JP6060131B2 - 車両 - Google Patents

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本発明は、車両に関し、特に、電気デバイスを内装するセンターコンソールを前部座席間に配置した車両に関する。
ハイブリッド車両や電気自動車には、電動機の駆動源として高圧バッテリが搭載される。近年、高圧バッテリを車室内に配置することが検討されており、高圧バッテリを車両の左右方向に並ぶ一対の座席間に配置するようにしたバッテリの搭載機構が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、センターコンソールの後面に吸気グリルを設け、吸気グリルからの冷却風によってセンターコンソール内の電池パックを冷却する電気機器の冷却構造が開示されている。特許文献1では、センターコンソールの後面の上部を車室内に張り出させて、吸気グリルを後方から前方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜面に設けている。
特許文献2では、センターコンソールボックスの後面の下部に空気導入スリットを形成し、車室内の空気を空気導入スリットからセンターコンソールボックスの内部に取り入れてバッテリパックを冷却している。
特開2006−347318号公報 特開2007−223523号公報
これら特許文献1、2に記載の構造では、センターコンソールボックス内へ液体や塵埃等の異物が侵入した場合の対策がなされていない。また、特許文献1に記載の構造では、センターコンソールの後面の上部が車室内に張り出しているため、車室内空間が狭くなる。特許文献2に記載の構造では、空気導入スリットが後部座席の乗員の足元に配置されるため、塵埃等の異物が入り込みやすい。
本発明の目的は、吸気グリルからセンターコンソールに入り込んだ水や塵埃等の異物の取り扱い性に優れた車両を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
電気デバイス(例えば、後述の実施形態での電気デバイスD)と、
左右一対の前部座席(例えば、後述の実施形態での左前部座席14L、右前部座席14R)と、
該前部座席間に配置され、前記電気デバイスを内装するセンターコンソール(例えば、後述の実施形態でのセンターコンソール30)と、を備えた車両(例えば、後述の実施形態での車両10)であって、
前記センターコンソールは、車室内の空気を取り込むための吸気グリル(例えば、後述の実施形態での吸気グリル56)を有し、
該吸気グリルの下方であって前記電気デバイスの後方には、空間が設けられ、
該空間には、前記電気デバイスの保守点検用スイッチ(例えば、後述の実施形態での保守点検用スイッチ61)が配設され、
前記空間における、前記保守点検用スイッチの少なくとも一側方には、前記吸気グリルから前記センターコンソール内に入り込んだ異物を収容する異物収容部(例えば、後述の実施形態での左異物収容部65L及び右異物収容部65R)が設けられる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記センターコンソールの後面は、取り外し可能なカバー部材(例えば、後述の実施形態でのカバー部材57)によって形成される。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、
前記カバー部材は、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜面(例えば、後述の実施形態での傾斜面57a)を有し、
前記傾斜面には、前記吸気グリルが形成され、
前記センターコンソール内には、前記吸気グリルから取り込まれた空気を前記電気デバイス側に誘導する吸気ダクト(例えば、後述の実施形態での吸気ダクト37)の開口部(例えば、後述の実施形態での開口部63)が前記吸気グリルと対向するように設けられる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記保守点検用スイッチの上方には、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した内部カバー部材(例えば、後述の実施形態での後部カバー部材31B)が設けられ、
前記内部カバー部材の上縁(例えば、後述の実施形態での上縁31u)は、前記吸気グリルの上縁(例えば、後述の実施形態での上縁56a)よりも前方に位置する。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、
前記異物収容部の底部(例えば、後述の実施形態での下部フレーム部材31Dの後端部)と前記センターコンソールの下縁(例えば、後述の実施形態での切欠き70)との間には車室内に連通する隙間(例えば、後述の実施形態での隙間68)が設けられ、
前記異物収容部の底部には、前記隙間に向かって前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜部(例えば、後述の実施形態での傾斜部66)が形成される。
