JP6060245B2 - 所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニットおよび前記ユニットを使用する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部屋、装置、容器または車両などの所与の設備または機器を消毒する方法、およびこの方法で使用するためのモバイル消毒ユニットに関する。
部屋、容器または車両などのさまざまな種類の設備は、さまざまな化学物質、胞子またはウイルスに感染または汚染され得ることがよく知られている。これらの感染物質または汚染物質は、健康および生活の質にとって有害である。これまでの技術は主として手作業での浄化を基本としており、これには時間とコストが掛かり、さらに浄化中はクロスコンタミネーションのリスクを含んでいる。
この問題に対処するためにいくつかの試みがなされてきたが、現在、ナノ粒子もかなりの程度除去できる、病室の浄化および消毒に利用可能な統合されたシステムが存在しない。ナノ粒子はあらゆる環境に存在し、空気中のさまざまな気体からオゾンによる酸化後に形成される可能性も高い。テルピンは、酸化時にたとえばナノ粒子を形成し、多くは発癌性である。また、病院内および麻酔中、吸入される気体およびその残余の多くは、健康および環境に害がある成分を含む。
UV光が病院内において空気を滅菌するために使用されるが、この方法は極めて少数の特定タイプの汚染を除去するだけであり、さらに、許容可能な時間内に細菌および胞子を除去できるだけの放射線を生じさせない。化学的処理は作業者にとって危険であり、機械的濾過により、汚染粒子がスクリーンに集められるだけである。
機械的濾過は圧力を大きく低下させることに等しい。フィルタは取り替えなければならず、それ自体が細菌コンタミネーションの源になり得る。対照的に、静電濾過では圧力を大きく低下させることはなく、あらかじめ存在する粒子を除去する。しかしながら、静電濾過は気相汚染に対しては機能しない。
オゾンと湿気を組み合わせることで胞子、ウイルスおよび細菌に対して素早い効果が得られることが知られている。オゾンは、人類に知られている最も強い酸化剤のうちの1つでもある。オゾン処理中、空気中の多くの物質が酸化されて、呼吸器系への侵入、または健康もしくは環境に影響を及ぼすことが直接可能なナノ粒子副産物を生じる。
上記の欠点を解消するために、消毒および滅菌の方法のさまざまな変更および改変が提案されている。例としては、GB2468641および米国特許第7,604,774号に記載のSteritrox Limitedの方法および装置がある。GB2468641に提示されている滅菌方法は、涼しい環境、たとえば調理場の滅菌、除染および/または衛生化を狙いとしている。この方法は、処理対象である閉鎖された環境の温度を測定するステップと、相対湿度を計算するステップと、湿気を環境に導入するステップと、加湿された環境にオゾンを導入するステップと、環境中の所定のオゾン濃度を維持するステップと、最後に、滅菌の目標とする度合いが達成された後に環境から再度オゾンを除去するステップとを表す。オゾンの除去に時間が掛かり過ぎる場合は、炭素−炭素二重結合を含む炭化水素ガスを環境に導入することによってオゾンレベルを低下させてもよい。Steritrox Limitedによって米国特許第7,604,774号に提示されている滅菌方法は、GB2468641によく類似しているが、オゾンを導入するステップの後、前記放たれたオゾンと優先的に反応させてヒドロキシルラジカルを形成するために、加湿された環境に芳香族炭化水素を導入するステップを含む。したがって、Steritroxの明細書では、生成された汚染物質を集め、フィルタ内の汚染物質を分解することを装置にさせていない。さらに、米国特許第7,604,774号では、装置は残留オゾンを集め、触媒で分解することをしていない。また、煙や塵などの有毒なガス状汚染物質および粒子を空気からどのように除去するかが考慮されていない。
WO2008/014615A1は、ホテル、飛行機、クルーズ船および病院などの閉鎖環境を滅菌する方法、およびその方法で使用されることになる消毒装置を開示している。滅菌の方法は、とりわけSARS、インフルエンザウイルス、ポリオウイルスおよびライノウイルスを対象としている。方法は、消毒装置を閉鎖環境に配置するステップと、その装置によってオゾンを閉鎖環境に所定のオゾン濃度まで発生させるステップと、閉鎖環境内の湿度を所定のレベルまで速やかに上昇させるステップと、閉鎖環境に入っても安全であることを消毒装置が知らせる段階である所定の安全なレベルまでオゾン濃度が低下するように、閉鎖環境内の空気を触媒コンバータを介して誘導するステップとを含む。所定のオゾン濃度は、15〜40ppm、または20〜30ppm以内であると述べられており、触媒コンバータを用い、オゾン化された空気を二酸化マンガンおよび活性炭トレイを介して誘導することによって減少させてもよい。前記閉鎖環境内の湿度は超音波加湿器の使用によって90%を超えるレベルまで上昇させてもよい。消毒装置は、たとえば、オゾンセンサと、オゾン化された空気を触媒コンバータ内に誘導するための第1のファンとをさらに備えていてもよい。しかしながら、WO2008/014615A1では1つの吸気管が設けられているだけであり、そのため、装置への空気の取り込みは、環境へのオゾンの最初の導入およびオゾンの最後の還元の両方で、同じ吸気管を介して行われる。各プロセスを分離することができず、このことが装置の設計を複雑にし、装置を一層消耗させている。GB2472509AおよびUS2009/010801A1は、オゾン排出ユニット、VOCフィルタおよび静電フィルタなどの2つ以上の浄化手段を備えた空気清浄器も提示している。しかしながら、GB2472509AおよびUS2009/010801A1は、吸気管に関して代替の設計は提供しておらず、やはり吸気管は1つだけである。
したがって、所与の設備を滅菌/消毒する既知の方法は、不完全かつ複雑なプロセスとなる。
本発明の第1の態様は、操作が簡単な、冒頭の段落で言及した種類の消毒方法を提供することである。
