JP6056632B2 - データ保持回路、及び、半導体集積回路装置 - Google Patents

データ保持回路、及び、半導体集積回路装置 Download PDF

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Description

本発明は、データ保持回路、及び、半導体集積回路装置に関する。
従来より、各々が複数個のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを備えた複数個の半導体回路を備え、複数個の半導体回路は、各半導体回路の単位時間当りの動作確率に応じて領域分割されている半導体集積回路がある(例えば、特許文献1参照)。
領域分割された半導体回路の各領域別に、自己の領域に含む半導体回路に使用されるMOSトランジスタの閾値電圧を制御する閾値電圧制御回路と、自己の領域に含む半導体回路に供給される電源電圧を制御する電源電圧制御回路とが備えられることを特徴とする半導体集積回路がある。
特開2005−166698号公報
ところで、従来の半導体集積回路は、領域分割された半導体回路を用いているが、レベルシフタ等の回路は必要になるため、オーバヘッドを低減することはできない。
そこで、オーバヘッドを低減したデータ保持回路及び半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のデータ保持回路は、入力データが入力される第1入力部と、前記入力データに基づく差動データを出力する一対の第1出力部とを有し、第1電源電圧と、逆バイアスの基板電圧とで駆動される入力段と、前記第1電源電圧よりも低い第2電源電圧と、順バイアスの基板電圧とで駆動され、前記入力段の前記一対の第1出力部にそれぞれ接続される第1トランジスタによって構築され、クロックによってオンにされる一対の第1ゲート素子と、前記一対の第1ゲート素子にそれぞれ接続される一対の第2入力部と、前記一対の第2入力部に入力されるデータをそれぞれ反転したデータを出力する一対の第2出力部とを有し、前記第1電源電圧と、前記逆バイアスの基板電圧とで駆動される第1ラッチ回路と、前記第2電源電圧と、前記順バイアスの基板電圧とで駆動され、前記第1ラッチ回路の前記一対の第2出力部にそれぞれ接続される、前記第1トランジスタと同一極性の第2トランジスタによって構築され、前記クロックの反転クロックによってオンにされる一対の第2ゲート素子と、前記一対の第2ゲート素子にそれぞれ接続される一対の第3入力部と、前記一対の第3入力部に入力されるデータをそれぞれ反転して得る一対のデータのうちの一方を出力する第3出力部とを有し、前記第1電源電圧と、前記逆バイアスの基板電圧とで駆動される第2ラッチ回路とを含前記第1ラッチ回路は、互いの入力端子と出力端子がたすきがけで接続される第1インバータ及び第2インバータと、前記第1インバータの出力端子と前記第2インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの反転信号が入力される、互いに極性の異なる一対のトランジスタを有する第1安定化回路と、前記第2インバータの出力端子と前記第1インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの非反転信号が入力される、極性の異なる一対のトランジスタを有する第2安定化回路とを含む
オーバヘッドを低減したデータ保持回路及び半導体集積回路装置を提供することができる。
電源電圧VDDと基板電圧VBに対するPD積の等値線を示す図である。 動作率αに対する、電源電圧VDDと基板電圧VBの最適値の関係を示す特性図である。 動作率αに対する、電源電圧VDDと基板電圧VBの最適値の関係を示す特性図と、分割制御の概念を示す図である。 一括制御のPD積(絶対値)と、分割制御における動作率の比(αH/αL)に対するPD積(絶対値)とを示す図である。 前提技術における分割制御が行われる半導体集積回路装置10を示す図である。 他の前提技術による半導体集積回路装置50を示す図である。 前提技術によるTGFF70の回路構成を示す図である。 インバータ91、93とTG92とを分割制御する回路と、タイミングチャートを示す図である。 実施の形態1のデータ保持回路100を含む半導体集積回路装置180を示す図である。 実施の形態1のデータ保持回路100を示す図である。 実施の形態1のデータ保持回路100の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2のデータ保持回路200を示す図である。 実施の形態2のデータ保持回路200の動作状態のうちの1つを示す図である。
以下、本発明のデータ保持回路、及び、半導体集積回路装置を適用した実施の形態について説明する前に前提技術について説明する。
クロックを伝送するクロック伝送回路、及び、クロック伝送回路から出力されるクロックに基づいて動作する組み合わせ回路等を含む半導体集積回路装置におけるPD(Power Delay)積(電力遅延積)は、次式(1)で表すことができる。PD(Power Delay)積は消費エネルギを表す。
Figure 0006056632
ここで、Ceffは、半導体集積回路装置にデータが入力されるFF(Flip Flop)と、データを出力するFFとの間に直列に接続されるN(Nは2以上の整数)個のゲート回路の容量である。
VDDは電源電圧であり、αは動作率である。Ileakは半導体集積回路装置に含まれるゲート回路のリーク電流であり、動作率αは、半導体集積回路装置に含まれる回路の、クロック1サイクルあたりの動作の割合を表す。Fmaxは、電源電圧、基板電圧を固定した場合に、半導体集積回路装置に含まれるゲート回路が動作可能な最大の周波数(最大動作可能周波数)である。
次に、図1を用いて、PD積が最小となる電源電圧VDDと基板電圧VBと動作率αの関係について説明する。
図1は、電源電圧VDDと基板電圧VBに対するPD積の等値線を示す図である。図1(A)、(B)において、横軸は電源電圧VDDを表し、縦軸は基板電圧VBを表す。基板電圧VBは、上に行くほど逆(Reverse)バイアスであり、下に行くほど(横軸に近いほど)順(Forward)バイアスであることを表す。
図1(A)は、動作率αが比較的低い場合のPD積の等値線を示し、図1(B)は、動作率αが比較的高い場合のPD積の等値線を示す。PD積の等値線は、等値線の中心に行くほどPD積が小さくなることを表し、中央にある点は、PD積の最小値PDminを示す。PD積の最小値PDminは、最適な動作点を表す。
また、図1(A)、(B)には、最大動作可能周波数Fmaxが略一定となる直線を破線で示す。
図1(A)に示すように、動作率αが比較的低い場合は、PD積の最小値PDminを与える最適な動作点は、電源電圧VDDが高く、かつ、基板電圧VBが逆バイアスである場合に得られる。
また、図1(B)に示すように、動作率αが比較的高い場合は、PD積の最小値PDminを与える最適な動作点は、電源電圧VDDが低く、かつ、基板電圧VBが順バイアスである場合に得られる。
図2は、動作率αに対する、電源電圧VDDと基板電圧VBの最適値の関係を示す特性図である。図2において、横軸は動作率αを表し、縦軸は電源電圧VDDと基板電圧VBを表す。基板電圧VBは、上に行くほど逆(Reverse)バイアスであり、下に行くほど(横軸に近いほど)順(Forward)バイアスであることを表す。
