JP6058859B2 - リング発振器回路および方法 - Google Patents

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Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001] 本願は、2013年3月14日に出願された米国特許出願番号第13/804,366号の利益を主張し、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれている。
[0002] 本開示は、一般に、発振器に関し、より具体的には、調整されたリング発振器を提供することに関する。
[0003] リング発振器は、発振出力信号を供給するために使用され得る。出力信号の発振周波数は、リング発振器に供給される電源電圧範囲に応答する。リング発振器は、電圧制御発振器(VCO:voltage controlled oscillator)として動作する。大きなキャパシタンスは通常、VCOの電源電圧から高周波数ノイズをフィルタリングするために使用される。さらに、レギュレータは通常、VCOに電源電圧を供給するために使用される。レギュレータは、レギュレータの出力を調節するためにVCOからのフィードバック経路を有し得る。しかしながら、大きなキャパシタは、フィードバック経路上の特定の周波数において「ポール(pole)」をもたらし得、潜在的にシステムの不安定性をもたらし、またレギュレータの出力に発振を引き起こす。
[0004] フィードバック経路上の大きなキャパシタを有することから生じる潜在的な不安定性を回避するための従来の技法は、フィードバック経路上のVCOのレプリカ(replica)を使用するものである。レプリカは、実際のVCOと同等の特性を有するように設計されるが、大きなキャパシタを使用しない。レプリカは、そうでなければ、キャパシタによって引き起こされ得る、キャパシタによって誘発される不安定性(capacitor-induced instability)を低減させるが、レプリカは、ノイズをもたらし、電力消費を増加させ得る。
[0005] 米国特許第7,436,229号(「Sidiropoulos」著)は、位相ロックループおよび補間回路(interpolator circuit)を含む周波数合成回路を開示している。位相ロックループ回路は、基準クロックおよびフィードバッククロックを受け取り、基準クロックおよびフィードバッククロックに基づく周波数で出力クロックを生成する。補間回路は、位相ロックループ回路のフィードバック経路内に結合される。補間制御回路は、補間回路のための可変の時間遅延を特定する補間制御ワードを生成する。補間回路は、出力クロックを受け取り、補間制御ワードに従って出力クロックにおける可変の時間遅延を取り入れることによって、フィードバッククロックを生成する。時間可変遅延は、出力回路の周波数を変化させる。
[0006] 米国特許第8,031,027号(「Park」著)は、電圧レギュレータ、および遅延ユニットを含む、電圧制御発振器(voltage-controlled oscillator)を開示している。電圧レギュレータは、第1および第2の発振制御信号の組み合わせの一定の比率によって表わされる調整された電圧信号を供給するために第1の発振制御信号および第2の発振制御信号を別個で受け取り、調整された電圧信号が電圧レギュレータにフィードバックされる。遅延ユニットは、調整された電圧信号に応答して変化する周波数を有する出力信号を生成する。
[0007] 米国特許第8,217,690号(「Hu」著)は、VCOグループ、位相比較器、およびループフィルタを備える、周波数シンセサイザを開示している。各VCOは、複数の重み付けされたキャパシタンス素子と、制御信号に基づいてオンおよびオフにされる複数のスイッチとを含む、キャパシタバンクおよびバラクタ含む。Huは、さらに、バラクタ補正電位生成回路(varactor correction potential generation circuit)を含む温度補償(temperature compensation)、前記キャパシタバンクの寄生キャパシタンスのための補正電位生成回路、重み付けする処理が、前記キャパシタバンクの制御信号に基づいて、補正電位生成回路の出力電位上で行われる、可変利得増幅器、バラクタの補正電位生成回路の出力電圧と可変利得増幅器の出力電圧とを加算する加算回路、およびVCOのバラクタが前記加算回路の出力(補正電位)によって制御されること、を開示している。
[0008] 米国特許出願公開第2011/0006819号(「Bazes」著)は、電源調整位相ロックループ(supply regulated phase locked loop)からデジタルクロック信号を受け取るデジタル処理回路を含むプロセッサを開示している。電源調整位相ロックループは、アナログ信号を出力し得る電圧制御発振器と、電圧制御発振器からアナログ信号を受け取ることができるレベル再生器(level restorer)とを含むことができ、また、前記アナログ出力を電圧制御発振器のアナログ出力に対応するデジタル信号に変換することができる。電源調整位相ロックループは、受け入れ可能な入力電圧の範囲内にある入力電圧を有するアナログ入力を受け取ることができる。電源調整位相ロックループは、また、受け入れ可能な入力電圧の範囲が出力電圧より大きい電圧値および出力電圧より小さい電圧値を含むように、デジタル出力信号を生成するように構成されることができる。
[0009] In−Chul Hwang著、IEEE Microwave And Wireless Components Letters, Vol. 22, No. 6、2012年6月、第324−327ページでは、電源(supply)および温度によって変動を補償するためのオンチップのレギュレータを用いた、4段の差動リングVCO(four-stage differential ring VCO)を使用するように設計されるL1/L5デュアルバンドGPS RF受信機のためのブロードバンド周波数シンセサイザを開示している。また、ポール‐ゼロ(pole-zero)のスケーラブルループフィルタは、VCO利得の幅広い変動に対して減衰させる要素を保持している間に、ループ帯域幅を同調させる(tune)ために提示される。
[0010] ソリッドステート回路に関するIEEEの文書における、「Low-Power Supply-Regulation Techniques for Ring Oscillators in phase locked loops (PLLs) Using a Split-Turned Architecture」vol.44,No.8,2009年8月、第2169−2181ページでは、電源ノイズ除去性能(supply-noise rejection performance)と電力消費(power consumption )との間のトレードオフ(tradeoff)を分断するための分割同調アーキテクチャ(split-tuned architecture)を用いる電源調整PLL(supply-regulated PLL)を開示している。低い帯域の粗いループ(low-bandwidth coarse loop)内にレギュレータを置くことによって、提示されたPLLアーキテクチャは、発振器位相ノイズの抑制を可能にする。電源ノイズ除去およびレギュレータの電力損失(power dissipation)は影響を受けないだろう。
[0011] 2005年のVLSI回路に関するシンポジウムの要約の技術文書である「An Area-Efficient PLL Architecture in 90-nm CMOS」の第48−49ページは、面積効率の良いPLL設計を開示している。PLLアーキテクチャは、サンプルリセット技法および通常のリップル低減キャパシタ(ripple-reduction capacitor)と同等の総ループキャパシタ(total loop-capacitor)を使用して、PLL安定化フィルタネットワークに基づくチャージポンプの実装を可能にする。
