JP6590483B2 - 発振回路 - Google Patents

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Description

本発明は、発振回路、特にクロック信号を生成する発振回路に関する。
ディジタル回路が形成されている半導体チップの出荷前のテストでは、通常使用時のクロック周波数でこれを動作させることにより良品、及び不良品の判定を行う。ところで、フラッシュメモリ等のメモリが形成されている半導体チップをテストする場合には、全メモリ領域に対してデータの書込及び読出を実施しなければならない為、テストに費やされる時間が長くなる。そこで、テスト時間の短縮を図る為に、クロック信号の周波数を通常使用時の周波数よりも高くすることが考えられる。
しかしながら、クロック信号を生成する発振回路が半導体チップ内部に設けられている場合には、クロック信号の周波数を通常使用時の周波数よりも高くすることが出来ない。
そこで、テスト用のマスタクロック信号を入力する為の外部端子を設け、テスト時には、内部生成されたマスタクロック信号に代えて、上記した外部端子から入力されたテスト用のマスタクロック信号を用いてメモリセルの制御を行わせるようにした半導体記憶装置が提案された(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−73686号
しかしながら、上記した半導体記憶装置をテストする為には、LSIテスタ側に、テスト用のマスタクロック信号を生成する回路を設ける必要があり、LSIテスタのコストが高くなるという問題が生じる。更に、テスト対象となる半導体チップ側にも、テスト用マスタクロック信号を受け付ける為の入力端子、及びテスト用マスタクロック信号を増幅する為の専用のクロックバッファを設ける必要がある。よって、半導体チップの回路規模も増大し、製品コストが高くなるという問題が生じる。
本発明は、テスタ側のコスト増加を抑え、且つ装置規模を増大することなくテスト時間の短縮を図ることが可能なクロック信号生成用の発振回路を提供することを目的とする。
本発明に係る発振回路は、クロック信号を生成する発振回路であって、複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部と、前記直列抵抗部に流れる第1電流に比例した電流量の第2電流を送出する電流供給部と、前記第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号を前記クロック信号として出力する発振部と、テスト信号が通常モードを表す場合には、前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を非短絡の状態に設定し、前記テスト信号がテストモードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡するテスト周波数設定部と、を有し、前記テスト周波数設定部は、前記テスト信号に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡するか否かを表す第1の短絡信号を生成する短絡制御回路と、第1のヒューズを含み、前記第1のヒューズが切断状態にある場合には短絡を表す一方、非切断状態にある場合には非短絡を表す第2の短絡信号を生成する第1のヒューズ回路と、第2のヒューズを含み、前記第2のヒューズが切断状態にある場合には前記第2の短絡信号を指定し、非切断状態にある場合には前記第1の短絡信号を指定する選択信号を生成する第2のヒューズ回路と、前記第1及び第2の短絡信号のうちで前記選択信号によって指定された方の内容に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡又は非短絡状態に設定するセレクタと、を有する。
また、本発明に係る発振回路は、クロック信号を生成する発振回路であって、複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部と、前記直列抵抗部に流れる第1電流に比例した電流量の第2電流を送出する電流供給部と、前記第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号を前記クロック信号として出力する発振部と、テスト信号が通常モードを表す場合には、前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を短絡し、前記テスト信号がテストモードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を非短絡の状態に設定するテスト周波数設定部と、を有し、前記テスト周波数設定部は、前記テスト信号に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡するか否かを表す第1の短絡信号を生成する短絡制御回路と、第1のヒューズを含み、前記第1のヒューズが切断状態にある場合には短絡を表す一方、非切断状態にある場合には非短絡を表す第2の短絡信号を生成する第1のヒューズ回路と、第2のヒューズを含み、前記第2のヒューズが切断状態にある場合には前記第2の短絡信号を指定し、非切断状態にある場合には前記第1の短絡信号を指定する選択信号を生成する第2のヒューズ回路と、前記第1及び第2の短絡信号のうちで前記選択信号によって指定された方の内容に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡又は非短絡状態に設定するセレクタと、を有する。
また、本発明に係る発振回路は、クロック信号を生成する発振回路であって、複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部と、前記直列抵抗部に流れる第1電流に比例した電流量の第2電流を送出する電流供給部と、前記第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号を前記クロック信号として出力する発振部と、テスト信号に基づき、前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を短絡及び非短絡のうちの一方の状態に設定する可変設定部を含むテスト周波数設定部と、前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗による合成抵抗値を固定設定する固定設定部と、を有し、前記固定設定部は、切断状態にある場合に前記複数の抵抗のうちで前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗各々のうちの1の抵抗の一端を接地電位に設定するヒューズであり、前記可変設定部は、トランスミッションゲートである。
