JP6055048B2 - トリシリルアミンの製造方法 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本特許出願は、2013年6月28日に出願した米国仮特許出願番号第61/840,940号の35U.S.C.§119基づく優先権を主張する。
シリルアミン、より詳細には、トリシリルアミンの製造方法を本明細書に記載する。
トリシリルアミン((SiH33N又は「TSA」)は半導体産業においてギャップフィル用途のための高純度の酸化ケイ素膜の堆積における使用を見いだす前駆体である。トリシリルアミンは膜成長に直接プラズマ励起を必要としない反応性前駆体である。
Stock, A.; Somieski, C. Ber. Dtsch. Chem Ges. 1921, 54, 740は式(I)により示されるとおりのモノクロロシラン(MCS)とアンモニア(NH3)との反応によるTSAの合成を報告した。
3SiH3Cl +4NH3 → (SiH33N +3NH4Cl (I)
上記の文献は過剰のアンモニア中でDSA[(SiH32NH]の主要な生成を報告した。DSAは、また、式(2)により示されるとおりにSiH4及びポリマーケイ素化合物又はポリシラザンへと分解される。
(SiH32NH → SiH4 + [SiH2(NH)]x (II)
過剰のアンモニアの存在下で、ポリシラザン、SiH4、DSAは可能性が高い生成物である。TSA及びポリシラザンは水と激しく反応し、SiO2、H2及びNH3を製造する。ポリマー鎖によって、ポリシラザンは揮発性液体から固体であることができる。その蒸気圧はTSAより低い。
米国特許出願公開第2011/0136347号明細書(「'347号公報」)は使用ポイント付近でのTSAなどの1種以上のシリルアミンを含む反応前駆体の製造及びデリバリーの方法を記載している。'347号公報に記載された方法は約−80℃〜約室温の範囲の温度で気相及び/又は液相中で行われる。'347号公報は不活性ガスを添加し、又は、有機溶媒を反応容器内に使用することにより、(SiH2NH)nの形態のオリゴマーの生成を低減することをさらに教示している。
米国特許第8,409,513号明細書(「'513号特許」)はTSAなどのシリルアミンを合成するための管状流反応器及び方法を記載している。'513号特許によれば、反応器は、プラグ流及び層流デバイスに見られる独特の特性の組み合わせを有する。モル過剰のMCSとアンモニアの反応は気相中で低い圧力で行われた。
タイトル"The Preparation and Some Properties of DiSilylamine", の文献B. J. Aylettら、Inorganic Chemistry, Vol. 5(1), p. 167 (1966)は150℃でも気相中でDSAがTSAに転化されなかったことを報告した。しかしながら、0℃で、DSAはTSAに転化されたことを示す。0℃で、DSAは液体に凝縮するであろう。
米国特許出願公開第2013/0089487号明細書(「'487号公開」)はTSAの合成のための凝縮相バッチ法を記載している。'487号公報の方法は塩化アンモニウム塩を分散させ、下流の生成物の取り出しでは塩形成がない、熱伝達媒体として作用するアニソールなどの溶媒を取り込む。
高純度トリシリルアミンを得るために、DSAの生成を最低限にし、過剰のMCSを用いてTSAへの反応を完了させ、そしてDSAの分解によるポリシラザンの生成を最低限にすることが重要である。生産性及び製造体積を増加させるために、合成の間の中間体生成を最低限にし、 プロセスを高速化するべきである。反応(1)によるTSA合成は有意な塩化アンモニウムの生成をもたらす。 TSAの1単位質量について、塩化アンモニウム1.5単位質量が生成される。生成される任意ののポリシラザンは重質分となり、塩化アンモニウムマトリックスの一部に残ることがある。固形分塩化アンモニウムの安全な取り扱いは、ポリシラザン生成の最少化、塩化アンモニウム処分前に塩化アンモニウムからポリシラザンを除去するための安全かつ効率的な方法を必要とする。粗製TSAは、さらに、顧客の要求があるときには、高純度のTSAを得るために精製される。