[0012] ソリッドステート回路に関するIEEEの文書における、「A Highly Integrated Power Management IC for Advanced Mobile Applications」vol.42,No.8,2007年8月、第1723‐1751ページでは、費用効率が高く、薄く、コンパクトで、且つ電力効率の良い、モバイルデバイスを利用可能にする、高度に統合された電力マネジメント(power management)IC(PMIC)を開示している。低ドロップアウト線形レギュレータ(LDO:low-drop-out linear regulator)、およびスイッチモードDC−DCコンバータの設計の詳細がまた開示され、それは、LDOのための周波数補償の方法を含むことが記載されている。
[0013] ソリッドステート回路に関するIEEEの文書における、「A 1. 25-5 GHz Clock Generator With High-Bandwidth Supply-Rejection Using a Regulated-Replica Regulator in 45-nm CMOS」vol.44,No.11,2008年11月、第2901−2910ページでは、45nmのCMOS SOI技法において実装される、ハイスピードチップ間リンク受信機(high-speed chip-to-chip link receivers)についてのクロックジェネレータを開示している。電源電圧ノイズに対する低いセンシティビティ(low sensitivity)は、調整ループ内のレプリカのフィードバックを使用して、低ドロップアウト電圧レギュレータの手段によって達成され、ここで、レプリカの抵抗は、第2のループによって調整される。
[0014] レギュレータに結合された発振器減衰回路(oscillator dampening circuit)を使用することによって電圧制御発振器(VCO)内のレプリカの使用を回避する、回路および方法が開示される。発振器減衰回路は、VCOと並列である大きなキャパシタンスによってもたらされる「ポール(pole)」を相殺する「ゼロ点」(zero)を含み得る。発振器減衰回路は、VCO動作状況の変化に基づいて「ゼロ点」が「ポール」を追跡するように、VCOに供給される電流に応答し得る。
[0015] 特定の実施形態では、回路は、電圧制御発振器(VCO)と、VCOの電源入力に結合されたレギュレータと、レギュレータの出力に結合された発振減衰回路とを含む。発振減衰回路のインピーダンスは、VCOに供給される電流の量に基づいて変化する。
[0016] 別の特定の実施形態では、方法は、電圧制御発振器(VCO)に供給される電流に基づいて電圧を受け取ることと、可変インピーダンスを使用して発振を減衰させることとを含む。可変インピーダンスは、VCOに供給される電流を制御するレギュレータの出力における電圧に応答する。
[0017] 別の特定の実施形態では、非一時的なコンピュータ読取可能媒体は、命令を含み、命令は、プロセッサによって実行されるとき、プロセッサに、電圧制御発振器(VCO)に供給される電流に基づいて電圧を受け取る動作と、VCOに供給された電流を制御するレギュレータの出力において電圧に応答する可変インピーダンスを使用して発振を減衰させる動作と、を制御することを行わせる。
[0018] 別の特定の実施形態では、装置は、発振信号を生成するための手段と、前記生成するための手段の電源入力を調整するための手段と、発振を減衰させるための手段とを含む。発振を減衰させるための手段は、前記調整するための手段の出力に結合される。発振を減衰させるため手段のインピーダンスは、前記生成するための手段に供給される電流の量に基づいて変化するように構成される。
[0019] 別の特定の実施形態では、回路はレギュレータの出力に結合された発振減衰回路を含み、ここで、前記発振減衰回路は、前記レギュレータの出力に結合された第1の端子と、第2の端子とを有する第1のキャパシタを有する。第1のトランジスタは、ゲート端子、ドレイン端子、およびソース端子を有し、ここで、前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第1のキャパシタの第2の端子に結合され、ここで、前記第1のトランジスタのソース端子は、電源ノードに結合され、ここで、前記第1のトランジスタのゲート端子は、カレントミラー回路の出力に結合される。前記カレントミラー回路は、電圧制御発振器に供給される電源電流をミラーリングする。
[0020] 開示される実施形態によって提供される少なくとも1つの利点は、レプリカレス(replica-less)のVCOと比較して低減された不安定性を有する、および、レプリカVCOを使用する回路と比較して低減されたノイズおよび/または電力消費を有する、電圧制御発振器(VCO)である。
[0021] 本明細書で開示される回路および方法の、他の態様、特徴、実施形態、並びにバリエーションは、図面の簡単な説明、発明を実施するための形態、および特許請求の範囲といった下記のセクションを含む、明細書全体の考察の後に明らかになるだろう。
[0022] 図1は、発振器および発振減衰回路を含む回路の特定の例示的な実施形態のブロック図である。 [0023] 図2は、発振器および発振減衰回路を含む回路の別の特定の実施形態を示す図である。 [0024] 図3は、発振器および発振減衰回路を含む回路の別の特定の実施形態を示す図である。 [0025] 図4は、発振器および発振減衰回路を含む回路の別の特定の実施形態を示す図である。 [0026] 図5は、発振減衰回路の特定の実施形態を示す図である。 [0027] 図6は、発振減衰回路の別の特定の実施形態を示す図である。 [0028] 図7は、発振減衰回路の別の特定の実施形態を示す図である。 [0029] 図8は、発振器および発振減衰回路を含む回路の別の特定の実施形態を示す図である。 [0030] 図9は、VCOにおいて発振を減衰させる方法を示す1つの実施形態のフローチャートである。 [0031] 図10は、発振器および発振減衰回路を含むワイヤレスデバイスのブロック図である。
[0032] 図1は、VCO 106への電源電圧を調整するレギュレータ102を含む位相ロックループ(PLL:phase locked loop)100を図示する。そうでなければレギュレータ102の出力で発生し得る発振を、実質的に減衰させるかまたはキャンセルするために発振減衰回路104は、レギュレータ102の出力に結合される。発振減衰回路104は、レプリカVCOを使用せずに、レギュレータ102の動作を安定させることができる。
[0033] PLL 100は、基準周波数(Fref)を有する基準信号118を受け取るように、また分周器(divider)124からのPLLフィードバック信号126を受け取るように構成される、位相周波数検出器(PFD:phase-frequency detector)およびチャージポンプ120を含む。PFDおよびチャージポンプ120は、基準信号とPLLフィードバック信号との間で、検出された位相または周波数差に基づいて、出力128を供給するように構成される。PFDおよびチャージポンプ120の出力128は、ループフィルタ122に供給される。ループフィルタ122は、フィルタリングされた信号130をレギュレータ102に供給するように構成される。レギュレータ102は、ノード142を介して電源トランジスタM3 103に出力136を供給するように構成される。電源トランジスタM3 103は、ノード144を介してVCO 106に結合される。VCOの出力132は、分周器124に供給され、分周器124は、PFDおよびチャージポンプ120にPLLフィードバック信号126を供給するように構成される。
[0034] レギュレータ102の出力136は、ループフィルタ122からのフィルタリングされた信号130に応答して、またフィードバックループ110からの入力にさらに応答して、VCO 106に供給される電圧および電流107を制御する。フィードバックループ110は、VCO 106の制御ノード144に結合され、発振減衰回路104のないVCO 106内の、またはVCO 106と並列の、大きなキャパシタンスによって引き起こされる不安定性の影響を受けやすくなり得る。
[0035] 発振減衰回路104は、レギュレータ102の出力に結合されたノード142に結合される出力140を供給し、VCO 106内の、またはVCO 106と並列の、大きなキャパシタンスによって引き起こされる不安定性を回避するように構成される。カレントミラー108は、ノード142に結合され、発振減衰回路104に出力134を供給するように構成される。出力134は、VCO電流107に応答する制御信号として、発振減衰回路104によって受け取られる。例えば、制御信号は、VCO電流107の大きさに基づく電圧を有し得る。発振減衰回路104は、図2に関してより詳細に説明されるように、カレントミラー108からの制御信号に応答してレギュレータ102の出力(例えば、ノード142において)における発振を減衰させるように構成される。
