JP6059692B2 - シートクッション - Google Patents

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Description

本発明は乗物のシート(座席)又は椅子等に取り付け可能なシートクッションに関し、特に、着座者の人体的特性の相違、好みを調整できるようにして、着座を快適に行い、背中や腰の疲労を低減し、さらに発汗等による蒸れを防止できるシートクッションに関する。
乗物等のシートは、使用者が快適な運転、仕事等をできるように、形状、材質等に工夫を加えられたシートが装着されている。特許文献1〜4に記載されているように、シート、或いは、背凭れ部を分割する各種のシート或いはシートクッションの提案が行われている。
特許文献1は、車内のスペースの関係上、セミフラットにしかアレンジできないセカンドシートやサードシートでも、後いっぱいに倒すことの出来るシートを提案している。ほぼ完全なフルフラット状にアレンジすることができるので、楽に横たわって休憩や仮眠、それに車中泊も可能となる。従って、比較的、車室の狭いミニカーやコンパクトカーにおいても、セミフラットにしかアレンジできないシートでも、ほぼ完全なフルフラット状にアレンジできることを目的に考案したものである。セカンドシートの背もたれ部分を、分割状に着脱できるように作製し、フルフラット時にはリアゲートにかかる部分を、後いっばいまでに倒れるように、背もたれの余る部分を着脱式で外せるように構成したものである。
特許文献2は、着席状態において幼児を適切な姿勢で保持することができるチャイルドシート用のクッションを提供するため、チャイルドシート2上に配置される頭部パッド10、背部パッド30及び臀部パッド50を具備するクッション1において、頭部パッド10には、頭部パッド10の下縁に沿って突出する頸支持部12と、頭部パッド10の左右方向両端に向かって上り勾配を描くように傾斜する一対の側頭支持面14とを設ける。背部パッド30には、背部パッド30の左右方向両端に向かって上り勾配を描くように傾斜する一対の脇支持面32を設ける。臀部パッド50には、臀部パッド50の後端から前方に向かって上り勾配を描くように傾斜する臀支持面51と、臀部パッド50の左右方向両端に向かって上り勾配を描くように傾斜する一対の膝支持面52とを設ける。
特許文献3は、シートバックの上部が下部に対して前方へ傾動できる車両用シートにおいて、簡単な構成により、上下部間の分割線及びそれらの分離部分が外面に現れないようにして、シートバック背面の見栄えを向上させるため、車両用シート1におけるシートバック2の内部本体が上部4と下部5とに分割されて、上部4が下部5に対し前方へ傾動できるように構成され、上部4及び下部5の側面分割線6と背面分割線7とを覆う表皮3の耳部8及び背部9が、表皮3の他の部分10よりも伸縮性が大きい材料で一体的に形成されて、耳部8及び背部9の縁部と他の部分10の縁部とが縫製されている。
前記したように、シート又はシートクッションとしては各種のものが提案され、使用されている。
特開平10−305744号公報 特開2007−125935号公報 特開平9−294650号公報
しかしながら、既存製品が自分の体に合わないと感じている人も多く、自分の体型や座席のサイズ等のニーズに合わせてクッションを手軽にカスタマイズすることができず、それぞれの生活環境に合わせた最適な選択を行うことができない。必要最小限の部位を支えるコンパクトで軽量な設計ではない。例えば、女性でも軽く持ち上げることができ、車からオフィスの椅子へ楽々付け替える等、扱いが手軽にできない。
ドライブ、事務作業、車椅子等、生活上の様々な場面で使用が困難であり、座ること全般に使用できる設計思想ではない。例えば、ドライバー、事務職、車椅子の方等、1日の中で長時間に渡って座る方全般への利用が困難である。すなわち、上記の従来技術は、それぞれ、自動車用、あるいは、幼児用であり、その用途が限定されているため、その用途限りの利用に留まっている。
体圧分散、姿勢矯正による健康への貢献が少なく、科学的な見地に基づく訴求が難しい。さらに、着座時の姿勢に不安がある人は、姿勢を矯正したい、長時間の着座を強いられ、日常的に疲労を感じ、これを軽減したい、痔などお尻にトラブルを抱えている人は痛みを緩和したい、お産の後の腰まわりからお尻までの負担を軽減したい等、様々な要望がある。
洗練されたデザインが魅力のヒューマンサポートギアを提供して欲しいという要望もある。