図2に示すように、動作率が比較的低いαLの場合は、電源電圧VDDが高く、かつ、基板電圧VBが逆バイアスであることが最適であることが分かる。また、動作率αが比較的高いαHの場合は、電源電圧VDDが低く、かつ、基板電圧VBが順バイアスであることが最適であることが分かる。
ここで、基板電圧VBは、半導体集積回路装置に含まれるNウェルの電圧Vnwと、Pウェルの電圧Vpwを用いて、VB=-Vpw、またはVB=VDD−Vnwとあらわされる。なお、ここでは、VDD−Vnw =-Vpwの場合について説明するが、かならずしも両辺が等しくなければならないわけではない。
このように、動作率αが大きい場合と小さい場合とでは、最適な動作点が異なるため、半導体集積回路装置に含まれる回路の電源を分割して制御することが考えられる。
図3は、動作率αに対する、電源電圧VDDと基板電圧VBの最適値の関係を示す特性図と、分割制御の概念を示す図である。
動作率が比較的低いαLである第1回路と、動作率αが比較的高いαHである第2回路とが半導体集積回路装置の中に含まれる場合に、図3(A)に示すように第1回路と第2回路の動作率がαLとαHの平均値αmになる電源電圧VDDと基板電圧VBを選択するとする。
このような平均の動作率αmを選択して、電源電圧VDDと基板電圧VBとを一括的に制御する場合は、第1回路と第2回路を含む半導体集積回路装置の全体での動作効率が改善されない。
このため、例えば、図3(B)に示すように、半導体集積回路装置1を第1回路1Lと、第2回路1Hとに分割し、第1回路1Lには高い電源電圧VDD(High)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)を供給する。また、第2回路1Hには、低い電源電圧VDD(LOW)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)を供給する。
このように、動作率αの低い第1回路1Lと、動作率αの高い第2回路1Hとに、互いに異なる電源電圧VDD及び基板電圧VBを供給することにより、最大動作可能周波数FmaxにおけるPD積(消費エネルギ)を削減することができる。
次に、図4を用いて、電源電圧VDDと基板電圧VBとを一括的に制御(一括制御)する場合と、動作率αに応じて電源電圧VDDと基板電圧VBとを分割して制御(分割制御)する場合とにおけるPD積の違いについて説明する。
図4は、一括制御のPD積(絶対値)と、分割制御における動作率の比(αH/αL)に対するPD積(絶対値)とを示す図である。ここで、一括制御の場合は、動作率の比(αH/αL)がないが、比較を行いやすくするために、図4には一括制御のPD積(絶対値)を破線で示す。
図4に示すように、分割制御を行う場合は、動作率の比(αH/αL)が上昇するほど、PD積が低下することが分かる。これは、高い動作率αHと低い動作率αLとの差が広がるほど、PD積の削減効果が大きくなることを表す。
従って、動作率αの高い回路と、動作率αの低い回路との電源電圧VDDと基板電圧VBとを分けること(分割制御)は、PD積を削減するためには非常に有益である。
ところで、半導体集積回路装置では、所謂オーバヘッドを小さくすることが重要である。これは、分割制御を行う場合においても同様である。
しかしながら、小さなオーバヘッドで分割制御を実現することは未だ達成されていない。
図5は、前提技術における分割制御が行われる半導体集積回路装置10を示す図である。
図5に示すように、前提技術による分割制御が行われる半導体集積回路装置10では、回路20、回路30、及びレベルシフタ40に分割されている。
回路20は、PLL(Phase Locked Loop)5からクロック信号が入力されるクロック系回路であり、PLL5から出力されるクロックを伝送するバッファ21、GB(Gated Buffer)22、及びバッファ23等を含む。バッファ21は入力段であり、バッファ23は出力段である。なお、図5には、回路20を薄いグレーで示す。
回路30は、TGFF(Transmission Gate Flip Flop)31、及び組み合わせ回路等を含む回路である。回路30では、回路20から出力されたクロックがレベルシフタ40を介して、TGFF31に入力される。また、TGFF31は、組み合わせ回路32の出力側にも接続される。図5には、回路30を濃いグレーで示す。
ここで、回路20は、動作率αが高い回路であるため、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給される。回路20の動作率αが高いのは、回路20は、クロック系回路だからである。例えば、回路20の動作率αは、1.5〜2.0である。
また、回路30は、回路20よりも動作率αが低い回路であるため、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)が供給される。回路30の動作率αが低いのは、回路30は、データを取り扱う回路であるため、クロック系回路よりも動作回数が少ないからである。例えば、回路30の動作率αは、0.02以下である。
レベルシフタ40は、回路20のバッファ23と、TGFF31との間に接続される。レベルシフタ40には、高い電源電圧VDD(High)、低い電源電圧VDD(Low)、及び接地電圧(VSS)が供給される。
ところで、図5に示すような半導体集積回路装置10では、回路20の出力段のバッファ23から出力されるクロックの電圧をレベルシフタ40で上昇させてからTGFF31に入力する。
レベルシフタ40は、バッファ23に接続されているため、動作率αが高くなり、消費電力が増大する。
また、図5に示す半導体集積回路装置10は、レベルシフタ40を含むことにより、面積の増大、性能(特にSkew)の劣化が生じ、オーバヘッドが増大する。
このように、図5に示す半導体集積回路装置10には、消費電力が増大、面積の増大、性能(特にSkew)の劣化等の課題がある。
次に、図6を用いて、他の前提技術による半導体集積回路装置50について説明する。
図6は、他の前提技術による半導体集積回路装置50を示す図である。
半導体集積回路装置50は、回路60、回路30A、及びレベルシフタ40Aを含む。
回路60は、回路20とTGFF(Transmission Gate Flip Flop)24及び25を含む。回路20は図5に示す回路20と同様である。
TGFF24は、回路20の出力段のバッファ23と、レベルシフタ40Aとの間に設けられており、図示しない回路からデータが入力される。TGFF25は、組み合わせ回路32と、レベルシフタ40Aとの間に設けられており、組み合わせ回路32からデータが入力され、回路20からクロックが入力される。
回路20とTGFF24及び25には、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給される。
なお、TGFF24及び25は、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給されるが、動作率αが低いこと自体は、図5位に示すTGFF31と同様である。
回路30Aは、組み合わせ回路32を含む。組み合わせ回路32は、図5に示す組み合わせ回路32と同様である。組み合わせ回路32には、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)が供給される。