請求項1に記載の発明によれば、吸気グリルから入り込んだ水や塵埃等の異物は、吸気グリルの下方であって、電気デバイスの後方に設けられた異物収容部に落下するので、吸気グリルから入り込んだ異物がどこに入り込んだか分からなくなるようなことはなく、異物の取り扱い性を向上できる。また、異物収容部は、センターコンソール内に設けられた空間であるため、異物を収容する空間を別途形成する必要がなく、部品点数を削減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、電気デバイスを内装するセンターコンソールの後面は、取り外し可能なカバー部材によって形成されるので、カバー部材を取り外すことで異物収容部に収容された異物を容易かつ効率的に取り除くことができる。
請求項3に記載の発明によれば、カバー部材の車室内への張り出しを抑制して吸気グリルを配置することができる。また、吸気グリルから入り込んだ水や塵埃等の異物を速やかに異物収容部に落下させることで、吸気ダクトへの異物の侵入を防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、保守点検用スイッチの上方には、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した内部カバー部材が設けられており、内部カバー部材の上縁は吸気グリルの上縁よりも前方に位置するため、吸気グリルから入り込んだ水や塵埃等の異物を内部カバー部材で受けて、保守点検用スイッチが配設された領域への異物の侵入を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、異物収容部の底部とセンターコンソールの下縁との間には車室内に連通する隙間が設けられ、異物収容部の底部には隙間に向かって前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜部が形成されるため、吸気グリルから入り込んで異物収容部に収容された水や塵埃等の異物を、速やかに車室内に排出させることができる。また、異物収容部に異物が堆積するのを抑制できるため、異物収容部を小さくできる。
本発明の一実施形態に係る車両の前部座席と前部座席間に配置されたセンターコンソールを示す斜視図である。 センターコンソールの平面図である。 (a)は図2のA−A線部分断面図であり、(b)は図2のB−B線部分断面図である。 センターコンソール内に収容される電気デバイスの分解斜視図である。 (a)はセンターコンソールの後面のカバー部材を外した状態のセンターコンソールの後部の斜視図、(b)は更に後部カバー部材の蓋を外した状態のセンターコンソールの後部の斜視図である。 センターコンソールの後部を拡大した断面図である。 図3(a)及び(b)のC−C線部分断面図である。 変形例のセンターコンソールの後部を拡大した断面図である。
以下、本発明の一実施形態の車両について、図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の前部座席と前部座席間に配置されたセンターコンソールを示す斜視図であり、図2はセンターコンソールの平面図であり、図3(a)は図2のA−A線部分断面図であり、図3(b)は図2のB−B線部分断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の車両10では、フロアパネル11に形成されたセンタートンネル12上にセンターコンソール30が配置され、センターコンソール30に電気デバイスDが内装されている。なお、図3中、符号20は、センタートンネル12内に配置された排気管であり、符号16Mは、センタートンネル12を補強する中央クロスメンバである。
<センターコンソール>
センターコンソール30は、左前部座席14L及び右前部座席14R間に配置され、前方から順にカップホルダ52、シフトノブ51、小物を収容可能なトレー53、及び乗員の肘掛54などが上面に設けられた外装カバー55で内部空間が覆われている。外装カバー55の後端には取り外し可能なカバー部材57が取り付けられている。カバー部材57は、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜面57aを有し、この傾斜面57aに吸気グリル56が形成されている。吸気グリル56は、後述する冷却ファン36が作動したとき、車室87内の空気を電気デバイスDの冷却風として取り入れる。
<電気デバイス>
次に、センターコンソール30に内装される電気デバイスDについて図3及び図4を参照しながら詳述する。図4は電気デバイスDの分解斜視図である。
電気デバイスDは、高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35と、を備え、これら高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35とがフレーム部材31で支持されることでユニット化されている。フレーム部材31は、上部フレーム部材31Uと、下部フレーム部材31Dと、上部フレーム部材31Uと下部フレーム部材31Dとを繋ぐ中間フレーム部材31Mとが、前部カバー部材31F、左カバー部材31L、右カバー部材31R及び後部カバー部材31Bで囲われることで構成されている。