着席者が安定的に着席することができ、長時間の着座における蓄積疲労を低減するといった観点からも未だ十分ではない。
そこで、本発明は、自分の体型や座席のサイズ等のニーズに合わせてクッションを手軽にカスタマイズすることができること、それぞれの生活環境に合わせた最適な選択を行うことができること、必要最小限の部位を支えるコンパクトで軽量な設計とすること、ドライブ、事務作業、車椅子等、生活上の様々な場面で使用を可能とすること、体圧分散、姿勢矯正による健康への貢献できること、洗練されたデザインが魅力のヒューマンサポートギアを提供すること、着席者が安定的に着席することができ、長時間の着座における蓄積疲労を低減することにある。
本発明は、表面が曲面から構成されており、多数の通気孔を有するカバーシートによりクッションを覆った座部及び背凭れ部を有し、シートの上に載せることが可能な形状を備えたシートクッションであって、前記座部は、多数の孔が形成されたカバーシートと第1クッションが積層され、該第1クッションの内側に第2クッションを挿入し、
前記背凭れ部は、多数の孔が形成されたカバーシートの裏側に第1クッションが積層されて縫製により一体化され、側面にファスナー部を設け、第2クッションを前記第1クッションの内側に収容可能としたものであり、前記背凭れ部が前記座部に分解可能に連結され、前記背凭れ部が複数のパッドに分解可能で、相互に連結可能であり、
複数のパッドが相互に連結具により連結され、前記パッドは上部中央に上部凹部、下部中央に下部凹部を有する形状であり、前記パッドが、平面視で、前側にU字形状に湾曲し、前記連結具が、前記パッドの上部凹部及び下部凹部を除く端部領域の左右上部に1対、及び、前記端部領域の左右下部に1対設けられ、前記背凭れ部の第2クッションは、少なくとも3層のマットが積層されたものであり、前記マットの通気度及び弾性反発力が相違するように構成され、前記ファスナー部を開閉することにより、前記マットの順番や枚数を変更できることを特徴とするシートクッションである。本発明は自動車等の乗物のシート、又は椅子等、背もたれと座ることを目的とする対象物に適用される。前記マットが左部、中央部、右部に分割され、前記カバーシートの内部の対応する位置に収容されることが好ましい。
これにより、パッドの個数を自由に使い分けられる。パッドの分解は、スナップ式ボタンでもよいし、ストラップがあって吊るような構成でもよい。背凭れ部が分解可能であるので、背凭れ部の高さを自由に変更できる。座部に連結する背凭れ部のパッドの数を調整することで、自動車用、椅子用など、シートクッションを多用途に利用できる効果がある。また、パッドの数を調整することで、身長、体重の相違点を克服することができる。
前記連結具がスナップボタンであり、前記パッドの上部凹部及び下部凹部を除く端部領域の左右上部に1対、及び、前記端部領域の左右下部に1対設けられる。これにより座部と背凭れ部を簡単に分解できる。
前記第2クッションは、少なくとも3層のマットが積層されたものであり、前記マット通気度及び弾性反発力が相違するように構成されることが好ましい。背凭れ部の厚みと硬さを変えることができる。通気のいい立体網状構造体と、反発弾性の相違するものを組み合わせてあるので、マットの積層の順番や枚数を使用者が好きなように変更できる。
前記第2クッションは、三次元立体網状構造体マット、第1クッションマット、第1クッションマットとは弾性反発力が相違する第2クッションマットが積層されていることが好ましい。前記クッションとしては、ポリエチレン高発泡体が好ましい。そして、パッドの内部には、反発弾性が異なる3種以上のクッションを重ね合わせて収納していることが好ましい。
前記第1クッション及び第2クッションは、ポリエチレン高発泡体であることが好ましい。
前記カバーシートはメッシュ編地であることが好ましい。シートクッションとしての通気性を確保して、汗などによるムレなどを防ぐことができる。
前記カバーシートはダブルラッセル立体編地であることが好ましい。
前記パッドは上部中央に上部凹部、下部中央に下部凹部を有する。これにより、各パッドの間に空間が形成され、空気の流通が良好になり、快適性を提供できる。マッサージ効果もある。
前記シートクッションは一態様において、カバーシートの内部全体に第2クッションが収納され、前記棒状のクッションは、長手方向に垂直な断面において荷重がかかる側に丸みを有し、背凭れ部の左右2つの領域の第2クッションに芯材として内包されており、座部の第2クッションも芯材を内包しており、座部に内包された芯材は、該芯材を含まない部分の第2クッションに比べて反発弾性が高いシートクッションでもよい。