本発明の第2の態様は、設備または機器の完全な消毒をもたらす、冒頭の段落で言及した種類の消毒方法を提供することである。
本発明の第3の態様は、安全に使用できる、冒頭の段落で言及した種類の消毒方法を提供することである。
本発明の第4の態様は、消毒プロセスが速い、冒頭の段落で言及した種類の消毒方法を提供することである。
本発明の第5の態様は、エネルギー消費が比較的小さい、冒頭の段落で言及した種類の消毒方法を提供することである。
本発明の第6の態様は、本発明による方法を容易にするモバイル消毒ユニットを提供することである。
本発明の第7の態様は、冒頭の段落で言及した消毒方法の代替を提供することである。
これらおよびその他の態様が本発明に従って実現される新規かつ固有の特徴は、方法が、オゾンならびに蒸気および/または水滴を設備または機器内の空気に加えるように構成されている処理ステップと、設備または機器内のオゾン濃度を継続的に検出する手段と、あらかじめ定義されたオゾン濃度に到達し、特定の時間間隔の間維持されたとき、残留オゾンおよび任意の汚染物を設備または機器から除去するように構成されている除去ステップとを含むことに本質がある。
これらの2つの別個のステップを適用しながら、同時に設備または機器内のオゾン濃度を検出することの1つの大きな利点は、処理ステップの進捗がオゾン濃度を検出する手段によって監視できることである。監視効果は、処理ステップのさまざまなパラメータ、たとえばオゾンおよび蒸気/水滴の濃度をそれらの進捗に従って追跡および調整できること、ならびにあらかじめ定義されたオゾン濃度に到達させ、特定の時間間隔の間維持できることを意味する。監視効果はまた、汚染物質が完全に除去される前に処理ステップが早く終了してしまわないように制御できることも意味する。除去ステップを設けることで、処理ステップ後に残留オゾンおよび任意の他の汚染物質が設備または機器から完全に除去され、したがって、処理プロセスからの任意の生成物が分解されずに残ることはないことが保証される。
用語「汚染物質」は、本発明の文脈では、設備または機器内に存在する任意の望ましくない成分を意味し、処理ステップ後に存在する最終産物および副産物ならびに一酸化炭素およびたばこの煙などの無機材料、花粉などの有機化合物、ならびにウイルス、胞子および細菌などの生体が含まれる。
有利には、方法は、設備または機器内の追加のパラメータを継続的に検出する手段をさらに含み、前記パラメータは、温度、相対湿度、1つまたは複数の汚染物質の濃度、または前記パラメータの組合せの群から選択される。前記手段を設けることで、消毒プロセス全体のより良好な制御、すなわち、消毒プロセスにおける各ステップを、この手段によって検出されたパラメータに応じて継続的かつ任意で自動的に制御および調整することが容易になる。
前記追加のパラメータを検出する手段は当該パラメータに依存するが、そのような検出手段は当技術分野でよく知られている。
処理プロセスは、好ましくは、まず継続的に設備または機器内の空気を第1の吸気開口部から第1の吐出開口部へ循環させる個々のステップを含み得る。次いで、オゾンと蒸気/水滴との混合物を、有利には、たとえばヒドロキシルラジカルの形成を容易にするために、蒸気および/または水滴を生成し、蒸気および/または水滴を空気流に加え、次いでオゾン分子を生成し、空気流の蒸気および/または水滴と混合させることによって、形成することができる。空気流に混合物を形成した後でそれを設備または機器に噴出することによって、オゾンと蒸気および/または水滴との同質の混合体が確実に形成された状態にするのに役立つ。任意で、混合物には陰イオンまたは電荷を加えることができ、その後で混合物を設備または機器に解放する。
好ましい実施形態において、方法は、必要な処理時間を計算することを含む。処理時間は、たとえばオゾン濃度の増加に依存し得る。ある例においては、計算された処理時間に適合させるために蒸気/水滴の濃度およびオゾン濃度を増加または減少させることができ、あるいは、あらかじめ定義されたオゾンレベルに到達できない場合、処理時間を調整することができる。このようにして、最適な消毒状態を確実にすることができる。
処理時間が経過した後、設備または機器への蒸気/水滴およびオゾンの生成および解放が停止され、したがって処理プロセスが終了する。
本発明による方法で使用されるオゾンが他の設備に確実に広がらないようにするために、本発明による方法の実行前および実行中に消毒対象の設備と他の設備の間の通気または他の空気流は遮断されるのが好ましい。
有利には、室温で50%を超える相対湿度(R.H.)レベルが適用され得る。高レベルの相対湿度、すなわちR.H>50%は、粒子が塊になるのを助け、所定のレベルのオゾンと合わせた高い相対湿度とすることで、素早い消毒が行われる。湿気は、たとえば、オゾンと蒸気および/または水滴との混合物を加えることによって簡単に得ることができ、前記湿気が十分でない場合、湿気は、小型噴霧ノズル(たとえば噴霧器)で、または高周波振動機によって、または高温(temperature)により熱と蒸気を発生させることによって、作り出すことができる。湿度は汚染物質の具体的なタイプに応じて調整してもよい。コンタミネーションが主としてウイルス、胞子または細菌を含む場合、好ましくは、湿度はそれぞれ40%、75〜80%または65%であり得る。
好ましい実施形態において、本発明による方法の完了後に設備内に存在する湿気は、除湿器によって元に戻すことができ、その湿気は本発明による方法で再使用できる。異なる実施形態において、前記湿気は設備または機器内にそのまま残っており、たとえば設備または機器内に既に存在する通気システムまたは雰囲気(climate)システムによって除去することができる。
原則として、安全なやり方で所望の量のオゾンを送達または発生させることができれば、任意のオゾン源を使用してもよい。
好ましい実施形態において、オゾン源は、たとえばコロナ放電発生器のようなオゾン発生器であり得る。電気的コロナ放電発生器は、大量のオゾンを経済的なやり方で生成する。オゾンはUV光を使用して発生させることもできるが、これは現在は非効率かつ高価過ぎる。ただし、UVまたは他の方法を使用してオゾンを発生させる技術が進歩することがあれば、本発明に組み込んでもよい。あるいは、オゾンは電気分解によって生成できる。
