JP6056661B2 - 液体現像装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体現像装置、および画像形成装置に関する。
従来から、現像部材上に形成された液体現像剤層から、像保持体表面に液体現像剤を供給し該像保持体表面の静電潜像をトナーにより現像する湿式の画像形成が行われている。
例えば、特許文献1には、液体現像剤を貯留する液体現像剤貯留部と、液体現像剤貯留部より供給された液体現像剤を用いて像を形成する現像部と、現像部で形成された像を前記記録媒体上に転写し、転写像を形成する転写部と、現像部において残存した液体現像剤を回収する回収部と、回収された液体現像剤を液体現像剤貯留部に搬送する搬送部とを有し、現像部は、少なくとも、表面に液体現像剤の層を形成する現像ローラと、層中において現像ローラの表面にトナー粒子を偏在させる圧縮手段と、現像ローラ上の液体現像剤と静電潜像とにより像を形成する感光体とを有し、トナー粒子の平均粒径が0.7μmから3μmであり、かつ、トナー粒子の粒度分布の幅Sが1.4以下である画像形成装置が開示されている。
特開2008−39940号公報
本発明が解決しようとする課題は、優れた画質を有する画像を形成し得る液体現像装置を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
トナーおよびキャリア液を含み且つトナー濃度が23体積%以上27体積%以下である液体現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された前記液体現像剤が表面に供給されて、下記式(1)により求められるトナー被覆率が0.71以上1.1以下、膜厚が5.8μm以上7.5μm以下である液体現像剤層が形成され、且つ形成された前記液体現像剤層を像保持体表面に供給して前記像保持体表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像部材と、
前記像保持体表面に供給される前の前記液体現像剤層を帯電する現像剤帯電手段と、
を備える液体現像装置。
式(1) トナー被覆率=({SL/〔4πr/3〕}×πr)/0.9069
(上記式(1)中、Sは前記液体現像剤におけるトナー濃度(体積%/100)を、Lは前記液体現像剤層の膜厚(μm)を、rは前記トナーの体積平均の粒子半径(μm)を表す。尚、前記0.9069の数値は円の最密面積充填率である。)
請求項2に係る発明は、
前記液体現像剤における前記トナーの体積平均粒径が2.5μm以上3.8μm以下である請求項1に記載の液体現像装置。
請求項3に係る発明は、
像保持体と、
前記像保持体を帯電させる帯電装置と、
帯電した前記像保持体に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
前記像保持体の表面に形成された前記静電潜像をトナー像として現像する、請求項1または請求項2に記載の液体現像装置と、
前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写装置と、
前記記録媒体の表面に転写された前記トナー像を前記記録媒体の表面に定着する定着装置と、
を備える画像形成装置。
請求項1に係る発明によれば、液体現像剤におけるトナー濃度、現像部材表面に形成された液体現像剤層の膜厚および前記式(1)により求められるトナー被覆率が上記範囲であり、且つ像保持体表面に供給される前の液体現像剤層を帯電する現像剤帯電手段を備えるとの要件を満たさない場合に比べ、優れた画質を有する画像を形成し得る液体現像装置が提供される。
請求項2に係る発明によれば、トナーの体積平均粒径が上記範囲であるとの要件を満たさない場合に比べ、画像部の白抜けおよびカブリの発生を抑制し得る液体現像装置が提供される。
請求項3に係る発明によれば、液体現像剤におけるトナー濃度、現像部材表面に形成された液体現像剤層の膜厚および前記式(1)により求められるトナー被覆率が上記範囲であり、且つ像保持体表面に供給される前の液体現像剤層を帯電する現像剤帯電手段を備えるとの要件を満たす液体現像装置を備えない場合に比べ、優れた画質を有する画像を形成し得る画像形成装置が提供される。
本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
以下、本発明の一例である実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態に係る液体現像装置は、トナーおよびキャリア液を含む液体現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された前記液体現像剤が表面に供給されて液体現像剤層が形成され、且つ形成された前記液体現像剤層を像保持体表面に供給して前記像保持体表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像部材と、を備える。
尚、液体現像剤におけるトナー濃度が23体積%以上27体積%以下である。
また、現像部材表面に形成された前記液体現像剤層の膜厚が5.8μm以上7.5μm以下である。
また、前記液体現像剤層では、下記式(1)により求められるトナー被覆率が0.71以上1.1以下となるよう制御される。
更に本実施形態に係る液体現像装置は、前記像保持体表面に供給される前の前記液体現像剤層を帯電する現像剤帯電手段を備える。
式(1) トナー被覆率=({SL/〔4πr/3〕}×πr)/0.9069
(上記式(1)中、Sは前記液体現像剤におけるトナー濃度(体積%/100)を、Lは前記液体現像剤層の膜厚(μm)を、rは前記トナーの体積平均の粒子半径(μm)を表す。尚、前記0.9069の数値は円の最密面積充填率である。)
従来から、現像部材上に形成された液体現像剤層から、像保持体表面に液体現像剤を供給し該像保持体表面の静電潜像をトナーにより現像する湿式の画像形成が行われている。この画像形成において、予め現像剤収容部に収容されている液体現像剤中のトナー自体を帯電させておく態様では、現像部材表面に供給された液体現像剤中でトナーが現像部材に対して鉛直方向に重なってしまい、結果として液体現像剤中でトナー粒子が集中して存在する箇所が生じムラのあるトナー層が形成されることがあった。
また、液体現像剤を用いた湿式の画像形成では、画像部の白抜けが発生したり、静電潜像が形成された部分以外の領域(非画像部)にトナーが移行してカブリが発生したりドットの輪郭部が乱れることがあった。