前記シートクッションは別の態様において、カバーシートの内部全体にクッションが収納され、座部の左右2つの領域の第2クッションに芯材として内包されていてもよい。座部の第2クッションも断続的又は連続的に棒状の芯材を内包し、座部に内包された芯材は、該芯材を含まない部分の第2クッションに比べて反発弾性が高いシートクッションでもよい。
前記シートクッションはさらに別の態様において、カバーシートの内部においてさらに、側部領域と座部の上部外縁と座部の前側周縁とからなる周縁部の略全周、及び、座部の仮想線に沿った部分にクッションが配置されているものでもよい。前記シートクッションはとりわけ、内部に収納された合成樹脂高発泡体から成るクッションと、該クッションを覆い多数の貫通通気孔を有するカバーシートとから成る座面部を有するシートクッションであって、内部に収納されたクッションは、シートクッションの周縁部の略全周と、座面部の中央前後方向において人体に当接する上下方向とに、部分的に配置されているシートクッションであってもよい。
前記カバーシートはメッシュ編地であることが好ましく、ダブルラッセル立体編地であることがより好ましい。
本発明の実施形態のシートクッションの正面側からの斜視図である。 同上シートクッションの背面図である。 同上シートクッションの正面図である。 同上シートクッションの平面図である。 同上シートクッションの左側面図である。 同上シートクッションの分解斜視図である。 図1のA-A断面図の模式図である。 同上シートクッションのパッドを裏返した状態の斜視図である。 同上シートクッションのパッドを裏返した状態の別の面からの斜視図である。 同上シートクッションのパッドの分解斜視図である。 同上シートクッションの使用状態を示す斜視図である。 シートクッションにオプションとして頭部クッションを取り付けた使用状態を示す斜視図である。 シートクッションにオプションとして頭部クッションを取り付けた使用状態の裏側からの斜視図である。 同上シートクッションのパッドを3個から2個に減らした斜視図である。 図14に示す同上シートクッションを椅子に装着した使用状態説明図である。 座部の変更形態の縦断面図(図7と同様の断面で切断)である。 座部の別の変更形態の縦断面図(図7と同様の断面で切断)である。
本発明の実施の形態を以下詳細に説明する。
本発明の実施形態の図1に示すシートクッション1は、図11に示す自動車のシート90に装着したり取り外しが可能であるし、或いは、図15に示す通り、椅子99にも装着したり取り外しが可能である。自動車のシート90用、或いは、椅子99用いずれか専用に利用することも可能であるし、その他、車椅子等にも適用が可能である。また、自動車のシート90用、或いは、椅子99用等に相互に転用が可能でもある。図12、図13に示す通り、オプションで、バックル91付きの取付紐又は取付ベルト92で頭部クッション93を取り付けることにより、シート90の支柱94に取り付けたヘッドレスト95に装着できる。以下、シートクッション1について図面を参照して詳細に説明する。
シートクッション1は、図1〜図6に示す通り、座部2と背凭れ部3とから成っており、表面の形状が曲面から構成されており、表裏面の全体は通気孔を有するメッシュ編地から成るカバーシート4で覆っている。座部2と背凭れ部3とは、分解可能に構成され、相互に連結できるようになっている。
座部2のカバーシート4の臀部が着座する側の表面の左右上部領域の表面にはスナップボタン式の連結具4aが設けられている。背凭れ部3は、複数個(ここでは3個)のパッド6〜8に、それぞれ、分解可能に連結されている。そのため、それぞれのパッド6〜8には、それぞれのカバーシート4の左右頂部及び底部に、それぞれ、一対のスナップボタン式の連結具4b,4cを備えている。
座部2は縫製により複数の領域21〜24に区画されている。領域22は領域21を取り囲んでおり、座部2の主要部をなす。領域23、24は領域22の左右端部を構成し、臀部の端部を支持できる。領域21の厚みは領域22の厚みよりも厚くなっている。領域23,24の弾性反発力は領域22の弾性反発力よりも大きくなっており、硬い感触を得られる。
