JPH0623295Y2 - オゾン消臭殺菌装置 - Google Patents

オゾン消臭殺菌装置

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JPH0623295Y2
JPH0623295Y2 JP10329291U JP10329291U JPH0623295Y2 JP H0623295 Y2 JPH0623295 Y2 JP H0623295Y2 JP 10329291 U JP10329291 U JP 10329291U JP 10329291 U JP10329291 U JP 10329291U JP H0623295 Y2 JPH0623295 Y2 JP H0623295Y2
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JP
Japan
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ozone
heat
heat exchanger
mixing chamber
pump
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JP10329291U
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康明 長島
顯 安藤
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】この考案は、被脱臭殺菌空間内に
置かれ、被脱臭殺菌空間の空気を吸入してオゾンを混合
し、このオゾン混合空気を被脱臭殺菌空間に吹き出し
て、被脱臭殺菌空間の脱臭殺菌を行うオゾン消臭殺菌装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオゾンを用いた消臭殺菌装置に使
用されるオゾン発生装置は、高電圧を使用する無声放電
式のものであり、高温になるという問題点を有してい
た。このために、オゾン発生装置を冷却することが求め
られ、このために特開昭56−128157号公報に
は、オゾン発生装置の冷却液をダクト内に循環させてダ
クトを通過する脱臭処理される空気によって冷却する方
法が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の引例に
おいては、オゾン発生器の冷却サイクルが閉ループであ
り、冷却液が高温になることによって上昇する圧力に耐
える耐圧構造が必要となるためにコスト高になり、また
オゾン消臭殺菌装置の複雑化により装置の具備する各機
器、例えばポンプ、酸素発生装置、加湿器等の発熱を吸
収して電子制御機器の安全性及び稼動の安定性を向上さ
せる必要が生じてきた。
【0004】このために、この考案は、オゾン発生装置
の冷却サイクルの冷媒の温度上昇による圧力を吸収する
と共に、各機器の発熱を吸収して、各機器及び電子制御
機器の温度補償を行うオゾン消臭殺菌装置を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案は、
混合室と連通する吸入口と吹出口が形成された箱体内
に、少なくともブロア、酸素発生装置、オゾン発生装
置、加湿器とを具備し、ブロアによって吸入した空気と
オゾンを混合室において混合し、被消臭殺菌空間に吹き
出して該被消臭殺菌空間の消臭と殺菌をなすオゾン消臭
殺菌装置において、前記箱体内に、熱交換用の冷媒を貯
蔵するリザーバータンクと、前記混合室内に設けられた
第1の放熱用熱交換器と、オゾン発生装置の熱を吸収す
る第1の吸熱用熱交換器と、冷媒を循環させる第1のポ
ンプとによって構成される第1の冷却サイクルを設ける
と共に、前記リザーバータンクと、前記混合室内に設け
られた第2の放熱用熱交換器と、前記箱体内の熱を吸収
する第2の吸熱用熱交換器と、冷媒を循環させる第2の
ポンプとによって構成される第2の冷却サイクルを設け
たことにある。
【0006】
【作用】したがってこの考案においては、第1のポンプ
と、オゾン発生装置に設けられた第1の吸熱用熱交換器
と、混合室内に設けられた第1の放熱用熱交換器と、リ
ザーバータンクとによって構成される第1の冷却サイク
ルによって、オゾン発生装置から発熱した熱を混合室内
を通過する空気中に放熱すると共に、第1の冷却サイク
ル内の温度上昇によって冷媒の圧力が上昇してもリザー
バタンクの容量を上昇させて吸収することができ、また
第2のポンプと、オゾン消臭殺菌装置内に設けられた第
2の吸熱用熱交換器と、混合室内に設けられた第2の放
熱用熱交換器と、リザーバータンクとによって構成され
る第2の冷却サイクルによって、各機器の熱を混合室内
を通過する空気中に放熱できるために、上記課題が達成
できるものである。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例について図面により
説明する。
【0008】図1において示されるオゾン消臭殺菌装置