いずれにしても前記理由でコロナ放電オゾン発生器が好ましい方法である。高電圧の交流電流が酸素を含む空気ストリームを通過すると、分子酸素が原子酸素に解離する。これらの酸素原子同士が反応してオゾンを形成し得る。オゾンを発生させる種々の能力を備えた市販のオゾン発生器が、種々の形状およびサイズで入手できる。別の好ましい実施形態では、オゾン源はO3−Technology ABのオゾン発生器であってもよく、これは酸素または空気がコロナ放電管または平行プレートを通過し、電荷が中波でAC電圧によって維持される技術に基づいている。オゾンの量は、電圧の調節と組み合わせて駆動パルス列によって作られる。このユニットは、システム/反応器内のオゾンの大部分を生成する。
オゾンは、芳香族炭化水素や不飽和炭化水素などのほとんどまたはすべての有機化合物を酸化する。しかしながら、飽和炭化水素やエアロゾルの液相または固相に閉じ込められた材料などの多くの種類の化合物/化学物質は、オゾンと反応することもしないこともある。オゾンと反応し得ない他の空気汚染源には、一酸化炭素、花粉およびたばこの煙が含まれる。
オゾンは、空気中または表面上の細菌、かびおよび胞子などの生体物質を殺す殺生物剤として働く。オゾンは、空気を浄化し、空気から臭気を除去する天然の物質である。O、OHおよび反応領域の他の種による光化学的酸化により、主として、酸素を含む官能基(たとえばアルコール、カルボニル、酸など)が有機汚染分子に加わることになる。各官能基は有機分子の蒸気圧を低下させ、エアロゾルを形成するその傾向を増加させる。
典型的にはR.H.50%を超える高い相対湿度においてオゾンと水が反応することによって、ヒドロキシルラジカルなど、極めてよく反応するオゾン系のフリーラジカル中間体を形成し、これが今度は、浮遊している病原体とともにすべての表面上の病原体と反応し、これらを無力化する。
水蒸気の存在はまず、オゾンを、酸素(O)および酸素ラジカルとも称する電子的に励起された酸素原子(O)に解離させる。励起された酸素ラジカルは空気中の有機材料(湿気)と反応し、ヒドロキシルラジカルを形成することができる。
+HO=2・OH
さらに、励起された酸素ラジカルは炭化水素または酸素分子と反応してオゾンを再形成することができる。
+hν=O+O
+HO=2x・OH
+RH=・OH+R
+M=O+M
O+O+M=O+M
式中、hνは330nm未満の波長を有する光子であり
・OHはヒドロキシルラジカルであり、
RHは炭化水素であり、
Mは衝突相手、普通はNまたはOであり、
は励起された酸素分子である。
炭化水素ラジカルは、追加または断片化によって反応させて、アルデヒド、ケトン、酸、アルコールまたは他の官能化された炭化水素を得ることができる。
したがって処理ゾーンでは、オゾンの一部が酸素ガスおよびヒドロキシルラジカルに解離させられる。ヒドロキシルラジカルは過酸化物を形成することができ、過酸化物はそれ自体が殺生物剤として働くことができることも当業者には認識されよう。したがって、ヒドロキシルラジカルに加えて、これらの過酸化物は、処理ゾーンに入るまたは存在し得る任意の生きた生体物質を殺すのを助ける。炭化水素は、以下の通りヒドロキシルラジカルと反応することができる。
CHOH=CH+M
CH+O+M=CH+M
CH+NO=CHO+NO
CHO+O=CHO+HO
NOはバックグラウンドの空気に存在する。任意の種類の炭化水素が上記のメトキシラジカルのようなオキシラジカルを作り、このラジカルは、HをOに与えて、安定なアルデヒド/ケトンおよび・HOを形成することができる。
の別の源は、
HOHO=H+O
となる。
オゾンを湿気と組み合わせることで、ヒドロキシルラジカルおよび/または過酸化物を形成することができ、オゾン自体には殺されない微生物を破壊する。処理ゾーンでオゾンと水の相互作用によって形成されたフリーラジカルは、微生物の内部に浸透する前であっても、酸化剤として細胞壁に作用し、そこで酵素やタンパク質などの基本成分を酸化する。
オゾンは、水または酸素のいずれかと著しく反応する。水および空気は単に、オゾンが放散して、たとえば細菌、ウイルス、かびまたは花粉などの病原体の細胞壁の外部についた有機分子と反応する媒体を提供する。オゾンおよび水は、ヒドロキシルラジカルなどの種々の極めてよく反応するフリーラジカルへの分解に寄与する。
オゾン濃度がそのあらかじめ定義された値に到達したところからの時間と定義される必要な処理時間を確実にするために、処理時間は、空気中でオゾンが増大する曲線から計算することができる。周囲および浄化/消毒対象の設備または機器に応じて、長時間では低いオゾン濃度に、短時間では高いオゾン濃度にすることが可能であり、オゾン濃度および前記濃度が設備または機器に存在する時間を、汚染物質が分解されるように設定することだけが要件である。一例としてオゾン濃度が15百万分率(ppm)の場合、前記濃度は、十分な分解が行われるために45分〜1時間の間設備または機器で維持されなければならないと言える。
本発明の方法の重要な特徴は、エアロゾル成長ゾーンが水およびオゾンを介して提供されることである。このステップの目的は、粒子を成長させて、気相から汚染を除去することである。したがって、処理時間は、エアロゾルが成長するのに十分な保持時間を確実にするように設定されるべきである。
従来の空気清浄化による1つの問題は、においまたは臭気がたとえオゾンによっても除去できないことである。しかしながら、−OH、オゾンまたは他の源に由来する他のラジカルの使用および形成により、においおよび臭気を除去することができる。
必要な処理時間は、処理中に装置がさらされるコンタミネーションのタイプ、オゾン源、温度、処理対象の部屋の容積および全不純物のレベルなどの種々の要因に依存する。システム内で有機物の含有量が増加した場合、予想される時間内に空気を処理できるように、発生器は濃度を増加させてもよい。装置は、オゾンのあらかじめ定義されたレベルに到達するのが厳しいと分かった場合、より長い処理時間に自動的に設定される。システム内の必要とされる流速および部屋/設備/機器の寸法に基づいて、処理時間は、典型的には30分未満、好ましくは20分未満、最も好ましくは10分未満であるべきである。
