップS806からS810までの処理(ループ1)を行う(S805)。
異常測度算出部107は、注目ベクトルと学習データを用いて、異常測度を算出する(S806)。この処理は、図3のステップS307と同じ方法で行うが、学習データを全て用いることとする。次に、図7に示す状態別しきい値リストを上から順に参照して、ステップS808からS810までの処理(ループ2)を行う(S807)。
状態分離部107は、同時刻のセンサ信号の状態がリストに記述された状態に該当するかどうかをチェックし(S808)、該当しないならば次のリストの処理に移る。該当するならば、異常検出部109は、リストに記述されたしきい値とステップS806で算出された異常測度とを比較する。異常測度がしきい値以下であれば「正常」と判定し、異常測度がしきい値より大きければ「異常」と判定する(S809)。以上で注目する特徴ベクトルに対する判定処理を終了し、しきい値リストの処理のループ2を抜ける(S810)。その後、次の特徴ベクトルについてループ1の処理を行う。
リストはしきい値が小さい順にチェックされるよう作成してあるため、各センサの状態に応じたしきい値の最小値を用いて異常判定する処理を最も短いステップで実行することが可能である。言い換えれば、異常と判定される可能性の高い順に判定処理を行うために早い段階で異常を検知することができる。また、リストの最後は「その他」であるため、リストの途中の判定が「正常」であったとしても、どのデータも必ずステップS809を通り異常判定される。
以上の動作を実現するための異常検知装置100のユーザインタフェース(GUI: Graphical User Interface)の例を説明する。
図9Aは、学習期間及び処理パラメータ設定のためのGUIの例である。以下の説明ではこの設定のことを、単に「レシピ設定」と呼ぶことにする。また、過去のセンサ信号102は、設備ID及び時刻と対応付けられてデータベースに保存されているものとする。
レシピ設定画面901では、対象設備、学習期間、使用センサ、異常測度算出パラメータを入力する。設備ID入力ウィンドウ902には、対象とする設備のIDを入力する。設備リスト表示ボタン903押下により、図示しないデータベースに保存されている装置IDのリストが表示されるので、リストから選択入力する。
学習期間入力ウィンドウ904には、学習データを抽出したい期間の開始日と終了日を入力する。センサ選択ウィンドウ905には、使用するセンサを入力する。リスト表示ボタン906のクリックによりセンサリスト907が表示されるので、リストから選択入力する。リストから複数選択することも可能である。除外するセンサを指定するようにしてもよい。センサ信号入力時は、ここで選択されたセンサの情報のみが入力される。
異常測度算出パラメータ入力ウィンドウ908には、異常測度算出において使用するパラメータを入力する。図は手法として局所部分空間を採用した場合の例であり、近傍ベクトル数と正則化パラメータを入力する。正則化パラメータは、(2)式において相関行列Cの逆行列が求められないことを防ぐため、対角成分に加算する小さい数である。
以上の情報を入力したら、テスト期間入力ウィンドウ909にテスト対象期間を入力する。ここは空欄にしてもよい。その場合は学習のみ行う。テストボタン910の押下により、レシピのテスト(異常検知処理)を行う。
まず、図3の処理フロー、続いて図6の処理フローに従って学習を実行する。さらに、図8の処理フローに従って全学習期間の異常判定を行い、表示のため、判定結果を保存しておく。その際、ステップS806で算出した異常測度を用い、ステップS807〜S810の処理により、正常か異常かの判定を行う。次に、異常検知処理の結果をユーザに示すためのGUIの例を示す。
図9Bは、表示対象を指定するためのGUIの例である。ユーザは、表示対象指定画面921から表示対象の設備、レシピ及び期間を指定する。始めに、ユーザは装置ID選択ウィンドウ922により設備IDを選択する。次に、ユーザはレシピ名選択ウィンドウ923により、設備ID922を対象としたレシピのリストから表示対象のレシピを選択する。データ記録期間表示部924には、入力されたレシピを用いて処理され、記録が残されている期間の開始日と終了日が表示される。結果表示期間指定ウィンドウ925には、ユーザが結果を表示したい期間の開始日と終了日を入力する。表示センサ指定ウィンドウ926には、ユーザが表示したいセンサ名を入力する。表示ボタン927をユーザが押下すると、異常検知処理の結果が表示される。終了ボタン928をユーザが押下すると、表示対象を指定する処理を終了する。
図10A及び図10Bは、テストの結果を表示するGUIの例である。ユーザが、各画面の上部に表示されたタブを選択することにより、結果表示画面(全体表示)1001、結果表示画面(拡大表示)1002、及び状態別しきい値表示画面1003が切り換わる。
図10Aは、結果表示画面(全体表示)1001の例である。結果表示画面1001には、指定された期間の、異常測度、しきい値、及び判定結果、並びにセンサ信号の時系列グラフが表示される。期間表示ウィンドウ1004には、指定された学習期間及びテスト期間が表示される。