レベルシフタ40Aは、TGFF24と組み合わせ回路32との間に設けられている。レベルシフタ40Aには、高い電源電圧VDD(High)、低い電源電圧VDD(Low)、及び接地電圧(VSS)が供給される。
このような半導体集積回路装置50は、図5に示す半導体集積回路装置10のレベルシフタ40をTGFF31の出力側に移動させ、TGFF31を回路20と同様の電源電圧VDDと基板電圧VBによって駆動するようにしたものである。
従って、図6に示す他の前提技術による半導体集積回路装置50は、図5に示す前提技術による半導体集積回路装置10よりも、レベルシフタ40Aの動作回数を減らすことができ、これにより消費電力の低減を図ることができる。また、性能(特にSkew)の劣化についても、図5に示す前提技術による半導体集積回路装置10よりは多少改善される。
しかしながら、面積の増大については、図5に示す半導体集積回路装置10と同様である。また、レベルシフタ40Aの消費電力を低減できるが、レベルシフタ40Aを含む以上、レベルシフタ40Aの消費電力はなくならず、オーバヘッドの削減は不十分である。
また、図6に示すように、TGFF24及び25を低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)で駆動する場合には、次のような問題が生じる。ここでは、図7に示すTGFF70を用いて説明を行う。
図7は、前提技術によるTGFF70の回路構成を示す図である。
TGFF70は、入力端子70A、インバータ71、TG(Transfer Gate)72、マスターラッチ73、TG74、スレーブラッチ75、インバータ76、インバータ77、出力端子70B、及びクロック入力端子70Cを含む。TGFF70は、図6に示すTGFF24及び25に対応し、入力端子70Aにデータが入力され、クロック端子70Cにクロックが入力される。
入力端子70Aは、TGFF70の入力端子であり、データが入力される。
インバータ71の入力端子は、入力端子70に接続されており、出力端子はTG72に接続されている。
TG72は、PMOS(P-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタとNMOS(N-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの互いの主経路(ドレイン-ソース間の経路)を並列に接続したゲート素子である。TG72の入力端子はインバータ71の出力端子に接続され、TG72の出力端子は、マスターラッチ73の入力端子に接続される。
TG72のPMOSトランジスタのゲートにはクロックCLKが入力され、NMOSトランジスタのゲートにはクロックCLKBが入力される。クロックCLKBは、クロックCLKを反転させたクロックである。
マスターラッチ73は、インバータ73A、73B、及びTG73Cを含む。マスターラッチ73の入力端子は、TG72の出力端子に接続され、出力端子は、TG74の入力端子に接続される。
TG73Cは、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの互いの主経路(ドレイン-ソース間の経路)を並列に接続したゲート素子である。TG72のPMOSトランジスタのゲートにはクロックCLKBが入力され、NMOSトランジスタのゲートにはクロックCLKが入力される。このため、TG73Cは、TG72とはクロックCLK及びCLKBの半周期だけ位相がずれた状態で動作する。
インバータ73Aは、マスターラッチ73の入力端子と出力端子との間に直列に挿入されている。インバータ73B及びTG73Cは、インバータ73Aの入力端子と出力端子との間に、並列に接続されている。すなわち、インバータ73A、73B、及びTG73Cは、マスターラッチ73の入力端子と出力端子との間で、図7に示すようにループ状に接続されている。マスターラッチ73は、入力データを反転して出力する。
TG74の入力端子は、マスターラッチ73の出力端子に接続されており、出力端子は、スレーブラッチ75の入力端子に接続されている。TG74は、TG72及び73Cと同様に、互いの主経路が並列に接続されるPMOSトランジスタとNMOSトランジスタを含む。
TG74のPMOSトランジスタの制御端子にはクロックCLKBが入力され、NMOSトランジスタの制御端子には、クロックCLKが入力される。TG74は、TG73Cと同一位相で動作する。
スレーブラッチ75は、マスターラッチ73と同様に、インバータ75A、75B、及びTG75Cを含む。スレーブラッチ75の入力端子は、TG74の出力端子に接続され、出力端子は、インバータ76の入力端子に接続される。
インバータ75A、75B、及びTG75Cの接続関係は、マスターラッチ73のインバータ73A、73B、及びTG73Cと同様であるが、TG75CのPMOSトランジスタの制御端子にはクロックCLKが入力され、NMOSトランジスタの制御端子にはクロックCLKBが入力される。すなわち、TG75Cは、TG72と同一位相で動作する。
インバータ76の入力端子は、スレーブラッチ75の出力端子に接続され、出力端子は、TGFF70の出力端子70Bを介して、レベルシフタ80の入力端子に接続される。
インバータ77は、TGFF70のクロック入力端子70Cに接続される分岐経路の一方に挿入されており、差動クロックを生成するために設けられている。インバータ77は、クロックCLKを反転してクロックCLKBを出力する。
クロック入力端子70Cから入力されるクロックCLKと、インバータCLKBから出力されるクロックCLKBとは、差動クロックを構築しており、TG72、73C、74、75Cに供給される。
このようなTGFF70は、入力端子70Aにデータが入力され、クロック入力端子70CにクロックCLKが入力されると、TG72及び75Cが同一位相で入力端子のデータを出力するとともに、TG73C及び74がTG72及び75CとはクロックCLK、CLKBの半周期だけずれた位相で動作し、入力端子のデータを出力する。
このため、入力端子70Aに入力されるデータは、インバータ71で反転され、TG72を経てマスターラッチ73で反転され、TG74を経てスレーブラッチ75で反転され、インバータ76で反転されて、レベルシフタ80に入力される。すなわち、入力端子70Aに入力されるデータは、4回反転されることにより、もとの信号レベルの状態でレベルシフタ80に入力される。
このようなTGFF70は、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)で駆動される。
また、レベルシフタ80には、低い電源電圧VDD(Low)と高い電源電圧VDD(High)が供給される。レベルシフタ80は、TGFF70の出力データの信号レベルを、電源電圧VDD(Low)の電圧レベルから電源電圧VDD(High)の電圧レベルに上昇させて出力する。
ところで、TGFF70には、順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給されるため、インバータ71、73A、73B、75A、75B、76においてリーク電流が生じる。リーク電流は、インバータ71、73A、73B、75A、75B、76が動作していないときにも流れるため、順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給されるTGFF70では消費電力が増大するという問題が生じる。
