JP6052698B1 - 積みブロック及びこれを備える擁壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】自然素材に近い明度とテクスチャーと装飾性を有し、周囲の環境と調和する積みブロックを提供する。【解決手段】合端部前面部3の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、左右両端において同じである第一傾斜面10と、合端部前面部3の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、左右両端において異なる各第二傾斜面21,26と、合端部前面部3の側面側が傾斜していない非傾斜面40とから選択される一以上の面から、合端部前面部3の少なくとも一つの側面が形成され、積みブロック1が構成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、道路法面や宅地法面等の急勾配の傾斜地における地盤の安定のために構築される擁壁に用いられる積みブロック及びこれを備える擁壁に関する。
従来、例えば、図14に示されているとおり、擁壁の構築に用いられていた積みブロック100(間知ブロックとも呼ばれている)の外観は極めて無味乾燥であり、その表面は平滑面であって、装飾を施したといっても、せいぜい、型枠により得た単純な凹凸が設けられているだけであったり、あるいは、顔料を用いて着色されていたりするに過ぎなかった。
ところが近年、景観が非常に重要視されるようになってきたため、擁壁にも環境と調和する外観が求められてきた。その結果、ブロック表面を割裂状に加工したコンクリートブロックや、ポーラスコンクリート層を設けた表層部を割裂状に加工したコンクリートブロックなど、自然の風合い(色彩)に近いコンクリートブロックが開発されてきている(特許文献1、特許文献2)。
しかしながら、これらのブロックは、目地幅が直線であるため、人工的な面を依然と残していた。そして、目地深さは、20mm程度であった。
また、「多自然川づくりポイントブックIII〜中小河川に関する河道計画の技術基準・解説〜」(平成23年10月発行、日本河川協会)では、護岸ブロックの明度は6以下が好ましいと記載されているが、明度計測の具体的な方法が示されていないため、計測条件の違いによって結果にばらつきが生じる事が懸念されていた。このため、「護岸ブロックの平均明度計測方法マニュアル(案)」(全国土木コンクリートブロック協会、平成27年1月改訂版)の中で、撮影条件(天候、撮影時間帯、照度、ブロック積上方法等)、撮影方法(撮影位置、光源の方向)、解析方法(解析アプリケーションソフト)等について規定された。
そして、該マニュアルでは、ブロック単体だけでなく目地も含めた部分を撮影範囲と規定している。
特開2000−319908号公報 特開2001−347511号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、自然素材に近い明度とテクスチャーと装飾性を有し、周囲の環境と調和する積みブロック、及びこれを備える擁壁を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[11]を提供するものである。
[1]合端部と、該合端部正面に設けられた合端部前面部と、前記合端部背後に設けられた控部と、該控部背後に設けられた控尻部とから構成される積みブロックであって、前記合端部前面部の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、正面方向と直交する方向における両端において同じである第一傾斜面と、前記合端部前面部の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、正面方向と直交する方向における両端において異なる第二傾斜面と、前記合端部前面部の側面側が傾斜していない非傾斜面と、から選択される一以上の面から、前記合端部前面部の少なくとも一つの側面が形成され、前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に前記第二傾斜面が含まれることを特徴とする積みブロック。
[2]さらに、前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、前記第二傾斜面と前記非傾斜面とを有することを特徴とする積みブロック。
[3]さらに、前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、前記第一傾斜面と前記第二傾斜面を有することを特徴とする積みブロック。
[4]さらに、前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、二つの前記第二傾斜面を有することを特徴とする積みブロック。