[0036] レギュレータ102の出力において発振を減衰させることによって、発振減衰回路104は、また、レプリカVCOを用いずに発振器106の入力における発振を減衰させる。レギュレータ102の出力において不安定性を回避することは、レプリカVCOを用いずに、トランジスタM3 103のゲートにおいて、およびVCO 106への入力107において、より安定した入力を供給する。レプリカVCOを用いずに不安定性を回避することは、レプリカVCOを使用するPLLと比較して、回路ノイズおよび電力消費を低減させ得る。
[0037] 図2は、図1のPLL100のコンポーネントを含むPLL回路200の特定の実施形態を図示する。PLL回路200は、図1のPFDおよびチャージポンプ120、ループフィルタ122、レギュレータ102、VCO電源トランジスタ(supply transistor)M3 103、発振減衰回路104、VCO 106、分周器124、およびカレントミラー108を含む。VCO 106は、PLL回路200の出力132を供給する。出力132は、周波数Foutを有する。
[0038] VCO 106は、代表的なインバータ232を含む直列に結合されたインバータのリング発振器として図示される。リング発振器の発振周波数は、VCO 106の制御ノード144で供給される電圧および/または電流に応答する。キャパシタ234は、制御ノード144において高周波成分をフィルタリングするために、VCO 106と並列に結合される。
[0039] レギュレータ102は、電源トランジスタM3 103を介して、VCO 106の制御ノード144において電源入力に結合されたノード142に結合される出力を有する演算増幅器(オペアンプ)204を含む。図示されるように、演算増幅器204の出力はVCO電源トランジスタM3 103のゲートに結合され、VCO電源トランジスタM3 103は、VCO 106に電流を供給するように結合される。レギュレータ102は、PLL200のループフィルタ122およびフィードバックループ110に応答する。フィードバックループ110は、VCO 106の入力における(例えば、制御ノード144における)電圧を供給し、演算増幅器204の入力ノード246に供給する。ループフィルタ122の出力電圧は、演算増幅器204の入力ノード244に供給される。
[0040] 発振減衰回路104は、ノード142を介してレギュレータ102の出力に結合される。発振減衰回路104は、抵抗−キャパシタンス(RC)回路を含む。RC回路は、ノード142およびノード250に結合されるキャパシタンス212を含む。RC回路はさらに、トランジスタM1 210によって提供された抵抗を含む。トランジスタM1 210は、カレントミラー108の出力134を受け取るように結合されたゲート端子を有する。トランジスタM1 210のソースは、ノード252を介して電源電圧に結合され、トランジスタM1 210のドレインは、ノード250に結合される。抵抗およびキャパシタンスのうちの少なくとも1つは、VCO 106に供給される電流の量に基づいて可変である。
[0041] 例えば、抵抗またはキャパシタンスのうちの少なくとも1つは、VCO 106に供給される電流の量に基づいて変化する。図2で示される実施形態では、トランジスタM1 210は、可変抵抗を提供するために、三極モード(triode mode)で動作するようにバイアスされる。トランジスタM1 210の抵抗は、VCO 106に供給される電流の量の平方根に実質的に比例する。
[0042] 例えば、カレントミラー回路108は、レギュレータ102の出力に応答し、またトランジスタM1 210のゲートに電圧を供給するように構成される。カレントミラー回路108は、ノード142に結合されるゲートを有するトランジスタM4 236を含む。トランジスタM4 236は、オペアンプ204の出力に応答し、VCO電源トランジスタM3 103を通る電流の少なくとも一部分をミラーリングする。トランジスタM4 236は、トランジスタM4 236を通るミラー電流がトランジスタM6 240を通って流れるように、別のトランジスタM6 240に直列に結合される。トランジスタM6 240を通るミラー電流は、ノード256を介してトランジスタM7 242のゲートおよびトランジスタM5 220のゲートに結合される、トランジスタM6 240のゲートにおける電圧を生成する。直列に結合されたトランジスタM2 238とM7 242のペアを通る電流は、トランジスタM4 236とM6 240を通る電流に比例し、従ってトランジスタM2 238のゲートソース電圧は、VCO 106を通る電流の平方根に比例する。トランジスタM2 238のゲートは、出力134を供給し、発振減衰回路104のトランジスタM1 210のゲートに結合される。結果として、トランジスタM1 210のドレインソース抵抗(Rdsm1)は、VCO 106に供給される電流の平方根に比例する。
[0043] トランジスタM2 238およびトランジスタM1 210のサイジング(sizing)に基づいて、発振減衰回路104は、VCO 106の制御ノード144においてポール(pole)をキャンセルすることを、レギュレータ102のループ利得のゼロ点に行わせるように構成される。例えば、レギュレータ102の開ループ伝達関数(open-loop transfer function)は、ループフィルタ122(例えば、Vctrl)からのレギュレータ102において受け取られる電圧と比較した、制御ノード144(例えば、Vreg)における電圧の比として表されることができる。レギュレータ102の開ループ伝達関数(Vreg/Vctrl)は、1/(1+sRvco*Cl)に比例し、ここで、Rvcoは1/sqrt(Ivco)に比例するVCO 106の等価抵抗であり、(ここで、IvcoはVCO 106に印加された電流である)、そして、Clはキャパシタ234のキャパシタンスである。Rvco*Clは、キャパシタ234によって引き起こされ、Ivcoの平方根に比例するポール周波数(pole frequency)を有するポールに対応する。
[0044] 発振減衰回路104は、(Cc)(Rdsm1)に対応する周波数においてゼロ点を導入し、ここでCcは、キャパシタ212のキャパシタンスであり、Rdsm1は、トランジスタM1 210のドレインソース抵抗である。上述されるように、Rdsm1は、Ivcoの平方根に比例し、従って、発振減衰回路104は、Ivcoの平方根に比例するゼロ点を導入する。キャパシタ212のキャパシタンスおよびトランジスタM1 210の物理的特性は、発振減衰回路104によって導入されるゼロ点が、キャパシタ234によって引き起こされるポールをキャンセル(または実質的にキャンセル)するように選択され得る。ゼロ点は、さらに、VCO 106が調整される際に、およびVCO 106のインピーダンスが変化する際に発生し得るIvcoにおける変化で、ポールを追跡する。
[0045] トランジスタM1 210およびキャパシタ212に加えて、またはトランジスタM1 210およびキャパシタ212の代替として、発振減衰回路104は、ノード142と、ノード254を通るトランジスタM5 220とに接続されたキャパシタ222を含み得る。トランジスタM5 220のゲートは、ノード256に結合され、従って、トランジスタM6 240を通る電流をミラーリングする。第2のトランジスタM5 220によって提供されるドレインソース抵抗は、トランジスタM1 210に関して説明されたのと同様の方法でIvcoの平方根とともに変化する。結果として、トランジスタM5 220およびキャパシタ222は、キャパシタ234によって引き起こされたポールをキャンセル(または、実質的にキャンセル)し得るゼロ点を導入する。ゼロ点は、Ivcoにおける変化でポールを追跡する。
[0046] 発振減衰回路104は、PLL内に実装されるように図1および2に示されるが、他の実施形態では、発振減衰回路104は、代わりに発振器回路の別のタイプで実装され得る。図2は、ポールを追跡するために可変である際のトランジスタM1 210の(および/または第2のトランジスタM5 220の)ドレインソース抵抗を示すが、他の実施形態では、キャパシタ212(および/または第2のキャパシタ222)のキャパシタンスは、トランジスタM1 210またはトランジスタM5 220のドレインソース抵抗の変化に加えて、またはそれに代わって、ポールを追跡するために可変であり得る。VCO 106は、リング発振器として説明されるが、他の実施形態では、VCO 106は、インダクタ−キャパシタ(LC)−タイプのVCOのような、別のタイプの発振器であり得る。