高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35とは、車両後方からこの順に配置されている。高圧系機器35は、中間フレーム部材31Mの前面に取り付けられたジャンクションボックス33と、ジャンクションボックス33の前方に配置され、高圧バッテリ32の電圧を変換する変換器(PCU)34とを含んで構成される。中間フレーム部材31Mの後面には、上記したECU41が取り付けられている。変換器(PCU)34は、DC−DCコンバータ42及びインバータ44を含み、前部カバー部材31Fとジャンクションボックス33との間に形成された空間に、これらDC−DCコンバータ42及びインバータ44が左右に配置されている。
高圧バッテリ32の左側面には、左カバー部材31Lとの間に吸気ダクト37が取り付けられ、右側面には、右カバー部材31Rとの間に排気ダクト38が取り付けられている。また、下部フレーム部材31Dの下面には、セル電圧センサ(CVS)46がCVSカバー45で覆われて固定されている。電気デバイスDは、下部フレーム部材31Dがセンタートンネル12にボルト締結されることで、センタートンネル12に固定されている。前部カバー部材31Fにはその前面に冷却ファン36が取り付けられており、冷却ファン36によってセンターコンソール30の吸気グリル56から取り込まれた空気は、吸気ダクト37→高圧バッテリ32→排気ダクト38を通り、排気ダクト38からDC−DCコンバータ42とインバータ44との間に形成された冷却通路39を通って冷却ファン36に吸い込まれ、冷却ファン36から排気流路80Fに排気される。
<センターコンソール後部構造>
次に、センターコンソール30の後部構造等について図5〜図7を参照しながら説明する。図5(a)は、センターコンソール30の後面のカバー部材57を外して示すセンターコンソール30の後部の斜視図、(b)は、更に後部カバー部材31Bの蓋31pを外して示すセンターコンソール30の後部の斜視図であり、図6は、センターコンソール30の後部を拡大した断面図であり、図7は、図3のC−C線部分断面図である。
センターコンソール30の後部に設けられた取り外し可能なカバー部材57と電気デバイスDとの間の空間には、左斜め後方を向いた保守点検用スイッチ61が、車両10のフロアパネル11に近接して配設されている。保守点検用スイッチ61は、電気デバイスD等のメンテナンスを行う際に、高圧バッテリ32に繋がる回路を遮断して安全に作業を行うための装置である。
保守点検用スイッチ61は、下部フレーム部材31Dの後端に設けられたスイッチ保持部材31h(図4参照)に保持され、カバー部材57の内側に配設された後部カバー部材31Bによって更に覆われている。
保守点検用スイッチ61を囲う後部カバー部材31Bの左壁部58L及び右壁部58Rは、図7に示すように、後方に向かうに従って互いに近づくように形成され、カバー部材57に対向する後壁部58Bで連結されている。また、左壁部58L、右壁部58R及び後壁部58Bは、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜し、保守点検用スイッチ61の上方を覆う庇部31aに連結されている。図6に示すように、庇部31aの上縁31uは、吸気グリル56の上縁56aよりも前方に位置している。左壁部58Lには、斜め後方を向く開口が設けられ、取り外し可能な蓋31pによって封止されている。保守点検用スイッチ61を操作する際には、カバー部材57を取り外し、更に後部カバー部材31Bの一部開口を覆う蓋31pを取り外せば、保守点検用スイッチ61にアクセス可能となる。
カバー部材57の左壁部58L及び右壁部58Rが後方に向かうに従って互いに近づくことで形成された、左壁部58L及び右壁部58Rと後部カバー部材31Bとの間の空間には、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rが設けられている。即ち、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rは、保守点検用スイッチ61の左右に位置している。なお、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rは、図7に示すように連通していてもよく、連通していなくてもよい。
左異物収容部65L及び右異物収容部65Rの底部となる、下部フレーム部材31Dの後端部は、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜部66となっている。下部フレーム部材31Dの傾斜部66は、カバー部材57の下縁部に形成された切欠き70を通って車室87内に延びており、傾斜部66とカバー部材57の下縁部との間には切欠き70によって形成された隙間68が設けられている。
