JP6059628B2 - 化成処理液の塗布方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、化成処理液をめっき鋼板に塗布するための化成処理液の塗布方法及び装置に関するものである。
従来用いられていたこの種の塗布方法及び装置としては、下記の特許文献1に示されている構成を挙げることができる。すなわち、従来構成では、コータパンに溜められた化成処理液をピックアップロールで汲み上げるとともに、ピックアップロールの表面に付着した化成処理液をアプリケータロールの表面に転写して、アプリケータロールにより化成処理液をめっき鋼板に塗布している。
特開2013−132594号公報 特開2011−42834号公報
化成処理液として、特許文献2に示されているようにタンニン酸及び硝酸を含む化成処理液を用いることがある。タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液を上記のような従来構成を用いてめっき鋼板に塗布したところ、化成処理後のめっき鋼板の表面品質が悪くなることがあった。その原因を調査したところ、ピックアップロールによって汲み上げられた化成処理液がコータパンに落ちることによってコータパンで泡が発生して、その泡がピックアップロール及びアプリケータロールを介してめっき鋼板の表面に付着することが原因であるとの結論に至った。
他の化成処理液では、泡が発生しないか、又は泡が発生しても短時間で消滅するため、上記のような問題はあまり発生しない。タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液では、硝酸によりタンニン酸が分解されることで生成された成分により、泡が発生しやすくなるとともに泡の持続時間が延びて、上記のような問題が表れたと考えられる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液を使用しつつ、めっき鋼板の表面品質が悪化する可能性を低減できる化成処理液の塗布方法及び装置を提供することである。
本発明に係る化成処理液の塗布方法は、タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液をめっき鋼板に塗布するための化成処理液の塗布方法であって、アプリケータロールと、アプリケータロールとの間に液溜を形成する調整ロールと、液溜の上方から液溜に化成処理液を供給する供給手段とを備えた塗布装置を用いて、液溜に溜められた化成処理液をアプリケータロールによりめっき鋼板に塗布することを特徴とする。
また、本発明に係る化成処理液の塗布装置は、タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液をめっき鋼板に塗布するための化成処理液の塗布装置であって、アプリケータロールと、アプリケータロールとの間に液溜を形成する調整ロールと、液溜の上方から液溜に化成処理液を供給する供給手段とを備え、液溜に溜められた化成処理液をアプリケータロールによりめっき鋼板に塗布することを特徴とする。
本発明の化成処理液の塗布方法及び装置によれば、アプリケータロールと調整ロールとの間の液溜に供給手段によって供給された化成処理液をアプリケータロールによりめっき鋼板に塗布するので、化成処理液がコータパンに垂れ落ちることによってコータパンで発生した泡がめっき鋼板の表面に付着することを回避することができる。これにより、タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液を使用しつつ、めっき鋼板の表面品質が悪化する可能性を低減できる。
本発明の実施の形態1による化成処理液の塗布方法を実施するための塗布装置を示す構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による化成処理液の塗布方法を実施するための塗布装置を示す構成図である。図において、塗布装置1には、アプリケータロール10、調整ロール11、供給手段12及びコータパン13が含まれている。
アプリケータロール10は、めっき鋼板2の表面に接するように配置された大径のロールである。調整ロール11は、アプリケータロール10の周面と接するようにアプリケータロール10と平行に配置された小径のロールである。調整ロール11の回転軸11aはアプリケータロール10の回転軸10aの斜め下方に配置されており、調整ロール11の上部周面とアプリケータロール10の下部周面との間に液溜14が形成されている。
供給手段12は、液溜14の上方に配置されたノズル等を含むものであり、液溜14の上方から液溜14に化成処理液3を供給するものである。化成処理液3は、タンニン酸及び硝酸を含む。
本実施の形態の化成処理液3の塗布装置1及びそれを用いた塗布方法では、液溜14に溜められた化成処理液3がアプリケータロール10によりめっき鋼板2に塗布される。これにより、化成処理液3がコータパン13に落ちることで発生した泡が調整ロール11及びアプリケータロール10を介してめっき鋼板2に付着することを回避することができ、めっき鋼板2の表面品質が悪化する可能性を低減できる。