本発明においては、複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部に流れる第1電流に比例した電流量の第2電流を送出し、当該第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号をクロック信号として生成する発振回路を含む半導体装置に対する製品出荷前のテストにおいて、以下の設定を行う。すなわち、テストモード信号に基づき、直列抵抗部に形成されている複数の抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を短絡及び非短絡のうちの一方の状態に設定する。これにより、テストで用いるクロック信号の周波数を変更可能にしているのである。
かかる構成によれば、テストの迅速化を図る為にLSIテスタ側にテスト用の高い(又は低い)周波数のクロック信号を生成する回路を設ける必要が無くなる。更に、テスト対象となる半導体装置側にも、外部供給されたテスト用のクロック信号を取り込む為の入力端子、及びこれを増幅する為のクロックバッファを設ける必要が無くなる。
従って、本発明によれば、テスタ側のコスト増加を抑え、且つ半導体チップに形成する回路を大規模化することなくテスト時間の短縮を図ることが可能となる。
本発明に係る発振回路30を含む半導体メモリ100の構成を示すブロック図である。 発振回路30の第1の実施例を示す回路図である。 リングオシレータ201で生成される発振信号VS、及び基準クロック信号CLKを示すタイムチャートである。 周波数指定回路FSTの内部構成を示す回路図である。 半導体メモリ100のテストを行う際のシステム構成を示すブロック図である。 テスト周波数設定部205による設定動作を表す図である。 発振回路30の第2の実施例を示す回路図である。 テスト周波数設定部305による設定動作を表す図である。 発振回路30の第3の実施例を示す回路図である。 固定化回路FXの内部構成を示す回路図である。
以下、本発明に係る実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る発振回路30が形成されている半導体メモリ100の概略構成を示すブロック図である。図1において、半導体メモリ100は、単一の半導体チップ、若しくは複数の半導体チップに分散して形成されている、例えばNAND型又はNOR型のフラッシュメモリである。半導体メモリ100は、当該発振回路30と共に、データの書き込み及び消去を電気的に行うことが可能なEEPROM(Electrically Erasable Programable Read Only Memory)型のメモリセルアレイ10、及びメモリ制御部20を有する。
メモリセルアレイ10には、複数のデータラインDLと、複数のワードラインWLとが互いに交叉して形成されている。データラインDL及びワードラインWLによる各交叉部には、データ記憶が為されるメモリセル(図示せぬ)が形成されている。
メモリ制御部20は、アドレスデータをデコードすることによりこのアドレスデータによって示される番地に対応したワードラインWLを選出し、このワードラインWLに所定のワードライン駆動電圧を印加する。ここで、データ読出を指示するメモリ制御信号が供給された場合、メモリ制御部20は、メモリセルアレイ10に対して読出アクセス用の駆動を施す。引き続きメモリ制御部20は、この駆動に応答してメモリセルアレイ10のデータラインDL各々に送出されたセル電流に基づき、各メモリセルから読み出された情報データを復元しこれを出力する。一方、データ書込を指示するメモリ制御信号が供給された場合、メモリ制御部20は、メモリセルアレイ10に対して書込アクセス用の駆動を施すことにより、情報データに対応した量の電荷を各メモリセルに保持させる。
尚、メモリ制御部20は、上記したデータ読出又は書込動作を、発振回路30から供給された基準クロック信号CLKに同期させて実行する。
発振回路30は、水晶振動子等の発振子を用いずに基準クロック信号CLKを生成することが可能なクロック生成回路である。
図2は、発振回路30の第1の実施例を示す回路図である。図2に示すように、発振回路30は、リングオシレータ201、電流供給部202、直列抵抗部203、クロック周波数設定部204及びテスト周波数設定部205を有する。
リングオシレータ201は、直列n段(nは2以上の偶数)に接続された可変遅延インバータIV1〜IV(n)、ナンドゲートND及びインバータIVTを含む。
可変遅延インバータIV1〜IV(n)の各々は、互いのゲート端子同士が接続されており且つ互いのドレイン端子同士が接続されているpチャネルMOS(metal-oxide-semiconductor)型のトランジスタQPと、nチャネルMOS型のトランジスタQNと、からなる。トランジスタQNのソース端子には接地電位Vssが供給されており、トランジスタQPのソース端子にはラインLOが接続されている。尚、可変遅延インバータIV1〜IV(n)の各々では、ゲート端子がその可変遅延インバータの入力端子となり、ドレイン端子が出力端子となる。
直列n段に接続されている可変遅延インバータIV1〜IV(n)のうちの最終段の可変遅延インバータIV(n)の出力端子がナンドゲートNDの第1入力端子に接続されている。ナンドゲートNDの第2入力端子にはクロック停止信号STPが供給されている。ナンドゲートNDの出力端子は、可変遅延インバータIV1〜IV(n)のうちの先頭の可変遅延インバータIV1の入力端子と、インバータIVTとに接続されている。