1は、吸入口2、ブロア6、混合室9、開閉ドア7、及
び吹出口4により構成される吸入空気の消臭殺菌経路
と、開閉ドア8、オゾン分解触媒12、及び吹出口4に
よって構成されるオゾン分解経路と、吸入口3、オゾン
分解触媒10、酸素発生装置13、オゾン発生装置1
4、混合室9に開口したオゾン吹出口29からなるオゾ
ン発生経路と、吸入口3、オゾン分解触媒10、ポンプ
30からなる装置内加圧経路と、圧力調整弁31、オゾ
ン分解触媒11、及び吹出口5からなる装置内圧力コン
トロール経路と、下記する第1及び第2の冷却サイクル
と、ONスイッチ32a及びOFFスイッチ32bから
なるスイッチパネル32と、各機器の制御を行う制御ユ
ニット16により構成されている。
【0009】前記オゾン発生経路において、酸素発生装
置(酸素富化装置)13は、ポンプ17の稼動によって
吸入口3から吸入した空気をオゾン分解触媒10及び電
磁弁26を介して吸入し、この吸入した空気の酸素濃度
を上昇させるもので、空気中の酸素以外の物質は、電磁
弁27及びオゾン分解触媒11を介して吹出口5から室
内に排気されるものである。
【0010】この酸素発生装置13からオゾン発生装置
14に供給された酸素を多く含んだ気体(O2 )は、こ
のオゾン発生装置14内の図示しない電極間で行われて
いる無声放電中を通過することによってオゾン(O3
に変化し、電磁弁28を介して混合室9内に送られる。
【0011】このオゾン消臭殺菌装置において、スイッ
チパネル32のONスイッチ32aが押されると、ブロ
ア6の稼動によって、吸入口2から吸入された被消臭殺
菌空間(例えば、病室、手術室、精密機械組立現場等の
消臭及び殺菌が必要な場所)の空気が吸入口2から吸入
されて混合室9に送られ、酸素発生装置13内のポンプ
17が稼動することによって吸入口3から吸入された空
気から前記オゾン発生経路によって生成され、電磁弁2
8の開によってオゾン吹出口29から吹き出したオゾン
と混合され、モータアクチュエータ33によって開放し
た開閉弁7を介して吹出口4から被消臭殺菌空間内に戻
される。この時、加湿器15も同時に稼動してこの吹出
空気に湿度を与えるものである。尚、この時、開閉弁8
は閉じられている。
【0012】この動作を所定時間継続すると、被消臭殺
菌空間内にオゾンが充満し、この被消臭殺菌空間に存在
する悪臭の原因となる有機物や細菌がオゾンによって分
解されることとなる。
【0013】この後、タイマ設定されたオゾン発生装置
が所定の時間(例えば、2時間)を経過すると、混合室
9内を通過するオゾンの濃度が所定値(例えば、300
PPM)以上になったと判定され、オゾンによる消臭及
び殺菌が終了したと判定して、オゾン発生経路内の電磁
弁26,28は閉とし、、またポンプ17が稼動を停止
してオゾンの発生は停止される。また、混合室9の開閉
弁7がモータアクチュエータ(MA)33の駆動により
閉じられ、開閉弁8がモータアクチュエータ35の駆動
により開放される。これによって、オゾンを大量に含ん
だ吸入空気は、混合室9内を通過したのち、オゾン分解
触媒12を通過して分解され、オゾンを除去された空気
が吹出口5から被消臭殺菌空間に戻る、前記オゾン分解
経路を通過するものである。さらに、混合室9内を通過
するオゾン濃度がオゾンセンサ34によって、所定値
(例えば0.1PPM)以下になったと判定された場
合、このオゾン消臭殺菌装置1の全行程が終わったと判
定され、装置が停止するものである。
【0014】以上の制御は、制御ユニット16によって
適宜行われるもので、この制御ユニット16は、図示し
ないマイクロコンピュータ等の熱に弱い精密機器によっ
て構成されるものである。
【0015】また、この考案に係る第1の冷却サイクル
は、リザーバータンク40、第1のポンプ41、混合室
9内に設けられた第1の放熱用熱交換器42、オゾン発
生装置14に取付られた第1の吸熱用熱交換器43によ
って構成されている。尚、48、49はポンプ41,4
4を駆動するためのモータである。
【0016】この第1の冷却サイクルにおいて、リザー
バータンク40内に貯蔵された冷却用の冷媒、本考案に
おいては冷却水は、ポンプ41の駆動によりリザーバー
タンク40から第1の放熱用熱交換器42に送られる。
この第1の放熱用熱交換器42において、ブロア6の駆
動によって混合室9内を通過する空気に放熱することに
よって冷却水は冷却され、第1の吸熱用熱交換器43に
送られる。この第1の吸熱用熱交換器43において、冷
却水は、オゾン発生装置14によって発生した熱を吸収
してオゾン発生装置14を冷却し、これによって熱を吸
収した高温になった冷却水は再びリザーバータンク40
に戻される。
【0017】このリザーバータンク40において、高温
になることによって膨張した冷却水の圧力は、リザーバ
ータンク40の空間において吸収されるために、冷却サ
イクルを構成する各機器及び配管に高圧がかかることが
防止できるために、閉ループの場合に比べて、各機器及
び配管のコストを低減できるものである。