高純度レベルでのTSAの調製方法を本明細書に記載する。本明細書に記載の方法は中間体DSA及び副生成物ポリシラザンの生成を最低限に抑える。本明細書に記載の方法は、また、TSAの生産速度が既知の技術よりも有意に向上される圧力及び温度条件下に操作する。これらの圧力及び温度条件では、TSAは反応器中で液体として存在し、そして反応は凝縮相で起こり、ここで、TSA自体は反応速度を増加させるための溶媒として作用する。この点に関して、追加の溶媒は反応混合物に添加されず、そして反応混合物は実質的に追加された溶媒を含まない。MCSがTSA中に可溶性であり、そしてTSAを製造するためのMCSのアンモニアとの反応の速度が増加され、DSA生成が最小限となり、反応速度が有意に向上されることが分かった。
1つの態様において、トリシリルアミン及びモノクロロシランの反応混合物を反応器中に提供すること、ここで、該反応混合物は液相中にトリシリルアミンを提供するのに十分な温度及び圧力であり、ここで、該反応混合物は追加された溶媒を実質的に含まない、該反応混合物をアンモニアと接触させ、トリシリルアミンを含む粗製混合物及び塩化アンモニウム固形分を提供すること、ここで、モノクロロシランはアンモニアに対して化学量論過剰である、該粗製混合物を精製して、純度レベルが90%以上であるトリシリルアミンを提供すること、及び、場合により、反応器から塩化アンモニウム固形分を除去すること、を含む、トリシリルアミンの製造方法が提供される。1つの特定の実施形態において、反応混合物はアンモニアに対して30質量%以下の化学量論過剰、又は、約3質量%〜約5質量%の化学量論過剰のモノクロロシランを含む。
本明細書に記載の方法の1つの実施形態のプロセスフロー模式図である。
液相中で溶媒として作用するTSAを含む反応器中でのトリシリルアミン(TSA)の調製方法を本明細書に開示する。反応はTSAを含む粗製混合物を提供する。TSAを含む粗製混合物の純度は反応器中の試薬に応じて様々であることができ、例えば、ガスクロマトグラフィー(GC)により測定して、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、99%以上の純度レベルである。粗製混合物は蒸留又は他の手段によりさらに精製し、最終の高純度、例えば、GCにより測定して、90%以上、95%以上、99%以上、99.9%以上の純度レベルのTSA製品を得ることができる。本明細書に記載の方法はTSAの気相中でのみ以前に調製された、トリシリルアミンの選択的な調製方法の従来法の欠点を克服する。例えば、気相の間に、反応サイクル時間は長くなり、及び/又は完了まで到達しない。TSAが気相中に存在する方法などのトリシリルアミンの以前の調製方法との比較において、本明細書に記載の方法はDSAなどの所望されない中間体製品の生成を最小限に抑える。本明細書に記載の方法は工業に適する高純度レベルでのTSAの直接製造をさらに可能にする。本明細書に記載の方法は、また、TSA自体を、好ましくは液相中で、反応混合物中の溶媒として使用することにより、追加の添加される溶媒を使用することを回避する。
本明細書に記載の方法はTSAの生産速度が既知の技術よりも有意に向上される圧力及び温度条件で操作する。本明細書に記載の圧力及び温度条件で、TSAは反応器中で液体として存在し、反応は凝縮相中で起こり、ここで、TSA自体は反応速度を増加させるための溶媒として作用する。TSAは反応器中に、気相、液相又はそれらの組み合わせで提供されてよい。MCS(本明細書に記載の例1を参照されたい)はTSA中で可溶性であり、そしてこのことはTSAを製造するためのMCSのアンモニアとの反応を促進することが分かった。さらなる利益はDSA生成が最低限に抑えられることであり、これも反応速度を有意に向上させる。さらに、所望されない副生成物であるポリシラザンの生成の量も最低限に抑制される。