[5]さらに、前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、前記第一傾斜面と前記第二傾斜面と前記非傾斜面とを有することを特徴とする積みブロック。
[6]また、前記合端部前面部のすべての側面が前記第一傾斜面であり、少なくとも二つの前記第一傾斜面の勾配が互いに異なることを特徴とする積みブロック。
[7]さらに、前記第一傾斜面または前記第二傾斜面が円弧状であることを特徴とする積みブロック。
[8]さらに、前記合端部前面部の表面は割裂状であることを特徴とする積みブロック。
[9]さらに、前記合端部前面部の表面はポーラスコンクリートを割裂して形成されることを特長とする積みブロック。
[10]上記した積みブロックを備えることを特徴とする擁壁。
[11]さらに、複数の積みブロックと目地を含む擁壁の明度が6以下であることを特徴とする擁壁。
本発明の積みブロックは、合端部前面部の一つの側面に、第一傾斜面または第二傾斜面を有しているので、本発明の積みブロックを敷設して擁壁面を形成すると、隣り合う積みブロックとの間の目地幅が均一ではなくなり、また深目地を有するので、陰影が強く強調され、目地も含めた擁壁面の明度が低減される。
本発明の積みブロックは、合端部前面部のそれぞれの側面に、第一傾斜面、第二傾斜面、非傾斜面のうち少なくとも1種類以上を有しているので、本発明の積みブロックを敷設して擁壁面を形成すると、隣り合う積みブロックとの間の目地幅が均一ではなくなり、また、稜線が直線や円弧状をなすので、多様なデザイン構成が可能となり、装飾性をより高めることが可能である。
また、本発明の積みブロックは、合端部前面部の表面が割裂状であるので、自然石のような割肌を創りだすことが可能となる。さらに、表面の凹凸は、光の反射を抑えて光の強さを和らげ、明度の低減に効果を発揮する。
さらに、本発明の積みブロックを備える擁壁は、積みブロックの表面が割裂状であり、且つ、深目地を有し、更に目地幅の広い部分が存在するので、土や植物の種子等が活着しやすく、また、水みちを形成するので、植生を促進させる効果が高くなる。
また、従来の擁壁は、擁壁全面に点在する水抜き孔から排出された擁壁背後の土中の水が積みブロックの表面を通過した跡が、汚れて更に不快感を与えていたが、本発明の擁壁では、深目地に水みちができるように構成されている為、積みブロックの表面が水の通過によって汚れることもない。
さらに、本発明の積みブロックはポーラスコンクリート部を有することから、保水性を高めることができるので、積みブロックの表面の温度低減や植生への水分補強等にも有効である。
本発明の第一実施形態に係る積みブロックの一例を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの一例を示す正面図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの一例を示す背面図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの一例を示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの一例を示す底面図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの一例を示す右側面図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの一例を示す左側面図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの部分断面が示され、(a)は図4におけるB−B断面からA−A断面までを視した部分断面図、(b)はA−A断面から右方を視した右方断面図、(c)はB−B断面から左方を視した左方断面図である。 本発明の第一実施形態に係る積みブロックの変形例の一部を示す部分平面図である。 図1に示す本発明の第一実施形態に係る積みブロックを用いて構築した擁壁の正面図である。 本発明の第二実施形態に係る積みブロックの一例を示す正面図である。 本発明の第三実施形態に係る積みブロックの一例を示す左側面図である。 本発明の第四実施形態に係る積みブロックの一例を示す正面図である。 従来の積みブロックの一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る積みブロックを図面に基づいて説明する。図1〜図7は、積みブロック1の外観が示されている。なお、以下の各実施形態における説明では、図1に示されているとおり、積みブロック1のうち、前方である合端部前面部3側を正面とし、後方である控尻部5側を背面とし、正面方向と直交する方向を側面とする。また、正面視した場合の右方向および左方向を右方および左方とし、正面視した場合の高さ方向を上方および下方とする。また、合端部2の上面が含まれた平面を水平面とし、側面視した場合の面取り最深部における合端部前面部3の表面と平行な面を直立面とする(図8参照)。