コータパン13は、アプリケータロール10及び調整ロール11の下方に配置された容器であり、液溜14から落ちる化成処理液3を受けるものである。コータパン13の底部には排出口13aが設けられており、コータパン13に落ちた化成処理液3がコータパン13から排出口13aを通して排出される。排出口13aから排出された化成処理液3は、供給手段12に戻されて、供給手段12から液溜14に再び供給される。
化成処理液3が排出口13aから逐次排出されることで、コータパン13には化成処理液3が殆ど貯まらない。換言すると、供給手段12からの化成処理液3の単位時間当りの供給量は、単位時間の間に液溜14からコータパン13に垂れ落ちる化成処理液3の量が、排出口13aを通しての単位時間当りの化成処理液3の最大排出量を下回る量とされている。このようにコータパン13に化成処理液3を殆ど貯めないことで、コータパン13で泡が発生しにくくしている。
このような化成処理液3の塗布方法及び塗布装置1によれば、アプリケータロール10と調整ロール11との間の液溜14に供給手段12によって供給された化成処理液3をアプリケータロール10によりめっき鋼板2に塗布するので、化成処理液3がコータパン13に垂れ落ちることによってコータパン13で発生した泡がめっき鋼板2の表面に付着することを回避することができる。これにより、タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液3を使用しつつ、めっき鋼板2の表面品質が悪化する可能性を低減できる。
また、供給手段12からの化成処理液3の単位時間当りの供給量を、単位時間の間に液溜14からコータパン13に垂れ落ちる化成処理液3の量が、排出口13aを通しての単位時間当りの化成処理液3の最大排出量を下回る量としているので、コータパン13に化成処理液3が殆ど貯まらないようにすることができ、コータパン13で泡が発生し難くすることができる。これにより、コータパン13で受けた化成処理液3を供給手段12に戻したとしても、供給手段12から泡が供給されることを回避することができる。
1 塗布装置
2 めっき鋼板
3 化成処理液
10 アプリケータロール
11 調整ロール
12 供給手段
13 コータパン
13a 排出口
14 液溜

Claims (4)

  1. タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液をめっき鋼板に塗布するための化成処理液の塗布方法であって、
    アプリケータロールと、前記アプリケータロールとの間に液溜を形成する調整ロールと、前記液溜の上方から前記液溜に前記化成処理液を供給する供給手段とを備えた塗布装置を用いて、前記液溜に溜められた前記化成処理液を前記アプリケータロールにより前記めっき鋼板に塗布する
    ことを特徴とする化成処理液の塗布方法。
  2. 前記塗布装置は、前記液溜から垂れ落ちる前記化成処理液を受けるコータパンと、前記コータパンの底部に設けられて前記コータパンが受けた前記化成処理液を前記コータパンから排出する排出口とをさらに備えるとともに、前記排出口から排出した前記化成処理液を前記供給手段に戻すように構成されており、
    前記供給手段からの前記化成処理液の単位時間当りの供給量を、前記単位時間の間に液溜から前記コータパンに垂れ落ちる前記化成処理液の量が、前記排出口を通しての前記単位時間当りの前記化成処理液の最大排出量を下回る量とする
    ことを特徴とする請求項1記載の化成処理液の塗布方法。
  3. タンニン酸及び硝酸を含む化成処理液をめっき鋼板に塗布するための化成処理液の塗布装置であって、
    アプリケータロールと、前記アプリケータロールとの間に液溜を形成する調整ロールと、前記液溜の上方から前記液溜に前記化成処理液を供給する供給手段とを備え、
    前記液溜に溜められた前記化成処理液を前記アプリケータロールにより前記めっき鋼板に塗布する
    ことを特徴とする化成処理液の塗布装置。
  4. 前記液溜から垂れ落ちる前記化成処理液を受けるコータパンと、前記コータパンの底部に設けられて前記コータパンが受けた前記化成処理液を前記コータパンから排出する排出口とをさらに備えるとともに、前記排出口から排出した前記化成処理液を前記供給手段に戻すように構成されており、
    前記供給手段からの前記化成処理液の単位時間当りの供給量は、前記単位時間の間に液溜から前記コータパンに垂れ落ちる前記化成処理液の量が、前記排出口を通しての前記単位時間当りの前記化成処理液の最大排出量を下回る量とされている
    ことを特徴とする請求項3記載の化成処理液の塗布装置。
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