[0047] 図3は、図1のPLL100のコンポーネントを含むPLL回路300の特定の実施形態を示す。PLL回路300は、図1のPFDおよびチャージポンプ120、ループフィルタ122、レギュレータ102、VCO電源トランジスタM3 103、発振減衰回路104、VCO 106、分周器124、およびカレントミラー108を含む。VCO 106は、PLL回路300の出力132を供給する。図2のPLL200と比較すると、図3のPLL回路300の発振減衰回路104は、トランジスタM1 210およびキャパシタ212を含むが、図2のキャパシタ222およびトランジスタM5 220を含まない。キャパシタ212および/またはトランジスタM1 210の物理的特性(例えば、サイズ)は、図2のキャパシタ222およびトランジスタM5 220の寄与がなくとも、ノード142における発振の減衰を提供するように選択される。
[0048] レギュレータ102は、ノード244およびノード246に結合される入力を有し、ノード142に結合される出力を有する図2の演算増幅器(オペアンプ)204を含む。
[0049] トランジスタM2 238およびトランジスタM1 210のサイジングに基づいて、発振減衰回路104は、図2に関して説明されるのと同様の方法で、VCO 106の制御ノード144においてポールをキャンセルすることをレギュレータ102のループ利得のゼロ点に行わせるように構成される。発振減衰回路104は、(Cc)(Rdsm1)に対応する周波数においてゼロ点を導入し、ここでCcは、キャパシタ212のキャパシタンスであり、Rdsm1は、トランジスタM1 210のドレインソース抵抗である。キャパシタ212のキャパシタンスおよびトランジスタM1 210の物理的特性は、発振減衰回路104によって導入されるゼロ点が、キャパシタ234によって引き起こされるポールをキャンセル(または実質的にキャンセル)するように選択され得る。ゼロ点は、さらに、VCO 106が調整される際に、およびVCO 106のインピーダンスが変化する際に発生し得るIvcoにおける変化でポールを追跡する。
[0050] 発振減衰回路104は、PLL内に実装されるように図3に示されているが、他の実施形態では、発振減衰回路104は、代わりに発振回路の別のタイプで実装され得る。図3は、ポールを追跡するために可変であるようなトランジスタM1 210のドレインソース抵抗を示すが、他の実施形態では、キャパシタ212のキャパシタンスは、トランジスタM1 210のドレインソース抵抗の変化に加えて、またはそれに代わって、ポールを追跡するために可変であり得る。VCO 106は、リング発振器として説明されるが、他の実施形態では、VCO 106は、インダクタ−キャパシタ(LC)−タイプVCOのような、別のタイプの発振器であり得る。
[0051] 図4は、図1のPLL100のコンポーネントを含むPLL回路400の特定の実施形態を示す。PLL回路400は、図1のPFDおよびチャージポンプ120、ループフィルタ122、レギュレータ102、VCO電源トランジスタM3 103、発振減衰回路104、VCO 106、分周器124、およびカレントミラー108を含む。VCO 106は、PLL回路400の出力132を供給する。図2のPLL200と比較すると、図4の発振減衰回路104は、トランジスタM5 220およびキャパシタンス222を含むが、図2のトランジスタM1 210およびキャパシタンス212を含まない。キャパシタンス220および/またはトランジスタM5 222の物理的特性(例えば、サイズ)は、図2のトランジスタM5 210 およびキャパシタンス212の寄与がなくとも、ノード142において発振の減衰を提供するように選択され得る。
[0052] 図4のミラー回路108は、トランジスタM4 236およびトランジスタM6 240を含むが、図2のトランジスタM2 238およびトランジスタM7 242を含まない。
[0053] トランジスタM5 220およびトランジスタM6 240のサイジングに基づいて、発振減衰回路104は、図2に関して説明されるのと同様の方法で、VCO 106の制御ノード144においてポールをキャンセルすることをレギュレータ102のループ利得のゼロ点に行わせるように構成される。発振減衰回路104は、(Cc)(Rdsm1)に対応する周波数においてゼロ点を導入し、ここでCcは、キャパシタ222のキャパシタンスであり、Rdsm1は、トランジスタM5 220のドレインソース抵抗である。キャパシタ222のキャパシタンスおよびトランジスタM5 220の物理的特性は、発振減衰回路104によって導入されるゼロ点が、キャパシタ234によって引き起こされるポールをキャンセル(または実質的にキャンセル)するように選択され得る。ゼロ点は、また、VCO 106が調整される際に、およびVCO 106のインピーダンスが変化する際に発生し得るIvcoにおける変化を用いてポールを追跡する。
[0054] 発振減衰回路104は、PLL内に実装されるように図4に示されているが、別の実施形態では、発振減衰回路104は、代わりに発振回路の別のタイプで実装され得る。図4は、ポールを追跡するために可変であるようにトランジスタM5 220のドレインソース抵抗を示すが、他の実施形態では、キャパシタ222のキャパシタンスは、トランジスタM5 220のドレインソース抵抗の変化に加えて、またはそれに代わって、ポールを追跡するために可変であり得る。VCO 106は、リング発振器として説明されるが、他の実施形態では、VCO 106は、インダクタ−キャパシタ(LC)−タイプVCOのような、別のタイプの発振器であり得る。
[0055] 図5は、図1の発振減衰回路104およびレギュレータ102の実施形態を示す。レギュレータ102は、オペアンプ204、入力ノード244および246を有し、図2−4に関して説明されるようなノード142に結合される。発振減衰回路104は、ノード142を介してレギュレータ102の出力に結合される。発振減衰回路104は、ノード252とノード250との間で結合された可変抵抗502を含む。発振減衰回路104は、さらに、ノード250に結合された第1の端子と、ノード142に結合された第2の端子とを有する可変キャパシタンス504を含む。図2−4に示された実施形態、そこでは発振減衰回路104は、可変抵抗を介して可変インピーダンス(例えば、トランジスタM1 210および/またはトランジスタM5 202の)を提供する、と比較すると、図4の発振減衰回路104は、可変キャパシタンス504を介して可変インピーダンスを提供する。
[0056] 可変キャパシタンス504の値は、可変キャパシタンス504についての値が、図2−4のキャパシタ234によって生成されるポールをキャンセルまたは実質的にキャンセルするような抵抗502に関連するように、選択され得る。1つの実施形態では、可変キャパシタンス504は、トランジスタ506におけるゲートキャパシタンスを使用して実装され得る。トランジスタ506は、ノード248に結合されたゲートと、制御電圧Vctrlを受け取るように結合されたソースおよびドレインとを有し得る。例えば、トランジスタ506のソースおよびドレインは、図1のカレントミラー回路の出力134に結合され得る。トランジスタ506のボディ端子は、ノード250に結合され得、トランジスタ506のゲートは、ノード142に結合され得る。しかしながら、可変キャパシタの他の構成または実装は、可変キャパシタ504として使用され得る。
[0057] 図5の発振減衰回路104における可変抵抗502および可変キャパシタンス504は、図2または3の発振減衰回路104のトランジスタM1 210およびキャパシタンス212と置き換えて使用され得るか、あるいは図2または4のトランジスタM5 220およびキャパシタンス222と置き換えて使用され得るか、またはそれらの組み合わせであり得る。