図1〜図7に示されているとおり、積みブロック1は、合端部2と、この合端部2の正面に設けられた合端部前面部3と、合端部2の背後に設けられた控部4と、この控部4の背後に設けられると共に左右側方に張り出す凸部6を有する控尻部5とから構成されている。合端部2の層厚は35〜70mmが好ましく、また、合端部前面部3の層厚は15〜50mmが好ましく、また、積みブロック1の控長は350〜500mmが好ましい。
ここで、合端部2、合端部前面部3、控部4および控尻部5は、一体成型が好ましいが、合端部2、控部4および控尻部5を一体成型した後、合端部2の正面側に合端部前面部3を接着してもよい。なお、積みブロック1の形状は、JIS A 5371の推奨仕様D−1、および各自治体の仕様書に準拠するものとする。
図1および図2に示されているとおり、正面視して、合端部2は左右方向に長手の長方形である。この合端部2の正面は、多角形状の合端部前面部3が形成されている。合端部前面部3の表面は、割裂形状を有している。ここで、割裂形状とは、例えば、合端部前面部3の表面がハツリ処理され、または、二個の積みブロックの正面同士が一体的に形成された積みブロック連結体(図示省略)の中心部が破断装置によって破断処理されるなどにより、合端部前面部3の表面が割肌状となったものである。したがって、合端部前面部3の表面の縁辺7は、図1に示されているとおり本来直線ではないが、本発明を理解しやすくするために、図2などにおいて、適宜直線とみなして示されている。
合端部前面部3における上下左右の側面は、一部に面取りが施されたことにより、第一傾斜面10,10a,10bおよび第二傾斜面20,20a,20b,20cが形成されている。面取り幅(目地深さ)は、15〜50mmが好ましい。なお、参考までに、従来の面取り幅は15〜20mmであり、同一ブロックにおいては、すべての面取り個所の面取り幅(目地幅深さ)は同じである。
合端部前面部3の側面のうち、面取りが施されていない箇所は、合端部前面部3の側面側が傾斜していない非傾斜面40が形成されている。すなわち、非傾斜面40は、合端部2の側面と同一平面に揃っている。
合端部前面部3の側面のうち、少なくとも一つの側面は、第一傾斜面10、第二傾斜面20または非傾斜面40の三種類の側面から選択される一以上の面から形成されている。詳説すれば、合端部前面部3は、上方の側面が、一つの第一傾斜面10と二つの第二傾斜面20とから構成され、右の側面が、一つの第一傾斜面10aと一つの第二傾斜面20aとから構成され、左の側面が、一つの第一傾斜面10bと一つの第二傾斜面20bとから構成され、下方の側面が、一つの非傾斜面40と一つの第二傾斜面20cとから構成されている。
ここで、合端部前面部3の側面のうち、上方の側面について説明すれば、図1、図2および図4に示されているとおり、上方の側面は、中央に第一傾斜面10が形成され、この第一傾斜面10の右端に右方第二傾斜面21が連接され、第一傾斜面10の左端に左方第二傾斜面26が連接されている。第一傾斜面10は、合端部前面部3の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、左右方向(正面方向と直交する方向)における両端において同じである。詳説すれば、第一傾斜面10は、平坦な四角形であり、前方傾斜方向Yに向かうにつれて下方に傾斜している。すなわち、合端部2と合端部前面部3との境界である第一縁辺11と、合端部前面部3の表面の上縁である第一表面縁辺12とは、平面視および正面視して平行であり、また、第一傾斜面10の左右両端である第一右端稜線13および第一左端稜線14は、平面視および正面視して平行である。各稜線13,14は、各縁辺11,12に対して垂直である。
左右の第二傾斜面20は、合端部前面部3の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、左右方向における両端において異なっている。詳説すれば、右方第二傾斜面21は、互いに交差する二つの方向に向けて傾斜している。すなわち、右方第二傾斜面21は、前方傾斜方向Yに向かうにつれて下方に傾斜すると共に、側方傾斜方向Xに向かうにつれて下方に傾斜している。合端部2と合端部前面部3との境界である右方第二縁辺22と、合端部前面部3の表面の上縁である右方第二表面縁辺23とは、平面視して平行であると共に、正面視して右方第二表面縁辺23が右方第二縁辺22に対して傾斜している。また、右方第二傾斜面21の左端であると共に第一傾斜面10との境界である右方第二境界稜線24に対し、右方第二傾斜面21の右端である右方第二端側稜線25は、正面視および平面視して傾斜している。