よって、かかる構成により、可変遅延インバータIV1〜IV(n)及びナンドゲートNDは、論理レベル1のクロック停止信号STPが供給されている間は、図3に示す発振信号VSを生成する。すなわち、可変遅延インバータIV1〜IV(n)及びナンドゲートNDは、可変遅延インバータIV1〜IV(n)及びナンドゲートNDの合計遅延時間である時間TC毎に論理レベル1の状態から論理レベル0の状態、或いは論理レベル0の状態から論理レベル1の状態に遷移する発振信号VSを生成するのである。
尚、可変遅延インバータIV1〜IV(n)及びナンドゲートNDは、クロック停止を促す論理レベル0のクロック停止信号STPが供給されている間は、図3に示すように論理レベル1の状態を維持する発振信号VSを生成する。
インバータIVTは、図3に示すように、発振信号VSの論理レベルを反転させた信号を基準クロック信号CLKとしてメモリ制御部20に供給する。
尚、可変遅延インバータIV1〜IV(n)各々の遅延時間は、電流供給部202がラインLOに送出した電流量によって決定する。これにより、ラインLOに送出された電流量が大なるほど図3に示す時間TCが短くなり、その電流量が小なるほど時間TCが長くなる。
すなわち、電流供給部202がラインLOに送出した電流の量によって、基準クロック信号CLKの周波数が調整されるのである。
電流供給部202は、ゲート端子同士が互いに接続されているpチャネルMOS型のトランジスタP1及びP2からなるカレントミラー回路と、コンデンサC1とを有する。
トランジスタP1のソース端子には電源電位Vddが印加されており、そのドレイン端子は自身のゲート端子とラインLIとに接続されている。トランジスタP2のソース端子には電源電位Vddが印加されており、そのドレイン端子にはラインLOとコンデンサC1の一端とが接続されている。コンデンサC1は、例えばnチャネルMOS型のトランジスタのソース端子とドレイン端子とを接続した構成からなり、そのゲート端子が、上記したコンデンサC1の一端としてラインLOに接続されている。また、ソース端子とドレイン端子との接続点がコンデンサC1の他端となり、この他端に接地電位Vssが供給されている。コンデンサC1はラインLOの電位を平滑化する役目を担う。
上記した構成により、電流供給部202は、ラインLIに流れる電流I1と等しい電流I2をラインLOに送出する。尚、電流I1の電流量は、ラインLIに接続されている直列抵抗部203の抵抗値によって決定する。
直列抵抗部203は、ラインLIにその一端が接続されている抵抗R1と、抵抗R1の他端にその一端が接続されている抵抗R2と、抵抗R2の他端に接続されている直列m段(mは2以上の整数)の抵抗RC1〜RC(m)と、を有する。
クロック周波数設定部204は、周波数指定回路FST及び抵抗値設定回路SETを有する。
周波数指定回路FSTは、基準クロック信号CLKの周波数をm段階で指定する抵抗値調整信号S1〜S(m)を生成し、抵抗値設定回路SETに供給する。周波数指定回路FSTは、例えば抵抗RC1〜RC(m)に夫々対応して設けられた、図4に示すヒューズ回路FM1〜FM(m)からなる。
ヒューズ回路FM1〜FM(m)の各々は、その一端に接地電位Vssが印加されており、他端がラインLCに接続されているヒューズセルFSと、電源電位VddをラインLCに印加するプルアップ抵抗としての抵抗Rとを有する。ここで、ヒューズセルFSが切断状態にある場合にはラインLCの電位は論理レベル1に対応した電源電位Vddとなる。一方、ヒューズセルFSが非切断状態にある場合にはラインLCの電位は論理レベル0に対応した接地電位Vssとなる。ヒューズ回路FM1〜FM(m)は、自身のラインLCの電位に対応した論理レベルを有する抵抗値調整信号S1〜S(m)を抵抗値設定回路SETに供給する。
抵抗値設定回路SETは、抵抗RC1〜RC(m)各々の一端に夫々のドレイン端子が接続されているnチャネルMOS型のトランジスタN1〜N(m)からなる。トランジスタN1〜N(m)各々のソース端子には接地電位Vssが印加されている。トランジスタN1〜N(m)のゲート端子には、抵抗値調整信号S1〜S(m)が供給されている。トランジスタN1〜N(m)の各々は、自身のゲート端子に供給された抵抗値調整信号Sが論理レベル1を示す場合にはオン状態、論理レベル0を示す場合にはオフ状態となる。トランジスタN1〜N(m)の各々は、オン状態となった場合には、自身のドレイン端子に接続されている抵抗RCの一端を接地電位Vssに設定する。
例えば、ヒューズ回路FM1〜FM(m)のうちのFM1のヒューズセルFSを切断すると、論理レベル1の抵抗値調整信号S1がトランジスタN1に供給される。すると、トランジスタN1がオン状態となり、図1に示す抵抗RC1の一端を接地電位Vssに設定する。これにより、直列抵抗部203の抵抗値は、抵抗R1、R2及びRC1各々の抵抗値の合計となる。また、例えば、ヒューズ回路FM1〜FM(m)のうちのFM(m)のヒューズセルFSを切断すると、論理レベル1の抵抗値調整信号S(m)がトランジスタN(m)に供給される。すると、トランジスタN(m)がオン状態となり、図1に示す抵抗RC(m)の一端を接地電位Vssに設定する。これにより、直列抵抗部203の抵抗値は、抵抗R1、R2、RC1〜RC(m)各々の抵抗値の合計となる。
周波数指定回路FST及び抵抗値設定回路SETは、直列抵抗部203に形成されている各抵抗のうちで抵抗R1及びR2を除く抵抗RC1〜RC(m)による合成抵抗値を固定設定する固定設定部として機能する。
この際、直列抵抗部203の抵抗値が低くなるほど、ラインLIに流れる電流I1の電流量が大となる。電流I1の電流量が大となった場合には、それに伴い、ラインLOに送出される電流I2が増大するので、図3に示す時間TCが小となり、基準クロック信号CLKの周波数が高くなる。一方、電流I1の電流量が小となった場合には、それに伴い、ラインLOに送出される電流I2が低下するので、図3に示す時間TCが大となり、基準クロック信号CLKの周波数が低くなる。
このように、クロック周波数設定部204によれば、ヒューズ回路FM1〜FM(m)のうちの1のヒューズ回路FMのヒューズセルFSを切断することにより、m段階にて基準クロック信号CLKの周波数を設定することが可能となる。
更に、発振回路30には、製品出荷前のテストにおいて、基準クロック信号CLKの周波数を更に高周波数化又は低周波数化する為に、図2に示すテスト周波数設定部205が設けられている。