図6に示すように、吸気ダクト37は、その開口部63が吸気グリル56に対向して配置され、開口部63の上縁63aは、吸気グリル56の上縁56aに隣接している。また、開口部63の下縁63bは、吸気グリル56の下縁56bから前方に離間すると共に、吸気グリル56の上縁56aから垂下する仮想線VL上に位置している。また、吸気ダクト37の開口部63には、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜して後部カバー部材31Bの一部を覆う傘部64が設けられている。開口部63の下縁63bでもある傘部64の下縁は、吸気グリル56の下縁56bよりも下側に位置している。
以下、このように構成されたセンターコンソール30の後部構造の作用について説明する。
カバー部材57の傾斜面57aに斜め上方を向いて形成された吸気グリル56からは、水や塵埃、コイン、クリップなどの異物が侵入する場合がある。しかし、開口部63の下縁63bは、吸気グリル56の上縁56aの真下に位置し、更に、後部カバー部材31Bの庇部31aの上縁31uは、吸気グリル56の上縁56aよりも前方に位置しているので、吸気グリル56からカバー部材57内に侵入した異物は、傘部64により、更には後部カバー部材31Bの庇部31aで捕捉される。傘部64も庇部31aも前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜しているため、異物は下方に落下する。下方に落下した異物は、カバー部材57と後部カバー部材31Bとの間に形成された左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに収容される。
左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに収容された異物は、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rの底部となる、下部フレーム部材31Dの傾斜部66に案内されて、傾斜部66とカバー部材57の下縁部との間に形成された隙間68を介してセンターコンソール30の内部から車室に排出される。
このように、吸気グリル56から侵入した異物は、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに収容され、傾斜部66とカバー部材57の下縁部との間に形成された隙間68から車室に排出される。なお、隙間68から排出されない異物は、カバー部材57を取り外すことで容易に回収することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両10によれば、保守点検用スイッチ61の側方には、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rが設けられるので、吸気グリル56から入り込んだ水や塵埃等の異物は、吸気グリル56の下方であって、電気デバイスDの後方に設けられた左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに落下する。これにより、吸気グリル56から入り込んだ異物がどこに入り込んだか分からなくなるようなことはなく、異物の取り扱い性を向上できる。また、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rは、センターコンソール30内に設けられた空間であるため、異物を収容する空間を別途形成する必要がなく、部品点数を削減することができる。
また、電気デバイスDを内装するセンターコンソール30の後面は、取り外し可能なカバー部材57によって形成されるので、カバー部材57を取り外すことで左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに収容された異物を容易かつ効率的に取り除くことができる。
また、カバー部材57は、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜面57aを有し、傾斜面57aには、吸気グリル56が形成されるので、カバー部材57の車室87内への張り出しを抑制して吸気グリル56を配置することができる。また、センターコンソール30内には、吸気グリル56から取り込まれた空気を電気デバイスD側に誘導する吸気ダクト37の開口部63が吸気グリル56と対向するように設けられるので、吸気グリル56から入り込んだ水や塵埃等の異物を速やかに左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに落下させることで、吸気ダクト37への異物の侵入を防止できる。
また、保守点検用スイッチ61の上方には、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した後部カバー部材31Bが設けられており、後部カバー部材31Bの上縁31uは吸気グリル56の上縁56aよりも前方に位置するため、吸気グリル56から入り込んだ水や塵埃等の異物を後部カバー部材31Bで受けて、保守点検用スイッチ61が配設された領域への異物の侵入を防止することができる。