左方第二傾斜面26は、右方第二傾斜面21と同様に、互いに交差する二つの方向に向けて傾斜している。すなわち、左方第二傾斜面26は、前方傾斜方向Yに向かうにつれて下方に傾斜すると共に、側方傾斜方向Xに向かうにつれて下方に傾斜している。合端部2と合端部前面部3との境界である左方第二縁辺27と、合端部前面部3の表面の上縁である左方第二表面縁辺28とは、平面視して平行であると共に、正面視して左方第二表面縁辺28が左方第二縁辺27に対して傾斜している。また、左方第二傾斜面26の右端であると共に第一傾斜面10との境界である左方第二境界稜線29に対し、左方第二傾斜面26の左端である左方第二端側稜線30は、正面視および平面視して傾斜している。
次に、図4および図8に基づいて、水平面および直立面に対する各稜線13,14,24,25,29,30のそれぞれの角度について詳説する。図8は、積みブロック1における上下方向の断面の一部が拡大されたものであり、(a)は図4におけるB−B断面からA−A断面までの間をB−B断面の切断口から右方を視した状態が示されている。(b)はA−A断面の切断口から右方を視した状態が示され、右方第二端側稜線25が透けて破線で描かれている。同様に、(c)はB−B断面の切断口から左方を視した状態が示され、左方第二端側稜線30が透けて破線で描かれている。
図8(a)に示されているとおり、第一右端稜線13が水平面となす第一右端水平傾角a、および、第一左端稜線14が水平面となす第一左端水平傾角aは、互いに同一である。ここで、各水平傾角a,aは、第一傾斜面10における正面方向の勾配として表される。換言すれば、第一傾斜面10における正面方向の勾配は、水平面に対して第一傾斜面10がどれだけ下がっているかを示すものであり、面取り幅Yに対する、直立面における高さZの割合である。すなわち、第一傾斜面10の勾配は、第一右端稜線13および第一左端稜線14において同一である。
図8(b)に示されているとおり、右方第二境界稜線24が水平面となす右方第二境界水平傾角bと、右方第二端側稜線25が水平面となす右方第二端側水平傾角bとは、互いに異なっており、右方第二端側水平傾角bの方が、右方第二境界水平傾角bよりも大きい。ここで、各水平傾角b,bは、右方第二傾斜面21における正面方向の勾配として表される。換言すれば、右方第二傾斜面21における正面方向の勾配は、水平面に対して右方第二傾斜面21がどれだけ下がっているかを示すものであり、面取り幅Yに対する、直立面における高さZおよびZの割合である。すなわち、右方第二傾斜面21の勾配は、右方第二境界稜線24と右方第二端側稜線25とで異なっている。
図8(c)に示されているとおり、左方第二境界稜線29が水平面となす左方第二境界水平傾角bと、左方第二端側稜線30が水平面となす左方第二端側水平傾角bとは、互いに異なっており、左方第二端側水平傾角bの方が、左方第二境界水平傾角bよりも大きい。ここで、各水平傾角b,bは、左方第二傾斜面26における正面方向の勾配として表される。換言すれば、左方第二傾斜面26における正面方向の勾配は、水平面に対して左方第二傾斜面26がどれだけ下がっているかを示すものであり、面取り幅Yに対する、直立面における高さZおよびZの割合である。すなわち、左方第二傾斜面26の勾配は、左方第二境界稜線29と左方第二端側稜線30とで異なっている。
なお、各水平傾角a,aは、0度<a,a<90度の範囲であれば任意である。詳説すれば、上方および下方の側面については、0度<a,a<tan−1(合端部2の高さ/面取り幅Y)であり、左方および右方の側面については、0度<a,a<tan−1(合端部2の左右の幅/面取り幅Y)である。ここで、JIS A 5371の推奨仕様D−1における表記方法に則れば、合端部2の高さとは、“面の高さ”をいい、合端部2の左右の幅とは、“面の幅”をいう。また、各水平傾角b〜bも、b≠b、b≠bであれば同様である。
一方、図4に示されているとおり、第一右端稜線13が直立面となす第一右端直立傾角θと、第一左端稜線14が直立面となす第一左端直立傾角θとは、互いに同じである。
右方第二境界稜線24が直立面となす右方第二境界直立傾角θと、右方第二端側稜線25が直立面となす右方第二端側直立傾角θとは、互いに異なっており、右方第二端側直立傾角θの方が、右方第二境界直立傾角θよりも小さい。
左方第二境界稜線29が直立面となす左方第二境界直立傾角θと、左方第二端側稜線30が直立面となす左方第二端側直立傾角θとは、互いに異なっており、左方第二端側直立傾角θの方が、左方第二境界直立傾角θよりも小さい。