これに対し、本実施形態に係る液体現像装置では、像保持体表面に供給される前の前記液体現像剤層を帯電する現像剤帯電手段を備え、且つ液体現像剤におけるトナー濃度が23体積%以上27体積%以下、現像部材表面に形成された前記液体現像剤層の膜厚が5.8μm以上7.5μm以下、前記式(1)により求められるトナー被覆率が0.71以上1.1以下となるよう制御される。本実施形態では、この構成を備えることで優れた画質を有する画像が形成される。
この効果が奏されるメカニズムは、必ずしも明確ではないものの以下のごとく推察される。
まず、像保持体表面に供給される前の前記液体現像剤層を帯電する現像剤帯電手段を備えることで、トナーが帯電されると共に、液体現像剤中においてトナーが現像部材側に押しつけられる。これは、現像剤帯電手段によって帯電が行われる領域の序盤で帯電が施されたトナーに対し、その後更に現像剤帯電手段によって帯電が続けられることで、前記帯電が施されたトナーが反発し、液体現像剤中を現像部材側に移動するためと考えられる。
しかし、たとえ上記現像剤帯電手段を有していても、前述のトナー被覆率が低いとトナー量が不足することによって現像部材表面の液体現像剤層中でトナー層が形成されない部分が生じるものと考えられ、その結果画像部の白抜けが発生していた。一方で、前記トナー被覆率が高いとトナー量が過剰であることによって、現像部材表面の液体現像剤層中においてトナー層が複数層形成され、現像部材から遠いトナー層のトナーほど現像部材への付着力が弱いために、静電潜像が形成された部分以外の領域(非画像部)にトナーが移行してしまうものと考えられ、その結果カブリが発生したりドットの輪郭部が乱れていた。
これに対し、前記トナー被覆率が上記範囲に制御されることで、液体現像剤層中に適切な量のトナーが存在するため、画像部の白抜けの発生、カブリの発生、およびドットの輪郭部の乱れが抑制されるものと考えられる。
そして、前記現像剤帯電手段を備え且つ前記トナー被覆率が上記範囲に制御されることで、現像部材表面の液体現像剤層ではムラが抑制され且つ複数の層が積み重なることが抑制されたトナー層が形成されるものと考えられ、これによって優れた画質を有する画像が形成される。
−トナー被覆率−
現像部材上に形成された液体現像剤層中におけるトナー被覆率は、前記の通り0.71以上1.1以下である。
トナー被覆率が0.71未満では画像部の白抜けが発生し、一方1.1を超えると静電潜像が形成された部分以外の領域(非画像部)にトナーが移行してカブリが発生したりドットの輪郭部が乱れる。
尚、本実施形態におけるトナー被覆率は、前記式(1)で表されるものである。
ここで、式(1)においてSで表される液体現像剤におけるトナー濃度は、以下の方法により測定される。
まず、現像剤収容部から収容されている液体現像剤を取り出し、この液体現像剤を600倍に希釈した現像剤を封入した瓶を小型超音波洗浄機に浸漬して粒子を分散させる。その後、希釈した液体現像剤を脱気した後に吸光光度計(島図製作所社製、UV−2500PC)を用いて吸光度を測定する。測定した吸光度と、あらかじめ作成した吸光度と希釈現像剤の濃度の検量線から、元の現像剤の濃度を算出する。
また、式(1)においてLで表される液体現像剤層の膜厚(μm)は、以下の方法により測定される。
現像剤収容部より供給された液体現像剤を用いて像を形成する現像部材において、現像部材の一定面積の表面に付着した液体現像剤をウェス等で拭き取り、その前後のウェスの質量変化を測定することで拭き取った液体現像剤の質量を測定する。測定した液体現像剤の質量、拭き取った面積、液体現像剤のトナー濃度、トナーの比重、キャリアの比重から、下記式により求められる。
式(2) 膜厚=(M×(S/T+(1−S)/C))/A
(上記(2)式中、Mは液体現像剤の質量(g)、Sは液体現像剤のトナー濃度(重量%)、Tはトナーの比重、Cはキャリア液の比重、Aは拭き取った面積(m)を表す。
更に、式(1)においてrで表されるトナーの体積平均の粒子半径(μm)は、以下の方法により測定される。
まず、トナーの体積平均粒径D50vを測定する。レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(例えば、LA920(堀場製作所社製))を用いて測定が行われ、粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積をそれぞれ小径側から累積分布を描き、累積50%となる粒子径を体積平均粒径D50vと定義する。
更に、得られた体積平均粒径D50vを2で割ることで、トナーの体積平均の粒子半径が算出される。
尚、本明細書に記載の数値は上記方法により測定されたものである。
・トナー濃度
前記液体現像剤におけるトナー濃度は、23体積%以上27体積%以下である。23体積%未満だと、トナー量が不足することにより画像部の白抜けが発生する。一方27体積%を超えると、トナー量が過剰であることによりカブリの発生やドットの輪郭部の乱れ生じる。
液体現像剤におけるトナー濃度は、液体現像剤の調製の際におけるトナーとキャリア液との比率により制御される。
・液体現像剤層の膜厚
前記液体現像剤層の膜厚(L)が5.8μm以上7.5μm以下である。5.8μm未満だと、トナー量が不足することにより画像部の白抜けが発生する。一方7.5μmを超えると、現像の際の液流れにより画像の筋状乱れが発生する。
液体現像剤層の膜厚は液体現像剤の粘度等によって制御されるが、更に該液体現像剤層の膜厚を簡易に調整する観点から、該膜厚を規制する規制部材を像保持体表面への液体現像剤の供給が行われる箇所より上流側(現像部材の駆動方向上流側)の位置に有することが好ましい。尚、規制部材が設けられる位置は、更に現像剤帯電手段によって帯電が行われる箇所より上流側(現像部材の駆動方向上流側)が好ましい。
・トナー体積平均粒径
トナーの体積平均粒径が2.5μm以上3.8μm以下であることが好ましく、更に2.5μm以上3.0μm以下であることがより好ましい。2.5μm以上であることにより、トナー量が過剰であることによるカブリの発生やドットの輪郭部の乱れが抑制される。一方3.8μm以下であることにより、トナー量が不足することによる画像部の白抜けの発生が抑制される。
また、トナーの体積平均粒径(つまり1層分のトナー層の厚さ)が上記範囲であることで、コート紙のような表面の荒れが抑制された記録媒体だけでなく、普通紙のような数μmオーダーの表面粗さを有する記録媒体にも、高画質な画像を形成し得る。上記体積平均粒径が2.5μm以上であることで、普通紙等に対してもその表面に追従して転写されて画像部の白抜けが抑制される。一方3.8μm以下であることで、トナー層の厚さが過大となり過ぎず、浮き彫り感の抑制された画像が形成される。