図1は本明細書に記載の方法の1つの実施形態のプロセスフロー模式図である。図1を参照すると、TSAの製造方法の主要要素は以下のとおりである:反応器(201)、トラップ(202)、任意要素のTSAコレクタ(203)、蒸留カラム(204)及び真空コンベア(205)。図1に示す実施形態において使用されるプロセス化学物質は以下のとおりである:MCSフィードは101であり、アンモニアフィードは102であり、TSAを含む粗製混合物のフローは103であり、それはGCにより測定してMCS及び微量のDSAをさらに含んでよく、104は反応器からの高沸点残留物であり、それは安全な廃棄のために中和され、そしてポリシラザンと混合されたTSAを含み、コレクタを中間体回収ポイントとして使用する場合には、105も粗製TSAであり、106はバッチ蒸留カラムからの軽質不純物であり、GCにより測定して、主としてMCSを含み、微量のDSAを含み、ある量のTSAを含み、107は純粋なTSAであり、そして108はTSAよりも高い沸点の副生成物を含むリボイラー中に残存している材料である。図の番号109は塩化アンモニウム固形分であり、それは本明細書に記載の真空コンベア205又は他の手段を用いて、真空輸送により反応器から除去される。
TSAの合成は非常に発熱性のプロセスであり、局所加熱が起こることがあり、そこでTSA生成が起こる。反応温度が所望の設定点を超えないように複数の熱電対を反応器中に配置する。米国特許出願公開第2011/0178322A1号明細書(「'322号公報」)は、TSAを製造するための熱分解法を記載しており、ここで、ペルヒドロポリシラザンを<600℃、好ましくは300℃で熱分解し、安定なTSAを製造する。このことは、TSA自体が高温で安定であることを示唆する。対照的に、本明細書に記載の方法では、反応器温度は120℃に制限される。より高い温度(120℃超)では、MCS自体は不均衡であり、式(3)で下記に示すように、ジクロロシラン及びシランを生じる。
2SiH3Cl ←→ SiH4 + SiH2Cl2 式(3)
上記の反応において、シランが正味の収量損失となる一方で、生成物DCS(SiH2Cl2)もアンモニアと反応し、ポリシラザンをもたらす。式(3)の反応は120℃を超える温度で加速される。
本明細書に記載の方法の反応は約20℃〜約120℃の範囲の1つ以上の温度で行われる。反応のための例示の温度としては、以下の任意の1つ以上のエンドポイントを有する範囲が挙げられる:20、30、40、50、60、70、80、90、100、110及び120℃。特定の反応器温度範囲の例としては、限定するわけではないが、20℃〜120℃、又は、70℃〜120℃である。特定の実施形態において、反応は室温又は約25℃〜約30℃で起こる。
本明細書に記載の方法の特定の実施形態において、反応の圧力は約0.1〜約115psiaの範囲であることができる。反応の例示の圧力としては、以下の任意の1つ以上のエンドポイントを有する範囲が挙げられる:0.1、0.5、1、5、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110及び115psia。
本明細書に記載の方法の特定の実施形態において、モノクロロシランはアンモニアに対して化学量論過剰であり、より具体的には、約30質量%までの化学量論過剰である。1つの特定の実施形態において、反応混合物はアンモニアに対して約30質量%までの化学量論過剰、又は、約3〜約5質量%の化学量論過剰であるモノクロロシランを含む。化学量論過剰の例示の質量百分率としては、以下の任意の1つ以上のエンドポイントを有する範囲が挙げられる:0.5、1、1.5、2、2.5、3、4、5、7.5、10、15、20、25及び30質量%。これらの実施形態において、モル過剰のMCSはバッチ法及び連続法の両方で維持されるべきである。
反応速度を上げるために、本明細書に記載の方法は凝縮したTSA中で反応を行い、ここで、TSAは反応の溶媒促進剤として作用する。他の従来技術の方法とは対照的に、TSAが反応で溶媒として作用するので、反応混合物に溶媒を添加しない。反応混合物は、追加の溶媒を実質的に含まないか、又は、2質量%未満、1質量%未満又は0.5質量%未満の追加の溶媒を含む。閉止された容器で、30℃において、初期液体形成のために1.7グラム/リットル(g/l)又は0.017グラム/立方センチメートル(g/cc)のTSAの濃度が必要とされる。TSAの濃度は約1.7g/l〜約100g/l、又は、約2.0g/l〜約100g/l、又は、約2.0g/l〜約30g/l、又は、約20g/l〜約30g/lの範囲であることができる。より低い反応温度では、より低い濃度が要求されるであろう。1つの特定の実施形態において、MCSのTSA中の溶解度は約20質量%であることが分かった(例1を参照されたい)。溶解度は温度及び圧力の関数であり、プロセス条件によって変化するであろう。凝縮したTSAが反応器内に存在して行われる実験はMCS及びアンモニアのTSAへの転化率が非常に高いことを示した。反応器中のTSAの濃度が>20g/lである場合には、反応を止めるとすぐに、微量(<1%)のみのDSAが気相中に記録された(例2を参照されたい)。DSAはTSAよりも軽く、気相中により多量に累積するであろうから、存在する液相DSAの量はさらに少量であろう。