なお、各直立傾角θ〜θは任意である。したがって、図9に示されている積みブロック1の変形例のとおり、各直立傾角θ,θが鋭角であると共に各直立傾角θ,θが鈍角であってもよく(図9(a)参照)、反対に、各直立傾角θ,θが鋭角であると共に各直立傾角θ,θが鈍角であってもよい。さらに、各直立傾角θ〜θがそれぞれ異なっていてもよい(図9(b)参照)。また、各直立傾角θ〜θは同一であってもよい。
図1および図2に示されているとおり、合端部前面部3の上方の側面において、隣り合う各傾斜面10,20同士の境界(第一右端稜線13、第一左端稜線14、右方第二境界稜線24、左方第二境界稜線29)は、緩やかに連接され、段差が設けられていない。すなわち、第一傾斜面10と第二傾斜面20とが隣り合う場合、第一傾斜面10の第一右端稜線13と、右方第二傾斜面21の右方第二境界稜線24とが一致する。換言すれば、第一右端稜線13(または右方第二境界稜線24)において、第一傾斜面10の第一右端水平傾角aと、右方第二傾斜面21の右方第二境界水平傾角bとが一致する(図8(b)参照)。同様に、第一傾斜面10の第一左端稜線14と、左方第二傾斜面26の左方第二境界稜線29とが一致する。換言すれば、第一左端稜線14(または左方第二境界稜線29)において、第一傾斜面10の第一左端水平傾角aと、左方第二傾斜面26の左方第二境界水平傾角bとが一致する(図8(c)参照)。この構成により、合端部前面部3の側面は、第一傾斜面10と各第二傾斜面21,26との境界に段差が形成されることなく、境界が緩やかとなり、優れたデザイン性を維持することができる。
したがって、合端部前面部3のうち、下方の側面のように、同一の側面において非傾斜面40と第二傾斜面20cとが隣り合う場合、非傾斜面40と第二傾斜面20cとの境界における水平傾角はゼロである。一方、合端部前面部3のうち、上方の側面のように、同一の側面において第二傾斜面20と第一傾斜面10とが隣り合う場合、第二傾斜面20と第一傾斜面10との境界における水平傾角は“0度<水平傾角<90度”すなわち、“0度<水平傾角<tan−1(合端部2の高さ/面取り幅Y)”となる。なお、以上のことから、非傾斜面40と第一傾斜面10とは、境界における水平傾角が相反し、境界に段差が形成されることになるため、隣り合うことはない。
以上のとおり、積みブロック1が構成されている。本発明は、上記した構成に限られず、合端部前面部のうちの一つの側面における各傾斜面の組み合わせが任意であり、また、上下左右の各面の組み合わせも任意である。すなわち、デザイン性を考慮して、第一傾斜面、第二傾斜面および非傾斜面のいずれか一つ以上を選択してなる任意の組み合わせを、合端部前面部の任意の側面に設けることができる。
したがって、例えば、合端部前面部のうち、少なくとも一つの側面に第二傾斜面が含まれる構成として、第一の側面は第一傾斜面のみ、第二の側面は第一傾斜面と第二傾斜面との組合せ、第三の側面は第二傾斜面と非傾斜面との組合せ、第四の側面は第一傾斜面の左右両側が第二傾斜面で挟まれた組合せとすることもできる。この場合、各側面における第一傾斜面の勾配は、同じでもよいし、異なっていてもよい。すなわち、第一、第二、および第四における第一傾斜面の水平傾角はいずれもaであってもよいし、または、第一の側面における第一傾斜面の水平傾角はa、第二の側面における第二傾斜面の水平傾角はa、第四の側面における第一傾斜面の水平傾角はaであってもよい。第二傾斜面の勾配(水平傾角b〜b)についても同様である。
その他、すべての側面が同一の組み合わせであってもよい。したがって、合端部前面部のすべての側面が第二傾斜面であってもよい。また、すべての側面が第一傾斜面であってもよく、この場合、少なくとも二つの第一傾斜面の勾配が互いに異なる。なお、すべての側面が非傾斜面のみからなる構成は除かれる。
上記した構成により、積みブロック1を、図10に示されているとおり敷設して擁壁面を形成すると、隣り合う積みブロック1との間の目地幅が均一ではなくなり、また深目地を有するので、陰影が強く強調され、目地も含めた擁壁面の明度が低減される。
その他、例えば、図11に示されている第二実施形態のとおり、二つの第二傾斜面220a,220bで構成された側面、第一傾斜面210aのみで構成された側面、第二傾斜面220cのみで構成された側面、非傾斜面240と第二傾斜面220dと第一傾斜面210bとから構成された側面が、上下左右において任意に組み合わさった構成とすることができる。
また、図12に示された第三実施形態のとおり、第一傾斜面310および第二傾斜面320は、正面に向けて湾曲した緩やかな円弧状であってもよい。この円弧状の部分は、傾斜面の一部であってもよいし、全部であってもよい。この構成により、多様なデザイン構成が可能となり、装飾性をより高めることが可能である。