図7に示す通り、座部2のクッション5は第1クッション51と第2クッション52とから構成されている。カバーシート4と第1クッション51とが積層され縫製されて一体となっている。第1クッション51の内側に第2クッション52が挿入されている。これにより第1クッション51が鞘、第2クッション52が芯を構成する。第1クッション51の弾性反発力は第2クッションの弾性反発力よりも弱くなっている。つまり、第1クッションは柔らかく、第2クッションは硬くなっている。
クッション5としては、合成樹脂高発泡体が用いられ、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの高発泡体を1種又は2種以上積層して用いることができる。特に、適度な反発弾性が期待される部位にはポリエチレン高発泡体又はポリエチレン高発泡体から成る芯材をポリウレタン高発泡体で包んだ積層発泡体を用いることが好ましい。ポリエチレン高発泡体としては、高発泡ポリエチレンシートの製品を断裁して使用することができる。たとえば、JSP社製ミラマット(登録商標)が例示される。ポリエチレン高発泡体としては、独立気泡で発泡倍率が10〜60倍(かさ密度として15〜92kg/m)程度の発泡体が用いられる。特に、発泡倍率が20〜40倍のポリエチレン高発泡体が好ましい。ポリウレタン樹脂の高発泡体としては、連続気泡型又は独立気泡型のいずれも使用することもできる。ポリエチレン高発泡体から成る芯材をポリウレタン樹脂の高発泡体から成る鞘材で包んだ積層発泡体を採用することが好ましい。
カバーシート4及び第1クッション51の周端は縁取りされて縫製され、全周端が縁縫部41となっている。座部2におけるカバーシート4は、全周端を除く内側領域に縫製部42が設けられ、複数の領域21〜24に区画している(図1、図4参照)。ファスナー29からクッション52を挿入したり、抜き取り自在としている。
カバーシート4としては、多数の通気孔を有する素材であり、材質としてとくには限定されないが、各種の繊維によるメッシュ編地が好ましく、なかでも適度なクッション性を有する点でダブルラッセル立体編地を好適に採用することができる。繊維としては各種の合成繊維、天然繊維、再生繊維を用いることができるが、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維などが好ましい。
複数のパッド6〜8は、立方向に順次積み上げられるように連結することで、背凭れ部3を構成する。連結すべきパッド6〜8の個数が使用者により調整可能である。通常、自動車用の場合には3個、椅子用の場合には2個が想定され得るが、自動車のシートの大きさ、椅子の大きさによっては、適宜の数量を選択可能であり、2個及び3個に限定されるわけではなく、1個、又は4個以上でも構わない。
パッド6〜8は、概ね、左右対称の形状である。パッド6の表側は、図1、図2に示す通り、横方向に左部材面61、中部材面62、及び、右部材面63に領域が縫製により分割されている。同様に、パッド7の表側は、横方向に左部材面71、中部材面72、及び、右部材面73に領域が縫製により分割され、パッド8の表側は、横方向に左部材面81、中部材面82、及び、右部材面83に領域が縫製により分割されている。パッド6、7、8の裏面は、連続する1つの面となっており、縫製により領域は分割されていない。パッド6〜8は、カバーシート4の表生地と裏生地とが縫製で連続的に接合されている。
パッド6〜8は、それぞれ、図3に示す通り、上部中央に上部凹部64、74、84、下部中央に下部凹部65、75、85を有している。そのため、パッド6〜8のそれぞれの中央部の高さが左右部の高さよりも低くなっていて、全体が蝶ネクタイ形状を構成している。
パッド6〜8は、平面視で、図4に示す通り、前側にU字形状に湾曲している。パッド6〜8は、側面視で、図5に示す通り、前側に弓形に湾曲している。ただし、図11、図15に示す通り、シート90あるいは椅子99がある場合には、上下方向に関しては、ほぼ平面的に展開され得る。
パッド6〜8は同様の蝶ネクタイ形の構造であり、おおむね、左右対称の形状である。図3、図8〜図10に示すパッド8を取り上げて説明し、他のパッド6、7も同様であるので、説明は援用する。パッド8は、左右に、第1上傾斜側面81a、第2上傾斜側面81b、第1下傾斜側面81c、第2下傾斜側面81d、前面81e(前述の通り、3つの領域に縫製によって分割されている)、後面81f(図2参照)、左右の側面にある縦面81gを備えている。