[0058] 図6は、可変キャパシタンス604および可変抵抗606を含む発振減衰回路104の別の実施形態を示す。可変キャパシタンス604は、ノード248に結合され、ノード250に結合される。可変抵抗606は、ノード250に結合され、ノード252に結合される。可変キャパシタンス604と可変抵抗606との間の関係は、発振減衰回路104によって導入されたゼロ点が、図2−4のキャパシタ234によって生成されるポールをキャンセルまたは実質的にキャンセルするように決定され得る。
[0059] 図7は、可変インダクタンス704、可変抵抗706、および可変キャパシタンス702を含む発振減衰回路104の別の実施形態を示す。可変キャパシタンス702は、ノード248に結合され、ノード250に結合される。可変インダクタンス704は、ノード250に結合され、ノード251に結合される。可変抵抗706は、ノード251に結合され、またノード252に結合される。発振減衰回路104は、発振減衰回路104によって導入されるゼロ点が、図2−4のキャパシタ234によって生成されるポールをキャンセルまたは実質的にキャンセルするように決定され得る可変インピーダンスを備えたRC回路と同様に、動作する。
[0060] 発振減衰回路104の他の実施形態は、1つまたは複数のキャパシタンス、1つのインダクタンス、または抵抗が、カレントミラー回路109の出力134のような制御電圧によって制御され可変である場合の回路を含み得る。例えば、発振減衰回路104は、可変キャパシタンス、およびインダクタンスと抵抗の相対的に固定された値、可変インダクタンス、およびキャパシタンスと抵抗の相対的に固定された値、可変抵抗、およびキャパシタンスとインダクタンスの相対的に固定された値、可変キャパシタンスと可変インダクタンス、および抵抗の相対的に固定された値、可変インダクタンスと可変抵抗、およびキャパシタンスの相対的に固定された値、並びに、可変キャパシタンスと可変抵抗、およびインダクタンスの相対的に固定された値を含み得る。キャパシタンス、抵抗、およびインダクタンスの間の関係は、発振減衰回路104によって導入されたゼロ点が、図2−4のキャパシタ234によって生成されるポールをキャンセルまたは実質的にキャンセルするように選択され得る。発振減衰回路の1つの利点は、使用される特定の回路設計に関わらず、発振減衰回路がレプリカVCOを使用せずに、発振器の入力において発振を減衰させることであり得る。従って、発振減衰回路の使用は、レプリカVCOを使用せずに、レギュレータの出力において不安定性を回避し得る。レプリカVCOを使用せずに不安定性を回避することは、レプリカVCOを使用するPLLと比較して、回路ノイズおよび電力消費を低減させ得る。
[0061] マイクロプロセッサクロック分配回路(microprocessor clock distribution circuit)に結合されたクロック生成回路800の実施形態が図8で図示される。クロック生成回路800は、図1のレギュレータ102、発振減衰回路104、カレントミラー108、およびVCO 106を含む。レギュレータ102は、入力802を受け入れ、またノード142を介して電源トランジスタM3 103への出力を供給するように構成される。電源トランジスタM3 103は、ノード144を介してVCO 106に結合される。レギュレータ102は、さらに、出力134を受け取る、発振減衰回路104に、およびカレントミラー108に入力を供給する。VCO 106の出力132は、マイクロプロセッサクロック分配回路804へのクロック信号として供給される。クロック分配回路804は、レジスタ、インターフェースのような他の回路に、あるいは他の回路またはコンポーネントにクロッキング信号を供給するための1つまたは複数のバッファまたは他の回路を含み得る。
[0062] 図9は、図2−8の発振減衰回路104のような発振減衰回路を含むPLL回路を使用する方法の特定の実施形態を示す。902において、電圧は、レギュレータが電源トランジスタのゲートに結合されるレギュレータの出力において、調節される。904において、電源トランジスタがレギュレータの電圧出力によって調節されたゲートを備えると、電源電流(supply current)は、調節されたゲート電圧に基づいてVCOに供給される。
[0063] 906において、ミラー電流は、調節された電圧に基づいてミラーカレント回路内で調節され、それは、トランジスタのゲートソース電圧に、電源電流の平方根に比例する電流値をミラーリングするようにさせる。
[0064] 908において、RC回路内のトランジスタのゲートは、カレントミラー回路のトランジスタのゲート電圧でバイアスされ、RC回路内のトランジスタに、電源の平方根の逆数(1/(sqrt(Ivco))に比例するドレイン−ソース間の抵抗を有するようにさせる。例えば、図2のトランジスタM1 210のゲートは、ミラー回路108の出力134によってバイアスされる。
[0065] 910において、電源電流の平方根(1/(sqrt(Ivco))に比例するポール周波数を伴うポールを導入するフィードバックループにおいて、キャパシタによって引き起こされる発振は、(1/(sqrt(Ivco))に比例するゼロ周波数を有するレギュレータの出力に結合されるRC回路によって導入されるゼロ点を使用して減衰される。
[0066] 図10を参照すると、ワイヤレスデバイス1000のブロック図が図示される。ワイヤレスデバイス1000は、発振器と、図1−8に関して説明される回路104のような発振減衰回路とを含む。
[0067] ワイヤレスデバイス1000は、メモリ1032に結合された、デジタル信号プロセッサ(DSP)のようなプロセッサ1010を含む。図10は、さらに、プロセッサ1010に結合され、ディスプレイ1028に結合されたディスプレイコントローラ1026を示す。符号器/復号器(CODEC)1034が、さらに、プロセッサ1010にも結合され得る。スピーカ1036およびマイクロフォン1038は、CODEC1034に結合され得る。ワイヤレスコントローラ1040は、プロセッサ1010に結合され、アンテナ1042に結合され得る。
[0068] 特定の実施形態では、ワイヤレスデバイス1000は、タイミング基準信号1074を生成するように構成されたサブシステム1070を含む。例えば、タイミング基準信号1074は、ワイヤレスデバイス1000の1つまたは複数のコンポーネントにシステムクロックを供給するために、クロック分配回路1072に供給され得る。図示されるように、システムクロックは、命令サイクルを調整するためにプロセッサ1010によって使用され得る。別の例として、システムクロックは、ワイヤレス信号の変調および/または復調を容易にするための周波数基準として、ワイヤレスコントローラ1040に供給され得る。サブシステム1070は、プロセッサ1010内に含まれるものとして図10に図示されるが、別の実施形態では、サブシステム1070は、ワイヤレスコントローラ1040内、CODEC1034内、またはディスプレイコントローラ1026内のような、ワイヤレスデバイス1000の他のコンポーネント内に含まれ得る。
[0069] サブシステム1070は、VCO 1084への電源電圧(supply voltage)を調整するためのレギュレータ1088を含むPLL回路を含む。発振減衰回路1092は、レギュレータ1088の出力に結合される。位相周波数検出器(PFD)およびチャージポンプ1098は、基準周波数を有する基準信号(Fref)を受け取り、また分周器1082からのフィードバック信号を受け取る。PFDおよびチャージポンプ1098は、基準信号とフィードバック信号との間の検出された位相または周波数の差に基づいて出力を供給する。出力は、フィルタリングされた信号をレギュレータ1088に供給するループフィルタ1096に供給される。レギュレータ1088は、VCO 1084に結合された電源トランジスタ1094に出力を供給する。VCO 1084の出力は、分周器1082に供給される。レギュレータ1088の出力は、ループフィルタ1096からの入力およびフィードバックループ1086からの入力に応答してVCO 1084への電圧および電流を制御する。カレントミラー1090は、発振減衰回路1092に制御信号を供給する。制御信号は、VCO 1084への電流に応答する。発振減衰回路1092は、カレントミラー1090からの制御信号に応答して、レギュレータ1088の出力において発振を減衰させる。説明のために、発振減衰回路1092は、図1−8のいずれかの発振減衰回路104に対応し得る。