トナーの体積平均粒径は、トナーの造粒の際に制御される。
次いで、本実施形態に係る液体現像装置および画像形成装置について、図を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。尚、図1に示す画像形成装置は、本実施形態に係る液体現像装置を備える。
本実施形態に係る画像形成装置101は、図1に示すように、例えば、湿式の画像形成装置であって、感光体10(像保持体の一例。尚、本実施形態において像保持体とは、液体現像装置によりトナー像が形成されるものを指す)を備え、感光体10の周囲に、感光体10の表面を帯電させる感光体帯電装置12と、露光により、帯電した感光体10の表面に静電潜像を形成する露光装置14(静電潜像形成装置の一例)と、感光体10の表面に形成された静電潜像をトナー像Tとして現像する液体現像装置16と、感光体10の表面に形成されたトナー像Tを記録媒体P(例えば用紙)の表面に転写する転写装置18と、トナー像Tの転写後の感光体10の表面に残留する転写残トナー粒子を除去・回収するクリーナ20と、記録媒体Pの表面に転写されたトナー像Tを加熱して定着する定着装置26と、を備える。
転写装置18は、感光体10の表面に形成されたトナー像Tが表面に転写されるドラム状の中間転写体22と、中間転写体22の表面に転写されたトナー像Tを記録媒体Pに転写する転写ロール24と、を備えた中間転写方式の装置で構成されている。
なお、転写装置18は、例えば、ベルト状の中間転写体22を備えた構成であってもよいし、中間転写体22を備えず、転写ロール24により感光体10から直接記録媒体Pにトナー像Tを転写する直接転写方式の構成であってもよい。
また、図1では、記録媒体Pの表面に転写されたトナー像Tを加熱して定着する定着装置26を示すが、定着装置26における定着方式としては、定着ロールまたはベルトによる接触熱定着でもよいし、オーブンやフラッシュランプ等による非接触加熱定着であってもよい。また、紫外線硬化型の現像剤を用いた場合には、UVランプ等により定着してもよい。
次いで、図1に示す画像形成装置101の動作について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置101では、まず、感光体帯電装置12により、矢印B方向に回転する感光体10の表面を予め定められた電位に帯電させる。
次に、露光装置14により、帯電された感光体10の表面を画像信号に基づき露光(例えばレーザ光線による露光)し、静電潜像を形成する。
次に、液体現像装置16により、静電潜像が形成された感光体10の表面に液体現像剤G1を供給し、静電潜像を現像(顕像化)して、トナー像Tを形成する。
次に、感光体10の表面で現像されたトナー像Tを、矢印C方向に回転する中間転写体22の表面に転写する。
次に、中間転写体22の表面に転写されたトナー像Tを、転写ロール24との接触位置において、記録媒体Pに転写する。ここで、本転写は、転写ロール24と中間転写体22とによって記録媒体Pを挟み、中間転写体22の表面のトナー像Tを記録媒体Pに密着させることにより、記録媒体Pにトナー像Tを転写する。
その後、トナー像Tが転写された記録媒体Pを定着装置26に搬送し、定着装置26中の定着ローラ対に挟み込み、加圧すると共に加熱し、記録媒体Pの表面にトナー像Tを定着する。これにより、記録媒体Pの表面に定着画像を形成する。
一方、中間転写体22にトナー像Tを転写した後の感光体10は、転写残トナー粒子をクリーナ20により除去、回収し、再び上記画像形成プロセスへ移行する。
次いで、液体現像装置16について説明する。
液体現像装置16は、湿式の現像装置であり、液体現像剤G1を収容する現像剤収容容器32(現像剤収容部の一例)と、現像剤収容容器32に収容した液体現像剤G1が表面に供給されて液体現像剤層G2が形成され、且つ形成された液体現像剤層G2を感光体10表面に供給し、感光体10の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像ロール34(現像部材の一例)と、現像ロール34による液体現像剤G1の供給量を制限して液体現像剤層G2の膜厚を規制する規制部材36と、感光体10表面に供給される前の液体現像剤層G2を帯電する現像剤帯電装置38(現像剤帯電手段の一例)と、を備えている。
現像ロール34は、現像剤収容容器32に収容された液体現像剤G1に一部が浸るようにして設けられる。
現像剤帯電装置38としては、コロトロンやスコロトロン等のコロナ放電器の他、帯電ローラ、グロー放電器等による帯電装置も用いられる。
液体現像装置16の動作について説明する。
液体現像装置16では、現像ロール34が現像剤収容容器32に収容された液体現像剤G1に浸る位置で、現像ロール34の表面に液体現像剤G1が供給され、更に規制部材36によって液体現像剤G1の供給量が制限されて液体現像剤層G2が形成される。この際、前記式(1)により求められるトナー被覆率は前述の範囲に制御される。
次に、感光体10の表面に供給される前の液体現像剤層G2に対して、現像剤帯電装置38によって帯電が施される。この際、液体現像剤層G2中のトナーが帯電されると共に、液体現像剤層G2中においてトナーが現像部材側に押しつけられる。
次に、現像ロール34が感光体10と相対する位置で、液体現像剤層G2における液体現像剤が感光体10の表面に供給され、静電潜像が形成された感光体10の表面における該静電潜像を現像(顕像化)して、トナー像Tを形成する。
〔液体現像剤〕
ここで、本実施形態における液体現像剤について説明する。
液体現像剤は、少なくともトナーとキャリア液とを含んで構成される。
尚、本実施形態では、前記式(1)により求められるトナー被覆率が前述の範囲となるよう、液体現像剤の組成が調整される。具体的には、液体現像剤におけるトナー濃度が23体積%以上27体積%以下である。また、トナーの体積平均粒径が2.5μm以上3.8μm以下であることが好ましい。
≪トナー粒子≫
トナー粒子は、例えば、結着樹脂と、必要に応じて、着色剤と、離型剤と、その他添加剤と、を含んで構成される。これら添加剤は、結着樹脂に混練するなどして内添してもよいし、粒子としてトナーを得たのち混合処理を施すなどして外添してもよい。尚、通常、着色剤を含むが、透明のトナーとする場合は、着色剤を含まなくてもよい。
−結着樹脂−