本明細書に記載のTSAの製造方法はバッチ法に限定されない。別の実施形態において、本明細書に記載の方法は流系中の凝縮TSA、MCS及びアンモニアの接触時間を最適化して、副生成物の生成を最少にしながら、反応速度を最大化することにより、高い選択率及び収率で連続で行うことができる。最終製品組成及び収率は1種以上の下記の条件:MCS:NH3比、温度及び圧力を変更するこよりにより使用者の要求に合わせるように最適化されうる。MCS及びアンモニアの連続フィードは反応器中に凝縮したTSAが存在し、反応の完了を促進するかぎり、反応器に導入されてよい。凝縮したTSAはその合成を促進しそして改善するので、TSA合成を促進するための溶媒としても使用されてよい。この実施形態において、TSAのプールは反応前に反応器に移送され、そしてMCS及びアンモニアをTSA中にスパージし、より多くのTSAを製造することができる。反応は混合を改善しそして熱伝達を向上させるために攪拌型反応器中で行うことができる。過剰アンモニアの存在下でのTSA分解を防止するために、つねに若干過剰のMCSを使用しなければならない。反応が進行するとともに、TSAを含む塩化アンモニウムのスラリーが形成するであろう。このスラリーを定期的にろ過し、塩化アンモニウムを除去し、そして粗製TSAを、TSAのさらなる製造のために反応器に戻す。
一旦、反応が完了すると、粗製TSAを反応器から移すことができる。粗製TSAは温度及び/又は圧力勾配下に反応器から沸騰除去することができる。沸騰法はTSAの蒸発潜熱が低く、60cal/gと見積もられるので、比較的に単純である。図1の実施形態を参照すると、粗製TSAは任意要素の凝縮器(203)中に回収されても、又は、蒸留カラム(204)のリボイラーサンプ中に回収されてもよい。図1に示す実施形態において、粗製TSAの沸騰は反応器中に存在する固形分塩化アンモニウムにより妨害されないことが分かった。任意要素の凝縮器は蒸留及び反応を、その後、同時に行うことができる高生産製造を促進するために使用することができる。TSAを含む粗製混合物の移送の間に、反応器を50〜100℃の範囲の1つ以上の温度に温め、一方、凝縮器を−40℃以下の1つ以上の温度に冷却し、TSAを含む粗製混合物を反応器から凝縮器へと急速に移送することが可能になる。この操作の間に移動手段は必要ない。一旦、TSAを含む粗製混合物を反応器から外に移送すると、固形分塩化アンモニウムは反応器中に残ったままになり、それは反応器から安全に取り出すことができる。固形分塩化アンモニウムは収着したTSA及びポリシラザンを含み、それは廃棄のために空気に暴露されたときに、エネルギーを放出する可能性がある。図1に示す実施形態において、トラップ(202)を用いて、収着したTSA及びポリシラザンを除去する。収着したTSA及びポリシラザンを固形分塩化アンモニウムからトラップへ効率的に移送するために、トラップを液体窒素温度に冷却することができる。収量損失は、収着したTSA及びポリシラザンのために、約4質量%〜約9質量%であると見積もられる。トラップされたTSA及びポリシラザンは加水分解又は他の適切な手段により、安全かつ確実に廃棄されうる。固形分塩化アンモニウムは、一旦、残存の収着したTSA及びポリシラザンを酸化するために制御した様式で空気に暴露されると、反応器から安全かつ確実に除去されうる。
さらなるTSA合成のための反応器の急速な回転を確保するために、固形分塩化アンモニウムを現場様式で反応器から除去することができる。反応器中の過剰量の固形分塩化アンモニウムはガススパージャーの閉塞をもたらすことが分かった。反応器からの塩化アンモニウム固形分の手動除去はいくつかの問題を呈する:危険化学物質への人体の暴露の可能性、手動固形分除去に関与する時間は反応器の使用不能時間をもたらし、このため、生産性を低減することがある。