異常測度表示ウィンドウ1005には、指定された学習期間・テスト期間での異常測度1005a、しきい値1005b(点線)、及び判定結果1005cが表示される。また、学習に使用した区間に丸印1005dが表示される。
センサ信号表示ウィンドウ1006には、指定された学習期間・テスト期間での指定されたセンサについて、時系列センサ信号1006aと状態分離用基準値1006b(破線)が表示される。
センサ名選択ウィンドウ1007では、ユーザの入力によってセンサを指定する。ただし、ユーザが指定する前は、先頭のセンサが選択されている。カーソル1008は、拡大表示の時の起点を表し、ユーザのマウス操作により移動できる。表示日数指定ウィンドウ1009には、結果表示画面(拡大表示)1002での拡大表示の起点から終点までの日数が表示され、この画面で入力することもできる。日付表示ウィンドウ1010には、カーソル位置の日付が表示される。終了ボタン1011は、ユーザの押下により、結果表示画面(全体表示)1001、結果表示画面(拡大表示)1002、及び状態別しきい値表示画面1003のいずれもが消去され、テスト結果の表示が終了する。
図10Bは、結果表示画面(拡大表示)1002の例である。結果表示画面(拡大表示)1002には、結果表示画面(全体表示)1001において、カーソル1008で示された日付を起点とし、指定された日数1009の期間内の、異常測度、しきい値、判定結果、及びセンサ信号の時系列グラフが表示される。すなわち、異常測度表示ウィンドウ1005及びセンサ信号表示ウィンドウ1006には、結果表示画面(全体表示)1001と同様の情報が、拡大して表示される。
なお、結果表示画面(拡大表示)1002では、スクロールバー1012とスクロールバー表示領域1013を追加表示している。スクロールバー1012の長さは表示日数指定ウィンドウ1009で指定された日数に、スクロールバー1012の左端部が拡大表示の起点に対応する。ユーザはスクロールバー1012を操作することで、表示の起点を変更することも可能であり、この変更はカーソル1008の位置と日付表示ウィンドウ1010の表示に反映される。スクロールバー表示領域1013の全体の長さは結果表示画面(全体表示)1001に表示されている期間に相当する。
状態別しきい値表示画面1003を選択した場合は、ここでは図示しないが、図7に示すしきい値リストと終了ボタン1011を表示する。
図10A、図10Bに示すいずれかの画面で、終了ボタン1011押下により異常検出結果及び状態別しきい値のユーザによる確認が終了したら、図9Aに示すレシピ設定画面901の表示に戻る。表示ボタン912の押下により、ユーザは、一度確認したテストの結果を再度確認することもできる。この操作により、結果表示画面(全体表示)1001が表示される。タブの切り替えにより結果表示画面(拡大表示)1002または状態別しきい値表示画面1003を表示させることもできる。確認が済んだら終了ボタン1011押下により、レシピ設定画面901の表示に戻る。
図9Aにおいて、レシピ名入力ウィンドウ911にレシピ名を入力し、登録ボタン913を押下することにより、設備ID及びレシピ名と対応付けて学習結果を保存し、終了する。キャンセルボタン914が押下された場合は、何も保存しないで終了する。保存される内容は、レシピ設定画面901で設定された異常測度算出パラメータ及びセンサ選択情報、ステップS302の正準化で使用するパラメータ、ステップS306において抽出された学習期間の全特徴ベクトルデータ、図7に示す状態別しきい値リストである。
登録されたレシピは、活性か不活性かのラベルをつけて管理される。新しく観測されたデータに対しては、装置IDが一致する活性なレシピの情報を用いて、図8に示す処理を行い、結果をレシピ名と対応付けて保存しておく。
上記実施例は、学習データ設定をオフライン、異常検知処理をリアルタイム、結果表示をオフラインでそれぞれ処理するものであるが、結果表示もリアルタイムに行うことが可能である。その場合、表示期間の長さ、表示対象とするレシピ、表示対象とする情報を予め定めておき、所定時間毎に最新の情報を表示するよう構成すればよい。
上記実施例によれば、信号値に基づいて状態を定義し、状態別に異常判定の基準を定めるため、設備に関する知識がなくても状態別のしきい値を設定することが可能であり、高感度すなわち早期の予兆検知を実現できる。また、状態の定義及びしきい値設定をセンサ毎に行ってリストを作成しておき、異常検知されやすい順にリストに記述された状態に該当するかどうかの確認を行うことにより、少ないステップで異常判定を実行することが可能となる。
以上の手法を適用した異常検知装置により、ガスタービンや蒸気タービンなどの設備のみならず、水力発電所での水車、原子力発電所の原子炉、風力発電所の風車、航空機や重機のエンジン、鉄道車両や軌道、エスカレータ、エレベータ、工場の生産設備、そして機器・部品レベルでは、搭載電池などを対象としたセンシングデータにおいて、対象の異常を早期に検出することが可能となる。