結着樹脂としては、例えば、スチレン類(例えばスチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等)、(メタ)アクリル酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン性不飽和ニトリル類(例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)、ビニルケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)、オレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブタジエン等)等の単量体の単独重合体、又はこれら単量体を2種以上組み合せた共重合体からなるビニル系樹脂が挙げられる。
結着樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、変性ロジン等の非ビニル系樹脂、これらと前記ビニル系樹脂との混合物、又は、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等も挙げられる。
これらの結着樹脂は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
結着樹脂としては、ポリエステル樹脂が好適である。
ポリエステル樹脂としては、例えば、公知の非晶性ポリエステル樹脂が挙げられる。ポリエステル樹脂は、非晶性ポリエステル樹脂と共に、結晶性ポリエステル樹脂を併用してもよい。但し、結晶性ポリエステル樹脂は、全結着樹脂に対して、含有量が2質量%以上40質量%以下(好ましくは2質量%以上20質量%以下)の範囲で用いることがよい。
なお、樹脂の「結晶性」とは、示差走査熱量測定(DSC)において、階段状の吸熱量変化ではなく、明確な吸熱ピークを有することを指し、具体的には、昇温速度10(℃/min)で測定した際の吸熱ピークの半値幅が10℃以内であることを指す。
一方、樹脂の「非晶性」とは、半値幅が10℃を超えること、階段状の吸熱量変化を示すこと、又は明確な吸熱ピークが認められないことを指す。
・非晶性ポリエステル樹脂
非晶性ポリエステル樹脂としては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールとの縮重合体が挙げられる。なお、非晶性ポリエステル樹脂としては、市販品を使用してもよいし、合成したものを使用してもよい。
多価カルボン酸としては、例えば、脂肪族ジカルボン酸(例えばシュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アルケニルコハク酸、アジピン酸、セバシン酸等)、脂環式ジカルボン酸(例えばシクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボン酸(例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等)、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステルが挙げられる。これらの中でも、多価カルボン酸としては、例えば、芳香族ジカルボン酸が好ましい。
多価カルボン酸は、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等)が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールとしては、例えば、脂肪族ジオール(例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等)、脂環式ジオール(例えばシクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA等)、芳香族ジオール(例えばビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物等)が挙げられる。これらの中でも、多価アルコールとしては、例えば、芳香族ジオール、脂環式ジオールが好ましく、より好ましくは芳香族ジオールである。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上の多価アルコールを併用してもよい。3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、50℃以上80℃以下が好ましく、50℃以上65℃以下がより好ましい。
なお、ガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求め、より具体的にはJIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求められる。
非晶性ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、5000以上1000000以下が好ましく、7000以上500000以下より好ましい。
非晶性ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)は、2000以上100000以下が好ましい。
非晶性ポリエステル樹脂の分子量分布Mw/Mnは、1.5以上100以下が好ましく、2以上60以下がより好ましい。
なお、重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC−8120を用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
非晶性ポリエステル樹脂の製造は、周知の製造方法が挙げられる。具体的には、例えば、重合温度を180℃以上230℃以下とし、必要に応じて反応系内を減圧にし、縮合の際に発生する水やアルコールを除去しながら反応させる方法が挙げられる。
なお、原料の単量体が、反応温度下で溶解又は相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。この場合、重縮合反応は溶解補助剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪い単量体が存在する場合は、あらかじめ相溶性の悪い単量体とその単量体と重縮合予定の酸又はアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
・結晶性ポリエステル樹脂