処理プロセスに続いて、除去プロセスが開始され得る。除去プロセスは、好ましくは、まず継続的に設備または機器内の空気を第2の吸気開口部から第2の吐出開口部へ循環させる個々のステップを含み得る。残留オゾンを除去するために、吸気の気流は、1つまたは複数のオゾン除去触媒を含む触媒コンバータデバイスにさらされる。触媒コンバータデバイスは残留オゾンを除去する手段を設けているため、消毒プロセスが完了した後に作業者が設備に入ったとき、たとえば作業者が危険なオゾン濃度にさらされるリスクが回避される。
設備または機器内の空気が完全に浄化されることを確実にするために、空気は、好ましくは、処理プロセスのオゾン処理の後に除去または分解されなかった細菌ウイルスおよび他の汚染物質を除去するために紫外(UV)線を照射した二酸化チタンから成っている揮発性有機化合物(VOC)フィルタにもさらすことができる。VOC−フィルタの後に依然として残っている分子、粒子および小滴があれば、これらは静電プレートにさらして、前記残った分子、粒子および小滴を荷電させることができ、これは、安全な静電沈殿器内の除去を確実にする。より小さい粒子が最後に残っていれば、帯電している金属性プレートを含む静電フィルタで除去され得る。
残留オゾン除去のための触媒のコンバータデバイスは極めて重要であり得る。これは、高濃度のオゾンに長くさらされていると、呼吸器系が刺激され、肺を害する恐れがあるためである。アメリカ合衆国環境保護庁(U.S. Environmental Protection Agency)は、85〜105十億分率(ppb)への平均8時間曝露を、感受性の強い集団にとって不健康であると分類している。これより高い濃度はリスクを高める。したがって、オゾン濃度は、除去プロセスが完了する前にこれらのレベル未満、また少なくとも0.1ppm未満のオゾン濃度に低下させるのが好ましい。
触媒のコンバータデバイスは、当技術分野で知られている1つまたは複数のオゾン除去触媒を含み得る。使用できるオゾン除去触媒には、二酸化マンガン、全アルミニウム触媒、炭素担持金属酸化物、銅、塩化物で被覆された炭素繊維、炭素−鉄のエアロゾル粒子、および金属触媒が含まれる。Carus Chemical社が作製したCARULITE(登録商標)(無機酸化物)もまたオゾン除去触媒である。触媒は固体に担持されてもよく、任意の固体担体、好ましくはガラスまたはシリカが使用されてもよい。触媒は、二酸化マンガン含有顔料も含み得る。
残留オゾンを除去するための触媒は、好ましくは、残留オゾンを含んだ空気に接触するために大きい表面積を有する。
オゾンから得られた不安定かつ極めてよく反応するフリーラジカル中間体、たとえばヒドロキシルラジカルは、空気中に低い濃度で存在するときは健康リスクに関連しない水および二酸化炭素などの安定な生成物を形成する。安定な酸素へのオゾンの分解は、分解プロセスの基質および/または反応サイトとして働く表面によって加速される。
残った気体の流れがVOCフィルタを通過し、ここで空気流は、好ましくは2m/sec以下の速度であるべきである。
オゾンの分解で出てきた空気は、分子、粒子および小滴を荷電して静電フィルタでのそれらの除去を可能にする源(たとえば静電プレート)に当てることができる。好ましい実施形態において、電荷はDC電圧である。荷電した分子、粒子および小滴はその後、沈殿器内の対極プレートに引き寄せられる。好ましくは、吸気の速度は2m/sec未満に、より好ましくは1.5m/sec未満に落とされ、さらにより好ましくは、速さは1m/secである。
粒子を荷電することでエアロゾル粒子の捕捉が向上することになり得る。これは、反対に荷電した粒子の凝集が粒子サイズを増大させ、電荷の存在が粒子成長の熱力学的作用を向上させるためである。重い結合粒子は、2つの小さい粒子が凝集したときに空気から沈殿する(落ちる)ことがある。
任意の静電沈殿器が本発明で使用できる。静電沈殿器は、誘導された静電荷の力を使用して流れる気体(空気など)から粒子を除去する微粒子収集デバイスである。静電沈殿器は、気体の流れを妨げるのが最小限で、煙または塵などの微粒子状物質を空気ストリームから効率的に除去することができる極めて効率的な濾過デバイスである。
沈殿するほど重くはない小さな粒子は静電濾過によって追い出される。静電濾過は、正電荷と負電荷が交互になった帯電している金属プレートを含み、ここで正のエアロゾル粒子は負のプレート内に加速し、負のエアロゾル粒子は正のプレート内に加速する。入ってくる空気への湿気、アンモニアおよび/または他の物質の追加によって、エアロゾル成長の機序による汚染および汚染酸化生成物の捕捉の有効性が高まる。
静電沈殿および静電濾過の時間は、浮遊している求められた粒子の95%超を除去するのに必要なサイクルの数によって定義される。前記時間はコンタミネーションのタイプおよび温度を含む種々の要因に依存し、好ましくは、時間は30分を超えず、より好ましくは時間は5分未満である。
この完全な消毒プロセスは、設備または機器の通常の使用に安全な値に到達するまで継続する。消毒の総時間は変動し得るが、好ましくは60〜90分である。時間は、完全な消毒をするのに安全な時間になるように計算される。
本発明の好ましい実施形態において、設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニットを設けることは利点となることができ、ここでモバイル消毒ユニットは、
処理ステップのために設備または機器から空気を取り込むように構成されている少なくとも1つの第1の吸気管と、
除去ステップのために設備または機器から空気を取り込むように構成されている少なくとも1つの第2の吸気管と、
少なくとも1つの第1および/または第2の吸気管と連通するように構成されている少なくとも1つの吐出管と、
少なくとも1つの吐出管と連通した水タンクと、
少なくとも1つの吐出管と連通した、オゾンを生成する手段と、
設備または機器内の少なくとも1つのパラメータを検出する少なくとも1つのセンサであって、前記パラメータが、オゾン濃度、温度、相対湿度、1つまたは複数の汚染物質の濃度、および前記パラメータの任意の組合せの群から選択される、センサと、