[0070] メモリ1032は、実行可能な命令1048を含む、有形の非一時的なプロセッサ読み取り可能な記憶媒体(tangible non-transitory processor-readable storage medium)であるか、またはそれを含み得る 。命令1048は、VCO 1084に供給される電流を制御するレギュレータ1088の出力において発振を減衰させるために、受け取った電圧に応じて、可変抵抗または可変キャパシタンス、あるいはその両方を利用可能にし、許可し、または提供するために、VCO 1084に供給される電流に基づいて電圧を受け取ることを利用可能にし、許可し、または制御するために、プロセッサ1010のようなプロセッサによって実行され得る。
[0071] 特定の実施形態では、プロセッサ1010、ディスプレイコントローラ1026、メモリ1032、CODEC1034、およびワイヤレスコントローラ1040が、システムインパッケージまたはシステムオンチップのデバイス1022内に含まれる。特定の実施形態では、入力デバイス1030および電源1044が、システムオンチップのデバイス1022に結合される。さらに、特定の実施形態では、ディスプレイ1028、スピーカ1036、マイクロフォン1038、アンテナ1042、および電源1044は、システムオンチップのデバイス1022の外部にある。しかしながら、ディスプレイ1028、入力デバイス1030、スピーカ1036、マイクロフォン1038、アンテナ1042、および電源1044のうちのそれぞれは、インターフェースまたはコントローラなどのシステムオンチップのデバイス1022のコンポーネントに結合され得る。
[0072] 上述された実施形態に関連して、装置は、発振信号を生成するための手段を含むように開示される。例えば、発振信号を生成するための手段は、図1または図2における、VCO 106、1つまたは複数のリング発振器、1つまたは複数のインダクタンス−キャパシタンス(LC)タイプ発振器、1つまたは複数のデジタル発振器、発振出力を生成するための命令を実行するように構成されたプロセッサ、発振出力を生成するように構成された1つまたは複数の他の回路またはデバイス、あるいはそれらのいずれかの組み合わせを含み得る。
[0073] 装置はまた、生成するための手段の電源入力を調整するための手段を含む。例えば、調整するための手段は、図1のレギュレータ102、図2の演算増幅器204、1つまたは複数の他のレギュレータ回路またはデバイス、電源入力を調整するための命令を実行するように構成されたプロセッサ、電源入力を調整するように構成された1つまたは複数の他の回路またはデバイス、並びにそれらのいずれかの組み合わせを含み得る。
[0074] 装置はまた、発振を減衰させるための手段を含む。減衰させるため手段は、調整するための手段の出力に結合される。減衰させるための手段の抵抗またはキャパシタンス、あるいはその両方は、生成するための手段に供給される電流の量に基づいて変化するように構成される。例えば、減衰させるための手段は、抵抗M1 210およびキャパシタンス212もまた含む、図2の発振減衰回路104を含み得る。抵抗M1 210は、VCO 106に供給される電流107の量に基づいて変化する。代替的に、または組み合わせで、減衰させるための手段は、図3−8に示されるような1つまたは複数の他の減衰回路またはデバイス、電源入力の発振の減衰を減衰させるかまたは制御するための命令を実行するように構成されたプロセッサ、発振を減衰させるように構成された1つまたは複数の他の回路またはデバイス、あるいはそれらのいずれかの組合せを含み得る。
[0075] 発振を減衰させるための手段は、ループ利得のゼロ点をもたらすことによって、生成するための手段におけるポールを実質的にキャンセルし得る。例えば、減衰させるための手段は、図2のトランジスタM2 238およびトランジスタM1 210がレギュレータ102のゼロ点を引き起こし得るように構成され得、それは、VCO 106の制御ノード144においてポールをキャンセルし得る。
[0076] 減衰させるための手段の抵抗またはキャパシタンスは、生成するための手段に供給される電流の量の平方根に実質的に比例して変化するように構成され得る。例えば、図2のトランジスタM2 238およびトランジスタM7 242のような直列に結合されたトランジスタのペアを通る電流は、図2のトランジスタM4 236およびトランジスタM6 240の両方を通る電流に比例し得る。トランジスタM2 238のゲートソース電圧は、生成するための手段に供給される電流107の平方根に比例し得る。トランジスタM2 238のゲートは、発振減衰回路104のトランジスタM1 210のゲートに結合される。結果として、トランジスタM1 210のドレインソース抵抗は、VCO 106に供給された電流の平方根に比例する。
[0077] 当業者であれば、また、本開示の利点を用いて、本明細書に開示された実施形態に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、プロセッサによって実行されるコンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実装されうることをさらに理解するであろう。様々な例示的なコンポーネント、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップが、一般にそれらの機能の観点から上記に説明されている。このような機能がハードウェアとして実装されるか、あるいはプロセッサ実行可能な命令として実装されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。当業者であれば、説明された機能を特定のアプリケーションごとに様々な方法で実装しうるが、このような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものであると解釈されるべきではない。
[0078] 本明細書に開示された実施形態に関連して説明される方法またはアルゴリズムは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはこれら2つの組み合わせにおいて、具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリEEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、あるいは当該技術において周知である任意の他の形状の非一時的な記憶媒体内に存在しうる。例示的な記憶媒体は、プロセッサがこの記憶媒体から情報を読み取り、またこの記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替的に、記憶媒体はプロセッサに統合され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、特定用途向け集積回路(ASIC)に存在しうる。ASICは、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末内に存在し得る。代替的に、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末内に個別のコンポーネントとして存在し得る。
[0079] 開示された実施形態の先の説明は、当業者が開示された実施形態を製造または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態に対する様々な変更は、当業者および本開示の恩恵を受ける人に対して容易に理解されるだろう。本明細書で定義される原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書に示される実施形態に制限されることが意図されるものではなく、下記の請求項によって定義されるような原理および新規の特徴と一致する可能な限り最も広い範囲が与えられるべきものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
回路であって、
電源入力を有する電圧制御発振器(VCO)と、
前記VCOの前記電源入力に結合された出力を有するレギュレータと、
前記レギュレータの前記出力に結合された出力を有する発振減衰回路と
を備え、
ここにおいて、前記発振減衰回路のインピーダンスは、前記VCOの前記電源入力に供給される電流に基づいて変化するように構成される、回路。
[C2]
前記発振減衰回路は、前記VCOの前記電源入力に結合された制御ノードにおいて、ポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、C1に記載の回路。