結晶性ポリエステル樹脂は、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールとの重縮合体が挙げられる。なお、結晶性ポリエステル樹脂としては、市販品を使用してもよいし、合成したものを使用してもよい。
ここで、結晶性ポリエステル樹脂は、結晶構造を容易に形成するため、芳香族を有する重合性単量体よりも直鎖状脂肪族を有する重合性単量体を用いた重縮合体が好ましい。
多価カルボン酸としては、例えば、脂肪族ジカルボン酸(例えばシュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボン酸(例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、マロン酸、メサコニン酸等の二塩基酸等)、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステルが挙げられる。
多価カルボン酸は、多価カルボン酸は、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価のカルボン酸としては、例えば、芳香族カルボン酸(例えば1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸等)、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステルが挙げられる。
多価カルボン酸としては、これらジカルボン酸と共に、スルホン酸基を持つジカルボン酸、エチレン性二重結合を持つジカルボン酸を併用してもよい。
多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールとしては、例えば、脂肪族ジオール(例えば主鎖部分の炭素数が7以上20以下である直鎖型脂肪族ジオール)が挙げられる。脂肪族ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,14−エイコサンデカンジオールなどが挙げられる。これらの中でも、脂肪族ジオールとしては、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオールが好ましい。
多価アルコールは、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のアルコールを併用してもよい。3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ここで、多価アルコールは、脂肪族ジオールの含有量を80モル%以上とすることがよく、好ましくは90モル%以上である。
結晶性ポリエステル樹脂の融解温度は、50℃以上100℃以下が好ましく、55℃以上90℃以下がより好ましく、60℃以上85℃以下がさらに好ましい。
なお、融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
結晶性ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、6,000以上35,000以下が好ましい。
結晶性ポリエステル樹脂の製造は、例えば、非晶性ポリエステルと同様に、周知の製造方法が挙げられる。
結着樹脂の含有量としては、例えば、トナー粒子全体に対して、40質量%以上95質量%以下が好ましく、50質量%以上90質量%以下がより好ましく、60質量%以上85質量%以下がさらに好ましい。
−着色剤−
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、ピグメントイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ピグメントレッド、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレートなどの種々の顔料、又は、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系などの各種染料等が挙げられる。
着色剤は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色剤は、必要に応じて表面処理された着色剤を用いてもよく、分散剤と併用してもよい。また、着色剤は、複数種を併用してもよい。
着色剤の含有量としては、例えば、トナー粒子全体に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、3質量%以上15質量%以下がより好ましい。
−離型剤−
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
離型剤の融解温度は、50℃以上110℃以下が好ましく、60℃以上100℃以下がより好ましい。
なお、融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
離型剤の含有量としては、例えば、トナー粒子全体に対して、1質量%以上20質量%以下が好ましく、5質量%以上15質量%以下がより好ましい。
−その他の添加剤−
その他の添加剤としては、例えば、帯電制御剤、無機粉体等の周知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
−トナーの製造方法−
本実施形態で用いるトナーを製造する方法は特に限定されず、例えば、粉砕トナー、液中乳化乾燥トナー、もしくは重合トナーの製造方法で製造したトナーをキャリア液中で微粉砕して得られる。
例えば、結着樹脂、着色剤、他の添加剤等をヘンシェルミキサー等の混合装置に投入して混合し、この混合物を二軸押出機、バンバリーミキサー、ロールミル、ニーダー等で溶融混練した後、ドラムフレーカー等で冷却し、ハンマーミル等の粉砕機で粗粉砕し、さらにジェットミル等の粉砕機で微粉砕した後、風力分級機等を用いて分級することにより、粉砕トナーが得られる。
また、結着樹脂、着色剤、他の添加剤等を酢酸エチル等の溶剤に溶解し、炭酸カルシウムのごとき分散安定剤が添加された水中に乳化/懸濁し、溶剤を除去した後、分散安定剤を除去して得られた粒子を濾過・乾燥することによって液中乳化乾燥トナーが得られる。
また、結着樹脂を形成する重合性単量体、着色剤、重合開始剤、他の添加剤等を含有する組成物を水相中に攪拌下で加えて造粒し、重合反応後、粒子を濾過、乾燥することによって重合トナーが得られる。