このような構成のため、座部2とパッド6の間に隙間9a、パッド6とパッド7の間に隙間9b、パッド7とパッド8の間に隙間9cが、それぞれ、形成されている。接合面の製造態様によっては、隙間9aは、ほとんどないか、あるいは、全くない場合がある。
図示は略すが、隙間9a〜9cをなくした構成でもよく、この場合、パッド6〜8の上下面は密着することとなる。
図2に示す通り、座部2の背面の側面の縫製線に沿ってファスナー29を設け、ポケットを開閉自在としてある。また、パッド6〜8の底面の縫製線に沿ってファスナー69、79、89を設け、それぞれ、ポケットを開閉自在としてある。
パッド6〜8の内部構造を図8〜図10を参照して説明するが、これらは同様の構造であるので、パッド8を取り上げて説明し、パッド6、7については説明を援用する。パッド8はカバーシート4と第1クッション51(座部の第1クッションと同様のもの)とが積層されて縫製されることで一体化されてものである。この第1クッション51内に第2クッション53が挿脱自在となっている。この第2クッション53としては、同一形状又は異形状に切り出した2種類又は3種類以上の板状のマット53a、53b、53cを互いに融着又は固定させることなく重ね合わせたものである。
マット53a、53b、53cとしては、それぞれ、三次元網状構造体である連続気泡ウレタン発泡体(モルトフィルタ(登録商標)、イノアックコーポレーション社製(登録商標))、ポリエチレン発泡体(PEライトZ、ZOTEFORMES社製)、ウレタン発泡体(高通気フォーム、アキレス社製(登録商標))という3種の材質からなる板材を重ねあわせたものが挙げられるが、これに限定されるものではない。上記発泡体は弾性反発力及び通気度が相違するように設定されている。通気度が大きい方からの順番は、マット53a、53b、53cである。弾性反発力が小さな方、つまり、柔らない方からの順番は、マット53a、53b、53cである。これらの積層順序は使用者が適宜変更可能であり、頭部に接触する面の硬軟を着座者の嗜好に合わせて調整することができる。また、マットの枚数は好みに合わせた枚数でよいので、少なくとも1枚以上が収容されていればよく、反発弾性の調整も容易である。
シートクッション1が自動車用である場合、図2及び図5に示す通り、取付パッド10の紐又はベルトの端部を座部2の背面に固着してあるが、分離可能に連結してもよいし、設けなくてもよい。この取付パッド10は、パッド部はカバーシート4とクッション5を縫製で一体化した構造であり、座部2にベルト又は紐で連結されている。ベルト又は紐の長さは調整可能である。この取付パッド10を自動車のシート90の背凭れと座部の隙間に差し込むことで簡単に取り付けることができる。
第1クッション51及び第2クッション52としては、合成樹脂高発泡体から成るクッションを1種又は2種以上組み合わせて使用することができ、例えば、ポリウレタン樹脂の高発泡体を採用している。第2クッション52は反発弾性が高い芯材を、それよりも反発弾性が低い鞘材である第1クッション51で包んで構成している。本明細書において芯材及び鞘材としては、それぞれ上述した合成樹脂高発泡体から成るクッションを組み合わせて使用することができる。
座部2の第2クッション52は、断面が扁平な矩形状で臀部が接する側の断面に丸みをもたせた芯材を鞘材で包んだものを採用することも可能である。
内部に収容する第2クッション52としては、JIS K6400−3に準拠して測定される反発弾性が第1クッション51に比べて高いものを採用することも可能である。この材料として、ポリエチレン高発泡体(ミナフォーム(登録商標)、酒井化学工業社製)を採用し、これをポリウレタン樹脂の高発泡体(アキレス社製(登録商標))から成る第1クッション51で包んだものを採用することも可能である。
次に、図12、図13に示す通り、背凭れ部3の上部に、主に、頭部のクッション性を向上させることを目的として頭部クッション93を、シート90の支柱94に取り付けたヘッドレスト95に装着できる。この頭部クッション93は、図13に示す通り、ベルト92をバックル91で結合することにより、ヘッドレスト95に取り付けてある。また、頭部クッション93の底面にはファスナーが設けられる等、頭部クッション71の構造は、パッド6〜8と同様であるので、図示及び説明は援用する。ただし、その形状が相違し、パッド8の中部材面82の領域を削除し、両側の左部材面81及び右部材面83の内側縁部を接合した形状であるので、2組のマット(合計6枚)でよい。なお、バックル97付きのベルト96等を用いて、シートクッション1のパッド8を支柱94に巻きつけても良い。