1つの実施形態において、反応器からの固形分塩化アンモニウムの現場除去は自動様式での真空輸送により行われる。固形分を流動化させ、その後、ベンチュリ効果により反応器から固形分を除去するために不活性移動性ガスを用いることにより真空輸送を行った。固形分除去の速度は不活性ガスの速度、ベンチュリ真空装置中の輸送用不活性ガスと相関がある。本明細書に記載のとおりの不活性ガスは貴ガス又は窒素などの非反応性ガスであることができる。固形分流動化及びその後のベンチュリ装置への輸送を促進するために、コンピュータを使用した流体動力学(CFD)シミュレーション又は他の手段を使用して、反応器中の不活性ガスノズルの一を決めることができる。CFDシミュレーションから、最終使用者は不活性ガスの適切な流速を計算し、そして反応器から離れて真空回収装置へ固形分を輸送するための最適操作速度を決定することができる。1つの特定の実施形態において、不活性ガスの流速、例えば、30標準立方フィート/分(scfm)は試験反応器中で60分以内に約80%〜約98%の固形分除去を提供することができる。
この実施形態又は他の実施異形態において、アンモニア吐出スパージャーはアンモニアが反応器内壁に沿って接線方向に吐出されるように配置される。この配置により、スパージャーの先端から遠くに塩化アンモニウム生成をもたらし、スパージャーの閉塞を回避することになる。配置の追加的な利益は対流混合を形成することにより、合成工程の間のMCS/NH3混合を促進することである。この実施形態又は他の実施異形態において、反応器の外面に取り付けられたインターバル衝撃バイブレータを用いて、反応器内壁から塩化アンモニウム固形分を除去することができる。
TSAを含む粗製混合物をその中に含まれるアミノシラン製品を実質的に抽出するための1つ以上のプロセスにより精製する。粗製物の精製のための温度及び圧力の反応条件は使用する精製法によって様々である。適切な精製法の例としては、限定するわけではないが、蒸留、蒸発、膜分離、抽出、及びそれらの組み合わせが挙げられる。図1に示す実施形態では、TSAを含む粗製混合物をさらに精製するためにコレクタから蒸留カラムに移送することができる。粗製混合物中の主な不純物は、TSAを製造するために使用されている過剰MCSである。微量のDSAは時折認められる。粗製TSAの蒸留はMCS(−30℃)とTSA(52℃)との沸点に有意な差があるので、比較的に単純である。特定の実施形態では、99%以上の純度レベルのTSA及び80%以上のプロセス収率を得ることができた。
以下の実施例は、本明細書に記載のトリシリルアミンの調製方法を例示し、決してそれを限定するものではない。
以下の実施例では、DSAのTSAへの転化率、生成物選択率及び収率を決定するために、ガスクロマトグラフィー(GC)を気相生成物を分析するために用いた。
[例1:液相TSA中のMCSの溶解度]
9リットル反応器において、115グラム(g)の粗製TSA及び若干過剰のMCSが存在した。反応器の圧力は13.7psiaであった。反応器の温度は30℃であった。この温度及び圧力条件で、87%のTSAは反応器内で液体として存在する。44gのMCSを反応器に添加し、最終圧力は26.5psiaに達した。約21gのMCSがTSA中に溶解していると評価される。本例は、MCSが液相TSA中に可溶性であることを示している。 MCSの溶解度は液体TSA中で反応器内で約20質量%である。
[例2:気相vs液相中でのTSAの生成のプロセス動態の比較]
気相中、又は、液体TSAが存在しそして溶媒として作用する凝縮相又は液相中のいずれかでTSAを生成するプロセス動態を決定するために特定の試験を実施した。結果を表1に示す。実験は気相と液相TSAの両方で行った。反応の最終温度は<100℃に制限したが、反応は等温ではなかった。反応をバッチ様式で行い、NH3に対して若干化学量論過剰(例えば、1〜5%)のMCSを使用し、そして反応器に添加した。反応を段階的に行い、ある量の反応体を周期的に添加し、TSA及びDSA生成などの反応組成に対する影響を調べた。全反応の間に、塩化アンモニウムは生成し、そして反応器内に残った。反応器中で塩化アンモニウムとTSAとの間の反応性は認められなかった。