なお、得られたトナーは、ボールミル、ビーズミル、高圧湿式微粒化装置等の公知の粉砕装置を用いて、キャリア液中で微粉砕することにより本実施形態の液体現像剤用トナー粒子が得られる。
トナー被覆率を前述の範囲により容易に調整する観点から、トナー粒度分布における「上GSDv」、「下GSDp」がともに1.3未満であるトナーを用いることが好ましい。上GSDvおよび下GSDpが上記範囲であることにより、粒度分布がより広いトナーに比べて、更なる高画質が得られる。
尚、ここで「上GSDv」とは粗粉側体積粒度分布のことであり、(D16v/D50v)で表される。また「下GSDp」とは微粉側個数粒度分布のことであり、(D50p/D84p)で表される。
上GSDvおよび下GSDpの測定方法について説明する。レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(例えば、LA920(堀場製作所社製))を用いて測定が行われ、粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積および個数をそれぞれ小径側から累積分布を描き、累積16%となる粒子径を体積D16v、数D16p、累積50%となる粒子径を体積D50v、数D50p、累積84%となる粒子径を体積D84v、数D84pと定義する。これらを用いて、上GSDvおよび下GSDpが算出される。
≪キャリア液≫
前記キャリア液としては、シリコーンオイルを主成分とする絶縁性液体が好ましい。シリコーンオイル単独でも構わず、その他の絶縁性液体との混合液でも構わない。シリコーンオイルとしては、KF96(信越シリコン)、SH200、SH344(東レシリコン)、TSF451(東芝シリコン)等が挙げられる。
また、シリコーンオイル以外にも、例えば、パラフィンオイル等の脂肪族系炭化水素溶媒(市販品では、松村石油社製モレスコホワイトMT−30P、モレスコホワイトP40、モレスコホワイトP70、エクソン化学社製アイソパーL、アイソパーMなど)、ナフテン系オイル等の炭化水素系溶媒(市販品では、エクソン化学社製エクソールD80,エクソールD110、エクソールD130、日本石油化学社製ナフテゾールL、ナフテゾールM、ナフテゾールH、Newナフテゾール160、Newナフテゾール200、Newナフテゾール220、NewナフテゾールMS−20Pなど)が用いられ、それらの中にトルエン等の芳香族化合物を含有させてもよい。
これらシリコーンオイル以外の液体は、シリコーンオイルと混合して用いてもよい。
本実施形態の液体現像剤に含まれるキャリア液は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
キャリア液は、各種副資材、例えば、分散剤、乳化剤、界面活性剤、安定化剤、湿潤剤、増粘剤、起泡剤、消泡剤、凝固剤、ゲル化剤、沈降防止剤、帯電制御剤、帯電防止剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、充填剤、付香剤、粘着防止剤、離型剤等を含んでいてもよい。
〔液体現像剤の製造方法〕
液体現像剤は、既述のトナー粒子とキャリア液とを、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ビーズミル等の分散機を用いて混合し、粉砕して、トナー粒子をキャリア液中に分散することにより得られる。
なお、トナー粒子のキャリア液中への分散は分散機に限られず、ミキサーのごとく、特殊な攪拌羽根を高速で回転させ分散してもよいし、ホモジナイザーとして知られるローター・ステーターの剪断力で分散してもよいし、超音波によって分散してもよい。
〔液体現像方法および画像形成方法〕
尚、前述の本実施形態に係る液体現像装置により行われる本実施形態に係る液体現像方法は、トナーおよびキャリア液を含み且つトナー濃度が23体積%以上27体積%以下である液体現像剤を現像部材の表面に供給して、下記式(1)により求められるトナー被覆率が0.71以上1.1以下、膜厚が5.8μm以上7.5μm以下である液体現像剤層を形成する液体現像剤層形成工程と、前記液体現像剤層を帯電する現像剤帯電工程と、表面に静電潜像が形成された像保持体表面に前記液体現像剤層を供給して前記静電潜像をトナー像として現像する現像工程と、をこの順に備える。
式(1) トナー被覆率=({SL/〔4πr/3〕}×πr)/0.9069
(上記式(1)中、Sは前記液体現像剤におけるトナー濃度(体積%/100)を、Lは前記液体現像剤層の膜厚(μm)を、rは前記トナーの体積平均の粒子半径(μm)を表す。尚、前記0.9069の数値は円の最密面積充填率である。)
また、本実施形態に係る画像形成方法は、像保持体を帯電させる帯電工程と、帯電した前記像保持体に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記像保持体の表面に形成された前記静電潜像を上記の本実施形態に係る液体現像方法によってトナー像として現像する液体現像工程と、前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、前記記録媒体の表面に転写された前記トナー像を前記記録媒体の表面に定着する定着工程と、を備える。
本実施形態に係る液体現像方法および画像形成方法によれば、優れた画質を有する画像を形成し得る。
以下、実施例を挙げてさらに具体的に説明するが、下記の実施例は本発明を制限するものではない。尚、以下においては、「部」は特に明示しない限り質量基準を表す。
<各種特性の測定方法>
まず、実施例、比較例で用いたトナー等の物性測定方法について説明する。
(樹脂の分子量)
樹脂の分子量は、以下の条件により測定した。GPCとして「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5質量%、流速0.6ml/min、サンプル注入量10μl、測定温度40℃、RI(Refractive Index)検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
(トナー、樹脂粒子、着色剤粒子等の体積平均粒径)
トナー、樹脂粒子、着色剤粒子等の体積平均粒径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(例えば、LA920(堀場製作所社製))を用いて測定が行われ、粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積を小径側から累積分布を描き、累積50%となる粒子径を体積D50vと定義した。