ここでは、頭部クッション93の中央外縁の上下部から垂直に延びるベルト92の先端同士を連結する部材として長さ調整や着脱が可能なバックル91を採用してもよいし、バックル91に代えて、ベルトに設けたスナップボタンで代用してもよい。このバックル91は、雄雌構造による脱着自在である。バックル97も同様である。
シートクッション1は、その輪郭に合わせて裁断したカバーシート4を返し口のみを残して中表の状態で袋状(最終的に座部2になる袋と背凭れ部3になる袋の4つ)に縫製する。
座部2の場合、斯かる中表の状態のカバーシート4の全面に第1クッション51を縫製により一体化したのち、返し口から表に返し、第2クッション52を所定位置に挿入してカバーシート4の外側からキルティングすることによって、第2クッション52を第1クッション51で包み込み、位置を固定し、最後に返し口にファスナー29を取り付けるという手順で作製することができる。
パッド6〜8の場合、斯かる中表の状態のカバーシート4の全面に第1クッション51を縫製により一体化したのち、返し口から表に返し、第2クッション53を所定位置に挿入してカバーシート4の外側からキルティングすることによって、第2クッション53を第1クッション51で包み込み、位置を固定し、最後に返し口にファスナー69、79、89を取り付けるという手順で作製することができる。
全ての第1クッション51は、シートクッション1の表裏を構成するカバーシート4の各々と一体化した一枚もののポリウレタン高発泡体をキルティングによって区画して使用したが、各領域に応じて切り分けて別々にカバーシート4と一体化していてもよい。また座部2の荷重の加わる領域については、それ以外の部分の第2クッション52に比べて反発弾性が高いものであることが好ましい。
図14、図15に示す通り、図1の自動車用のシートクッション1のパッド8を取り外し、椅子用のシートクッション1とすることができる。逆に、図14、図15のシートクッション1にパッド8を取り付けることで、図1に示す自動車用のシートクッション1とすることができる。
図16は、前述の座部2の変更形態であるシートクッションの座部102について説明する。他の構造はシートクッション1と同様であるので、説明は援用する。
カバーシート104の内面と一体化した第1クッション151の中に、芯棒の形状である第2クッション152を横方向で前後方向に挿入している。第2クッション152の各々は、3本の略等しい長さの板、円筒又は円柱で構成され、各板、円筒又は円柱は、分離して配置している。第2クッション152は、外側からキルティングされることにより、その領域内では、第1クッション151に包み込まれているが、第1クッション151と第2クッション152とは一体化されていないので、第1クッション151内における第2クッション152の位置及び向きは、着席者の嗜好や体型に合わせて若干の微調整が可能となっている。
カバーシート104と一体化した第1クッション151は2層に重ね合わせている。ここで、第2クッション152は、第1クッション151に比べて反発弾性が高くなっている。第2クッション152として、ポリエチレン高発泡体を採用し、第1クッション151として、ポリウレタン高発泡体を採用しているがこれに限定されるものではない。また、芯棒の断面形状は、扁平板、円筒形又は円柱形としたが、何らこれに限定されるものではなく、かまぼこ型、角柱、円柱、楕円柱等でもよい。
図17は、前述の座部2の別の変更形態であるシートクッションの座部202について説明する。他の構造はシートクッション1と同様であるので、説明は援用する。まず、縫製によって区画された各領域について、第1クッション251の内側の総てに第2クッション252が挿入されている点で相違する。また、第2クッションは中空のものでもよいし、中実のものでもよい。また、多層構造でもよい。
以上説明したシートクッション1及び変更形態によれば、自分の体型や座席のサイズ等のニーズに合わせてクッションの高さ、硬さ、通気性を手軽にカスタマイズすることができ、それぞれの生活環境に合わせた最適な選択を行うことができる。座ることに関する個々のニーズに的確に応えることができる。必要最小限の部位を支えるコンパクトで軽量な設計であるので、例えば、女性でも軽く持ち上げることができ、車からオフィスの椅子へ楽々付け替える等、扱いが手軽にできる。