モバイル消毒ユニットの動作を自動的に制御する手段と、
を備え、
前記少なくとも1つの第2の吸気管が、オゾンを分解するように構成されている触媒コンバータデバイスと、細菌ウイルスおよび他の汚染物質を除去するように構成されているVOCフィルタと、分子、粒子、小滴、煙および塵を除去するように構成されている静電フィルタとを備える。
モバイル消毒ユニットが、オゾンを分解するように構成されている触媒コンバータデバイスと、細菌ウイルスおよび他の汚染物質を除去するように構成されているVOCフィルタと、分子、粒子、小滴、煙および塵を除去するように構成されている静電フィルタとを備えていれば大きな利点である。静電フィルタは、好ましくは、残った分子、粒子および小滴を荷電させるための静電プレート、ならびに荷電した分子、粒子および小滴を除去するための静電沈殿器と組み合わせることができる。触媒コンバータデバイスは前述のように、残留オゾンの除去に好ましいステップである。この使用によって、オゾンが除去されることで、作業者に害を与える危険な濃度の残留オゾンが設備または機器内に残らないようになることが保証される。VOCフィルタならびに静電プレート、静電沈殿器および静電フィルタは、処理プロセスの影響を受けずに残った汚染物質を除去するのに極めて有用である。オゾンだけでなくこれらの汚染物質も除去されるのが極めて好ましい。これは、そうなっていない場合、消毒プロセスが完了した後に設備に最初に入る作業者が、設備または機器が適切に通気される前に存在する比較的高い濃度の汚染物質にさらされるためである。
モバイル消毒ユニットが、少なくとも第1または第2の吸気開口部のいずれかから少なくとも1つの吐出開口部へ空気を循環させる手段を備えていれば有利である。好ましくは、空気を循環させる前記手段は、単純かつ経済的なユニットをもたらすので、少なくとも1つの吐出管に配置された送風部である。ただし、空気を循環させる他の手段とともに空気を循環させる前記手段の他の位置も本発明の範囲内において企図される。設備または機器内の空気を少なくとも1つの第1の吸気管から少なくとも1つの吐出管へ循環させることで、空気を循環させずにモバイル消毒ユニットの付近でオゾン濃度をただ測定して正確でない値を得るのではなく、オゾンの正確な濃度がオゾンセンサによって継続的に監視され得ることも保証される。浄化対象の空気を循環させる手段は、オゾンおよび蒸気/水滴を設備または機器内に高速で噴出させることで処理時間を短くすることも容易にする。
モバイル消毒ユニットは、少なくとも1つの吐出管と、少なくとも1つの第1または第2の吸気管のいずれかとの間の連通を制御するように構成されている少なくとも1つの弁をさらに備えていてもよい。弁は、処理プロセスと除去プロセスを互いに完全に分離するのを容易にすることができ、したがって、たとえば処理プロセス中にオゾンの一部を分解してしまうリスクがない。弁は、少ない管が求められる際にはモバイル消毒ユニットの構造を単純化することもできる。単純かつ安価な実施形態ではモータ弁が使用されるが、少なくとも1つの第1および第2の吸気管と、少なくとも1つの吐出管との間の流れを開放および遮断する他の弁も本発明の範囲内において企図される。
水タンクは、蒸気および/または水滴を少なくとも1つの吐出管に提供するように構成されているのが好ましい。前述のように、蒸気および/または水滴は、たとえば水の加熱、小型噴霧ノズルまたは高周波振動機によって生成することができる。水をこの形態で提供することによって確実に、設備または機器内の湿度が急速に上昇させられる。これは湿度が集塊および素早い消毒に重要であるため適切である。さらに、液体の水ではなく蒸気/水滴を少なくとも1つの吐出管に提供することは、設備または機器に噴出されるのに先立ってオゾンとより速く混合するのを容易にする。
水タンクは、汚染物質のタイプおよびレベルならびに使用できる水供給源に応じて、水道水またはイオン水のいずれかで作動するようにさらに構成され得る。イオン水は、高いpH、好ましくはpH約9〜10を有していることがある。高いpHをもつイオン水によって、汚染物質の分解が速く、良好になることが検査で分かっている。したがって、モバイル消毒ユニットは、操作される位置に関して柔軟性が増しており、水道水が使用される場合は、コストを低下させる。
一実施形態において、モバイル消毒ユニットは凝縮デバイス(除湿器)を備えていてもよい。有利には、凝縮デバイスは少なくとも第2の吸気管に取り付けられている。前記凝縮デバイスは、処理プロセスおよび除去プロセスの後に設備または機器内に残った蒸気および/または水滴を凝縮し、前記凝縮した蒸気および/または水滴を水タンクに貯蔵するように構成されていてもよい。したがって、前記凝縮デバイスによって集められた水は新たな消毒プロセスで再利用でき、その結果、コストが下がり、動作が簡単になり、動作後に設備または機器をすぐに使用できるようになる。これは、湿気が消毒プロセス中に除去されていることで、消毒プロセス後にたとえば窓を開くことまたは設備もしくは機器への通気を再開することによって除去する必要がないためである。
モバイル消毒ユニットの動作を制御する手段はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)であるのが有利である。PLCによって、モバイル消毒ユニットの操作者は、処理プロセスおよび除去プロセスを自動的に継続して作動させられるようになる。したがって、モバイル消毒ユニットは、最初に、あらかじめ定義されたオゾン濃度があらかじめ定義された時間間隔の間存在するまでに必要な時間の間、処理ステップを作動させ、その後、除去ステップを作動させるようにプログラムすることができ、その間、操作者は、たとえば持ち運びできるコンピュータで、設備の外で安全に消毒プロセスに従うだけである。ただし、ユニットを制御する他の手段も本発明の範囲内において企図される。