また、TGFF70の出力データの信号レベルは、低い電源電圧VDD(Low)の信号レベルであるため、高い電源電圧VDD(High)が供給される組み合わせ回路32(図6参照)にデータを供給する前に、レベルシフタ80でデータの信号レベルを上昇させることが必要になる。
すなわち、順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給されるTGFF70では、出力側にレベルシフタ80が必要であり、レベルシフタ80を半導体集積回路装置に配置するための面積と、レベルシフタ80の消費電力とによるオーバヘッドの増加が生じるという問題がある。
ここで、レベルシフタ80に起因するオーバヘッドを低減するために、TGFF70に含まれるインバータ71、73A、73B、75A、75B、76と、TG72、73C、74、75Cとを分割制御することにより、レベルシフタ80を用いない回路を実現することが考えられる。ここでは、図8を用いて、インバータとTGを分割制御することについて検討する。
図8は、インバータ91、93とTG92とを分割制御する回路と、タイミングチャートを示す図である。
図8(A)に示す回路は、インバータ91、TG92、及びインバータ93を含み、インバータ91、TG92、及びインバータ93は、データの流れる方向において、この順番で接続されている。
図8(A)に示す回路の分割制御では、インバータ91、93は、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)で駆動され、TG92は、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)で駆動される。これは、インバータ91、93に、高い電源電圧VDD(High)を供給することにより、図7におけるレベルシフタ80を省くためである。
なお、TG92のPMOSトランジスタの制御端子にはクロックCLKが入力され、NMOSトランジスタの制御端子にはクロックCLKBが入力される。TG92には、低い電源電圧VDD(Low)が供給されるため、クロックCLK及びCLKBのHレベルの信号レベルはVDD(Low)である。
図8(B)に示すように、時刻t1以前にクロックCLKがHレベル(VDD(Low))であり、クロックCLKBがLレベル(VSS)である場合に、時刻t1にTG92の入力データDATAINがHレベルからLレベルに変化したとする。なお、VSSは接地電圧である。
このときTG92のPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタは、ともにオフであるため、本来であれば、TG92の出力データDATAOUTは、時刻t1以後も図8(B)に破線で示すように、変化せずに、Hレベルを保持するはずである。
しかしながら、TG92のPMOSトランジスタの制御端子(ゲート)に入力されるHレベルのゲート信号の信号レベルは、低い電源電圧VDD(Low)の電圧レベルであるため、PMOSトランジスタを完全にオフしきれない場合がある。
このような場合は、図8(B)の出力データDATAOUTは、時刻t1以後に実線で示すように徐々に低下してしまう。
このように、図7におけるレベルシフタ80を省くために、インバータ91、93を高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)で駆動するとともに、TG92を低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)で駆動する場合には、TG92がデータを保持しきれなくなる場合が生じる。
TG92がデータを保持しきれなくなると、半導体集積回路装置に誤動作等が生じ、信頼性が低下することになる。
そこで、以下で説明する実施の形態1、2では、オーバヘッドを低減するとともに、信頼性の高いデータ保持回路と半導体集積回路装置を提供する。
<実施の形態1>
図9は、実施の形態1のデータ保持回路100を含む半導体集積回路装置180を示す図である。
実施の形態1の半導体集積回路装置180では、回路20、回路30A、及びデータ保持回路100に分割されている。
以下、実施の形態1のデータ保持回路100を含む半導体集積回路装置180について説明するにあたり、前提技術の半導体集積回路装置10(図5参照)、50(図6参照)と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図9では、回路20は、動作率αが高い回路であるため、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給される。回路20を薄いグレーで示す。
回路30Aは、回路20よりも動作率αが低い組み合わせ回路32で構築されるため、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)が供給される。回路30Aを濃いグレーで示す。高い電源電圧VDD(High)は、第1電源電圧の一例であり、低い電源電圧VDD(Low)は、第2電源電圧の一例である。
例えば、回路20の動作率αは、1.5〜2.0であり、回路30の動作率αは、0.02以下である。
実施の形態1のデータ保持回路100を含む半導体集積回路装置180は、レベルシフタを含まない。
データ保持回路100は、組み合わせ回路32からデータが入力され、回路20から入力されるクロックCLKに応じて動作することにより、内部で保持するデータを出力する。なお、図9には、入力側の組み合わせ回路32の図示を省略したデータ保持回路100も示すが、すべてのデータ保持回路100には組み合わせ回路32からデータが入力される。
データ保持回路100の詳細は、図10を用いて以下で説明する。
図10は、実施の形態1のデータ保持回路100を示す図である。
データ保持回路100は、入力段110、ゲート部120、マスターラッチ130、ゲート部140、及びスレーブラッチ150を含む。
また、図10には、データ保持回路100に加えて、クロック生成部160を示す。ここでは、クロック生成部160は、データ保持回路100の構成要素ではなく、回路20(図9参照)に含まれるものとして説明するが、クロック生成部160は、データ保持回路100に含まれていてもよい。この場合は、図9において、複数のデータ保持回路100の各々に、クロック生成部160が含まれることになる。
入力段110は、入力端子110A、出力端子110B、110C、インバータ111、及びインバータ112を含む。入力端子110Aは第1入力部の一例であり、出力端子110B及び110Cは、一対の第1出力部の一例である。
入力段110には、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)が供給されており、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)によって駆動される。
入力端子110Aは、データ保持回路100の入力端子であり、組み合わせ回路32(図9)からデータ(DATA)が入力される。入力端子110Aには、インバータ111の入力端子が接続される。
なお、ここでは、インバータ111が、入力段110の構成要素である形態について説明するが、インバータ111は、入力110段の構成要素でなくてもよい。
インバータ111の入力端子は、入力端子110Aに接続される。インバータ111の出力端子は、インバータ112を介して出力端子110Bに接続されるとともに、出力端子110Cに接続される。
