JP6057455B2 - ベルト式無段変速装置 - Google Patents

ベルト式無段変速装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6057455B2
JP6057455B2 JP2012239354A JP2012239354A JP6057455B2 JP 6057455 B2 JP6057455 B2 JP 6057455B2 JP 2012239354 A JP2012239354 A JP 2012239354A JP 2012239354 A JP2012239354 A JP 2012239354A JP 6057455 B2 JP6057455 B2 JP 6057455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
continuously variable
variable transmission
oil passage
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012239354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014081060A (ja
Inventor
裕之 谷尻
裕之 谷尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2012239354A priority Critical patent/JP6057455B2/ja
Publication of JP2014081060A publication Critical patent/JP2014081060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6057455B2 publication Critical patent/JP6057455B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

本発明は、ベルト式無段変速装置に関する。
従来、下記特許文献1に開示されているようなベルト式無段変速機の油圧制御装置が提供されている。特許文献1においては、油圧室に混入した空気の排出方法が開示されている。
特開2012−145172号公報
エンジンの動力を利用して作動するオイルポンプによりオイルを圧送可能であり、エンジン以外の動力源を用いて作動するオイルポンプを備えていない車両においては、減速中にアイドリングストップを実施すると、エンジンの停止から車両停止までの間に、オイルポンプによるオイルの供給が停止してしまう。この状態においてベルト式無段変速機がロー側に変速してしまうと、従動側プーリに設けられた油室が負圧になる現象が生じる可能性がある。このような現象が生じると、シーリング部から空気が流入してしまい、エンジンを再始動して発進する際に油圧の立ち上がりが遅れ、発進時間が遅れてしまう懸念がある。
そこで、上述した課題を解決すべく、本発明は従動側プーリに設けられた油室が負圧になる現象が生じたとしても、従動側プーリの油室への空気の流入を抑制し、エンジンを再始動して発進するまでに要する発進時間の遅れを最小限に抑制可能なベルト式無段変速機の提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明は、駆動側のシャフトに取り付けられた駆動側プーリと従動側のシャフトに取り付けられた従動側プーリとに亘ってベルトを掛け渡し、前記駆動側プーリ及び前記従動側プーリの少なくとも一方において挟圧を作用させることにより前記ベルトの捲き掛け径を制御可能なベルト式無段変速機であって、前記従動側プーリが、前記シャフトに固定された固定シーブと、前記シャフトに沿って移動することにより前記固定シーブに対して近接離反することが可能な可動シーブと、前記可動シーブとの間に油室を形成する油圧サーボとを備えており、エンジンによって駆動されるオイルポンプと前記油室との間を繋ぐメイン油路と、前記メイン油路の途中に接続されたサブ油路とを有し、前記サブ油路が、オイルが貯留されたオイル貯留部内のオイルを吸い込み可能な吸込口を有し、前記サブ油路の中途に、前記オイル貯留部側から前記油室側への流れを前記油室が少なくとも負圧状態時に許容し、前記油室側から前記オイル貯留部側への流れを阻止可能な一方弁が設けられていることを特徴とするものである。
本発明のベルト式無段変速機においては、従動側プーリに設けられた油室が負圧状態になると、サブ油路に設けられた一方弁が開状態になり、サブ油路を介してオイル貯留部から油室にオイルが供給される。これにより、従動側プーリに設けられた油室に空気が混入することを防止し、エンジンを再始動して発進するまでに要する発進時間の遅れを最小限に抑制することができる。