100:異常検知装置、101:設備、102:センサ信号、103:センサ信号蓄積部、104:センサ信号入力部、105:特徴ベクトル抽出部、106:異常測度算出部、107:状態分離部、108:しきい値算出部、109:異常検出部、901:レシピ設定画面、1001:結果表示画面(全体表示)、1002:結果表示画面(拡大表示)。

Claims (7)

  1. 設備の異常を検知する異常検知装置において、
    前記設備に装着された複数のセンサから出力される複数の時系列のセンサ信号を入力するセンサ信号入力部と、
    前記センサ信号から時刻毎に特徴ベクトルを抽出する特徴ベクトル抽出部と、
    指定された学習期間の前記特徴ベクトルを学習データとして各時刻の異常測度を算出する異常測度算出部と、
    前記センサ信号の信号レベルに基づき各センサの状態を複数通りに分離する状態分離部と、
    前記学習期間の前記異常測度に基づいて、前記各センサの状態毎に異なるしきい値を算出するしきい値算出部と、
    前記異常測度を前記各センサの状態に応じた複数のしきい値の最小値と比較することにより、各時刻のセンサ信号が正常か異常かを判定する異常検出部と、
    を備えることを特徴とする異常検知装置。
  2. 請求項1に記載の異常検知装置であって、
    前記しきい値算出部にて算出したしきい値は、前記各センサの状態に対応させてリストに記述されており、
    前記異常検出部は、前記リストに記述されたしきい値の小さい順に、前記各センサの状態が前記リストに記述された状態に該当するかどうかを確認し、該当するとき、前記異常測度を前記リストに記述されたしきい値と比較することを特徴とする異常検知装置。
  3. 請求項1に記載の異常検知装置であって、
    前記しきい値算出部は前記しきい値として、前記各センサが正常な期間の各センサ信号値から得られる前記異常測度に基づいて算出することを特徴とする異常検知装置。
  4. 請求項3に記載の異常検知装置であって、
    前記しきい値として、前記各センサの正常なセンサ信号値が異常と判定されないように、正常な期間に得られる前記異常測度の最大値を採用することを特徴とする異常検知装置。
  5. 請求項1に記載の異常検知装置であって、
    前記状態分離部は、前記学習期間の各センサの信号値を基準値以上と基準値未満の2つのクラスに分けたときに、クラス間分散のクラス内分散に対する比が最大となるような基準値を求め、該基準値を用いて、前記各センサの状態を基準値以上と基準値未満の2つの状態に分離することを特徴とする異常検知装置。
  6. 請求項1に記載の異常検知装置であって、
    ユーザからの異常検知の条件を入力するとともに異常検知の結果を表示するユーザインタフェースを備え、
    前記ユーザインタフェースには、指定された期間における前記異常測度、前記しきい値、及び正常か異常かの判定結果を表示することを特徴とする異常検知装置。
  7. 設備の異常を検知する異常検知方法において、
    前記設備に装着された複数のセンサから出力される複数の時系列のセンサ信号を入力するステップと、
    前記センサ信号から時刻毎に特徴ベクトルを抽出するステップと、
    指定された学習期間の前記特徴ベクトルを学習データとして各時刻の異常測度を算出するステップと、
    予め、前記センサ信号の信号レベルに基づいて各センサの状態を複数通りに分離し、前記各センサの状態毎に異なるしきい値を算出するステップと、
    前記異常測度を前記各センサの状態に応じた複数のしきい値の最小値と比較することにより、各時刻のセンサ信号が正常か異常かを判定するステップと、
    を備えることを特徴とする異常検知方法。
JP2017057286A 2017-03-23 2017-03-23 異常検知装置 Active JP6831729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057286A JP6831729B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 異常検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057286A JP6831729B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 異常検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018160121A JP2018160121A (ja) 2018-10-11
JP6831729B2 true JP6831729B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=63795661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017057286A Active JP6831729B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 異常検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6831729B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200052401A (ko) * 2018-10-23 2020-05-15 주식회사 씨티아이랩 데이터 이미지화를 이용한 딥러닝 기반 시스템 이상 행위 분석 기술