テスト周波数設定部205は、短絡制御回路TCN、インバータV1、V2、並びにトランスミッションゲート(以下、TRゲートと称する)T1及びT2を有する。短絡制御回路TCNは、半導体チップの外部から供給されたテストモード信号TMODに基づき、短絡信号SR1及びSR2を生成する。
例えば、短絡制御回路TCNは、図6に示すように、製品出荷後の状態に対応した通常モードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、非短絡を表す論理レベル0の短絡信号SR1及びSR2を生成する。第1テストモードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、短絡制御回路TCNは、図6に示すように、短絡信号SR1及びSR2のうちの一方を非短絡を表す論理レベル0、他方を短絡を表す論理レベル1とした、短絡信号SR1及びSR2を生成する。また、第2テストモードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、短絡制御回路TCNは、図6に示すように、短絡を表す論理レベル1の短絡信号SR1及びSR2を生成する。
短絡制御回路TCNは、短絡信号SR1をTRゲートT1のnチャネル側のゲート端子及びインバータV1に供給すると共に、短絡信号SR2をTRゲートT2のnチャネル側のゲート端子及びインバータV2に供給する。インバータV1は、短絡信号SR1の論理レベルを反転させた信号をTRゲートT1のpチャネル側のゲート端子に供給する。インバータV2は、短絡信号SR2の論理レベルを反転させた信号をTRゲートT2のpチャネル側のゲート端子に供給する。
TRゲートT1は、短絡信号SR1が短絡を表す論理レベル1である場合にはオン状態となり、直列抵抗部203の抵抗R1の両端を短絡する。これにより、抵抗R1の抵抗値の分だけ直列抵抗部203の抵抗値が低下する。一方、短絡信号SR1が非短絡を表す論理レベル0である場合には、TRゲートT1はオフ状態となる。これにより、直列抵抗部203の抵抗値は、抵抗R1の抵抗値を含むものとなる。
TRゲートT2は、短絡信号SR2が短絡を表す論理レベル1である場合にはオン状態となり、直列抵抗部203の抵抗R2の両端を短絡する。これにより、抵抗R2の抵抗値の分だけ直列抵抗部203の抵抗値が低下する。一方、短絡信号SR2が非短絡を表す論理レベル0である場合には、TRゲートT2はオフ状態となる。これにより、直列抵抗部203の抵抗値は、抵抗R2の抵抗値を含むものとなる。
TRゲートT1及びT2は、テストモード信号TMODに基づいて抵抗R1及びR2各々の両端を、短絡又は非短絡の状態に設定する可変設定部として機能する。
図5は、上記した構成からなる半導体メモリ100に対して製品出荷前のテストを実施する為のシステム構成を示す図である。図5に示すように、テスト対象となる半導体メモリ100には、LSIテスタ500が接続される。
LSIテスタ500は、メモリセルアレイ10の各アドレスにテストデータを書き込み、これを読み出す為の各種メモリ制御信号、アドレスデータを半導体メモリ100のメモリ制御部20に供給する。これにより、LSIテスタ500は、メモリセルアレイ10に書き込んだテストデータが正しく読み出されたか否かを判定することにより、良品と不良品とを振り分ける機能テストを実行する。
尚、LSIテスタ500は、かかる機能テストを実行する前に、当該機能テストを実施する際のクロック周波数を設定する為に、通常モード、第1テストモード、又は第2テストモードを表すテストモード信号TMODを半導体メモリ100に供給する。
この際、LSIテスタ500から通常モードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、半導体メモリ100のテスト周波数設定部205は、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2を共に非短絡状態に設定する。従って、直列抵抗部203の抵抗値は、抵抗値設定回路SETにて設定された、抵抗RC1〜RC(m)に基づく抵抗値(以下、基本設定抵抗値RQと称する)に、抵抗R1及びR2各々の抵抗値を加算した値となる。これにより、抵抗値(R1+R2+RQ)に対応した電流量を有する電流I2がラインLOに流れる。
よって、通常モードでは、リングオシレータ201は、抵抗値(R1+R2+RQ)に対応したクロック周波数Cf1を有する基準クロック信号CLKを生成する。
一方、LSIテスタ500から、第1テストモードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、半導体メモリ100のテスト周波数設定部205は、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2のうちの一方を短絡状態、他方を非短絡状態に設定する。従って、直列抵抗部203の抵抗値は、基本設定抵抗値RQに、抵抗R1及びR2のうちの一方の抵抗値を加算した値となる。これにより、例えば抵抗値(R1+RQ)に対応した電流量を有する電流I2がラインLOに流れる。
よって、第1テストモードでは、リングオシレータ201は、抵抗値(R1+RQ)に対応した周波数、つまり上記したクロック周波数Cf1よりも高いクロック周波数Cf2を有する基準クロック信号CLKを生成する。
また、第2テストモードを表すテストモード信号TMODがLSIテスタ500から供給された場合には、半導体メモリ100のテスト周波数設定部205は、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2を共に短絡状態に設定する。従って、直列抵抗部203の抵抗値は、基本設定抵抗値RQだけとなる。これにより、基本設定抵抗値RQに対応した電流量を有する電流I2がラインLOに流れる。
よって、第2テストモードでは、リングオシレータ201は、基本設定抵抗値RQに対応した周波数、つまり上記したクロック周波数Cf2よりも高いクロック周波数Cf3を有する基準クロック信号CLKを生成する。
以上のように、テスト周波数設定部205は、テストモード信号TMODによって第1又は第2テストモードが指定された場合には、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2の両方、或いは一方を短絡することにより、直列抵抗部203の抵抗値を低下させる。これにより、第1又は第2テストモード時には通常モード時に比して、電流供給部202がラインLOに送出する電流I2の電流量が大となり、それに伴いリングオシレータ201において生成される基準クロック信号CLKの周波数が高くなる。