気相GC分析を反応の進行を追跡するために行った。GC分析の結果を表1に示す。シラン、MCS、DSA及びTSAのピークはGCにおいて認められた。シランはMCSにおける微量不純物として常に存在し、気相中に累積する。いずれの段階でも、モノシリルアミン(MSA)ピークは観測されなかった。反応の進行はDSAピークを記録することにより追跡した。ここに示すとおり、プロセスの意図はTSA製品収率及び安定性を妥協することなく、DSAの生成を無くし又は大きく低減することである。DSAがTSAに反応し続けると、益々多くの固形分塩化アンモニウムは生成し、反応器からの固形分除去が必要になる。本方法の目標は単一の反応器に固形分形成を制限することである。
表1において、いくつかの試験結果を示す。全ての場合に、アンモニアのバッチ添加が完了してすぐにGCサンプルを取った。いくつかの場合に、第二のGCを第一のGCの直後に取って、DSA転化率の変化を時間(GCにおけるサンプル試験時間である約22分)の関数として決定した。反応器中で気相中にTSAが存在するときに、有意な量のDSAも存在し(>50%)、そしてゆっくりと低下することを示した。しかしながら、液体TSAが存在するときには、反応直後にDSA濃度は低下しそして、液体TSAが反応器中で増加するにつれて、よりずっと速い速度で低下し続けた。凝縮液相として>90%のTSAが存在する例2fにおいて、約1.3%のDSAは存在した。いくつかの続く合成実験において、反応器中のTSA濃度は>20g/リットルに上昇し、そして粗製混合物を蒸留カラム及び/又はコレクタに移送する前に、気相中に微量のDSA(<1%)を認めた。多量のTSAが液相中に存在するときに、反応速度は急速であり、そしてTSAの生成は副生成物DSAの生成を減じて、1つの反応器中で行うことができる。
[例3:反応器中でのポリシラザンの生成]
いくつかの実験をTSA合成の間に生成されるポリシラザンの量を決定するために行った。反応を、液相TSA中で、3〜5%化学量論過剰のMCS/NH3で、100℃以下の温度で行った。粗製TSAを蒸留に移送し、ポリシラザンを図1に示すような液体窒素トラップに回収した。結果を表2に示す。結果は4〜9%のTSA及びポリシラザンは塩化アンモニウム上にトラップされていることを示し、それらは注意深く除去されねばならず、その後に、塩化アンモニウムを反応器から安全に移すことができる。
[例4]
60リットル反応器中で、本明細書に記載の方法により液相合成でTSAを調製した。図1に示す方法において例示されるとおり、反応ならびにTSA及びポリシラザンの移送の後に、5.8kgの塩化アンモニウム固形分は60リットル反応器中に存在した。輸送流体として接線方向に注入された窒素及び周囲空気を取り込んだ真空コンベアを用いて、固形分塩化アンモニウムを効率的に除去した。
本発明の実施態様の一部を以下の項目1−20に列記する。
[1]
トリシリルアミン及びモノクロロシランの反応混合物を反応器中に提供すること、ここで、該反応混合物は液相中にトリシリルアミンを提供するのに十分な温度及び圧力であり、ここで、該反応混合物は追加された溶媒を含まない、
該反応混合物をアンモニアと接触させ、トリシリルアミンを含む粗製混合物及び塩化アンモニウム固形分を提供すること、ここで、モノクロロシランはアンモニアに対して化学量論過剰である、及び
該粗製混合物を精製して、純度レベルが90%以上となるトリシリルアミンを提供すること、
を含む、トリシリルアミンの製造方法。
[2]
前記反応器はバッチ反応器又は連続攪拌型タンク反応器から選ばれる、項目1に記載の方法。
[3]
前記反応器はバッチ反応器を含む、項目1に記載の方法。
[4]
接触工程の前に、バッチ反応器において、反応混合物にモノクロロシランを添加する、項目3に記載の方法。
[5]
バッチ反応器中のトリシリルアミン(TSA)の濃度は1.5〜100グラム/リットルの範囲にある、項目3に記載の方法。
[6]
バッチ反応器中のトリシリルアミン(TSA)の濃度は1.7g/l以上である、項目5に記載の方法。
[7]
前記反応器は連続攪拌型タンク反応器を含む、項目1に記載の方法。
[8]
トリシリルアミンを提供工程において溶媒として添加する、項目7に記載の方法。