シートクッション1のパッド6〜8の連結数を変更することで、ドライブ、事務作業、車椅子等、生活上の様々な場面で使用が簡単になり、座ること全般に使用できる。ドライバー、事務職、車椅子の方等、1日の中で長時間に渡って座る方全般への利用が簡単になる。
カバーシート4が貫通通気孔を有しているために、座部2における臀部に当接する個所や背凭れ3の背筋に当接する個所での通気性が確保され、着席者の体温の発散や発汗などによる湿気の発散がスムーズに行うことができる。
第1クッション51乃至第3クッションにより、体圧分散、姿勢矯正による健康への貢献が大であり、科学的な見地に基づく訴求が可能となる。さらに、姿勢を矯正が可能となり、痔などお尻にトラブルを抱えている人は痛みを緩和し、お産の後の腰まわりからお尻までの負担を軽減できる。
シートクッション1により、着席者が安定的に着席することができ、長時間の着座における蓄積疲労を低減できる。座る人全ての負担を軽減し、姿勢(体の軸)を矯正でき、健康でアクティブな人生を送るサポートをすることができる。
シートクッション1は曲面を多用する洗練されたデザインが魅力のヒューマンサポートギアである。インテリアに馴染むデザイン、装着例、ギャラリーなどの魅せる表現で訴求可能である。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のシートクッションは、座る人全ての負担を軽減し、姿勢(体の軸)を矯正でき、健康でアクティブな人生を送るサポートをすることができる。座ることに関する個々のニーズに的確に応えることができ、その工業的利用価値は大である。
1・・・シートクッション
90・・・自動車のシート
99・・・椅子
2・・・座部
3・・・背凭れ部
4・・・カバーシート
4a、4b、4c・・・連結具
41・・・縁縫部
42・・・縁縫部
6〜8・・・パッド
21〜24・・・領域
5・・・クッション
51・・・第1クッション
52・・・第2クッション
53a、53b、53c・・・マット
61、71、81・・・左部材面
62、72、82・・・中部材面
63、73、83・・・右部材面
64、74、84・・・上部凹部
65、75、85・・・下部凹部
81a・・・第1上傾斜側面
81b・・・第2上傾斜側面
81c・・・第1下傾斜側面
81d・・・第2下傾斜側面
81e・・・前面
81f・・・後面
81g・・・縦面
9a、9b、9c・・・隙間
29、69、79、89・・・ファスナー
10・・・取付パッド
91・・・バックル
92・・・ベルト
93・・・頭部クッション
94・・・支柱
95・・・ヘッドレスト
97・・・バックル
96・・・ベルト
102・・・座部
104・・・カバーシート
151・・・第1クッション
152・・・第2クッション
202・・・座部
251・・・第1クッション
252・・・第2クッション

Claims (2)

  1. 表面が曲面から構成されており、多数の通気孔を有するカバーシートによりクッションを覆った座部及び背凭れ部を有し、シートの上に載せることが可能な形状を備えたシートクッションであって、
    前記座部は、多数の孔が形成されたカバーシートと第1クッションが積層され、該第1クッションの内側に第2クッションを挿入し、
    前記背凭れ部は、多数の孔が形成されたカバーシートの裏側に第1クッションが積層されて縫製により一体化され、側面にファスナー部を設け、第2クッションを前記第1クッションの内側に収容可能としたものであり、
    前記背凭れ部が前記座部に分解可能に連結され、
    前記背凭れ部が複数のパッドに分解可能で、相互に連結可能であり、
    複数のパッドが相互に連結具により連結され、前記パッドは上部中央に上部凹部、下部中央に下部凹部を有する形状であり、
    前記パッドが、平面視で、前側にU字形状に湾曲し、
    前記連結具が、前記パッドの上部凹部及び下部凹部を除く端部領域の左右上部に1対、及び、前記端部領域の左右下部に1対設けられ、
    前記背凭れ部の第2クッションは、少なくとも3層のマットが積層されたものであり、前記マットの通気度及び弾性反発力が相違するように構成され、前記ファスナー部を開閉することにより、前記マットの順番や枚数を変更できることを特徴とするシートクッション。
  2. 前記マットが左部、中央部、右部に分割され、前記カバーシートの内部の対応する位置に収容される請求項1のシートクッション
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