[C3]
前記発振減衰回路は、第1のトランジスタを備え、ここにおいて、前記第1のトランジスタは、可変抵抗を提供するために三極モードにおいて前記第1のトランジスタを動作するようにバイアスされるゲートを有し、前記可変抵抗は、前記VCOに供給される電流の量の平方根に実質的に比例する、C2に記載の回路。
[C4]
前記レギュレータの前記出力に結合された入力を有し、前記第1のトランジスタの前記ゲートに結合された出力を有するカレントミラー回路をさらに備え、ここにおいて、前記カレントミラーは、前記第1のトランジスタの前記ゲートに電圧を供給するように構成され、前記電圧は、前記VCOに供給される電流の量の前記平方根に対応する、C3に記載の回路。
[C5]
前記レギュレータは、VCO電源トランジスタのゲートに結合された出力を有する演算増幅器を備え、ここにおいて、前記VCO電源トランジスタのソースは、前記VCOの前記電源入力に前記電流を供給するために前記VCOの前記電源入力に結合される、C1に記載の回路。
[C6]
前記演算増幅器の入力に、前記VCOの前記電源入力における電圧を供給するためのフィードバックループをさらに備える、C5に記載の回路。
[C7]
前記VCOは、位相ロックループ(PLL)の出力を提供し、前記レギュレータは、前記PLLのループフィルタの出力に結合された入力を有する、C6に記載の回路。
[C8]
前記発振減衰回路は、抵抗−キャパシタンス(RC)回路を備える、C1に記載の回路。
[C9]
電圧制御発振器において発振を減衰させるための方法であって、前記方法は、
電圧制御発振器(VCO)に供給される電流に基づいて電圧を受け取ることと、
可変インピーダンスを使用して発振を減衰させることと
を備え、
ここにおいて、前記可変インピーダンスは、前記VCOに供給される前記電流を制御するレギュレータの出力における前記電圧に応答する、方法。
[C10]
前記可変インピーダンスにおいて受け取った前記電圧は、さらに、前記レギュレータの前記出力に結合された抵抗−キャパシタンス(RC)回路内のトランジスタのゲートにおいて受け取った前記電圧を備える、C9に記載の方法。
[C11]
前記可変インピーダンスは、前記RC回路内の可変抵抗または可変キャパシタンスのうちの少なくとも1つを備える、C10に記載の方法。
[C12]
可変抵抗または可変キャパシタンスのうちの前記少なくとも1つは、前記RC回路内の可変抵抗を備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記可変インピーダンスは、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせるように構成可能である、C9に記載の方法。
[C14]
命令を備えた非一時的なコンピュータ読取可能媒体であって、前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、
電圧制御発振器(VCO)に供給される電流に基づいて電圧を受け取ることと、
前記VCOに供給される前記電流を制御するレギュレータの出力において、前記電圧に応じた可変インピーダンスを使用して発振を減衰させることと、
を備える動作を制御することを行わせる、非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
[C15]
前記可変インピーダンスで受け取った前記電圧は、さらに、前記レギュレータの前記出力に結合された抵抗−キャパシタンス(RC)回路内のトランジスタのゲートにおいて受け取った前記電圧を備える、C14に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
[C16]
前記RC回路内の前記可変インピーダンスは、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、C15に記載のコンピュータ読取可能媒体。
[C17]
前記可変インピーダンスは、前記RC回路内の可変キャパシタンスを備え、前記可変キャパシタンスは、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、C16に記載のコンピュータ読取可能媒体。
[C18]
装置であって、
発振信号を生成するための手段と、
前記生成するための手段の電源入力を調整するための手段と、
発振を減衰させるための手段と、前記減衰させるための手段は前記調整するための手段の出力に結合される、
を備え、
ここにおいて、前記減衰させるための手段のインピーダンスは、前記生成するための手段に供給される電流に基づいて変化するように構成される、装置。
[C19]
前記減衰させるための手段は、前記調整するための手段においてループ利得のゼロ点をもたらすことによって、前記生成するための手段においてポールを実質的にキャンセルする、C18に記載の装置。
[C20]
可変抵抗または可変キャパシタンスのうちの少なくとも1つを備える前記インピーダンスは、前記生成するための手段に供給される電流の量の平方根に実質的に比例して変化するように構成される、C19に記載の装置。
[C21]
回路であって、
レギュレータの出力に結合された発振減衰回路
を備え、
ここにおいて、前記発振減衰回路は、
前記レギュレータの出力に結合された第1の端子を有し、且つ第2の端子を有する第1のキャパシタと、
ゲート端子、ドレイン端子、およびソース端子を有する第1のトランジスタと
を含み、
ここにおいて、前記第1のトランジスタの前記ドレイン端子は、前記第1のキャパシタの前記第2の端子に結合され、ここにおいて、前記第1のトランジスタの前記ソース端子は、電源ノードに結合され、ここにおいて、前記第1のトランジスタの前記ゲート端子は、電圧制御発振器(VCO)の電源電流をミラーリングするように構成されるカレントミラー回路の出力に結合される、回路。
[C22]
前記発振減衰回路は、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、C21に記載の回路。
[C23]
前記発振減衰回路の第1のトランジスタは、前記VCOに供給される電流の量の平方根に実質的に比例する可変抵抗を提供する、C22に記載の回路。
[C24]
前記発振減衰回路は、第1の接続および第2の接続を有する第2のキャパシタと、ゲート接続、ソース接続、およびドレイン接続を有する第2のトランジスタとを備え、第2のキャパシタの第1の接続は、前記レギュレータの前記出力に結合され、前記第2のキャパシタの第2の接続は、前記第2のトランジスタのドレインに結合され、前記第2のトランジスタのゲートは、レギュレータ出力に結合される、C21に記載の回路。

Claims (24)

  1. 回路であって、
    電源入力を有する電圧制御発振器(VCO)と、
    前記VCOの前記電源入力に結合された出力を有するレギュレータと、
    第1の減衰部分と第2の減衰部分とを備える発振減衰回路と、ここにおいて、前記第1の減衰部分は、前記レギュレータの前記出力と、前記VCOの前記電源入力に電流を供給する正の電源ノードとの間で結合され、前記発振減衰回路のインピーダンスは、前記VCOの前記電源入力に供給される前記電流に基づいて変化するように構成され、前記第2の減衰部分は、前記レギュレータの前記出力と、前記回路の接地電位との間で結合される、
    前記VCOの前記電源入力に供給される前記電流をミラーリングするように構成されたカレントミラー回路と、ここにおいて、前記第2の減衰部分は、前記カレントミラー回路に結合される、
    を備える、回路。
  2. 前記発振減衰回路は、前記VCOの前記電源入力に結合された制御ノードにおいて、ポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、請求項1に記載の回路。
  3. 前記発振減衰回路は、第1のトランジスタを備え、ここにおいて、前記第1のトランジスタは、可変抵抗を提供するために三極モードにおいて前記第1のトランジスタを動作するようにバイアスされるゲートを有し、前記可変抵抗は、前記VCOに供給される電流の量の平方根に実質的に比例する、請求項2に記載の回路。
  4. 前記カレントミラー回路は、前記レギュレータの前記出力に結合された入力と、前記第1のトランジスタの前記ゲートに結合された出力とを有し、前記カレントミラー回路は、前記第1のトランジスタの前記ゲートに電圧を供給するように構成され、前記電圧は、前記VCOに供給される電流の量の前記平方根に対応する、請求項3に記載の回路。