よって、発振回路30は、テストモード信号TMODに基づき、基準クロック信号CLKとして、通常使用時の周波数を有するものと、テスト用の高い周波数を有するものとを選択的に生成することが可能となる。これにより、LSIテスタ側に、テストの迅速化を図る為のテスト用の高い周波数のクロック信号を生成する回路を設ける必要が無くなる。更に、半導体チップにも、外部供給されたテスト用の高い周波数のクロック信号を取り込む為の入力端子、及びこれを増幅する為のクロックバッファを設ける必要が無くなる。
従って、本発明によれば、テスタ側のコスト増加を抑え、且つ半導体チップに形成する回路を大規模化することなくテスト時間の短縮を図ることが可能となる。
更に、テスト時のクロック周波数を高くすることで、遅延故障の検出率を上げることが可能となる。つまり、実使用時に用いるクロック周波数でのテストでは、僅かな遅延量での遅延故障を確実に発見することができない。そこで、上述したように、テスト時に用いるクロック周波数を実使用時に用いるクロック周波数よりも高くすることで、より小さな遅延量の遅延故障を発見することが可能となる。
また、テスト時にクロック周波数を高めることにより、半導体メモリ100の動作限界となるクロック周波数を知ることができるので、半導体メモリ100を安定的に動作させる為に必要となるクロック周波数のマージンを特定することが可能となる。
尚、上記したテスト周波数設定部205では、第1又は第2テストモード時における基準クロック信号CLKの周波数を、通常モード時よりも高い周波数に設定するようにしている。しかしながら、第1又は第2テストモード時において、通常モード時よりも基準クロック信号CLKの周波数を低下させるようにしても良い。
図7は、かかる点に鑑みて為された発振回路30の第2の実施例を示す回路図である。尚、図7に示す構成では、図1に示すテスト周波数設定部205に代えてテスト周波数設定部305を採用した点を除く他の構成については、図1に示すものと同一である。尚、テスト周波数設定部305の内部構成においては、短絡制御回路TCNに代えて短絡制御回路UCNを採用した点を除く他の構成、つまりTRゲートT1及びT2、インバータV1及びV2についてはテスト周波数設定部205に形成されているものと同一である。よって、以下に、短絡制御回路UCN及びテスト周波数設定部305の動作を中心に、第2の実施例による発振回路30の動作について説明する。
短絡制御回路UCNは、図8に示すように、製品出荷後の状態である通常モードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、短絡を表す論理レベル1の短絡信号SR1及びSR2を生成する。第1テストモードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、短絡制御回路TCNは、図8に示すように、短絡信号SR1及びSR2のうちの一方を非短絡を表す論理レベル0、他方を短絡を表す論理レベル1とした、短絡信号SR1及びSR2を生成する。第2テストモードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、短絡制御回路TCNは、図6に示すように、非短絡を表す論理レベル0の短絡信号SR1及びSR2を生成する。
そして、短絡制御回路UCNは、短絡信号SR1をTRゲートT1のnチャネル側のゲート端子及びインバータV1に供給すると共に、短絡信号SR2をTRゲートT2のnチャネル側のゲート端子及びインバータV2に供給する。インバータV1は、短絡信号SR1の論理レベルを反転させた信号をTRゲートT1のpチャネル側のゲート端子に供給する。インバータV2は、短絡信号SR2の論理レベルを反転させた信号をTRゲートT2のpチャネル側のゲート端子に供給する。
上記した構成により、テスト周波数設定部305は、通常モードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2を共に短絡状態に設定する。従って、直列抵抗部203の抵抗値は、抵抗値設定回路SETにて設定された、抵抗RC1〜RC(m)に基づく基本設定抵抗値RQとなる。これにより、基本設定抵抗値RQに対応した電流量を有する電流I2がラインLOに流れる。
よって、通常モードでは、リングオシレータ201は、基本設定抵抗値RQに対応したクロック周波数Cf3を有する基準クロック信号CLKを生成する。
一方、第1テストモードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、テスト周波数設定部305は、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2のうちの一方を短絡状態、他方を非短絡状態に設定する。従って、直列抵抗部203の抵抗値は、基本設定抵抗値RQに、抵抗R1及びR2のうちの一方の抵抗値を加算した値となる。これにより、例えば抵抗値(R1+RQ)に対応した電流量を有する電流I2がラインLOに流れる。
よって、第1テストモードでは、リングオシレータ201は、抵抗値(R1+RQ)に対応した周波数、つまり上記したクロック周波数Cf3よりも低いクロック周波数Cf2を有する基準クロック信号CLKを生成する。
また、第2テストモードを表すテストモード信号TMODが供給された場合には、テスト周波数設定部305は、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2を共に非短絡状態に設定する。従って、直列抵抗部203の抵抗値は、基本設定抵抗値RQに、抵抗R1及びR2各々の抵抗値を加算した値となる。これにより、抵抗値(R1+R2+RQ)に対応した電流量を有する電流I2がラインLOに流れる。
よって、第2テストモードでは、リングオシレータ201は、抵抗値(R1+R2+RQ)に対応した周波数、つまり上記したクロック周波数Cf2よりも低いクロック周波数Cf1を有する基準クロック信号CLKを生成する。