本発明によれば、従動側プーリに設けられた油室が負圧になる現象が生じたとしても、従動側プーリの油室への空気の流入を抑制し、エンジンを再始動して発進するまでに要する発進時間の遅れを最小限に抑制可能なベルト式無段変速機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る無段変速機の展開断面図である。 図1に示す無段変速機のスケルトン図である。 アイドルストップ動作を行う際の車速及びエンジン回転数との関係を示すグラフである。
続いて、本発明の一実施形態に係るベルト式無段変速機X(以下、単に「無段変速機X」とも称す)について説明する。無段変速機Xは、FF横置き式の自動車用変速機であり、図1や図2に示すように大略、入力軸3、前後進切替装置4、無段変速装置A、デファレンシャル装置30などで構成されている。入力軸3は、エンジン出力軸1によりトルクコンバータ2を介して駆動されるものであり、トルクコンバータ2のタービンランナ2bに接続されている。前後進切替装置4は、入力軸3の回転を正逆切り替えて駆動軸10に伝達する装置である。また、無段変速装置Aは、駆動プーリ11と従動プーリ21と両プーリ間に巻き掛けられたVベルト15とを備えている。デファレンシャル装置30は、従動軸20の動力を出力軸32に伝達するものである。
本実施形態の無段変速機Xにおいては、入力軸3と駆動軸10とは同一軸線上に配置され、従動軸20とデファレンシャル装置30の出力軸32とが入力軸3に対して平行でかつ非同軸に配置されている。したがって、この無段変速機Xは全体として3軸構成とされている。本実施形態において用いられるVベルト15は、一対の無端状張力帯と、これら張力帯に支持された多数のブロックとで構成された公知の金属ベルトである。
無段変速機Xを構成する各部品は変速機ケース5の中に収容されている。トルクコンバータ2と前後進切替装置4との間には、オイルポンプ6が配置されている。オイルポンプ6は、トルクコンバータ2のポンプインペラ2aにより駆動されるポンプギア9を備えている。
前後進切替装置4は、図1や図2に示すように、遊星歯車機構40と前進用ブレーキ50と後進用クラッチ51とで構成されている。遊星歯車機構40のサンギヤ41が入力部材である入力軸3に連結され、リングギヤ42が出力部材である駆動軸10に連結されている。遊星歯車機構40はシングルピニオン方式であり、前進用ブレーキ50はピニオンギヤ43を支えるキャリア44と変速機ケース5との間に設けられ、後進用クラッチ51はキャリア44とサンギヤ41との間に設けられている。後進用クラッチ51を解放して前進用ブレーキ50を締結すると、入力軸3の回転が逆転され、かつ減速されて駆動軸10へ伝えられる。逆に、前進用ブレーキ50を解放して後進用クラッチ51を締結すると、遊星歯車機構40のキャリア44とサンギヤ41とが一体に回転するので、入力軸3と駆動軸10とが直結される。
無段変速装置Aの駆動プーリ11は、駆動軸(プーリ軸)10上に一体に形成された固定シーブ11aと、駆動軸10上において軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持された可動シーブ11bと、可動シーブ11bの背後に設けられた油圧サーボ12とを備えている。可動シーブ11bの外周部には、背面側へ延びるピストン部12aが一体に形成され、このピストン部12aの外周部が駆動軸10に固定されたシリンダ12bの内周部に摺接している。可動シーブ11bとシリンダ12bとの間には、油圧サーボ12の作動油室12cが形成されており、この作動油室12cへの油圧を制御することにより、変速制御を実施することができる。
従動プーリ21は、従動軸(プーリ軸)20上に一体に形成された固定シーブ21aと、従動軸20上を軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持された可動シーブ21bと、可動シーブ21bの背後に設けられた油圧サーボ22とを備えている。可動シーブ21bの外周部には、背面側へ延びるシリンダ部22aが一体に形成され、このシリンダ部22aの内周部に従動軸20に固定されたピストン部22b(固定ピストン)が摺接している。可動シーブ21bとピストン部22bとの間に油圧サーボ22の作動油室22cが形成され、この作動油室22cの油圧を制御することにより、トルク伝達に必要なベルト推力が与えられる。また、作動油室22c内には、初期推力を与えるスプリング24が配置されている。