  5. 前記レギュレータは、VCO電源トランジスタのゲートに結合された出力を有する演算増幅器を備え、ここにおいて、前記VCO電源トランジスタのドレインは、前記VCOの前記電源入力に前記電流を供給するために前記VCOの前記電源入力に結合される、請求項1に記載の回路。
  6. 前記演算増幅器の入力に、前記VCOの前記電源入力における電圧を供給するためのフィードバックループをさらに備える、請求項5に記載の回路。
  7. 前記VCOは、位相ロックループ(PLL)の出力を提供し、前記レギュレータは、前記PLLのループフィルタの出力に結合された入力を有する、請求項6に記載の回路。
  8. 前記発振減衰回路は、抵抗−キャパシタンス(RC)回路を備える、請求項1に記載の回路。
  9. 電圧制御発振器において発振を減衰させるための方法であって、前記方法は、
    減衰回路が前記電圧制御発振器(VCO)に供給される電流に基づいて電圧を受け取ることと、
    可変インピーダンスを提供するために前記減衰回路を使用して発振を減衰させることと、ここにおいて、前記減衰回路は、第1の減衰部分と第2の減衰部分とを備え、前記第1の減衰部分は、レギュレータの出力と、前記VCOに前記電流を供給する正の電源ノードとの間で結合され、前記可変インピーダンスは、前記VCOに供給される前記電流を制御する前記レギュレータの前記出力における電圧に応答し、前記第2の減衰部分は、前記レギュレータの前記出力と、前記減衰回路の接地電位との間で結合される、
    カレントミラー回路を介して前記VCOに供給される前記電流をミラーリングすることと、ここにおいて、前記第2の減衰部分は、前記カレントミラー回路に結合される、
    を備える、方法。
  10. 前記VCOに供給される前記電流に基づいて前記電圧を受け取ることは、前記レギュレータの前記出力に結合された抵抗−キャパシタンス(RC)回路内のトランジスタのゲートにおいて前記電圧を受け取ることを備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記可変インピーダンスは、前記RC回路内の可変抵抗または可変キャパシタンスのうちの少なくとも1つを備える、請求項10に記載の方法。
  12. 可変抵抗または可変キャパシタンスのうちの前記少なくとも1つは、前記RC回路内の可変抵抗を備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記可変インピーダンスは、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせるように構成可能である、請求項9に記載の方法。
  14. 命令を備えた非一時的なコンピュータ読取可能媒体であって、前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、
    減衰回路が電圧制御発振器(VCO)に供給される電流に基づいて電圧を受け取ることと、
    可変インピーダンスを提供するために前記減衰回路を使用して発振を減衰させることと、ここにおいて、前記減衰回路は、第1の減衰部分と第2の減衰部分とを備え、前記第1の減衰部分は、レギュレータの出力と、前記VCOに前記電流を供給する正の電源ノードとの間で結合され、前記可変インピーダンスは、前記VCOに供給される前記電流を制御する前記レギュレータの前記出力における電圧に応答し、前記第2の減衰部分は、前記レギュレータの前記出力と、前記減衰回路の接地電位との間で結合される、
    カレントミラー回路を介して前記VCOに供給される前記電流をミラーリングすることと、ここにおいて、前記第2の減衰部分は、前記カレントミラー回路に結合される、
    を備える動作を制御することを行わせる、非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
  15. 前記電圧を受け取ることは、前記レギュレータの前記出力に結合された抵抗−キャパシタンス(RC)回路内のトランジスタのゲートにおいて前記電圧を受け取ることを備える、請求項14に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
  16. 前記RC回路内の前記可変インピーダンスは、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、請求項15に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
  17. 前記可変インピーダンスは、前記RC回路内の可変キャパシタンスを備え、前記可変キャパシタンスは、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、請求項16に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
  18. 装置であって、
    発振信号を生成するための手段と、
    前記生成するための手段の電源入力を調整するための手段と、
    発振を減衰させるための手段と、ここで、前記減衰させるための手段は、第1の減衰部分と第2の減衰部分とを備え、ここにおいて、前記第1の減衰部分は、前記調整するための手段の出力と、前記生成するための手段に電流を供給する正の電源ノードとの間で結合され、前記減衰させるための手段のインピーダンスは、前記生成するための手段に供給される前記電流に基づいて変化するように構成され、前記第2の減衰部分は、前記調整するための手段の前記出力と、前記装置の接地電位との間で結合される、
    前記生成するための手段に供給される前記電流をミラーリングするための手段と、ここにおいて、前記第2の減衰部分は、前記ミラーリングするための手段に結合される、
    を備える、装置。
  19. 前記減衰させるための手段は、前記調整するための手段においてループ利得のゼロ点をもたらすことによって、前記生成するための手段においてポールを実質的にキャンセルする、請求項18に記載の装置。
  20. 前記インピーダンスは、前記生成するための手段に供給される電流の量の平方根に実質的に比例して変化するように構成可能である、可変抵抗または可変キャパシタンスのうちの少なくとも1つを備える、請求項19に記載の装置。
  21. 回路であって、
    第1の減衰部分と第2の減衰部分とを備える発振減衰回路、
    を備え、
    ここにおいて、前記第1の減衰部分は、レギュレータの出力に結合され、
    前記レギュレータの前記出力に結合された第1の端子を有し、且つ第2の端子を有する第1のキャパシタと、
    ゲート端子、ドレイン端子、およびソース端子を有する第1のトランジスタと、ここにおいて、前記第1のトランジスタの前記ドレイン端子は、前記第1のキャパシタの前記第2の端子に結合され、前記第1のトランジスタの前記ソース端子は、正の電源ノードに結合され、前記第1のトランジスタの前記ゲート端子は、電圧制御発振器(VCO)の電源電流をミラーリングするように構成されるカレントミラー回路の出力に結合され、前記第2の減衰部分は、前記レギュレータの前記出力と、前記回路の接地電位との間で結合され、前記第2の減衰部分は、前記カレントミラー回路に結合される、
    を含む、回路。
  22. 前記発振減衰回路は、前記VCOの制御ノードにおいてポールを実質的にキャンセルすることを前記レギュレータのループ利得のゼロ点に行わせる、請求項21に記載の回路。
  23. 前記発振減衰回路の第1のトランジスタは、前記VCOに供給される電流の量の平方根に実質的に比例する可変抵抗を提供する、請求項22に記載の回路。
  24. 前記第2の減衰部分は、
    第1の接続および第2の接続を有する第2のキャパシタと、
    ゲート接続、ソース接続、およびドレイン接続を有する第2のトランジスタと、ここにおいて、第2のキャパシタの第1の接続は、前記レギュレータの前記出力に結合され、前記第2のキャパシタの第2の接続は、前記第2のトランジスタのドレインに結合され、前記第2のトランジスタのゲートは、前記カレントミラー回路に結合される、
    を備える、請求項21に記載の回路。
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