以上のように、テスト周波数設定部305は、テストモード信号TMODによって第1又は第2テストモードが指定された場合には、直列抵抗部203の抵抗R1及びR2の両方、或いは一方を非短絡状態にする。これにより、第1又は第2テストモード時には通常モード時に比して、電流供給部202がラインLOに送出する電流I2の電流量が小さくなり、それに伴いリングオシレータ201において生成される基準クロック信号CLKの周波数が低くなる。
すなわち、図7に示す構成を採用した製品出荷前のテストでは、先ず、通常モードにて、規定のクロック周波数Cf3を有する基準クロック信号CLKを用いたテストを実行する。そのテスト結果として不良判定が為された場合には、第1又は第2のテストモードに切り替え、基準クロック信号CLKの周波数を下げた状態で再度テストを実行する。これにより、メモリ制御部20及びメモリセルアレイ10が正常に動作し得る限界のクロック周波数を検出することが可能となる。
尚、上記実施例においては、半導体チップの外部から供給されたテストモード信号TMODにより、テスト時における基準クロック信号CLKの周波数を変更するようにしているが、テスト終了後、このテストで用いた周波数で基準クロック信号CLKの周波数を固定化しても良い。
図9は、かかる点に鑑みて為された発振回路30の第3の実施例を示す回路図である。尚、図9に示す構成では、図1に示すテスト周波数設定部205に代えてテスト周波数設定部405を採用した点を除く他の構成については、図1に示すものと同一である。また、テスト周波数設定部405の内部構成においては、短絡制御回路TCNに代えて短絡制御回路WCNを採用し、更に固定化回路FXを新たに設けた点を除く他の構成、つまりTRゲートT1及びT2、インバータV1及びV2についてはテスト周波数設定部205に形成されているものと同一である。よって、以下に、短絡制御回路WCN、固定化回路FX及びテスト周波数設定部405の動作を中心に、第3の実施例による発振回路30の動作について説明する。
短絡制御回路WCNは、テストモード信号TMODによって表される各モード(通常モード、第1又は第2テストモード)に基づき、図6又は図8に示す短絡信号SS1及びSS2を生成して、固定化回路FXに供給する。
図10は、固定化回路FXの内部構成の一例を示す回路図である。図10において、ヒューズ回路HU1〜HU3の各々は、図4に示すヒューズ回路FM1と同一の内部構成を有する。ヒューズ回路HU1は、ヒューズセルFSが切断されている場合には論理レベル1、切断されていない場合には論理レベル0を有する短絡信号HS1を生成しこれをセレクタSM1に供給する。ヒューズ回路HU2は、ヒューズセルFSが切断されている場合には論理レベル1、切断されていない場合には論理レベル0を有する短絡信号HS2を生成しこれをセレクタSM2に供給する。ヒューズ回路HU3は、ヒューズセルFSが切断されている場合には論理レベル1、切断されていない場合には論理レベル0を有する選択信号STSを生成しこれをセレクタSM1及びSM2に供給する。
セレクタSM1は、選択信号STSに基づき、短絡信号HS1及びSS1のうちの一方を選択し、選択した方を短絡信号SR1としてのnチャネル側のゲート端子及びインバータV1に供給する。セレクタSM2は、選択信号STSに基づき、短絡信号HS2及びSS2のうちの一方を選択し、選択した方を短絡信号SR2としてTRゲートT2のnチャネル側のゲート端子及びインバータV2に供給する。
以下に、図10に示す固定化回路FXの使用方法について説明する。
製造直後、ヒューズ回路HU3のヒューズセルFSは非切断状態にある。よって、この際、セレクタSM1及びSM2は、短絡制御回路WCNから供給された図6又は図8に示す短絡信号SS1及びSS2を選択し、夫々を短絡信号SR1及びSR2としてTRゲートT1、T2、及びインバータV1及びV2に供給する。これにより、外部供給されたテストモード信号TMODに基づき、基準クロック信号CLKに対するテスト用の周波数設定が為される。
当該テストが終了したら、ヒューズ回路HU3のヒューズセルFSを切断する。これにより、セレクタSM1及びSM2は、ヒューズ回路HU1及びHU2から供給された短絡信号HS1及びSS2を選択し、夫々を短絡信号SR1及びSR2としてTRゲートT1、T2、及びインバータV1及びV2に供給する。よって、テスト終了後、ヒューズ回路HU1及びHU2各々のヒューズセルFSを切断するか否かにより、基準クロック信号CLKの周波数を、図6又は図8に示す通常モード、第1及び第2テストモードのうちの1のモードに対応した周波数に設定することが可能となる。すなわち、クロック周波数設定部204のみならず、テスト周波数設定部405による設定をも反映させて基準クロック信号CLKに対して周波数の設定を施した発振回路30を含む半導体チップを製品出荷することが可能となるのである。
例えば図6に示すテストモード信号TMODに基づき通常モード、第1及び第2テストモードの各々でテストを実行した結果、通常モードよりも高周波数に設定される第2テストモードで良品として判定された場合、ヒューズ回路HU1及びHU2各々のヒューズセルFSを共に切断する。これにより、基準クロック信号CLKの周波数を通常モードよりも高い周波数に設定した高速対応品として、発振回路30を含む半導体チップを製品出荷することが可能となる。
また、例えば図8に示すテストモード信号TMODによって通常モード、第1及び第2テストモードの各々でテストを実行した結果、通常モードでは不良品として判定されたものの、第1テストモードでは良品として判定された場合、ヒューズ回路HU1及びHU2のうちの一方のヒューズセルFSを切断する。これにより、基準クロック信号CLKの周波数を通常モードよりも低い周波数に設定した低速対応品として、発振回路30を含む半導体チップを製品出荷することが可能となる。
尚、上記実施例では、半導体メモリ100としてフラッシュメモリを採用した場合を例にとってその構成を説明したが、フラッシュメモリ以外の半導体メモリであっても構わない。また、上記実施例では、本発明に係る発振回路30を半導体メモリ100に形成した構成について説明したが、当該発振回路30をメモリ以外のディジタル信号処理装置に設けるようにしても良い。
また、上記実施例では、テスト周波数設定部205、305又は405は、直列抵抗部203の複数の抵抗R1、R2、及びRC1〜RC(m)の内の2つの抵抗R1及びR2に対してのみ、夫々の両端を短絡する短絡制御を施しているが、1つ又は3つ以上の複数の抵抗に対してテストモード信号TMODに基づく短絡制御を施すようにしても良い。