[9]
前記方法は反応器から塩化アンモニウム固形分を除去することをさらに含む、項目1に記載の方法。
[10]
除去工程は現場真空除去を含む、項目9に記載の方法。
[11]
不活性ガスを用いて、反応器中の塩化アンモニウム固形分を流動化させる、項目9に記載の方法。
[12]
流動化された前記固形分を回収及び廃棄のために前記不活性ガスによりベンチュリ真空装置に輸送する、項目11に記載の方法。
[13]
前記温度は20〜120℃の範囲にある、項目1に記載の方法。
[14]
前記圧力は0.689〜793kPa(絶対圧力)(0.1〜115psia)の範囲にある、項目1に記載の方法。
[15]
前記粗製混合物を反応器から蒸発によりコレクタに取り出す、項目1に記載の方法。
[16]
前記粗製混合物を反応器から蒸発により蒸留カラムに取り出す、項目1に記載の方法。
[17]
精製工程の間にトリシリルアミンを99%以上の純度レベルに精製する、項目1に記載の方法。
[18]
ポリシラザンを蒸発及び回収により反応器から除去する、項目1に記載の方法。
[19]
前記反応混合物はアンモニアに対して30質量%以下の化学量論過剰であるモノクロロシランを含む、項目1に記載の方法。
[20]
前記反応混合物はアンモニアに対して3質量%〜5質量%の化学量論過剰であるモノクロロシランを含む、項目1に記載の方法。

Claims (17)

  1. ノクロロシラン及びアンモニアが連通している反応器であって、前記アンモニアが前記反応器に添加されるより前に、前記反応器が液相のトリシリルアミン及び前記モノクロロシランを含み、前記モノクロロシラン及びアンモニアが反応して、トリシリルアミン及び塩化アンモニウム固形分を含む粗製混合物を提供し、追加された溶媒を含まない反応器、
    前記塩化アンモニウム固形分を前記反応器から除去するための真空コンベア、並びに
    蒸留カラムであって、前記粗製混合物を前記反応器から前記蒸留カラムに移送し、該蒸留カラムで前記粗製混合物を精製して、純度レベルが90%以上となるトリシリルアミンを提供する蒸留カラム
    を含む、トリシリルアミンの製造装置。
  2. 前記反応器はバッチ反応器又は連続攪拌型タンク反応器から選ばれる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記反応器はバッチ反応器を含む、請求項2に記載の装置。
  4. 前記バッチ反応器中のトリシリルアミンの濃度は1.5〜100g/lの範囲にある、請求項3に記載の装置。
  5. 前記バッチ反応器中のトリシリルアミンの濃度は1.7g/l以上である、請求項に記載の装置。
  6. 前記反応器は連続攪拌型タンク反応器を含む、請求項2に記載の装置。
  7. トリシリルアミンを前記反応器において溶媒として添加する、請求項に記載の装置。
  8. 前記真空コンベアは現場真空除去を含む、請求項1に記載の装置。
  9. 不活性ガスを用いて、反応器中の塩化アンモニウム固形分を流動化させ、流動化された固形分を提供する、請求項に記載の装置。
  10. 流動化された前記固形分を回収及び廃棄のために前記不活性ガスによりベンチュリ真空装置に輸送する、請求項に記載の装置。
  11. 前記反応器の温度は20〜120℃の範囲にある、請求項1に記載の装置。
  12. 前記反応器の圧力は0.689〜793kPa(絶対圧力)(0.1〜115psia)の範囲にある、請求項1に記載の装置。
  13. 前記反応器と連通し、前記粗製混合物を前記反応器から回収するためのコレクタをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  14. 前記蒸留カラムにおいてトリシリルアミンを99%以上の純度レベルに精製する、請求項1に記載の装置。
  15. ポリシラザンを蒸発及び回収により反応器から除去する、請求項1に記載の装置。
  16. モノクロロシランはアンモニアに対して30質量%以下の化学量論過剰である、請求項1に記載の装置。
  17. モノクロロシランはアンモニアに対して3質量%〜5質量%の化学量論過剰である、請求項1に記載の装置。
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