無段変速機Xは、上述した駆動プーリ11側の作動油室12c、及び従動プーリ21の作動油室22cにオイルを供給するためのメイン油路60を有する。メイン油路60の上流側には、オイルポンプ6が配置されている。そのため、エンジンが作動している状態においては、オイルポンプ6が作動し、メイン油路60の上流端からオイルを汲み上げ、圧送することができる。
メイン油路60は、オイルポンプ6よりも下流側に位置する分岐点62おいて駆動側メイン油路60a及び従動側メイン油路60bの2系統に分岐されている。駆動側メイン油路60aは、駆動プーリ11の作動油室12cに接続されている。駆動側メイン油路60aの中途には、オリフィス64,66が設けられている。
従動側メイン油路60bは、従動プーリ21の作動油室22cに対して接続されている。また、従動側メイン油路60bの中途、すなわちメイン油路60において分岐点62と作動油室22cとの接続部との間の位置には、サブ油路70が接続されている。サブ油路70の上流端には、吸込口74が設けられている。サブ油路70は、オイルパン72(オイル貯留部)から吸込口74を介してオイルを吸い込み可能とされている。
サブ油路70の中途には、一方弁76が設けられている。一方弁76は、オイルパン72側から作動油室22c側への流れを許容し、作動油室22c側からオイルパン72側への流れを阻止可能な弁である。
上述したように、本実施形態のベルト式無段変速機Xにおいては、エンジンによって駆動されるオイルポンプ6と作動油室22cとの間を繋ぐメイン油路60(従動側メイン油路60b)と、従動側メイン油路60bの途中に接続されたサブ油路70とが設けられている。また、サブ油路70が、オイルが貯留されたオイルパン72内のオイルを吸い込み可能とされると共に、サブ油路70の中途に一方弁76を設け、オイルパン72側から作動油室22c側への流れを許容し、作動油室22c側からオイルパン72側への流れを阻止可能とされている。そのため、従動プーリ21に設けられた作動油室22cが負圧状態になると、サブ油路70に設けられた一方弁76が開状態になり、サブ油路70を介してオイルパン72から作動油室22cにオイルが供給される。
具体的には、図3に示すように、車両がアイドルストップ動作を行う場合には、所定の車速になるとエンジンが停止され、その後エンジンの回転数がゼロに到達する。オイルポンプ6がエンジンによって駆動されるものであるため、エンジン回転数がゼロになってから車速がゼロになるまでの期間αにおいては、オイルポンプ6によるオイルの供給のない状態でVベルト15が回転する状態となる。このような状態では、無段変速装置Aがロー側に変速し、従動プーリ21側の作動油室22cの体積が増大してしまい、作動油室22内が負圧になる可能性がある。作動油室22内が負圧になると、外部から空気を吸い込み、次回のエンジン始動時における作動油室22の昇圧が遅れ、発進時間が遅れてしまう懸念がある。
かかる事態を想定し、本実施形態のベルト式無段変速機Xにおいては、作動油室22cに繋がる従動側メイン油路60bに対してサブ油路70を接続し、オイルポンプ6が停止中であってもサブ油路70を介してオイルパン72からオイルを吸い込むことを可能としている。これにより、従動プーリ21に設けられた作動油室22cに空気が混入することを防止し、エンジンを再始動して発進するまでに要する発進時間の遅れを最小限に抑制することができる。
本実施形態においては、オイルパン72からオイルを吸入可能なようにサブ油路70を設けた構成を例示したが、オイルパン72とは別に何らかのオイル貯留手段を設け、このオイル貯留手段からオイルを吸入可能なようにサブ油路70を設けた構成としても良い。
本発明のベルト式無段変速機Xは、車両全般において利用可能である。
6 オイルポンプ
10 駆動軸
11 駆動プーリ
15 Vベルト
20 従動軸
21 従動プーリ
21a 固定シーブ
21b 可動シーブ
22 油圧サーボ
22c 作動油室
60 メイン油路
60b 従動側メイン油路
70 サブ油路
72 オイルパン(オイル貯留部)
74 吸込口
76 一方弁
X ベルト式無段変速機

Claims (1)

  1. 駆動側のシャフトに取り付けられた駆動側プーリと従動側のシャフトに取り付けられた従動側プーリとに亘ってベルトを掛け渡し、前記駆動側プーリ及び前記従動側プーリの少なくとも一方において挟圧を作用させることにより前記ベルトの捲き掛け径を制御可能なベルト式無段変速機であって、
    前記従動側プーリが、
    前記シャフトに固定された固定シーブと、
    前記シャフトに沿って移動することにより前記固定シーブに対して近接離反することが可能な可動シーブと、
    前記可動シーブとの間に油室を形成する油圧サーボとを備えており、
    エンジンによって駆動されるオイルポンプと前記油室との間を繋ぐメイン油路と、
    前記メイン油路の途中に接続されたサブ油路とを有し、