また、上記実施例では、電流供給部202としてカレントミラー回路を採用することにより、直列抵抗部203に流れる電流I1に等しい電流量の電流I2をラインLOに送出している。しかしながら、電流I2は、必ずしも直列抵抗部203に流れる電流I1と同一でなくても良い。つまり、電流供給202としては、直列抵抗部203に流れる電流I1に比例した電流量の電流I2をラインLOに送出するものであれば良いのである。
要するに、発振回路30の構成としては、以下の直列抵抗部(203)、電流供給部(202)、発振部(201)、及びテスト周波数設定部(205、305、405)を有する構成であれば良いのである。つまり、電流供給部は、複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部に流れる第1電流(I1)に比例した電流量の第2電流(I2)を送出する。発振部は、第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号をクロック信号として出力する。テスト周波数設定部は、テスト信号(TMOD)に基づき、直列抵抗部に形成されている複数の抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を短絡及び非短絡のうちの一方の状態に設定するのである。
30 発振回路
201 リングオシレータ
202 電流供給部
203 直列抵抗部
204 クロック周波数設定部
205、305、405 テスト周波数設定部
R1、R2 抵抗
T1、T2 トランスミッションゲート
TCN、UCN、WCN 短絡制御回路

Claims (14)

  1. クロック信号を生成する発振回路であって、
    複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部と、
    前記直列抵抗部に流れる第1電流に比例した電流量の第2電流を送出する電流供給部と、
    前記第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号を前記クロック信号として出力する発振部と、
    テスト信号が通常モードを表す場合には、前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を非短絡の状態に設定し、前記テスト信号がテストモードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡するテスト周波数設定部と、を有し、
    前記テスト周波数設定部は、
    前記テスト信号に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡するか否かを表す第1の短絡信号を生成する短絡制御回路と、
    第1のヒューズを含み、前記第1のヒューズが切断状態にある場合には短絡を表す一方、非切断状態にある場合には非短絡を表す第2の短絡信号を生成する第1のヒューズ回路と、
    第2のヒューズを含み、前記第2のヒューズが切断状態にある場合には前記第2の短絡信号を指定し、非切断状態にある場合には前記第1の短絡信号を指定する選択信号を生成する第2のヒューズ回路と、
    前記第1及び第2の短絡信号のうちで前記選択信号によって指定された方の内容に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡又は非短絡状態に設定するセレクタと、を有することを特徴とする発振回路。
  2. クロック信号を生成する発振回路であって、
    複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部と、
    前記直列抵抗部に流れる第1電流に比例した電流量の第2電流を送出する電流供給部と、
    前記第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号を前記クロック信号として出力する発振部と、
    テスト信号が通常モードを表す場合には、前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を短絡し、前記テスト信号がテストモードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を非短絡の状態に設定するテスト周波数設定部と、を有し、
    前記テスト周波数設定部は、
    前記テスト信号に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡するか否かを表す第1の短絡信号を生成する短絡制御回路と、
    第1のヒューズを含み、前記第1のヒューズが切断状態にある場合には短絡を表す一方、非切断状態にある場合には非短絡を表す第2の短絡信号を生成する第1のヒューズ回路と、
    第2のヒューズを含み、前記第2のヒューズが切断状態にある場合には前記第2の短絡信号を指定し、非切断状態にある場合には前記第1の短絡信号を指定する選択信号を生成する第2のヒューズ回路と、
    前記第1及び第2の短絡信号のうちで前記選択信号によって指定された方の内容に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡又は非短絡状態に設定するセレクタと、を有することを特徴とする発振回路。
  3. 前記複数の抵抗のうちで前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗各々のうちの1の抵抗の一端を接地電位に設定するクロック周波数設定部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発振回路。
  4. 前記電流供給部は、
    電源電圧に基づき前記抵抗部の抵抗値に対応した前記第1電流を第1のラインを介して前記抵抗部に送出する第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲート端子と自身のゲート端子とが互いに接続されており、前記電源電圧に基づき前記第2電流を第2のラインを介して前記発振部に供給する第2トランジスタと、を有するカレントミラー回路と、 前記第2のラインにその一端が接続されたコンデンサと、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の発振回路。