(樹脂のガラス転移温度、溶融温度)
ガラス転移温度(Tg)および溶融温度(Tm)は、ASTMD3418−8に準拠して測定された各極大ピークより求めた。なお、ガラス転移温度は吸熱部におけるベースラインと立ち上がりラインとの延長線の交点の温度とし、溶融温度は吸熱ピークの頂点の温度とした。測定には示差走査熱量計(DSC−7、パーキンエルマー社製)を用いた。
−実施例1−
<液体現像剤の作製>
以下の方法により液体現像剤用のトナーを作製した。
<トナーの製造方法>
(トナー(1)の製造)
−非晶性ポリエステル樹脂(1)・非晶性樹脂粒子分散液(1a)の調製−
・ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン: 35モル部
・ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン :65モル部
・テレフタル酸: 80モル部
・n−ドデセニルコハク酸: 15モル部
・トリメリット酸: 10モル部
加熱乾燥した二口フラスコに上記の材料と、これらの酸成分(テレフタル酸、n−ドデセニルコハク酸、トリメリット酸の合計モル数)に対して0.05モル部のジブチル錫オキサイドと、を入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、150℃以上230℃以下で12時間共縮重合反応させ、その後、210℃以上250℃以下で徐々に減圧して、非晶性ポリエステル樹脂(1)を合成した。
GPC(ゲルパーミエ−ションクロマトグラフィー)による分子量測定(ポリスチレン換算)で得られた非晶性ポリエステル樹脂(1)の重量平均分子量(Mw)は15000であり、数平均分子量(Mn)は6800であった。
また、非晶性ポリエステル樹脂(1)を示差走査熱量計(DSC)により測定したところ、明確なピークを示さず、階段状の吸熱量変化が観察された。階段状の吸熱量変化の中間点をとったガラス転移温度は62℃であった。
高温高圧乳化装置(キャビトロンCD1010、スリット:0.4mm)の乳化タンクに、得られた非晶性ポリエステル樹脂(1)3000部、イオン交換水10000部、界面活性剤ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム90部を投入した後、130℃に加熱溶融後、110℃で流量3L/mにて10000回転で30分間分散させ、冷却タンクを通過させて樹脂粒子分散液を回収し、非晶性樹脂粒子分散液(1a)を得た。
得られた非晶性樹脂粒子分散液(1a)に含まれる樹脂粒子の体積平均粒径D50vは0.3μm、標準偏差1.2であった。
−結晶性ポリエステル樹脂(2)・結晶性樹脂粒子分散液(2a)の調製−
・1,4−ブタンジオール(和光純薬工業社製): :293部
・ドデカンジカルボン酸(和光純薬工業社製): 750部
・触媒(ジブチル錫オキサイド): 0.3部
加熱乾燥した3口フラスコに、上記の成分を入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌にて180℃で2時間攪拌を行った。その後、減圧下にて230℃まで徐々に昇温を行い5時間攪拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、結晶性ポリエステル樹脂(2)を合成した。
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ−)による分子量測定(ポリスチレン換算)で得られた結晶性ポリエステル樹脂(2)の重量平均分子量(Mw)は18000であった。
また、結晶性ポリエステル樹脂(2)の溶融温度(Tm)を、前述の測定方法により示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを有し、ピークトップの温度は70℃であった。
更に、非晶性ポリエステル樹脂(1)に替えて結晶性ポリエステル樹脂(2)を用いた以外は、樹脂粒子分散液(1a)における条件にて結晶性樹脂粒子分散液(2a)を作製した。得られた分散液に含まれる粒子の体積平均粒径D50vは0.25μm、標準偏差1.3であった。
−着色剤分散液(1)の調製−
・フタロシアニン顔料(大日精化社製、PVFASTBLUE): 25部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンRK): 2部
・イオン交換水: 125部
上記成分を混合した後、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)で分散して着色剤分散液(1)を得た。
−離型剤粒子分散液(1)の調製−
・ペンタエリスリトールベヘン酸テトラエステルワックス: 100部
・アニオン界面活性剤(日油社製、ニューレックスR): 2部
・イオン交換水: 300部
上記成分を混合し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)で分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、離型剤粒子分散液(1)を得た。
−無機粒子分散液(1)の調製−
・疎水性シリカ(日本アエロジル製、RX200): 100部
・アニオン界面活性剤(日油社製、ニューレックスR): 2部
・イオン交換水: 1000部
上記成分を混合し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)で分散した後、超音波ホモジナイザー(RUS−600CCVP、日本精機製作所)にて200パス分散させ、無機粒子分散液(1)を得た。
−トナー(1)の作製−
・非晶性樹脂粒子分散液(1a): 145部
・結晶性樹脂粒子分散液(2a): 30部
・着色剤分散液(1): 42部
・離型剤粒子分散液(1): 36部
・無機粒子分散液(1): 10部
・硫酸アルミニウム(和光純薬工業社製): 0.5部
・イオン交換水: 300部
上記成分を丸型ステンレス製フラスコ中に収容してpH2.7に調整し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、加熱用オイルバス中で47℃まで攪拌しながら加熱した。47℃で60分間保持した後、ここに非晶性樹脂粒子分散液(1a)を緩やかに46部追加した。その後、0.55Nの水酸化ナトリウム水溶液を穏やかに添加してpHを9.0に調整した後、攪拌を継続しながら90℃まで加熱し、3.5時間保持した。その後、反応生成物をろ過し、イオン交換水で洗浄した後、真空乾燥機を用いて乾燥してトナー粒子(1)を得た。