少なくとも1つの吐出管が三方管系統の第1または第2の吸気管と連通するように構成されていることがさらに有利である。第1または第2の吸気管のいずれかと連通するように構成されている少なくとも1つの吐出管を設けることで、処理プロセスを除去プロセスから分離させるのが容易になる。処理プロセスでは、たとえばオゾンを設備または機器に噴出して汚染物質と反応させるのが狙いであり、ここでは除去プロセスと同様に残留オゾンおよび汚染物質を除去するのが狙いである。2つの別個の管の空気の吸気流を分離させることにより、汚染物質の完全な分解に先立ってたとえばオゾンを気流から誤って除去するリスクがなくなる。
一実施形態において、モバイル消毒ユニットが2つの分離した管系統を含んでいれば利点であり得る。すなわち、2つの管系統は、第1の吐出管が第1の吸気管と連通するように構成されており、第2の吐出管が第2の吸気管と連通するように構成されていることを特徴とする。このようにして、2つの完全に分離した管系統を設けることで、処理プロセスと除去プロセスの完全な分離が確実になる。さらに、管系統のうちの1つが修理を要することがあっても、他の管系統はしたがって影響を受けない。さらに、2つの分離した管系統を備えることで、処理プロセスで使用される特徴物を、除去プロセスで使用される構成要素からある距離をおいて配置するのが容易になる。このことは、モバイル消毒ユニットが、モバイル消毒ユニットによる特別な寸法、すなわち、処理プロセスで使用される構成要素を除去プロセスで使用される構成要素から分離することによってのみ得ることができる特別な寸法を要求する、寸法をもつ設備または機器で使用されなければならない場合に利点となろう。
ハニカム形状は全体の減圧量を低下させるので、好ましくは、触媒コンバータデバイスおよびVOCフィルタの両方がハニカム形状(六角形状)を有する。減圧量の低下により、モバイル消毒ユニットによって使用される全体的なエネルギー消費が低下することになり、したがって動作の費用を減少させる。
別の実施形態において、モバイル消毒ユニットは、消毒対象の設備または機器に接続された管路系統に配置することができる。したがって、モバイル消毒ユニットは設備または機器および管路系統の両方を消毒することができる。モバイル消毒ユニットは管路系統の中心点に配置することができ、次いで、生成されたオゾンならびに蒸気および/または水滴が、管路系統を設備または機器まで輸送される。処理プロセスが完了した後、除去プロセスが残留オゾンおよび汚染物を除去する。
本発明を実施する方法およびこの方法で使用するための好ましいモバイル消毒ユニットの構造を、図面に示した例示的な実施形態を参照しながらより詳細に説明する。
3つの側部パネルを取り外したモバイル消毒ユニットの好ましい実施形態を示す斜視図である。 処理プロセスを実施するための流れ図である。 除去プロセスを実施するための流れ図である。
図面には四角い形状のモバイル消毒ユニットを示し、描いてある。しかしながら、球、多辺形状や三角形状などの他の形状も本発明の範囲に含まれることが意図されていると理解されたい。さらに、モバイル消毒ユニットのさまざまな部分の例示した組合せは、それがすべてであると理解されるべきではないこと、またその組合せは多くのさまざまなやり方で形成できることが当業者には理解されよう。
図1は、モバイル消毒ユニット1の好ましい実施形態の斜視図を示す。モバイル消毒ユニット1は、四角い形状をもつ本体外側を有する。本体外側は、モバイル消毒ユニット1のさまざまな部分を支持するための四角いフレーム2を備える。前記フレームは、好ましくは金属またはプラスチックでできており、図示した実施形態では、合わさって四角を形成する水平に延在する4つの上部ロッド部材4a、4b、4c、4dと、やはり四角を形成する水平に延在する4つの下部ロッド部材5a、5b、5c、5dとを支持する垂直に延在する6つのロッド部材3a、3b、3c、3d、3e、3f(3fは図示せず)および水平に延在する2つのロッド部材3a’、3b’を含む。モバイル消毒ユニット1の移動を容易にするために、第1の取っ手6および第2の取っ手7が、ロッド部材3cおよび3dの最上部の端に位置付けられていてもよい。四角いフレーム2には、4つの側部パネル8a、8b、8c、8d(8b、8c、8dは分かりやすくするために取り外している)および頂部パネル9がついている。前記パネルは、本発明によるユニットが確実に閉鎖統合ユニットになるようにする。
四角いフレーム2の内側には三方管系統が配置されている。三方管系統は、第1の吸気管10および第2の吸気管11ならびに吐出管12から成っている。第1の吸気管10は、設備または機器から空気を取り込むように構成されており、一端に、周囲空気に開放するために1つの側部パネル8bを貫通している第1の吸気開口部13を有する。第2の吸気管11は、設備または機器から浄化対象の空気を取り込むように構成されており、周囲空気に開放するための第2の吸気開口部14(図示せず)を有する。吐出管12は、第1の吸気管10または第2の吸気管11のいずれかに接続されており、弁31(図示せず)、好ましくはモータ弁の使用によって、三方管系統の管交差部に配置されている。吐出管12は、周囲空気に開放するために頂部パネル9を貫通している吐出開口部15を有する。
吐出管12には送風部16が配置されている。送風部16は、処理プロセスか除去プロセスのいずれが実施されるかに応じて、空気を周囲から第1の吸気開口部13を介して吐出開口部15に、または第2の吸気開口部14を介して吐出開口部15に循環させる。
陰イオンまたは電荷を流れに加えるために、帯電している金属性プレート17を吐出管12に配置することもできる。
水平に延在する2つのロッド部材3a’、3b’に取り付けられている四角い箱18は、4つの側部パネル19a、19b、19c、19d(19b、19c、19dは図示せず)、頂部パネル20および底部パネル21(図示せず)を含む。四角い箱18は3つの部分に分けられる。第1の部分は水タンク22を含み、この水タンクは吐出管12に接続されており、したがって、吐出管12を流れる空気に蒸気および/または水滴を提供する。第2の部分は、オゾンを生成する手段23を含む。オゾンを生成する手段23は吐出管12に接続されており、このようにして、吐出管12を流れる空気にオゾンを提供することが可能である。四角い箱18の第3の部分には、たとえば蒸気/水滴およびオゾンをオゾン濃度に応じて気流に加えるなどの処理プロセスと、除去プロセスとを自動的に制御するためにPLC24が取り付けられている。PLCは、設備または機器の外部に配置されたコンピュータから監視できる。