JP7463055B2 (ja) 2018-12-27 2024-04-08 株式会社Ihi 異常診断装置、異常診断方法、異常診断プログラム、及び記録媒体
CN111524622B (zh) * 2020-03-19 2022-10-18 岭东核电有限公司 核电站机组故障报警定位方法、系统、计算机设备及介质
CN111522247B (zh) * 2020-05-09 2023-07-14 上海正项信息科技有限公司 智能家居系统中多个传感器的异常检测方法
WO2022029844A1 (ja) * 2020-08-03 2022-02-10 三菱電機株式会社 異常検知装置及び異常検知方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07282373A (ja) * 1994-04-07 1995-10-27 Yokogawa Electric Corp プラント状態検出装置
JP5740459B2 (ja) * 2009-08-28 2015-06-24 株式会社日立製作所 設備状態監視方法
JP5414703B2 (ja) * 2011-01-20 2014-02-12 東京エレクトロン株式会社 処理装置の異常診断方法及びその異常診断システム
JP5301717B1 (ja) * 2012-08-01 2013-09-25 株式会社日立パワーソリューションズ 設備状態監視方法およびその装置
WO2014207789A1 (ja) * 2013-06-24 2014-12-31 株式会社 日立製作所 状態監視装置
JP6216242B2 (ja) * 2013-12-13 2017-10-18 株式会社日立ハイテクノロジーズ 異常検知方法およびその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018160121A (ja) 2018-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6831729B2 (ja) 異常検知装置
EP2905665B1 (en) Information processing apparatus, diagnosis method, and program
JP6216242B2 (ja) 異常検知方法およびその装置
EP3776113B1 (en) Apparatus and method for controlling system
JP6076751B2 (ja) 異常診断方法およびその装置
JP6740247B2 (ja) 異常検出システム、異常検出方法、異常検出プログラム及び学習済モデル生成方法
JP7017363B2 (ja) 異常検知装置および異常検知方法
JP5501903B2 (ja) 異常検知方法及びそのシステム
JP2013143009A (ja) 設備状態監視方法およびその装置
JP5331774B2 (ja) 設備状態監視方法およびその装置並びに設備状態監視用プログラム
JP5778305B2 (ja) 異常検知方法及びそのシステム
JP5179086B2 (ja) 工業プロセスの監視方法及び監視システム
WO2013011745A1 (ja) 設備状態監視方法およびその装置
WO2010095314A1 (ja) 異常検知方法及び異常検知システム
JP5849167B1 (ja) 異常検知方法およびその装置
JP2016058010A (ja) 異常傾向検出方法およびシステム
JP2000259223A (ja) プラント監視装置
WO2017138238A1 (ja) 監視装置及び監視装置の制御方法
Mishra et al. Fault detection of elevator systems using multilayer perceptron neural network
JP2014056598A (ja) 異常検知方法及びそのシステム
WO2017138239A1 (ja) 監視装置及び監視装置の制御方法
JP2023106472A (ja) 異常検知装置及び異常検知方法
Wang et al. Improved process fault diagnosis by using neural networks with Andrews plot and autoencoder
Accurso et al. A ChatGPT-like Solution for Power Transformer Condition Monitoring
KR20230075826A (ko) 딥러닝 기반의 모터 고장 감지 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6831729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150