インバータ112は、インバータ111の出力端子と、出力端子110Bとの間に挿入されている。
このような入力段110は、入力端子110Aに入力されるデータから、差動形式のデータDとDBを生成して出力端子110B、110Cから出力する。データDBは、データDが反転されたデータである。
ゲート部120は、NMOSトランジスタ121及び122を含む。ゲート部120のNMOSトランジスタ121及び122は、一対の第1ゲート素子の一例である。
NMOSトランジスタ121のドレインは、入力段110の出力端子110Bに接続されており、ソースは、マスターラッチ130の入力端子130Aに接続されている。NMOSトランジスタ121のゲートには、クロック生成部160からクロックCLKBが入力される。
NMOSトランジスタ122のドレインは、入力段110の出力端子110Cに接続されており、ソースは、マスターラッチ130の入力端子130Bに接続されている。NMOSトランジスタ122のゲートには、クロック生成部160からクロックCLKBが入力される。
マスターラッチ130は、入力端子130A、130B、出力端子130C、130D、インバータ131、132を含む。マスターラッチ130は、第1ラッチ回路の一例である。
マスターラッチ130には、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)が供給されており、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)によって駆動される。
インバータ131とインバータ132は、互いの入力端子と出力端子がたすきがけられて接続されて、たすきがけのフィードバック回路を構築している。すなわち、インバータ131の入力端子はインバータ132の出力端子に接続されており、インバータ132の入力端子はインバータ131の出力端子に接続されている。
また、インバータ131の入力端子は、入力端子130Aに接続されており、インバータ131の出力端子は、出力端子130Cに接続されている。インバータ132の入力端子は、入力端子130Bに接続されており、インバータ132の出力端子は、出力端子130Dに接続されている。
マスターラッチ130は、ゲート部120を介して入力段110から入力されるデータD、DBをそれぞれ反転させたデータM、MBを出力する。
ゲート部140は、NMOSトランジスタ141及び142を含む。ゲート部140のNMOSトランジスタ141及び142は、一対の第2ゲート素子の一例である。
NMOSトランジスタ141のドレインは、マスターラッチ130の出力端子130Bに接続されており、ソースは、スレーブラッチ150の入力端子150Aに接続されている。NMOSトランジスタ141のゲートには、クロック生成部160からクロックCLKが入力される。
NMOSトランジスタ142のドレインは、マスターラッチ130の出力端子130Dに接続されており、ソースは、スレーブラッチ150の入力端子150Bに接続されている。NMOSトランジスタ142のゲートには、クロック生成部160からクロックCLKが入力される。
スレーブラッチ150は、入力端子150A、150B、出力端子150C、インバータ151、152、153を含む。スレーブラッチ150は、第2ラッチ回路の一例である。入力端子150A及び150Bは、一対の第3入力部の一例であり、出力端子150Cは、第3出力部の一例である。
スレーブラッチ150には、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)が供給されており、高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)によって駆動される。
インバータ151とインバータ152は、互いの入力端子と出力端子がたすきがけられて接続されて、たすきがけのフィードバック回路を構築している。すなわち、インバータ151の入力端子はインバータ152の出力端子に接続されており、インバータ152の入力端子はインバータ151の出力端子に接続されている。
インバータ151の入力端子は、入力端子150Aに接続されており、インバータ151の出力端子は、インバータ152の入力端子に接続されている。インバータ152の入力端子は、入力端子150Bに接続されており、インバータ152の出力端子は、インバータ153を介して出力端子150Cに接続されている。
インバータ153は、インバータ152の出力端子と、出力端子150Cとの間に挿入されている。インバータ153の入力端子は、入力端子150Aと、インバータ152の出力端子とに接続されている。
インバータ151及び152は、ゲート部140を介してマスターラッチ150から入力されるデータM、MBをそれぞれ反転させて得る2つのデータS、SBを出力する。
スレーブラッチ150は、この2つのデータS、SBのうちの一方(データSB)をインバータ153に入力し、データSBを反転して得る出力データOUTを出力する。
出力データOUTは、入力データDATAを反映したデータであり、入力データDATAと等しい信号レベルを有する。
なお、ここでは、インバータ153が、スレーブラッチ150の構成要素である形態について説明するが、インバータ153は、スレーブラッチ150の構成要素ではなく、スレーブラッチ150の出力側に接続される出力段であってもよい。
クロック生成部160は、クロック入力端子160A、クロック出力端子160B、160C、及びインバータ161を含む。
クロック生成部160には、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)が供給されており、低い電源電圧VDD(Low)と順バイアスの基板電圧VB(Forward)によって駆動される。
クロック入力端子160Aは、回路20に接続されており、回路20からクロックCLKが入力される。また、クロック入力端子160Aには、クロック出力端子160Bが接続されるとともに、インバータ161を介して出力端子160Cが接続されている。
クロック出力端子160Bは、クロック入力端子160Aに入力されるクロックCLKをそのまま出力する。
クロック出力端子160Cは、クロック入力端子160Aに入力され、インバータ161で反転されたクロックCLKBを出力する。
インバータ161は、入力端子160Aと出力端子160Cとの間に挿入されており、クロック入力端子160Aに入力されるクロックCLKを反転したクロックCLKBを出力する。
クロック生成部160が出力するクロックCLK、CLKBのHレベルの信号レベルは、低い電源電圧VDD(Low)であり、Lレベルの信号レベルはVSS(接地電圧)である。クロックCLK、CLKBは、Hレベルの信号レベルがLレベルであり、第1電源電圧よりも低い第2電源電圧を含むクロックの一例である。
従って、図10に示すデータ保持回路100では、ゲート部120のNMOSトランジスタ121、122のゲートにクロック生成部160から入力されるクロックCLKBは、Hレベルの信号レベルが低い電源電圧VDD(Low)であり、Lレベルの信号レベルがVSS(接地電圧)である。
また、ゲート部140のNMOSトランジスタ141、142のゲートにクロック生成部160から入力されるクロックCLKは、Hレベルの信号レベルが低い電源電圧VDD(Low)であり、Lレベルの信号レベルがVSS(接地電圧)である。
次に、図11を用いて、実施の形態1のデータ保持回路100の動作について説明する。