第2の吸気開口部14に隣接して、オゾン濃度を監視するためのセンサ25(図示せず)が配置されている。オゾン濃度の監視は、設備または機器への湿気およびオゾンの放出を制御するため、また処理と消毒の全体に掛かる時間を計算するために使用される。
第2の吸気管11と接続して、まず触媒コンバータデバイス26が取り付けられ、これは処理プロセスの後に残留オゾンを除去するように構成されている。触媒コンバータデバイス26に続いて、VOCフィルタ27が細菌ウイルスおよび他の汚染物質を除去する。その後、流れが静電プレート28にさらされることで、残った分子、粒子および小滴が荷電されて、荷電した分子、粒子および小滴が静電沈殿器29で除去される。最後に、より小さい残った粒子が、帯電している金属性プレートを含む静電フィルタ30で除去される。
図2は、処理プロセスを実施するための流れ図を示す。処理プロセスの開始後、空気を循環させる手段16が起動され、空気が第1の吸気管10から吐出管12へ流れる。空気を循環させる手段16は、好ましくは処理プロセスの間中、作動している。ここで継続ループにおいて機能するいくつかのステップが始まる。各ステップは必ずしも同時にスタートするわけではないが、同時にスタートするのが好ましい。ステップは、蒸気および/または水滴ならびにオゾンを吐出管12に加えることを含む。ただし、周囲空気に噴出される前に、流れに陰イオンまたは電荷が加えられる。処理プロセス全体の間、センサ25は、設備または機器内のオゾン濃度を測定し、それにより、設備または機器の外部に配置されたコンピュータで操作者が監視できる消毒と処理の時間の計算のために、PLC24に入力値を提供する。あらかじめ定義されたオゾン濃度に到達していない限り、ループが継続する。あらかじめ定義されたオゾン濃度は、好ましい実施形態においては15ppmであり得る。あらかじめ定義されたオゾン濃度が得られたとき、すなわちオゾン濃度が15ppmのとき、あらかじめ定義されたオゾン濃度は、本件では45分であるあらかじめ定義された時間tの間保たれなければならない。tに到達する前にオゾン濃度があらかじめ定義された値未満に低下した場合、PLC24は、オゾン濃度が確実に再び上がるようにする。上記のステップがある一定回数繰り返された後、あらかじめ定義されたオゾン濃度は時間tの間保たれたことになり、処理時間があらかじめ定義された最大処理時間を超えた場合、処理プロセスは停止する。この場合、処理プロセスは完全な消毒の前に停止させられる。
図3は、除去プロセスを実施するための流れ図を示す。除去プロセスの開始後、空気を循環させる手段16、たとえば送風部16が起動され、第2の吸気管11から吐出管12へ流れるように空気の方向を変える。空気を循環させる手段16は、除去プロセスの間中、作動している。処理プロセスと同様に、継続ループにおいて機能するいくつかのステップが始まる。ステップは、浄化されるべき空気を最初に触媒コンバータデバイス26にさらし、それにより残留オゾンを除去することを含む。触媒コンバータデバイス26の後、VOCフィルタ27が細菌ウイルスおよび他の汚染物質を除去する。残った分子、粒子、小滴およびより小さい粒子は、静電プレート28と、静電沈殿器29と、静電フィルタ30との組合せによって除去される。処理プロセス全体の間、センサ25は設備または機器内のオゾン濃度を測定し、それにより、設備または機器の外部に配置されたコンピュータで操作者が監視できる消毒時間の計算のために、PLC24に入力値を提供する。オゾン濃度があらかじめ定義されたより低い値未満でない限り、ループは継続する。あらかじめ定義されたより低い値に到達した後、除去プロセスは停止する。
本発明によるユニットおよび方法は単純かつ安価な設計であり、したがって、既知の消毒ユニットを使用するにはあまりに煩わしく複雑な、私用設備および医用設備または病院設備のいずれにも等しく良好に使用できる。
上記の原理および設計の変更および組合せが、本発明の範囲において予見される。

Claims (14)

  1. 所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)であって、前記モバイル消毒ユニット(1)は、
    処理ステップのために前記設備または機器から空気を取り込むように構成されている少なくとも1つの第1の吸気管と、
    除去ステップのために前記設備または機器から空気を取り込むように構成されている少なくとも1つの第2の吸気管と、
    前記少なくとも1つの第1の吸気管(10)または前記第2の吸気管(11)と連通するように構成されている少なくとも1つの吐出管(12)と、
    前記少なくとも1つの吐出管(12)と連通した水タンク(22)と、
    前記少なくとも1つの吐出管(12)と連通した、オゾンを生成する手段(23)と、
    陰イオンまたは電荷を前記空気に加える手段と、
    前記設備または機器内の少なくとも1つのパラメータを検出する少なくとも1つのセンサ(25)であって、前記パラメータが、オゾン濃度、温度、相対湿度、1つまたは複数の汚染物質の濃度、または組合せの群から選択される、センサ(25)と、
    前記モバイル消毒ユニット(1)の動作を制御する手段(24)と
    を備え、
    前記少なくとも1つの第2の吸気管が、オゾンを分解するように構成されている触媒コンバータデバイス(26)と、細菌ウイルスおよび他の汚染物質を除去するように構成されているVOCフィルタ(27)と、分子、粒子、小滴、煙および塵を除去するように構成されている静電フィルタ(30)とを備え、
    前記モバイル消毒ユニット(1)は、
    前記処理ステップ中に前記設備又は機器から第1の吸気管(10)を通じて前記吐出管(12)へ空気を循環させるか、又は、前記除去ステップ中に前記設備又は機器から第2の吸気管(11)を通じて前記吐出管(12)へ空気を循環させる手段(16)と、
    前記処理ステップ中にオゾンと蒸気/水滴の混合物を循環される空気流に加える手段と、
    をさらに備え、