また、図13に示された第四実施形態のとおり、第二傾斜面420aは、側方に向けて湾曲した緩やかな円弧状であってもよい。第二傾斜面420aのみならず、第二傾斜面420bやその他の各斜面410a,410b,410c,420c,420d,420eのすべて、または、いずれかが円弧状であってもよい。この円弧状の部分は、傾斜面の一部であってもよいし、全部であってもよい。
次に、上記した各実施形態において共通する構成を、第一実施形態に基づいて説明する。
積みブロック1の目地深さ(面取り幅)は、15〜50mmの範囲で任意に設定できるが、20〜50mmが好ましく、30〜40mmがより好ましい。
図1に示されているとおり、控部4は、合端部2の背後(地山側)に設けられており、他端は控尻部5と連結している。そして、控部4の形状は特に限定されるものではなく、平面視した場合の控部4の幅が、同幅、あるいは、控尻部5の側が細くなっていても構わない。また、側面視した場合の控部4の高さは、合端部2の高さと同じであってもよいし、低くても構わない。
控尻部5は、控部4の背後(地山側)に設けられている。そして、控尻部5の形状は、平面視した場合に、左右方向に凸部6を有している。凸部6の形状は特に限定されるものではなく、矩形状、台形状、円弧状など適宜選択できる。側面視した場合の控尻部5の高さは、合端部2の高さと同じであることが好ましい。同じであれば、積みブロック1を積み重ねた場合に、積みブロック1の表面の勾配が常に同一となるからである。
積みブロック1の合端部前面部3の表面は、割裂形状を有している。合端部2の表面を割裂形状にするには、例えば、表面同士が一体的に形成された積みブロック連結体(積みブロック1の表面が互いに向き合うよう一体的に形成されたもの)を、その略中央にて二つに割裂すればよい。このようにすれば、その割裂面(積みブロック1の表面)には、コンクリートの粗骨材が一般のコンクリートを用いた場合よりも多く、且つ、割れて露出する。このため、割れた骨材の大きさが不均一で、変則的な形状の凹凸を数多く有するので、粗骨材の自然な風合い(色彩)が現れて、積みブロック1に自然な風合い(色彩)を効率よく付与できる。
なお、上記表面同士が一体的に形成された積みブロック連結体において、その略中央付近をポーラスコンクリート層とすることがより好ましい。例えば、合端部前面部3のみポーラスコンクリート層、あるいは合端部前面部3と合端部2のみをポーラスコンクリート層としてもよい。なお、このことは、合端部前面部3と合端部2との境で、ポーラスコンクリート層と普通コンクリート層とを明確に区別するものではなく、ポーラスコンクリート層と普通コンクリート層とが交じり合った層があっても問題はない。
このようにすることによって、割裂面に割れた粗骨材からなる断面を最大限に露出させることができ、粗骨材のもつ自然な風合い(色彩)を更に高めることができる。これは、ポーラスコンクリート層の割裂面が粗いので光を反射しにくくなるだけでなく、陰影がつくことで目立ちにくくなり、より自然の景観に馴染みやすくなるためである。
また、積みブロック1は、全層をポーラスコンクリート製とすることもできる。なお、この場合、施工面積1m当たりのブロック質量を350kg以上とするためには、重量骨材を使用する必要がある。
次に、積みブロック1の構成材料とその配合等について説明する。積みブロック1に用いるセメントとしては、各種ポルトランドセメント、各種混合セメント、エコセメント、アルミナセメントからなる群より選ばれる1種以上を使用することができる。また、このセメントに石灰石粉末、石英粉末、石膏、シリカフュームからなる群より選ばれる1種以上を添加して使用することができる。石灰石粉末、石英粉末、石膏については、ブレーン比表面積が3000〜20000cm/gのものを内割りで50質量%以下で混合することが好ましい。
また、シリカフュームについては、BET比表面積が5〜25m/gであるのものを内割りで25質量%以下で混合することが好ましい。シリカフュームのBET比表面積は、好ましくは15〜25m/g、さらに好ましくは18〜22m/gである。該比表面積が15m/g未満の場合、セメント質硬化体の圧縮強度が低下する。該比表面積が25m/gを超える場合、セメント組成物の流動性が低下する。
積みブロック1に用いる細骨材としては、川砂、山砂、陸砂、海砂、砕砂、硅砂、天然軽量細骨材(パーライト、ヒル石等)、人工軽量細骨材、高炉スラグ細骨材、電気炉酸化スラグ細骨材等からなる群より選ばれる1種以上を使用することができる。骨材の最大粒径は、1.2mm以下、好ましくは1.0mm以下である。該最大粒径が1.2mm以下であれば、セメント質硬化体の圧縮強度が高くなる。
粗骨材としては、川砂利、海砂利、山砂利、砕石、天然軽量骨材、人工軽量骨材、石灰石粗骨材、高炉スラグ粗骨材、電気炉酸化スラグ粗骨材、再生骨材等からなる群より選ばれる1種以上を使用することができる。