図11は、実施の形態1のデータ保持回路100の動作を示すタイミングチャートである。
図11には、入力段110の入力端子110Aに入力される入力データDATA、クロック生成部160が出力するクロックCLK、CLKB、及び入力段110から出力されるデータD、DBを示す。
また、図11にはさらに、マスターラッチ130が出力するデータM、MB、スレーブラッチ150のインバータ151及び152が出力するデータS、SB、及びスレーブラッチ150の出力端子150Cから出力される出力データOUTを示す。
なお、入力データDATA、データD、DB、データM、MB、データS、SB、及び出力データOUTのHレベルは高い電源電圧VDD(High)であり、LレベルはVSS(接地電圧)である。
クロックCLK、CLKBのHレベルは低い電源電圧VDD(Low)であり、LレベルはVSS(接地電圧)である。
まず、時刻t0で入力データDATAがHレベルからLレベルに立ち下がる。これにより、データDがLレベルからHレベルに立ち上がり、その後データDBがHレベルからLレベルに立ち下がる。
時刻t1でクロックCLKがHレベルからLレベルに立ち下がると、時刻t2でクロックCLKBが立ち上がり、これによってゲート部120のNMOSトランジスタ121及び122がオンになるため、データDBのLレベルがNMOSトランジスタ121を経て、時刻t3でデータMBに反映される。そして、時刻t3の後の時刻t4に、データMはデータMBのLレベルを反転したHレベルに立ち上がる。
ここで、データMとMBのうち、データMBが先に変化するのは、データD、DBはそれぞれHレベル、Lレベルであり、また、NMOSトランジスタ121、122は、Lレベルの信号を正確に伝えるからである。
また、時刻t11でクロックCLKがHレベルに立ち上がると、時刻t12にクロックCLKBがLレベルに立ち下がり、これによってゲート部140のNMOSトランジスタ141、142がオンになるため、データMBのLレベルがNMOSトランジスタ142を経て、時刻t13にデータSに反映される。そして、時刻t13の後の時刻t14に、データSBはデータSのLレベルを反転したHレベルに立ち上がる。
このため、時刻t14では、出力データOUTはLレベルに立ち下がる。
以上のような動作によって、データ保持回路100は、入力データを保持する。
以上、実施の形態1のデータ保持回路100によれば、入力段110、マスターラッチ130、及びスレーブラッチ150に含まれるインバータ111、112、131、132、151、152、153を高い電源電圧VDD(High)と逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)で駆動する。
そして、入力データDATAから差動形式のデータD、DBを生成し、2つのデータ経路でゲート部120のNMOSトランジスタ121、122で交互にLレベルのデータを取得する。
同様に、2つのデータ経路でゲート部140のNMOSトランジスタ141、142で交互にLレベルのデータを取得する。
2つのデータ経路でNMOSトランジスタ121、122、141、142を通過するのは、Lレベルのデータであり、2つのデータ経路にLレベルのデータは交互に表れる。
そして、Lレベルのデータに基づき、スレーブラッチ150でHレベル(VDD(High)によるHレベル)を生成する。
このため、前提技術のようにレベルシフタ40(図5参照)、40A(図6参照)、80(図7参照)を用いる必要がなくなる。これにより、回路の実装に必要な面積を削減できるとともに、省電力化を図ることができる。
従って、実施の形態1のデータ保持回路100によれば、オーバヘッドの低減を実現することができる。
また、レベルシフタを含まないことにより、前提技術のレベルシフタ40(図5参照)、40A(図6参照)、80(図7参照)において生じていた遅延がなくなる。
これにより、PD積を低減することができ、このことによっても省電力化を図ることができる。
また、実施の形態1のデータ保持回路100によれば、入力段110、マスターラッチ130、及びスレーブラッチ150に含まれるインバータ111、112、131、132、151、152、153に逆バイアスの基板電圧VB(Reverse)を印加している。
このため、インバータ111、112、131、132、151、152、153のリーク電流が減少し、消費電力の低減を図ることができる。
また、実施の形態1のデータ保持回路100によれば、ゲート部120、140にNMOSトランジスタ121、122、141、142を用いて、ゲート部120、140でLレベルのデータを伝送するようにしている。
このため、NMOSトランジスタ121、122、141、142のゲートに入力するクロックCLK、CLKBのHレベルの信号レベルが低い電源電圧VDD(Low)であっても、前提技術のTG92(図8参照)のように、データを保持できなくなるという問題が生じることがない。
従って、実施の形態1によれば、信頼性の高いデータ保持回路100を提供することができる。
なお、以上では、ゲート部120、140がNMOSトランジスタ121、122、141、142を含み、Lレベルのデータを伝送する形態について説明した。
しかしながら、ゲート部120、140は、NMOSトランジスタ121、122、141、142の代わりに、PMOSトランジスタを含んでいてもよい。PMOSトランジスタは、Hレベルの信号を正確に伝達することができるので、ゲート部120、140がPMOSトランジスタを含む場合は、Hレベルのデータを伝送すればよい。
<実施の形態2>
図12は、実施の形態2のデータ保持回路200を示す図である。
実施の形態2のデータ保持回路200は、入力段110、ゲート部120、マスターラッチ230、ゲート部140、及びスレーブラッチ250を含む。
実施の形態2のデータ保持回路200は、実施の形態1のデータ保持回路100のマスターラッチ130とスレーブラッチ150を、それぞれ、マスターラッチ230とスレーブラッチ250に入れ替えたものである。
その他の構成は、実施の形態1のデータ保持回路100と同様であるため、同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
マスターラッチ230は、入力端子130A、130B、出力端子130C、130D、インバータ131、132に加えて、安定化回路231と232を含む。インバータ131、132は、それぞれ、第1インバータ及び第2インバータの一例である。
安定化回路231は、入力端子130Aと出力端子130Dとの間に挿入されており、互いの主経路(ドレイン-ソース間)が並列に接続されるNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタを含む。安定化回路231は、第1安定化回路の一例である。
換言すれば、安定化回路231は、インバータ131の入力端子と、インバータ132の出力端子との間に挿入されている。安定化回路231のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのゲートには、入力段110からデータDが入力される。
安定化回路232は、入力端子130Bと出力端子130Cとの間に挿入されており、互いの主経路(ドレイン-ソース間)が並列に接続されるNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタを含む。安定化回路232は、第2安定化回路の一例である。