  5. 前記発振部は、ソース端子が前記第2のラインに接続されているpチャネルMOSトランジスタと、前記pチャネルMOSトランジスタのゲート端子に自身のゲート端子が接続されており、前記pチャネルMOSトランジスタのドレイン端子に自身のドレイン端子が接続されているnチャネルMOSトランジスタとを含む可変遅延インバータの複数が直列に循環して形成されているリングオシレータであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の発振回路。
  6. 前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗による合成抵抗値を固定設定する固定設定部を含み、
    前記テスト周波数設定部は、前記テスト信号に基づき、前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡又は非短絡の状態に設定する可変設定部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発振回路。
  7. 前記固定設定部は、切断状態にある場合に前記複数の抵抗のうちで前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗各々のうちの1の抵抗の一端を接地電位に設定するヒューズであり、
    前記可変設定部は、トランスミッションゲートであることを特徴とする請求項6に記載の発振回路。
  8. クロック信号を生成する発振回路であって、
    複数の抵抗が直列に接続されている直列抵抗部と、
    前記直列抵抗部に流れる第1電流に比例した電流量の第2電流を送出する電流供給部と、
    前記第2電流の電流量に対応した周波数で発振して得た信号を前記クロック信号として出力する発振部と、
    テスト信号に基づき、前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの少なくとも1の抵抗の両端を短絡及び非短絡のうちの一方の状態に設定する可変設定部を含むテスト周波数設定部と、
    前記直列抵抗部に形成されている前記複数の前記抵抗のうちの前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗による合成抵抗値を固定設定する固定設定部と、を有し、
    前記固定設定部は、切断状態にある場合に前記複数の抵抗のうちで前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗各々のうちの1の抵抗の一端を接地電位に設定するヒューズであり、
    前記可変設定部は、トランスミッションゲートであることを特徴とする発振回路。
  9. 前記テスト周波数設定部は、前記テスト信号が通常モードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を非短絡の状態に設定し、前記テスト信号がテストモードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡することを特徴とする請求項8に記載の発振回路。
  10. 前記テスト周波数設定部は、前記テスト信号が通常モードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡し、前記テスト信号がテストモードを表す場合には前記少なくとも1の抵抗の両端を非短絡の状態に設定することを特徴とする請求項に記載の発振回路。
  11. 前記テスト周波数設定部は、
    前記テスト信号に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡するか否かを表す第1の短絡信号を生成する短絡制御回路と、
    第1のヒューズを含み、前記第1のヒューズが切断状態にある場合には短絡を表す一方、非切断状態にある場合には非短絡を表す第2の短絡信号を生成する第1のヒューズ回路と、
    第2のヒューズを含み、前記第2のヒューズが切断状態にある場合には前記第2の短絡信号を指定し、非切断状態にある場合には前記第1の短絡信号を指定する選択信号を生成する第2のヒューズ回路と、
    前記第1及び第2の短絡信号のうちで前記選択信号によって指定された方の内容に基づき前記少なくとも1の抵抗の両端を短絡又は非短絡状態に設定するセレクタと、を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の発振回路。
  12. 前記複数の抵抗のうちで前記少なくとも1の抵抗を除く抵抗各々のうちの1の抵抗の一端を接地電位に設定するクロック周波数設定部を含むことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1に記載の発振回路。
  13. 前記電流供給部は、
    電源電圧に基づき前記抵抗部の抵抗値に対応した前記第1電流を第1のラインを介して前記抵抗部に送出する第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲート端子と自身のゲート端子とが互いに接続されており、前記電源電圧に基づき前記第2電流を第2のラインを介して前記発振部に供給する第2トランジスタと、を有するカレントミラー回路と、
    前記第2のラインにその一端が接続されたコンデンサと、を有することを特徴とする請求項8〜12のいずれか1に記載の発振回路。
  14. 前記発振部は、ソース端子が前記第2のラインに接続されているpチャネルMOSトランジスタと、前記pチャネルMOSトランジスタのゲート端子に自身のゲート端子が接続されており、前記pチャネルMOSトランジスタのドレイン端子に自身のドレイン端子が接続されているnチャネルMOSトランジスタとを含む可変遅延インバータの複数が直列に循環して形成されているリングオシレータであることを特徴とする請求項8〜13のいずれか1に記載の発振回路。
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