重量骨材としては、例えば、磁鉄鉱、赤鉄鉱、橄欖岩、柘榴石、重晶石、針鉄鉱、褐鉄鉱、バリウム方解石、砂鉄、銅スラグ、フェロニッケルスラグ、フェロクロムスラグ、クロマイト、電気炉酸化スラグ骨材、鋼スラブ表面の溶削処理工程で発生するホットスカーフからなる重量骨材、製鋼過程で発生するダストを含む廃棄物を溶融・冷却して製造された人工石材を含む重量骨材、製鋼の圧延工程で発生するミルスケールを含む重量骨材等が好ましい例として挙げられ、これらの一種又は二種以上を使用できる。
積みブロック1に用いる水は、特に限定されるものではなく、積みブロック1の強度等の物性に悪影響を与えないものであれば使用することができる。
積みブロック1に用いる減水剤は、高性能AE減水剤、高性能減水剤、AE減水剤等からなる群より選ばれる1種以上の減水剤が挙げられる。この減水剤の種類(化合物)は、ポリカルボン酸、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、リグニンスルホン酸、これらの塩からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。中でも、セメント組成物の流動性を向上させ、セメント質硬化体の圧縮強度を高くする観点から、ポリカルボン酸系の高性能減水剤が好ましい。
本発明においては、上記材料以外に、本発明の目的を阻害しない範囲で、空気量調整剤、収縮低減剤、膨張材、顔料等を使用してもよい。
ポーラスコンクリート層の配合としては、セメント:320〜420kg/m、細骨材:90〜260kg/m、粗骨材:1400〜1800kg/m、水:65〜85kg/m、混和剤(製品の質量):3.0〜9.0kg/mが好ましい。
普通コンクリート層の配合としては、セメント:260〜320kg/m、細骨材:1000〜1300kg/m、粗骨材:800〜1000kg/m、水:90〜120kg/m、混和剤(製品の質量):0.8〜2.0kg/mが好ましい。
積みブロック1においては、即時脱型したコンクリートブロック連結体を、積算温度が2160℃・hr以上となるように保温養生を行うことが好ましい。
[実施例1]
以下の方法で、合端部の前面がポーラスコンクリート層で、他の部分が普通コンクリート層である、図1に示された積みブロック1と同様の積みブロックを制作した。
[ポーラスコンクリート層の配合]
ポーラスコンクリート層の配合は、普通ポルトランドセメント:360kg/m、水:72kg/m、粗骨材(最大寸法13mm):1645kg/m、細骨材(砕砂):225kg/m、混和剤:7.5kg/mであった。その結果、成形時空隙率は15.0%、成形時空気量は1.0%であった。
[普通コンクリート層の配合]
普通コンクリート層の配合は、普通ポルトランドセメント:280kg/m、水:105kg/m、粗骨材(最大寸法10mm):858kg/m、細骨材(山砂):1,168kg/m、混和剤:1.3kg/mであった。その結果、成形時空隙率は4.0%、成形時空気量は1.0%であった。
[ポーラスコンクリート層の割裂状の表面を有するブロックの製造]
二つの積みブロックの表面同士が一体的に形成されるコンクリートブロック連結体製造用型枠に、該型枠中央部に上記ポーラスコンクリート層の配合で示したポーラスコンクリートを、その他の部分に上記普通コンクリート層の配合で示した普通コンクリートをそれぞれ充填して、即時脱型してコンクリートブロック連結体を製造した。次に、この積みブロック連結体を30℃で3日間養生した。その後、この積みブロック連結体をその中心部でスプリッタを装備する破断装置により破断し、ポーラスコンクリート層の割裂状の表面を有する二つの積みブロックを得た。
[擁壁の構築]
積みブロック1を用いた擁壁の構築方法は、特に限定されるものではなく、通常のコンクリート製擁壁を構築する方法に従えばよい。すなわち、基礎コンクリート打設後、多数の積みブロックの合端部側面を突き合わせて並列し、積みブロックの地山側に胴込め材料を充填しながら、順次段数を積み上げて施工して行き、最後に天端コンクリートを打設すればよい。積み方としては、布積み、谷積み等いずれでもよい。
[平均明度の測定]
上記の方法で構築した擁壁について、前記「護岸ブロックの平均明度計測方法マニュアル(案)」に従って、平均明度を測定した。
その結果、平均明度は、6.0〜3.5であり、その平均値は4.0であった。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 積みブロック
2 合端部
3 合端部前面部
4 控部
5 控尻部
6 凸部
7 縁辺
10,10a〜b、210a〜b、310、410a〜c 第一傾斜面
11 第一縁辺
12 第一表面縁辺
13 第一右端稜線
14 第一左端稜線
20、20a〜c、220a〜d、320、420a〜e 第二傾斜面