換言すれば、安定化回路251は、インバータ151の入力端子と、インバータ152の出力端子との間に挿入されている。安定化回路231のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのゲートには、入力段110からデータDBが入力される。
ここで、実施の形態2では、マスターラッチ230のインバータ131の入力端子をノードMB1、インバータ131の出力端子をノードM1、インバータ132の入力端子をノードM2、インバータ132の出力端子をノードMB2とする。
スレーブラッチ250は、入力端子150A、150B、出力端子150C、インバータ151、152、153に加えて、安定化回路251と252を含む。インバータ151及び152は、それぞれ、第3インバータ及び第4インバータの一例である。
安定化回路251は、インバータ151の入力端子と、インバータ152の出力端子との間に挿入されており、互いの主経路(ドレイン-ソース間)が並列に接続されるNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタを含む。安定化回路251は、第3安定化回路の一例である。
安定化回路251のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのゲートには、マスターラッチ230のノードMB2のデータ(電位)が入力される。
安定化回路252は、インバータ152の入力端子と、インバータ151の出力端子との間に挿入されており、互いの主経路(ドレイン-ソース間)が並列に接続されるNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタを含む。安定化回路252は、第4安定化回路の一例である。
安定化回路252のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのゲートには、マスターラッチ230のノードM1のデータ(電位)が入力される。
ここで、実施の形態2では、スレーブラッチ250のインバータ151の入力端子をノードSB3、インバータ151の出力端子をノードS3、インバータ152の入力端子をノードS4、インバータ152の出力端子をノードSB4とする。
次に、図13を用いて、実施の形態2のデータ保持回路200の動作について説明する。
図13は、実施の形態2のデータ保持回路200の動作状態のうちの1つを示す図である。
図13では、安定化回路231、232の動作を説明するために、一例として、安定化回路231のPMOSトランジスタと安定化回路232のNMOSトランジスタがオンになっている状態を示す。
このため、図13では、安定化回路231のPMOSトランジスタと安定化回路232のNMOSトランジスタを示し、安定化回路231のNMOSトランジスタと安定化回路232のPMOSトランジスタを省略する。
入力段110の内部でデータDがLレベルのとき、マスターラッチ230のノードM1とM2の間では、安定化回路232のNMOSトランジスタがオンにされるため、ノードM1からM2にHレベルの信号が通りにくくなる。
従って、ノードM1がHレベルであっても、ノードM2をHレベルからLレベルに安定的に書き込みやすくなる。
なお、このとき、安定化回路231のPMOSトランジスタがオンになっているため、ノードMB2がHレベルであるときに、ノードMB2からMB1へのHレベルの書き込みが行いにくくなることはない。
また、これとは逆に、入力段110の内部でデータDがHレベルのとき、マスターラッチ230のノードMB2とMB1の間では、安定化回路231のNMOSトランジスタがオンにされるため、ノードMB2からMB1にHレベルの信号が通りにくくなる。
従って、ノードMB2がHレベルであっても、ノードMB1をHレベルからLレベルに安定的に書き込みやすくなる。
なお、このとき、安定化回路232のPMOSトランジスタがオンになっているため、ノードM1がHレベルであるときに、ノードM1からM2へのHレベルの書き込みが行いにくくなることはない。
以上のように、安定化回路231、232を含むマスターラッチ230の動作の安定化を図ることができる。
また、このような動作は、同様の回路構成を有するスレーブラッチ250においても同様である。
ノードM1がHレベルのとき、スレーブラッチ250のノードS3とS4の間では、安定化回路252のNMOSトランジスタがオンにされるため、ノードS3からS4にHレベルの信号が通りにくくなる。
従って、ノードS3がHレベルであっても、ノードS4をHレベルからLレベルに安定的に書き込みやすくなる。
なお、このとき、安定化回路251のPMOSトランジスタがオンになっているため、ノードSB4がHレベルであるときに、ノードSB4からSB3へのHレベルの書き込みが行いにくくなることはない。
また、これとは逆に、ノードM1がLレベルのとき、スレーブラッチ250のノードSB4とSB3の間では、安定化回路251のNMOSトランジスタがオンにされるため、ノードSB4からSB3にHレベルの信号が通りにくくなる。
従って、ノードSB4がHレベルであっても、ノードSB3をHレベルからLレベルに安定的に書き込みやすくなる。
なお、このとき、安定化回路252のPMOSトランジスタがオンになっているため、ノードS3がHレベルであるときに、ノードS3からS4へのHレベルの書き込みが行いにくくなることはない。
以上のように、安定化回路251、252を含むスレーブラッチ250の動作の安定化を図ることができる。
以上、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、オーバヘッドの低減、消費電力の低減、及びデータを安定的に保持することによる信頼性の向上を図るとともに、さらに、安定化回路231、232、251、252によって動作のさらなる安定化を図ったデータ保持回路200を提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のデータ保持回路、及び、半導体集積回路装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
入力データが入力される第1入力部と、前記入力データに基づく差動データを出力する一対の第1出力部とを有し、第1電源電圧で駆動される入力段と、
前記入力段の前記一対の第1出力部にそれぞれ接続される第1トランジスタによって構築され、前記第1電源電圧よりも低い第2電源電圧を含むクロックによって駆動される一対の第1ゲート素子と、
前記一対の第1ゲート素子にそれぞれ接続される一対の第2入力部と、前記一対の第2入力部に入力されるデータをそれぞれ反転したデータを出力する一対の第2出力部とを有し、第1電源電圧で駆動される第1ラッチ回路と、
前記第1ラッチ回路の前記一対の第2出力部にそれぞれ接続される、前記第1トランジスタと同一極性の第2トランジスタによって構築され、前記クロックの反転クロックによって駆動される一対の第2ゲート素子と、
前記一対の第2ゲート素子にそれぞれ接続される一対の第3入力部と、前記一対の第3入力部に入力されるデータをそれぞれ反転して得る一対のデータのうちの一方を出力する第3出力部とを有し、第1電源電圧で駆動される第2ラッチ回路と
を含む、データ保持回路。
(付記2)
前記入力段、前記第1ラッチ回路、及び前記第2ラッチ回路は、前記第1電源電圧と逆バイアスの基板電圧とで駆動される付記1記載のデータ保持回路。