【0018】また、第2の冷却サイクルは、リザーバー
タンク40から、第2のポンプ44、第2の放熱用熱交
換器45、第2の吸熱用熱交換器46、及び内気循環用
ファン47によって構成されている。
【0019】この第2の冷却サイクルにおいて、第2の
ポンプ44の駆動によりリザーバータンク40から第2
の放熱用熱交換器45に冷却水は送られ、この第2の放
熱用熱交換器45において、冷却水は混合室9内を通過
する空気に放熱することによって冷却される。
【0020】この放熱によって冷却された冷却水は第2
の吸熱用熱交換器46に至り、この第2の吸熱用熱交換
器46において、内気循環用ファン47によって送られ
る内気の熱を吸収して内気を冷却し、再びリザーバータ
ンク40に戻るものである。
【0021】この第2の冷却サイクルによって、オゾン
消臭殺菌装置1の箱体25内に空気が冷却されることに
よって、制御ユニット16内のマイクロコンピュータを
始めとする各機器の温度を所定値に保てるために、装置
の安全性及び安定した稼動を達成できるものである。
【0022】また、このオゾン消臭殺菌装置1において
は、従来の冷却が水道水を利用して行うために装置自体
を固定せざるを得ないのに比べて、冷却サイクルの全て
が装置内に具備されるために、該装置自体をどこへでも
移動可能にすることができるという効果も奏するもので
ある。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、オゾン消臭殺菌装置内の第1の冷却サイクルにリザ
ーバータンクを設けて冷却用冷媒の温度上昇による圧力
の増加を逃がして耐圧装置としなくてもよくなり、装置
のコストを低減できると共に、第2の冷却サイクルを具
備することによって、装置内に発生する熱を吸収するこ
とによって電子制御機器の温度補償ができるために、装
置の安全性及び安定した稼動が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の構成を示した構成説明図である。
【符号の説明】
1 オゾン消臭殺菌装置 2 箱体 2,3 吸入口 4,5 吹出口 6 ブロア 7,8 開閉弁 9 混合室 10,11,12 オゾン分解触媒 13 酸素発生装置 14 オゾン発生装置 15 加湿器 25 箱体 40 リザーバータンク 41 第1のポンプ 42 第1の放熱用熱交換器 43 第1の吸熱用熱交換器 44 第2のポンプ 45 第2の放熱用熱交換器 46 第2の吸熱用熱交換器 47 内気循環用ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合室と連通する吸入口と吹出口が形成
    された箱体内に、少なくともブロア、酸素発生装置、オ
    ゾン発生装置、加湿器とを具備し、ブロアによって吸入
    した空気とオゾンを混合室において混合し、被消臭殺菌
    空間に吹き出して該被消臭殺菌空間の消臭と殺菌をなす
    オゾン消臭殺菌装置において、 前記箱体内に、熱交換用の冷媒を貯蔵するリザーバータ
    ンクと、前記混合室内に設けられた第1の放熱用熱交換
    器と、オゾン発生装置の熱を吸収する第1の吸熱用熱交
    換器と、冷媒を循環させる第1のポンプとによって構成
    される第1の冷却サイクルを設けると共に、前記リザー
    バータンクと、前記混合室内に設けられた第2の放熱用
    熱交換器と、前記箱体内の熱を吸収する第2の吸熱用熱
    交換器と、冷媒を循環させる第2のポンプとによって構
    成される第2の冷却サイクルを設けたことを特徴とする
    オゾン消臭殺菌装置。
JP10329291U 1991-11-20 1991-11-20 オゾン消臭殺菌装置 Expired - Lifetime JPH0623295Y2 (ja)

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JPH069642U JPH069642U (ja) 1994-02-08
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EP2620164A1 (en) * 2012-01-26 2013-07-31 O3 Technology Research & Development AB A method for disinfecting a given facility or equipment and a mobile disinfection unit for use in the method
JP6185288B2 (ja) * 2013-05-16 2017-08-23 株式会社Ihiシバウラ 酸化処理システム
JP7340180B2 (ja) * 2021-05-31 2023-09-07 独立行政法人国立病院機構 オゾン検知システム及びオゾン発生器

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