このトナー粒子100部に対して、気相法シリカ(日本アエロジル社製、R972)1部をヘンシェルミキサーで混合して外添し、トナー(1)を得た。
<液体現像剤の調製>
得られたトナー(1)とキャリア液(シリコーンオイル、信越化学工業社製、商品名:KF−96−20cs)とを、トナー濃度が表1に記載の値となるよう混合し、液体現像剤1を得た。
得られた液体現像剤におけるトナーの体積平均粒径(D50v)、およびトナー濃度(体積%)を前述の方法により測定した。結果を下記表1に示す。
<画像の形成>
まず、図1に示す構成を有し液体現像剤層用の帯電装置を有する画像形成装置((株)ミヤコシ社製の製品名:MDP1260)を準備した。
得られた液体現像剤1を、この画像形成装置の現像剤収容容器に入れた。尚、液体現像剤の供給量を規制する規制部材を、液体現像剤層の膜厚が下記表1の値となるよう調整した。
次いで、この画像形成装置により以下の評価試験を行った。
<評価試験>
・真円度
前記画像形成装置により、12ピクセルドットクラスタを並べたドット画像を印刷し、該ドット画像における真円度を以下の方法により測定した。
真円度の測定は、Image−Pro PLUS(Media Cybernetics社製)を用いて30個のドットの半径比の平均値を測定し、その値を真円度とした。
尚、真円度2.00以下で問題なしとみなす。
・白抜け評価
前記真円度の評価試験で作成した12ピクセルドットクラスタを並べたドット画像において、白抜けが発生すると真円度が悪化し2.00を超える。従って、2.00を超えると白抜けありとみなした。
・カブリ評価
前記真円度の評価試験で作成した12ピクセルドットクラスタを並べたドット画像において、カブリ発生の有無を下記評価グレードにて評価した。
尚、グレード2以下で問題なしとみなす。
グレード1:カブリの発生観察されず(全く問題無し)
グレード2:カブリの発生が観察されたが、問題無しのレベルである
グレード3:カブリの発生が観察され、問題有りのレベルである
−実施例2〜3、比較例1−
実施例1における「トナー(1)の作製」の作製条件を調整し、トナーの粒径(D50v)およびトナー上GSDv、下GSDpが下記表1の値となるトナーを作製した。また、画像形成装置における規制部材を液体現像剤層の膜厚が下記表1の値となるよう調整した。
それ以外は、実施例1に記載の方法により前記評価試験を行った。
尚、下記表1乃至表4において「−」の欄は、測定や評価試験を実施していないことを表す。
Figure 0006056661
−実施例4、比較例2〜3−
実施例1において、「トナー(1)の作製」「液体現像剤の調製」の作製条件を調整し、トナーの粒径(D50v)およびトナー濃度が下記表2の値となる液体現像剤を作製した。更に、画像形成装置における規制部材を液体現像剤層の膜厚が下記表2の値となるよう調整した。
それ以外は、実施例1に記載の方法により前記評価試験を行った。
Figure 0006056661
−実施例5〜7、比較例4−
実施例1における「トナー(1)の作製」の作製条件を調整し、トナーの粒径(D50v)が下記表3の値となるトナーを作製した。また、画像形成装置における規制部材を液体現像剤層の膜厚が下記表3の値となるよう調整した。
それ以外は、実施例1に記載の方法により前記評価試験を行った。
<評価試験>
・筋状乱れ
前記真円度の評価試験で作成した12ピクセルドットクラスタを並べたドット画像において、筋状乱れの有無を評価した。
Figure 0006056661
−実施例8〜10、比較例5−
実施例1における「トナー(1)の作製」の作製条件を調整し、トナーの粒径(D50v)およびトナー上GSDv、下GSDpが下記表4の値となるトナーを作製した。また、画像形成装置における規制部材を液体現像剤層の膜厚が下記表4の値となるよう調整した。
それ以外は、実施例1に記載の方法により前記評価試験を行った。
Figure 0006056661
10 感光体
12 感光体帯電装置
14 露光装置
16 現像装置
18 転写装置
20 クリーナ
22 中間転写体
24 転写ロール
26 定着装置
32 現像剤収容容器
34 現像ロール
36 規制部材
38 現像剤帯電装置
G1 液体現像剤
G2 液体現像剤層
P 記録媒体
T トナー像

Claims (3)

  1. トナーおよびキャリア液を含み且つトナー濃度が23体積%以上27体積%以下である液体現像剤を収容する現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部に収容された前記液体現像剤が表面に供給されて、下記式(1)により求められるトナー被覆率が0.71以上1.1以下、膜厚が5.8μm以上7.5μm以下である液体現像剤層が形成され、且つ形成された前記液体現像剤層を像保持体表面に供給して前記像保持体表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像部材と、
    前記像保持体表面に供給される前の前記液体現像剤層を帯電する現像剤帯電手段と、
    を備える液体現像装置。
    式(1) トナー被覆率=({SL/〔4πr/3〕}×πr)/0.9069
    (上記式(1)中、Sは前記液体現像剤におけるトナー濃度(体積%/100)を、Lは前記液体現像剤層の膜厚(μm)を、rは前記トナーの体積平均の粒子半径(μm)を表す。尚、前記0.9069の数値は円の最密面積充填率である。)
  2. 前記液体現像剤における前記トナーの体積平均粒径が2.5μm以上3.8μm以下である請求項1に記載の液体現像装置。
  3. 像保持体と、
    前記像保持体を帯電させる帯電装置と、
    帯電した前記像保持体に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
    前記像保持体の表面に形成された前記静電潜像をトナー像として現像する、請求項1または請求項2に記載の液体現像装置と、
    前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写装置と、
    前記記録媒体の表面に転写された前記トナー像を前記記録媒体の表面に定着する定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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