(付記3)
前記一対の第1ゲート素子は、一対のNMOSトランジスタであり、前記第2電源電圧をHレベルとする前記クロックによってオンにされるとともに、前記一対の第2ゲート素子は、一対のNMOSトランジスタであり、前記第2電源電圧をHレベルとする前記反転クロックによってオンにされる、付記1又は2記載のデータ保持回路。
(付記4)
前記第1ラッチ回路は、
互いの入力端子と出力端子がたすきがけで接続される第1インバータ及び第2インバータと、
前記第1インバータの出力端子と前記第2インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの反転信号が入力される、互いに極性の異なる一対のトランジスタを有する第1安定化回路と、
前記第2インバータの出力端子と前記第1インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの非反転信号が入力される、極性の異なる一対のトランジスタを有する第2安定化回路と
を含む、付記1乃至3のいずれか一項記載のデータ保持回路。
(付記5)
前記第2ラッチ回路は、
互いの入力端子と出力端子がたすきがけで接続される第3インバータ及び第4インバータと、
前記第3インバータの出力端子と前記第4インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの反転信号が入力される、互いに極性の異なる一対のトランジスタを有する第3安定化回路と、
前記第4インバータの出力端子と前記第3インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの非反転信号が入力される、極性の異なる一対のトランジスタを有する第4安定化回路と
を含む、付記1乃至4のいずれか一項記載のデータ保持回路。
(付記6)
前記第2ラッチ回路は、前記一対の第3入力部に入力されるデータをそれぞれ反転して得る一対のデータのうちの一方を前記第3出力部から出力する前に反転するインバータをさらに有する、付記1乃至3のいずれか一項記載のデータ保持回路。
(付記7)
基準クロックに基づき、前記クロックと前記反転クロックを生成するクロック生成部をさらに含む、付記1乃至6のいずれか一項記載のデータ保持回路。
(付記8)
付記1乃至7のいずれか一項記載のデータ保持回路と、
前記第2電源電圧と、前記順バイアスの基板電圧とで駆動され、前記クロックを生成するクロック生成部から出力するクロックを伝送するクロック伝送回路と、
前記第1電源電圧と、前記逆バイアスの基板電圧とで駆動される組み合わせ回路と
を含む、半導体集積回路装置。
(付記9)
前記データ保持回路の前記第1入力部は、前記組み合わせ回路の出力端子に接続され、前記データ保持回路の前記第3出力部は、前記組み合わせ回路の入力端子に接続される、付記8記載の半導体集積回路装置。
180 半導体集積回路装置
20 回路
30A 回路
100 データ保持回路
110 入力段
111、112 インバータ
120 ゲート部
121、122 NMOSトランジスタ
130 マスターラッチ
131、132 インバータ
140 ゲート部
141、142 NMOSトランジスタ
150 スレーブラッチ
151、152、153 インバータ
160 クロック生成部
161 インバータ
200 データ保持回路
230 マスターラッチ
231、232 安定化回路
250 スレーブラッチ
251、252 安定化回路

Claims (6)

  1. 入力データが入力される第1入力部と、前記入力データに基づく差動データを出力する一対の第1出力部とを有し、第1電源電圧で駆動される入力段と、
    前記入力段の前記一対の第1出力部にそれぞれ接続される第1トランジスタによって構築され、前記第1電源電圧よりも低い第2電源電圧を含むクロックによって駆動される一対の第1ゲート素子と、
    前記一対の第1ゲート素子にそれぞれ接続される一対の第2入力部と、前記一対の第2入力部に入力されるデータをそれぞれ反転したデータを出力する一対の第2出力部とを有し、第1電源電圧で駆動される第1ラッチ回路と、
    前記第1ラッチ回路の前記一対の第2出力部にそれぞれ接続される、前記第1トランジスタと同一極性の第2トランジスタによって構築され、前記クロックの反転クロックによって駆動される一対の第2ゲート素子と、
    前記一対の第2ゲート素子にそれぞれ接続される一対の第3入力部と、前記一対の第3入力部に入力されるデータをそれぞれ反転して得る一対のデータのうちの一方を出力する第3出力部とを有し、第1電源電圧で駆動される第2ラッチ回路と
    を含
    前記第1ラッチ回路は、
    互いの入力端子と出力端子がたすきがけで接続される第1インバータ及び第2インバータと、
    前記第1インバータの出力端子と前記第2インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの反転信号が入力される、互いに極性の異なる一対のトランジスタを有する第1安定化回路と、
    前記第2インバータの出力端子と前記第1インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの非反転信号が入力される、極性の異なる一対のトランジスタを有する第2安定化回路と
    を含む、データ保持回路。
  2. 前記入力段、前記第1ラッチ回路、及び前記第2ラッチ回路は、前記第1電源電圧と逆バイアスの基板電圧とで駆動される、請求項1記載のデータ保持回路。
  3. 前記一対の第1ゲート素子は、一対のNMOSトランジスタであり、前記第2電源電圧をHレベルとする前記クロックによってオンにされるとともに、前記一対の第2ゲート素子は、一対のNMOSトランジスタであり、前記第2電源電圧をHレベルとする前記反転クロックによってオンにされる、請求項1又は2記載のデータ保持回路。
  4. 前記第2ラッチ回路は、
    互いの入力端子と出力端子がたすきがけで接続される第3インバータ及び第4インバータと、
    前記第3インバータの出力端子と前記第4インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの反転信号が入力される、互いに極性の異なる一対のトランジスタを有する第3安定化回路と、
    前記第4インバータの出力端子と前記第3インバータの入力端子との間に主経路が接続されるとともに、制御端子に前記データの非反転信号が入力される、極性の異なる一対のトランジスタを有する第4安定化回路と
    を含む、請求項1乃至のいずれか一項記載のデータ保持回路。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項記載のデータ保持回路と、
    前記第2電源電圧と、前記順バイアスの基板電圧とで駆動され、前記クロックを生成するクロック生成部から出力するクロックを伝送するクロック伝送回路と、
    前記第1電源電圧と、前記第1電源電圧と逆バイアスの基板電圧とで駆動される組み合わせ回路と
    を含む、半導体集積回路装置。
  6. 前記データ保持回路の前記第1入力部は、前記組み合わせ回路の出力端子に接続され、前記データ保持回路の前記第3出力部は、前記組み合わせ回路の入力端子に接続される、請求項記載の半導体集積回路装置。
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