また、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rの底部となる下部フレーム部材31Dの後端部とセンターコンソール30の下縁との間には車室87内に連通する隙間68が設けられ、下部フレーム部材31Dの後端部には隙間68に向かって前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜部66が形成されるため、吸気グリル56から入り込んで左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに収容された水や塵埃等の異物を、速やかに車室87内に排出させることができる。また、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rに異物が堆積するのを抑制できるため、左異物収容部65L及び右異物収容部65Rを小さくできる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、上記実施形態では、保守点検用スイッチ61の左右両側に左異物収容部65L及び右異物収容部65Rを配置したが、これに限らず、保守点検用スイッチ61のいずれか一方(左方又は右方)に左異物収容部65L又は右異物収容部65Rを配置すればよい。
また、センターコンソール後部構造は、上記構造に限らず、例えば図8に示す変形例を採用してもよい。変形例のセンターコンソールでは、吸気ダクト37の開口部63の下縁63bが、吸気グリル56の上縁56aから垂下する仮想線VLよりも前方に位置しているものの、吸気グリル56の上縁56aから吸気グリル56の下縁56bに亘って前後方向に後部カバー部材31Bの庇部31aが延びている。このため、吸気グリル56からカバー部材57内に侵入した異物は、後部カバー部材31Bの庇部31aで捕捉される。
また、上記実施形態では、電気デバイスDを高圧バッテリ32とECU41と高圧系機器35とを備える構成としたが、これに限らず、高圧バッテリ32とECU41と高圧系機器35のいずれか一つを備える構成であればよい。
また、センタートンネル12は、フロアパネル11のみで形成されていてもよく、フロアパネル11がセンタートンネルカバーで覆われた一体成形品であってもよい。
10 車両
14L 左前部座席(前部座席)
14R 右前部座席(前部座席)
30 センターコンソール
31B 後部カバー部材(内部カバー部材)
31u 上縁(内部カバー部材の上縁)
37 吸気ダクト
56 吸気グリル
56a 上縁(吸気グリルの上縁)
57 カバー部材
57a 傾斜面
61 保守点検用スイッチ
63 開口部
65L 左異物収容部(異物収容部)
65R 右異物収容部(異物収容部)
66 傾斜部
68 隙間
70 切欠き(センターコンソールの下縁)
D 電気デバイス

Claims (5)

  1. 電気デバイスと、
    左右一対の前部座席と、
    該前部座席間に配置され、前記電気デバイスを内装するセンターコンソールと、を備えた車両であって、
    前記センターコンソールは、車室内の空気を取り込むための吸気グリルを有し、
    該吸気グリルの下方であって前記電気デバイスの後方には、空間が設けられ、
    該空間には、前記電気デバイスの保守点検用スイッチが配設され、
    前記空間における、前記保守点検用スイッチの少なくとも一側方には、前記吸気グリルから前記センターコンソール内に入り込んだ異物を収容する異物収容部が設けられた、車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記センターコンソールの後面は、取り外し可能なカバー部材によって形成された、車両。
  3. 請求項2に記載の車両であって、
    前記カバー部材は、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜面を有し、
    前記傾斜面には、前記吸気グリルが形成され、
    前記センターコンソール内には、前記吸気グリルから取り込まれた空気を前記電気デバイス側に誘導する吸気ダクトの開口部が前記吸気グリルと対向するように設けられた、車両。
  4. 請求項3に記載の車両であって、
    前記保守点検用スイッチの上方には、前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した内部カバー部材が設けられ、
    前記内部カバー部材の上縁は、前記吸気グリルの上縁よりも前方に位置する、車両。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両であって、
    前記異物収容部の底部と前記センターコンソールの下縁との間には車室内に連通する隙間が設けられ、
    前記異物収容部の底部には、前記隙間に向かって前方から後方にかけて斜め下向きに傾斜した傾斜部が形成された、車両。
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