    前記モバイル消毒ユニット(1)は、前記少なくとも1つの吐出管(12)と、前記第1の吸気管(10)または前記第2の吸気管(11)のいずれかとの間の前記連通を制御するように構成されている少なくとも1つの弁(31)を備えることを特徴とする、モバイル消毒ユニット(1)。
  2. 前記モバイル消毒ユニット(1)は、残った分子、粒子および小滴を荷電させるための静電プレート(28)と、前記荷電した分子、粒子および小滴を除去するための静電沈殿器(29)とをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  3. 空気を循環させる前記手段(16)が、前記少なくとも1つの吐出管(12)に配置されている送風部(16)であることを特徴とする、請求項1または2に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  4. 前記水タンク(22)が、蒸気および/または水滴を前記少なくとも1つの吐出管(12)に提供するように構成されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  5. 前記水タンクが、水道水またはイオン水のいずれかで作動できることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  6. 前記モバイル消毒ユニット(1)の動作を制御する前記手段(24)がプログラマブルロジックコントローラ(PLC)(24)であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  7. 室温で50%を超える相対湿度レベルが適用されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  8. 前記少なくとも1つの吐出管(12)が、三方管系統における前記第1の吸気管(10)または前記第2の吸気管(11)と連通するように構成されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  9. 第1の吐出管が前記第1の吸気管(10)と連通するように構成されており、第2の吐出管が前記第2の吸気管(11)と連通するように構成されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  10. 前記触媒コンバータデバイス(26)および/または前記VOCフィルタ(27)がハニカム形状を有することを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の所与の設備または機器を消毒するモバイル消毒ユニット(1)。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のモバイル消毒ユニット(1)によって、部屋、装置、容器または車両などの所与の設備または機器を消毒する方法であって、前記方法は、
    オゾンならびに蒸気および/または水滴を前記設備または機器の空気に加えるように構成されている処理ステップと、
    前記設備または機器内のオゾン濃度を継続的に検出することと、
    あらかじめ定義されたオゾン濃度に到達し、特定の時間間隔の間維持されたとき、前記処理ステップ後に存在する最終産物および副産物の双方ならびに一酸化炭素およびたばこの煙などの無機材料、花粉などの有機化合物、ならびにウイルス、胞子および細菌などの生体などといった、残留オゾンおよび汚染物を前記設備または機器から除去するように構成されている除去ステップと
    を含む方法。
  12. 前記方法は、前記設備または機器内の追加のパラメータを継続的に検出することをさらに含み、前記パラメータが、温度、相対湿度、1つまたは複数の汚染物質の濃度、または前記パラメータの組合せの群から選択される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記処理ステップが、
    第1の吸気開口部(13)から吐出開口部(15)へ流れるように空気を循環させること(16)と、
    たとえばヒドロキシルラジカルの形成を容易にするために、蒸気および/または水滴を生成し、前記蒸気および/または水滴を前記空気流に加えることと、
    オゾン分子を生成し、前記空気流の前記蒸気および/または水滴と混合させることと、
    陰イオンまたは電荷を前記混合物に追加することと、
    前記混合物を前記設備または機器に解放することと、
    前記処理と消毒の時間を計算することと、
    前記計算された処理時間に適合させるために前記蒸気/水滴およびオゾン濃度を調整すること、または前記あらかじめ定義されたオゾンレベルに前記計算された処理時間で到達できない場合、前記処理時間を調整することのいずれかと、
    前記処理時間が経過した後、前記設備または機器への蒸気/水滴およびオゾンの生成および解放を停止することと
    を含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 第1のステップにおいて、第2の吸気開口部(14)から吐出開口部(15)へ流れるように空気を循環させ(16)、
    第2のステップにおいて、残留オゾンの除去のための1つまたは複数のオゾン除去触媒を含む触媒コンバータデバイス(26)に吸気流をさらし、
    第3のステップにおいて、細菌ウイルスおよび他の汚染物質の除去のために紫外(UV)線を照射した二酸化チタンから成っている揮発性有機化合物(VOC)フィルタ(27)に流れをさらし、
    第4のステップにおいて、静電プレート(28)に前記流れをさらすことで、残った分子、粒子および小滴を荷電し、
    第5のステップにおいて、前記荷電した分子、粒子および小滴の除去のために、静電沈殿器(29)に前記流れをさらし、
    第6のステップにおいて、より小さい粒子が残っていれば除去するために、帯電している金属性プレートを含む静電フィルタ(30)に前記流れをさらす前記除去ステップを含む、請求項13に記載の所与の設備または機器を消毒する方法。
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