21 右方第二傾斜面
22 右方第二縁辺
23 右方第二表面縁辺
24 右方第二境界稜線
25 右方第二端側稜線
26 左方第二傾斜面
27 左方第二縁辺
28 左方第二表面縁辺
29 左方第二境界稜線
30 左方第二端側稜線
40、240、440 非傾斜面
100 積みブロック
第一右端水平傾角
第一左端水平傾角
右方第二境界水平傾角
右方第二端側水平傾角
左方第二境界水平傾角
左方第二端側水平傾角
θ 第一右端直立傾角
θ 第一左端直立傾角
θ 右方第二境界直立傾角
θ 右方第二端側直立傾角
θ 左方第二境界直立傾角
θ 左方第二端側直立傾角
面取り幅
、Z、Z 高さ
、X 側方傾斜方向
、Y、Y 前方傾斜方向

Claims (11)

  1. 合端部と、該合端部正面に設けられた合端部前面部と、前記合端部背後に設けられた控部と、該控部背後に設けられた控尻部とから構成される積みブロックであって、
    前記合端部前面部の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、正面方向と直交する方向における両端において同じである第一傾斜面と、
    前記合端部前面部の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、正面方向と直交する方向における両端において異なる第二傾斜面と、
    前記合端部前面部の側面側が傾斜していない非傾斜面と、から選択される一以上の面が、正面方向と直交する方向において連接されて前記合端部前面部の少なくとも一つの側面が形成され、
    前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に前記第二傾斜面が含まれることを特徴とする積みブロック。
  2. 前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、前記第二傾斜面と前記非傾斜面とを有することを特徴とする請求項1記載の積みブロック。
  3. 前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、前記第一傾斜面と前記第二傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の積みブロック。
  4. 前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、二つの前記第二傾斜面を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の積みブロック。
  5. 前記合端部前面部の少なくとも一つの側面に、前記第一傾斜面と前記第二傾斜面と前記非傾斜面とを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の積みブロック。
  6. 合端部と、該合端部正面に設けられた合端部前面部と、前記合端部背後に設けられた控部と、該控部背後に設けられた控尻部とから構成される積みブロックであって、
    前記合端部前面部の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、正面方向と直交する方向における両端において同じである第一傾斜面と、
    前記合端部前面部の側面側が、正面に向けて傾斜しており、且つ、この傾斜の勾配が、正面方向と直交する方向における両端において異なる第二傾斜面と、
    前記合端部前面部の側面側が傾斜していない非傾斜面と、から選択される一以上の面から、前記合端部前面部の少なくとも一つの側面が形成され、
    前記合端部前面部のすべての側面が前記第一傾斜面であり、少なくとも二つの前記第一傾斜面の勾配が互いに異なることを特徴とする積みブロック。
  7. 前記第一傾斜面または前記第二傾斜面が円弧状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の積みブロック。
  8. 前記合端部前面部の表面は割裂状であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の積みブロック。
  9. 前記合端部前面部の表面はポーラスコンクリートを割裂して形成されることを特長とする請求項1から8のいずれか一項に記載の積みブロック。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の積みブロックを備えることを特徴とする擁壁。
  11. 複数の積みブロックと目地を含む擁壁の明度が6以下であることを特徴とする請求項10記載の擁壁。
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