    前記サブ油路が、オイルが貯留されたオイル貯留部内のオイルを吸い込み可能な吸込口を有し、
    前記サブ油路の中途に、前記オイル貯留部側から前記油室側への流れを前記油室が少なくとも負圧状態時に許容し、前記油室側から前記オイル貯留部側への流れを阻止可能な一方弁が設けられていることを特徴とするベルト式無段変速機。
JP2012239354A 2012-09-28 2012-10-30 ベルト式無段変速装置 Expired - Fee Related JP6057455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012239354A JP6057455B2 (ja) 2012-09-28 2012-10-30 ベルト式無段変速装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012216456 2012-09-28
JP2012216456 2012-09-28
JP2012239354A JP6057455B2 (ja) 2012-09-28 2012-10-30 ベルト式無段変速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014081060A JP2014081060A (ja) 2014-05-08
JP6057455B2 true JP6057455B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=50785415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012239354A Expired - Fee Related JP6057455B2 (ja) 2012-09-28 2012-10-30 ベルト式無段変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6057455B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157745U (ja) * 1985-03-25 1986-09-30
DE19921749A1 (de) * 1998-05-18 1999-11-25 Luk Getriebe Systeme Gmbh Getriebe
JP4329457B2 (ja) * 2003-09-03 2009-09-09 トヨタ自動車株式会社 ベルト式無段変速機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014081060A (ja) 2014-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5218303B2 (ja) 動力伝達装置
JP5418486B2 (ja) 動力伝達装置
US10793156B2 (en) Vehicle control device
JP5549565B2 (ja) 動力伝達装置
JP5232142B2 (ja) 内燃機関を備えた車両動力伝達系統用の液圧作動式無段変速機
WO2012114997A1 (ja) 無段変速機の油圧制御装置
JP5315487B1 (ja) 可変容量ポンプの制御装置
JP6130688B2 (ja) 自動変速機の油圧供給装置
JP5440531B2 (ja) 自動変速機の流体圧制御装置
JP5394449B2 (ja) 変速機の油圧回路
JP6057455B2 (ja) ベルト式無段変速装置
JP2008128097A (ja) オイルポンプの駆動装置
JP5949951B2 (ja) 油供給装置
JP6219211B2 (ja) 変速装置の制御装置
JP2012225466A (ja) 油圧制御装置
JP5489815B2 (ja) アイドルストップ機能の検査モードを備えた車両
JP6149335B2 (ja) 車両用制御装置
JP2014145469A (ja) ベルト式無段変速装置
JP2015102190A (ja) 車両の制御装置
JP6010728B2 (ja) トルクコンバータ
JP6244239B2 (ja) シール機構付き車両用無段変速機
JP5910760B2 (ja) 油圧制御装置
JP2015102189A (ja) 車両用無段変速機
JP2012087828A (ja) 車両制御装置
JP5369924B2 (ja) 動力伝達装置用の流体圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6057455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees