JP6056735B2 - 乗物用テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用テーブルに関する。詳しくは、乗物用シートの着座者に供される乗物用テーブルに関する。
従来、車両用シートの側部に、折り畳んで格納することができるテーブルが付設された構成が知られている。上記テーブルは、そのシートと隣接する側の縁部が回転可能に軸支持された構成となっており、水平姿勢に展開された状態と、下方側に折り畳まれて格納された状態と、に切り替えられるようになっている。詳しくは、上記テーブルは、その底部と折り畳み先のベースとの間に、屈伸運動によりテーブルを水平姿勢に保つように突っ張ったりテーブルと共に折り畳まれたりする屈伸リンクが連結されている。上記屈伸リンクは、テーブルとベースとの間に前後一対で設けられており、それぞれ、テーブルとの連結軸が互いに共通の1本の連結棒によって構成されている。上記連結棒は、各屈伸リンクと一体的に結合されており、その先端側の操作部を回転方向に捻る操作によって互いに一体的となって屈伸運動して、テーブルを起こし上げたり折り畳んだりするようになっている。
特開2009−214798号公報
しかし、上記従来技術では、後側の屈伸リンクが後席乗員の足と当たって屈曲することがあり、これにより前側の屈伸リンクも一斉に屈曲してしまい、テーブルが不用意に折り畳まれてしまうおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、乗物用テーブルが外部からの力によって不用意に展開格納されないようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブルは次の手段をとる。
第1の発明は、乗物用テーブルであって、物載せとなるテーブル本体と、テーブル本体をベースに対して展開格納可能に連結する展開格納機構と、を有する。展開格納機構は、リンク運動によりテーブル本体をベースに対して展開格納させるリンク機構部と、リンク機構部に連結されてリンク機構部を操作する操作部と、リンク機構部が操作部の操作によらずに操作されることを防止するキャンセル機構部と、を有する。リンク機構部は、一対でテーブル本体をベースに対して展開格納させる構成となっている。キャンセル機構部は、操作部が一対のリンク機構部のうちの一方とは展開格納の双方向に動力伝達可能に連結されているが他方とは一方向にのみ動力伝達可能で他方向の動力伝達を逃がす連結とされていることにより、他方が操作部の操作によらずに他方向に操作されてもその操作力が操作部に伝達されない構成となっている。
この第1の発明によれば、一対のリンク機構部のうちの他方が操作部の操作によらずに他方向に操作されても、その操作力は操作部には伝達されない。したがって、上記のような力が外部からかけられても、一対のリンク機構部のうちの一方の姿勢を保つことができるため、テーブルが外部からの力によって不用意に展開格納されないようにすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。展開格納機構は、テーブル本体をベースに対して水平姿勢の展開状態と垂下姿勢の格納状態との間で回転により展開格納させる構成とされている。リンク機構部は、テーブル本体とベースとの間で屈伸運動によりテーブル本体を展開状態に保つように突っ張ったりテーブル本体を格納方向に導くように屈曲したりする構成とされている。キャンセル機構部は、一対のリンク機構部のうちの他方を突っ張った状態から屈曲させる方向には操作部からの動力を伝達し、その逆方向には動力伝達を逃がす構成となっている。
この第2の発明によれば、テーブル本体を一対のリンク機構部の突っ張りによって展開状態に保つ構成において、他方のリンク機構部に乗員の足が当たるなどして屈曲方向に外力がかけられても、一方のリンク機構部は突っ張った姿勢状態に保たれる。したがって、上記のような展開格納タイプの乗物用テーブルを、乗員の足が当たるような低い位置に設定しても、乗物用テーブルが不用意に格納操作されないようにすることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。キャンセル機構部は、操作部と一対のリンク機構部のうちの他方との間に設けられた、一方向の動きに対しては互いに当接して動力伝達が可能な状態となり、他方向の動きに対しては互いに離間して動力伝達をしない状態となる、当接構造によって構成されている。
この第3の発明によれば、キャンセル機構部を上記のような単純な当接構造によって簡素に形成することができる。
実施例1のテーブルが付設されたシートの斜視図である。 テーブルが折り畳まれた状態を示す斜視図である。 テーブルが展開状態でシートバックが大倒しされた状態を示す斜視図である。 テーブルが格納状態でシートバックが大倒しされた状態を示す斜視図である。 テーブルの分解斜視図である。 図5のIV部拡大図である。 テーブルの展開状態を後側から見た背面図である。 テーブルの格納状態を後側から見た背面図である。 後側の屈伸リンクが外力を受けて屈曲された状態を表した背面図である。 テーブルの平面図である。 テーブルの底面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のテーブルTaの構成について、図1〜図11を用いて説明する。本実施例のテーブルTaは、図1に示すように、自動車の右側座席を構成するシート1の車両内側の側部に付設されている。ここで、上述したシート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有する構成となっている。シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、リクライナ4を介してシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結されて支持されている。これにより、シートバック2は、その背凭れ角度を前後方向に自由に調整したり、シートクッション3の上面部に畳み込まれる位置まで前倒ししたりすることができるようになっている(図3〜図4参照)。
また、図1〜図2に示すように、シートバック2の車両内側の側部には、着座乗員が肘置きとして使用することのできるアームレスト2Aが付設されている。上記アームレスト2Aは、その根本側の端部が、連結軸2Bによって、シートバック2の車両内側の側部に起倒回転可能にピン連結された状態とされている。これにより、アームレスト2Aは、シートバック2の側部形状に沿って上方側に起こし上げられた状態と、シートバック2の側部から前方側に倒し込まれて肘置きとして使用することが可能な状態と、に切換えることができるようになっている。
また、上述したテーブルTaは、平板状のテーブル本体10と、同テーブル本体10を水平姿勢に展開させた状態(図1参照)と垂下姿勢に格納した状態(図2参照)とに切換え可能な展開格納機構20と、を有する構成となっている。具体的には、上記テーブル本体10は、シート前後方向に長尺な平板形状に形成されている。詳しくは、上記テーブル本体10は、ポリプロピレン樹脂(PP)のブロー成形により中身が中空の軽量化された平板形状に形成されている。上記テーブル本体10には、その前側半分の領域に、飲料容器を上方側から差し込んでセットすることのできる2個のカップホルダ11が設けられており、後側半分の領域に、矩形状に凹んだ小物入れ12が形成されている。
また、上記テーブル本体10のシート1と隣接する内側の側部には、前述したシート1のシートバック2が前倒しされた際(図3〜図4参照)に、同シートバック2の側部に付設されたアームレスト2Aとの干渉を回避するための凹部13が形成されている。上記凹部13は、テーブル本体10が水平姿勢に展開された状態(図3参照)においても、垂下姿勢に格納された状態(図4参照)においても、それぞれアームレスト2Aとの干渉を回避することができるように、板厚方向に貫通した肉抜きされた形状となって形成されている。
上述したテーブル本体10に設けられた2個のカップホルダ11は、図10〜図11に示すように、それぞれ、テーブル本体10に空けられた丸孔11Aと、テーブル本体10の底部に回転可能にヒンジ連結された支え具11Bと、同支え具11Bをテーブル本体10の底部に向けて畳み込む方向に付勢するバネ(図示省略)と、から成る構成となっている。各カップホルダ11は、常時は、各支え具11Bがそれぞれ付勢によってテーブル本体10の底部に畳み込まれて保持された状態となっている。各カップホルダ11は、テーブル本体10の各丸孔11A内にそれぞれ飲料容器が上方側から差し込まれることにより、各支え具11Bが下方側に一定角度まで押し回されて、各飲料容器を下方側から支えた状態となる。
次に、上述したテーブル本体10を展開格納させる展開格納機構20について説明する。図5に示すように、展開格納機構20は、テーブル本体10を上述したシート1のシートクッション3の側部に固定されたベース30に対して起倒回転可能にピン連結する前後一対の連結軸21と、テーブル本体10とベース30との間に連結されてテーブル本体10を展開格納させる前後一対のリンク機構部22と、各リンク機構部22に連結されてこれらを展開格納操作する操作部23と、各リンク機構部22が操作部23の操作によらずに格納操作されることを防止するキャンセル機構部24と、から構成されている。
上述したベース30は、シートクッション3の車両内側の側部骨格に固定された前後一対の縦長状の鋼板材により構成されている。上記ベース30を構成する前後一対の縦長状の各鋼板材は、それぞれ、それらの前後側の各縁部が、シート外側に折り曲げられて、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。上記ベース30は、その前後一対の各鋼板材の間に跨るようにこれらの間にシート内側から樹脂製面状のインナシールド5Aが装着されると共に、シート外側からも樹脂製面状のアウタシールド5Bが装着された状態とされている。これにより、ベース30は、その前後一対の各鋼板材間の隙間が外部に露呈しないように内側や外側から広く覆われた状態とされている。
また、前後一対の各連結軸21は、それぞれ、シート前後方向に軸方向が向けられており、上述したテーブル本体10の前内側の底部と後内側の底部とにそれぞれ結合される各ブラケット21Aを、それぞれ、上述したベース30の各鋼板材の上端部に軸回転可能にピン連結している。上述した各ブラケット21Aは、テーブル本体10の前内側の底部と後内側の底部とにそれぞれボルト締結によって一体的に固定されている。上記連結により、テーブル本体10がベース30に対して各連結軸21を中心に水平方向に展開された状態(図3参照)と、垂下姿勢に格納された状態(図4参照)と、の間で起倒回転することができるようになっている。
また、図5に示すように、前後一対の各リンク機構部22は、それぞれ、上述したテーブル本体10とベース30との間に互いに屈伸運動するようにリンク連結された第1リンク22Aと第2リンク22Bとを備える。各第1リンク22Aは、それぞれ、これらの一端部(図示上端部)に前後方向に貫通して挿通された前後方向に長尺な1本の連結軸23Aによって、上述したテーブル本体10の前外側の底部と後外側の底部とに結合される各ブラケット22Fと軸回転可能にピン連結された状態とされている。各ブラケット22Fは、テーブル本体10の前外側の底部と後外側の底部とにそれぞれボルト締結によって一体的に固定されている。上記連結により、各第1リンク22Aが、テーブル本体10の底部に対して、上述した連結軸23Aを中心に回転することができるように連結された状態とされている。
詳しくは、上述した各第1リンク22Aと各ブラケット22Fとは、それぞれ、一枚の縦長状の鋼板材が横断面U字状或いは逆U字状の形に折り曲げられて、それらの折り曲げられたU字の各立壁部と逆U字の各立壁部とが互いに前後方向に重ね合わされて、これらに貫通するように連結軸23Aが挿通されることにより、互いに相対回転可能に組み付けられた状態とされている。上記長尺状の連結軸23Aは、前側の第1リンク22Aに対しては、その挿通された各箇所が第1リンク22Aに溶接により強固に一体的に結合された状態とされており、前側のブラケット22Fに対しては、単に挿通されて回転可能にピン連結された状態とされている。一方、上記連結軸23Aは、後側の第1リンク22Aやブラケット22Fに対しては、これらに単に挿通されて回転可能にピン連結された状態とされている。
図6に示すように、上記連結軸23Aには、その後側の第1リンク22AのU字の各立壁部の間に挿通された箇所に、回転半径方向に延びる動力伝達片23Cが一体的に結合されている。上記動力伝達片23Cは、図7に示すように、連結軸23Aが後側の第1リンク22Aに対して図示反時計回り方向(第1リンク22Aを格納操作する方向)に回転する時には、後側の第1リンク22AのU字の各立壁部間を繋ぐ壁部に当たって後側の第1リンク22Aを同方向に押し回すようになっている。しかし、動力伝達片23Cは、図9に示すように、連結軸23Aが上記のように回されるのではなく、後側の第1リンク22Aが何らかの外力作用を受けて直接、連結軸23Aに対して図示反時計回り方向(格納される方向)に回される時には、後側の第1リンク22Aの壁部が動力伝達片23Cから離間する方向に回転することとなり、後側の第1リンク22Aが回転してもこの動力を連結軸23Aには伝達しない(後側の第1リンク22Aを空振りさせる)ようになっている。
図5に示すように、各第2リンク22Bは、それらの一端部(図示上端部)が、それぞれ連結軸22Cにより前述した各第1リンク22Aの他端部(図示下端部)に軸回転可能にピン連結されており、他端部(図示下端部)が、それぞれ連結軸22Dにより前述したベース30の各鋼板材の下部に軸回転可能にピン連結されている。上述した各連結軸22C,22Dは、それぞれ、前述した長尺状の連結軸23Aと同様に、それらの軸方向がシート前後方向に向けられた状態として設けられている。上記連結により、各第2リンク22Bは、ベース30に対して、連結軸22Dを中心に回転することができるようになっていると共に、各第1リンク22Aに対しても、連結軸22Cを中心に回転することができるようになっている。また、上記各連結軸22Dによる各第2リンク22Bとベース30との連結部には、各第2リンク22Bをベース30に対して常時展開回転させる方向(図7における反時計回り方向)に付勢するトーションバネ22Eが掛着されている。
上記のように構成された前後一対の各リンク機構部22は、図7〜図8に示すように、上述した各第1リンク22Aと各第2リンク22Bとをテーブル本体10とベース30との間で屈伸させる態様でリンク運動させて、テーブル本体10を水平姿勢の状態に展開させたり(図7参照)、垂下姿勢の状態に格納したり(図8参照)するようになっている。具体的には、上記各リンク機構部22は、図7に示すように、上述した各トーションバネ22Eの付勢力によって、常時、各第2リンク22Bがベース30との連結軸22Dを中心に図示反時計回り方向に押し回され、この動きを受けて各第1リンク22Aが各第2リンク22Bとの連結軸22Cからテーブル本体10との連結軸23Aを中心に図示時計回り方向に押し回される力を受けた状態とされている。この付勢力を受けた展開回転により、各リンク機構部22は、各第1リンク22Aと各第2リンク22Bとの成す角を広げながらテーブル本体10をベース30との連結軸21を中心に水平姿勢となる位置まで起こし上げていくようになっている。
上述した各リンク機構部22の展開回転は、図7に示すように、各第1リンク22Aの各第2リンク22Bと連結された側の端部に延設された各係止爪22A1が各第2リンク22Bと当接することで止められるようになっている。具体的には、各係止爪22A1は、各第1リンク22Aと各第2リンク22Bとが互いの成す角が180度より大きく開いた回転位置まで回転したところで各第2リンク22Bと当接して回転を止めるようになっている。このような構成となっていることにより、各リンク機構部22が、各第1リンク22Aと各第2リンク22Bとを比較的真っ直ぐに伸張させた姿勢状態でテーブル本体10とベース30との間で突っ張らせてテーブル本体10を水平姿勢の状態に保てるようになっている。また、各リンク機構部22にテーブル本体10からの荷重(重力方向にかかる荷重)が入力されても、この荷重が、各第1リンク22Aや各第2リンク22Bを更に展開回転させる方向に及ぼされる力として作用するようになるため、各リンク機構部22が展開状態に安定して保持されるようになっている。
また、上記各リンク機構部22は、上述した各トーションバネ22Eの付勢力に抗して連結軸23Aが後述するハンドル部23Bの回転操作によって図示反時計回り方向に回されることにより、各第1リンク22Aと各第2リンク22Bとが互いの成す角を狭めていく形に屈曲されながら、折り畳まれていくようになっている(図8参照)。具体的には、各リンク機構部22は、上記連結軸23Aが回転操作されることにより、各第1リンク22Aが連結軸23Aと一体的となって同方向に押し回されると共に、各第2リンク22Bも各連結軸22Cを介してこの動きを受けてベース30との連結軸22Dを中心に図示時計回り方向に押し回される。この回転により、各リンク機構部22は、図8に示すように、各第1リンク22Aと各第2リンク22Bとの成す角を狭めながらテーブル本体10をベース30に引き寄せるように折り畳まれていくようになっている。そして、各リンク機構部22は、上記格納回転によって、連結軸23Aがベース30に固定された把持具31に押し込まれて挟持された状態となり、各トーションバネ22Eの付勢力によって展開回転することがないように格納状態に保持された状態となる。
図5に示すように、操作部23は、前述した前後一対の第1リンク22Aの上端部に貫通して組み付けられた連結軸23Aと、連結軸23Aの先端部(前端部)に折り曲げられて形成されたハンドル部23Bと、連結軸23Aの一部に結合された前述した動力伝達片23Cと、によって構成されている。上記操作部23は、図7に示すように、テーブル本体10が展開された状態から、使用者が上記ハンドル部23Bを把持して上方側に捻るように操作することにより、連結軸23Aを図示反時計回り方向に回転させて、各リンク機構部22をテーブル本体10を格納させる方向にリンク運動(格納回転)させるようになっている。各リンク機構部22の格納回転は、ハンドル部23Bの回転操作の進行に伴って行われ、ハンドル部23Bにかける力によって前述した連結軸23Aをベース30の把持具31に押し込められるようになっている(図8参照)。
また、上記操作部23は、図8に示すように、テーブル本体10が格納された状態から、使用者が上記ハンドル部23Bを把持して下方側に捻るように操作することにより、連結軸23Aを図示時計回り方向に回転させて、各リンク機構部22をテーブル本体10を展開させる方向にリンク運動(展開回転)させて、連結軸23Aをベース30の把持具31から外せるようになっている。上記連結軸23Aがベース30の把持具31から外されることにより、各リンク機構部22は、各トーションバネ22Eの付勢によるアシスト力を受けながらハンドル部23Bの回転操作の進行に伴って展開方向に回転し、図7において前述した回転止めされる位置まで展開されるようになっている。このとき、後側のリンク機構部22は、後側の第1リンク22Aと連結軸23Aとが展開方向には回転が追従しない構成となっているが、トーションバネ22Eの付勢力により、前側のリンク機構部22と同じ回転止めされる位置まで展開されるようになっている。
上記操作部23は、図9に示すように、後側のリンク機構部22が、例えば後席乗員の足と当たって格納回転方向に屈曲することがあっても、このような動きに対しては連結軸23Aが後側の第1リンク22Aの動きには追従しないことから、後側のリンク機構部22の上記のような動きを逃がして、前側のリンク機構部22にその影響を与えないようになっている。したがって、上記のような外力が後側のリンク機構部22にかけられても、テーブル本体10が格納されることなく、展開位置に安定して保持されるようになっている。なお、後側のリンク機構部22は、上述した足と当たった外力が除荷されることにより、トーションバネ22Eの付勢力によって再び元の展開位置に戻されるようになっている。このような構成により、各リンク機構部22が操作部23の操作によらずに格納操作されることを防止するキャンセル機構部24が構成されている。
このように、本実施例のテーブルTaは、物載せとなるテーブル本体10と、テーブル本体10をベース30に対して展開格納可能に連結する展開格納機構20と、を有する。展開格納機構20は、リンク運動によりテーブル本体10をベース30に対して展開格納させる各リンク機構部22と、各リンク機構部22に連結されて各リンク機構部22を操作する操作部23と、各リンク機構部22が操作部23の操作によらずに操作されることを防止するキャンセル機構部24と、を有する。各リンク機構部22は、一対でテーブル本体10をベース30に対して展開格納させる構成となっている。キャンセル機構部24は、操作部23が前側のリンク機構部22とは展開格納の双方向に動力伝達可能に連結されているが後側のリンク機構部22とは一方向にのみ動力伝達可能で他方向の動力伝達を逃がす連結とされていることにより、後側のリンク機構部22が操作部23の操作によらずに他方向(格納方向)に操作されてもその操作力が操作部23に伝達されない構成となっている。
このような構成となっていることにより、後側のリンク機構部22が操作部23の操作によらずに他方向(格納方向)に操作されても、その操作力は操作部23には伝達されない。したがって、上記のような力が外部からかけられても、前側のリンク機構部22の展開姿勢を保つことができるため、テーブル本体10が外部からの力によって不用意に格納されないようにすることができる。
また、展開格納機構20は、テーブル本体10をベース30に対して水平姿勢の展開状態と垂下姿勢の格納状態との間で回転により展開格納させる構成とされている。各リンク機構部22は、テーブル本体10とベース30との間で屈伸運動によりテーブル本体10を展開状態に保つように突っ張ったりテーブル本体10を格納方向に導くように屈曲したりする構成とされている。キャンセル機構部24は、後側のリンク機構部22を突っ張った状態から屈曲させる方向には操作部23からの動力を伝達し、その逆方向には動力伝達を逃がす構成となっている。
このような構成となっていることにより、テーブル本体10を一対のリンク機構部22の突っ張りによって展開状態に保つ構成において、後側のリンク機構部22に乗員の足が当たるなどして屈曲方向に外力がかけられても、前側のリンク機構は突っ張った姿勢状態に保たれる。したがって、上記のような展開格納タイプのテーブルを、乗員の足が当たるような低い位置に設定しても、テーブル本体10が不用意に格納操作されないようにすることができる。
また、キャンセル機構部24は、操作部23と後側のリンク機構部22との間に設けられた、一方向の動きに対しては互いに当接して動力伝達が可能な状態となり、他方向の動きに対しては互いに離間して動力伝達をしない状態となる、当接構造(連結軸23Aに付設された動力伝達片23Cが後側のリンク機構部22に当たったり当たらなかったりする構造)によって構成されている。このような構成とすることで、キャンセル機構部24を単純な当接構造によって簡素に形成することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明のテーブルは、自動車以外の乗物用に供されるテーブルであってもよい。また、テーブルは、乗物本体などのシート以外のものに付設されて設けられるものであってもよい。また、テーブルは、シートの側部に展開されるものに限らず、シートの後部に展開されて後席乗員に供されるものや、シートの前部に展開されるものであってもよい。
また、展開格納機構は、テーブル本体をスライドにより展開格納させる構成であってもよい。また、展開格納機構は、テーブル本体を水平姿勢から起こし上げたり旋回させたりして格納するものであってもよい。また、キャンセル機構部を構成するワンウェイの当接構造は、操作部と一対のリンク機構部のうちの他方とのどちらに設けられていてもよく、もちろん、両者に設けられていてもよい。また、キャンセル機構部は、各リンク機構部が操作部の操作によらずに展開操作されることを防止するものとして構成されたものであってもよい。
1 シート
2 シートバック
2A アームレスト
2B 連結軸
3 シートクッション
4 リクライナ
5A インナシールド
5B アウタシールド
Ta テーブル
10 テーブル本体
11 カップホルダ
11A 丸孔
11B 支え具
12 小物入れ
13 凹部
20 展開格納機構
21 連結軸
21A ブラケット
22 リンク機構部
22A 第1リンク
22A1 係止爪
22B 第2リンク
22C 連結軸(中間)
22D 連結軸(下端)
22E トーションバネ
22F ブラケット
23 操作部
23A 連結軸(上端)
23B ハンドル部
23C 動力伝達片
24 キャンセル機構部
30 ベース
31 把持具

Claims (3)

  1. 乗物用テーブルであって、
    物載せとなるテーブル本体と、
    該テーブル本体をベースに対して展開格納可能に連結する展開格納機構と、を有し、
    前記展開格納機構は、
    リンク運動により前記テーブル本体を前記ベースに対して展開格納させるリンク機構部と、
    該リンク機構部に連結されて該リンク機構部を操作する操作部と、
    前記リンク機構部が前記操作部の操作によらずに操作されることを防止するキャンセル機構部と、を有し、
    前記リンク機構部は、一対で前記テーブル本体を前記ベースに対して展開格納させる構成となっており、
    前記キャンセル機構部は、前記操作部が一対の前記リンク機構部のうちの一方とは展開格納の双方向に動力伝達可能に連結されているが他方とは一方向にのみ動力伝達可能で他方向の動力伝達を逃がす連結とされていることにより、前記他方が前記操作部の操作によらずに他方向に操作されてもその操作力が前記操作部に伝達されない構成となっていることを特徴とする乗物用テーブル。
  2. 請求項1に記載の乗物用テーブルであって、
    前記展開格納機構は、前記テーブル本体を前記ベースに対して水平姿勢の展開状態と垂下姿勢の格納状態との間で回転により展開格納させる構成とされ、
    前記リンク機構部は、前記テーブル本体と前記ベースとの間で屈伸運動により前記テーブル本体を前記展開状態に保つように突っ張ったり前記テーブル本体を格納方向に導くように屈曲したりする構成とされ、
    前記キャンセル機構部は、一対の前記リンク機構部のうちの他方を突っ張った状態から屈曲させる方向には前記操作部からの動力を伝達し、その逆方向には動力伝達を逃がす構成となっていることを特徴とする乗物用テーブル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用テーブルであって、
    前記キャンセル機構部は、前記操作部と一対の前記リンク機構部のうちの他方との間に設けられた、一方向の動きに対しては互いに当接して動力伝達が可能な状態となり、他方向の動きに対しては互いに離間して動力伝達をしない状態となる、当接構造によって構成されていることを特徴とする乗物用テーブル。
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